ホーム >> 無線ブログ集 >> hamlife.jp

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

リンク 単体表示


link hamlife.jp hamlife.jp (2024/10/18 17:35:21)

現在データベースには 5990 件のデータが登録されています。

feed <理事会報告、ただし書き地方本部長の委嘱ほか>JARLが最近公表した連盟運営に関する情報まとめ (2020/10/2 12:05:35)

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)がWebサイトの「JARL Web」などで最近公表した情報から、同連盟の運営に関するものをまとめて紹介する。詳細は記事末尾の関連リンクを参照のこと。

 

 

 

★第51回理事会報告(2020年9月5日開催)
 9月5日に開催された、JARLの第9回定時社員総会(継続会)の終了後、同総会で選任された役員(理事、監事)により別室で開催された「第51回理事会」の内容が9月11日にJARL Webの会員専用ページで公開されている(閲覧には会員パスワードが必要)。

 

 同理事会では第1号議案として「会長の選定について」、第2号議案で「副会長および専務理事の選定について」を審議。今後2年間のJARL運営の舵取りを行う会長(1名)、副会長(2名)、専務理事(1名)の選定過程が報告されている。結果は hamlife.jpで9月5日に速報した通り 、会長(代表理事)にJG1KTC 髙尾義則理事、副会長にJA5SUD 森田耕司理事とJA9BOH 前川公男理事が選ばれ、専務理事(業務執行理事)にはJE1KAB 日野岳 充理事の就任が全会一致で承諾された。

 

 

★社員総会開催結果(速報)、第9回定時社員総会議事録の公開
 第9回定時社員総会の開催結果は、JARL Webの「社員総会開催結果」で6月28日開催分と9月5日開催の継続会に分かれて公開(6月30日、9月8日にそれぞれ掲載)されている。これがJARLとしての開催リポートとなる。

 

 そのほか「第9回定時社員総会議事録」が、JARLの会員専用ページにPDF形式で掲載されている(閲覧には会員パスワードが必要)。これは開催日時、開催場所、出席社員の状況、議長、出席役員等、議事、議事の経過の要領およびその結果、決議事項などが箇条書きで簡潔にまとめられたJARLの公式文書で、9月18日付けで議事録署名人が署名を行っている。

 

 なお定時社員総会における議事詳細(出席社員との個別の質疑内容など)は、毎回「社員総会速記録」のコーナーに掲載されるが、今年の「第9回定時社員総会」の速記録は10月1日時点で公開されていない。

 

 

★第52回理事会報告(2020年9月19日開催)
 9月19日にJARL会議室とWeb会議システムを使って「第52回理事会」が開催され、その報告が10月1日にJARL Webの会員専用ページで公開された(閲覧には会員パスワードが必要)。議題は「顧問の任命について」「参与の選出について」「委員会の設置について」「役員の欠員について」「アワード委員会への諮問について」「コンテスト規程およびQSOパーティ規約の一部改正について」「東京オリンピック・パラリンピック記念局について」「アマチュア無線の社会貢献活動の促進及び無資格運用の範囲拡大について」という9項目で、このほかに報告事項があった。

 

 以下に、同理事会の議題で注目部分の要点を紹介する(※はhamlife.jpによる注釈)。なおいずれも審議の結果、出席理事が“全員異議なく承認”している。

 

・第1号議案 顧問の任命について
 定款第29条にもとづき、連盟運営に関してアドバイス等を受けるため「弁護士法人 法律事務所オーセンス」を連盟の顧問として任命。
(※同事務所の代表弁護士、元榮太一郎氏は 法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」 の元・代表取締役会長。9月18日に発足した菅義偉内閣で財務大臣政務官に任命された)。

 

・第2号議案 参与の選出について
 連盟の円滑な運営を図るため、参与の選出を行い、JA1HGY 間下尚彦氏、JA1HQG 有坂芳雄氏、JA1KAB 小室圭五氏、JE1MUI 遠藤静夫氏、JA9AMR 吉室 誠氏の5名を再任したほか、新たにJA1SLS 玉眞博義氏(※元JARL専務理事)を選出した。委嘱期間は2年間。

 

・第3号議案 委員会の設置について
 次の委員会を継続して設置することになった(カッコ内は委員長名=敬称略)。

 

 国際問題検討委員会(JE1MUI 遠藤静夫)
 会員増強組織強化委員会(JA7AJH 尾形和俊 ※委員長は新任)
 アマチュア無線フェスティバル実行委員会(JE1KAB 日野岳 充)
 ARDF委員会(JF0JYR 髙橋哲也)
 アワード委員会(JH1IED 須藤悦朗)
 コンテスト委員会(JR1LQK 土屋 勝)
 電子QSL委員会(JF0JYR 髙橋哲也)
 電磁環境委員会(JA1LAS 髙井正興)
 周波数委員会(JR1KHM 小谷元史)
 ワイヤレスネットワーク委員会(JH1BSJ 芝山 仁)
 D-STAR委員会(7M3TJZ 安田 聖)
 東京オリンピック記念局実行委員会(JH1LWP 島田守康)

 

・第4号議案 役員の欠員について
 第9回定時社員総会の審議結果により、理事5名と監事1名が「欠員」となっているが、定款上の定数を満たしていることから補充は行わないことを決定。地方本部長が不在になってしまった関東、東海、関西地方本部については、連盟規則第37条第1項を適用し、会長が当該地方本部区域の正員に「理事ではない地方本部長」を委嘱することを決定。人選は会長に一任された。【※委嘱された“理事ではない地方本部長”については最後の記事で紹介】

 

・第5号議案 アワード委員会への諮間について
 読売新聞社の「よみうりアワード」が今年12月末で発行終了となるが、現在も達成に向け愛好しているハムも多いことから、新たな目標として、JARLによるアワード発行(※「よみうりアワード」の代替になるもの)をアワード委員会に諮問することになった。

 

・第6号議案 コンテスト規程およびQSOパーティ規約の一部改正について
 コンテスト委員会から答申された、QSOパーティ規約の一部改正を審議し、来年からQSOパーティの開催期間を延長し(※9月27日放送の「Radio JARL.com」によると、1月2日から1月7日までの6日間開催)、連続参加者に対する記念品等が決まった。

 

・第7号議案 東京オリンピック ・パラリンピック記念局について
 来年に開催延期となった東京オリンピック・パラリンピックの記念局の現況と今後の方向を説明し、東京オリンピック記念局実行委員会の中に分科会を設置し「海外向けの記念局」の設置を検討することになった。

 

・第8号議案 アマチュア無線の社会貢献活動の促進及び無資格運用の範囲拡大について
 JARLは一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)と共同で、総務省へ「社会貢献活動の促進として、災害時等のボランティア活動や地方公共団体等のイベント・地域活動等において、アマチュア無線が日常的に支援できるようにするための利用範囲の拡大」「無資格運用の制度について、小中学生に限っては家庭内や学校内にアマチュア無線資格者がいれば日常的に体験できるように改正」という趣旨の要望書を提出することになった(要望書の提出方法、時期、文書等は会長一任)。

 

・業務報告1:JARL主催コンテストのデータベース化・参加証のダウンロードサービス開始
 コンテスト委員会が、過去のコンテスト参加記録をデータベース化し、「コンテスト参加証」をJARL Webからダウンロードできるサービスの運用を近日中に開始する。

 

・業務報告2:令和2年7月豪雨への対応
 7月3日の「令和2年7月豪雨」に伴い、熊本県支部から被災地での連絡設定等のため無線機の貸し出し依頼があり、九州総合通信局から免許を受け、ハンディトランシーバ10台を届けたが、到着時点で携帯電話等の復旧が進んだことから実使用には至らなかった。

 

・業務報告3:トランスポンダー搭載衛星NEXUS地上局の変更検査
 日本大学とJAMSATが共同開発したアマチュア衛星「NEXUS」は、大学側で予定していたミッションがほぼ終了したことから、今後はトランスポンダーの利用をアマチュア無線家により多く提供する予定で、設置場所以外での管制を可能とするため、地上局を「移動する局」へ変更するための検査が行われ合格した。

 

 

★ただし書きによる地方本部長の決定について(9月25日付け)
 JARLは第52回理事会の審議結果を受けて、規則第37条第1項ただし書きの規定により、空席となっていた関東、東海、関西の各地方本部長を9月25日付で下記の正員に委嘱し、9月30日にJARL Webで発表した。

 

・関東地方本部長:JH1LWP 島田 守康 氏
・東海地方本部長:JA2HDE 木村 時政 氏
・関西地方本部長:JR3QHQ 田中 透 氏

 

 JH1LWP 島田氏は前・関東地方本部選出理事(関東地方本部長)だったが、今年の令和2年通常選挙では19票差で落選した。またJA2HDE 木村氏は前・東海地方本部選出理事(東海地方本部長)、JR3QHQ 田中氏は前・関西地方本部選出理事(関西地方本部長)で、両氏とも令和2年通常選挙では無投票により理事候補者となったが、今回の第9回定時社員総会(継続会)では選任が否決された。3氏は令和4年の定時社員総会終結時まで、“理事ではない地方本部長”として、それぞれの地方本部で任に当たることとなるが、理事の職務に就くことはできない。

 

 

 

●関連リンク:
・第51回理事会報告(JARL Web 会員専用ページ=要パスワード)
・社員総会開催結果 令和2年6月28日 第9回定時社員総会(JARL Web)
・社員総会開催結果 令和2年9月5日 第9回定時社員総会 継続会(JARL Web)
・第9回定時社員総会議事録(JARL Web 会員専用ページ=要パスワード)
・第52回理事会報告(JARL Web 会員専用ページ=要パスワード)
・規則第37条第1項ただし書きによる地方本部長の決定について(JARL Web)
・JARL規則 PDF(JARL Web)
・JARL 理事・監事(JARL Web)
・JARL地方本部と地方本部長(JARL Web)
・弁護士法人 法律事務所オーセンス

 

 

 


feed <144MHz帯SSBモードのみ>10月5日(月)から1週間、「第27回 2mSSBグループ福岡マラソンコンテスト」開催 (2020/10/2 10:00:11)

2mSSBグループ福岡は2020年10月5日(月)0時から10月11日(日)24時までの1週間にわたり、国内のアマチュア局(記念局は除く)を対象に、144MHz帯SSBモードで「第27回 2mSSBグループ福岡マラソンコンテスト」を開催する。なお、ロールコール時のQSOはポイントにならないので注意してほしい。

 

 

 

 参加部門は「2mSSBグループ福岡会員の部 」と「一般局の部」の2つ。呼び出し方法は「CQ福岡マラソンコンテスト」。交信対象は国内のアマチュア無線局(記念局を除く)で、ナンバー交換は会員局の場合、「RS符号による相手局のシグナルレポート」+「M(メンバー)」、一般局は「RS符号による相手局のシグナルレポート」を送る。

 

 得点は、一般局が会員局と交信をした場合は5点、そのほかの交信はすべて1点。なお、ナンバー交換が完全に行われた交信で、毎日00:00(JST)~24:00(JST)の間を得点とし、日付が変われば新たな交信として得点が得られる。マルチプライヤーは交信日数。

 

 ログの提出は10月31日(土)まで(必着)。詳しくは「第27回 2mSSBグループ 福岡マラソンコンテスト」で確認してほしい。

 

 

「第27回 2mSSBグループ福岡マラソンコンテスト」の規約(一部抜粋)

 

 

 

●関連リンク:
・第27回 2mSSBグループ 福岡マラソンコンテスト規約
・2mSSBグループ福岡

 

 

 


feed <旧「ラジオたんぱ」で知られる日本で唯一の民間短波放送局>ラジオNIKKEI第2放送(6.115MHz/50kW)が送信設備障害で減力放送中 (2020/10/1 12:25:24)

日本で唯一の民間短波放送局「ラジオNIKKEI」(旧社名:日本短波放送、旧愛称:ラジオたんぱ)の千葉県長生郡にある長柄送信所の送信設備に障害が発生し、同所から行っている「第2放送(6.115MHz)」は2020年10月1日の朝から送信電力を低減させた“減力放送”となっている。実際に受信してみると信号が第1放送(6.055MHz)よりも弱いことがわかる。同局はWebサイトで「復旧次第、改めてお知らせいたします」「ラジコ(radiko.jp)の配信は通常通りです」と案内している。

 

 

ラジオNIKKEI第2放送の減力放送を伝えるお知らせ(同Webサイトから)

 

 

 日経ラジオ社の短波放送「ラジオNIKKEI」には、第1放送と第2放送という2つのプログラムがある。このうち「ラジオNIKKEI第1」は終日、千葉県の長柄送信所から6.055MHz/50kWで放送し、朝7時台と夕方17時以降は北海道の根室送信所から3.925MHz/10kWでも同時送信している。また「ラジオNIKKEI第2」は千葉県の長柄送信所から6.115MHz/50kWで放送。19時以降も番組がある場合は同送信所から3.945MHz/10kWに変更して放送している(下図参照)。

 

 

ラジオNIKKEI(日経ラジオ社)の長柄送信所(hamlife.jp撮影)

 

 なお同局が免許と送信設備(長柄送信所)を保有している第1放送の9.595MHz/50kWと第2放送の9.760MHz/50kWは、2018年秋以降、通常時の送信を行わない新体制になっている(下記記事参照)。

 

<9MHz帯は休止し“大規模災害の緊急放送用”に>短波放送局「ラジオNIKKEI」、2018年10月1日からは6MHz帯(6.055/6.115MHz)中心の送信体制に変更!!

 

 

 今回の送信設備の障害は千葉県長生郡の長柄送信所で発生した。東京近郊に住むhamlife.jpスタッフが、10月1日11時前にラジオNIKKEIの送信波をモニターしたところ、正常に放送を行っている「ラジオNIKKEI第1」(6.055MHz)は-74.8dBmと比較的強力に入感していたが、減力放送中の「ラジオNIKKEI第2」(6.115MHz)は-85.7dBmと、第1よりも10dBm以上弱い状態で入感していた。BCLラジオやHF機をお持ちの方はこの2波を聞き比べてみてはいかがだろうか。

 

通常通りの50kW送信が行われている第1放送は-74.8dBmで入感

減力送信が行われている第2放送は-85.7dBmと弱めの入感

 

 

 近年、ラジオNIKKEIで発生した送信障害としては、2018年9月6日の北海道胆振東部地震で根室送信所が停電し、9月7日の18時過ぎまで3.925MHzが停波した事態が思い出される(下記記事参照)。

 

【追記:送信が復旧!!】<北海道全域停電の影響>ラジオNIKKEI、「北海道胆振東部地震」により根室送信所(3.925MHz)が停波

 

 

ラジオNIKKEIの長柄送信所(千葉県長生郡)。左の2つの鉄塔間にダイポールアンテナが張られている

2019年秋にhamlife.jpが撮影した根室送信所のアンテナ

 

↓この記事もチェック!

 

<写真で見る>短波放送局ならではのアンテナ群、ラジオNIKKEI「長柄送信所」と「根室送信所」の全貌

 

<写真で見る>さようなら!! “昭和の香り”の短波放送局--「ラジオNIKKEI」社屋移転前の内部を激写!!

 

 

 

●関連リンク:
・減力放送のお知らせ[局より](日経ラジオ社)
・ラジオNIKKEI

 

 

 


feed <電波障害の防止、不法局などの取り締まり強化へ>受信環境の保護を目的に10月1日から31日まで「令和2年度 受信環境クリーン月間」 (2020/10/1 12:05:25)

昭和30(1955)年から実施している「受信環境クリーン月間」。今年も10月1日から31日までの間、文字通り電波の受信環境の向上を目的に、官民が力を併せて受信障害を防ぐ取り組みが行われているキャンペーンだ。期間中は「受信環境の保護」を目的に、各総合通信局が実施する周知広報活動によるイベントのほか、警察ほか捜査機関と共同で不法無線局の取り締まりなどが積極的に行われる。

 

令和2年度「受信環境クリーン月間」周知用ポスター

 

 

「受信環境クリーン協議会」は、戦後、ラジオ放送と家庭電化製品の急速な普及に伴い、本格的な電気雑音防止対策への要望が各方面から高まり、昭和25(1950)年から26(1951)年にかけ、各地方で自然発生的に地方協議会が次々に誕生し、その中央機関として昭和29(1954)年に「受信障害対策中央協議会」が設立。

 

 その後、無線局や建造物によるテレビ・ラジオ放送電波の受信障害に対しても取組みを展開し、名称変更を経て今日に至っている団体で、総務省や警察庁、経済産業省などの諸官庁やNHK、民放連、JH各社、JR各社、JARL、JAIAなど、さまざまな法人や企業が名を連ねている。

 

 

●受信障害ってなぁ~に?(受信環境クリーン協議会)
※画面をクリックすると動画が再生されます。

 

 

受信環境クリーン中央協議会を構成する官庁、法人、企業

 

 

 同協議会は毎年10月1日から31日までの1か月間、「受信環境クリーン月間」と定め、テレビやラジオを美しく視聴できるように,全国各地で放送電波の受信障害の防止に向けた活動を集中的に行っている。

 

 

 一般社団法人 日本アマチュア無線(JARL)でも、全国受信環境クリーン月間をPRするため、以下の4局のJARL特別局が運用を行っている。

 

 

受信環境クリーン月間JARL特別局

 

・8N5CLEAN(四国管内)
運用期間:2020年7月1日~10月31日

 

・8J8CLN(北海道管内)
 運用期間:2020年10月1日~10月31日

 

・8N9C(北陸管内)
運用期間:2020年10月1日~10月31日

 

・8N0CLE(信越管内)
運用期間:2020年9月1日~10月31日

 

 

 妨害電波を与える違法無線局の取り締まりが強化され、期間中は全国の総合通信局で関連団体の協力を得て、受信相談、講習会、展示会など各種イベントが計画されている。これらは各総合通信局のWebサイトに詳しく詳細されている。

 

 

 

●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで

 

 

 

●関連リンク:

・令和2年度「受信環境クリーン月間」の実施(受信環境クリーン中央協議会/PDF形式)
  ・受信環境クリーン協議会

 

 

 


feed <6機種18モデルが同一番号での技適再取得を準備中>JVCケンウッド、「1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について」を告知 (2020/10/1 11:30:01)

株式会社JVCケンウッドは2020年10月1日、公式サイトに「1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について」と題した告知を掲載、1.8MHz帯SSBなどの電波型式による運用が容易にするため、同社のアマチュア無線機6機種(TS-990、TS-890、TS-590G、TS-590、TS-480、TS-2000の各シリーズ)の合計18モデルが、従来と同じ技適番号(技術基準適合証明番号、工事設計認証番号)の再取得の準備を行っていることを明らかにした。今後は進捗状況に応じて順次告知を行う予定という。

 

 

 

 

 今年4月の法改正で1.8MHz帯のバンドが拡張し、新たにSSBモードなどが認められたことから、総務省は2020年8月19日に「アマチュア局において使用する電波の型式を表示する記号」の一部改正を告示・施行し、1.8MHz帯(1.9MHz帯)の一括記載コード「3MA」「4MA」にSSB(J3E)やAM(A3E)、ファクシミリ(F3C)、SSTV(F3F)など9モードが加わった。さらに経過処置として、すでに「3MA」「4MA」の指定を受けている局は改正後の「3MA」「4MA」で免許を受けたものとみなすほか、1.8MHz帯で「A1A」の指定を受けている局も「3MA」で免許を受けたものとみなすことが明記された( 8月19日付けの記事参照 )。

 

 これにより、すでに1.8MHz帯の「3MA」「4MA」「A1A」で免許を受けているアマチュア局は、使用する無線機の技適が1.8MHz帯のSSBモードなどを含む形で取得/再取得されていれば、特別な手続き不要で同バンドのSSBなどの運用が可能になった。

 

 すでにアイコムは8機種15モデル(新製品のIC-705を含む)、八重洲無線は10機種30モデルで同一番号による技適の再取得を完了しているが、このほどJVCケンウッドも再取得の準備を行っていることが明らかになった。

 

 JVCケンウッドの発表と対象機種は次のとおり。同社は「1.9MHz帯が送信可能な現行製品、および旧製品で新スプリアス規格のものすべてについて、同一番号での認証取得を準備中」としている。旧スプリアス規格で作られたTS-480シリーズとTS-2000シリーズの一部は対象になっていないので注意が必要だ。

 


 

1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について

 

 日頃は、弊社製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。
 電波法令の改正により、1.9(1.8)MHz帯で運用可能な電波型式として、J3E(SSB)や A3E(AM)などが追加されました。下記の弊社製アマチュア無線機器につきましては、お客様の免許手続き(届出)なしで追加された電波型式の運用が可能となるよう、同一番号での工事設計認証を取得する準備をおこなっております。(進捗状況に応じて、順次お知らせいたします)

 

JVCケンウッドが同一番号での工事設計認証を取得する準備を行っている機種リスト(2020年10月1日現在)。取得状況の進捗は今後随時告知される

 

・TS-480シリーズおよびTS-2000シリーズの上記以外の工事設計認証番号のものは、旧スプリアス規格のため対象外となっております。

 

・上記以外の製品で、または上記製品で認証取得よりも前に1.9MHz帯で音声通信を行われる場合は、「無線局事項書及び工事設計書」の「15 備考」の欄に「1.9MHz帯で音声通信をおこなう」のように記入し、直接管轄の総合通信局に届出をおこなってください。

 

・無線局免許状で1.9MHz帯の指定を受けていない場合は、1.9MHz帯を追加するための変更申請が別途必要です。

 

<本件に関するお問い合わせ先>

 

JVCケンウッドカスタマーサポートセンター

 

・固定電話から:0120-2727-87 (フリーダイヤル)

 

・携帯・PHSから:0570-010-114 (ナビダイヤル)

 

・一部のIP電話など、フリーダイヤル、ナビダイヤルがご利用になれない場合:045-450-8950

 

・FAXを送信される場合:045-450-2308

 

 受付日:月曜日~土曜日(祝祭日・弊社休日を除く)
 受付時間:月曜日~金曜日9:30~18:00 / 土曜日9:30~12:00、13:00~17:30.

 


 

 

 詳細は下記関連リンク参照のこと。

 

 

 

●関連リンク: 1.9MHz帯の電波型式追加に伴う弊社製アマチュア無線機器の対応について(JVCケンウッド 無線通信サポート)

 

 

 


feed <フェリー船内から2台のIC-705で衛星通信に挑戦>「月刊FBニュース」2020年10月1日号きょう公開 (2020/10/1 10:30:32)

「アマチュア無線に関する最新情報を提供し、アマチュア無線のおもしろさを伝える電子マガジンで、スポンサーメーカーだけではなく、JAIA会員各メーカーの製品情報も掲載しています」という電子Webマガジン「月刊FBニュース」。通常は“毎月1日”と“毎月15日”に記事の更新を行っているが、きょう2020年10月1日には ニュース2本のほか、 「無線をせんとや生まれけむ。」「テクニカルコーナー」「海外運用の先駆者達」「日本全国・移動運用記」など7本の記事を更新した。また英語版の「FB NEWS Worldwide」にも4本の記事が掲載されている。

 

 

 

 

 

 今号のニュースは「10月4日(日)、大阪日本橋のハムショップにMasacoさんが登場」「JARL、2021年分“アンテナ第三者賠償責任保険”を受付中」の2本。

 

 連載記事は7本を掲載。新人編集員アキラによる「大好き!アマチュア無線」は、IC-705とRaspberry Piを使って屋外でのFT8運用を楽しむためのRTC(Real time clock)の設定を解説。JF3SFU 永野正和氏の連載「無線をせんとや生まれけむ。」は海外からの日本語放送を聞いてベリカードを集めた懐かしい日々を回想。現在も日本語放送を行っている海外局に受信報告書を発送した結果を紹介している。

 

 またJO2ASQ 清水氏の「日本全国・移動運用記」は8月にマイカーで北海道内の移動運用を行った模様をリポート。敦賀~苫小牧間のフェリーに2台のIC-705とホイップアンテナを持ち込み、船内(窓際)から2基のアマチュア衛星(XW-2BとXW-2F)を使ったサテライトQSOにも挑戦した。

 

 テクニカルコーナーではID-52のオープニング画像をカスタマイズする方法について。JAIAコーナーではアンテナテクノロジーの7/21/28MHz帯ワイヤーダイポール「WA72128」を紹介した。なお今号では、シンガーソングライターのMasaco(JH1CBX)による人気連載「Masacoのむせんのせかい~アイボールの旅~」が、訪問先スケジュールの関係で休載となった。

 

 

英語版の「FB NEWS Worldwide」も更新し、4本の記事を掲載

 

 月刊FBニュース2020年10月1日号へは下記関連リンクより。次回は10月15日(木)の記事更新を予定している。

 

 

 

●関連リンク:
・月刊FBニュース2020年10月1日号
・FB NEWS Worldwide
・月刊FBニュース Facebookページ

 

 

 


feed JARL鳥取県支部、10月4日(日)朝6時から6時間「2020オール鳥取コンテスト」開催 (2020/10/1 10:00:59)

2020年10月4日(日)の朝6時から12時までの6時間にわたり、JARL鳥取県支部主催「2020オール鳥取コンテスト」が、国内のアマチュア局を対象に、3.5/7/14/21/28/50/144/430/1200MHz帯の各アマチュアバンドの電話と電信で開催される。

 

 

 

 交信対象は「県内局」が鳥取県内を含む全日本の局、「県外局」が鳥取県内局。ナンバー交換は、県内局が「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「市郡ナンバー」、県外局は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「都道府県ナンバー(北海道は01)」となる。

 

 マルチプライヤーは、「県内局」が鳥取県内の異なる市郡数+鳥取県外の異なる都道府県数。「県外局」が鳥取県内の異なる市郡数。「県外局」でも鳥取県内に移動して運用する個人局、社団局は「県内局」とする。

 

 紙ログと電子ログの締め切りは10月31日(土)消印有効、または電子メール着。郵送の場合は封筒に「オール鳥取コンテストログ在中」と朱書きのこと。詳しくは下記関連リンクから「2020オール鳥取コンテスト規約」で確認してほしい。

 

 

「2020オール鳥取コンテスト」の規約

 

 

 

●関連リンク:
・2020オール鳥取コンテスト規約
・JARL鳥取県支部

 

 

 


feed <申請書受付は10月20日まで>令和2年度12月期1・2アマ国家試験、受験申請書の受付始まる (2020/10/1 9:00:49)

公益財団法人 日本無線協会が実施する、令和2年度(2020年度)12月期の第一級および第二級アマチュア無線技士国家試験の受験申請書受付が10月1日から始まった。試験日は1アマが2020年12月5日(土)、2アマが同12月6日(日)で、札幌から那覇まで全国11か所の会場で一斉に行われる。なお政令改正により9月期から試験手数料が改定されているので注意しよう。

 

 

 今回実施される試験の日程は、1アマが12月5日(土)、2アマは12月6日(日)。試験地は東京都、札幌市、仙台市、長野市、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、熊本市、那覇市の全国11か所となる。申請はインターネット経由の場合は10月20日まで。郵送または窓口申請の場合は、受験地を担当する日本無線協会の事務所が窓口で、同じく10月20日が締め切り(消印有効)となる。試験手数料等は9月期まで改定され1アマが9,663円、2アマが7,863円となっている。ただし今後の感染拡大状況によっては受付後でも中止されることがあるので、日本無線協会のWebサイトで最新情報を得るようにしていただきたい。

 

 試験結果については郵便による結果通知書のほか、合格者発表を同協会のWebサイト上で速報する予定だ。受験料や必要書類、申請方法などの詳細は下記関連リンクから、日本無線協会のWebサイトで確認して欲しい。

 

 

↓この記事もチェック!

<「電波法関係手数料令の一部を改正する政令案」意見募集>総務省、無線従事者国家試験手数料(1~4アマ、プロ資格など)を値上げへ

 

 

 

●関連リンク:

・公益財団法人 日本無線協会
・令和2年度 第一級及び第二級アマチュア無線技士国家試験案内(PDF)

 

 

 


feed <特集は「2つのコンテストの話題」>アマチュア無線番組「QRL」、第438回放送をポッドキャストで公開 (2020/10/1 8:00:26)

東京都西東京市にあるコミュニティFM放送局「FM西東京(JOZZ3AU-FM、84.2MHz 出力20W)」は、2012年からアマチュア無線に特化した情報番組「QRL」をスタートし、毎週木曜日の23:30から30分間オンエアーしている(番組は2017年6月にリニューアルが図られた)。放送内容は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されており、このほど2020年9月24日夜に放送した第438回分がアップされた。

 

 

 2020年9月24日(第438回)の特集は「2つのコンテストの話題」。9月27日開催の「第31回 全国高等学校アマチュア無線コンテスト」や、JLRSの「第49回パーティーコンテスト(通称:YLコンテスト)」(電話部門は9月26~27日、電信部門は10月3~4日に開催)を紹介した。

 

 

 番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。

 

 

●関連リンク:
・QRL For Amateur Radio Station 第438回放送
・QRL Facebookページ

 

 

 


feed 日本無線協会、令和2年9月期の1・2アマ国家試験問題および正答を公式発表 (2020/9/30 21:30:42)

無線従事者国家試験等を実施する公益財団法人 日本無線協会は、2020年9月26日と27日に実施した、令和2年9月期の1アマ、2アマ国家試験の問題と正答をWebサイトに掲載した。

 

 

 

 公開されたのは第一級アマチュア無線技士、および第二級アマチュア無線技士の国家試験(1アマは9月27日、2アマは9月26日に実施)における「工学」と「法規」の問題と正答。いずれもPDF形式。

 

 ちなみに1アマの工学・法規の問題はいずれも150点満点で合格点は105点。2アマの工学は125点満点で合格点は87点、2アマの法規は150点満点で合格点は105点と公表されている。

 

 なお合格発表は郵送のほか、試験から約半月後に日本無線協会のWebサイト上でも掲載期間限定で行われる予定だ。

 

 

★こちらの記事も参考に…
<1アマ国試の合格率は7ポイント悪化し35.3%>総務省、令和元年度末の「資格別 無線従事者免許取得者数の推移」を公表

 

 

 

 

 

 

 

 

●関連リンク:
最近の国家試験問題及び解答=資格と「令和2年9月期」欄から必要項目を選択=(日本無線協会)
・試験の合格基準等(日本無線協会:PDF形式)

 

 

 


« [1] 558 559 560 561 562 (563) 564 565 566 567 568 [599] » 

execution time : 0.148 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
132 人のユーザが現在オンラインです。 (42 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 132

もっと...