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link hamlife.jp hamlife.jp (2024/11/24 5:35:28)

現在データベースには 6117 件のデータが登録されています。

feed <旧スプリアス規格の無線機の使用期限は2022(令和4)年11月30日まで>JARDが「新スプリアス対応期限まであと2年となりました」と告知 (2020/12/1 16:00:21)

2007(平成19)年11月30日以前に「旧スプリアス規格」で作られ、現在も無線局免許を受けている無線機の使用期限は2022(令和4)年11月30日までとなっている。この期限まで残り2年を切ったことから、一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は公式サイト上に「新スプリアス対応期限まであと2年となりました」という告知を掲載、早めのスプリアス確認保証の利用を呼び掛けている。

 

 

 

 

 2007(平成19)年11月30日以前に「旧スプリアス規格」で設計・製造された無線機器は、新スプリアス規格にも合致していることを証明しないと、新たに無線局免許を受けることができなくなっている。ただし経過措置として、2017(平成29)年11月30日までに旧スプリアス規格の無線機で無線局免許を受けている場合は、2022(令和4年)11月30日までは使い続けることが可能だ。

 

 もし貴局の無線局免許状の備考欄に「無線設備規則の一部を改正する省令(平成17年総務省令第119号)による改正後の無線設備規則第7条の基準(新スプリアス基準)に合致することの確認がとれていない無線設備の使用は令和4年(または平成34年)11月30日までに限る」という付款が記載されていたら、それは免許されている無線設備の中に、旧スプリアス規格の無線機が含まれていることを意味するので、2年以内の対応が必要だ。

 

 最も一般的な対応方法は、JARDの「スプリアス確認保証」を受ける方法だろう。JARDは12月1日、「新スプリアス対応期限まであと2年となりました!! ~スプリアス確認をお忘れなく~」と題した告知を掲載した。旧スプリアス規格の無線機で現在も免許を受けている局、200Wを超える局を開設し、そのリニアアンプの新スプリアス対応を検討している局は下記の案内を参照し、早めにJARDの保証事業センターへの相談をお勧めする。

 

 

 

 

●関連リンク:
・新スプリアス対応期限まであと2年となりました!!(JARD)
・JARD保証事業センター
・スプリアス確認保証可能機器リスト(JARD)
・ハイパワー局(200W超局)のスプリアス確認保証Q&A(JARD)
・スプリアス確認保証が可能なリニアアンプリスト(JARD)
・総務省 電波利用ホームページ

 

 

 


feed <1.9MHz帯を新規追加、50MHz帯CWとAM/SSBの周波数を変更>JARL、改正された「コンテスト使用周波数帯」を公表 (2020/12/1 14:30:47)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は2020年12月1日、公式サイトJARL Webのコンテストページに、このほど改正された「JARLコンテスト使用周波数帯」の一覧表を掲載した。新たに1.9MHz帯にコンテスト周波数(電信、電話)が設けられたほか、50MHz帯の電信(CW)と電話(AM/SSB)の周波数が一部変更されている。

 

 

改正されたJARLコンテスト使用周波数帯。赤枠が追加・変更された部分

 

 

 JARLはコンテスト委員会は、このほどコンテスト規定および規約改正の答申を理事会に対して行い、11月21・22日に開催された第53回理事会でその内容が審議・承認された。これにより、従来設けられていた「JARLコンテスト使用周渡数帯」の一部が改正され、新たに1.9MHz帯に「電信(CW)1.801~1.820MHz」「電話(AM/SSB)1.850~1.875MHz」の周波数帯が設けられた。

 

 さらに50MHz帯は、従来「電信(CW)50.250~50.300MHz」「電話(AM/SSB)50.300~51.000MHz」だったものが、「電信(CW)50.050~50.090MHz」「電話(AM/SSB)50.350~51.000MHz」と改められた。デジタルモードのJT65で使われる50.276MHz付近、FT8/FT4モードで使われている50.303~50.323MHz付近を避けた形だ。

 

 新しいコンテスト使用周波数帯は第53回理事会での承認後、即日施行されている。なお正月の「QSOパーティ」は規約上、使用周波数帯を『総務省告示「アマチュア業務に使用する電波の型式および周波数の使用区別」によるものとする』としているので、このコンテスト使用周波数帯は適用されない。

 

 詳しくは下記関連リンク参照。

 

 

こちらの記事(2020年11月29日掲載)も参考に↓
<FDコンテストの開催日時変更、「よみうりアワード」継承の新アワード発行ほか>JARL、第53回理事会報告を会員専用ページに掲載

 

 

 

●関連リンク: JARLコンテスト(JARL Web)

 

 

 


feed <Masaco(JH1CBX)が京都大学で宇宙飛行士の土井隆雄氏にインタビュー>「月刊FBニュース」2020年12月1日号きょう公開 (2020/12/1 13:15:52)

「アマチュア無線に関する最新情報を提供し、アマチュア無線のおもしろさを伝える電子マガジンで、スポンサーメーカーだけではなく、JAIA会員各メーカーの製品情報も掲載しています」という電子Webマガジン「月刊FBニュース」。通常は“毎月1日”と“毎月15日”に記事の更新を行っているが、きょう2020年12月1日には ニュース2本のほか、「Masacoのむせんのせかい」「大好き!アマチュア無線」 「無線をせんとや生まれけむ。」「海外運用の先駆者達」「日本全国・移動運用記」など9本の記事を更新した。また英語版の「FB NEWS Worldwide」にも4本の記事が掲載されている。

 

 

 

 

 今号のニュースは「“新スプリアス”対応期限まであと2年」「QSOパーティは来年から1月2日~7日に開催」の2本。

 

 連載記事は9本を掲載。シンガーソングライターのMasaco(JH1CBX)による人気連載「Masacoのむせんのせかい~アイボールの旅~」は、京都大学 学際融合教育研究推進センター 宇宙総合学研究ユニット(JL3ZLJ)を訪問、同大学の特定教授である宇宙飛行士の土井隆雄氏に「有人宇宙学」についてインタビューした。

 

 今回から新連載として塚本十三氏のエッセー「大阪そぞろ歩き」がスタート。また新人編集員アキラによる「大好き!アマチュア無線」は、RTTYやファクシミリ、SSTVといった“懐かしい”スペシャライズド・コミュニケーションを紹介。さらにD-STAR経由の画像通信に挑戦した。最終回を迎えたJF3SFU 永野正和氏の連載「無線をせんとや生まれけむ。」はこれまでの振り返りとBCL最新情報を掲載している。

 

 JO2ASQ 清水氏の「日本全国・移動運用記」は11月中旬に行った沖縄県石垣市の移動運用リポート。JP3DOI 正木氏の「My Project」はさまざまなオンラインイベントで役立つ、YouTubeを使った動画配信の方法を詳しく紹介。また「Short Break」ではアイコムの固定機に搭載されているバンドスタッキングレジスタの機能をIC-9700を例に解説した。

 

 

英語版の「FB NEWS Worldwide」も更新し、4本の記事を掲載

 

 月刊FBニュース2020年12月1日号へは下記関連リンクより。次回は12月15日(火)の記事更新を予定している。

 

 

 

●関連リンク:
・月刊FBニュース2020年12月1日号
・FB NEWS Worldwide
・月刊FBニュース Facebookページ

 

 

 


feed <「サイクル25」の太陽黒点数が上昇>太陽活動が活発に推移! コンディション良好でハイバンドDX通信に期待膨らむ (2020/12/1 12:05:45)

2020年11月27日付けのARRL NEWSは「この1週間、太陽活動は非常に活発で太陽黒点(SSN=サンスポットナンバー)の数が増え、太陽の放射エネルギー量から“サイクル25”が確実に進んでいることを示しています」と、米国・シアトル在住のPaul Cook氏(K7RA)の電波伝搬リポートとして伝えている。

 

「太陽黒点情報 宇宙天気情報センター」のWebサイトに掲載された2020年11月30日の太陽黒点映像。大きな黒点がはっきり確認できる

 

 

 記事によると、1日の平均太陽黒点数は先週の「12」から今週の「27.9」に上昇し、SFI値(太陽から放射されるエネルギーの強度)は「103.7」の最高値に。SFI値の1日の平均は「79.8」から「90.1」に上がっているとしている。(ARRLニュース11月27日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)

 

 国内の「宇宙天気予報センター」から毎日発表される太陽黒点数(太陽黒点相対数の推定値)からも、同様の傾向が…。サイクル25における太陽黒点数の最高値が直近で更新し続けている。それを物語るように、HF帯ハイバンドでもFT8などのデジタル通信が賑やかになっている。

 

 日本時間の11月28日(土)9時から11月30日(月)8時59分まで開催された、「2020 CQ World Wide DX Contest(CW)」に参加したコンテスター各局からも、21MHz帯や28MHz帯のコンディションが良好で、とくに21MHz帯は早朝のアメリカ、中南米、午後からアジア、太平洋、そして夕方にはヨーロッパの奥のほうまで開けてバンドが賑やかだったという声が聞かれた。中には「コンテスト中の21MHz帯におけるQSO数が5年ぶりに“4桁”の大台になった」という無線家もいた。

 

 太陽活動の活発化とともに、14MHz帯から50MHz帯のアマチュア無線バンドにおいて、電信(CW)をはじめ電話(SSB)によるDX局との交信チャンスが増えることに期待が高まっている。

 

 

太陽黒点数の上昇傾向が見られ、11月29日にはサイクル25の最高値「83」を記録した(「太陽黒点情報 宇宙天気情報センター」のWebサイトから)

 

 

↓この記事もチェック!

 

<黒点数は2023~2026年付近にピークか?>太陽活動の「サイクル25」は現在の「サイクル24」によく似ていると予想

 

 

 

●関連リンク:
・The K7RA Solar Update(ARRL NEWS)
・太陽黒点(宇宙天気予報センター)
・大好き! アマチュア無線「第1回 サイクル25がやってくる/SSNがUP」(FBニュース)

 

 

 


feed <小渕優子 衆議院議員(JA1LXG)からの祝賀メッセージ披露>「Radio JARL.com」第100回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開 (2020/12/1 10:30:59)

「JARLの話題や最新情報はもちろんのこと、アマチュア無線界の話題や情報などもお知らせする楽しい情報番組です」という、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)のラジオ番組、Radio JARL.com。パーソナリティはJARL会長の髙尾義則氏(JG1KTC)が務めている。2019年1月6日から毎週日曜日の21時~21時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送がスタートした。2019年8月18日からは毎週日曜日の23時から東京都西東京市の「FM西東京」でも放送されている。

 

 

 

 新たに音声ファイルが公開されたのは2020年11月29日(日)21時からの第100回放送。前半は放送100回記念として、これまでの番組の振り返りとJA1LXG 小渕優子 衆議院議員からの祝賀メッセージの披露。(以下は番組からの書き起こし)

 


 

「Radio JARL.com」放送100回目を迎えるとのこと、大変おめでとうございます。

 

 JARLやアマチュア無線の情報を2年間にもわたり発信し続けることは、大変なご努力の賜物と、JARL髙尾会長をはじめ水田かおりさんやスタッフの皆様に強く敬意を表する次第です。

 

 今年は「新型コロナウイルス」という、考えもつかなかったことが起きました。JARLのハムフェアも中止されたとのこと、また毎年この時期に参加させていただいておりましたJARLのアイボールミーティングでは、今年は皆様にお会いすることが出来ず、大変残念に思っています。

 

 しかしながら、コロナ禍にあってもアマチュア無線は元気に皆さん交信していると伺いました。青少年に対する無資格運用、体験局の推進や地域に密着した社会貢献にも取り組んでいらっしゃるとのこと、国会でも少子化対策や女性活躍などについて取り組んでおります私といたしましても、大変心強く思っているところです。

 

 これから寒さも厳しくなり、新型コロナウイルスの新規感染者数も増加傾向にあります。こまめな換気や手洗い、うがいの徹底を努めていただくようお願い申し上げるとともに、Radio JARL.comのますますのご発展と、JARL髙尾会長のご活躍を祈念いたしまして、私のお祝いのメッセージとさせていただきます。

 

JA1LXG 小渕優子  

 


 

 今年は、年末恒例の「JARLアイボールミーティング」が新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止になったことを案内。その後はリスナーから届いたメールを一部紹介。さらに同番組の制作・放送に無償で協力しているFMぱるるん(水戸コミュニティ放送株式会社)に髙尾会長が感謝状を贈呈した。

 

 後半冒頭では12月4日に締め切りを迎える2021年分の「アンテナ第三者賠償責任保険」の案内。昨年は締め切り前の10日間で1,000件もの申し込みがあったという。またCQ ham radio誌12月号の巻末にある「From JARL」コーナーの紹介を行い、最後にまもなく始まる地方支部主催のコンテスト(12月1日~15日:香川マラソンコンテスト)を紹介した。

 

 

 番組は下記関連リンクの「Radio JARL.com」の音源公開ページまたはJARL Webの特設ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後は一定時間が経過するとファイルが削除される可能性があるので、早めの聴取をお勧めする。

 

 

 

●関連リンク:
・Radio JARL.com 音源公開ページ(FMぱるるん)
・毎週放送 JARLのラジオ番組「Radio JARL.com」(JARL Web)
・Radio JARL.com番組案内ページ

 

 

 


feed <CQ誌12月号の内容紹介その2>「CQ ham for girls」第332回放送分の音声ファイルをWebサイトで公開 (2020/12/1 8:30:53)

「アマチュア無線初心者の2人がお送りする一般の方・無線初心者向けの番組です。もちろんベテランの方も聞いてください。そして2人の珍質問に笑ってください」という、女性だけのアマチュア無線番組、CQ ham for girls。2014年8月3日から毎週日曜日の15時~15時30分に茨城県水戸市のコミュニティFM局「FMぱるるん」で放送が行われている。また千葉県木更津市のコミュニティ局「かずさFM」でも毎週日曜日の15時30分~16時に同内容が放送されている。

 

 

 

 新たに音声ファイルが公開されたのは、2020年11月29日(日)15時からの第332回放送。アマチュア無線の月刊誌「CQ ham radio」副編集長の吉澤氏(JS1CYI)をゲストに、同誌2020年12月号(11月19日発売)の内容紹介(別冊付録「CQ ham radio オリジナル・カレンダー2021(南極 昭和基地)」、連載「8J1RLだより」、新製品情報 FTDX10シリーズ)を行った。

 

 番組は下記関連リンクの「CQ ham for girls」の音源公開ページから。聞きたい放送日のものを選ぶと、mp3形式の音声ファイルで聴取できる。 なお放送後1か月が経過したファイルから削除されているので早めのワッチをオススメする。

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・CQ ham for girls
・CQ ham for girls Facebookページ

 

 

 


feed 近畿総合通信局、大阪府堺警察署管内の繁華街で客引き連絡用にアマチュア無線機を不法使用していた飲食店従業員2名を告発 (2020/11/30 18:00:26)
11月27日、近畿総合通信局は大阪府堺警察署管内の繁華街において、同警察署と大阪府高石警察署とともに不法無線局の取り締まりを実施し、免許を受けずに客引き連絡用にアマチュア無線局を開設所持していた飲食店店員2名を電波法違反で警察署へ告発した。

 

 

「令和2年度電波利用環境保護活動用」のPRポスターに、元グラビアアイドルで現在は女優やタレントとして活躍している「壇蜜」が起用された

 

 

 

近畿総合通信局の報道発表は以下のとおり。

 

 

 近畿総合通信局は、11月27日、大阪府堺警察署管内の繁華街において、同警察署、西堺警察署および高石警察署と共同で飲食店等の客引きの連絡用に使用していた不法無線局の取り締まりを実施しました。

 

 今回の取り締まりでは、免許を受けずに無線局を開設所持していた2名を電波法違反で告発しました。

 

 取り締まり結果は、以下のとおりです。

 

 

1.不法無線局の種別および局数

 

 不法アマチュア無線 2局

 

 

2.被疑者の住所および職業

 

 堺市東区在住の飲食店従業員(31歳 男)
 堺市西区在住の飲食店従業員(27歳 男)

 

 

 

【 参考 】適用条文(抜粋)

 

(1)電波法第4条(無線局の開設)
「無線局を開設しようとする者は、総務大臣の免許を受けなければならない。(以下省略)」

 

(2)電波法第110条(罰則)
「次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
~第4条の規定による免許がないのに、無線局を開設した者(一部略)」

 

 

 

 なお近畿総合通信局では「電波利用環境保護のため、今後も捜査機関の協力を得て、不法無線局の取り締まりを行っていく方針です」と説明している。

 

 

 

●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

●関連リンク:
・近畿総合通信局 不法無線局の共同取締りで2名を告発-堺市堺区で警察署と共同で取締りを実施-
・総務省 不法無線局の特徴・影響・障害事例(PDF形式)

 

 

 


feed <5機種14モデルが同一番号での技適再取得を完了>JVCケンウッド、「1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について」「工事設計書の記入例」を更新 (2020/11/30 17:00:27)

株式会社JVCケンウッドは2020年11月30日、公式サイトに掲載している告知「1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について」を更新し、1.8(1.9)MHz帯SSBなどの電波型式による運用が容易にするため、同社のアマチュア無線機のうち5機種(TS-990、TS-890、TS-590G、TS-590、TS-480の各シリーズ)の合計14モデルが、従来と同じ技適番号(技術基準適合証明番号、工事設計認証番号)の再取得を完了、残るTS-2000シリーズの4モデルも12月中に再取得できる見通しであることを明らかにした。さらに「工事設計書の記入例」コーナーを更新し「1.9MHz帯で音声通信をおこなう場合の免許手続について」および「データ通信をおこなう場合の免許手続について」の項目と記入例を追加、現行機種の取扱説明書PDFも更新した。

 

 

JVCケンウッドの発表より

 

 

こちらの記事も参考に(2020年10月1日掲載)↓
<6機種18モデルが同一番号での技適再取得を準備中>JVCケンウッド、「1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について」を告知

 

 

 今年4月の法改正で1.8MHz帯のバンドが拡張し、新たにSSBモードなどが認められたことから、総務省は2020年8月19日に「アマチュア局において使用する電波の型式を表示する記号」の一部改正を告示・施行し、1.8MHz帯(1.9MHz帯)の一括記載コード「3MA」「4MA」にSSB(J3E)やAM(A3E)、ファクシミリ(F3C)、SSTV(F3F)など9モードが加わった。さらに経過処置として、すでに「3MA」「4MA」の指定を受けている局は改正後の「3MA」「4MA」で免許を受けたものとみなすほか、1.8MHz帯で「A1A」の指定を受けている局も「3MA」で免許を受けたものとみなすことが明記された( 8月19日付けの記事参照 )。

 

 これにより、すでに1.8MHz帯の「3MA」「4MA」「A1A」で免許を受けているアマチュア局は、使用する無線機の技適が1.8MHz帯のSSBモードなどを含む形で取得/再取得されていれば、特別な手続き不要で同バンドのSSBなどの運用が可能になった。

 

 すでにアイコムは8機種15モデル(新製品のIC-705を含む)、八重洲無線は11機種33モデルで同一番号による技適の再取得を完了しているが、JVCケンウッドも1.9MHz帯が送信可能な現行製品および旧製品で新スプリアス規格のものすべてについて、同一番号での認証取得を進めている。このほど5機種の合計14モデルで完了したことが明らかになり、残るTS-2000シリーズの4モデルも12月中に再取得できる見通しという。

 JVCケンウッドの発表と対象機種は次のとおり。なお旧スプリアス規格で作られたTS-480シリーズとTS-2000シリーズの一部は対象になっていないので注意が必要だ。

 


 

1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について

 

 日頃は、弊社製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。
 電波法令の改正により、1.9(1.8)MHz帯で運用可能な電波型式として、J3E(SSB)や A3E(AM)などが追加されました。下記の弊社製アマチュア無線機器につきましては、お客様の免許手続き(届出)なしで追加された電波型式の運用が可能となるよう、同一番号での工事設計認証を取得をおこなっております。

 

 

・TS-480シリーズおよびTS-2000シリーズの上記以外の工事設計認証番号のものは、旧スプリアス規格のため対象外となっております。

 

・上記の認証取得済み以外の製品で1.9MHz帯で⾳声通信を⾏われる場合は、「無線局事項書及び⼯事設計書」の「15 備考」の欄に「1.9MHz帯で⾳声通信をおこなう」のように記⼊し、直接管轄の総合通信局に届出をおこなってください。

 

・無線局免許状で1.9MHz帯の指定を受けていない場合は、1.9MHz帯を追加するための変更申請が別途必要です。

 


 

 

 同社は併せて「工事設計書の記入例」のページも更新し「1.9MHz帯で音声通信をおこなう場合の免許手続について」および「データ通信をおこなう場合の免許手続について」の2項目を追加した。

 

「1.9MHz帯で音声通信をおこなう場合の免許手続について」より

「データ通信をおこなう場合の免許手続について」より(一部抜粋)

 

 そのほか、個別の機種の記載例も変更され、現行機種であるTS-990/890/590G/480シリーズの取扱説明書(PDF版)も更新された。

 

 

 

 詳細は下記関連リンク参照のこと。

 

 

 

●関連リンク:
・1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について(JVCケンウッド 無線通信サポート)
・工事設計書の記入例(JVCケンウッド 無線通信サポート)
・取扱説明書 ダウンロード(JVCケンウッド)

 

 

 


feed <総務省の最新データベース>無線局等情報検索(11月30日時点)、アマチュア局は1週間で228局(約33局/日)減少し「390,200局」 (2020/11/30 12:25:28)

日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2020年11月30日時点で、アマチュア局は「390,200局」の免許情報が登録されている。前回紹介した2020年11月23日時点の登録数から1週間で228局ほど減少した。

 

 

 

 総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。

 

 その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。

 

 今回、2020年11月30日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「390,200局」の免許状情報が登録されていた。前回、2020年11月23日時点のアマチュア局の登録数は「390,428局」だったので、1週間で登録数が228局ほど減少した。

 

 なお、1982(昭和57)年12月にスタートした「パーソナル無線」は、有効期限が残っている一部の局を除き2015年(平成27年)11月30日をもって使用期限を迎えたが、2020年11月30日時点のデータベースによると、パーソナル無線局として「226局」の免許情報が登録されていた。前回、2020年11月23日時点の登録数は「231局」だったため、この間に1週間で5局が免許を失効したと思われる。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

 

<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映

 

<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた

 

<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!

 

 

 

 

2019年1月7日からWebサイトのデザインと仕様が変更された総務省が提供する「無線局等情報検索」サービス

例えば一般社団法人 日本アマチュア無線の中央局「JA1RL」で検索すると、「移動しない局」(左)と「移動する局」(右)の2つの免許状情報が表れる

 

 

●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省 許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局40万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)

 

 

 


feed <FT8/JT65など新しいデジタルモードに対応>USBポート接続型アマチュア無線用インタフェース「USBIF4CW Gen.3」を改良し頒布開始 (2020/11/30 12:05:35)

中茂睦裕さん(JG5CBR)が開発・製造を行い、その使い勝手の良さから愛用者も多いUSBポート接続型アマチュア無線用インタフェース「USBIF4CW Gen.3」。今回、人気の「FT8」や「JT65」といった新しいデジタルモードに対応できるように、USBシリアル変換チップをこれまでの1chのIC(FT232RL)から2chのIC(FT2232D)に変更し改良を加えた。さらに、2015年から完成品の頒布を行ってきた今までの「USBIF4CW Gen.3」についても、新しいデジタルモードに対応できるように、COMポートを追加するモジュールを開発。「今回の改良でCOMポートによるPTT制御ができるようになったことで、対応できるソフトウェアが格段に増えました。PTT制御にRTS信号を使うものであれば、どんなソフトウェアにでもお使いいただけます」と案内している。

 

 

改良を加えた「USBIF4CW Gen.3」は、外見のデザインなどは従来の製品と変わらない。頒布価格は19,800円(完成品)

 

 

「USBIF4CW Gen.3」は、デジタルモード/電話/電信などに対応するオールモードインタフェースとして、「USBIF4CW」の機能に加え、要望の多かった「デジタルモード対応」「無線機コントロール対応」を実現するため、本体に音声の入出力機能やシリアル通信機能を実装したアクセサリーで、外部電源は不要。さらにパソコンとUSBケーブル1本で接続できるという優れものだ。

 

 マイクを接続して無線機またはパソコンへ音声を取り込むことができるほか、コンテスト時の利用を視野に、ボイスメモリー再生時にはマイク入力をミュートし、パソコンのWAVファイルによるオーディオ出力へ自動的に切り替わる。外形サイズはW108×D83×H26mm(突起物は除く)。

 

 今回、新たに頒布を開始した改良版の「USBIF4CW Gen.3」だが、従来の機能に変更はなく、外見上の違いもない。

 

 

改良版に組み込んだ右の黒いチップが、2chシリアル変換IC「FT2232D」

「USBIF4CW Gen.3」各部の名称とその機能を紹介(同Webサイトから)

 

 

 さらに、これまでの「USBIF4CW Gen.3」も改良版同様に、FT8やJT65などのデジタルモード対応のCOMポートを追加するモジュールを開発。USBシリアル変換IC(FT231XS)を載せた追加モジュールを組み込むことで、追加したCOMポートに対してPTT制御とオーディオソースの切り替えが行え、簡単な設定でFT8やJT65モードに対応できまるとしている。

 

 

2015年から完成品の頒布を行ってきた今までの「USBIF4CW Gen.3」に、新たに開発したモジュールを取り付ければ、FT8/JT65など新しいデジタルモードに対応できる

「COMポート追加モジュールは組み付けて、USBIF4CW Gen.3の動作を確認してからお返しします」としている。取り付け調整料込の頒布価格は2,000円

 

 

 

 興味のある方は下記の関連リンクから確認してほしい。

 

 

 

●関連リンク:
・USBIF4CW Gen.3 購入方法など
・USBIF4CW Gen.3がFT8モードなどに対応
・COMポート追加モジュール 購入方法など
・COMポートをUSBIF4CW Gen.3に追加するモジュール

 

 

 


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