ホーム >> 無線ブログ集 >> hamlife.jp

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

リンク 単体表示


link hamlife.jp hamlife.jp (2024/10/18 23:35:31)

現在データベースには 5990 件のデータが登録されています。

feed <特集は「地球帰還記念!おかえり はやぶさ2」>誠文堂新光社が月刊誌「子供の科学」2020年12月号を刊行 (2020/11/9 15:30:32)

株式会社誠文堂新光社は2020年11月10日(火)に月刊誌「子供の科学」2020年12月号を刊行する。今号は特集が「地球帰還記念!おかえり はやぶさ2」、さらに「2020年ノーベル賞はこれだ」「人工知能(AI)が今できること」といった記事も掲載。別冊付録として「小惑星探査すごろく」がついてくる。価格は700円(税別)。

 

 

「子供の科学」2020年12月号表紙

 

 

 hamlife.jpでは、趣味(hobby)としての「無線」に関連した雑誌や書籍の刊行情報も紹介している。誠文堂新光社が刊行している月刊誌「子供の科学」は、大正13(1924)年9月の創刊という老舗雑誌だ。同誌が2015年に行った読者(小中学生が中心)アンケートによると、取ってみたい資格の第1位が「アマチュア無線」という結果になり、アマチュア無線界からも注目されている。

 

 また同誌は今年3月、「子供に科学の楽しさを96年間伝え続け、日本の理系親子が絶大の信頼を寄せている」として、日本の文化活動に著しく貢献した人物・グループに対して贈呈される吉川英治文化賞を受賞した。

 

 通巻1016号となる2020年12月号は特集が「地球帰還記念!おかえり はやぶさ2」、さらに「2020年ノーベル賞はこれだ」「人工知能(AI)が今できること」「子供の科学2020年総索引」といった記事も掲載。また電子工作の「ポケデン」コーナーではフルカラーLEDを使ったイルミネーションランプ「カンタンイルミ」を製作している。

 

 なお今号には情報コーナー「KoKaScramble」も含めてアマチュア無線関連の記事は掲載されていない。

 

 

 同誌の購入は下記に掲載したAmazonリンクから可能だ。

 

 

 

 

●関連リンク: コカねっと!(誠文堂新光社)

 

 

 


feed <総務省の最新データベース>無線局等情報検索(11月9日時点)、アマチュア局は1週間で395局(約56局/日)減少し「390,765局」 (2020/11/9 12:25:43)

日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2020年11月9日時点で、アマチュア局は「390,765局」の免許情報が登録されている。前回紹介した2020年11月2日時点の登録数から1週間で395局ほど減少した。

 

 

 

 総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。

 

 その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。

 

 今回、2020年11月9日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「390,765局」の免許状情報が登録されていた。前回、2020年11月2日時点のアマチュア局の登録数は「391,160局」だったので、1週間で登録数が395局ほど減少した。

 

 なお、1982(昭和57)年12月にスタートした「パーソナル無線」は、有効期限が残っている一部の局を除き2015年(平成27年)11月30日をもって使用期限を迎えたが、2020年11月9日時点のデータベースによると、パーソナル無線局として「243局」の免許情報が登録されていた。前回、2020年11月2日時点の登録数は「244局」だったため、この間に1週間で1局が免許を失効したと思われる。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

 

<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映

 

<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた

 

<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!

 

 

 

 

2019年1月7日からWebサイトのデザインと仕様が変更された総務省が提供する「無線局等情報検索」サービス

例えば一般社団法人 日本アマチュア無線の中央局「JA1RL」で検索すると、「移動しない局」(左)と「移動する局」(右)の2つの免許状情報が表れる

 

 

●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省 許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局40万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 


feed <無線機本体を傾斜を付けて設置可能>神奈川ハムセンターのオリジナル商品、アイコムIC-705用のステンレス製アンテナ基台「MK-75」 (2020/11/9 12:05:39)

神奈川横浜市港南区の有限会社 神奈川ハムセンターは、アイコム株式会社から発売されている人気のHF/50/144/430MHz帯オールモードポータブル機「IC-705」へ簡単に取り付けられるステンレス製アンテナ基台「MK-75」をオリジナル商品として開発・製造し販売している。販売価格は5,000円(税込み)で国内向け送料は無料。IC-705にアンテナを接続する際にL型コネクターによる信号の減衰が話題だが( 2020年10月15日記事 )、本製品にはRG-58/U同軸ケーブルにBNC型コネクターとM型コネクターが両端に付いていて、蝶ねじによる基台の角度調整により無線機本体を傾斜を付けて設置可能という工夫が随所に見られるアイデア商品だ。

 

 

神奈川ハムセンターのオリジナル商品、IC-705用のステンレス製アンテナ基台「MK-75」

 

 

 アンテナ基台「MK-75」を販売する神奈川ハムセンターの三木さんによると、「IC-705本体のコネクター端子はBNC型なので、直接アンテナを取り付けりには強度不足が気になりました。せっかくのポータブル機、なんとかM型コネクターのアンテナを無線機本体に取り付けられないかと考えた結果、同軸ケーブルを利用して角度が付けられる基台を思いついたのがMK-75のアイデアです」「接続ケーブルは、不良を考えると自作で作るのが私のポリシーなのでトライしました」と、開発の経緯を説明してくれた。

 

 基台自体はステンレス製でさびにくく、蝶ねじを使うことで角度調整も用意に行える。移動運用にもってこいのアイテムだろう。

 

 

蝶ねじを使うことで角度調整も用意に行える。脱着も用意で移動運用に最適なアイテムと言えるだろう

 

 

 詳しくは、記事下の関連リンクから確認してほしい。

 

 

(有)神奈川ハムセンター
〒234-0054 横浜市港南区港南台3-24-16
TEL/FAX:045-831-3671
営業時間:10:00~18:00(定休日:毎週水曜日)

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<IC-705の受信感度低下の正体はL型BNCコネクターか?>「月刊FBニュース」、9本の連載とニュース2本をきょう公開

 

 

 

●関連リンク: 有限会社 神奈川ハムセンター

 

 

 


feed <ソーシャルディスタンス確保に対応>「ARRL DXコンテスト」に参加するマルチオペレーター局のためのガイドラインを発表 (2020/11/9 11:30:37)

米国のアマチュア無線連盟であるARRLはこのほど、主催する世界的なDXコンテスト「ARRL DXコンテスト」(CWおよびPhone部門)に参加するマルチオペレーター局のためのガイドラインを公表した。世界的なパンデミックが続く中、マルチオペレーターで同コンテストに参加する局は、地域におけるソーシャルディスタンスのガイドラインを順守すると従来のような運用ができない可能性がある。そこでマルチオペレーターのコンテスト局がチームとして参加できるようにするため、一時的な便宜を図ることにしたというものだ。

 

 

 

 

 ARRLが発表したガイドラインは次のとおり。

 

・チームメンバーは、マルチオペレーターのコンテスト局と連携してホームステーション(自宅)から運用操作ができる。

 

・チームメンバーのホームステーションは、マルチオペレーターのコンテスト局から半径100km以内に位置すること。

 

・チームメンバーのホームステーションは、マルチオペレーターのコンテスト局と同じDXCCエンティティ内に配置する必要がある(米国とカナダの局の場合、チームメンバー局は同じ米国の州またはカナダの州にあること)。

 

・すべてのチームメンバー局は、コンテスト期間中、マルチオペレーターのコンテスト局と同じコールサインを使用せねばならず、コンテストの期間中は、マルチオペレーターコンテスト局としてナンバーを交換すること。

 

・すべてのチームメンバー局が共通のログを使用するために、ロギングソフトウェアをネットワーク化していること。

 

・それぞれのオペレーターは、個人のコールサインまたは他のコールサインを使用して、マルチオペレーターコンテスト局または他のチームメンバー局を運用することはできない。

 

・バンド変更やバンド上のコンテストナンバー送信など、マルチオペレーターのルールのすべてが引き続き適用される。詳細はコンテスト規約全体を参照すること。

 

・チームは、バンドの割り当てを決定およびコントロールし、すべてのバンドで一度に1つのチーム局のみの送信となるようにする必要がある。

 

・マルチオペレーターコンテスト局については、安全を維持しつつ、定員以下のスタッフを配置することができるため、ホーム局のチームメンバーとコンテスト局のチームメンバーの組み合わせで操作することが許可される。

 

 ARRL DXコンテストは、CWが2月の最初の週末(2021年2月20日から21日)に開催。電話(Phone)は、3月の最初の週末(2021年3月6日から7日)に開催される。(ARRLニュース 2020年10月22日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )

 

 

 

●関連リンク: Guidelines Issued for ARRL DX Contest Multioperator Stations(ARRL NEWS)

 

 

 


feed <特集は「運営側から見たeQSL」>「ハムのラジオ」第410回放送をポッドキャストで公開 (2020/11/9 8:30:36)

「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時から再放送も行われるようになった。

 

 

 2020年11月8日の第410回放送は「運営側から見たeQSL」。国際的な電子QSLシステムとして知られるeQSL(世界の約31.7万局が利用登録)のボードメンバーであるJH4PHW 坂井氏に、JA各局がeQSLを利用するにあたり間違いやすいところやeQSLの楽しい利用法などをインタビューした。

 

 公開されたポッドキャスト音声は約51分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesか、Sticherのリンクからも聴くことができる。

 

 なお「ハムのラジオ」は、地上波としては千葉県成田市のラジオ成田で毎週日曜日の21時に放送されているが、2020年4月6日からは毎週月曜日の13時に前日の再放送も開始された。

 

 

 

●関連リンク: ハムのラジオ第410回の配信です

 

 

 


feed 正式発表! 八重洲無線、 HF/50MHz帯トランシーバー「FTDX10シリーズ」12月に国内発売へ--11月1日(日)~11月7日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 (2020/11/8 9:30:55)

先週のアクセスランキング1位は、八重洲無線株式会社が、HF/50MHz帯オールモードトランシーバー「FTDX10シリーズ」を日本国内でも12月に発売することを発表したニュース。前回のアクセスランキングで1位、今回のランキングでも2位となった記事で、同モデルを海外市場に投入することを複数の海外販売店とメディアが伝えたことをすでに紹介しているが、満を持して国内仕様のモデルが投入される。さらにさらに6位にも関連記事がランクイン! 「FTDX10シリーズ」発売への関心の高さがうかがえる結果となった。

 

 

八重洲無線のFTDX10シリーズ(国内向け製品資料より)

 

 

 続く3位は「<IC-705予約者に贈呈された『オリジナル缶入り煎餅』>その空き缶を再利用した『手動QRPアンテナ・チューナー』組み込み製作記」。発売前から大きな話題になっていたアイコム株式会社のHF/50/144/430MHz帯オールモードポータブル機「IC-705」。発売前に同モデルを予約者を対象として「IC-705オリジナル缶入り煎餅(せんべい)」をプレゼントするキャンペーンが実施されたことを覚えているだろうか( 2020年1月23日記事 )。その煎餅の空き缶を再利用して「手動QRPアンテナ・チューナー」を組み込んだJJ1LFO 池田氏が、自身のブログで製作記を紹介。「なかなかの出来だと悦に入っております」と、自信作を公開している。

 

 

池田氏(JJ1LFO)が製作した「手動QRPアンテナ・チューナー」

 

 

 4位は、CQ出版株式会社が2020年11月1日(日)から12月25日(金)まで「アマチュア無線家応援キャンペーン2020」を開催しているという情報だ。期間中にキャンペーン特設サイトから同社のアマチュア無線関連商品や関連書籍・雑誌などを購入すると、もれなくCQ ham radioオリジナルステッカーがプレゼントされるほか、モールス商品(パドル、電鍵、練習機などの単品)やアンテナ関連商品は特別割引が受けられる。さらに購入金額に応じてさまざまなノベルティがプレゼントされる。同社では、「例年は、ハムフェア会場だけで特別割引をしていましたが,今年は期間限定で特別価格を実施します(※モールス通信セット商品はキャンペーン対象外)」と案内を行っている。

 

 

CQ出版社のキャンペーン特設サイト

 

 

 

※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。

 

 

1)<12月発売予定、税別価格は198,000円>八重洲無線、HF/50MHz帯トランシーバー「FTDX10シリーズ」を国内でも正式発表

 

2)<ハイブリッドSDR構成の100W機>八重洲無線、海外でHF~50MHz帯のオールモード機「FTDX10」を発表へ

 

3)<IC-705予約者に贈呈された「オリジナル缶入り煎餅」>その空き缶を再利用した「手動QRPアンテナ・チューナー」組み込み製作記

 

4)<スペシャルプレゼントや特別割引あり!>CQ出版社、12月25日まで「アマチュア無線家応援キャンペーン2020」開催

 

5)<Masaco(JH1CBX)が無線従事者国家試験を行う「日本無線協会」を訪問>「月刊FBニュース」2020年11月1日号きょう公開

 

6)<新製品「FTDX10シリーズ」も認証取得>八重洲無線が「FT-857シリーズ」の技適を従来と同じ番号で再取得、1.8MHz帯SSBの運用が容易に

 

7)<再び1,000局以上/月の減少ペースで推移>総務省が2020年9月末のアマチュア局数を公表、前月より1,065局少ない39万1,938局

 

8)<ALL JA/6D/FD/全市全郡の4大コンテストに対応>JARL、コンテスト参加局データベースと参加証(PDF)ダウンロードサービスを開始

 

9)<特小、デジコミ、デジ簡機で実験>アルインコ、通信距離テストの様子を収めたシリーズ動画6本をYouTubeで公開

 

10)<11月5日から2021年1月11日まで>総務省、「総務省 電波利用 電子申請・届出システムLite」ユーザビリティアンケート調査を実施

 

 

 


feed <「ジャンボリー・オン・ジ・エア(JOTA)」でスカウトたちが体験運用>ボーイスカウト日本連盟に設置された“体験局+記念局”の「8J1JOTA」運用リポート (2020/11/7 11:30:55)

アマチュア無線を通じてスカウトが知識と友情を深め合う公式国際行事「ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020(JOTA 2020)」が、2020年10月16日から18日まで全世界で開催された。この行事に合わせて日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ(JA1YSS)は、公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟のスカウト会館(東京都杉並区)に“臨時体験局+記念局”のダブル免許を受けた「8J1JOTA」を開設し、多数のスカウトらが体験運用を行った。その詳しい運用リポートが関係者から届いたので紹介しよう。

 

 

こちらの記事も参考に(2020年10月6日掲載)↓
<日本初 “体験局+記念局” のダブル免許>日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブが「ジャンボリー・オン・ジ・エアー 2020」に合わせて「8J1JOTA」を運用

 

 

「ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020(JOTA 2020)」の公式ロゴ

8J1JOTAのQSLカード

 

 

★体験局+記念局として免許された「8J1JOTA」を設置、スカウトと指導者に体験運用を実施

 

 10月17日から18日まで ボーイスカウトのアマチュア無線プログラムの一つである「ジャンボリー・オン・ジ・エア(JOTA)」に参加する目的のイベントとして、ボーイスカウト日本連盟に設置された「JOTA-JOTI Plaza 2020」に 体験局と記念局として免許された8J1JOTAを設置し、スカウト及び指導者に体験運用を実施しました。

 

 ジャンボリー・オン・ジ・エア(JOTA)は世界スカウト機構が主催する公式国際行事で、スカウトがアマチュア無線行事に参加し、電波を通じて国内各地や外国のスカウト仲間と交信し、お互いを理解し、知識と友情を深めることを目的としています。1957年にイギリスで行われた「第9回世界ジャンボリー(スカウティング50周年記念ジュビリージャンボリー)」で、アマチュア無線のプログラムが提供されたのが始まりで、毎年10月の第3金曜日~日曜日の72時間にわたって運用されます。

 

 体験局は、ワイヤレスIoT人材育成を目的に、2020年4月に省令改正、告示等が行われ、有資格者の指揮下で、資格を持たない人がアマチュア無線の体験交信を行うことができる無線局を開設できるとした制度です。すでに、8J1YAA、8J1YAB、8J2YAA、8J3YAAなどが免許されて体験運用を各地域で行っていますが、8J1JOTAは“特別局および記念局と同一のコールサインの体験局”として免許されております。この体系と同じ局にはJARL関東地方本部の8J1JARLがあります。

 

 今回の参加者は感染症防止として、事前申し込みで人数を調整し7グループに分け、スカウト会館内で“密”にならないように、入り口での検温、マスク着用、手洗いの徹底を行い実施しました。参加者はスカウト38名、指導者27名が参加し、2日間で延べ体験交信数は83交信でした。残念ながら、運動会やほかの学校行事で参加を取りやめたスカウトの団もありました。

 

会場となった公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟の「スカウト会館」(東京都杉並区)

参加者は新型コロナウイルスの感染防止対策を取ってから入場

 

 このイベントのプログラムは120分で構成されており、受付を済ませた後 モールス符号の体験、アマチュア無線の紹介(身近に使われている電波や通信方法)そして体験局の運用を行いました。アマチュア無線の紹介の前に覚えたてのモールス符号を打鍵して、「○○くん、△△さんですね」と返事をしてあげると、自分のモールス符号が通じたことにスカウトの子供たちは大喜びでした。

 

モールス符号も体験

 

 その後、アマチュア無線や電波について紹介し、ビデオをみてアマチュア無線について勉強し、これから行う体験局の際の注意することを説明しました。シンプルなことですが まず運用席に座ったら深呼吸をし、今回はマスクをしているので、大きな声ではっきりと話すことなどを伝え、体験局の担当者へ引き継ぎました。子供たちは参加する前に、アルファベットと和文通話表で自分の名前は言えるよう勉強してきていました。

 

「アマチュア無線と体験局」について説明を受ける参加者たち

 

 緊張の面持ちで体験局の前に進み、体験局の担当から体験局の注意事項の説明を行い、無線機の前に一人ずつ座ります。今回の体験者の運用では受信がしやすいようにFM波かデジタルモード(D-STAR、WIRES-X)で交信を行いました。緊張の面持ちで皆さんスタートしますが、交信が進んで少し緊張が解けてくると、だんだんと声が弾んで交信していました。

 

体験局の注意事項の説明を聞いて、無線機の前に一人ずつ座る

少し緊張しながらアマチュア無線交信を体験

 

 18日にはXV9OK(ベトナム 岡田さん)との交信や、南極昭和基地の8J1RL(オペレーターは第61次南極地域観測隊のJA1AGS 山本隊員)との交信もありました。ベトナムから応答のあった時にはスカウトの座る無線機の前には世界地図がなかったので慌てて持ってきて、地図で「ここですよ!」と指して説明を補足しました。

 

 また“資格は取得したけど、まだアマチュア無線の運用は実際にやったことはない”あるいは“まだ慣れていない”という有資格者のスカウトは、脇でサポートを受けながら、記念局として通常の無線運用を行いました。また、毎年JOTAに参加しているスカウトは、今回初めてSSB運用にも挑戦しました。今まで聞いていたFMでの信号との違いに戸惑いながらも、交信に慣れたスカウトに補助をしてもらいながら、頑張って交信を行っていました。

 

 ところでボーイスカウトには、専門的な技能を身に着けた証として「技能章」と呼ばれる章が授与されます。アマチュア無線を使った技能章(無線通信章)もあり、取得条件として次の項目があります。

 

59.無線通信章-技能章
・アマチュア無線技士の資格があること。
・和文通話表により、電文を送話できるとともに、欧文通話表を用いてアルファベットを言えること。
・国内10局以上の交信記録と交信証(QSLカード)5枚以上を提示すること。
 ※社団局発行のカードには、従事者名(オペレーター)が明記されていること。
https://www.scout.or.jp/member/skill-musen-tsushin/

 

 有資格者のスカウトは、この技能章取得を目指しました。なお、今回の運用で取得要件に達したスカウトもいます。今後もアマチュア無線運用をして、さらなる技能向上に期待したいと思います。

 

技能章(無線通信章)の布製ワッペンの見本

 

 

★お礼とご案内
 今回の体験局運用では、第61次南極地域観測隊の山本隊員(JA1AGS)のご厚意により、南極昭和基地8J1RLと交信することもできました。また、海外(XV9KO 岡田さん)との交信もサプライズとなりました。今回のイベントに際しまして、応答していただきました国内外のアマチュア無線家の皆様並びにこの運用を見守っていただきました多くのアマチュア無線家の皆様に厚くお礼申し上げます。

 

 なお、開催期間中に全国各地のスカウト局と交信をいただきました皆様には、「一般向け参加証」がダウンロードできます。Webダウンロードは下記のアンケート回答後にURLが表示されますので、アクセスを宜しくお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe1eRnP2DK2orCB1gha83ZeXFvBfbwdm0ccxNCT84UFNyWY2A/viewform

 

 

スカウト局と交信した一般局にWebで発行する参加証(見本)

 

 

 

●関連リンク:
・ジャンボリー・オン・ジ・エア 2020実施要領 PDF(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・JOTA-JOTI2020(公益社団法人 ボーイスカウト日本連盟)
・Jamboree on the Air – Jamboree on the Internet(世界スカウト機構)

 

 

 


feed 関東、沖縄、北海道で更新。8エリアはJM8の1stレターが「P」から「Q」へ--2020年11月7日時点における国内アマチュア無線局のコールサイン発給状況 (2020/11/7 9:30:47)

日本における、2020年11月7日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。11月に入って、新たに1エリア(関東管内)の関東総合通信局、6エリア(四国管内)の沖縄総合通信事務所、8エリア(北海道管内)の北海道総合通信局のそれぞれからコールサイン発給状況の更新発表があった。8エリアはJM8のサフィックスファーストレター「P」が終了し、「Q」へ割り当てが移っている。

 

 

 

 各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。

 

 

 

 

 ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。

 

 その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。

 

 さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。

 

 また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。

 

 しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。

 

 このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。

 

 

 

●関連リンク:
・The Enigma of Japanese Call Sign System
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?

 

 

 


feed <岐阜県岐阜市・県道77号線で>東海総合通信局、岐阜県岐阜北警察署と共同で不法無線局の取り締まりを実施しミキサー車運転手を摘発 (2020/11/6 18:30:42)

11月5日、東海総合通信局は岐阜県岐阜北警察署とともに岐阜県岐阜市の県道77号線おいて車両に開設した不法無線局の取り締まりを実施し、自己の運転するミキサー車にアマチュア無線機を設置し、不法な無線局を開設していた運転手1名を電波法違反容疑で摘発した。

 

 

「令和2年度電波利用環境保護活動用」のPRポスターに、元グラビアアイドルで現在は女優やタレントとして活躍している「壇蜜」が起用された

 

 

 

東海合通信局が発表した内容は次のとおり。

 

 

  総務省東海総合通信局は、11月5日、岐阜県岐阜北警察署と、携帯電話、消防・救急無線、鉄道用無線などへの妨害原因となる不法無線局の取り締まりを実施し、不法無線局の開設者1名を電波法違反容疑で摘発しました。

 

1.実施日時・場所
 令和2年11月5日(木)、岐阜県岐阜市の県道77号線において実施しました。

 

2.概要
 不法無線局を開設していたミキサー車運転手1名を電波法第4条違反容疑で摘発しました。

 

被疑者: 岐阜県関市在住の男性(77歳)
容疑の概要: 自己の運転するミキサー車にアマチュア無線用の無線機を設置し、不法な無線局を開設した。

 

 

共同取り締まりの様子

 

 

設置されていた無線設備

 

 

3.適用条文

 

(1)電波法第4条(無線局の開設)
「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下省略)」

 

(2)電波法第110条(罰則)
「次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
~第4条の規定による免許がないのに、無線局を開設した者(一部略)」

 

 

 

 東海総合通信局は「電波利用環境保護のため、今後も捜査機関と共同で、不法無線局の取り締まりりを厳しく行うとともに、無線設備販売業者等への適切な指導など、不法無線局対策に努めてまいります」と説明している。

 

 

 

 

●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

●関連リンク: 東海総合通信局 不法無線局の開設者1名を電波法違反容疑で摘発<岐阜県岐阜北警察署と共同取締りを実施>

 

 

 


feed <「8J」「8N」で始まるコールサイン>2020年11月に運用されるJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局に関する情報 (2020/11/6 18:00:11)

2020年11月に運用が予定されているJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局に関する情報を紹介しよう。なお、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、全国各地で人が集まるイベントの中止が続いているが、それにともない記念局の運用計画も大きく変わっているので注意してほしい。

 

 

 

●2020年11月に運用されるJARL特別記念局、JARL特別局、JARL以外の記念局、臨時局

 

 

 上記リストは2020年11月6日現在で有効な無線局免許のある記念局等を抜粋したもの。名称の後のカッコ内の記号は、1:JARL特別記念局、2:JARL特別局、N:JARL以外の記念局、A:ARISS局、E:体験局を意味する。なおこれらの局の違いについては、8j-station.infoの「記念局・臨時局とは」を参考にするとわかりやすい。

 

 

 

●関連リンク:
・8j-station.info
・特別局及び特別記念局の開設基準(PDF形式/JARL Web)
・JARL特別局または特別記念局を開設するには…(JARL Web)

 

 

 


« [1] 542 543 544 545 546 (547) 548 549 550 551 552 [599] » 

execution time : 0.149 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
174 人のユーザが現在オンラインです。 (96 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 174

もっと...