無線ブログ集
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JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2024/11/22 7:05:40)
現在データベースには 296 件のデータが登録されています。
■コイルのQとアンテナローディングコイルの外だしについての検証
設計は終わっているものの、作業が全く進んでいないNCB-770の開発。こちらもローディングコイルを外だしするために3Dプリンタでローディングコイル部を作っています。
とは言え、心配しているのはトロイダルコアに巻いていない故の周辺との影響。
これがどれくらいなのか?というのを、簡易実験してみました。
テストクーポンとして作ったコイルがこちら。
そして、測定に使ったのはnano VNA。 VNA本体にもモードコンバージョンで発生したコモンモード成分や浮遊容量の影響が強く出るようで、本体に触れるだけで値がガラガラ変化します。
もちろんPCとのUSBケーブルにも乗るので、オマジナイを。
■日曜日、山岳RC
本日は山岳RC予定日。タルタボの頭から宇都宮ですとギリギリ見通し外に入るか?と言う位置関係です。
特小はやはりダメで、LCRがなんとかチェックイン出来ました。この辺は2m/500mWの差なんでしょうね。
さて、平行して実験したのは、11mのV型ダイポール(自作マルチバンドアンテナ)。無論アマ機に接続した受信のみですが、アンテナアナライザでマッチングを取った上で接続しています。
これは非常に面白く、 南西方向からのレベルが異様に高く、90度回転した方向とはSが5つほど異なります 。
この時期の自然ノイズはジェット気流による摩擦静電気由来であり、比較的全方向一様に伝搬してくるものと考えていましたが、思った以上に指向性があることがわかりました。
どうしようも無いノイズではありますが、この南西方面のノイズがうわっと大きくなったときは、おきなわ局と繋がる可能性が高くなる理由もわかりました。
■技適な話
技適お仲間より、新規技適取得との連絡が来ました。
「トリプルスケルチ機能、 男らしい大型ローデングコイル装着。8Khz PLLステップ仕様」と写真だけなので、詳細明かされず。。。きっとブログでの公開をお楽しみに~と言う意味なのでしょう。
トリプルスケルチって言うのが”何?”って感じですが、逆スケルチが2種類との事。効き方を調整できる逆スケルチも作ったのですが、元々付いているVRの特性上、ピーキーにしかならず ほぼON/OFFです。(NCB-8)
その他は、前回同様のノイズキャンセラ。個人的には人工ノイズがあるところでは運用しないので、プロトタイプとアマチュア無線用は作り、技術的には出来ていますがどうしてもかさ張るので実装を見送ってます。
で、アンテナチューナーの横にある、一際目立つのが超大型のローディングコイル。
筐体から出しているのでQは高く有利になるとは思いますが、これだけ太くででかいコイルを外だしすると、周辺金属との影響も小さくないのでは?というのが感想。
これは、のちほど。
■土曜日の運用
天気予報通り、朝から結構な雨となった土曜日。長男のバイトに送りがてら大平山へ行ってみることにしました。
桜は終わった事に加えこの天気。流石に誰も居ないに近い静かな駐車場です。
V/Uは、やはりアンカバーが目立ちます。バンドプラン内ならフルパワーで声をかけることも出来ますが、バンドプラン外でやられるとどうしようも無いです。
フリラとの伝搬比較実験なんてのも、やってみるとかなり面白いです。
(アマ)
32局ほど
(DCR)
さいたまYT220
とうきょうDE24
さいたまRS88
さいたまGB940
さいたまYY11
FT-817/8系と異なり、IC-705やIC-7100のAM変調は比較的マシです。
と言うか、10mAMやCB無線の独特な世界とアマチュア無線は切り離して考えるべきなので、アマチュア無線機の中で言えばとてもきれいな部類かと思います。
なぜ、きれいに聞こえるのか?ちょっと気になって波形で確認してみました。
※思いつきの実験なので、測定中の写真は撮り忘れました〜。測定帯域は何となく7MHz。無論出力はスペアナに入ります。
理由は2つ。
1)max変調度は80%で低歪率
→これは言うまでもありません。
2)ローカットが入っている。
→今回はここに着目。
下記は、マイク入力端子からファンクションジェネレータでサイン波を入力したときの変調度を測定した結果です。(100%変調はキャリア/側波帯比-6dBです)
これを見ると、300Hzあたりから下の周波数はほぼきれいにカットされています。
理由は、この 低音域を残すと篭った音に聞こえるから です。
私の技適CB機で下の周波数を切るのは、この理由から来ているところもあります。
で、ちょっと意地悪試験もやってみました。
IC-705は今どきのリグですので、送信変調音のトーンコントロールもできます。高音側を”0”の設定から"+5"へブーストしてやると、さらに変調を突っ込むことができるのか?実際にやってみました。
結果は3200Hzで+10dBの変調度の差が出ました。
10dBも違えば、聴感上も異なります。
という事で、私はIC-705のAM送信トーンコントロールは+5でやってます。そのほうがトータルの変調度を上げ、明瞭度を向上させられるからです。
昨日は学会後、トラブルで深夜残業、そして今日は車検整備後に仙台へ帰省…しかも明日はセンバツ(息子は吹奏楽応援で、妻も応援へ甲子園へ)とバタバタしてます。
■月日
今年も忘れる事の出来ない3.11がやってきました。
亡くなったたくさんの方々に哀悼の意を表すと共に、その一方で、今日というこの日に生を受けた方々には、祝福をお伝えしたいと思います。
もう12年も経ったのかと思いますが、今日も極々普通の生活を送れている事に幸せを感じます。