無線ブログ集
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現在データベースには 6950 件のデータが登録されています。

2021年7月27日、オンラインで開催された国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で、「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森県、岩手県、秋田県の17遺跡)が世界文化遺産に登録された。これを記念して、北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産登録JARL特別局「8J7JOMON」と「8J8JOMON」が8月1日から12月31日まで同時に開局し、世界遺産対象遺跡が所在する地域を中心にリレー形式でPR運用を行う。なお、北海道伊達市の「北黄金貝塚」で行われた「8J8JOMON」開局式の様子をNHK北海道がニュースで伝えている。同ニュース動画は、NHK NEWS WEBで見ることができるが、公開期間が短いので早めの確認をお勧めする。

NHK北海道が記念局「8J8JOMON」の開局式の様子をニュース番組で伝えた。NHK NEWS WEBで動画を見ることができるが、公開期間が短いので早めの確認をお勧めする(NHK NEWS WEBから)
今回、ユネスコ世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、国内の世界文化遺産では20件目、世界自然遺産を含めると25件目となる。
北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産登録JARL特別局「8J7JOMON」と「8J8JOMON」は、ユネスコ世界遺産登録前から準備を進め、登録を機に8月1日からPR運用をスタート。8月1日に行った北海道側(8エリア)の記念局「8J8JOMON」の開局式の様子を、NHKが取材してニュース動画で放送。動画では、「8J8JOMON」と東北側(7エリア)の記念局「8J7JOMON」とが交信を行う様子なども紹介している。
なお、2つの記念局のPR活動の一環として、北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産登録特別局運営委員会による「縄文アワード」が発行される。ルールなど詳細は記事下の関連リンクから確認してほしい。

北海道・北東北縄文遺跡群世界遺産登録記念アワードのパンフレット(世界遺産登録前のもの)。「8J8JOMON」の運用期間が「令和4年3月31日まで」となっているが、「8J7JOMON」と同じ「令和3年12月31日まで」に修正されたという情報がある
●関連リンク:
・世界遺産登録をPR 東北と結ぶアマチュア無線の特別局開設(NHK
NEWS WEB)
・北海道・北東北縄文遺跡群世界遺産登録記念アワードパンフレット(JARL渡島檜山支部/PDF形式)
・北海道・北東北縄文遺跡群世界遺産登録記念アワード申請(JARL渡島檜山支部)
・日本の世界遺産一覧(文化庁)

日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2021年8月2日時点で、アマチュア局は「383,989局」の免許情報が登録されている。前回紹介した7月26日時点の登録数から1週間で185局ほど減少した。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2021年8月2日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「383,989局」の免許状情報が登録されていた。前回、7月26日時点のアマチュア局の登録数は「384,174局」だったので、1週間で登録数が185局ほど減少した。
また、1982(昭和57)年12月にスタートした「パーソナル無線」は、有効期限が残っている一部の局を除き2015年(平成27年)11月30日をもって使用期限を迎えたが、2021年8月2日時点のデータベースによると、パーソナル無線局として「36局」の免許情報が登録されていた。前回、7月26日時点の登録数は「40局」だったため、この間に1週間で4局が免許を失効したと思われる。
↓この記事もチェック!
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局40万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

毎年1回、市販誌をも凌駕する記事構成の会誌を刊行することで知られているBCLファンのサークル「TDXC(Totsuka DXers Circle、本部:神奈川県横浜市戸塚区)」は2021年版の会誌「PROPAGATION(プロパゲーション)第9号」を制作し、2021年8月1日からPDF版の無償頒布を開始した。今年は212ページで過去最高のボリュームを誇り、読み応えのある1冊となっている。
TDXC(Totsuka DXers Circle)は、神奈川県横浜市戸塚区周辺で遠距離受信を愛好するBCLファンのサークルとして2012年8月に設立し、来年(2022年)み10周年を迎える。2013年から毎夏に会誌「PROPAGATION」を発行し、このほど第9号(Edition 9)の制作を完了。2021年8月1日からWebサイト上でPDF版の無償公開が始まった。
サークルのメンバーが、BCLに関連したさまざまなテーマで原稿を執筆。内容も多義にわたり、合計で過去最大の212ページというボリュームは、市販のBCLムックをも凌駕する情報量だと言えるだろう。
・Contents(目次英訳)
・Greetings
・DXing activities of TDXC during the pandemic
・PROPAGATION 誌に寄せて
・特集 北山崎DXペディション・3rd
第三回北山崎ペディ~ソーシャルディスタンシング遠征DXペディション~
北山崎DXペディ記念マスクケースの製作
November 7, 2020 Kitayamazaki DX Pedition Log
November 8, 2020 Kitayamazaki DX Pedition Log
・TDXC Convention 2021 レポート
・「遠距離中波局受信で大切な7つのこと」TP-DXの経験から得たもの
・国内AM民放局がワイドFM化し NHKのAM/FMラジオが2波化するとどうなるのか?
・ROK技術倶楽部を迎撃!?インタビュー
・BCLコラム「珍局を迎え撃て!」
・一泊二日の弾丸ソロペディ ~八丈島紀行~
・国道135号線/下田にあったUltralight DXingポイント
・NHK静岡・佐久間中継局の送電線放送が東京・町田で受信出来るという話は果たして本当なのか?
~”気持ちが折れそになりながらもやりきった”全5回に渡る調査レポート~
・2020年12月と2021年6月の日食に伴う測定結果の考察 10MHz電離層観測実験報告
・R2+AF-4+ブースターでEスポDX
・FM放送受信の課題だったマルチパス除去に挑戦 airspy-fmradion開発秘話
・参考になるかどうか? 自己流でいいんです!! とっとりU42流「BCLの楽しみかた」
・蒲郡竹島レジャーペディの思い出
・OM探訪 第6回「牛尾 慎平氏」
・外部アンテナ接続 MW/SW・DXで使うTECSUN PL-330
・アクセサリー・ボードの製作とコンセプト
・最近のBCL用アイテムなどのご紹介
・TECSUN AN-200を使いこなそう -SDRや通信型受信機で使う-
・AN200+ピックアップループ試用レポート
・バーアンテナが無くてもOK 高感度ミニループを通信型ラジオで楽しもう
・AM/FMラジオ&トランスミッタの製作集 -感想文-
・復活 R-300
・はまっこラヂヲエッセイ 身の丈に合ったラジオで楽しむBCLライフ
・アラカンおっさん冒険者の中波ダンジョン探検日記
・「ラジオに夢中だったあの頃」いやいや今でも夢中です! 憧れのミスDJとのまち歩き
・ベリカードの処分の仕方
・日々の呟きから振り返るこの1年 いつも傍にはラジオがあった
・アマチュア無線機でラジオを楽しもう!アイコムIC-7300をBCLに活用
・コロナ禍でも独りぼっちじゃない!ストレート・フロム・ボックス大作戦
・普及したデジタルモードが変えたアマチュア無線のDXing FT8雑感
・私を無線に連れてって-自分の中のアマチュア無線史-
・Twitter はまっこラヂヲ通信で呟かれた140字 嬉し楽しい!珠玉のこぼれ話
・CWの魅力
・神田神保町古書店街でBCL本を探す
・ラジオ書籍レビュー「ブラック・プロパガンダ 謀略のラジオ」
・ラジオ書籍レビュー「日本時間 ?日系社会向けのラジオ番組? 北米諸国(戦前)編」
・September 22, 2020 Taitosaki DX Pedition Log
・会員だより/お詫びと訂正/とつかラジオ通信
・編集後記/TDXCからのおしらせ
以下、「PROPAGATION(プロパゲーション)」の最新号となる「第9号」の内容の一部を抜粋して紹介しよう。
会誌「PROPAGATION」はバックナンバーも含めて、同サークルのWebサイトからPDFファイルで無償ダウンロードが可能だ。
なお同サークルは来年10周年を迎えるにあたり、同誌の編集後記で「来年は DXC 設立10周年を迎えます。PROPAGATIONもEdition 10。どんな誌面になるのか、いまからワクワクしています。ご期待ください」と案内している。
●関連リンク:
・PROPAGATIONダウンロードページ(TDXC)
・PROPAGATION EDITION9(2021)(PDF形式)
・PROPAGATION Edition 9(ブログ BCL再入門)

「アマチュア無線に関する最新情報を提供し、アマチュア無線のおもしろさを伝える電子マガジンで、スポンサーメーカーだけではなく、JAIA会員各メーカーの製品情報も掲載しています」という電子Webマガジン「月刊FBニュース」。通常は“毎月1日”と“毎月15日”に記事の更新を行っているが、きょう2021年8月2日にはニュース3本のほか、「ものづくりやろう!」「おきらくゴク楽自己くんれん」「海外運用の先駆者達」「日本全国・移動運用記」など6本の記事を更新した。また英語版の「FB NEWS Worldwide」にも6本の記事が掲載されている 。
今号のニュースは「東京2020”の記念局“JA1TOKYO”運用開始」「HAMtte交信パーティー2021夏 開催」「通巻100号プレゼント当選者発表」の3本。
連載記事は6本を掲載。JH3RGD 葭谷氏の「ものづくりやろう!」は無線機のスピーカ端子から音声信号を取り出し、その信号をバンドパスフィルタに通して特定帯域の信号のみを取り出すという「音声周波数帯信号のバンドパスフィルタ」の製作を紹介している。またJF3LCH 永井氏の「おきらくゴク楽自己くんれん」は格安で入手できる直流インバーター溶接機で、移動運用で使える小型の「タイヤ踏みベース」を製作した。
またJO2ASQ 清水氏の「日本全国・移動運用記」は6月25~27日に鹿児島県の喜界島にある珍しいグリッドリケーター「PL58」からの運用をリポート。「海外運用の先駆者達」では1995年のオセアニアにおける日本人運用の2回目を紹介している。さらに「Mr.Smithとインピーダンスマッチングの話」ではアンテナと空間のインピーダンス(その2・ダイポールアンテナ)を取り上げた。
月刊FBニュース2021年8月1日号へは下記関連リンクより。次回は8月16日(月)の記事更新を予定している。
●関連リンク:
・月刊FBニュース2021年8月1日号
・FB NEWS Worldwide
・月刊FBニュース Facebookページ

「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時から再放送も行われるようになった。
2021年8月1日の第448回放送は特集が「オリンピック記念局」。過去のオリンピック・パラリンピック大会で開設されたアマチュア無線の記念局を調べてみた(札幌五輪:JA8IOC、長野五輪:8J0OGN・8J0WPG、アトランタ五輪:W4O、ギリシャ五輪:SX1A~SX9Aなど)という内容だ。
公開されたポッドキャスト音声は約45分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesかSticherのリンクからも聴くことができる。
●関連リンク: ハムのラジオ第448回の配信です

先週のアクセスランキング1位は「<戦後のハム再開から69年! 1952年のこの日、全国30局に予備免許>7月29日(木)はJARLが制定した『アマチュア無線の日』」。太平洋戦争の勃発とともに電波の発射停止を余儀なくされた日本のアマチュア無線(当時は「実験用私設無線電信無線電話」。個人が開設する施設は1941年12月時点で331局)が、1952(昭和27)年のこの日に運用再開が認められ、全国の30局に予備免許が発給されたことにちなみ、1973(昭和48)年、当時の社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)が制定した。JARLは「戦後のアマチュア無線の再開と、その後のアマチュア無線の発展にご尽力いただいた皆様方にあらためて感謝を申し上げます」とコメントを同日公表した。
続く2位は、アイコム株式会社が2021年7月、HF~50MHz帯のフラッグシップモデルである「IC-7851」の一部地域向けバージョン(おもにヨーロッパ向け)の生産を終了することとし、該当地域のディストリビューター(販売店)に連絡を行ったとするニュース。ここ数日、海外で「IC-7851の生産・販売が終了される」という情報が流れ、「国内での販売はどうなるのか?」「後継機種はハムフェアでお披露目か?」など、様々な憶測が飛び交った。hamlife.jpが独自に入手した情報によると、ヨーロッパ方面で発売されていたIC-7851は、昨年12月に施行されたヨーロッパにおける「欧州新安全規格(EN62368-1)」の規格を満たさなくなった。そのため同社は、IC-7851の一部地域向けバージョン(おもにヨーロッパ向け)の生産を終了することとし、該当地域のディストリビューター(販売店)に終了の連絡を行った模様…というのが真相のようだ。日本国内向けや米国向けなどのIC-7851は今後も生産・販売が継続される。このタイミングでの後継機種発売の情報は得られなかった。
3位は、現在開催中の「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」において、競技会場の周辺で不法電波の監視を強化するため、総務省は過去最大規模となる職員360人を派遣。会場内や周辺で不法な電波の発信がないか調べると、時事ドットコムが伝えた記事だ。同記事には「主会場となる国立競技場前で、不法電波を監視する総務省職員」という説明書きの写真が紹介されている。今回、関東総合通信局、東海総合通信局、近畿総合通信局では、「重要無線通信妨害対策実施本部」を設置。電波発射源からの方位等を測定して、その位置等を特定する電波監視システム「DEURAS:DEtect Unlicensed RAdio Stations(デューラス)」などを活用して、混信、電波妨害など24時間対応で電波監視体制を強化。また、大手動画共有サイトのYouTube「関東総合通信局公式チャンネル」では、「電波監視Gメンの育成」と題した、大会成功を目指して若手電波監視要員の育成の様子を紹介する動画が話題になっている。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<戦後のハム再開から69年! 1952年のこの日、全国30局に予備免許>7月29日(木)はJARLが制定した「アマチュア無線の日」
2)<東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会>総務省が電波監視Gメンなど360人を派遣、競技会場の周辺で不法電波の監視強化へ
3)【独自】<日本や米国向けなどは今後も継続>アイコム、英国など一部地域向けの「IC-7851」の生産を終了
4)<テーマは“よみがえるアマ無線”>朝日新聞、水曜日の連載「専門誌に聞け」コーナーで「CQ ham radio」誌を紹介
5)<IC-705に初対応>アイコム、iPhone/iPadなどのiOS端末に対応したD-STARアプリ「RS-MS1I」を更新
6)<社長の木下重博氏(JA8CCL)急逝のため>エレクトロデザイン株式会社、7月9日をもって「廃業」を告知
7)<販売会社による再検討の請願を却下>FCC(米国連邦通信委員会)、危険なドローン送信機を販売した会社に286万ドル(約3億円)の罰金
8)<交信有効期間は7月29日(木)から9月26日(日)まで>JARD、今年で最後の「原 昌三(JA1AN)メモリアルアワード2021」(JAIAアワード継承)を開催
9)<サフィックスに「FTDMC」や「FTDM」が付く>デジタル文字通信「FT8モード」の4周年を祝う記念局、各国から8月2日~15日にオンエアー
10)【速報】<7月16日に行われた開局セレモニーの模様>東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念 アマチュア無線記念局「JA1TOKYO」オンエアー開始

アマチュア無線業務日誌のフリーソフトとして、多くの無線家に愛用されている「Turbo
HAMLOG(通称「ハムログ」)」。今回、2021年7月31日にそのWindows版の最新バージョンとして「Ver5.32c」が公開された。前回の「Ver5.32b」の公開が6月5日だったので、約2か月後のアップデートとなる。
JG1MOU・浜田氏が制作している「ハムログ」はフリーソフトであることはもちろん、直感的な操作性などで愛好者も多い。今回、そのハムログのメジャーアップデートが2021年7月31日に公開された。
今回更新された内容は以下のとおり(同Webサイトから)。
Ver5.33 2021/7/31
・JT-Get’sに[CQのみ]表示させる機能を追加。Tnx JI1ILB
・JT-Get’sの設定で[即QSOデータを登録]を追加。
・JT-Get’sの設定に[時刻同期]ボタンを追加。簡易時刻合わせ機能です。
・数値編集のUIを以前のものに戻した。
・QSL印刷のMode検索で、FMとC4FMが混在してしまうので修正。
●関連リンク:
・Turbo HAMLOG/Win Ver5.33
・Turbo HAMLOGホームページ

日本における、2021年7月31日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。 1エリア(関東管内)の関東総合通信局から、7月に入って4回目の更新発表があった。なお、1エリアはJK1のサフィックスファーストレター「H」が終了し、「I」へ割り当てが移っている。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
↓この記事もチェック!
<総務省のデータベース「無線局等情報検索」で判明>7エリア(東北管内)、令和3(2021)年1月28日付で「JQ7AAA」を発給
<令和3(2021)年1月20日発給分から>6エリア(九州管内)、「JE6」のプリフィックスが終了し「JF6AAA(二巡目)」からの割り当て開始
●関連リンク:
・JQ7の割り当てに突入(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・The Enigma of Japanese Call Sign System(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

アイコム株式会社は2021年7 月30日、iPhoneやiPadなどのiOS端末に対応したD-STARアプリ「RS-MS1I」の新バージョン1.20を公開し、新たにIC-705に対応したことを発表した。IC-705やID-52に標準装備されているBluetooth機能を使ってiOS端末と接続して画像伝送、テキストの送受信、相手局や自局の位置をマップ上に表示、無線機の各種操作などが楽しめる。なお同アプリはオプションのBluetoothユニット(UT-137)を搭載したID-4100/Dでも使用できる。ダウンロードはApp Storeから無償で行える。
RS-MS1IはD-STAR対応の無線機の機能を拡張するアプリで、同社によると「iPhone/iPadから無線機が持つ機能の一部を操作できるようになるだけではなく、D-STAR運用での操作性と利便性を格段に向上させることができます」という。主な特徴は次のとおり。
<主な特徴>
◆画像伝送
iOS端末に保存した画像の送受信が可能です。運用場所やリグの画像を送ったりすることで画像を見ながらQSOが楽しめ、よりいっそう会話が弾みます。別のアプリと組み合わせて使えば画像にメッセージを書き込んだり、デコレーションして送信することも可能です。
◆テキストの送受信
ひらがな、カタカナはもちろん、漢字を使ってテキストを作成、送信することができます。チャットのように使ったり、iOS端末上のテキストを送る際にも便利な機能です。iOS端末のキーボードを使用できるので、大きな画面でテキストを素早く作成し、送信できます。
◆DR機能による無線機の各種操作
対応する無線機が持つDR機能の一部をiOS端末から操作することが可能です。IC-705、ID-52、ID-4100/Dならさらに、PTT付きBluetoothヘッドセットVS-3と組み合わせることで、無線機から離れた場所で通信することもできます。
◆地図から無線機の設定も可能
地図上に表示されるレピータやD-PRS局をタップするだけで、DR機能を使って無線機を簡単に設定することができます。また、JARLの管理サーバー等、外部サイトへの連携も可能なので情報検索も簡単にできます。
◆地図連携機能
地図上に自局や受信した相手局の情報を表示できます。もちろんDV/FMレピータ局も表示できるので、現在地とレピータの位置関係の把握も簡単です。
◆レピータリスト、相手局メモリ、受信履歴のインポートとエクスポートが可能
自分好みにカスタマイズしたレピータリストをPCからアプリにインポートしたり、受信履歴をPCにエクスポートすることができます。また、インターネット上に公開されているレピータリストをアプリにインポートすることも可能です(別途iTunesが必要)。
◆レピータリストビューワー機能
レピータの名称や周波数、コールサインを見ることができます。レピータリストビューワー機能を使って情報を見ながら無線機の設定が可能です。
<動作環境> iOS12以降、iPad OS13以降
<対応無線機(2021年7月現在)>
・ID-4100シリーズ + Bluetoothユニット(UT-137)
・ID-52(RS-MS1I Ver.1.10 以上で対応)
・IC-705(RS-MS1I Ver.1.2.0 以上で対応)
<RS-MS1I機能対応表>
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・RS-MS1I製品情報(アイコム)
・RS-MS1I(App Store)

アイコム株式会社は2021年7月、HF~50MHz帯のフラッグシップモデルである「IC-7851」の一部地域向けバージョン(おもにヨーロッパ向け)の生産を終了することとし、該当地域のディストリビューター(販売店)に連絡を行った模様だ。日本国内向けや米国向けなどのIC-7851は今後も生産・販売が継続される。
アイコムのIC-7851は「ハムフェア2014」会場で発表された同社50周年記念限定モデル「IC-7850」の量産バージョンとして、2014年末に発売が始まった。受信部はSDRではなくアップコンバージョン方式のスーパーヘテロダイン(第1IFは64MHz帯、1.2kHzの狭帯域ルーフィングフィルタを装備)、純度が高くノイズ極小の局発、送信出力は最大200Wで高周波成分を含まない共振型(正弦波)スイッチング電源の内蔵など、アマチュア無線機として最高峰の技術で作られ、現在も国内外のOMハムなどに多数愛用されている。
しかしここ数日、海外で「IC-7851の生産・販売が終了される」という噂が流れている。現在も最高ランクのスペックを誇り、開発には長い時間と莫大な費用が掛かるフラッグシップモデルが、発売開始からわずか6年半で終了というのは信じがたく、その噂の確認と情報収集に務めてみた。
hamlife.jpが独自に入手した情報によると、ヨーロッパ方面で発売されていたIC-7851は、昨年12月に施行されたヨーロッパにおける「欧州新安全規格(EN62368-1)」の規格を満たさなくなった。そのため同社は、IC-7851の一部地域向けバージョン(おもにヨーロッパ向け)の生産を終了することとし、該当地域のディストリビューター(販売店)に終了の連絡を行った模様…というのが真相のようだ。
一方、このレギュレーション変更の影響を受けない「日本向け」や「米国向け」などのIC-7851は、今後も生産・販売が継続されるという。今回さまざまな方面に情報収集を行ったが、得られたのは、この“一部地域向けバージョンの終了”というアナウンスのみで、「IC-7851の後継機種」に関する話はまったく聞こえてこなかった。
※EN62368-1:人体への傷害を防ぐ「ハザード・ベース・セーフティ・エンジニアリング(HBSE)」という概念をもとに開発されている、新しい製品安全規格のこと。
●関連リンク:
・Product Discontinuation:IC-7851 HF All Band
Transceiver(QRZnow.com)
・IC-7851製品情報(アイコム)
・新・製品安全規格「IEC 62368-1」の動向と移行方法(EDN Japan
2016年掲載記事)