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link JL7KHN/ミヤギKI529のブログ JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2024/11/24 11:05:42)

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feed 【E46】大変なリアブッシュ交換 (2024/1/24 20:55:49)

■BMWの足回り

リアはセントラルアームのE46。素人がテキトーな軽量化をしたせいで前後重量配分は50:50から崩れてしまいましたが、それでも足回りのジオメトリーが日本車には真似できない操安を生んでいます。


とは言え、欧州車の致命的なのが耐久性。ブッシュ類が多く、しかも実に持たない為に、数年毎に足回りはリフレッシュしなければなりません。


アライメント以前の問題です。



■抜けない

今回の作業も息子です。
欧州車は作業がやり辛いので、少し重整備寄りでは有ります。

リフレッシュするのは今回はリア。直進性はもちろん高速走行時の旋回性はリアが肝になります。

まずはアームを降ろしていきます。


トーコントロールアームブッシュはすぐに出てきます。

本来はこんなBMW用のSSTを使いますが、今回は理由あってギアプーラーと組合せて外します。


左がお古、右がおニュー。
新品はマイレーのHD強化品。某有名なブッシュメーカーの強化品も有りますが、コストが高過ぎるので、これで十分です。標準品よりも持ちも良くなります。

ちなみに古いものの拡大です。こんな感じでカラー周辺が切れ始めてます。たったこれだけですが、アクセル抜いた時のトーの暴れが顕著になってしまいます。


お次はアッパー。
こちらはキャンバーに直結します。内部は樹脂部品で作られているので、場合によっては割れがあるかもしれません。
いずれにせよ、新品と比較するとユルユルです。

で、こっちも簡単に…と思いましたが、内部のカラーとボールが抜け、外側カラーが見事に残ってしまいました。
バーナーで少し炙れば良かったかな…?

結局こちらは普通にSSTで抜きました(写真は外す時に壊れなかった反対側)


■試走

たったの4箇所だけの入れ替えですが、効果は抜群。

予想不可能だったすっ飛び事象は出なくなりました。

アライメントは気にしない作業でしたが、スラストは何故か出ている状態。

あとはアーム類のブッシュも見ながら順次交換し、最後にアライメントのセッティングを出していこうと思います。


※デフマウントブッシュも切れかかってるんだよなぁ…

 降ろさずにいければラッキーですが…


feed 言う事利かないSMG2 (2024/1/5 22:06:09)

年末辺りから、「SMG2の調子が酷く悪い」と息子が言ってました。

事象は、6000rpm位まで高回転にならないとクラッチが繋がらない、というもの。

毎回、ローンチスタート と言うあり得ない状態です。



すぐに直したいのは山々ですが、年末年始も割と忙しいのに加え、一番大事なINPAが何故か通信不良、しかもノートPC3台とも不良という…。ケーブルなんか壊し様が無いし…。


トラブルというのは何故か続くものです。

ミッションを降ろさず、やれる範囲の目視、動作確認はしたものの、やはりINPAが無いとトラブルシュートにおいてはかなり不利です。



で、結局やったのは、マニュアルモードでのミッションECUの学習値の初期化。

初期化後、学習で走行させ様子見。


結果としては直りました。


クラッチレリーズや、クラッチ摩耗などでは無かったのは幸いです。
ただ、もうすぐ15万km。SMGのクラッチ板は保ちが悪いので、今年は降ろさないと駄目かなぁ〜。
とにかくこのサイズは重たいんですよね。お手伝い絶賛募集中です(笑)



そう言えば、知り合いには各自動車メーカーの設計の仕事をされている方が多く、息子も車繋がりで面識ある方も多くいらっしゃいます。

で、息子が年始の挨拶で立ち寄った所、タイヤを頂いて帰って来ました。
"親以外で"その道を業としている方から色々と教わって育つ環境と言うのはとても大事で、本当に正しい知識や理論を知る機会になります。
にわかでは無く、本気でやってこそ難しく、そして面白いという本質 を理解してくれると良いなぁ…と思った正月なのでした。


feed NTS-115Aを飛ばしたい (2024/1/4 17:36:02)
■先日の実験から
冬休み前の7エリアで、 こんな実験  をしてみました。


結論は「SR-01は飛ぶ」と言う、なんも面白く無い結果になりました。

そんな結論は誰も欲しく無いので、NTS-115Aを良く調べて、ICB-770へ理論の転用をしようとあがいてます。


■アンテナに流れる高周波電流
ローカル局との実験では、「同調型カウンターポイズ付き三脚上に置いた場合は、大きな差は無い(正確には01が高い)」となりました。

ただ、興味深いのは SR-01とNTS-115Aでは、カウンターポイズ側の同調点が思ったよりズレている こと。

これは、アンテナのラジアル側リアクタンス分が異なり、結果としてアンテナからの輻射電力に差が生じてしまっている事になります。


■まずは理論(検算)
一旦、先日の実験の通り、「大型の金属体の上に置かれた場合」を想定します。
その時のアンテナ性能の決め手としては、ほぼ接地抵抗が支配的になります。
フリンジを考慮せず単純な筐体平行平板容量で計算してみると

・SR-01  184Ω @27MHz
・NTS-115A 132Ω @27MHz

となり、車高短であるNTS-115Aの方が低くなりました。


■実験
次はカウンターポイズ側の高周波電流を測定してみることに。

外は雨なので、家の中で(笑)
三脚に、アマチュア無線用に作った同調型アンテナを繋げ、そこに流れる高周波電流を測定します。

・SR-01
簡単にmaxまで振れてきます。

・NTS-115A
僅差ですが、ほぼSR-01相当です。

ここから言えるのは、接地抵抗だけだとNTS-115Aの方が低いのですが、ラジアル側に流れる電流はSR-01のほうが流れるという、逆転現象が生じています。

恐らく、先日のアンテナ測定と、シミュレーションによるQ値の逆算からすると、ローディングコイル分が損失の差として見えている可能性があります。


■ふと思った
ここで"あること"を思いました。
ラジアル電流と115のメーターが一致するのか?と。
ラジアル電流とアンテナピックアップ電圧の関係がいびつになっています。 ちょいとずらした方が変調時の伸びが良くなります。

NTS-115の様にアンテナの整合状態が簡易的であれ、メーターで確認出来る事はとても良いとは思います。
一方見易い反面、余りにも気にし過ぎる傾向にも有りますし、それが必ずしも良いとは限りらない結果になりました。


学生時代の教授の言葉で、「人は物事を単純にしたがるが、(殆どの現象は)全く以て複雑である」と言うのを良く思い出します。

社会人になって、恩師が世界的にも超有名であった事を知り、未だにその教科書を仕事で見返す安い人間ですが、今となって恩師から受け継ぐ思想は多分にあるなぁと、改めて思うのでした。



feed NTS-115Aのスピーカー (2024/1/3 12:35:20)

息子は野球部同窓会、成人式に同窓会…と昨日から大忙し。

私もちょっと


feed 「タニンゴト」ではなく「ジブンゴト」 (2024/1/2 21:13:34)

元旦から大変な事になっております。

被災された皆様におかれましては、心より御見舞申し上げると共に、止まらぬ余震の中、心労溜まる一方かと思いますが、まずは体調を崩さぬ様に避難生活をされて下さい。



■支援の経験から学んだ事

今回の災害も起きたばかり、僕等のように遠方に居る者は、まずは現地の通信網余裕度を確保するために 現地とは必要以上の連絡を取らない のが鉄則です。

そして、単独で支援に入らず、ボランティアや企業支援活動等組織的に入れる様になってから動く事。


これは、過去の東日本大震災やサプライヤー火災、大規模洪水、タイの洪水等、度重なる災害に関わった経験から言える事。

私自身は幸いな事に裾野が広いと言われる産業に携わっています。その為、災害が起きれば自社工場の被災はもちろん、サプライヤーの被災も数多く、その時は競合他社とも協力して活動します。ホントに災害発生1発目の先発指揮で入ったことも有りました。

スピード勝負は無論有ります。

が、自分が出来る事、やって意味がある事ない事があります。そこを履き違えない様にしなければなりません。



■人間として

時折SNSを見ていると、相変わらずデマ的ポストも多く散見されます。とにかく 自分で真偽が確認出来ないことはリツイートしない 事です。


で、一番気になったのは「他人事感」。

あれはなんでしょうね?ニューイヤーをやるとかやらないとか…


デマ拡散、誹謗などは脳疾患ですのでスルーですが、そういったそこまで行かない話も沢山ある様です。

「自分が被災した立場でモノを考えてみたら?」果たして自分はそれをどう受け止めるのか…


自分事として捉える事が出来る様になったのは、今の会社のおかげと思ってます。



ということで、年明け致しましたが、ご挨拶は御容赦願います。





feed 技適な感じの年末ご挨拶 (2023/12/31 22:21:33)

いよいよ2023年も終わろうとしています。

何だかんだと色々あった1年でしたが、何とか無線をやって締めくくりとなる大晦日を過ごす事が出来ました。



■外部SPって

今日の運用リグは何種類か使いましたが、ちょっとびっくりしたのは、ローカル局がNTS-115と組み合わせて使っていた外部SP。

なんてことは無い、極々普通に市販されているアマチュア無線用のSPです。これがなかなかいい感じ。

思わず「へ〜」っと声に出しそうに(笑)


改めてAFのf特性って大切なんだなと思いました。


で、思ったのはSPのf特をイジるのはもちろんですが、DSPで特性を出してしまおうかと。

デジタル処理はアナログには決して真似できない鬼特性が出せます。

dsPICも在庫があるので、さらっとソフト作ってみようかな…



■SR-01

そう言えば、今年はSR-01Xなんて話題もあったみたいですが、(情報には疎いので、正直全く分からず)あれはどうなるんでしょう?


認証機関が、公開していない内規として認証要件がかなり変更されており、SR-01の強さでもある 100%以上変調度や、押込んで行ってもフラットにならず少しずつ変調度が上がっていく特性(詳しくはリペアファンのwebにて公開されてます)が、認められなくなって います。


↓これがSR-01が強い秘密。だが、この手がもう使えない(リペアファン サイエンティクスSR-01分解&測定レポートより引用)


分解レポート  



■実は、今年も技適チャレンジしていた
今年はこれと同じ特性+新規フローティング変調回路で技適取得しようとして、要件が変更されていることを知りました。公開されてないので、正直…ではあります。

変調を如何にCBらしくするか?この手が使えないのはかなり痛手。
100%未満で、トーンコントロールとハイコンプレッションだけでは、NCB-8と同じ。

古い法規の隙間を狙った、また新しい手法を開発するのが来年のテーマになりました。


■ということで
はい、結局今年もまた770ベースの技適機が通せずに終わりました。
そうこうやっている間にも、安いマイコンはどんどん入手出来る様になってますので、めげずポジティブに来年も頑張りたいと思います。


ブログを訪問頂いた皆様、来年もどうぞよろしくお願い致します。
良いお年をお迎え下さい。

feed NTS-115Aのストリップリアクション (2023/12/30 22:11:41)
■年末帰省
仙台に帰省しました。
道中は東北道が大きな事故により通行止め、二本松市〜福島市まで下道を通る事に。
下道を通ったのは十数年振り、街中もだいぶ変わってましたね。

ようやく実家に着いたのは夕方。到着してみると、義父の手が腫れて色が変わっています。
聞けば3日前に怪我をしたようですが、病院へ行っていないとの事。慌てて休日夜間救急へ。
大事には至らずでしたが、昔はこの時期に夜間救急へ子供達を何度か連れて行った事を思い出しました。

一方で、ウサギはすっかりコタツを覚えた様です…

■NTS-115Aのアンテナ特性
アンテナ周辺の影響がアンテナ特性に影響を与える事をストリップリアクションと言いますが、それについても、先日確認しました。

アンテナは周辺にある物体の影響を受け、電場や電流分布が変化します。基本的にCBのアンテナは八木アンテナでは無いので、周辺には金属体や誘電体が無い事が望ましいです。

それに対し、良くある実験方法は「単純にリグを並べて比較する」事だと思います。となると…です。
それを実験してみました。


具体的な実験方法は、ルーフ上にリグを何台も並べた時と、1台のみの影響を測定すると言う単純な実験です。

■結果
誤って測定写真を削除してしまったのですが、結果は下記の通り。

・NTS-115Aは、横に別なリグのアンテナが有ると輻射電界が落ちる

・NTS-115A1台のみで有れば、SR-01に近くはなる

・SR-01は、横に別なリグがあっても、影響はNTS-115A程では無い

と言う結果に。
SR-01がストリップリアクションが小さい理由がイマイチ分からんとです。

多分SR-01は放射抵抗が高いと思われるのですが…確信が持てません。SR-01のアンテナも測定してみたい…






feed 今年最後の1エリア移動運用(と、NTS-115Aの気付き) (2023/12/29 21:52:52)
 

 

    2023年 1エリア締め括り運用

年末も色々あってようやく今日から休み。連休初日は朝からとても穏やかな天気となりました。

で、今日は1エリアでの運用は今年最後となります。どこにしようか迷った末に、故とちぎSA41局と最後に移動運用した場所にすることにしました。
 
前回の合同運用とすっかり同じ場所。
いつも”私が山に登らない”と聞くと、私よりも先に居るという…(笑)

 
 

    今日のコンディション

CBは直接波ではほとんど聞こえてこず、非常に静か。

 

F層が年末総仕上げなのか?沖縄局はほぼ1日中聞こえ続ける日でしたが、QSOしている相手局もほとんど聞こえて来ずでした。

 

一方アマチュア無線の方はというと、こちらも合法局は少なめ。違法トラックのみが元気いっぱいです。高いところで運用しているといつも思うのですが、こんな風にたくさんいる違法局がリグを買うので無線機メーカーが成り立っているのでは?なんて思ってしまいます。

 

ちなみに、FT8も運用しましたが、こちらはラズパイが少々ご機嫌斜め?らしく、うまくデコード出来ない事象が時折発生しました。

 

原因はリグ側の設定。

しばらくAndroidアプリのFT8CNを使っていたのですが、どうもバグが多くラズパイに戻したときに設定を戻しきれてなかったのが原因でした。

 

 

 

    今日の実験-受信編

買ったは良いが、なかなかテストが出来ていないNTS-115A。今日は比較的ノイズが低く、かつF層反射が聞こえるCBer向けコンディションでしたので、受信側からテストしてみました。

 

結果は・・・、NTS-115Aの一人負け。

 

 
スピーカーの特性が大きいと思ってましたが、受信感度と、検波回路、AF AMP回路のf得が総じて良くない様です。
 
・感度について
シングルスーパーにラジオチップのSR-01に負けるとは考えてませんでしたが、送受信切替回路部のロスなのか、純粋に感度が低い様です。
 
・検波回路周辺について
SR-01がラジオチップを流用したのが結果的にベターらしく、01のほうが遥かにパルス性ノイズもほぼ気にならない結果でした。ANL相当の回路がラジオチップに入ってるのかもしれませんね。
 
・AF AMPのf得について
聞こえていても母音周波数のゲインが足りず、明瞭度が確保出来ません。キャプチャーすれば良かったのですが、ウォーターフォール型のFFTで見るとよくわかります。
X(旧Twitter)で、大型の外部SPを使われている方を多く見かけますが、結果的にパスレフSPで下の周波数を補って改善している、と推測されます。
 
 

 

    今日の実験-送信編

前回の記事では、大型金属の上に置くと”ほぼアンテナ特性は実用域に入る”ということがわかりましたが、ふとしたことで気がついたことがあります。

 

今日は、アマチュア無線用の自作SPを持っていったのですが、その外部SPを接続すると、大型金属上に置いているにも関わらず、アンテナのRF電流が増加することがわかりました。

外部SPのケーブル長は、回り込みを嫌って30cm未満と短くしています。

波長に対しては十分短いのですが・・・。

 
↓外部SPありだと「3」、外すと「5」に低下(小さい方がRF電流は大)
 
いやぁ、めちゃくちゃ面白いリグです。
 
 
■QSO
(CB)
よこはまLS45
おきなわMO583
とちぎAH46
ひたちYA106 ・・・独特の変調でした。リグ何を使われていたんでしょう??
 
(特小)
ボウズ
 
(LCR)
さいたまKV16 ・・・LCR開局おめでとうございます!
とうきょうYM137
とうきょうAR705
 
(DCR)
さいたまST165
とちぎTH927
いばらきTJ713
とうきょうHN203
とちぎWC460
ちばKZ773
とうきょうAR705
とちぎFB21
とちぎS42
 
(145/430 FT8)
18局
 
(145/430 1DV)
1局
 
(1200 FM)
ボウズ
 

■番外編

向かう途中、対向車がイノシシと衝突する瞬間に出くわしました。

幸い大事に至らずでしたが、大人サイズのイノシシですので、ガッツリ衝突すると軽自動車ではエアバッグが展開することも有ります。

 

イノシシは鳥獣被害の中で最も高く、栃木県でも年間1億円以上の被害額です。

人里にイノシシを降ろさない為にも、バンバン移動運用で車を走らせましょう(笑)

 

 

 

 

feed NTS-115Aのアンテナ特性を測ってみた (2023/12/21 22:27:33)

■ひょんなことから

今年も色んな物の修理依頼が来ましたが、予想外の案件が舞い込んで来ました。

そう、NTS-115。

保証が切れているとの事なので引き受ける事にしました。(メーカー修理って高いのかな?)

 

 

■もののついで

修理と動作確認を終えたのですが、せっかく開けたのでちょっとオマケ確認したい事をやってみました。

 

やったのはアンテナ整合回路の確認。

NTS-115は他のリグと異なり、そのまま使うと何故か飛ばないと言われています。

 

実際、車のルーフ上ではなく、大地からもかなり離した木製テーブル上に設置したときのアンテナ電流は

SR-01≒KI-707≧CB one jr.(変調かけると01超)>>NTS-115 となります。

「あれ?壊れたか?」と思うほどNTS-115は弱いのが特徴です。

 

 

■まずはネットワークアナライザで測定してみる

説明のしやすさと、他の意図があり測定値はSWRにします。

 

・木製テーブル上、完全吊るし
 →CB帯では3くらい
 
・木製テーブル上、これに付属マイクを接続
 →世界が変わります、想定外、”一気に悪化”
 
・木製テーブル上に置き、”ある事”をする
 →ドンと落ちます
 
 

■じゃあ実運用では?

殆どの方はルーフ上に置いていると思いますので、それでテストします。

(それ以外は面倒だったとも言う・・・・)

 

・Bセグのルーフに直置き

 →これは流石。
 
 
・「少し浮かせると良いらしい」との噂を試す
 →最良周波数がシフト。ただ、この30MHzのディップはホントに良いディップ。恐らく 個体によっては浮かす事でここにディップが来る物があった のかも。
 
 
・Cセグルーフ上
 →サンルーフが付いている割にBセグよりちょっとSWRは下がる
 
 
 
■シミュレーションモデルを作ってみた
MMANAGALで、解析モデルを作ってみました。
*PC画面がキャプチャじゃないのは、手抜きです。スマホで記事を書いてます*
 
・これが地面から浮いた吊るしの状態
 →実測と良く合っている。
 
・ルーフ上に置いた時の状態
 →気持ち共振点が低目になったが、値も実測と十分近似値となった。
 
フィッティングをかけて驚いたのですが、想像以上にQが低いです。
ローディングコイルは手巻きの空芯コイル。その空芯コイル周辺にGND接続された金属があるとだいぶ堪える様です。但し、そのQが低い分救われている面もあるかとは思います。
 
*トロイダルコアでローディングコイルを作り、換装すると改善するかもしれません。
 
 
■結論
115の回路は送受信共に50Ωが前提で設計されています。(ただ、送信で変調がかかった時の動的出力インピーダンスを考えるのはちょっと厄介な回路です)
それに加え、アンテナも給電点が「十分大きな金属体の上」に置かれた条件下で50Ωとなるように作られています。
 
従って、 「車のルーフ上に置いて使うのが最低限のルール」となります。
逆に言うと、「最低限のルールさえ守ればガッツリ性能は出せる」とも言えます。
 
ちなみに、115は三脚にも付けられますが、三脚の種類によってはアース側が不足しアンテナはハイインピーになります。ハイ受けになりますので見かけの受信感度は良くなりますが、飛ばないと思います。
 
 
今回の測定では、SR-01の様に誰でもポンと置いて飛ばせるリグでは無いのは、アンテナ特性からも読み取れました。
 
ちょっとクセがあるリグ、これぞCBer向きかと思います。
 
 
★補足1
VNAから出ているピッグテールはアイソレータです。ちょっと高い周波数用だったので、コアも追加しHF帯でもアイソレーションを稼いでいます。
校正端面はケーブル先端です。
 
★補足2
公開されている回路図では、アンテナはLLマッチになってましたが、実物は異なっていました。初期ロットをお持ちの方からは色んな苦労話?を伺いましたが、もしかしたら、A付きでは変更されているのかも。
 

feed 「お〜たサンさぁ〜」、が聞けない (2023/12/10 22:48:07)

栃木県CBerの代名詞的存在の「とちぎSA41局」が他界されました。



お付き合い始まったのは、SA局がライセンスフリーを再開され間もなくだったと思います。

私が就職で栃木へ配属、当時はCBましてや特小なんて運用される方もどん底くらい静かで、ほそぼそと週末時折運用している中で繋がりました。


間もなくして偶然EB、そこからSA局に引っ張られる様にライセンスフリー無線のアクティビティーUP。



それからもう何回も一緒に無線をやり、飯を喰い、実験をやり、イベントをやり、レピータを上げ、そして唆されて市民ラジオの技適化をやり(笑)…

↑栃木県内局のペディション用に新技適機が欲しいと言われ、作ったICB-678。とは言え、SA局の声質に合わせた。これがイコライジング設計思想のきっかけを作ってくれた。


私にとって栃木県での無線人生は、この局無しでは語れないものとなってます。


趣味は車、ラジコン、無線等、特に無線がとにかく好きでした。

で、分からない事があるとすぐに電話が来たり、EBしてすぐに質問が来ました。


出だしは必ず「そうだ、お〜たサンに聞きたいことあんだけっとさあ〜」。


とにかく気になれば何でもわかるまで聞いてくる。ホント凝り性なんでしょうね。

こと技術の前では歳もプライドも関係無し。心地良い関係です。



一緒にしていた相談事や、約束はいっぱい残ってます。

形見を持って、一緒に一つ一つ果たしていこうと思います。


「良く分かんないけどリグだらけにしておいて」と、Xさんのご要望。全然足りないので、今度買って行くからね〜

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