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先日ICB-680に付けたRFIメーター。







突然何だ?
と言うタイトルですが、訳あって書こうかと思います。
■先日の出来事
息子が「運転練習したいから車貸して」と言うので、当然"危ない運転をしない事"を条件にし、いつも通り貸して、出掛けて行きました。
私もテストで良く使う矢板市のワインディングロードをドライブし、何事も無く帰って来てくれれば良かったのですが、最後の最後、自宅車庫へ駐車する際に アクセルとブレーキを踏み間違い 、コンクリート壁角に激突させました。
人様に迷惑を容易にかける事が出来るものを扱っている自覚をもって欲しいものです。
ついでに言えば、左足ブレーキの為にペダルに足を載せたままにすると、体は不安定になります。きっちり支えるには左足はフットレストに置くべきです。
(私のアルファードハイブリッドはセミバケットシートを入れ、ペダル位置、シートの左右位置まで調整しています。要はそこまで車と身体を合わせてます)
ちなみに、最近は自動運転技術/機能も進んで来ました。開発にかかわっていますが、多分皆さんが想像されているより遥かに開発は大変です。
この技術が進歩すれば「車を操る愉しさ」は将来無くなっていくとは思います。しかしながら、「愉しさはそのまま、でも万が一の時は救ってくれる技術」として進化して欲しいと、思いながら給料を貰ってます(笑)

最近アンテナを作ってないなぁ〜、最後に作ったのはいつだっけ?
ということで、作ってみる事にしました。
ちなみに最後に作ったのは、自作の1:9UN-UNと組合せたマルチバンドロングワイヤーアンテナ。これがまた結構遊べて、800局以上はQSOが出来ました。
今回は「移動運用」用を作りたいと思います。
無論、マルチバンドが基本です。
ベースにしたのは1本5.6mの長いロッドアンテナ。これを2本購入しました。
次に構造ですが、
・V型
・デルタループ型
の2種類が出来る形としました。
Vの角度は90度。
50Ωにするには、もう少し鈍角の方が良いのですが、
・経験的に地面や周辺金属に近くなるとインピーダンスが下がりやすくなる
・余りに長いロッドアンテナなので、自重で開いていく
事を加味し、気持ち鋭角気味にしてます。
マストやアンテナを支える板は、百均の"まな板"。
昔に比べると厚さは1/3程度、強度の不安感は増しましたが、これも時代の流れです。
給電部はP1.5のM10ナット。
こんな半端なサイズは自宅に無かったので、圧着端子と共に新規購入しました。
いま時点は1:1バランが付いてますが、ループアンテナ仕様にするときは、専用のインピーダンス変換バランを作って付ける予定です。
また、長さの足りないバンドは、短縮コイルを製作し挿入する予定です。
今回は、原点立ち返りの基本的アンテナですので、MMANAは使わずです。
その代わり、アンテナハンドブックを引っ張り出しました。
私が学生時代に買った書籍で、ページも一部剥がれてますが、これに掲載されているデータは先人達の貴重なもので、未だに普通に活用出来ます。
有り難いですね。
さて、後はフィールドへ持って行って実験です。
今回のアンテナは、ちょっと大き目な部類です。
路上構造物に固定したり、周囲の人が危険を感じる様な運用の仕方は、やめないといけませんね。

ICB-680の新技適化検討機。
基本送受信性能の底上げはもちろん、可変LPF等々機能UPしたものです。
久しぶりに引っ張り出してきて、また”余計な”機能を追加してみました。
追加したのはRFメーター機能。
ANT動作としては1/4λホイップと同じなので、給電点近くの電流が大きくなれば、ANTのしての実効面積が大きくなります。それをモニターする原理です。
良く見かけるファイナルとANTの間の電圧をピックアップするものでは無く、純粋にANTへ供給されるRF電流を読み込む為、電圧ピックアップ方式の欠点でもあるANTインピーダンス低くマッチングが合っていないにも関わらずメーターが振ってしまうことはありません。
メーターとしての動きは、
・RF電流が低いとメーターはレッドゾーン(S9の方)へ
・RF電流が高いとメーターはグリーンゾーン(S1の方)へ
となります。
実際に送信して実験しますので、アマチュア無線バンドのクリスタルへ入れ替え、試してみました。
▼アンテナを縮めて送信・・・S4よりもレッドゾーン側へ
▼アンテナを伸ばして送信・・・・S4(センター付近)へ
▼電圧を可変すると、RF電流もそれに比例した動作になります
▼大きな金属(車体)に近づけると受信Sが1くらい増加します。
▼上と同じ動きを送信でもやってみると、S1つ分、良くなったり悪くなったりを行き来します。
(このリグは余り影響が出ない様に小細工がしてあるのですが)ハンディー機の握り方でも変わりますので、こういうのを研究する方には面白い機能かと思います。