無線ブログ集
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先週のアクセスランキングで1位となったのは、先々週の1位と同じく「<復旧のめどは不明、代替生産を準備中>旭化成、『半導体製造工場の火災事故および製品供給の状況について』を報告」となった。旭化成株式会社が、子会社の旭化成エレクトロニクス株式会社の半導体製造工場(宮崎県延岡市)で10月20日に発生した火災の状況と製品供給の状況を公式サイトで報告したニュースだが、火災による同社の半導体製品の供給停止・遅延は、アマチュア無線業界にも影響を及ぼしている。
続く2位は、アマチュア無線家向けにユニークなオリジナルキット類の頒布を続けてきた「CRkits共同購入プロジェクト」から、今回新たに手のひらにすっぽり収まるサイズの超小型ストレート電鍵「K20-AF」の有料頒布を開始したという情報だ。オプションとして「ライトタッチ」「ウルトラライトタッチ」の2種類の交換用スプリングを用意。スプリング交換で理想の電鍵に近づけてほしいとしている。頒布価格はケース入りで2,850円。「スプリングセット(ライトタッチとウルトラライトタッチ)」は300円。パドル「K20-DX」と一緒の大人買いセットは割引価格5,950円。どちらも送料350円(レターパック)。
3位は、1950年代半ばから1980年代初めまでテレビや映画で大活躍した俳優、藤村有弘さんのQSLカードを紹介した企画記事。藤村有弘さん。怪しげな外国語を駆使する軽妙な語り口が人気を呼び、お茶の間では「バンサ」のニックネームで親しまれていた。そんな藤村さんの趣味がアマチュア無線。コールサインは東京の自宅が“JH1BAN”、固定局を開設した静岡県石廊崎(賀茂郡南伊豆町)の別荘からは“JR2BAN”でDX QSOを楽しんでいたという。藤村さんは1982年に48歳の若さで急逝したが、その約半年前に21MHz帯でJR2BANと交信したハムが交換した貴重なQSLカードを記事で紹介した。藤村さんと言えば、NHKテレビで1964年から放送された人形劇「ひょっこりひょうたん島」では大統領のドン・ガバチョの声を担当したのを覚えているOM諸氏も多いことだろう。
※タイトルをクリックすると該当記事にジャンプします。
1)<復旧のめどは不明、代替生産を準備中>旭化成、「半導体製造工場の火災事故および製品供給の状況について」を報告
2)<オプションで2種類の交換用スプリングを用意>CRkits共同購入プロジェクト、超小型ストレート電鍵「K20-AF」を有料頒布
3)【芸能人のQSLカード紹介 第5弾】<サイレントキーの半年前に交信>俳優・藤村有弘さん(JH1BAN/JR2BAN)のQSLカード
4)<希少度ランキング1位は「7L3」>7コールアマチュア無線クラブ(JS1YEY)が「2020年末版 7コール白書」を公表
5)<会員1万人達成!! 記念グッズも当たる >JARD、1月9日(土)から24日(日)まで一般局も参加できる「HAMtte交信パーティー2021 冬」を開催
6)<最悪の場合、このまま生産終了になる機種も?>JVCケンウッド、旭化成の工場火災で「無線機のほぼ全機種の製品供給に影響」と発表
7)<51年続いた「よみうりアワード」を継承>JARLが新アワードを発行! 「JARL全日本10,000局アワード」「JARL全世界10,000局アワード」
8)<電波監視の取り組みを月ごとに見える化へ>関連総合通信局、リアルかつ積極的な公表を目的に「電波監視NOW」をホームページ上にオープン
9)<アマチュア無線家の興味と関心を反映>hamlife.jpの「年間アクセスランキング2020」ベスト30を発表
10)<放送は1月1日 23時から>テレビ東京系「ニッポン不便大賞」に“アマチュア無線にとりつかれ、山奥にアンテナだらけの奇妙な小屋を作ってしまった男”が登場

アマチュア無線業務日誌のフリーソフトとして、多くの無線家に愛用されている「Turbo
HAMLOG(通称「ハムログ」)」。今回、2021年1月9日にそのWindows版の最新版として「Ver5.32」が公開された。前回「Ver5.31」の公開は2020年11月16日だったので、約2か月ぶりのアップデートとなる。
JG1MOU・浜田氏が制作している「ハムログ」はフリーソフトであることはもちろん、直感的な操作性などで愛好者も多い。今回、そのハムログのメジャーアップデートが2021年1月9日に公開された。
今回更新された内容は以下のとおり(同Webサイトから)。
Ver5.32 2021/1/9
・HAMLOG E-Mail QSL Ver2.6の仕様を変えたら自動終了しなくなったので修正。
・「WSJT-X~ALL.TXTを表示」では、
* QSOデータを読んでB4表示させるように変更。B4表示のモードは初期値がFT8,JT65です。空欄で全モードです。
* ALL.TXTのオープン履歴から選択できるようにしました。
* 右端にhQSL と userを表示するようにしました。
* wsjtx.logの「交信結果を入力ウインドウに転送する」機能を追加。
* kHz未満をカットして転送/周波数は全桁転送する/周波数は転送しないを選択できるようにしました。
* 「B4表示の重複なし」と「これ以降のレコード番号をB4表示」を追加。
* CQ NYP ではコールサインが認識できなかったので修正。
* 「[Save]ボタン押下省略」を追加。
* 「wsjtx.logから強制転送」ボタンを追加。
* ALL.TXT表示中にHAMLOG E-Mail QSL送信するとエラーになるので修正。
・ヘルプのバージョン情報で、最新版の確認、ダウンロードとインストールができるようにしました。
・複合条件検索のADIF出力で、<QSLMSG:nn>の内容を<COMMENT:nn>にも出力するようにしてみました。 SATの場合<FREQ_RX:n>も追加。
・QSL印刷ダイアログで、検索の Via, To Radio, Modeは大文字で入力されるように変更。
・JCC/Gコード頭文字選択入力のテンキー一発入力が、Windows10の20H2では反応しなくなったようなので修正。
●関連リンク:
・Turbo HAMLOG/Win Ver5.32
・Turbo HAMLOGホームページ

デジタル通信用ソフトウェア「WSJT-X」のバージョン2.4.0には、「Q65」と呼ばれる新しいデジタルプロトコルが導入される。これは特に困難な伝搬パスでの最小限の双方向交信用に設計されている。
12月10日に公表された「Quick-Start Guide to Q65」によると、新プロトコルのQ65は「ドップラーの広がりが数Hzを超えるパスでは、Q65の弱信号性能はWSJT-Xに搭載しているすべてのモードの中で最も優れている」という。 Q65はVHF帯以上の対流圏散乱、電離層散乱、EME、およびその他の高速フェージングを伴う信号に対して特に効果的と説明している。
Q65は65トーンのFSKを使用。2016年に導入されたQRA64モードで実証された弱信号への強ををベースにし、ユーザーメッセージとシーケンスは、FT4、FT8、FST4、MSK144と同じものだという。さらに時間と周波数を同期するために“独自のトーン”を採用した。
「JT65と同様、この同期トーンはウォーターフォールのスペクトルディスプレイ上で容易に確認できる」とQuick-Start Guideは述べている。「JT65とは異なり、同期とデコードは流星散乱時のpingや、その他の短い信号でも有効」だという。
送受信のシーケンスは15、30、60、120、300秒から選択可能。Quick-Start Guideによると「6mバンドで、ささやかな八木アンテナと100W以上の設備の局が、さえないバンドコンディションでも、ほとんどの場合で最大1,600㎞までの遠距離通信ができるようになる」という。(ARRL NEWS 2020年12月31日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL)
<hamlife.jp補足> 現在一般向けに公開されているWSJT-Xは「バージョン2.2.2」で、ほかに試用版として「バージョン2.3.0-rc3」が公開されている。
●関連リンク:
・WSJT-X 2.4.0 Introduces New Digital Protocol Q65(ARRL NEWS)
・Quick-Start Guide to Q65
・WSJT-X Home Page

2021年1月31日(日)、大阪市内をコースに「第40回大阪国際女子マラソン」が開催される。関西テレビ放送(カンテレ)が行う同マラソンの生中継では、例年1200MHz帯を一次業務とするFPU(放送事業用無線局)を使用する。このため今回も大阪府と兵庫県内の1200MHz帯D-STARレピータ6局10波などが1月29日(金)から31日(日)の日中に停波を行う。JARL D-STAR NEWSが利用者に注意を呼びかけている。
テレビ局の生中継などで使用する放送事業用無線局(FPU=Field Pickup)が、一次業務として1200MHz帯を使用するケースが増えている。今年も1月31日(日)12時10分から大阪市内をコースに開催される「第40回大阪国際女子マラソン」の生中継のため、干渉の可能性がある1200MHz帯アマチュア無線D-STARレピータ6局などに対し、中継リハーサル期間を含めてのべ3日間にわたる運用調整(停波)の要請があった。
JARL D-STAR NEWSで発表された、停止するレピータと停波要請の時間帯を整理して紹介しよう。なおレピータ局によっては管理上の都合などから、要請のあった時間帯よりも長く停波することもありえる。またD-STAR以外の1200MHz帯アナログFMレピータにも同時間帯に停波する局があるので注意が必要だ。
<停止対象の1200MHz帯D-STARレピータ局>
(1)JP3YID(大阪府大阪市浪速区日本橋)
DV 1291.61MHz、DD 1270.375MHz
(2)JP3YHF(大阪府大阪市住之江区南港北)
DV 1291.65MHz、DD 1290.625MHz
(3)JP3YHH(大阪府大阪市平野区加美鞍作)
DV 1291.63MHz、DD 1290.125MHz
(4)JP3YHJ(大阪府東大阪市山手町)
DV 1291.67MHz、DD 1290.375MHz
(5)JP3YDH(大阪府池田市畑)
DV 1291.57MHz
(6)JR3VK(兵庫県神戸市神戸市灘区六甲山町南六甲)
DV 1291.03MHz
<停波要請時間帯>
2021年1月29日(金)から1月31日(日)の3日間
各日とも午前10時から午後6時の間
※実際の停波時間は各レピータにより前後することがある
※同一時間帯において同様の区域のアナログレピータの1200MHz帯も停波
詳細は下記関連リンクのJARL D-STAR NEWS参照のこと。
●関連リンク:
・大阪市及び周辺のD-STARレピータの1200MHz帯一時停波のお知らせ(JARL D-STAR NEWS)
・第40回大阪国際女子マラソン
・大阪国際女子マラソン コースマップ

一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は2021年1月8日、公式サイトに『「新型コロナウィルス感染症緊急事態宣言」期間中の業務対応について』と題した告知を掲載した。同日から実施された政府の緊急事態宣言が解除されるまでの間、業務実施体制を縮小することとし、中止する業務や遅延が考えられる業務などを案内している。なおJARDハム教室(東京都豊島区)および各地域で実施する養成課程講習会は「基本的には感染防止対策を徹底した上で開催することとします」とした上で、「今後開催地域の状況により中止とする場合があります」と注意を呼び掛けている。
JARDの発表は次のとおり。
『新型コロナウィルス感染症緊急事態宣言』期間中の業務対応について
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は、当協会に対しまして、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、当協会では、1月7日(木)に発令された『新型コロナウィルス感染症緊急事態宣言』を受け、緊急事態が解除されるまでの間、業務実施体制を縮小し、下記のとおり対応することとしましたので、お知らせします。つきましては、これに伴い、ご利用の皆さまには、大変ご不便とご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
(1)JARDハム教室及び各地域での養成課程講習会の開催について
・基本的には感染防止対策を徹底した上で開催することとします。ただし、今後開催地域の状況により中止となる場合があります。
※eラーニングは通常どおり開催します。
(2)中止する業務
・各種窓口業務(来社による対応は中止します)
※電話又はメールによるご相談、 申込みは通常どおり受け付けます。
・測定器室の開放サービス(一般利用サービス)
・電波測定サービス
(3)遅延が考えられる業務
・アマチュア局保証(基本保証及びスプリアス確認保証)
※通常より1週間程度
・養成課程講習会(集合講習及びeラーニング)
修了試験の結果通知書の送付
無線従事者免許証の発給(各総合通信局の体制縮小に伴うものです)
(4)その他
各業務に関する照会等では、電話が繋がりにくくなりますので、できるだけメールをご利用いただくようお願いします。
なおJARDは合わせて、養成課程講習会(集合講習)の受講予定者に向けて「新型コロナウイルス感染症への対応について」と題し、養成課程講習会を開催する場合は感染予防対策を行うこと、現在募集中の講習会も中止する場合があることなどを案内した書面を掲載した。
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・『新型コロナウィルス感染症緊急事態宣言』期間中の業務対応について PDF(JARD)
・受講予定の皆さまへ「新型コロナウイルス感染症への対応について」PDF(JARD)
・JARDホームページ

日本における、2021年1月9日時点の「アマチュア無線局のコールサイン発給状況」をまとめた。2021年に入り新たに、1エリア(関東管内)の関東総合通信局、3エリア(近畿管内)の近畿総合通信局、4エリア(中国管内)の中国総合通信局、5エリア(四国管内)の四国総合通信局、8エリア(北海道管内)の北海道総合通信局からそれぞれでコールサイン発給状況の更新発表があった。
各総合通信局で公表している、コールサインの発給状況は下表の通りだ。
ところでアマチュア局のプリフィックスの割当ての順番に触れておこう。まず1エリア(関東管内)を例に取ってみると、最初はJA1 → JH1 → JR1 → JE1 → JF1 → JG1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JS1と一度目の発給が行われた。
その後JE1からプリフィックスのアルファベット順での空きコールサインの再割り当てが行われ、JE1 → JF1 → JG1 → JH1 → JI1 → JJ1 → JK1 → JL1 → JM1 → JN1 → JO1 → JP1 → JQ1 → JR1 → JS1と進んだ。
さらにその後、数字の7で始まる7K1 → 7L1 → 7M1 → 7N1 → 7K2 → 7L2 → 7M2 → 7N2 → 7K3 → 7L3 → 7M3 → 7N3 → 7K4 → 7L4 → 7M4 → 7N4の発給が行われ、その後にJA1 → JE1 → JF1 → JG1 → JH1 →JI1 → JJ1と2度目の再割り当てが進行している。
また2エリア(東海管内)と3エリア(近畿管内)も、関東の1回目の再割り当てと同様に「JS2(JS3)終了後に、JE2(JE3)からプリフィックスのアルファベット順」で再割り当てが進行している。
しかし6エリア(九州管内)は、JQ6までの発給が終了後(JS6は沖縄に割り当て)、JA6から、プリフィックスのアルファベット順での再割り当てが行われている。
このあたりの経緯と詳細は、日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林氏のWebサイトが詳しい。
●関連リンク:
・The Enigma of Japanese Call Sign System
・「「7K1~7N1」「7K2~7N2」「7K3~7N3」「7K4~7N4」は再割り当てされません」?

2021年1月7日、政府は新型コロナウイルスの感染拡大が続いている東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県を対象に1月8日から2月7日までの期間「緊急事態宣言」を発令したが、無線従事者国家試験および一部プロ資格の養成課程講習を実施している公益財団法人 日本無線協会は1月8日、「今後予定されている無線従事者国家試験及び無線従事者養成課程講習につきましては、感染対策に万全を期した上で予定どおり実施いたします」と告知した。
政府が1都3県に緊急事態宣言を発令したことを受け、日本無線協会は1月8日に公式サイトのトップページ右上に告知を掲載した。全文は次のとおり。
【お知らせ】
本日(1月8日)、政府から1都3県を対象に緊急事態宣言が発令されましたが、今後予定されている無線従事者国家試験及び無線従事者養成課程講習につきましては、感染対策に万全を期した上で予定どおり実施いたします。
同協会は公式サイト上に「新型コロナウイルスに関する注意喚起について」や「試験・講習の会場における新型コロナウイルス感染拡大防止のためのお願い」と題したお知らせも掲載している。
なお今後の状況によっては、国家試験および養成課程講習の実施に変更が生じることも考えられるので、受験(受講)予定者はこまめに公式サイトを確認することをおすすめしたい。
こちらの記事(2020年4月4日掲載)も参考に↓
<1アマはきょう4日、2アマはあす5日に開催予定>日本無線協会、4月期の上級ハム国家試験を急遽「中止」に
●関連リンク:
・公益財団法人 日本無線協会
・新型コロナウイルスに関する注意喚起について(日本無線協会)
・試験・講習の会場における新型コロナウイルス感染拡大防止のためのお願い(日本無線協会)

「7」で始まるプリフィックスのコールサイン(7K/7L/7M/7N)発給を開始した日から、ちょうど30周年にあたる2020年4月23日を記念して、同年1月に誕生した7コールアマチュア無線クラブ(JS1YEY)では、史上初の7コールサイン(通称“7コール”)をテーマにした、「7コール発給開始30周年記念局(8J17CALL)」を開局して積極的な運用を続けているが( 2020年4月21日記事 )、この度、同クラブから「2020年末(12/31現在)の7コール白書」が公表された。それによると、2020年末の7コール生存率は6.42%(過去に約258,000局が存在し、現存するのは16,701局)で、前年比で1,008局減少した。また、最も希少なプリフィクスは、778局のみが現存する「7L3」で、数最多の「7N4」と3倍近くの差があるとしている。
hamlife.jpに届いた情報は以下のとおり。
各局、あけましておめでとうございます! すべてのアマチュア無線家にとって、楽しく健やかな1年になることをお祈りいたします。
さて、2020年末(2020年12月31日現在)の「7コール白書」をお届けします。
1.7コール生存率
2020年末の7コール生存率は、6.42%です。1,008局減少したことにより、前年の6.81%から0.39%下落しています。
本稿における「生存率」とは、総発給数における現存局の占める割合を指しています。つまり、過去に約?25万8000?局が発給された7コールのうち、16,701局が現存しており、その割合が6.42%ということです。
組別では、2組(1991~1993年)の生存率が最も低く5.1%、4組(1995~2003年)が最も高く9.4%です。
2020年に開局30周年を迎えて再免許のタイミングにあった「7K1」は、前年比で210局減り、7.1%→5.8%と大きく下落しました。
同じく、一部が再免許を迎えた「7L1」「7N3」「7K4」「7N4」も、各々200局近い減少があり、これら5プリフィクスが全体の変動の大部分を占めています。一方で、「7L2」「7N2」は若干ながら増加に転じており、一縷の望みを感じます。
7Jコールは、前年より6局減って120局が現存しています。全体では減少に転じていますが、東海で7Jクラブが再開局した情報があり、決してマイナスへの一方通行ではないようです。
2.7コール希少度ランキング
2020年末の「7コール希少度ランキング」は、主に再免許タイミングによる減少が大きく変動に寄与しています。右欄の矢印は、前年順位からの上昇・下降を示しています。
最も希少なプリフィクスは、778局のみが現存する生存率4.8%の「7L3」で、全アマチュア局のわずか0.2%であり、局数最多の「7N4」と3倍近くの差があります。
7Jコールを除いた(いわゆる)7コールは、合計16,581局となり、全アマチュア局の4.26%を占めています。7Jコールは、全アマチュア局のわずか0.03%です。
3.都県別7コール率
都県別では、東京都に3,420の7コール局が現存し、これは全7コールの20.6%を占めており、都県別で最多です。
一方、山梨県は839局、そのシェアはわずか5%ですが、同県の全アマチュア局における7コールの割合は18.9%となっており、この点で東京都とちょうど逆転しています。
全体の傾向として、その県の人口が少ないほど7コール数が少なく、当然シェアも低くなりますが、反対にその県の全アマチュア局における7コールの割合は高くなり、人口あたりで7コールのアマチュア局を保有する人の割合も高く、不思議なバランスが成り立っています。
なお、関東の全アマチュア局における7コールの割合は14.7%、日本全国では4.3%です。
4. エリア別7Jコール数
7Jコールは関東、近畿、東海の順に三大都市圏が全体のほとんどを占めています。東北、北陸、四国は、現存していません。
↓この記事もチェック!
<2020年4月23日から1年間>史上初の7で始まるプリフィックス(7K/7L/7M/7N)をテーマにした、「7コール発給開始30周年記念局(8J17CALL)」開局
●関連リンク:
・2020年末版 7コール白書(7コールアマチュア無線クラブ)
・7コール発給開始30周年記念局「8J1-7CALL」(7コールアマチュア無線クラブ)
・7コールアマチュア無線クラブ

JARL埼玉県支部は2021年1月11日(月・祝)9時から15時まで、日本国内(陸上)のアマチュア局およびSWLを対象に、3.5/7/14/21/28/50/144/430/1200MHz帯の電信と電話で「第39回 オール埼玉コンテスト」を開催する。「埼玉県内登録クラブ対抗部門の新設>埼玉県内登録クラブ対抗は3位まで賞状を贈る」など前回の規約との変更点がある。なお、埼玉県を含む1都3県へ新型コロナウイルス感染拡大による「緊急事態宣言」が再発出される事態になったため、同コンテスト委員会は1月5日に「オール埼玉コンテストにおける移動運用およびマルチオペ部門について」という案内を発表し、マルチオペ種目を中止するとともに参加者に移動運用の自粛を求めている。参加者は委員会から発表される最新情報の入手を心掛けて欲しい。
参加資格は各部門別に、埼玉県内で運用する「県内電信電話」、埼玉県外で運用する「県外電信電話」に分かれる。交信対象は県内局が「埼玉県を含む全国内局」、県外局が「埼玉県内局に限る」となっている。
ナンバー交換は「県内局」はRS(T)による相手局のシグナルレポート+市区町村ナンバー、「県外局」はRS(T)による相手局のシグナルレポート+都府県地域等ナンバーを送る。
なお2018年(第36回)から、県外局の呼出方法が変更されている。電話の場合(県外局)は「CQ埼玉コンテスト(こちらは県外局)」、電信の場合(県外局)は「CQ STX TEST」となった。
ログ提出は1月25日(月)まで(消印有効)。また電子ログを受け付けている。サマリーの形式は「バージョンR1.0」、または「バージョンR2.0」のどちらでもOK。「それ以外の形式は一切受け付けません」と案内している。
書類提出した希望する局には「参加証明証」を贈呈。定型封筒(はがきサイズの用紙が入る大きさに限る)に84円切手を貼り付け、送付先の住所、名前、コールサインをあらかじめ記載して郵送で送ること。参加証明証の受け付けは、2021年7月31日(土)まで(消印有効)。
詳しくは下記の関連リンクから「第39回 オール埼玉コンテスト規約」で確認してほしい。
●関連リンク:
・第39回 オール埼玉コンテスト規約
・第39回 オール埼玉コンテスト規約(PDF形式)
・第39回オール埼玉コンテストの50MHzの周波数について案内追加
・JARL埼玉県支部

神奈川県横須賀市にあるコミュニティFM放送局「FMブルー湘南(横須賀エフエム放送株式会社、JOZZ3AD-FM、空中線電力20Wほか)」では、2017年4月からアマチュア無線家向けの番組「QSY」をオンエアーしている。放送は毎週金曜日の22時から30分間だが、新たな内容の番組は第1・3・5金曜日に流され、第2・第4金曜日は前週の再放送という形式だ(2017年7月から)。放送音声は後日ポッドキャストとしてWebサイトで公開されている。
2021年1月1日の第106回放送は、JK1BAN 田中氏とJH1OSB 小濱氏による新春特番。リスナーから寄せられたメールを紹介し、両名が今年の抱負を述べた。さらに小濱氏が昨年の「独身の日」に通販で買ったという中華製SDR短波ラジオ(DSP SDR Rev.A.0)を紹介した。
番組の聴取は下記関連リンクから。Web上またはダウンロード(MP3形式)で利用できる。
●関連リンク:
・QSY 第106回放送
・QSYゆるーく無線を楽しむ(YouTube)
・QSY 番組案内ページ