無線ブログ集
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久々に自宅のお話。
我が家の敷地は100坪ちょっとあり、小さな畑に加え、もみじ、みかん、さくら、柿、ぶどう、杏、ハナミズキ、ベニカナメ、トチ、クヌギ、ゴールドクレスト、南天、エゴノキ、バラ複数種・・・
小型で地植えされているもの多数、それこそ最近急速拡大中の多肉植物まで含めたら100種類は超える種類が植わっていたり、家の中に居たりします。
剪定は休眠期となる冬にピークを迎えますが、そこで出るのが大量の”枝葉”。
焼却場へ直接持ち込む年もありますが、焼却温度が下がるので持ち込めるのは1回/日です。
持ち込むのももちろん大変なので、そんな時に活躍するのが、家庭用チッパー。
2万円ちょっとで購入できます。
1500Wも喰う大型のモーター剪断機が回り、あっという間に細かくしてくれます。
庭へ撒くとこんな感じ。嫁さん曰く「整備道」だそうで。
SPEC上は直径30mmまでなのですが、実際は口から入るサイズならばバリバリと何でもいけちゃいます。
ということで、年間稼働率は異常に低いですが(汗)、今日のAMはこのひと仕事でした。

無線をやっていれば、特小無線機を持っている方もいらっしゃるかと思います。
リグによっては"コンパンダ機能"が搭載されてますが、「イマイチ良く分からない」って方も多いのでは無いでしょうか?
ということで、ちょっと"イジワル"な実験をしてみました。
まずはこちらを。
受信信号が弱い時
受信信号が中位の時

過去も頒布をしておりましたが、SONY製ハンディCB機用のアンテナ根元に使われています樹脂パーツの代替品を頒布したいと思います。
※手作り品の為、小キズが付く場合があります。ご了承下さい
■前回頒布品との変更点
どちらも3Dプリンタで製作しておりますが、前回はFDM方式(細いフィラメントを溶かして積層する)に対し、今回は光造形方式(光硬化性エポキシ樹脂にレーザーを当て硬化する)です。
FDM方式よりも積層跡が小さく、表面はかなり滑らかなものになります。また、高寸法精度です。
■適合
ICB-87Rを始め、ICB-870、-880などのSONY製ハンディ機。
補修用のアンテナを頒布してくださっている方の代替品アンテナにも適合します。
■取付け方
内径を極僅かに太めにしてあります。緩い様であれば紙テープなどを巻き、接着剤で固定してお使い下さい。
■頒布方法
twitterのDMにてご連絡下さい。
■価格
1200円/本(送料込み)
普通郵便で送付致します。
■頒布数
今回は試験的に10本、先着順となります。
(次回頒布予定は未定です)

■冬休み最終戦
ここまで来るとあっという間だった気がする冬休みも、明日一日を残すところとなりました。
幸い連休中に仕事で呼び出される事も無く、連休が異なる海外拠点のフォローをちょろっとしている程度で済んでいます。
どうか一年、”いろんな意味”で平和でありますように。
■基礎実験
さて、年末年始にかけ技術交流のある諸先輩方とご挨拶のやり取りをしていますが、その中の一つで「AMにおける倍電圧検波」についての話が出ました。
CBでも倍電圧検波に試した事はありますが、アマチュア無線の自作機の経験(と言うよりセオリー的な話)から倍電圧検波は歪みが大きいので不向きともあり、28/50MHzのAM自作機には採用していません。
しかしながら、SNの改善で倍電圧検波を用いる事でSNが改善すると言うアドバイスを受け、やってみる事にしました。
結果としては、SNの改善が出来ずというのが本日の結論。
無論、二極検波器周辺のコンデンサやAGCの定数見直しはしたものの、復調信号の歪み率が悪化してしまうのです。恐らくアドバイスしてくれたOMも当然無線機テスターでの定量値で確認している事から何かしらの相違点があると思われます。
ただ、AGCの取り方の悪さもあり、二極検波器はダイオードの安定領域で使い続けることが難しいのもありますし、SNが良好な領域で留めるのも難しくなります。
こうなってくるとトランジスタ検波方式でも良いのでは?と思ってしまいます。
この方式自体はかなり古く、詳細は日立製作所の日立評論にも詳しく載っています。昭和35年の技報ですから、相当ですね。
日立評論1960年7月号:トランジスタ検波回路 (hitachihyoron.com)
■気分転換”ICB-680の変調を太くする”
今のところ、SN改善のメインは「フロントエンドとミキサーでの改善。検波回路でも少々のテクニックで改善し、最終的にAF-AMP特性とSPの周波数特性で聞きやすさを確保する」と言う、セオリー通りになってます。
これがICB-770にどこまで転用出来るか?でしょうか。
さて、しばらくハマった割に結果を出せなかった悔しさもあるので、ちょっと違うお遊びもやってみることに。
やってみたのは変調特性の変更です。
元々野太い変調がかかる680ですが、コンプレッサに頼らず、更に人の声に合わせて平均変調度を高められないか?ということで、フォーリーフ製のダイナミックマイクへの換装をしてみました。
マイクのf特を見ると人の声のところに+10dBほどのピークがあります。倍音が抑えられているので、占有帯域幅的にも有利になるはずです。
たまたまですが、直径はノミナルとほぼ同じ。薄くなった分フェルトで抑える形で入れました。
*マイクにはんだ付けするのは要注意。半田の熱でダイアフラムを痛めてしまう事があります。
結果は、 確かに太い。笑っちゃう感じです 。
元々入っているマイク自体は製造されてウン十年、NCB-8を作ったときもいくつか散見されてましたが、磁化してしまっていたり劣化したりしているもの、壊れてしまっているものもありました。それからの換装だけでも効果はありそうですが、変調度は高くなり、倍音成分が明らかに少なくなっています。
インピーダンスは250Ωですが、マイク自体の感度も高いので良い感じです。
コンデンサマイクを使っているリグはCH-580やICB-707など僅かで、その他のリグのほとんどはダイナミックマイクです。
劣化している場合は、このマイクに変えてみるのも面白いと思います。

既に10万kmを超えているデミオ。
DJ系なので4世代目と新しい部類ではありますが、二昔以上前の古いクルマにありがちなバックドアダンパーのヘタリが見られる様になりました。
かろうじて「オートクローズ」はしませんが(笑)
▲左側のダンパーが右側に比べ若干弱っていた
ということで、今回は息子が交換してくれました。
なので、作業中の写真はありません。
が、作業自体はものの数分で終わる簡単なもので、ボールジョイント部分の固定金具をマイナスドライバで外し、新しいものをいれて終わり。
▲黒色のバンドのような金具をドライバでこじって外す
交換後は見事に落ちてこなくなりましたが、逆に3rd Party製のせいかガスの封入量が少ないようで、突き当りまで開ききったときは元気いっぱいに”びよよ~ん”とドアが揺れます。
でも、これで重たいHFのアンテナを付けていても心配することは一切無くなりました。

新年、明けまして おめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
■今年の初共同作業
今年初となる息子と一緒に遊ぶ共同作業一発目は、デミオのタワーバー取付け。
今日は初詣と、縁切り祈願(無論、病とです)でお出かけしていたので、作業は真っ暗になってからの突貫作業です。
■車体の剛性
DJ5FSのデミオは440/590/780/980MPaの高張力鋼板材を用いたシャシー、ボディーシェルです。
この車が出た頃、ジャーナリストが口を揃えた様に「欧州車の足」なんて言ってますが、足の出来では無く高張力鋼板のお陰で軽量高剛性の両立の上で成り立っているのが正解だと思います。
特にストラット周りの設計もこだわった形跡は見られ、購入当初から「タワーバーは要らないな」と思ってました。
ところが、息子が"見た目"からタワーバーを買ってきたので、試しに付けてみることにしました。
■取付け作業

来年は、今日の様に穏やかな1年になってくれればと思います。
SNS、ブログを見て下さった皆様、車や無線、登山、IT、電子工作等で繋がりのあった皆様のご多幸をお祈り致します。
良いお年をお迎え下さい。
■QSO数
ライセンスフリー 372QSO
アマチュア無線 600QSO

■今年の登り納めは・・・
妻の癌切除手術から約1年、化学療法が終わってから約半年が経ちました。まだ新しいペットボトルキャップが開けられない、長距離移動はかなりきつい等、未だに副作用が残ってはいますが、昨日はだいぶ生え戻ってきた髪の毛を整えに一年ぶりに美容室へ行ったりしています。
個人差はあるのは当然ではありますが、今のところ順調に来ています。
そんな妻のリハビリも兼ね、今年最後となる山歩きへ行ってきました。
向かったのは益子町の雨巻山(あままきやま)。妻が低山で一番好きな山で、私も数え切れないほど登っています。
休憩しながら三登谷山(みつとやさん)へ。
ここでもちょっくら休憩と、リグを引っ張り出し、一声するとすぐにコールバックが。沖縄からの飛来でした。
その後、LCRで2局ほど。都内方面は比較的相性の良いロケですが、比較的静かなバンド内でした。
その後、登れるか分からないものの次なる、そして界隈最高標高の雨巻山へ向かう事に。
だいぶ時間は掛かりましたが、登り切ることが出来ました。
ここからはひたちなか市方面がよく見えます。
陽もちょっと前より沈むのが遅くなってくれたおかげで、日没前に駐車場へ戻ってきました。
■今年の振り返り
毎年恒例文言ですが、ここまで来ると「1年なんてあっという間」です。
この2-3年増え続けた介護もあり(如何せん、数が多かった・・・)、介護鬱も経験。心療医学をしこたま勉強した1年だった気がします。多分、年間に読んだ書籍論文数は人生でぶっちぎりで多かったはずです。
身になったかは分かりませんが、病気の話、介護の話なんかの経験談をその内ブログにまとめたいなぁと思ってます。
無論、このブログとは別に起こそうとは思ってます。
一方、無線の方は?と言うと、アマチュア無線は国内外合わせてジャスト600QSO。これは純粋にFT8のお陰でした。
反面、ライセンスフリーは運用時間がなかなか取れず伸び悩み。それでも、今まではラボの中での経験でしかなかった「金属体の再放射現象」について実体験しました。
ICB-770の新技適化改造は、年内技適取得が目標で踏ん張っては見たものの、最終進捗7割と言ったところでしょうか?
それに半導体不足も相まり、今年も持ち越しになってしまいました。
■来年は
来年も正直どうなるかは分かりません。
ただ、never give up !
来年末には「今年は成長出来たな」と思える様にしたいと思います。
■QSO
(CB)
ひょうごCY15/JR6・・・常時53のノイズを軽く押し退け、安定入感!
(LCR)
とちぎK246/1・・・2019年5月以来。ちょっとお久しぶり過ぎ?
さむかわSA326/1・・・今年のG/WのE/B以来でした!

■ほんの少しの気分転換
気づけばもう11月。年末もすぐそこです。年末のドタバタで更に忙しくなるのか・・・と思うと気が重いです。
そうなる前に、この気持ちの良い”秋の行楽日和”を上手く使いたいなぁ、と 地元の山をちらっと散策してきました。
当たり前ですが、テッパン過ぎる古賀志山は登山者がたくさん。登山においてマスクをしながら登る姿を見る機会もほとんどなくなりました。
■new point
今日は一般の登山者が多いのと、古賀志山、御嶽山はCB帯のノイズが大きいことから、中岩と呼ばれるポイントへ行ってきました。
要は崖っぷちです。
標高は古賀志山より僅かに劣るも、(後述しますが)登山者はほとんどおらず、良いお昼寝しながら運用が出来ました。
CB帯は季節特有の空電ノイズが大きいせいか、運用されている方の声はほとんど聞こえず、沖縄局が一瞬ガンっと聞こえた程度で終わってしまいました。
やはりこの季節はVUHF帯に限ります。
ちなみに、この中岩ですが、御嶽山と赤岩の中間点に位置しますが、YAMAPでも登山道が不明瞭と記載されており、しかも結構危険な岩場があります。
ロケはいいですが、 初心者には決してオススメはいたしません。
■帰り道に。そして世の中は狭い。
順調に下山をしていたところ、年の頃は仕事をご卒業されたくらいでしょうか?帰り道に迷われている方がいらっしゃいました。この時期は日が沈むのも早いので、最短ルートをご一緒することに決めました。
下山道中は色々と山のお話しで意気投合。
東京から電車で来られてるとの事でしたので、最終的に宇都宮駅まで車で送ることにしました。
車中でも山の話ばかりでしたが、突然「栗駒山」(宮城県)の単語が出てきて驚きました。
決して有名な山でも無く東京にお住まいなのに?もしかして・・・とお尋ねすると、ビンゴ。大学の先輩と言うオチでした。
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、宇都宮駅に無事到着。お互い名前交換することすら忘れてしまっていましたが、お別れとなりました。
その後、自宅について車中を片付けていると1000円札が一枚。
確かに乗せる時に「ガソリン代として」とは仰ってくださいましたが、家に帰る途中なだけなので丁重にお断りをしたのですが・・・。
優しく喋る紳士な方でしたが、最後まで紳士でした。
コロナが流行る直前から山登りにハマったらしく、毎週もしくは2週に一回はどこかに登られているとのこと。
これからもご安全に山を楽しんで頂きたい。心の底から思った一日でした。
■QSO
(DCR)
いばらきSO47
とちぎSA41
やまなしTH125
(LCR)
さいたまBB85
とうきょうTK285
(特小)
ばんどうNS228
ちばY79
とちぎTI185
(430MHz 1DV)
1局

■何回目だ?
もうそのまんまです。
色んなタイプのノイズブランカを作ってきましたが、今回チャレンジしたのは「可変(調整式)ノイズブランカユニット」。
新技適機に載せるやつです。
かれこれ超小型に重点を置いて作り、かつある程度広範囲のノイズ種類に自動的に追従できるような回路構成を考え試作してきました。
ただ、残念ながらこれらは自宅から外へ出ること無く、自宅内でのフィールド相当テストで諦める状態が続いています。
結局これで何個目になるか、もはやわかりませんが、「最後は人が調整する」というアナログの中のアナログ方式で回路を設計してみました。
■消せない住宅街の広帯域ノイズ
自宅でアマチュア無線を楽しまれている方は良くわかると思いますが、HFはもちろん145MHz帯まで伸びる独特のノイズに苦しまれていると思います。
ちょっと面倒ですが、住宅街でのノイズを分析してみるとわかるのですが、単純に広帯域性だけでは無く、周波数が変化したり、幅が変化したり、レベルが変化したりと非常に厄介です。
それこそ30年前には全く想像も出来なかった世界です。
そんなノイズは、今時の新しいデジタル信号処理でも除去はかなり難しいのが実態ですし、MFJなどのノイズキャンセラーでも上手く打ち消せないほど発生源が複数あるのもより難しくしている要因でもあります。
■試してみた
ざっと回路を検討し、リグと合体。簡易テストをしてみました。
回路定数は最適化していませんし、リグの本体からジャンパ線で飛び出ている状態ですが、とりあえずは動作はしました。
これが良いとは思いませんが、個人的にアマチュア無線の移動運用でも困っているノイズ成分は抑えることが出来そうな気配はあります。
心配していたノイズブランカ追加による感度低下もありません。
ということで、しばらくはこの回路をベースに、簡素化と性能向上を検討しようと思います。