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link JL7KHN/ミヤギKI529のブログ JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2024/5/6 14:35:38)

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feed お前もかよ!SMGオイル漏れ (2023/7/21 19:06:33)

■エンジンルーム…

エンジンルームの水もの、油もの、ゴムものは大体交換が終わりました。


プラグも交換し息つきが直って、エアコンガスも真空引きし、コンプレッサーオイルも入れ直し、すっかり喜ぶ息子ではありますが、気になるのはアイドルの揺らぎだそう。


聞くとすっごく僅かなハンチング。年式からだとメチャクチャ正常範囲内です。

でも気になるなら、見てみましょう。



▼エアコンは新規一転のつもりで真空引きしたが、コンプレッサーが回らず…
リレーやヒューズを確認するも正常。マグネットクラッチかぁ〜と思ったら…
戻しただけで、エアコン復活。何で(笑)


■アイドル不調の原因は?
この手のエンジンは、偶にバラす事もあるので大体分かります。
点火系は正常ですので、今回はDISAとアイドルコントロールバルブをみていきます。

まずはDISA。
エンジン始動するとロッドが動くので、動作確認は容易です。
コレが壊れてもアイドル不調にはなりますが、汚れたくらいでは大丈夫です。

動作はしてますので、念の為に汚れ具合を点検すると…
キチャナイけどまぁ、こんなもんでしょう。

寧ろインテーク内がブローバイだらけなのが気になります。
インマニ外すと時間がかかるので、それはまた次回。

今回は洗浄で済ませます。

ちなみにインテークはこんな感じ。

この感じですと、イン側バルブも凄そうです。
ブローバイガスホースにセパレータを入れたほうが良さそうですね。

お次はアイドルコントロールバルブ。
こちらも多少汚れてるかな?と言う感じですが、振ってもカタカタ鳴りません。
試しにパーツクリーナーで洗浄しましたが、ベトベトカーボンの様で落ちません。

致し方無く、エンジンコンディショナーで洗浄。何度か繰り返すと…
動く様になりました!
そうそう、この感じです。

ちなみに電スロはキレイなもんです。一度交換されたのかな?



■ミッションオイル交換へ向けて
さて、次はミッションオイルです。下に潜っての作業は暑いので気が進みませんが、DJデミオとは全くレスポンスが比べものにならないフィーリングは何とかしたいところ。

今回はMTFでは無く、ATFを突っ込むつもりです。
当然普通はやりませんが、粘度が低く、摩擦調整剤が程良く添加されたATFはイケそうな気がしてます。

無論、 自己責任 です。

一応ドレンボルトとフィラーを確認しようと潜ってみたら…

▼SMGリザーブタンク見つけた!こんな所に付けんなよ!ていうか、オイル漏れて不足してるし…
SMGリザーブタンクが邪魔でフィラーは見つからず、どうやらコイツを外さないとオイルは入らなそう。

そして、SMGの作動油も不足ついでに交換しないと…
SMGオイルって、どんな代物なんでしょ?アクチュエーター駆動するからATFでもイケる気がする…のは私だけでしょうか?


まだまだかかる330i。
息子の夏休みはまだ先なので、私の夏休みに合わせてやるかな…

feed プラグ交換と、お約束のイカリング。 (2023/7/17 20:02:27)

■プラグ交換

加速時、それも比較的低回転高負荷時にボコつくエンジン。

フィーリングは明らかに失火なのですが、ダイアグでは失火検知は入りません。

でも、これは点火系と確信があったのでプラグ交換をしてみました。


純正で入ってるプラグは、私の嫌いなタイプの4極。これはスワールやタンブルの混気が入りづらく、火炎が拡がりにくいタイプです。
反面、汚損に強い等と言われておりますが…新品と並べればこの通り。
チョイスしたのはNGKのイリジウムIX。対地電極がテーパー形状で、拡がり易く、中心電極も細い白金のものです。

コレに交換してみた所、 ボコつきは見事に直りました

心当たりは1番のみカブり気味な点。
1番側はブローバイガスホースがそのまま戻る構造になっています。恐らく、 PVCもオイルキャッチタンクも無い為に、オイルがダダ漏れと言うかダダ吸入 になっていたものと思われます。
簡単な キャッチタンクか、セパレータ を入れたほうが良さそうです。


■オイル交換
こちらも息子の初作業。
オイル交換くらいは…と思いましたが、やっぱり色々と「えっ?」と言うことが起きます。
まっ、YouTubeでサーキット走行ばかり観ていれば、そりゃ出来る訳も無く…。

それにしても、凄い色。
ケロシンベースのフラッシング剤を入れられても困るので、ディーゼル兼用のエンジンオイルを使います。
兼用品は洗浄分散剤が多めに含まれていますので、へたげなフラッシング剤を使うよりもよっぽどマシです。
フィルタも交換。
ここのキャップシールは潰れていましたので、しばらく交換はされてなかったのかも。


■若気の至り
旧車と言うのは、まずまともに走る様にするのが先なのですが、「やってみたい」が先行するんですよね。

BMWと言えばコレ。
イカリングへの換装です。

ついでに、ヘッドライトカバーもすっかり曇りが生じていたので交換です。

ユニットはライト内部に埋め込み、ハーネスはポジションの穴から出し、百均のお湯粘土で穴は埋めました。
デイライト兼用で、かなりの明るさになります。
サイドウィンカーが電球ですので、タイミングがちょっとズレますが、まぁヨシとしましょう。



そして、サイドウィンカーもシーケンシャルタイプへ。
しかも 前後逆、更に一回の雨で水入りする のが、期待を裏切らない大陸製ポテンシャル。


ヘッドライトカバーも新しくなり、少しは輝度が上がったかな?

光軸調整も行い、本日の作業は終了。

それにしてもキセノンプロジェクターは暗いです。これをホントは何とかしたいのが、私のチューニングメニューです。

feed ウソだろ!というのが起こるクルマ。 (2023/7/15 20:24:00)
■昨日の出来事
我が家の駐車場は、縦に3台停められるタイプなので、入れ換えが発生します。

入れ換えをした直後…

エアコンバルブのキャップとコアがすっ飛んでいきました!

先日確認した時は、漏れているだけでしたが、どうやらバルブコアが相当緩んでいた様です。
↑は、吹き飛ぶ前の最後の写真。この時コアはあった。

エンジンルームは、コンプレッサーオイルまみれ…
この 夏本番というタイミングで、これは無いなぁ〜

とりあえず、ガスやオイルは買ってあったので、補充作業が真空引きへ。ちょっと面倒になったのですが、 古くなってきたシステムは補充よりもフラッシング兼ねた入れ換えがオススメ
この作業は設備が特殊ですし、時間もかかるので、また後日。


■ブレーキディスク交換
こちらも4枚の交換と、キャリパーメンテをやり切りました。

融雪剤を撒いている土地で走ってた?と思うほど固着が酷く、しかも欧州車はブレーキダストが酷いのでダブルパンチ。


ついでに、サイドブレーキも超ガチガチのギリギリに調整。サイドターンも簡単に。

この作業はブレーキですので、私一人での作業でした。

お陰で汗ダラダラです。
ただ、ブレーキフィーリングはかなり良くなりました。

■ステアリングラックブーツ
ここからは、息子に教えながらの作業なので、写真少な目。

タイロッドエンドは、プーラーで外します。
あのバキンって音は、初めてだとビビるんですよね。
ラックエンドブーツはOK。交換歴があるのかな?

古いブーツを外して、(あれ、ウマが入ってない(汗)どこ行った?)

ボールジョイントの古いグリスを拭き取り、新しいグリスをしっかり塗ります。(こっちはウマが映ってる…さっきのはやらせ写真か?(笑))
モリブデングリスを中に水が入らない様なイメージで塗るのがオススメ。

そして新しいブーツを取付けて

ラックエンドをつければ完了です。


さて次は、吸気系のDISAやアイドルバルブ、そしてプラグ交換です。

そこまでやれば、エンジンだけはシルキーと言われるE46になれるか?

上手くエンジンが終わっても、次はSMGミッション。ドカンと言うのは何とかならんものか?

残るエラーコードは、メーターパネル内部異常(謎)、とDSC。


「つくばサーキットをこれで走りたい」と言う息子の夢は、まだまだ続きます。


feed 愛着。 (2023/7/9 21:50:55)
サービスマニュアルも無く、ひたすら現物を見て整備している330i。

整備性が良いような悪い様な、不思議な車です。

今日は息子と2人で作業をしましたが、私が「あれ〜どこだ〜?」と言うと、すぐにネットかYouTubeで下調べが…と言います。

今の時代は便利になりましたが、このメカ現物を見て作業をやっていく楽しみ方は、世代差なんでしょうか?
それとも、「失敗したくない」と言う気持ちなんでしょうか?


まっとりあえず、どんどん整備を進め、エンジンだけは満足行くまでちょうど半分と言ったところでしょうか。


ちょっと厄介なのはDSCユニット。
必ず壊れるものの1つで、これも例に漏れず壊れてます。
予備のユニットはあるので交換出来ますが、すっごい面倒くさい所に入っています。

そして、ユニット交換が終わったら「コーティング」と言う作業でECUを登録し直さなければなりません。

良いような悪い様な…。


一方、アルファードの方は…何度もバラし過ぎて、目を瞑ってもバラせるくらいです。

デミオディーゼルも、HP-EGRのせいでインテークにすすが溜まるので割と手間がかかり、どちらかと言えば、BMWの方が整備性は良いかもです。

何れにせよ、色んな設計思想があり、非常に面白いですね。


息子も愛着が出てきた様なので、まずはヨシ。

ただ、「早く踏みたい」と馬鹿な事を言ってます。

誰も彼もが否定すること無く、息子にとっては完全に手に余すパワーですので、セーフティドライブ研修にでも突っ込もうかと思います。



feed 古い車に乗るという事 (2023/7/8 11:33:18)
■新たなカテゴリ

何年か振りに新カテゴリを作りました。

もはや、 何のブログか行方不明 (笑)


このカテゴリは、息子が最初に自分の車として乗ることになった車の内容です。

BMW 330i M-sport SMG、直列6気筒3000ccのハイオク仕様のM54B30エンジン、E46、名機に入るエンジンです。しかもまさかのLハン車。


グレタさんが怒りそうな、そして実は 私も嫌いな仕様 の車です。

ちなみにアクセル開度とトルク特性はハチャメチャ。急にトルクが立ち上がります。



■古い車に乗ると言う事は…

元々、息子が欲しかったのは同じエンジン、同じ世代のコンパーチブルZ4。

ただ、コイツは危ないので絶対にダメと言ってました。


すると、ひょんな事で、知り合いからセダンを譲って貰えることに。


当然、 息子よりも1つ年上 、しかも私の嫌いな外車ですので、色々と問題は富士山並みに山積です。


ざっと見て、

ラジエーターパンク、DSCユニット故障、オイル漏れ、ステアリングラックブーツ割れ、エアコンガス漏れ、雨漏り、水温センサ故障、点火系異常、ドアミラー電格不良、ベルト寿命、ブレーキディスク摩耗etc.

どれも欧州車では極普通の故障のオンパレードです。

もちろんこのエンジン最大の強みのVANOSもどうなってるか…?


これと付き合うのが、古い車に乗ると言う事です。




■ひたすら直す

診断機もありますので、基本的にはどの修理も難しい事は有りません。

1番面倒なのはDSCユニット交換後のコーティング作業くらいです。コレはかなり特殊な作業になります。



メカ物は多少やってはいたものの、基本的には電気電子系の息子には、とても良い教材です。


・ラジエーター交換

これは見事に吹きました(笑)

熱効率の悪いエンジンですが、ラジファンは回り、水温計は正常値を示してましたが、息子が慣れない車庫入れで手間取っている時にパンクしました。

これはホント、自宅車庫で良かった…。


新品はコレ。


日本車でも長く乗られている場合は、一度外してパンパンするのはオススメ。結構砂で詰まっているもんです。



・水温センサ

一見正常値に見えますが、明らかに変。

診断機で確認すると、ラジエーター出口水温センサ故障。

(水温計は正常値なので、もう一つどっかにダブルテンプセンサはあるのかな?)


外してテスターで測っても、220kΩ〜オープンと値がすっ飛んでます。日本車、特にトヨタ、ホンダでは余り無い故障です。


これはサクッと交換。

正常品は常温で2kΩ弱(参考値)


・ベルト

Vベルトは、ヒビ割れしまくっているので交換確定。

2本とも交換です。

テンショナーは油圧式に変わってました。でもコレが逝くと大変な事になるので、念の為、確認はしておきます。


・エアコンガス

効きが悪い…。外車ですのでグラスも有りません。

ロー側のキャップを外すと、プシュプシュと漏れている音がします。

バルブが死んでます。


この場合は、フロンガスが大気開放にならない様 バルブ交換用の特殊工具 でバルブを交換します。


その後、コンプレッサーオイルとガスを補充して終わりです。圧力だけ気をつけましょう。


・ステアリングラックブーツ

これも割れますね。トヨタのFFドラシャブーツよりも破れます。

交換作業は、ロッドをひたすら回さないといけないので、体力勝負。


・パワステオイル交換
おぞましい状態でした。ATFで良いので、在庫を使いました。


・SMGポンプ
何となく嫌な予感はしますが、動いちゃいます。壊れる前にオイルだけは交換します。


■若気の至り

修理はもちろんですが、若気の至りでどうしてもやりたくなるのがチューニング。


小さな所で言えば、

・導風板

ラム圧は期待出来ませんが、気持ちは冷えます。


・ドアミラーカバー

DJデミオもオプションで付けてます。

見た目以外な〜んもご利益はありません。


・グリル交換

メッキ嫌いは親譲り。つや消しブラックへ交換です。


・ル・マンカラーのSR3セミバケ

これは、私が息子と同じ頃に買ったお下がりです。
恐ろしい事に、ヘタリや擦り切れは殆ど有りません。
新しいタイプよりもホールドが良いのが特徴です。


・ドンガラ(爆)
欧州車は、ビックリするほど雨漏りします。水を含んでカビも一部見られるので、剥がして捨ててしまいます。
コレにより、ビックリするほどうるさくなる「ドンガラ仕様」になります。
・足回りセッティング
予想外なのは、ブッシュはまだ何とか使えそうです。
ただ、息子の運転のクセもありますので、それに合わせたアライメントを合わせ込んで行きます。
これはひたすら助手席に乗って、観察して決めていきます。

足回りのセッティングは、正直一番好きなチューニングかも。




■記載事項変更
この車、18年以上の大排気量ですので、高い税金がのしかかります。
本来、 学生が乗る車では無い のですが、小さな小技を使って維持費を安くします。

その1つが、重量税。
このクルマは1520kgと、ほんの少し頑張りが足りなかったお陰で重量税ランクが2t未満の50400円になります。
通常、乗用の場合においてはプラス・マイナス100kgの増減があった場合は、変更申請が必要ですが、今回は20kg強軽量化し、記載事項変更することで、重量税ランクを1つ下げ、37800円に下げることが出来ます。

ということで、車内カーペットや、要らないアンプ、スピーカー等を外して軽量化を図り、記載事項変更を行います。

このネタは、息子が夏休みに入ったら陸運支局で計量測定検査を受け手続きしようと思いますので、また別途。


■子育ての最後
この先就職か進学かはありますが、基本的には二十歳ですので、長くて短かった子育ては終了です。

息子と並んで何かに取り組むのは、この車いじりが最後になります。
決して人様に迷惑をかけず、安全最優先で、車の楽しみを覚えてもらいたい。

それが私の最後の子育てになります。

feed 色々やってみてから言う大切さ(カーボンアンテナに思う事) (2023/7/2 22:38:15)

■コンサート

今日は、高崎市へ行ってきました。


目的地はココ、高崎芸術劇場。えらく立派です。
LRTよりも、こんなホールが宇都宮にあっても良いんじゃない?なんてね(笑)

イベントはこちら。
東京農業大学第二高等学校吹奏楽部のマーチングミュージカルの鑑賞です。

去年も開催されてましたが、コロナ禍で立場上県外へ出られず、私は初めての鑑賞になります。


私の実家は音楽教室だったこともあり、電気よりも早くから親しんだおかげで、大体の楽器は「音は出せます」(笑)
なので、実はマーチングの頭数が足りない時に一緒にやった経験もあります。

一見簡単そうに見えるマーチングですが、かなりの体力と独特の筋力を使います。
私自身は、どちらかと言えば体育会系で、当時は「パルクール」なんて言葉は有りませんでしたが、あんな感じの事(床体操)は大好きでしたし、武道は柔道、他にも主に短距離走で小学校の頃から県代表だったり、種目によっては県タイ記録もあったりします。

そんな身体を動かすのが大好きなタイプでも、バカキツいと感じるのがマーチングです。

そのマーチングとミュージカルダンスを組み合わせたのが、この学校です。
生時知っているからこそ凄さが分かるってやつです。
練習も基礎体力からなので、相当大変なのでは無いでしょうか。

とにかく、良いものを見せて貰いました。


■やってこそ分かるしんどさ
受験勉強にしても、運動でも、趣味でもそう。やってみて、突き詰めてこそ必ず通る「しんどさの壁」があります。生半可じゃ通りません。

仕事でも、やったことが無いのに物事を簡単に言う人がいます。
特に職位が 能力不相応な人ほど、いい加減な話をする 輩がいます。

無論全否定する訳では無く、極稀に突拍子も無いアィディアに繫がる事もあります。
ただ、余りにいい加減な場合は、上下関係無く「答えを持ってその発言をしているか?」と聞くようにしています。


■所詮仮説に過ぎない
理系だろうと、「きっとこうだろう?」と言う仮説に基き定量的データを集め、ストーリーを組み立てます。
一見良さそうでも、スタートは所詮仮説に過ぎません。
大事なのはここからです。

同意するならば、それに準ずる別観点での客観的データを。
反論するならば、それを同水準で反証する客観的データを示す義務 があります。


■カーボンアンテナに思う
きちんと把握仕切れてませんが、ここの所、カーボンアンテナがホットワードの様です。

発端の経緯背景は割愛しますが、これを主観的に捉えている方と、客観的に捉えている方、双方がいらっしゃいます。

残念ながら、その殆どは知識を伴った多角的観点で議論をしていないのです。

ことアマチュア無線については、実験やってナンボの趣味です。
事象を多角的に捉え、何が事実か検証してみて、何が得手不得手か、更には自分の仮説に誤りが無いかも考える。
それらを鑑みて自分はどう使うか?etc.


謙虚さがなければ、結局「バカの壁」は越えられない と思います。

feed 【新技適化】ICB-770の性能を引っ張り上げる (2023/6/25 18:19:04)

■今年のコンディション

「週末に合わせてくれた?」と聞きたくなるような”梅雨の晴れ間”。

せっかく晴れた週末なのですが、Esはガツンと長時間続く感じが有りません。やっぱり地震と関係あるんじゃないかと定性的に思ってしまいます。

 

まっ、そんなコンディションの副作用のお陰で、休日にやらなければいけない事も進みますし、実験もやれたりする効果はあります。

 

 

■ソニー製品の癌、2SC710

この頃のトランジスタは銀マイグレーションと言う特有の劣化モードがあります。当時は部品の足に銀メッキをすることでハンダ上がりを良くする技術として普及しましたが、この銀が仇となって大気中の硫化ガスにより銀マイグレーションが起きてしまいます。

部品の足だけでは無く、樹脂モールドの内部にも進み、チップに到達するとリークが増加し、hfeの低下などを招くものです。

 

▼やっぱり足は真っ黒。削っても性能は戻りません

 

今回預かっている770も例に漏れずトランジスタは全て硫化が進んでいました。また、預かった内の1台は”整備品”として購入されたとの事ですが、これが他の個体よりも状態が悪いのがまた何とも言えない感じです。

オークションって・・・。

 

▼フレームに”AT”と手書きのサインが。「田中篤志さん」の検査履歴?何回見ても”Automatic”と思っちゃいます(^^)

 

 

■代替部品

巷で770を直されている方はたくさんいらっしゃると思います。2SC710の代替部品は、2SC1675あたりがテッパンとされている様です。

 

悪くは無いと思います。

 

元々付いている2SC710のトランジション周波数ftは200MHzに対し、2SC1675は250MHzと確かに相当品です。

しかしながら、1675も入手性があまり良くなく、無理に購入すると ランクも分からない大陸製の怪しい部品 を掴まされるリスクもあります。しかもそんなに安くも有りません。

 

そこで、在庫しているトランジスタでまずは修理をしてみることにしました。

 

 

■テーマは「ハイゲイン、ローノイズ」

hfeは、経験的に 使用周波数の10倍を目安 にしています。

古い本には2倍を目安と書いてあるものもありますが、選択肢がなかった時代の話ですので、今の時代にはアンマッチです。

もちろん、 ftはコレクタ電流依存性があります ので、高い周波数でもhfeを取りたければIcを増やしてやることで頑張れるデバイスもあります。

 

今回は、このftを”無駄に”高いものを選んでみます。

特にUHF、SHF用とうたわれているものを選ぶ事で、ftだけでは無く、帰還容量、出力容量も小さく、しかも自ずとNFが小さいものとなります。

 

この観点で手持ちのトランジスタで探し、ミキサーと増幅段を入れ替えていきます。今回は650MHzと7GHz品。どちらも普通に入手出来ます。

なお、ミキサー段のトランジスタ化については、 FETと比較し局発レベルが小さくて済む メリットもあります。これは、受信時における副次波スペックに対しては感度低下をさせないテクニックとしてでもあります。

 

 

~ちょっと寄り道~

 

ちなみに、前段階実験としてSA612(NE612)と言うDBMを使ってみました。これは、トランジスタと比較し、NFが良い事、線形性が抜群である事、実効効率が良い事など、基本的にはメリットばかりです。

入出力インピーダンスをそこそこ合わせてやることで利得も稼げ、かつAGCもちょっと工夫をすればかける事も出来ます。

実際やってみましたが、かなり静かなリグにはなりましたし、測定機で測る分には高感度に仕上がりました。

 

が、フィールドに出ると弱い局がちょっと辛い・・・。局発のレベルも結構突っ込んでいるつもりですが、弱レベルの線形性が悪い様でした。逆に予想では、強入力時に歪みやすいので違法局にやられるかと思ってましたが、意外とそちらは大丈夫。一粘りしましたが、最終的には断念しました。

 

▼DBMに置き換えた版。SNは良いが…680と同じ感度は無いなぁ。

*一応書いておきますが、外部電源から伸びている線はカウンターポイズでは無く、CH-580(極性が逆)に繋がってる電源線です。

 

~寄り道ここまで~

 

 

なお、一番肝心なフロントエンドはパラレルFETにしました。

 

「ここはトランジスタじゃないんだ?」と突っ込みが聞こえてきます・・・。

実際にトランジスタで組んでみるとわかるのですが、意外とトランジスタはFETよりもインピーダンスの崩れで発振に至りやすいです。特にCBではきちんと整合された外部アンテナが接続されるわけでは無く、インピーダンスが不安定なフィールドにほっぽり出されます。

その時に発振しやすいので、Icを絞りゲインを下げざる得なくなります。

なので、フロントエンドはFETで、ちょいとハイインピーダンスのノイズマッチを取り仕上げました。

 

 

■フィールドテスト

さて、実際に外に持ち出してみました。

比べたのはKI-707(新技適機)です。これはFETに拘って、感度向上とNF良化を図ったものです。

 

それと比べてみると、Sメーターは+2ほどよく振ります(メーターのS9レベルはどちらもコリンズと同じレベルで設定)。

無論かなりトータルゲインが上がったので、 AGCはかなり早い段階から当てる ようにしています。市販のアマチュア無線機と同じ考え方で、この方が静かな無線機になります。

それでもかなり振ってきますし、ノイズの中から浮いてきます。また、707よりもSPが大きく、筐体サイズもあるので更に聞きやすい感じです。

 

IPが取れているので違法局の被りに対してもフロントエンドが飽和することも無く、4ポールクリスタルフィルタを入れていることもあり、全然耐えられてます。

 

トランジスタも真面目に使うとポテンシャルが高い ということが、改めて勉強になった機会でした。

 

▼707はボリュームMIN。ノイズフロアは707がS3-4程度、770がS2-3程度。

 

 

 

このリグですが、あとはハイコンプレッションのコンプレッサのみ搭載すれば、この段階で技適は通ると思います。

 

「見た目はそのままで、性能を上げるのも、技適化ならではのお遊び」かと思います。


feed 道の駅「まえばし赤城」 (2023/6/19 21:16:28)

道の駅シリーズ、いつ以来ぶりでしょうか?

子供たちも成人してますので、「子供の為の車中泊」はすっかり遠退いてしまっていました。

 

そんな中でも、道の駅は着実に増殖中、そして昔とは異なり”前職は有名百貨店”なんて肩書を持つ方を支配人として招聘し成功を収めている駅もあります。

 

そう、道の駅熱、急上昇中なんですね。

 

 

 

■■ 道の駅「まえばし赤城」 (リンク付き)■■

2023年3月21日にオープンしたばかりの、超出来立てホヤホヤの道の駅。

”尋常では無いオシャレさ” がポイントです。

 

 

 

■販売所

 まずは直売所。これは大きな別棟1Fにあります。

 立ち寄ったのが早朝の開店前でしたので買い物は出来ずですが、赤城山麓で採れた野菜や特産品である豚肉など、いろんなものが買えると思います。覗き込んだ感じは、道の駅「しもつけ」に似ています。しもつけは百貨店勤務だった方が肝いりでやっている売上ナンバー1の駅ですので、もしかしたら参考にされたのかも、、、なんて思ってしまいます。

 

また、驚くことに「前橋赤城鮮魚センター」なるものが、これも別棟であります。

 

「海無し県が何を~!」と思うかも知れませんが、驚くなかれ、 太平洋側と日本海側のちょうど真ん中に位置する立地を活かし、両方を取り揃えている とのこと。

 

 

■駐車場

 もはや何台停められるのかわからないくらい広大な駐車場。大型車スペースも離れているので、夜中のアイドリングも気にならないと思います。

 

また、RV専用スペースもあります。が、普通車用駐車スペースの1台分のスペースも十分。ハイエースベースのバンコンや普通サイズのキャブコンは全然いけちゃいます。

傾斜も無く、スロープは不要 です。

 

小さな子連れの家族には、第一駐車場の芝生広場前が俄然オススメ。 子供はちょっと目を離すとすっ飛んでいく可能性がありますが、目の前に芝生広場と遊具が目に入る所であれば、殆どの確率でそっちへ走っていきます。

 

★EVクイックチャージャーもありました。

 

 

■子供施設

 これは、すごい!に尽きます。

 大人も夢中になってしまいがちなエアを入れるふわふわドーム、安全性に考慮された多数の遊具。そして大きな芝生広場。夢中になりすぎて熱中症に気をつけながら遊ぶ必要があるくらいです。

なかなかここまで揃った道の駅は少ないと思います。

 
 
 

しかも、ドッグランもあるのにはビックリ。

 

■トイレ

 別棟でも超大型のトイレがあり、フードコートラウンジ内にもあります。

 言わずとも新しくきれいです。

 

 

■入浴施設

 直売所2Fに「まえばし赤城の湯」というのがあります。

 残念ながらこちらも未体験。見てみるとサウナもあるようです。

 利用料は 大人600円/休日700円、小学生以下300円/休日350円と 良心的です。多分、休日は混雑するでしょうね。

 ちなみに、22時までやってますので、ゆっくり過ごせるのはポイント高しです。

 
 

 

■買い物

 施設内になんとコンビニ(セブンイレブン)があります。まず困る事は無いでしょう。

 

 

■食事/お土産

 地産レストラン、バームクーヘン、焼き立てパン、ハンバーガー(カフェ?)、ラーメン、うどん・・・なんでも有りです。コンテナショップも募集中になっていましたので、近い内にきっと埋まるでしょう。

 

 
 
 

 

■無線

 最近思うのですが、道の駅内で踏みたてを使ったアンテナを上げて運用されている方を見かける事がありますが、 正直辞めて頂きたい と言うのが私の意見です。

また、ルーフサイドやトランクリッド基台アンテナを使って駐車場でやるならば、長時間占有にもなりますので、 駐車場の隅っこでお願いしたいです。

 

ちなみに、細ケ沢川と桃の木側に挟まれた立地ですので、HFはそれなりに飛んでいく可能性はあると思います。

 

 

■場所

 道の駅「よしおか」と川を挟んで反対側です。

 これは将来的に集約されるのか?と思うほどです。

  〒371-0048 群馬県前橋市田口町36番地 (googleMAP)

 赤城山や榛名山の登山前の車泊にもオススメです。

 

 

■線量測定

 こちらの掲載は廃止します。


feed 現実逃避 ~赤城山周回、地蔵岳(1674mH)~ (2023/6/18 21:37:06)

■気分転換

5月のGWは、まさかの初日から実父が再入院でスタートし、しばらくは仙台での在宅勤務、そしてこの6月も「悪意すら感じる」トラブル続きの仕事に追われる日々です。

当然まだ解決したわけでは無いのですが、”ガス抜き”は必要です。

 

ということで、「もう一度GWを」と、リベンジ車中泊に行ってきました。



 

■初日はタイヤテストに集中

土曜日のAMはタイヤ交換。これが終わるやいなや、仕事の電話。休日出勤している方からのヘルプ要請です。良くも悪くもテレワークが一般化したので小一時間ほどで火勢鎮圧成功。気を取り直して一路群馬県へ。

 

というのはウソ…忘れてました。足利市大岩山に寄り道してました(笑)


 

■11年ぶりの道の駅「よしおか」での車中泊

まだ、子どもたちが小さかった頃に車泊した事のある道の駅「よしおか」に泊まることにしました。


温泉も併設なのですが、スタンプカードを見てびっくり。11年振りでした。思わずスタンプカードは引っ込めました。


 ここは泉質も良く、夜には田んぼから聞こえる”カエルの声”が楽しめます。



のはずだったのですが、、、、。

隣に停まっていたプリウスのオッサン、夜はタバコを吸ったりして過ごしていたので一過性だと思ってましたが、まさかの車泊。それもエンジンかけっぱなしです。


あり得ない・・・・。

 

エンジン始動する度に目が覚めること複数回。30プリウス自体もメンテがあまりされていないのか?エンジン音は非常に耳障りです。

居るんですね、こういう非常識人。朝も遅くまで寝ていたので、叩き起こしてやろうかと思うほどでした。

 

 

■気を取り直して、赤城山へ

車泊のいいところは、目的地近くでロケットスタートが切れる所。サクッと朝食と身支度を済ませ赤城山へ。

道中は非常に多くの自転車が走っていましたが、これも結構な急勾配。良く登るなぁ・・・と関心します。

 

程なくして駐車場着。車を停めて早速登山開始。

赤城山は複数のピークを持つ山で、今日は全て周ろうか?と思ってましたが、無線のロケ地としては最高だと踏んだ「地蔵岳(1674mH)」で、実験、観察をしていると、このあと走っても周りきれるか微妙な時間になってしまいました。

致し方なく、地蔵岳~物見山の周回コースを軽く走った程度で終わりにしました。

 

 

■赤城山は無線に向かない?

一つ思ったのは、赤城山は無線に向かない?ということ。

理由はいくつか。

・標高の割には直接波が伸びない

・栃木県と違ってEsも弱い?(これがどうにも不思議で、しばらく聴取してました)

・ノイズが高い(LCRもダメ)

 

で、CB特有で言えば、

・中継局のせいで、シングルスーパーのCB機は全チャンネルS9振り切り

・8chの”北関東マーカーはS9・・・これの出処は前橋っぽいんですよね。。。でも見つけられず

 

▼場所を選んでもこの状態…

関東平野の真北に位置する赤城山。立派なんですが、予想外の結果(個人の感想?)でした。

 

 

あっ、でも良い点1つ。

登山者のマナーが良い です。栃木県は不思議と挨拶する人が半数以下なのですが、今日は殆どが返ってきました。

弱トレラン的に小走りで息の上がった私に、ちょっと活力を貰える そんなみなさんでした。

 

 

■QSO

(CB)

とうきょうSS44 ・・・山岳RCダメでしたが、まさかの場外QSOにびっくり

かながわCE47

ちばKF728

とうきょうBS73

ちばY79

さいたまCT170

ちばBK61

やまぐちLX16

やまぐちST702

やまぐちSV221

あだちSU217

さいたまFL20

にいがたKM39

 

(特小)

とちぎTI185

 

(LCR)

さいたまGB940

こがYU46

とうきょうAR705

さいたまGB940

 

(DCR)

とうきょうAR705

あだちMO21

ながのMA346

いばらきKC101

いばらきFC33

とうきょうAR705

つちうらHT44

とちぎSA41

かぬまHM120

さいたまKZ119

 

(430MHz 1DV)

1局  画像伝送、テキスト伝送

 


feed 車と会話する ~タイヤ交換とテスト、YOKOHAMA BluEarth RV-03~ (2023/6/18 19:30:35)

■タイヤは3年

タイヤは消耗品ですが、単なる消耗品では無く年数も大事です。スタッドレスの年数については良く見聞きする機会も多いと思いますが、スタッドレスに限らず夏タイヤも年数に応じた経年性能劣化があります。

走るはともかく、止まれない、曲がれないは洒落になりませんから、溝がどんなに残っていても3年-4年を目安に交換されることをおすすめします。


 

■YOKOHAMA→YOKOHAMA→YOKOHAMA・・・

今回、コロナ禍もあり溝は残っていますが、年数で交換します。次のタイヤはどうしようかな?と迷うのが楽しくもあるのですが、迷った末にYOKOHAMA3連チャン、BluEarthのRV-03にしてみました。

前回は一世代前のRV-02でしたが、カタログを見ると 対摩耗性能が向上した程度で大きな変化点はなさそうです。

 

とは言え、ワインディングでもVSCが決して入る事の無いグリップ性能は、BSレグノやダンロップのLeMans、TOYO Mpzではなかったポイントです。

 

▼まずは規定圧250kPaスタート。窒素充填

※RV-02はフロント275kPa、リア260kPa(冷間)で走ってました

 

■一気にテスト走行300km超

交換直後、早速テストに出ました。

 

これ、楽しいんですよね。

 

車と自分の二人だけ。無線もラジオもオフ、ひたすら五感の全てを車に向けて走ります。

変態ですが、「車と静かに会話を楽しむ時間」です。

 

さてテストですが、新しいタイヤですので、ちゃっちゃと削ってしまいたく、ウィービングと言われるF1やGTでタイヤを温める為に荷重をかけながらスラロームする事をやりたいのですが、そんな事を公道ではやれませんので、100kmくらいはひたすら我慢。

国4のひたすら真っすぐ走行から始め、小さなワインディング、最終的には赤城山での走行もしてきました。

 

 

■確実な進化

ビックリしたのは、はっきりとした進化。操安は確実に良くなっています。とにかく頭の入りから出口までインベタでつけます。これは02では頭の入りは良かったものの、出口へ向かうに従って外へ出て行ってましたが、それが無くなってます。

ショルダーとサイドウォールの味付けが変わった様です。

ダブルレーンチェンジもはっきり違いが出てます。

 

静粛性に関しては、細溝が摩耗したタイヤと比較するのはなんですが、1-2dB程度良くなっている印象。しかも突き上げ感が小さくなってます。やはりサイドウォールをいじったっぽいです。

 

ブレーキングも気持ち向上か?ブレーキ容量不足が顕著にわかります。

 

また轍に対しては前モデル同様、ショルダーがTOYOとは異なるので強いです。

 

 

タイヤも値上がりしていますが、それでも営利改善のコストカット部分はあるはず・・と思ってテストしましたが、今のところそんな点は見当たらず。

 

次は雨の日。雨に強いYOKOHAMA。コンパウンドに特徴があり良い性能だと思いますが、こちらの配合が変化しているのか?少し楽しみです。

 

▼350km走行後。ブロック欠けも無し

 


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