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7L4WVU 自作アマチュア無線局 (2024/5/16 22:05:35)
現在データベースには 265 件のデータが登録されています。
この基板は、記事にありますように各機能モジュールを5cm x 5cmの基板にユニット化して7枚を組み合わせることで、100MHzくらいまでの以下の無線の製作実験が行えるように考えて設計したものです。
①周波数可変発振器、2信号発振器
②フィルター特性試験器
③アンテナアナライザー
④DSP受信機、電界強度計など
部品など集めるのは大変ですが、ソフトウェアもダウンロードでき、自分で変更してオリジナル機器の製作もできますので是非、チャレンジされてみてください。
価格は、7枚の基板セットで700円(内200円は送料)となっていて、これは自作される方が増えることを願って今回は原価で頒布させて頂いております。(自分で発注するとおそらく2000~3000円はかかります。
また、お申込みは、11月30日までとなりますので、ご希望の方は早めにお申し込みください)
●お申込みは、RFワールドの以下サイトからお願いします。
The RF-World Distribution Service
★基板を購入しなくても片面基板で設計しているのでパターン図をダウンロードして自分でエッチングして基板を作成できます。
●RFワールド No.56目次
https://www.rf-world.jp/bn/RFW56/RFW56A.shtml
●ソフトウェアなどのダウンロード(無償): https://www.rf-world.jp/bn/RFW56/RFW56F.shtml
製作は簡単だと思いますが部品の購入先などを記載します。
1.ユニットの主要部品の調達について(参考情報)
私が調達した実績のある部品購入先です。 (あくまでも参考です。ここから購入しなければならないということではありません。もし、購入してトラブルになったとしても自己責任でお願いします)
●1.3インチOLED
同じサイズの液晶でもピンの位置が異なるものがありますので注意してください。左からVDD,GND,SCA,SDAのものを選びます。色は、白と青がありますが、個人的には白が見やすいと思います。
アリエキスプレス
https://ja.aliexpress.com/item/32683094040.html?spm=a2g0s.9042311.0.0.27424c4dPB1KU0
●電解コンデンサー
表面実装型の電解コンデンサーを使用するのは、このボードのみです。このためだけに複数個購入するのは、もったいないと思われる方は手持ちのリード部品の電解コンデンサをパターンにはんだ付けして使用しても構いません。
2.組み立て
組み立ては難しいところはないと思いますが、液晶が浮いた形でとりつきますので、下端ガラス部分が割れやすいです(上の写真も割れています)。注意しましょう。
★基板を購入しなくても片面基板で設計しているのでパターン図をダウンロードして自分でエッチングして基板を作成できます。
●RFワールド No.56目次
https://www.rf-world.jp/bn/RFW56/RFW56A.shtml
●ソフトウェアなどのダウンロード(無償): https://www.rf-world.jp/bn/RFW56/RFW56F.shtml
ソフトウェアも無償でダウンロードでき、基板も原寸パターン図を用いて自分でエッチングできますし、頒布基板も用意しています(部品は自分で集める必要があります)。
(基板セットのPLL基板は、初心者向けにはんだ付けを簡単になるように考慮して、自分でエッチングで作成できるように片面でパターン設計しています。自作の普及を目的にほぼ原価で行っていますので是非ともこの機会をご利用ください)
これからArduinoを使って無線の工作や実験を行ってみたいという初心者の方は、このPLL基板だけでも価値はあると思いますよ。ホント
水晶発振器の代用としても使えますので便利です。
詳細や頒布基板のお申込みは以下の動画サイトをご覧ください!!
★基板を購入しなくても片面基板で設計しているのでパターン図をダウンロードして自分でエッチングして基板を作成できます。
●RFワールド No.56目次
https://www.rf-world.jp/bn/RFW56/RFW56A.shtml
●ソフトウェアなどのダウンロード(無償): https://www.rf-world.jp/bn/RFW56/RFW56F.shtml
今週は、予想もしなかったほどのお申し込みがあり、なんと3回も基板屋さんに追加発注しました。
さて、今回は、先にご紹介した頒布基板の遊び方動画①の続編となります。
前回、ボードの書き込みが完成していれば、液晶やスイッチの追加だけですので、まず失敗はないと思います。
ロータリエンコーダーと液晶の追加により、周波数を任意で可変できるようになりますのでいろんな実験や、自作品への組み込みなどに使ってみてください。
★基板を購入しなくても片面基板で設計しているのでパターン図をダウンロードして自分でエッチングして基板を作成できます。
●RFワールド No.56目次
https://www.rf-world.jp/bn/RFW56/RFW56A.shtml
●ソフトウェアなどのダウンロード(無償): https://www.rf-world.jp/bn/RFW56/RFW56F.shtml
みなさまから多数の頒布のご要望を頂いておりますが、製作頒布が進まない理由の一つとなっています。
頒布品の価格をみて、中華サイトのナノVNAなどと比べて高いと思われる方もおられますが、部品価格も今年になって高騰していることに加えて、品質不良のために大変な手間がかかっていることをご理解いただけたら嬉しいです。
とにかく品質が悪くて約3割が不良品です。これも50個くらいアリエキスプレスに発注したのですが、届いてから他の部品が揃うまで確認ができず返金されませんでした。
どういう問題があるのか一部を記載しておきます。
ここで大切なことは、 アリエキスプレスでは、受け取りから15日以内でないとクレームは受け付けてもらえない ので注意しましょう。
この問題のために液晶確認のための治具を自作して先に確認するようにしました。手直しできるものは修正します。本来不要な作業をしなくてはいけないので面倒です。
①半田付けがブリッジしている
とにかくはんだ付けがボロボロです。こんな感じでブリッジしているものが多数あります。実装がずれていてパターンがはがれているものもありました。
②ドットが欠けている
全点灯する確認用の治具を製作して確認しています。これは修復できません。
③液晶の割れ、欠け
梱包が緩衝材にまいて箱でなく、封筒で送られてくるので、毎回割れているものがあります。
④部品の取り付け間違い
抵抗とコンデンサを逆についているものが1割くらいあります
⑤部品間のショート
半田ブリッジによります
価格は上がった上に偽物だと本当にやる気もなくなりますね。
今回は、最近実験しているパワーアンプのFET RD15HVFです。アリエキスプレスとアマゾンで購入してみましたが、いずれも偽物でした。これらは注文時点からおそらくダメと思っていましたがやっぱりという感じです。
簡単にアナログテスターでドレインとソース間のリークをみてみます。アナログテスターはこういうときに便利です。
テスター棒の黒がテスター内の電池のプラスになりますので、黒リードをドレイン、赤リードをソースに接続します。ゲートがオープン状態であれば、電流は流れないので抵抗は大になります。
次にアマゾンで買ったもの。同じ接続ですが電流が流れて、抵抗が40Ω程度あります。アリエキスプレスで買ったものも全く同じでした。
これは内部の保護ダイオードに電流が流れているもので、ピンがドレインとソースが逆になっています。
試しに逆に接続してRFアンプの回路でバイアス電圧を加えると電流は増えました。ただし、高周波の増幅はできなかったので安いスイッチング電源用のFETのラベル印刷だけ変えたものと推測できます。
アリエキスプレスは写真を送ればおそらく返金されますが、アマゾンは返品しないと返金されないので非常に面倒です。
ネットでは、安物探しが流行っていますが、偽物やとんでもないものが来る可能性が高くなっています。返金も難しくなっていますし、返品は面倒ですので注意しましょう。
前号の特集記事では現代風のものづくりの方法について紹介しました。今回はその後編となり、主に製作と実験を通してものづくりを体験して頂こうという企画です。
RFの難解なイメージを無くすために初心者、中級者向けにまとめていますので、残念ながらコアのRFマニアの方は対象としていません。
前号と今回のものを合わせて130ページほどの記事ですが、ものづくりのやり方を知らない学生さん達を対象に、どういうふうに書けば分かりやすいか、いろいろ悩みながら内容、構成を考えました。
表紙写真も自分の作品を撮影したものが使われています。今年の初めから応用製作品の企画、設計、実験を行い、数週間前まで校正作業に追われていましたが、なんとか執筆を終えることができました。
若い人たちが少しでも高周波のものづくりに興味を持って頂けたら嬉しいです。
あと残念なお知らせですが、RFワールドはこれを持って休刊となるそうです。約13年くらい発行されたようですが、無線雑誌が減って寂しくなります。
Amazonでは、売り切れのようです。
おかげ様で多くの注文を頂き、3Dプリンターを毎日18時間くらい連続稼働させていますが追いつかない状態で嬉しい悲鳴をあげています。
前回モデルもかなりの方にお使いいただいているのですが、リピーターの方も結構おられました。
個人的には、パドルは1個あれば十分と思っていますので前のものが壊れて使えないので注文がきたのかなと心配になってしまいますがコメントをみると前のがよかったのでというものが多かったのでひと安心。
また、初めてYL局様にもお使い頂いて嬉しい限りです。
ここに届いたコメントの一部とSNSに投稿された運用写真(前モデルを含む)をご紹介させて頂きます(コメントは、ユーザーレビューとして適宜追加しております)。
仕事の合間に趣味で作っているもので、無理して作っている時も多いのですが、このようなコメントを頂くと、元気がでて頑張ろうと思います。
<ユーザー様からのコメント>
★JH0xxx局様
早速 20 数 QSO 行い、快適な操作が出来ました.特にパドルが厚く造られ操作に安心感があり、タッチも符号のキレも良く大変 FB です。 FB な Key をお譲りいただきありがとうございました
★JH1xxx局様
“ 試し打ち“の感想ですが、打った感じは良好で満足しております。 ただ、足に伸縮ベルトで固定して使用した場合、若干、不安定な 感じがし、「非伸縮ベルト」で固定する方法が良いのではと思い ました。何かの参考になれば幸いです。
★JL1xxx局様
火曜日に届きました。数日
KX2 につなげて使わせていただいています。金属製の KX2
のパドルより、あたたかく、柔らかく、軽くて使いやすいです。気に入りました。購入して良かったです。大事に使わせてもらいます。
★ES1RAM局様(欧州エストニア国)
Ashi Paddle 45 made its way to Europe. First two paddles are in Estonia! Will be heard from ES1 and ES4. Doumo arigatou gozaimasu, Tadashi-san! Absolutely great work and fantastic little paddle!
★ES4RM局様(欧州エストニア国)
Now I know how I will spend summer 2022 :) In CW field operation. made great field paddle
★E29AHU局様(タイ王国)
Arrive to Thailand today. And i always smile with this beautiful key. Thanks Tad san for this colorful gift
★JH1xxx局様
私、前作の Ashi Paddle も原口様から頒布いただき、使っています。 パドルタッチが気持ち良く、大変気に入っております。 今回も楽しみにしていますので、よろしくお願いいたします。
★7K1xxx局様
昨日、パドルが届きました。これを持って積極的に移動運用に出掛けようと思います。
素晴らしいパドルをありがとうございます。御礼申し上げます。★JH1xxx局様
本日、 Ashi Paddle 45 が無事届きました。迅速にご対応いただき、大変ありがとうございました。早速、エレキーにつなぎ、脚に巻いて固定して打ってみましたが、打ちやすくてとても満足しています。今度、移動運用で使うのが楽しみです。
★JI2xxx局様
本日、商品受け取りました。 早速、試し打ちしました。 フィーリング最高 (VYFB) ですね。 移動運用で活用させていただきます
★JM2xxx局様
本日開封し、早速使用させていただきましたが、まず外見が美しく、付属品も充実していました。 打鍵した感想はとても心地良かったです。調整もしてくださり、このまま使っていけると思います。 移動運用用具にさっそくセットしました♪ これからも更なる素晴らしい製品に期待します。 最後に、アマチュアの精神に沿った、自作の心、自作品としての完成度、アマチュアが手が出せる金額でご提供いただけましたかと、感謝いたします。
★JF2xxx局様
足パドル、移動運用時に車の中で CW
を打つのに非常に打ちやすく気に入っています。 HF と VHF
用のリグ、それぞれに接続したく、また購入させていただきました。
★JR4xxx局様
Ashi Paddle 45 届きました。
ちょっと試しましたが打ちやすいですね。
この度は、お世話になりました。ありがとうございました。 また FB なキットを開発されるのを期待しております !
★JG2xxx局様
一昨日、 Ashi Paddle 45 を拝受いたしました。 前バージョンと同様に軽快な動作に感動しております。 今後もさらなる進化に期待いたします。
★JE7xxx局様
9/22 に品物到着致しました。ありがとうございます。 小さく可愛いパドルですので、友達にも見せびらかそうと思います。
★7N4xxx局様
AshiPaddle45 本日到着しました。
足でも机でも使いやすいですね。 実は CW
はまだ練習中なのですが、 来年には SOTA 運用に連れていきたいです。
★JJ2xxx局様
昨日、パドル到着しました。少し使ってみましたが、とてもいい感じでした。
★JM1xxx局様
昨日無事受け取りました。早急なるご対応有難うございます。
タッチの感触も良くいい感じです。次回のフィールド運用で使ってみるのが楽しみです。
★頒布のお申し込みは以下からお願いします。
http://becl8873.livedoor.blog/archives/2021-09-19.html
当時の自作装置でのSOTA運用はこんな感じでした。旅行、バイクツーリングや山歩きも結構好きなので無線と合わせて結構楽しんでいました。
今回、 WQ1 マルチバンドトランシーバー やAshi paddle 45を製作したことでSOTAの移動運用の復活をしてみようと計画しています。経験上、高さメリットのあるVHFでも100mWでは山頂から短時間で規定の4局交信することは難しく、7MHzを運用することが必須となります。そのため、まずは、7MHzで5W程度の出力アンプを製作してみました。
1.設計におけるポイント
①WQ1と同じサイズを目指す。基板サイズは、5x5cmとなります。3バンドのLPFを搭載してこのサイズはかなり小型化する必要があります。
②増幅度:100mWから5Wに増幅するのでフィルター損失とか考えると20dB弱の増幅度が必要となります。
③効率:SOTAは、ふつう1時間以内の短時間の運用なので消費電流はあまり気にすることはないのですが、小型軽量化する上でヒートシンクを小型にする必要があります。そのため簡単な回路で効率よくマルチバンド運用ができるC級動作を狙います。
④切り替え:小型化のためにリレーは1個とします。LPF切り替えは殆どしないと思いましたので手動スライドスイッチとしています。
これらを考えると、C級動作で必要な増幅度が得られるのかが最低限の課題となります。
2.事前確認
FETは、この出力で定番のRD16HHFを使用しました。
最初に、バラックで出力がどれくらい出るのか、LPFも接続してスプリアスを見ながら確認しました。
結果としては、入力を直接接続したところ2Wくらいでしたが、トランスとコイルで入力インピーダンスを整合することで5W程度は何とかなりそうでした。発熱もあまりありません。
3.基板製作
①最初にフィルタ部を製作します。
18,21MHzは兼用しますので7メガ用と2バンド切り替えで計画しました。切り替えは2個のスライドスイッチを両側に付けました。面倒ですが運用のほとんどが7MHzになりますので。。。
事前実験で3段くらいでいけそうでしたので、まずは組み立て。
最初コイルは、2つともT37のトロイダルコアに巻いたのですが、7MHzの損失が大きかったので7MHzのみ少し大きいT50に変更しました。7MHzで0.3dBくらい、21MHzで1dB程度の損失です。
②周辺回路を製作したこところです。
リレーは1つのリレーで入出力を切り替えています。送受信の切り替えは、トランシーバーのアンテナ端子に送信時に4Vの電圧が印加されるように改造しています。微小電流回路なのでアンテナ端子がショートしても問題ありません。
③ケース加工
昔でしたらアルミケースに穴あけとなりますが、これくらいのパワーでしたら金属にしなくとも使えます。3Dプリンターでお手軽に製作します。
4.結果
7MHzは、6W出力で効率は60パーセント程度でした。連続送信でも写真の放熱器がほんのり暖かくなる程度です。18,21MHzは入力マッチングが甘いようで2W程度となっています。バイアスをかけたり、整合調整をもう少しやればまだ上がると思いますが。。。
5.回路図
こんな回路です。
6.最後に
ケースに磁石を埋め込んでいますのでトランシーバーとドッキングして使用できます。放熱器がスタンドの役割をしますので角度がついて運用しやすいです。
また、移動先でガードレールや車体にくっつけて使用することができます。これは非常に便利です
http://becl8873.livedoor.blog/archives/10085030.html
今回は、少し前のWVU-1101などに使用していたPE4259について調べてみました。
まずは、 データシート をみると10MHzから3GHzと記載があるので、やはりローバンドでは無理そうな感じですが、一応チェックということで...
試験は、昔使った余った基板にICのみ搭載しました。
簡単に7メガと3.5メガの100mWの信号をトランシーバーから入れてみます
7MHz:IC出力 50mW
3.5MHz:IC出力 10mW
となりました。予想通りでした。
また、歪について3.5MHzのみですが以下に貼っておきます。
まず、トランシーバの100mW出力時のスペクトラムです。
次にIC出力です
やはりNGでした。。。
しかし、不思議なのは前に調べたAS169の特性です。正確には購入したのは、AS-169-73LF。これはデータシートだと300kHzから使えることになっています。しかしながら同じような特性なのは疑問を持ちます。
データーシートには低い周波数用のLFとノーマル用がありますが、中国サイトでノーマル用を送ってきたのではないかと推測しています。
いずれにしても販売サイトでは、AS169,AS169LFと両方記載されていて選べないのでどうしようもありません。ほかの中華販売店も同様なので、どこかで正規品を探してみる必要はありそうです。