無線ブログ集
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JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2024/11/22 7:05:40)
現在データベースには 296 件のデータが登録されています。
突然何だ?
と言うタイトルですが、訳あって書こうかと思います。
■先日の出来事
息子が「運転練習したいから車貸して」と言うので、当然"危ない運転をしない事"を条件にし、いつも通り貸して、出掛けて行きました。
私もテストで良く使う矢板市のワインディングロードをドライブし、何事も無く帰って来てくれれば良かったのですが、最後の最後、自宅車庫へ駐車する際に アクセルとブレーキを踏み間違い 、コンクリート壁角に激突させました。
人様に迷惑を容易にかける事が出来るものを扱っている自覚をもって欲しいものです。
ついでに言えば、左足ブレーキの為にペダルに足を載せたままにすると、体は不安定になります。きっちり支えるには左足はフットレストに置くべきです。
(私のアルファードハイブリッドはセミバケットシートを入れ、ペダル位置、シートの左右位置まで調整しています。要はそこまで車と身体を合わせてます)
ちなみに、最近は自動運転技術/機能も進んで来ました。開発にかかわっていますが、多分皆さんが想像されているより遥かに開発は大変です。
この技術が進歩すれば「車を操る愉しさ」は将来無くなっていくとは思います。しかしながら、「愉しさはそのまま、でも万が一の時は救ってくれる技術」として進化して欲しいと、思いながら給料を貰ってます(笑)
最近アンテナを作ってないなぁ〜、最後に作ったのはいつだっけ?
ということで、作ってみる事にしました。
ちなみに最後に作ったのは、自作の1:9UN-UNと組合せたマルチバンドロングワイヤーアンテナ。これがまた結構遊べて、800局以上はQSOが出来ました。
今回は「移動運用」用を作りたいと思います。
無論、マルチバンドが基本です。
ベースにしたのは1本5.6mの長いロッドアンテナ。これを2本購入しました。
次に構造ですが、
・V型
・デルタループ型
の2種類が出来る形としました。
Vの角度は90度。
50Ωにするには、もう少し鈍角の方が良いのですが、
・経験的に地面や周辺金属に近くなるとインピーダンスが下がりやすくなる
・余りに長いロッドアンテナなので、自重で開いていく
事を加味し、気持ち鋭角気味にしてます。
マストやアンテナを支える板は、百均の"まな板"。
昔に比べると厚さは1/3程度、強度の不安感は増しましたが、これも時代の流れです。
給電部はP1.5のM10ナット。
こんな半端なサイズは自宅に無かったので、圧着端子と共に新規購入しました。
いま時点は1:1バランが付いてますが、ループアンテナ仕様にするときは、専用のインピーダンス変換バランを作って付ける予定です。
また、長さの足りないバンドは、短縮コイルを製作し挿入する予定です。
今回は、原点立ち返りの基本的アンテナですので、MMANAは使わずです。
その代わり、アンテナハンドブックを引っ張り出しました。
私が学生時代に買った書籍で、ページも一部剥がれてますが、これに掲載されているデータは先人達の貴重なもので、未だに普通に活用出来ます。
有り難いですね。
さて、後はフィールドへ持って行って実験です。
今回のアンテナは、ちょっと大き目な部類です。
路上構造物に固定したり、周囲の人が危険を感じる様な運用の仕方は、やめないといけませんね。
ICB-680の新技適化検討機。
基本送受信性能の底上げはもちろん、可変LPF等々機能UPしたものです。
久しぶりに引っ張り出してきて、また”余計な”機能を追加してみました。
追加したのはRFメーター機能。
ANT動作としては1/4λホイップと同じなので、給電点近くの電流が大きくなれば、ANTのしての実効面積が大きくなります。それをモニターする原理です。
良く見かけるファイナルとANTの間の電圧をピックアップするものでは無く、純粋にANTへ供給されるRF電流を読み込む為、電圧ピックアップ方式の欠点でもあるANTインピーダンス低くマッチングが合っていないにも関わらずメーターが振ってしまうことはありません。
メーターとしての動きは、
・RF電流が低いとメーターはレッドゾーン(S9の方)へ
・RF電流が高いとメーターはグリーンゾーン(S1の方)へ
となります。
実際に送信して実験しますので、アマチュア無線バンドのクリスタルへ入れ替え、試してみました。
▼アンテナを縮めて送信・・・S4よりもレッドゾーン側へ
▼アンテナを伸ばして送信・・・・S4(センター付近)へ
▼電圧を可変すると、RF電流もそれに比例した動作になります
▼大きな金属(車体)に近づけると受信Sが1くらい増加します。
▼上と同じ動きを送信でもやってみると、S1つ分、良くなったり悪くなったりを行き来します。
(このリグは余り影響が出ない様に小細工がしてあるのですが)ハンディー機の握り方でも変わりますので、こういうのを研究する方には面白い機能かと思います。
久々に自宅のお話。
我が家の敷地は100坪ちょっとあり、小さな畑に加え、もみじ、みかん、さくら、柿、ぶどう、杏、ハナミズキ、ベニカナメ、トチ、クヌギ、ゴールドクレスト、南天、エゴノキ、バラ複数種・・・
小型で地植えされているもの多数、それこそ最近急速拡大中の多肉植物まで含めたら100種類は超える種類が植わっていたり、家の中に居たりします。
剪定は休眠期となる冬にピークを迎えますが、そこで出るのが大量の”枝葉”。
焼却場へ直接持ち込む年もありますが、焼却温度が下がるので持ち込めるのは1回/日です。
持ち込むのももちろん大変なので、そんな時に活躍するのが、家庭用チッパー。
2万円ちょっとで購入できます。
1500Wも喰う大型のモーター剪断機が回り、あっという間に細かくしてくれます。
庭へ撒くとこんな感じ。嫁さん曰く「整備道」だそうで。
SPEC上は直径30mmまでなのですが、実際は口から入るサイズならばバリバリと何でもいけちゃいます。
ということで、年間稼働率は異常に低いですが(汗)、今日のAMはこのひと仕事でした。
無線をやっていれば、特小無線機を持っている方もいらっしゃるかと思います。
リグによっては"コンパンダ機能"が搭載されてますが、「イマイチ良く分からない」って方も多いのでは無いでしょうか?
ということで、ちょっと"イジワル"な実験をしてみました。
まずはこちらを。
受信信号が弱い時
受信信号が中位の時
過去も頒布をしておりましたが、SONY製ハンディCB機用のアンテナ根元に使われています樹脂パーツの代替品を頒布したいと思います。
※手作り品の為、小キズが付く場合があります。ご了承下さい
■前回頒布品との変更点
どちらも3Dプリンタで製作しておりますが、前回はFDM方式(細いフィラメントを溶かして積層する)に対し、今回は光造形方式(光硬化性エポキシ樹脂にレーザーを当て硬化する)です。
FDM方式よりも積層跡が小さく、表面はかなり滑らかなものになります。また、高寸法精度です。
■適合
ICB-87Rを始め、ICB-870、-880などのSONY製ハンディ機。
補修用のアンテナを頒布してくださっている方の代替品アンテナにも適合します。
■取付け方
内径を極僅かに太めにしてあります。緩い様であれば紙テープなどを巻き、接着剤で固定してお使い下さい。
■頒布方法
twitterのDMにてご連絡下さい。
■価格
1200円/本(送料込み)
普通郵便で送付致します。
■頒布数
今回は試験的に10本、先着順となります。
(次回頒布予定は未定です)
■冬休み最終戦
ここまで来るとあっという間だった気がする冬休みも、明日一日を残すところとなりました。
幸い連休中に仕事で呼び出される事も無く、連休が異なる海外拠点のフォローをちょろっとしている程度で済んでいます。
どうか一年、”いろんな意味”で平和でありますように。
■基礎実験
さて、年末年始にかけ技術交流のある諸先輩方とご挨拶のやり取りをしていますが、その中の一つで「AMにおける倍電圧検波」についての話が出ました。
CBでも倍電圧検波に試した事はありますが、アマチュア無線の自作機の経験(と言うよりセオリー的な話)から倍電圧検波は歪みが大きいので不向きともあり、28/50MHzのAM自作機には採用していません。
しかしながら、SNの改善で倍電圧検波を用いる事でSNが改善すると言うアドバイスを受け、やってみる事にしました。
結果としては、SNの改善が出来ずというのが本日の結論。
無論、二極検波器周辺のコンデンサやAGCの定数見直しはしたものの、復調信号の歪み率が悪化してしまうのです。恐らくアドバイスしてくれたOMも当然無線機テスターでの定量値で確認している事から何かしらの相違点があると思われます。
ただ、AGCの取り方の悪さもあり、二極検波器はダイオードの安定領域で使い続けることが難しいのもありますし、SNが良好な領域で留めるのも難しくなります。
こうなってくるとトランジスタ検波方式でも良いのでは?と思ってしまいます。
この方式自体はかなり古く、詳細は日立製作所の日立評論にも詳しく載っています。昭和35年の技報ですから、相当ですね。
日立評論1960年7月号:トランジスタ検波回路 (hitachihyoron.com)
■気分転換”ICB-680の変調を太くする”
今のところ、SN改善のメインは「フロントエンドとミキサーでの改善。検波回路でも少々のテクニックで改善し、最終的にAF-AMP特性とSPの周波数特性で聞きやすさを確保する」と言う、セオリー通りになってます。
これがICB-770にどこまで転用出来るか?でしょうか。
さて、しばらくハマった割に結果を出せなかった悔しさもあるので、ちょっと違うお遊びもやってみることに。
やってみたのは変調特性の変更です。
元々野太い変調がかかる680ですが、コンプレッサに頼らず、更に人の声に合わせて平均変調度を高められないか?ということで、フォーリーフ製のダイナミックマイクへの換装をしてみました。
マイクのf特を見ると人の声のところに+10dBほどのピークがあります。倍音が抑えられているので、占有帯域幅的にも有利になるはずです。
たまたまですが、直径はノミナルとほぼ同じ。薄くなった分フェルトで抑える形で入れました。
*マイクにはんだ付けするのは要注意。半田の熱でダイアフラムを痛めてしまう事があります。
結果は、 確かに太い。笑っちゃう感じです 。
元々入っているマイク自体は製造されてウン十年、NCB-8を作ったときもいくつか散見されてましたが、磁化してしまっていたり劣化したりしているもの、壊れてしまっているものもありました。それからの換装だけでも効果はありそうですが、変調度は高くなり、倍音成分が明らかに少なくなっています。
インピーダンスは250Ωですが、マイク自体の感度も高いので良い感じです。
コンデンサマイクを使っているリグはCH-580やICB-707など僅かで、その他のリグのほとんどはダイナミックマイクです。
劣化している場合は、このマイクに変えてみるのも面白いと思います。
既に10万kmを超えているデミオ。
DJ系なので4世代目と新しい部類ではありますが、二昔以上前の古いクルマにありがちなバックドアダンパーのヘタリが見られる様になりました。
かろうじて「オートクローズ」はしませんが(笑)
▲左側のダンパーが右側に比べ若干弱っていた
ということで、今回は息子が交換してくれました。
なので、作業中の写真はありません。
が、作業自体はものの数分で終わる簡単なもので、ボールジョイント部分の固定金具をマイナスドライバで外し、新しいものをいれて終わり。
▲黒色のバンドのような金具をドライバでこじって外す
交換後は見事に落ちてこなくなりましたが、逆に3rd Party製のせいかガスの封入量が少ないようで、突き当りまで開ききったときは元気いっぱいに”びよよ~ん”とドアが揺れます。
でも、これで重たいHFのアンテナを付けていても心配することは一切無くなりました。