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hamlife.jp (2024/11/24 2:35:26)
現在データベースには 6117 件のデータが登録されています。
「毎週、アマチュア無線を肴に、おかしく楽しく、そして深く、時には涙を、 時には役立つ話題をお送りしたいと思います。多彩なゲストをお迎えし、楽しく語って行きたいと思います。乞うご期待!」というハムのラジオ。2013年1月6日からインターネットでコンテンツの公開を行い、同年10月から2018年12月末までは茨城県水戸市の「FMぱるるん」で放送。2019年1月からは再びインターネット配信に戻っていたが、同年6月から毎週日曜日21時に千葉県成田市の「ラジオ成田」で地上波放送が再開した。さらに2020年4月からは毎週月曜日の13時から再放送も行われるようになった。
2020年11月15日の第411回放送は「最近のデジタル通信について」。JT65-DXグループを主宰するJA1FMN 山西氏と、グループスタッフのJE1BTJ 石原氏に、最近のデジタル通信についてインタビューした。なお番組冒頭で来年の「ハムフェア2021」開催日程(10月2~3日)についての話題があったが、福岡県苅田町で開かれる「第20回 西日本ハムフェア」は、会場工事の都合から“2021年10月の日曜日(日付未定)”を暫定の開催日としている。
公開されたポッドキャスト音声は約51分。聴取は下記関連リンクから。Web上のほかiTunesか、Sticherのリンクからも聴くことができる。
なお「ハムのラジオ」は、地上波としては千葉県成田市のラジオ成田で毎週日曜日の21時に放送されているが、2020年4月6日からは毎週月曜日の13時に前日の再放送も開始された。
●関連リンク: ハムのラジオ第411回の配信です
先週のアクセスランキング1位は、今秋まで文化放送アナウンサーとして活躍していたフリーアナウンサーの長 麻未さんが、自身のTwitterで「アマチュア無線の再開局を考え中」とつぶやいたことをきっかけに、多くのハム仲間のサポートを得ながらカムバックの道を歩み始めたという話題。ご本人は小学3年生のときにJA6のコールサインを持つ父親の影響で第4級アマチュア無線技士の資格を取得し、「JN6GII」のコールサインでハムを楽しんでいたそうで、家族での外出時などにハンディ機を持ち歩いて連絡に使っていたということだ。11月19日発売の雑誌「CQ ham radio」2020年12月号には、長さんが表紙に登場するほか、カラーページに特別インタビューが掲載される。
2位は、「<無線機本体を傾斜を付けて設置可能>神奈川ハムセンターのオリジナル商品、アイコムIC-705用のステンレス製アンテナ基台『MK-75』」。神奈川横浜市港南区の有限会社 神奈川ハムセンターは、アイコム株式会社から発売されている人気のHF/50/144/430MHz帯オールモードポータブル機「IC-705」へ簡単に取り付けられるステンレス製アンテナ基台「MK-75」をオリジナル商品として開発・製造し販売。本製品にはRG-58/U同軸ケーブルにBNC型コネクターとM型コネクターが両端に付いていて、蝶ねじによる基台の角度調整により無線機本体を傾斜を付けて設置可能という工夫が随所に見られるアイデア商品ということで反響を呼んだ。
続く3位、4位、5位にランクインしたのは新刊情報だ。3位が「<特集は「アマチュア無線を再開しよう!」、別冊付録は『オリジナル・カレンダー2021』>CQ出版社が月刊誌『CQ ham radio』2020年12月号を刊行」で、4位は「<徹底解説『八重洲無線FTM-300Dの注目機能』>CQ出版社が『別冊CQ ham radio QEX Japan No.37』を刊行」。さらに5位には「<特集『ジャンク復活改造術』>電波社、『HAM world(ハムワールド)』2021年1月号を11月19日(木)に刊行」と続く。3誌いずれも11月19日(木)に発売される、唯一のアマチュア無線定期刊行物である。なお「CQ ham radio 2020年12月号」には、アクセスランキング1位となったフリーアナウンサーの長さんが表紙を飾るほか、カラーページに特別インタビューが掲載されている。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<今秋まで文化放送アナウンサーとして活躍>フリーアナウンサーの長 麻未さん「もうすぐ“JN6GII”でアマチュア無線にカムバックします!」
2)<無線機本体を傾斜を付けて設置可能>神奈川ハムセンターのオリジナル商品、アイコムIC-705用のステンレス製アンテナ基台「MK-75」
3)<徹底解説「八重洲無線FTM-300Dの注目機能」>CQ出版社が「別冊CQ ham radio QEX Japan No.37」を刊行
4)<特集は「アマチュア無線を再開しよう!」、別冊付録は「オリジナル・カレンダー2021」>CQ出版社が月刊誌「CQ ham radio」2020年12月号を刊行
5)<特集「ジャンク復活改造術」>電波社、「HAM world(ハムワールド)」2021年1月号を11月19日(木)に刊行
6)<高音質外部スピーカー「SP-30」も初公開>八重洲無線、米国サイトで新製品「FTDX10」の概要と公式製品画像を公開
7)<成城中学校・成城高等学校科学部無線班が制作>オンライン文化祭「2020成城祭」(2020年11月14日と15日開催)へ向けて予告動画を公開
8)<ローバンドにおける世界的なDXer>ベルギーのON4UN John Devoldere氏がサイレントキー
9)<12月発売予定、税別価格は198,000円>八重洲無線、HF/50MHz帯トランシーバー「FTDX10シリーズ」を国内でも正式発表
10)「<Masaco(JH1CBX)が解説>アイコム、IC-705の動画「応用編(ターミナルモード運用/画像伝送/RTTY/FT8/コンテスト参戦)」を公開
日本における、2020年11月14日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。1エリア(関東管内)の関東総合通信局からコールサイン発給状況の更新発表があった。同総合通信局からは11月に入って2回目の更新発表となる。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
●関連リンク:
・The Enigma of Japanese Call Sign System
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?
CQ出版社はアマチュア無線界で唯一の月刊誌、「CQ ham radio」の2020年12月号を11月19日(木 )に発売する。同誌は1946(昭和21)年9月号の創刊で今号は通巻894号となる。特集は「アマチュア無線を再開しよう!」 。別冊付録として「CQ ham radio オリジナル・カレンダー2021(南極 昭和基地)」がつく。価格は990円(税込)。
こちらの記事も参考に↓
<今秋まで文化放送アナウンサーとして活躍>フリーアナウンサーの長
麻未さん「もうすぐ“JN6GII”でアマチュア無線にカムバックします!」
11月19日に発売される「CQ ham radio」2020年12月号のおもな内容は下記の通り。
<特集>あの頃の思い出がよみがえる「アマチュア無線を再開しよう!」
・今を知って再スタートしよう!
新たなムーブメントで活性化するアマチュア無線の世界
・インターネットも活用して旧友探し
昔の仲間と繋がろう!
・思い出はログとともに
ログで振り返る私のハムライフ
・カムバック・ハムへの第1歩
電子申請のポイント
・あの頃熱中したジャンルは今?
○パケット通信はどうなった?
○衛星通信今昔
○今どきのレピータ事情
○盛り上がるライセンスフリー無線
○アマチュア無線と防災・社会貢献
【ユーザー・レポート】
・第一電波工業 広帯域ハンディ・アンテナ「RHM8B」
・ラディックス 「RY-1200N7」1200MHz帯用ビーム・アンテナ
・アイコム 144/430MHz D-STARハンディ機「ID-52」の新機能一挙紹介
・WIRES-Xで海外交信【魅力編】
・CQ ham radioオリジナル 430MHz 7素子ループアンテナ「TOBIMARU」
・JVCケンウッド HF/50MHzトランシーバ「TS-890」【実践編】
【ファースト・インプレッション】
・工人舎「VERSA REMOTE SYSTEM」使用レポート
<トピックス>
・CQ ham radio 2020 チャレンジ・アワードのご案内
・特集関連 スペシャル・インタビュー
フリーアナウンサー 長 麻未さん“アマチュア無線を再開します!”
・CQ ham radio 2020 チャレンジ・アワード申請ガイド
・「電波法施行規則の一部を改正する省令案等に係る意見募集」の概要
・緊急企画 家で楽しむ! アマチュア無線
・STAY HOMEを機に交信証を見直そう!
・7コールアマチュア無線クラブ体験局「8J1YAB」開局式レポート
・シリーズ 米国アマチュア無線草の根レポート
・海外ハムの無線機事情 2020年のあれこれ
・アイコム IC-705でやってみた
宇宙からのSSTV信号の受信にトライ
・アマチュア無線体験局兼記念局8J1JOTA運用
・アマチュア無線の面白チャレンジ
第4回 音声周波数と高周波信号
・カリブ海地域のハム紹介(第7回)
・TO0Z サン・バルテルミー DXペディション
<テクニカル・セクション>
・3.5~50MHz対応200Wリニア・アンプの製作
・続 お気に入りのマイクを探す AUDIX ボーカル向けダイナミック・マイク“f50”
・短期連載:アマチュア無線機のメインテナンス
第5回(最終回)Oak Hills Research OHR500 5Band CW QRP Transceiver
<DX World>
・近着QSL紹介
・DX Column
・DX News
・Low-Band DXing
・High-Band DXing
・Digital Mode DXing
・Short Break
・DX Report
・QSL Information
・近着QSL情報
<連載>
・新製品情報
・真空管で楽しむクラフトワーク(最終回)
・From U.S.A.
・以心電信
・月刊CW入門講座(最終回)
・ハムのQ&A
・8J1RLだより
・CQ ham for girls
・アワード収集を楽しもう!
・チャレンジAM通信(最終回)
・HF帯コンディション予報
・衛星通信情報
・EME(Earth-Moon-Earth)
・マイクロウェーブ ワールド
・ARDF NEWS
・2mSSBで楽しもう!
・モールス通信実践講座
・Let’s enjoy C4FM & WIRES
・APRSでコミュニケーション
・D-STARインフォメーション
・記念局INFORMATION
・新 移動運用セミナー
・ライセンスフリーワールド
・海外コンテスト
・国内コンテスト
・海外/国内コンテスト規約
<別冊付録>CQ ham radio オリジナル・カレンダー2021(南極 昭和基地)
同誌に関する情報は下記関連リンクから。また予約・購入は下のAmazonリンクが便利だ。
●関連リンク:
・CQ ham radio WEB MAGAZINE
・CQ ham radio(CQ出版社 WebShop)
東京の民放ラジオ局「文化放送」(JOQR/AM1134kHz、FM91.6MHz)の契約アナウンサーとして2020年9月末まで活躍していた福岡県出身のフリーアナウンサー、長 麻未(ちょう あさみ)さん。実は小学3年生のときにJA6のコールサインを持つ父親の影響で第4級アマチュア無線技士の資格を取得し、「JN6GII」のコールサインでハムを楽しんでいたという。長さんは今年10月、自身のTwitterで「アマチュア無線の再開局を考え中」とつぶやいたことをきっかけに、多くのハム仲間のサポートを得ながらカムバックの道を歩み始めた。11月19日発売の雑誌「CQ ham radio」12月号は、長さんが表紙に登場したほか、カラーページに特別インタビューが掲載されている。
長 麻未さんは1982年生まれ。福岡県高田町(現・みやま市)でアマチュア無線資格を持つ父母のもとで育ち、自身も小学校3年の春休みに4アマの免許を取得。JN6GIIのコールサインで開局後は、家族での外出時などにハンディ機を持ち歩いて連絡に使っていたという。
大学卒業後は「KBCラジオのラジオカー(ひまわり号)のリポーター」→「小学校教員」→「RKBラジオのラジオカー(スナッピー)のリポーター」→「NHK千葉放送局のキャスター」→「NHK山口放送局のキャスター」→「NHK福岡放送局のキャスター」と経験を重ね、2017年に文化放送の契約アナウンサーになった。
文化放送在職中の2018年、三才ブックスの月刊誌「ラジオライフ」が長アナウンサーにインタビュー。ここで両親がアマチュア無線家で、自身も当時JN6GIIのコールサインを取得したことが語られた(月刊「ラジオライフ」2018年9月号より一部抜粋)
同局では「文化放送ライオンズナイター」をはじめ、「The News Masters TOKYO」「岩本勉のまいどスポーツ」「大畑大介 独走トライ」「村上信五くんと経済クン」「竹中功のアロハな気分」など、スポーツやニュース、経済などさまざまな番組を担当。その美声と旺盛な好奇心にファンも多かったが、今年9月末で3年間の契約期間が満了し文化放送を退社、フリーアナウンサーとしての道を歩み始めた。
長さんは退社が近づいた今年9月頃からアマチュア無線の再開を考えるようになった。9月4日には自身のTwitterアカウントで、昔取得した4アマの無線従事者免許証を披露(2,000件を超える「いいね」、450件を超えるリツイートがあった)。さらに9月25日には「旧コールサインを復活させ、開局申請をしようかなと考え中。しかし、旧コールサインを証明する為に必要な以前の局免許状、実家にあったかなぁ。子どもの頃は自分の机の上の方に掲げていたけど…引き出しの中にしまっているのかなぁ」とつぶやいた。
このツイートに多くのアマチュア無線家が注目。再開局に必要な手続きなどをアドバイスしたほか、ハムの有志やCQ出版社などがサポートに名乗りを上げた。長さんはアマチュア無線の現状のレクチャーを受け、秋葉原の無線ショップを見学するなど、再開に向けて着々と準備を始めた。
そして10月24日にはついにハンディ機を入手。その後は九州総合通信局に旧コールサイン復活の再開局申請を行ったという。
12月19日に発売される「CQ ham radio」2020年12月号の特集テーマは「アマチュア無線を再開しよう!」。この特集に連動する形で、長さんの特別インタビュー記事がカラー4ページで掲載される。また同号の表紙にもハンディ機でワッチする長さんが登場する。さらにCQ ham radio編集部は、YouTubeに開設した公式チャンネル「CQ ham radio」で同誌発売の11月19日から長さんのメッセージ動画を流す予定という。どんな内容になるか注目したい。
ラジオで聞いていた長さんの美しい声が、もうすぐアマチュア無線バンドで聞こえてくるはずだ。お正月のQSOパーティには間に合うだろうか。今後の活躍が楽しみだ。
CQ ham radio誌2020年12月号の予約・購入は下のAmazonリンクが便利だ。
●関連リンク:
・Twitter 長 麻未(@asami_cho_511)
・CQ ham radio WEB MAGAZINE
・CQ ham radio公式チャンネル(YouTube)
総務省は「アマチュア無線を社会貢献活動で活用できるようにする」「小中学生のアマチュア無線の体験機会を拡大する」という2点を骨子としたアマチュア無線に係る制度整備を行うとして、電波法関係省令および告示等の改正案を作成、10月16日(金)から意見(パブリックコメント)募集を行っている。この締め切りが11月17日(火)必着と目前に迫ってきた。この機会に総務省に賛否の意見を提出してはいかがだろうか。
こちらの記事を参考に(2020年10月15日掲載)↓
<アマチュア無線の社会貢献活動での活用、小中学生の体験機会の拡大>総務省がアマチュア無線の制度整備を行うため、関係省令等の改正案を作成し意見募集を実施
総務省はJARLとJARDの要望を受け、アマチュア無線が「有資格者が一定条件下で災害ボランティア、地域ボランティア活動などの通信にも利用できる」ようにするとともに、「無資格者の小中学生が、家族が開設する自宅のアマチュア局や在籍する学校のクラブ局、学校教職員のアマチュア局などから交信体験ができる」ようにするための電波法関係省令および告示等の改正案を作成した。
背景には、アマチュア無線局数の減少に歯止めが掛からず、ついに40万局を割るという状況や、小中学生など次代を担うアマチュア無線資格者数が非常に少ないという危機的な現状がある。アマチュア無線を社会貢献活動にも利用できるようにすることでハムの地位向上を図り、局数増加に繋げるとともに、小中学生がアマチュア無線の体験運用を通じて電波の活用や楽しさを知り、将来の日本のワイヤレスIoT人材の裾野を広げたいという考えだ。
今回の電波法関係省令と告示等の改正案が公表されてから、アマチュア無線家の間には賛否さまざまな意見が出ている。「子供たちがアマチュア無線を手軽に体験できるのは良いこと」「アマチュア無線の地位向上は将来のために重要」「社会貢献で使えることが明確になるのは賛成」「災害時など活用機会が増える」といった意見がある一方で、「お祭りや体育大会の連絡なら特小やデジ簡を使えば済む。なぜアマチュア無線なのか」「消防団や自治体は専用の無線を使うべき」「アマチュアバンド内の不法局対策が十分と言えない中、さらに不法局が増加することにならないか」「米国とは社会の成り立ちが違う」といった疑問や懸念も多く見られた。
総務省に連名で要望書を提出したJARLとJARDは、改正案を強く推進する立場だ。JARDは「アマチュア無線による社会貢献が明確に制度化されれば、アマチュア無線家の社会的地位の向上、ひいては低迷するアマチュア無線の利用の拡大に大きく繋がります」と支援を呼び掛け、JARLはメールマガジンで「おひとりでも多くの皆さまのご賛同をいただきますようお願いします」「意見募集は今月17日までおこなわれますので、お知り合いのアマチュア局の皆さまにもQSPをお願いします」と呼び掛けるとともに「今回の制度見直しについて引き続き早期実現を総務省にお願いしてまいります」と表明している。
そして11月10日にはJARL髙尾会長と九州地方本部長の中村理事が総務省の大臣室を訪問、武田総務大臣(衆議院議員、福岡11区)と面談し要望書への迅速な対応に対して謝意を述べ、改正案の早期実現を依頼したという。JARL会長らが総務大臣と面談したのは一般社団法人化以降では極めて珍しい。
今回の改正案に対する意見募集は11月17日(火)必着で締め切られる。意見提出は無線従事者資格の有無にかかわらず個人でも可能だ。賛成意見、反対意見、疑問や懸念点などがあるアマチュア無線家は、この機会に提出してはいかがだろうか。提出された意見は締め切り後に取りまとめられ、総務省の考え方とともに公表されるが、提出者の個人情報(氏名、コールサイン等)は公開されない。
●関連リンク:
・電波法施行規則の一部を改正する省令案等に係る意見募集-アマチュア無線の社会貢献活動での活用、小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大-(総務省
報道資料)
・PDF
アマチュア無線の社会貢献活動での活用及び小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大(案)-アマチュア無線を身近な活動へ-(総務省)
・意見公募要領(総務省)
・総務省・武田総務大臣とJARL会長が面談(JARL Web)
株式会社電波社のアマチュア無線誌「HAM world(ハムワールド)」2021年1月号が、2020年11月19日(木)に刊行される。今号の特集は「オールド無線機、手持ち部品大活用 ジャンク復活改造術」。注目の記事は「ヤエスのHF/50MHz帯ニューモデル! FTDX10に期待!」「D-STAR対応144/430MHz帯ハンディ アイコムID-52レポート」「QRP無線機に利用できる アンテナチューナーキットATU-100」「国際宇宙ステーション(ISS)にFMレピータが設置された!」「無線機ミュージアム〔BCLラジオ編〕ソニースカイセンサー5900」などを掲載。価格は909円+税。
電波社の「HAM world」は同社の月刊誌「ラジコン技術」の増刊として、2015年9月にVol.1、2016年2月にVol.2、6月にVol.3、9月にVol.4、12月にVol.5、2017年3月にVol.6、6月にVol.7、9月にVol.8、12月にVol.9、2018年3月にVol.10、6月にVol.11、9月にVol.12、そしてVol.13から独立創刊を果たし“月号表記”となり、12月に2019年2月号、3月に2019年5月号、6月に2019年8月号として3か月に1回のペースで刊行。
そして、6号前の2019年11月号からは隔月刊(2か月ごと)で発行されるようになって、今回の2021年1月号でシリーズ22冊目を数えるアマチュア無線専門誌だ。
記事内容など概要は下記の通り。
★「HAM world」2021年1月号の概要
◆発売日: 2020年11月19日(木)全国書店発売
◆定価: 909円+税
◆発行: 株式会社電波社
◆体裁: A4 平綴じ
◆記事内容: 下記の通り
<特集:オールド無線機、手持ち部品大活用 ジャンク復活改造術>
・FT-747GXの送信部を外して高性能受信機に
・PC用冷却ファンをモービル機FTM-100Dに増設
・9R-59Dにデジタル周波数カウンターを付加
・ジャンクスタンドマイクをカスタマイズ
・廃品ポールとケーブルがHFアンテナに変身
・手持ち部材で作る1200MHzヤギアンテナ
・ハンディ機スマホホルダー取付金具
<注目の記事>
・ヤエスのHF/50MHz帯ニューモデル! FTDX10に期待!
・D-STAR対応144/430MHz帯ハンディ アイコムID-52レポート
・QRP無線機に利用できる アンテナチューナーキットATU-100
・国際宇宙ステーション(ISS)にFMレピータが設置された!
・無線機ミュージアム〔BCLラジオ編〕ソニースカイセンサー5900
<注目の記事>
・NEW ITEM! 注目の新製品
・ヤエスFTM-300Dの新機能に注目
・東京・八王子で開催!アウトドアミーティング2020
・ハンディ機保持に役立つアイテム
・アワード獲得の楽しみ
・超実践的CW練習法
・VHF/UHF用 UNEクワッドの製作
・D-STAR完全マスター
・IC-705と組み合わせるアイテム
・430MHz 円ループ2素子の製作
・世界の短波放送を聴こう!
・新通信方式FST4とFST4Wの解説と今後の展望
・プロに依頼して美しいQSLカードに
・工業用C級アンプをリニアアンプに改造
・電波障害その対策
・1200MHzスパイラルループアンテナの製作
・ライセンスフリーラジオの世界
・読者の広場「SHIMOUMA LOUNGE」
・JARL NOW!
・読者プレゼント
同誌の確実な予約・購入には下のAmazonリンクが便利だ。
※以下は「HAM world」創刊号(Vol.1)から2020年11月号までのバックナンバー。プレミアム価格で取り引きされている号もある
●関連リンク: 株式会社電波社
八重洲無線株式会社は2020年11月中旬から11月末に全国の無線ショップで開催する「ハムライフ応援フェアー」などと、同社が出展するイベントのスケジュールを明らかにした 。
八重洲無線が発表した、各地のイベントスケジュールは下記の通り。
★長野ハムセンター「ハムフェアー in 長野」
・日時:
11月22日(日)10:00~17:00
11月23日(月・祝)10:00~16:00
・開催場所:長野アークス
長野県長野市アークス1番32号
TEL:026-244-3803 http://www.hamcenter.co.jp/
★日栄ムセン 西名阪店「ハムライフ応援フェアー」
・日時:
11月28日(土)10:00~17:00
11月29日(日)10:00~16:00
・開催場所:日栄ムセン 西名阪店
大阪府藤井寺市沢田2-2-36
TEL:0729-52-0978 http://www.nichiei-musen.osaka.jp/
★でんきのエムワン「ハムライフ応援フェアー」
・日時:11月28日(土)10:00~17:00
・開催場所:でんきのエムワン
鹿児島県鹿児島市真砂町57-10 藤崎ビル1F
TEL:099-801-8649 http://www.8649m1.com/
★JARL鹿児島県支部「ハムのつどい」
・日時:11月29日(日)11:00~14:00
・開催場所:ボーイスカウト鹿児島県連盟野営場
鹿児島県薩摩川内市樋脇町市比野8209
https://www.jarl.com/kagoshima/
各イベントにおける展示・デモ内容は下記関連リンクに準備が出来次第掲載される。
●関連リンク: 八重洲無線 催事情報
神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。
2020年10月30日の第101回放送は、前半がJK1BAN 田中氏の「今週の活動報告」でリスナーからのメール紹介2件。番組後半はJH1OSB 小濱氏の「無線は自作でより楽しくなる」で、中国製のCW専用3バンドQRPトランシーバーのHB-1Aを改造し、ノートPC用のリチウムイオン電池を内蔵したという話題から、充電式電池の種類(鉛蓄電池、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、リン酸鉄リチウムイオン電池、チタン酸リチウム電池)を紹介した。なお同番組は大手動画共有サイトのYouTubeに公式チャンネル「QSYゆるーく無線を楽しむ」を開設した(下記関連リンク参照)。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QSY 第102回放送
・QSYゆるーく無線を楽しむ(YouTube)
・QSY 番組案内ページ
日本における、2020年11月12日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。新たに4エリア(中国管内)の中国総合通信局、6エリア(九州管内)の九州総合通信局、9エリア(北陸管内)の北陸総合通信局のそれぞれからコールサイン発給状況の更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
●関連リンク:
・The Enigma of Japanese Call Sign System
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?