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link JL7KHN/ミヤギKI529のブログ JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2025/4/26 13:35:31)

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feed 春を感じに@宇都宮市古賀志山(583mH)御嶽山(560mH) (2021/3/27 18:13:31)

明日日曜日は天気が崩れるとの事で、予定が詰まっているも無理してでも登っておくか?と、地元の低山へ登る事にしました。

低山と言っても一応「宇都宮市最高峰」の古賀志山。久し振りに登る気がします。


コースはちょっと危な目をチョイス。

予想はしていましたが、この暖かさとコロナによる自粛疲れから来る山の混雑はなかなかのもので、駐車場はいっぱいです。「こりゃ登山道は混むなぁ〜」と見越して、殆ど利用されないコースで目指しました。


威勢良く飛び出したものの、在宅勤務と自粛による影響は確実に出ていて、ペースを上げたい気持ちとは裏腹に、全く身体がついて来ません。

とりあえず安全第一を理由に着実に登り、混み合っているはずの山頂からは少しだけ離れたポイントで運用する事にしました。

ワッチを開始するもノイズが高く、各局の声は聞こえるもQSO出来る感じではありません。

元々古賀志山はノイズが高めではありますが、時期的なノイズも重なってしまいました。


そんなコンディションではありましたが、今日の運用でも、CBやLCRで170kmほどのQSOがあっさり出来てしまうのが、この山の捨てがたい所なんですよね…。


今日は他の予定もあったので、運用はそこそこに、でもせっかく登ったのだからと、お隣の山も周り、帰路に着いたのでした。

■QSO

(CB)

ちばBG92/1 二ツ山

みとKM531/1 涸沼

とっとりU42/1 筑波山(男体山)


(LCR)

ちばBG92

とちぎJJ69/1 霧降高原


(DCR)

いばらきSO47

みとKM531




feed 給湯器リモコンの888 (2021/3/19 16:28:51)

再び実家です。


今回の修理依頼は、こちら。

給湯器のリモコンで、時間が表示されるべきところの表示が、いくら時計を合わせても「888」になるとの事。

これは、メーカーが設定した標準使用時間が過ぎ、点検を促すメッセージです。

点検はするとして時間が分からないのは不便なので、一旦このコードを消します。


消す方法は、「運転ボタンを5回連打」です。
(ブレーキランプじゃ無いですよ(汗))
これで時間が分かる様になりました。


feed 小さなスモールループアンテナ、の基礎実験 (2021/3/17 22:42:32)

なんだか、「真夜中のミッドナイト」みたいなタイトルですが(笑)、とても小さいと言うのを強調したくなるくらいのアンテナを作って遊んでます、と言うお話です。

 

 

■住宅地で使えるアンテナが欲しい

「コロナの影響でコンテスト参加者が増えた」なんて記事もあるようですが、例に漏れず私もある意味その一人。在宅勤務がちょろちょろ出来るので、お昼休みに波を出すのが楽しみになっています。

お昼休みの貴重な時間を楽しむ為にはHFが欠かせないので、

 ・出来るだけマルチバンドで有ること

 ・それなりに飛ぶこと

 ・ノイズが低い事

が重要です。

フルサイズのモノバンドダイポールや、進行波アンテナ、1:9UN-UN+チューナー等の自作アンテナを使っていますが、住宅地特有のノイズが高いのが欠点です。

 

ではノイズの低いアンテナと言うと、”Qが高い磁界アンテナか?”と言うことで、かなり久しぶりにMLAに取り組んで見る事にしました。

 

 

■面倒な構造をやめてみる

磁界アンテナと言えば小暮先生。アンテナ基礎を先生の本でとりあえず復習します。トロ活は、コアを使うときの参考データの確認用です。

更によくあるループアンテナの構造は作るのが面倒なので、GAWANT的な発想を追加した仕組みを考えてみます。

エアトリマが無いので、在庫しているポリバリコンを使います。目標バンドは7MHz~50MHzにしたいので、2連バリコンでは無くシングルの容量が大きいものを”とりあえず”選びました。

手持ちのバリコン容量とターゲット周波数から必要なインダクタンスを求め、コアに巻いていきます。そもそもポリバリコンを用いているのでQRPp限定、コアも小さなものでまずは作ってみました。

エレメントは太めにしたいので5D-2Vを。

更にループアンテナらしくしたいので、息子達が小さい頃に遊んだフラフープを物置から引っ張り出して固定しました。

 

 

■とりあえず同調範囲を見てみた

測定するにも、ループを保持する手が足りない事に気づいたので、ループアンテナ自体は床上にベタ置きし、nanoVNAで測定してみました。

同調が合うと、ストンと落ちます。同調点以外はSWRは10以上とQが高いので、期待感は高いです。

 

ただ、残念ながら7MHzと50MHzはちょっときつく、完全実用になるのは9MHz~45MHzです。7MHzで落ちなかった理由は、ループサイズがちょっと小さすぎなのかもしれません。

 

 

■とりあえず無線機に繋いでみた

今回のアンテナはカーテンレールにぶら下げ、50cm程の短い同軸ケーブルで無線機と接続してみました。

とりあえず誰かしら聞こえてきそうな14MHzでテストです。リグでのSWRをみてみるとこんな感じ。

受信時のノイズ感は、家の中のノイズの方が高いにも関わらず外のフルサイズDPよりも低いのですが、それがアンテナゲインが低くてそうなっているのか?は、ちょっと不明です。

あとはここで、どなたかのお声が聞こえてくれば比較検証出来たのですが、残念ながらどのアンテナでも聞こえてくることはありませんでした。

 

 

このアンテナは、近傍に強力な磁界を形成するとの話ですが、同軸ケーブルにも重畳し輻射するようなので、給電線も含めて確認はしないとダメそうではあります。

とは言え、同軸ケーブルに触れてみたりしましたが大きく値が変わることも無かったので、コモンモード的動作はしてなさそうな雰囲気はありました。

何れにせよ、実験して遊ぶには、この”小さなスモールループ”は面白そうではあります。

 


feed アンテナキャップ (2021/3/11 19:31:00)

東日本大震災から今日で10年。

犠牲になられた全ての方々に対し、改めてご冥福をお祈り致します。

10年前には無かった暖かく、穏やかな今日を過ごせていることに感謝です。

 

 

■こえ~

ICB-87Rの技適化でお預かりするリグの中で、時々あるのがコレ。

持ち上げただけで、ロッドアンテナの先端がシュルっと伸びてしまいます。アクティブに使われている方ほど出やすい事象かと思いますが、まぁとにかく自分の預かり知らぬうちに曲がりやすいアンテナが伸びるのは、恐怖以外なにものでもありません。

 

とりあえず、マスキングテープで飛び出さないように固定しておくのが精一杯です。

 

 

■マスキングーテープも耐久性に難あり

当たり前ですが、マスキングテープの繰り返し性はそうそうあるものではありません。

じゃあ、ということで作ってみました。

3Dプリンタで作ったキャップです。

 

装着すると、こんな感じ。

 

ということで、大した話では無いですが、ロッドアンテナが勝手に伸びること程怖いことはありませんので、防いでみた話でした。

 


feed 蛍光灯インバータの修理 (2021/3/9 20:31:00)

25年以上

先日、実家に帰ってみると、リビングに何か違和感がありました。あれ?と思い上を見ると4本ある部屋の照明の蛍光灯が1つ消えています。

蛍光灯自体は前回帰省したタイミングでまるっと交換したはず…不良品だったか?と、蛍光灯を入れ替えてみたところ、点きません。


どうやらインバータが壊れた様です。

この照明はコイズミ製。買って取り付けて25年以上は使ってます。しかも、過去に一度、今回と同じくインバータが壊れ交換しています。
まぁ、寿命が来ている部品がいるんでしょう。

開けてみよう

中身はこんな感じ。
ぱっと見、外観不良の部品はありません。

ただ、よく見るとヒューズが飛んでました。
さて、この基板は何が壊れたでしょうか?

調べてみる

ヒューズが飛んでいる時は、電源系から見るのがセオリー。抵抗値をテスターで測ってみると…1Ω!
もはや爆発しそうな抵抗値です(笑)

ここからは、順に閉回路になっている部品のハンダを吸い上げ確認していきます。
体育会系にやっても良いですが、故障モードがショートになるものを意識しながらやると効率的です。

で、見ていくと…
ビンゴ!
全波整流回路のダイオードが逝っていました。しかも往復分の2個。


交換し、終了

不良だった部品は手持ち在庫品と交換し、完了です。

故障に至った原因は恐らくコモンモードフィルタが経路に居たので、ダイオードがスイッチによるサージで耐圧を越えていたのかもしれません。


ちなみに、整流ダイオードが駄目になるとリプルが深くなるので、平滑コンデンサが辛くなります。
念の為、平滑コンデンサの容量も確認した所、100uFに対し89uF。1割減なのでドライアップは進んでいます。
本来ならば交換が望ましいですが、手持ちに180V耐圧の在庫がありません。電解コンデンサの故障はオープンモード、更には後段に構える部品の耐圧から見ると、容量的にはまだ余裕がありますので、今回はそっと元に戻しました。



feed 【DJデミオ】フォグランプの水入り (2021/2/22 19:30:00)

最近ブログもサボりがち、手軽なTwitterへ逃げてしまっている感はありますが、元々Twitterは苦手なので・・・(汗)

 

さて、何も広がらない前振りはここまでにして本題です。

 

 

■何故か右だけ

まもなく8万kmを迎えるDJデミオ。ここのところは特段大きな不具合も無く、リコール対応済みの”勲章”だけが増えてます(笑)

そんなデミオですが、以前から引きずっているのが右フォグランプだけ起きる水入りです。

以前にもガッツリ入ってしまい無償ASSY交換をしてもらったのですが、再発してます。内部にはリフレクターのネジ固定部が下部にあり、それが水入りによって腐食してしまうため、長時間の放置はあまり良くありません。

 

 

■外してみる

このフォグランプ、タイヤハウスからアクセスしたいのですが、ちょうど裏側にはウォッシャータンクがあるためアクセスは良くありません。バンパーを外さず手抜きでやるには少々コツが必要だったりします。

で、外したのがコレ。しっかりチャプンと溜まってます。

 

コレをよく見ると、バルブの口金部の下の方に侵水痕が見られます。

器用にも下部から毛細現象で入り込んでいるようです。あらら。

 

 

■水の除去

ガラス部分はシールされているので、まずはキムワイプを突っ込んで水気をひたすら拭き取ります。

その後は、エアブローをし、隙間に残った水を追い出し、もう一度拭き取りをします。最後に天日干しをして内部を良く乾燥させます。

*キチャナイ・・・

 

 

■シール強化

パッキンの当たりが少し悪いようですので、ラバーグリスを塗布し隙間を完全に埋める様にしてみました。

さらに、気持ちの問題ですが、ライト上部にあるベントプラグ(エルボ型のホースのような通気弁)を逆向きにし、更により下向きになるように差し替えてみました。

アンダーカバーのお陰で、水をわんさか浴びる様なことにはなっていないのですが・・・おまじないみたいなものです。

 

最後に組み付けて終わりです。

 

 

■様子見いろいろ

今回、ライトを直すためにエアコンプレッサーを引っ張り出したので、ついでにEGRバルブやインマニの清掃も行いました。

これらはDPFを通る前の排ガスが通るので、カーボンがたっぷりです。EGR側は温度が高いのでサラサラカーボンですが、インマニに入った途端ベトベトになります。特にすっ飛ばして走らない方は10万kmを迎える前にインマニ側が詰まってしまうかもしれませんね。

そういう意味でも乗り手を選ぶ車なのかな?とは、未だに思います。

 

さて、フォグランプ、直ってくれよ~


feed 簡易CB用アンテナチェッカー、メータータイプ (2021/2/12 22:35:57)
先日アップしたアンテナチェッカーですが、興味を持って頂けた方が多かった反面、「もうちょっと細かな変化をみたい」と言うご意見もありました。

そんなマニアな方(笑)向けに、好まれそうなメーター仕様を作ってみました。

■材料
・ラジケータ
壊れた無線機から外しても良いと思います。
注意点はメーターなら何でも良い訳ではなく、電圧計や電流計は使えません。μAレベルで動くラジケータである必要があります。

・ダイオード
ゲルマニウムダイオードかショットキーダイオードであれば使えます。
壊れた無線機から外しても良いです。

・半固定抵抗
正直何Ωでも良いと思いますが、とりあえず10kΩ前後でOKです。もしかしたら巻数のコントロールのみで、抵抗不要に出来るかも?

・フェライトコア
アンテナの太さプラスビニール線が何本か通るくらいの太さのコア。

・ビニール線 適宜

■回路
簡単です。私の試作品は、目の前にたまたま落ちていた50kΩを使ってます(笑)
繋げはこんな感じ。
完成形。
送信した時に、ちょうど真ん中くらいに針が来る様にボリュームを調整して下さい。

■使ってみると…
こんな感じで手を添える場所により振り方が変わります。
多分、この感じがEsQSO時のSメーターっぽくて惹かれるのかもしれませんね。

これを使う事で、リグ周辺要素がどれくらい影響を受けるのか?見えない電波が見えてくるかの如くイメージ出来ると思います。

もちろん、真面目な話をすればこう言う測定方法では無くなり、もっと難しく、もっと大掛かりになります。
しかしながら、こんな実験で少しでも技術っぽい事に興味を持って頂ければ幸いです。



feed 簡易CB用アンテナチェッカー (2021/2/11 22:58:57)

CB無線ではアマチュア無線と違い、簡単にアンテナマッチング状態を確認することが出来ません。

「このセッティングで本当に良い状態になっているのか?」と不安になったりすることはありませんでしょうか?

無論、私も例に漏れず気になってしまい、手間をかけて測定をしています。ただ、正直 クソ面倒ではあります・・・

 

今日は、そんなCB機のアンテナマッチングのお話です。

 

 

■どうやってベストセッティングを出すのか?野良的チャレンジ方法

良く言われるのはアース。アマチュア無線の2級以上の試験では接地抵抗と放射効率が出題されますので、知っている方も多いかと思いますが、アースが直接取れないCB無線では、擬似的なアースを取ることで接地抵抗が下がり、放射効率を上げられるのは良く知られています。

ただ、接地抵抗を下げただけでは、 アンテナ系と終段回路とのマッチングが取れているわけではありません。

 

では、受信時にSが一番振れる状態がベストか?と言うと、受信時は送信時の”電力出し”とは違い、”電圧受け”となりますので、どちらかといえばアンテナインピーダンスが高いほうが有利だったりします。

つまりは、 「受信Sベスト≠送信ベスト」(受信が良くても飛ぶ条件とは限らない) なんですね・・・。

 

だから困るんです。

 

じゃぁ、電界強度計で測ればいいじゃん、とも思いますが、一般的に用いる電界強度計の針が確認できる距離はせいぜい1m程度。

逆に、理論上近似的に平面波として扱える距離は、R(m)>2(D+d)^2 / λ (*1)なんて式で求め、結構な距離を離さなければなりませんが、実際には大地反射の影響でハイトパターンも出てきてどんどんややこしくなってきます。

*1:測定ANTのセンターとエッジでの伝搬長差がλ/16以下の時に適用可

要は、電界強度計ではどのくらい離れてどの高さで測れば実際のQSO時と合ってくるのか・・?、”ドツボにハマる”と言うやつです。

 

 

■もっと簡単に見たい

アマチュア無線機の様にSWR計でも付いていてくれればまだしも、CB機にはそんなものはありません。アマチュア無線機のSWR機能に限りなく近い計器を?と考えたのがこれ。

ようわからんと思いますが、LEDが一発付いています。

 

 

■実際にやってみた(原理実験)

使い方は簡単です。アンテナの根本らへんに”ぱっちん”し、ひたすら LEDが一番明るくなる状態を作る だけ。

 

まずは、アンテナを縮めてマッチングの悪い状態・・・LED消灯

次は完全に伸ばした状態・・・LEDが明るく点灯

単純にこれだけですが、アンテナを伸ばすに伴い LEDはどんどん明るくなっていきます。

マッチング状態に比例している動きです。

 

 

■材料と作り方

・ぱっちんコア

・ビニール線

・LED

・収縮チューブ

以上。

 

作り方は、ぱっちんコアにビニール線を数ターン巻いて、そのビニール線の先にLEDをはんだ付けして終りです。

まだ検証はしてませんが、LEDのVfは少し高めの方がフィールドで確認する時に輝度が上がり、かつ微妙な輝度明暗差が出やすいと思われます。

 

 

■もちろん検証が必要

これは、今取り組んでいるICB-770の技適機に組み込もうかと検討中のQRPマッチング計を作っている今さっき、ふと気づいたアイディアです。

ですので、フィールドではテストをしておらず、あくまでも原理実験のみです。

恐らく、最後は微妙な明るさの違いを追い込んで行く為に、巻数だったりLEDを再考する必要があると思います。

とは言え、簡単に送信ベストの状態を作り込むチェッカーとしては有用なのかな?と思いました。

 

これを使うことで、ハンディー機であれば握り方、ポーダブル機であれば外部電源BOXの置き方などの違いでどうなるのか?が分かったりすると思います。

 

 

(編集後記)

実はこのアイディア、NCB-8で起きた不具合検証を行うツールとして思いついたものです。

今はコロナ禍で大変ですが「ピンチはチャンス」、こんな時こそアイディアは生まれるんだと感じました。


feed ヤリスはGRヤリスになれるのか?(NCB-8のお話) (2021/1/26 12:34:10)

タイトルは車になってますが、無線のお話です。車の話と思われた方は、ブラウザ戻るボタンをお薦めします。(車ネタの方が本職だったりしなくもないですが…)

 
 
■ヤリスとGRヤリス
車が好きな方はチェックされてると思いますが、リリースされたばかりの車です。この2台、早速乗ってみましたが、同じヤリスやれど走りは全く違い、GRに至ってはトヨタらしく無いすっ飛んだ車になってます。
乗って面白いのは当然GR。ラリーベース車両として作られていて、エンジン、ミッション、ブレーキ、サスペンション、フレーム…実に全然別物。プラットフォームはフロントはヤリスと同じですが、リアはカローラ系とある意味ハイブリッド。リアトレッドだって86よりもワイド。
随所が専用設計になり過ぎて、普通のヤリスを改造してもGRにはなれない関係になってます。
そう言う意味では、GRのお値段は格安なのかも…です。
(トヨタwebサイトより)
 
 
■ICB-87RをGRに近づける事は出来るのか?
87Rと言えばハンディタイプのフラッグシップとも言える機種で、感度も良く、変調は680に譲るも悪くはありません。
これを改造してさらなる性能向上が出来るのか?
と、良く考えます。要はGRに近づけたいと。
 
例えば、変調。パワーは500mw上限ですが、680の方が良く飛ぶと感じている方は多いと思います。
実際、相手の受信音として伝わるのは搬送波では無く変調信号電力です。変調電力自体は680の方が高い為、680はアンテナ長が短くとも良く飛んでいく事になります。
如何に変調度を高めるか?が攻めどころだったりします。
 
(変調信号電力実測例)
【ある無線機】 最大変調度48% 搬送波出力:500mW ・・・・変調信号高周波電力: 28mW
【ICB-680】 最大変調度100%以上 搬送波出力:510mW ・・・・変調信号高周波電力: 184mW
入力ミスではありません。これだけ違いが出てしまいます。
ある技適改造機は、信号強度は強いけど聞き取れないのは、この違いによるものと思われます。
ちなみに、この差(8dB)を埋めようとすると、87RのSメーターで言えば3つ以上上げる必要があります。
 
 
■チューニングのネガ
NCB-8の様にベースの設計を新規では無く、改造で対応しようとすると、限界は結構手前になってきますが、それでもチャレンジをしてみました。
特に部品は昔のモノをしっかり使い切りたいのですが、その時とても気を使うのが劣化に関わる所。壊れてしまっても新しい部品が入手不可になっています。部品に無理はさせない為に、実際に熱測定もしながら決定しています。
 
↓簡易測定だが、ある事をすると冬場でも87Rの半導体表面温度は 短時間 でもここまで上昇する。
 当然Tjはもっと高い。こんな状態で使っている方も実は結構いるのかも・・・。
 
 
もちろん、ある意味ガバガバだったマージンを削る事もしますので、温度を振ったソークテストや強電界テスト、ハイインピーダンステスト等など、結構ガチなテストもやってます。
そこまでやる必要あるのか?とも思わなくも無かったのですが、4半世紀以上経った民生部品は甘く見ちゃいけないと言うのが結論、とても勉強になりました。
 
↓温度は2℃刻みでテスト
 
それでも実践では色々な条件が複合となり、問題が起きる事もあります。いわゆるピーキーってやつです。それがマージンを削るリスクでもあります。
 
 
■完璧はあり得ない。でも落としどころはある
大部分の個体は問題無く、協力してくれてる皆さんは色んな所で、色んなテストをし、事細かに教えてもらっています。
確かに私らにとっては「そんな使い方あんの?!」と言うのもありました。それも死ぬほど勉強になり、想定外を無くす為の新たなテスト項目ノウハウとして追加されています。
ただ全てが順調に行くワケでも無く、残念ながら品質トラブルゼロには出来なかったNCB-8。
トラブルを出してしまった方には、大変申し訳無いですがお付き合いを頂いている所です。
 
今回改めて感じたのは、
・測定機だけ見ていても良いものは作れない
・1人でやっていても単なる自己満足
と言う事。
とにかく協力者がいると圧倒的に改良が進むのは間違いないです。
 
 
ヤリスを改造してもGRにはなれません。それと同じで87Rを改造してもGR87Rにはなれません。それでも色んな方を巻き込みながらもGRに近づけ、所有者なりのGRにする事はできるのでは?と思ってます。

feed ICB-770を塗ってみた (2021/1/14 17:37:00)
技適化検討を進めてるICB-770ですが、やっぱり外観は疲れを隠す事は出来ない感じです。
そんな窶れた外観に化粧すべく、気分転換も兼ねて試しに塗ってみる事にしました。

下地はこんな感じ。
1回目にして完了…

なんだ?と思うかもしれません。
そう正解です。家に余っていた日産のガンメタを使ったのですが、1回目をサラッと塗ったところで終了…しかも、スプレー缶を温めたものの寒くてガス圧が下がりダマになると言う失態…
コリャやり直しです。
ただ、ちょっと塗っただけですが、若返った様にも見えなくも無いです。

緊急事態宣言が解除になったら、塗料を買ってきてリベンジです。



さて、一方で中身は?と言うと…
受信部はこんな感じ。トランジスタを使わない事で、フロアのノイズはグッと下がります。
アンテナを縮めた時は、えっ?と思うくらい静かです。
感度は、KI-707とほぼ同等くらいになってます。

結構気にしているのはダイナミックレンジ。
感度を上げると逆に強い信号は苦手になり、近接ではまともに復調出来なくなります。
弱い信号はもちろん、近接でも復調出来る様に工夫してます。

と言う事で、年末から始めた弐号機を使った仕様検討ですが、現状は
・コンプレッサー
・逆スケルチ
・フローティング変調
・受信回路大幅変更
・ログライト兼用バックライト
・送信時イルミネーション
・TM2直付
・新規AFフィルタ


緊急事態宣言下ですが、こんな時こそ、あーだこーだ考えて夢を膨らませ楽しみたいところです。



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