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前回に続いて仕舞い長45cmのカーボン釣竿についてのリポートです
前回はアリの目玉クリップ接続、今回は Amazonのテカテカ竿の銅テーブ結合バージョン です。
梅雨で毎日雨なのでなかなか移動ができなかったのですが、昨日、6/13(火)久しぶりにお日様が見えてました。行先は雨のあとなので舗装路で登れる高尾山です。無線運用に必要な装備はこれだけで、7~50MHzまでのFT8運用ができます(これに10mのカウンターポイズワイヤが必要)。竿は45cmしかないのでリュックに入ります。
HFの運用は、山頂で釣り竿を伸ばすとクレームがきそうなので、ルートから外れた人が殆ど通らない休憩ポイントで実施しました。ただ、周りは木が茂っており上手く飛びは???です。
●設置状況
竿を地面に差し込んで少し傾けて木に立てかけ、カウンターポイズは10mを1本貼りました。風がなかったこともあり竿は倒れることはなく、SWRは、7~50MHzまで問題なく1.5以内となりました。
●運用結果
<7MHz>
最初、0.2WでCQを出しても全く応答がなかったのですが、PSKRをみると飛んでいるようでした。よく調べてみるとスマホでデコードがされていません。携帯の電波が入らないところだったが原因のようでした。携帯の場所を少し変えたところ電波が少し受かったのでデコードもOKになりました。今回は、7~1~3エリアくらいまで広範囲に開けていたので応答率もよかったようで4局と交信できました。
<21MHz>
DX局でいっぱいでした。0.2Wでは混信で交信できそうな感じがしなかったので、端の方でCQを数回だしてPSKRを見たところPNGくらいは飛んでいるようです。
<28MHz>
交信はできませんでしたが、VK,KH6くらいまで飛んでいました。自宅で実験したときも、このアンテナで結構飛んでいるのは、28MHzでした。長さが6mくらいでハイインピーダンスなので1/2波長に近い電波の乗り方をしているのかも知れません。
<50MHz>
DX狙いのOMさんが多いのであまり出たくはなかったのですが、オープンしていなかったので飛びを確認するために久しぶりにでてみました。SWRは1近くまで落ちていますが、どのように電波が載っているのか分かりませんが、0.2Wでも100kmくらいは飛んでいるようでした。次回、DPと比較してみようと思います
●まとめ
①今回 、HF 0.2w:7MHz 4局、28MHz 2局、50MHz 1局、それ以外に144MHz 1mWで1局の合計8局交信できました。釣竿アンテナ1本で7-50まで楽しめるのは嬉しいし、0.2WでもSOTAのアクチベーションはできそうな感じです。また、 8局中7局がhQSL対応局で確実に普及しており、カード交換の点ではJARLに入らなくても楽しめますね
②木に立てかけたアンテナと地面に差し込んだ状態(地面と絶縁はされている)での電波の飛びの影響を懸念していましたが、殆ど影響はなさそうでした。あと周りに何もないところで簡単にカーボン竿を立てられる方法を検討する必要があります
③生駒山でもありましたが、携帯の電波がないとスマホアプリ(FT8CN)は上手く動かないようです。また、私の携帯(DAC含む)との相性も良くないのか全体的に送信リポートが悪いです。今回も、相手から「-10」くらいのレポートをもらっているのに、送りが「-30」という信じられないリポートを送っていたりします。なにが悪いのか分かりません。
④自作チューナーとアンテナアナライザー直結は、バンド変更が容易で使いやすいです。あとは無線機のフィルター交換が面倒なので何とかしたいですね
前回はアリの目玉クリップ接続、今回は Amazonのテカテカ竿の銅テーブ結合バージョン です。
梅雨で毎日雨なのでなかなか移動ができなかったのですが、昨日、6/13(火)久しぶりにお日様が見えてました。行先は雨のあとなので舗装路で登れる高尾山です。無線運用に必要な装備はこれだけで、7~50MHzまでのFT8運用ができます(これに10mのカウンターポイズワイヤが必要)。竿は45cmしかないのでリュックに入ります。

HFの運用は、山頂で釣り竿を伸ばすとクレームがきそうなので、ルートから外れた人が殆ど通らない休憩ポイントで実施しました。ただ、周りは木が茂っており上手く飛びは???です。
●設置状況
竿を地面に差し込んで少し傾けて木に立てかけ、カウンターポイズは10mを1本貼りました。風がなかったこともあり竿は倒れることはなく、SWRは、7~50MHzまで問題なく1.5以内となりました。

●運用結果
<7MHz>
最初、0.2WでCQを出しても全く応答がなかったのですが、PSKRをみると飛んでいるようでした。よく調べてみるとスマホでデコードがされていません。携帯の電波が入らないところだったが原因のようでした。携帯の場所を少し変えたところ電波が少し受かったのでデコードもOKになりました。今回は、7~1~3エリアくらいまで広範囲に開けていたので応答率もよかったようで4局と交信できました。

<21MHz>
DX局でいっぱいでした。0.2Wでは混信で交信できそうな感じがしなかったので、端の方でCQを数回だしてPSKRを見たところPNGくらいは飛んでいるようです。

<28MHz>
交信はできませんでしたが、VK,KH6くらいまで飛んでいました。自宅で実験したときも、このアンテナで結構飛んでいるのは、28MHzでした。長さが6mくらいでハイインピーダンスなので1/2波長に近い電波の乗り方をしているのかも知れません。

<50MHz>
DX狙いのOMさんが多いのであまり出たくはなかったのですが、オープンしていなかったので飛びを確認するために久しぶりにでてみました。SWRは1近くまで落ちていますが、どのように電波が載っているのか分かりませんが、0.2Wでも100kmくらいは飛んでいるようでした。次回、DPと比較してみようと思います

●まとめ
①今回 、HF 0.2w:7MHz 4局、28MHz 2局、50MHz 1局、それ以外に144MHz 1mWで1局の合計8局交信できました。釣竿アンテナ1本で7-50まで楽しめるのは嬉しいし、0.2WでもSOTAのアクチベーションはできそうな感じです。また、 8局中7局がhQSL対応局で確実に普及しており、カード交換の点ではJARLに入らなくても楽しめますね
②木に立てかけたアンテナと地面に差し込んだ状態(地面と絶縁はされている)での電波の飛びの影響を懸念していましたが、殆ど影響はなさそうでした。あと周りに何もないところで簡単にカーボン竿を立てられる方法を検討する必要があります
③生駒山でもありましたが、携帯の電波がないとスマホアプリ(FT8CN)は上手く動かないようです。また、私の携帯(DAC含む)との相性も良くないのか全体的に送信リポートが悪いです。今回も、相手から「-10」くらいのレポートをもらっているのに、送りが「-30」という信じられないリポートを送っていたりします。なにが悪いのか分かりません。
④自作チューナーとアンテナアナライザー直結は、バンド変更が容易で使いやすいです。あとは無線機のフィルター交換が面倒なので何とかしたいですね


前に仕舞い長45cmのカーボン釣竿について
ブログに書きまし
たが、竿の塗装を剥がして銅板を貼った上に自己融着テープを巻いたことで外観が危険物にみえ、飛行機での移動ができないため、新しくもう1本購入しました。
前のものは目玉クリップでうまくいかなかった(JA6IRK局は目玉クリップだけで使えたそうです)ので、別のものということで探しました(仕舞い長45cmで6mくらいのものというと17段くらいになり、ネットでもなかなか見つけにくいです)。今回購入したのは、アリの6.3m 17段です。
到着して外観をみて思ったのは、みなさまお使いのWWR局推奨のJINKING(仕舞い長75cm)のものとカーボンの編み方が似ているということでした。これはいけそうと早速、自宅ベランダにて目玉クリップを2段目につけてテストしたところ問題なく7~50MHzまで動作しました。外観を写真で比較してみます。左から、JINKING(仕舞い長75cm)、アマゾン(仕舞い長45cm)、そして今回のアリ(仕舞い長45cm)です。前回うまくいかなかったアマゾンの竿は、テカテカしていかにも塗装被膜がありそうで、これがだめだったのかと想像しています(実験のとき被覆は剥がしたがNGでした)
今回は、この竿をリュックに入れてカーボン釣竿で初めてのお手軽移動をしてみました。行ったのは飯能市の多峯主山(290m)です。 飯能駅から歩いて1~2時間程度で山頂まで行けるお手軽コース です。
多峯主山に到着。平日ですが、多くのグループが山頂で休憩されていました。遠くには富士山、新宿副都心やスカイツリーもみることができました。
まずは、いつものように144MHz 1mWで飛んでるチェック。Esで台湾局を呼ぶJAがたくさんみえていました。もちろん台湾局はみえないので端の方でCQを出して1局と交信成功!
144MHz 1mWとEFHWロッドアンテナから、千葉までは無理でしたが、40km程度飛んでいるようでした(赤色のXが送信場所です)。
さて、次にHFです。アンテナは、最初、少し傾けて木に立てかけて運用する予定でしたが、アナライザーでSWRを見ると非常に不安定でした。そこで急遽コンクリ製の手すりに軽く固定しました。カウンターポイズは10mを1本貼りましたが、なぜかSWRは自宅のように簡単には下がりませんでした(7MHzは、SWR2程度)
ここで無線機とアンテナカプラを接続する同軸ケーブルを忘れたことに気づき焦りましたが、よく考えてみると自作のアンテナカプラにはアンテナアナライザーを直結できるSMAのオスが付いていたので、アナライザ用の端子にトランシーバーを直結することにしました
写真でカプラの後ろにスマホが置いてあるのですが、これだけでHF~6mまで0.2Wで運用できるコンパクト移動システムになります。アンテナも45cmに仕舞えるのでリュックに入り最高です。
このシステムで殆ど呼ばれませんでしたが、0.2Wで30分くらいCQを出して7MHzで2局交信できました。PSKRをみると東北くらいまで飛んではいましたが、オープンしていたのが関東~東海くらいまでだったのでCQ応答率も低かったようです。
連絡はしていなかったのですが、山で運用していたらTwitterをみて飯能のJL1IHE局(ex 7Q7JA)が山頂まで遊びに来てくれました。いろいろ話をしながら一緒に下山、IHE局のアンテナを見学後に地元で美味しいうどん屋(きくや)でランチ2時前でしたが、順番待ちするくらいで大変美味しかったです。
アマチュア無線、楽しいですね
前のものは目玉クリップでうまくいかなかった(JA6IRK局は目玉クリップだけで使えたそうです)ので、別のものということで探しました(仕舞い長45cmで6mくらいのものというと17段くらいになり、ネットでもなかなか見つけにくいです)。今回購入したのは、アリの6.3m 17段です。
到着して外観をみて思ったのは、みなさまお使いのWWR局推奨のJINKING(仕舞い長75cm)のものとカーボンの編み方が似ているということでした。これはいけそうと早速、自宅ベランダにて目玉クリップを2段目につけてテストしたところ問題なく7~50MHzまで動作しました。外観を写真で比較してみます。左から、JINKING(仕舞い長75cm)、アマゾン(仕舞い長45cm)、そして今回のアリ(仕舞い長45cm)です。前回うまくいかなかったアマゾンの竿は、テカテカしていかにも塗装被膜がありそうで、これがだめだったのかと想像しています(実験のとき被覆は剥がしたがNGでした)

今回は、この竿をリュックに入れてカーボン釣竿で初めてのお手軽移動をしてみました。行ったのは飯能市の多峯主山(290m)です。 飯能駅から歩いて1~2時間程度で山頂まで行けるお手軽コース です。
多峯主山に到着。平日ですが、多くのグループが山頂で休憩されていました。遠くには富士山、新宿副都心やスカイツリーもみることができました。
まずは、いつものように144MHz 1mWで飛んでるチェック。Esで台湾局を呼ぶJAがたくさんみえていました。もちろん台湾局はみえないので端の方でCQを出して1局と交信成功!

144MHz 1mWとEFHWロッドアンテナから、千葉までは無理でしたが、40km程度飛んでいるようでした(赤色のXが送信場所です)。

さて、次にHFです。アンテナは、最初、少し傾けて木に立てかけて運用する予定でしたが、アナライザーでSWRを見ると非常に不安定でした。そこで急遽コンクリ製の手すりに軽く固定しました。カウンターポイズは10mを1本貼りましたが、なぜかSWRは自宅のように簡単には下がりませんでした(7MHzは、SWR2程度)

ここで無線機とアンテナカプラを接続する同軸ケーブルを忘れたことに気づき焦りましたが、よく考えてみると自作のアンテナカプラにはアンテナアナライザーを直結できるSMAのオスが付いていたので、アナライザ用の端子にトランシーバーを直結することにしました

写真でカプラの後ろにスマホが置いてあるのですが、これだけでHF~6mまで0.2Wで運用できるコンパクト移動システムになります。アンテナも45cmに仕舞えるのでリュックに入り最高です。

このシステムで殆ど呼ばれませんでしたが、0.2Wで30分くらいCQを出して7MHzで2局交信できました。PSKRをみると東北くらいまで飛んではいましたが、オープンしていたのが関東~東海くらいまでだったのでCQ応答率も低かったようです。

連絡はしていなかったのですが、山で運用していたらTwitterをみて飯能のJL1IHE局(ex 7Q7JA)が山頂まで遊びに来てくれました。いろいろ話をしながら一緒に下山、IHE局のアンテナを見学後に地元で美味しいうどん屋(きくや)でランチ2時前でしたが、順番待ちするくらいで大変美味しかったです。
アマチュア無線、楽しいですね



5/28(日)に大阪の生駒山に登って144MHz 1mWで運用したリポートです。
まず、今回登ったルートは、 新石切駅から生駒山頂を抜けて奈良県の生駒駅までというルート です。朝9時に駅を出発して山頂には11時半くらいに到着しました。まっすぐに登っていく急こう配の道が続きますが、途中には歴史を感じる神社、石仏、そして水車など見所が多いコースでした。
山頂からは大阪の街並みが眺められ、大阪湾まで見渡すことができます。
早速、144MHzのFT8をスマホでワッチしたのですが、信号は聞えるもののデコードができない問題がありました。スマホは、楽天携帯のandroidなのですが電波が入らないため時刻がずれているようでした。山頂をあちこち回ってみましたが、全くダメでした。楽天って入感しないところはKDDIのローミングではなかったのかなと思いましたが、もう一台持っていたiPhone(SB)はさすがにバッチリです。このあたりの基地局は、自分が大阪に単身赴任したころにも整備したので一安心(笑)。そういうことで、テザリングで楽天携帯にWifiで接続してデコードしました。
日曜ということもあり、山頂遊園地はものすごい人でした。レストランも劇込みでしたが何とか席を確保して、展望もよいので椅子の横に無線機を入れたリュックを置いてランチを食べながらFT8の運用をしてみました。こちらはスマホの画面を見ているだけで無線機とアンテナ基部はリュックの中なので劇込みのレストランでも目立たず迷惑にならないのが最高です。
1mWとロッドアンテナという設備ですが、日曜のお昼ということもあり、たくさんの方からコール頂きました。食事が終わったあともコールが途絶えず、また席待ちの人もおられたので、そのままリュックを背負って歩きながら自動交信。地デジ導入時に出張でよく来たテレビ送信所を懐かしく見て回りました。
リュックに入れた設備は、写真のようなものです。ロッドアンテナが邪魔ですが歩きながら自動交信可能です。今回、30分でなんと12局も交信できていました。144MHz FT8移動は簡単な設備でも楽しめるので本当にお勧めです。
PSKRでみると淡路島、滋賀県くらいまで飛んでいたようです。
途中の見学ポイント
石切大仏(日本で3番目に大きいとか)
水車
弘法大師爪で描いたという爪切り地蔵
まず、今回登ったルートは、 新石切駅から生駒山頂を抜けて奈良県の生駒駅までというルート です。朝9時に駅を出発して山頂には11時半くらいに到着しました。まっすぐに登っていく急こう配の道が続きますが、途中には歴史を感じる神社、石仏、そして水車など見所が多いコースでした。
山頂からは大阪の街並みが眺められ、大阪湾まで見渡すことができます。

早速、144MHzのFT8をスマホでワッチしたのですが、信号は聞えるもののデコードができない問題がありました。スマホは、楽天携帯のandroidなのですが電波が入らないため時刻がずれているようでした。山頂をあちこち回ってみましたが、全くダメでした。楽天って入感しないところはKDDIのローミングではなかったのかなと思いましたが、もう一台持っていたiPhone(SB)はさすがにバッチリです。このあたりの基地局は、自分が大阪に単身赴任したころにも整備したので一安心(笑)。そういうことで、テザリングで楽天携帯にWifiで接続してデコードしました。
日曜ということもあり、山頂遊園地はものすごい人でした。レストランも劇込みでしたが何とか席を確保して、展望もよいので椅子の横に無線機を入れたリュックを置いてランチを食べながらFT8の運用をしてみました。こちらはスマホの画面を見ているだけで無線機とアンテナ基部はリュックの中なので劇込みのレストランでも目立たず迷惑にならないのが最高です。
1mWとロッドアンテナという設備ですが、日曜のお昼ということもあり、たくさんの方からコール頂きました。食事が終わったあともコールが途絶えず、また席待ちの人もおられたので、そのままリュックを背負って歩きながら自動交信。地デジ導入時に出張でよく来たテレビ送信所を懐かしく見て回りました。
リュックに入れた設備は、写真のようなものです。ロッドアンテナが邪魔ですが歩きながら自動交信可能です。今回、30分でなんと12局も交信できていました。144MHz FT8移動は簡単な設備でも楽しめるので本当にお勧めです。

PSKRでみると淡路島、滋賀県くらいまで飛んでいたようです。

途中の見学ポイント
石切大仏(日本で3番目に大きいとか)

水車

弘法大師爪で描いたという爪切り地蔵


春になって移動やアンテナ製作をされる方が増えてきたようでTE-2101アンテナアナライザー頒布についての問い合わせも頻繁に来るようになってきましたので、現状をお知らせします。
受付は常時行っております。仕事の合間に製作しているため時間はかかると思いますが、ご要望が多いためイベントにこれなかった皆様にも郵送頒布しています。
本日(6/3)時点で5/2受付分まで発送のご連絡をさせて頂いてます。 仕事の合間に製作しているため、現状はお申込みから1~3か月程度の発送となります。
その後、製作ができ次第振込関連の情報をこちらからメールで連絡致します(待ちきれずに他の製品を購入頂いた方などはそのときにキャンセル頂いても構いません)。また、基板や部品調達ができなくなった場合が来たときは頒布を終了させて頂きます。
送付できるのは、おそらくお申込みから1~3か月後くらいになると思いますので気長にお待ちください。
どうぞよろしくお願いします。
1.装置の概要
●0.2-200MHzまで対応した片手に納まるほど小型軽量のアンテナアナライザーです。 インピーダンス測定などの機能は省略、VSWR表示に限定して簡略化しています。
<説明動画>
2.頒布品の詳細
詳細は、取扱説明書をご覧ください。
https://qdzlab.seesaa.net/article/483920724.html
3.頒布価格について
●本体11,000円 (送料別)
●送料 200円 (クリックポスト)
4.注意事項(取説から主要部分を抜粋)
①趣味の製作品のため外観には加工の傷、ズレ等があります。また、性能も測定器のようなものではありません。神経質な方は、申し込みをしないで市販品を探してください。
②マイクロUSB充電コネクタは大半の市販品で使用できると思いますが、大きなものは刺さらない可能性があります。(サイズ詳細は取説をご参照ください)
③リチウムポリマー電池を使用していますので扱いには注意してください。充電する際は、発火事故のリスクを避けるために、人が監視 できる状態で充電を行ってください。
④車内など高温になる場所に放置しないでください。50度程度でも 変形、故障の原因になることがあります。
⑤万一の取扱や保管中での事故や損失が生じた場合でも、当方は一切責任を負いません。
⑥故障、不具合時はメールでお問い合わせください。 ベストエフォートで対応します。
⑦信号には目的周波数以外に高調波成分を含むため、屋外のアンテナ測定などに使用する場合は、周囲の無線設備等に妨害を与えないよう十分配慮してください。
⑧本頒布品の転売、ソフトウェアの再頒布ならびに逆コンパイルは固く禁じます。
⑨本機は改良のため予告なく仕様変更を行うことがあります。 ハードウェア、ソフトウェア共にアップグレードの対応は行っておりません。
⑩本機は個々に調整していますが、電圧と半導体のばらつきによるレベル誤差が あります。 安定化電源回路を搭載し、ある程度ソフトウェアで補正しておりますが、 測定器のような精度はありません。
⑪温度特性については、考慮していません。極端な低温、高温下の動作は不明です。 校正時と使用時の周囲温度に差があると誤差が大きくなることがあります。
⑫未解決や気が付かないバグがあるかもしれません。 予めご了承ください。
⑬ブリッジの特性により低い周波数と高い周波数は精度が悪くなります。
⑭本器はリアクタンス成分を計測していません。 リアクタンス成分を含む負荷の場合は精度が悪くなることがあります。
⑮内部処理の関係で100MHzを境にグラフが不連続になる時があります。
受付は常時行っております。仕事の合間に製作しているため時間はかかると思いますが、ご要望が多いためイベントにこれなかった皆様にも郵送頒布しています。
本日(6/3)時点で5/2受付分まで発送のご連絡をさせて頂いてます。 仕事の合間に製作しているため、現状はお申込みから1~3か月程度の発送となります。
●件名に
「TE-2101アンテナアナライザー頒布希望」 と記載して 私のコールサイン(小文字)@jarl.com
宛にメールでお願いします。
● 本文に お名前(フルネーム)、 コールサイン(お持ちの場合)を ご記入ください。
お申込み頂いた後にこちらから受付メールを返送致します
(メールを送った後3日たっても受付メールが届かない場合は、迷惑ホルダーをご確認ください。返信がない場合は再送お願いします)
。その後、製作ができ次第振込関連の情報をこちらからメールで連絡致します(待ちきれずに他の製品を購入頂いた方などはそのときにキャンセル頂いても構いません)。また、基板や部品調達ができなくなった場合が来たときは頒布を終了させて頂きます。
送付できるのは、おそらくお申込みから1~3か月後くらいになると思いますので気長にお待ちください。
どうぞよろしくお願いします。
1.装置の概要
●0.2-200MHzまで対応した片手に納まるほど小型軽量のアンテナアナライザーです。 インピーダンス測定などの機能は省略、VSWR表示に限定して簡略化しています。
<説明動画>
2.頒布品の詳細
詳細は、取扱説明書をご覧ください。
https://qdzlab.seesaa.net/article/483920724.html

3.頒布価格について
●本体11,000円 (送料別)
●送料 200円 (クリックポスト)
4.注意事項(取説から主要部分を抜粋)
①趣味の製作品のため外観には加工の傷、ズレ等があります。また、性能も測定器のようなものではありません。神経質な方は、申し込みをしないで市販品を探してください。
②マイクロUSB充電コネクタは大半の市販品で使用できると思いますが、大きなものは刺さらない可能性があります。(サイズ詳細は取説をご参照ください)
③リチウムポリマー電池を使用していますので扱いには注意してください。充電する際は、発火事故のリスクを避けるために、人が監視 できる状態で充電を行ってください。
④車内など高温になる場所に放置しないでください。50度程度でも 変形、故障の原因になることがあります。
⑤万一の取扱や保管中での事故や損失が生じた場合でも、当方は一切責任を負いません。
⑥故障、不具合時はメールでお問い合わせください。 ベストエフォートで対応します。
⑦信号には目的周波数以外に高調波成分を含むため、屋外のアンテナ測定などに使用する場合は、周囲の無線設備等に妨害を与えないよう十分配慮してください。
⑧本頒布品の転売、ソフトウェアの再頒布ならびに逆コンパイルは固く禁じます。
⑨本機は改良のため予告なく仕様変更を行うことがあります。 ハードウェア、ソフトウェア共にアップグレードの対応は行っておりません。
⑩本機は個々に調整していますが、電圧と半導体のばらつきによるレベル誤差が あります。 安定化電源回路を搭載し、ある程度ソフトウェアで補正しておりますが、 測定器のような精度はありません。
⑪温度特性については、考慮していません。極端な低温、高温下の動作は不明です。 校正時と使用時の周囲温度に差があると誤差が大きくなることがあります。
⑫未解決や気が付かないバグがあるかもしれません。 予めご了承ください。
⑬ブリッジの特性により低い周波数と高い周波数は精度が悪くなります。
⑭本器はリアクタンス成分を計測していません。 リアクタンス成分を含む負荷の場合は精度が悪くなることがあります。
⑮内部処理の関係で100MHzを境にグラフが不連続になる時があります。
5.使用動画やSNSなど
★VUJ Labでの使用レポート
★Twitterでの書き込み(一部のみご紹介)
★Twitterでの書き込み(一部のみご紹介)
7L4WVUさん JE3QDZさんコラボの
TE2101で測定小さくてめっちゃ使いやすい

前回のブログ
でミニループの利得は、EFHWロッドアンテナより-6dB程度低いという測定結果でした。実際にフィールドで使ってどれくらいの変化があるのか試してみたくなりました。
アンテナの性能比較では、SSBなどでは受信でアンテナを切り替えて信号強度を比較するのが一般的ですが、FT8でもSNが読み取れますので同様の比較が行えます。しかし、FT8では多くの方が PSKR(PSK reporter) を使って飛んでるチェックをされているので、今回はこのツールを使ってアンテナ比較をしてみることにしました。
移動場所は、144MHz 1mWで交信実績のある高尾山。今月2度目になりますが、長雨のあとの5/24に登ってみました。お天気も良いので大勢の人が山頂におられましたが、前回同様、こちらの設備は目立たないので山頂で休んでいる方の間に座って運用してみました。
まず、PSKRのレポート機能は、最低15分、最大24時間のレポートが表示されます。最低15分という機能を使って、最初に利得の低いミニループアンテナを使って送信して、15分以上たってからEFHWロッドアンテナでCQを出してみることにしました。
実際には、時間がたつことで受信されているレポーターの数やアンテナ方向が変えられたりしますがHFと違ってコンディションの変化が殆どありません。意外に平日昼の144MHzでも大勢の方がFT8の受信をされているので視覚的にわかって面白いのではと思いました。
①ミニループアンテナ
●設置状況...ループ平面の真横に電波が強く放出されますので東京、千葉がカバーできる方向に向けました。
●結果
平日のお昼ですが、CQを出すと早速呼ばれてスマホがどんどん交信していきます。出力たったの1mWですが144MHzのFT8の移動は本当に面白いです。早速PSKRをみると千葉県まで飛んでました。高尾山は地図上のXの位置になり、距離にして96kmくらいです。実際にこの局と交信できました。
②EFHWロッドアンテナ
●設置状況は写真の通りです。
●結果
設備を切り替えて交信を続けました。15分くらい経過してPSKRをみると下図のようにかなり飛んでいるようでビックリ。あらたに受信された局の受信レベルをみると-17dBから‐21dBとなっており、これらは、EFHWロッドアンテナにしてようやく届いたことが分かります。
最終的には30分で5局と交信できました(平日のお昼なので数局交信すると呼ばれなくなります)。千葉県の外房や茨城県くらいまで飛んでいます。やはりアンテナの性能差はかなりありますね。
下図の白文字の3局がミニループの時にも受信されていた局になりますが、受信SNを見ると近くの2局は、+6dBと+10dB強くなっていてアンテナの利得差とほぼ一致するような結果が得られました。
また、千葉の局は反対に-5dB弱くなっていることが分かります。これは??ですが前にCB機でここから木更津の局と交信したときに周期的なフェージングが大きくあったので東京湾を挟むことでその影響があったのではと推測しています。
いずれにしても受信できている局が一度に見られてそれぞれのSN値が一度に取得できるというのは、素晴らしいものです。単なる「飛んでるチェック」ツールとしてでなく、アンテナ比較実験などにも活用できますので活用してみてはいかがでしょうか。
最後に今回の富士山です。雨上がりに登ったのでこの時期としては最高の景色がみられました。長雨が続きますが、外にでてみるとよいことがありますね
アンテナの性能比較では、SSBなどでは受信でアンテナを切り替えて信号強度を比較するのが一般的ですが、FT8でもSNが読み取れますので同様の比較が行えます。しかし、FT8では多くの方が PSKR(PSK reporter) を使って飛んでるチェックをされているので、今回はこのツールを使ってアンテナ比較をしてみることにしました。
移動場所は、144MHz 1mWで交信実績のある高尾山。今月2度目になりますが、長雨のあとの5/24に登ってみました。お天気も良いので大勢の人が山頂におられましたが、前回同様、こちらの設備は目立たないので山頂で休んでいる方の間に座って運用してみました。
まず、PSKRのレポート機能は、最低15分、最大24時間のレポートが表示されます。最低15分という機能を使って、最初に利得の低いミニループアンテナを使って送信して、15分以上たってからEFHWロッドアンテナでCQを出してみることにしました。
実際には、時間がたつことで受信されているレポーターの数やアンテナ方向が変えられたりしますがHFと違ってコンディションの変化が殆どありません。意外に平日昼の144MHzでも大勢の方がFT8の受信をされているので視覚的にわかって面白いのではと思いました。
①ミニループアンテナ
●設置状況...ループ平面の真横に電波が強く放出されますので東京、千葉がカバーできる方向に向けました。

●結果
平日のお昼ですが、CQを出すと早速呼ばれてスマホがどんどん交信していきます。出力たったの1mWですが144MHzのFT8の移動は本当に面白いです。早速PSKRをみると千葉県まで飛んでました。高尾山は地図上のXの位置になり、距離にして96kmくらいです。実際にこの局と交信できました。

②EFHWロッドアンテナ
●設置状況は写真の通りです。

●結果
設備を切り替えて交信を続けました。15分くらい経過してPSKRをみると下図のようにかなり飛んでいるようでビックリ。あらたに受信された局の受信レベルをみると-17dBから‐21dBとなっており、これらは、EFHWロッドアンテナにしてようやく届いたことが分かります。
最終的には30分で5局と交信できました(平日のお昼なので数局交信すると呼ばれなくなります)。千葉県の外房や茨城県くらいまで飛んでいます。やはりアンテナの性能差はかなりありますね。
下図の白文字の3局がミニループの時にも受信されていた局になりますが、受信SNを見ると近くの2局は、+6dBと+10dB強くなっていてアンテナの利得差とほぼ一致するような結果が得られました。
また、千葉の局は反対に-5dB弱くなっていることが分かります。これは??ですが前にCB機でここから木更津の局と交信したときに周期的なフェージングが大きくあったので東京湾を挟むことでその影響があったのではと推測しています。
いずれにしても受信できている局が一度に見られてそれぞれのSN値が一度に取得できるというのは、素晴らしいものです。単なる「飛んでるチェック」ツールとしてでなく、アンテナ比較実験などにも活用できますので活用してみてはいかがでしょうか。

最後に今回の富士山です。雨上がりに登ったのでこの時期としては最高の景色がみられました。長雨が続きますが、外にでてみるとよいことがありますね


前回製作したEFHWロッドアンテナは、よく飛ぶので気に入っているのですが、長さが1mと街中では結構目立つので鞄の中に入れたままステルス運用ができるようなものを考えてみました。そして、FM放送やエアバンド受信にも対応できるようなものができないか考えてみました。
①アンテナの原理
下図の左のEFHWアンテナのマッチング部分は可変方式で広帯域ですのでハイインピーダンスのアンテナとマッチングが取れるのでエレメント長を可変すれば広帯域に対応できます。しかし1m長のロッドアンテナでは高い周波数には可変できるのですが、FM放送などに対応しようとすると2m近くの長さが必要になります。ここで、GAWANT方式のような極端に短いアンテナで共振器だけ合わせることもできますが、性能的にはかなり劣ります。
そこで下図の真ん中のように共振ループを使うことにしました。小型のループでもコンデンサC2の値を大きくすることで低い周波数にも共振させることができます。共振時のC2の両端のインピーダンスは最大になるのでこれとEFHWのチューナー部分と組み合わせれば広帯域に使えることになります。
加えてC1とC2は並列接続のため実際は1つの可変コンデンサで使うことができそうです。市販品を調べてみると回路とかは不明ですが海外製品でも同じようなものもあるようでした。
②試作
前回のEFHWチューナーの回路と同じものを使って直径21cmと13cmの2種類のものを試作してみました。銅線は、昔自作したリニアアンプの電源トランスが焼損したときに銅線のみ取り出したものです(笑)
ポリバリコンを使って周波数を可変してみたところ,80~180MHzくらいまで綺麗にVSWRが下がりましたので使えそうです。
③特性比較
3-1 VSWR特性
帯域特性を比較したものを写真で示します。右の小さい方のループがやはり狭帯域となります。
また、EFHWロッドアンテナとも比較してみました。下写真のようにEFHWロッドアンテナの方が帯域は広いようです(右がEFHWロッドアンテナ)
3-2 利得、フロントサイド比など
上の写真のアンテナアナライザー(TE2101)を電界測定時の信号発生器として使用しました(SPANゼロ設定で広帯域の信号源として使えます)。アナライザからの信号レベルは大きいためアッテネータをつないで無許可の範囲として垂直のアンテナで距離5mとしました。また、電界強度受信機はWVU604F2(144MHz拡張版)を使っています(絶対値はあっていないので相対値で比較用としてご覧ください)。
結果からまとめると以下のようになります。
(1)ループの直径で利得差が割とある。
(2)ループのFS比は4~5dB程度
(3)EFHWロッドアンテナの利得は垂直ダイポールと同様と考えられるので、直径21cmのミニループの利得は-6dB、直径13cmは-11dBとなる
①アンテナの原理
下図の左のEFHWアンテナのマッチング部分は可変方式で広帯域ですのでハイインピーダンスのアンテナとマッチングが取れるのでエレメント長を可変すれば広帯域に対応できます。しかし1m長のロッドアンテナでは高い周波数には可変できるのですが、FM放送などに対応しようとすると2m近くの長さが必要になります。ここで、GAWANT方式のような極端に短いアンテナで共振器だけ合わせることもできますが、性能的にはかなり劣ります。
そこで下図の真ん中のように共振ループを使うことにしました。小型のループでもコンデンサC2の値を大きくすることで低い周波数にも共振させることができます。共振時のC2の両端のインピーダンスは最大になるのでこれとEFHWのチューナー部分と組み合わせれば広帯域に使えることになります。
加えてC1とC2は並列接続のため実際は1つの可変コンデンサで使うことができそうです。市販品を調べてみると回路とかは不明ですが海外製品でも同じようなものもあるようでした。

②試作
前回のEFHWチューナーの回路と同じものを使って直径21cmと13cmの2種類のものを試作してみました。銅線は、昔自作したリニアアンプの電源トランスが焼損したときに銅線のみ取り出したものです(笑)
ポリバリコンを使って周波数を可変してみたところ,80~180MHzくらいまで綺麗にVSWRが下がりましたので使えそうです。

③特性比較
3-1 VSWR特性
帯域特性を比較したものを写真で示します。右の小さい方のループがやはり狭帯域となります。

また、EFHWロッドアンテナとも比較してみました。下写真のようにEFHWロッドアンテナの方が帯域は広いようです(右がEFHWロッドアンテナ)

3-2 利得、フロントサイド比など
上の写真のアンテナアナライザー(TE2101)を電界測定時の信号発生器として使用しました(SPANゼロ設定で広帯域の信号源として使えます)。アナライザからの信号レベルは大きいためアッテネータをつないで無許可の範囲として垂直のアンテナで距離5mとしました。また、電界強度受信機はWVU604F2(144MHz拡張版)を使っています(絶対値はあっていないので相対値で比較用としてご覧ください)。
結果からまとめると以下のようになります。
(1)ループの直径で利得差が割とある。
(2)ループのFS比は4~5dB程度
(3)EFHWロッドアンテナの利得は垂直ダイポールと同様と考えられるので、直径21cmのミニループの利得は-6dB、直径13cmは-11dBとなる



144MHzは、これまで自宅のベランダにJ型アンテナを釣竿に這わしてあげていましたが、意外に良く飛んでいるで移動用に作ってみたいと思うようになりました。
このアンテナは基本的に1/2波長の長さの導体を50Ωに給電するためのマッチングセクションが備わっており、その形がJの文字に似ているので名づけられています。昔使われていた300ΩのTVフィーダーなどを使って簡単に自作できますが、移動の時に無線機に直結して使えるものを作ってみたくなりました。
以前430MHzでモービル用につくったことがあります (430MHzでの自作例) が144MHzとなるとエレメントが1m長くらい、そしてマッチング部も長さに加える必要になりますので移動用には考慮する必要があります。
今回、移動用に持ち運びも考えたときにSOTAでよく使われているEFHWアンテナと同じであることを思い出し、そのマッチングを使えばマッチング部分の長さは不要になり、エレメントもロッドアンテナを使えばよいと思いつきました。
ハンディー機などの内蔵アンテナは、1/4波長のものが殆どで下図の左のような動作になります。電流分布の最大点はアンテナの根元になります。また、グラウンド側はトランシーバーの筐体が小型のため十分な接地効果がなく人体が代用しているという動作になります。
下図の右のEFHWアンテナだと、動作的には垂直ダイポールと同じになりますが、電圧給電のためグラウンド側には殆ど電流は流れず、電流分布の最大点の高さも稼げるため、良好な動作が期待できます。
全体像はこんな感じです。
ロッドアンテナは1.15mのものを使用しました。実際には少し縮めて1.02mくらいで使います。マッチング調整がありますので、あまりシビアになる必要はなく移動時にわかりやすいように先の1段を縮めるとか決めておいてマッチングを合わせておくとよいと思います。
マッチングは、T32-10のトロイダルコアに7回巻きで10pF程度のトリマコンデンサで共振させることができます。アンテナインピーダンスは5~10kΩ程度になり、50Ω給電の場合はアース側から2回程度のところで簡単にVSWRが落ちます。
マッチング部です。
運用は、WVU-604Fを144MHzに改造対応したFT8トランシーバーを使っています。このトランシーバーは、1.8~50MHzの仕様で頒布していますが、回路とソフト変更で144MHzも運用することができます(ただし、結構な規模の回路を追加する必要があり、現状は近接スプリアスの影響から最大1mWしか出すことができないので,144MHzバージョンを作るか悩んでいるところ)。
1mWというと笑ってしまうと思いますが、144MHzのFT8では結構楽しめるのではないかと最近これをもって山に移動して試しています。今のところ1mWとこのアンテナで高尾山から100km以上離れた千葉の外房程度まで飛んでいるので、こんな遊びをやってみたい方が多ければ、トランシーバーとアンテナの頒布も検討してみたいと思います。
このアンテナは基本的に1/2波長の長さの導体を50Ωに給電するためのマッチングセクションが備わっており、その形がJの文字に似ているので名づけられています。昔使われていた300ΩのTVフィーダーなどを使って簡単に自作できますが、移動の時に無線機に直結して使えるものを作ってみたくなりました。
以前430MHzでモービル用につくったことがあります (430MHzでの自作例) が144MHzとなるとエレメントが1m長くらい、そしてマッチング部も長さに加える必要になりますので移動用には考慮する必要があります。
今回、移動用に持ち運びも考えたときにSOTAでよく使われているEFHWアンテナと同じであることを思い出し、そのマッチングを使えばマッチング部分の長さは不要になり、エレメントもロッドアンテナを使えばよいと思いつきました。
ハンディー機などの内蔵アンテナは、1/4波長のものが殆どで下図の左のような動作になります。電流分布の最大点はアンテナの根元になります。また、グラウンド側はトランシーバーの筐体が小型のため十分な接地効果がなく人体が代用しているという動作になります。
下図の右のEFHWアンテナだと、動作的には垂直ダイポールと同じになりますが、電圧給電のためグラウンド側には殆ど電流は流れず、電流分布の最大点の高さも稼げるため、良好な動作が期待できます。

全体像はこんな感じです。

ロッドアンテナは1.15mのものを使用しました。実際には少し縮めて1.02mくらいで使います。マッチング調整がありますので、あまりシビアになる必要はなく移動時にわかりやすいように先の1段を縮めるとか決めておいてマッチングを合わせておくとよいと思います。
マッチングは、T32-10のトロイダルコアに7回巻きで10pF程度のトリマコンデンサで共振させることができます。アンテナインピーダンスは5~10kΩ程度になり、50Ω給電の場合はアース側から2回程度のところで簡単にVSWRが落ちます。
マッチング部です。

運用は、WVU-604Fを144MHzに改造対応したFT8トランシーバーを使っています。このトランシーバーは、1.8~50MHzの仕様で頒布していますが、回路とソフト変更で144MHzも運用することができます(ただし、結構な規模の回路を追加する必要があり、現状は近接スプリアスの影響から最大1mWしか出すことができないので,144MHzバージョンを作るか悩んでいるところ)。
1mWというと笑ってしまうと思いますが、144MHzのFT8では結構楽しめるのではないかと最近これをもって山に移動して試しています。今のところ1mWとこのアンテナで高尾山から100km以上離れた千葉の外房程度まで飛んでいるので、こんな遊びをやってみたい方が多ければ、トランシーバーとアンテナの頒布も検討してみたいと思います。


JINKING 7.2mのカーボン釣竿アンテナは
前のレポート
の通り使えることが分かったのですが、仕舞い長が77cmとリュックには入りません。山歩きにリュックに入れて使えるものがないかとアマゾンで探してみました。
①仕舞い長45cmのカーボン釣竿
購入したのは、これです。仕舞い長45cmで6m程度のカーボン釣竿を見つけましたのでオーダーしてみました。
まずは、前回のJINKINGのときのように表をカッターナイフで削ってテスターで電気抵抗をチェック。塗装やカーボン含有量の違いなのか、なかなかうまく測れませんでした。
仕方がないので、同様に目玉クリップで竿に、そして10mのカウンターポイズをカプラーに接続してマッチングできるか試してみたところ全バンドダメです。どうやら給電部がうまく接続できていないようでした。
②アルミパイプに差し込んでマッチングしてみる
ということでSNSで各局がやられている給電方法をみたところ他の竿ですがアルミパイプに差し込んで使われている方がおられたので1m長程度のパイプに差し込んでマッチングを試みました。この方法で7~50MHzまでマッチングがとれたので確実に竿に給電できれば使える感じがしました。
③給電部の製作
とは言え、せっかく竿が短くなったのに長いパイプを山歩きに持っていくようではお話にはなりませんよね(笑)。そういうことで、極力45cmの長さの最下部に可能な限り結合させるように製作します。まずは、外側のグリップ部分と外部の塗装をカッターナイフで取り除きます。
次に銅テープを貼りつけます。購入したものは裏面が糊になっていて導通がないので全面を覆うように縦方向に3枚貼り付けました。そして表面のテープのつなぎ目を半田付けして接続します。これで電気的にもすべて覆うことができました。
給電部は。被覆線をはんだ付けしました。
最後に自己融着テープを巻いて完成です。ちょっとダイナマイトのような危ない感じなので飛行機などの荷物検査では通れないかもしれません(笑)
④マッチング
前回の自作カプラーで7~50MHzまでマッチングはとれましたが、下の周波数では余裕がなさそうな感じでした。そのため、カプラーのコイルの巻き数を1回増やしています。同時にアンテナカプラーも作り変えました。変更点は以下の様な点になります。
1) TE2101アンテナアナライザーを下部に直結してスイッチで切り替えられるようにした。バンド切り替えの度に繋ぎ替える必要がなくなり非常に便利です。
2) アンテナカプラーを釣竿にベルト固定できるようにした。アンテナと離しておいておくと操作のたびに手を離すとチューニングがずれて不安定になるのが防げます。また置き場所にも困りません
⑤運用確認結果
前回 同様、7~50MHzまでバンドを変えながらPSK reporterで飛び具合を確認しました。平日ですが時間は同じ午前中で、設置場所は、2階のベランダ、そして出力は200mWです。使用感としては、JINKINGの7mの方が飛んでいたような感じもしますが、コンディションのせいかも知れません。
●7MHz...あまり呼ばれませんでしたが前回同様に飛んでいるようです
●28MHz...DXまで飛んでいるので使えそうです
⑥現用のタワー上のアンテナとの比較
ここまでみるとQRPでも十分遊べそうな感じです。しかし、現用のタワー(15m高)上のアンテナに接続してみて比較してみて驚きました。地上高の違いや建物の影響があると思いますが、やはりきちんと建てられたアンテナと比較すると大きな差があります。やはりアンテナは大切ですね。
●21MHz...カーボン釣竿アンテナでは北海道が精いっぱいだったが、Dipoleでは南半球まで飛んでいる(21MHzはQRMが多いのでQRPの場合は潰されて受信までいかないことが多いので差が出やすい)
●50MHz...カーボン釣竿は近所のみ。6エレを南西方向でCQを出したところ150km位先でも受信されていて驚きました。50MHzの地上波なのでアンテナ高と偏波面の違いが大きいですね
①仕舞い長45cmのカーボン釣竿
購入したのは、これです。仕舞い長45cmで6m程度のカーボン釣竿を見つけましたのでオーダーしてみました。
まずは、前回のJINKINGのときのように表をカッターナイフで削ってテスターで電気抵抗をチェック。塗装やカーボン含有量の違いなのか、なかなかうまく測れませんでした。
仕方がないので、同様に目玉クリップで竿に、そして10mのカウンターポイズをカプラーに接続してマッチングできるか試してみたところ全バンドダメです。どうやら給電部がうまく接続できていないようでした。
②アルミパイプに差し込んでマッチングしてみる
ということでSNSで各局がやられている給電方法をみたところ他の竿ですがアルミパイプに差し込んで使われている方がおられたので1m長程度のパイプに差し込んでマッチングを試みました。この方法で7~50MHzまでマッチングがとれたので確実に竿に給電できれば使える感じがしました。

③給電部の製作
とは言え、せっかく竿が短くなったのに長いパイプを山歩きに持っていくようではお話にはなりませんよね(笑)。そういうことで、極力45cmの長さの最下部に可能な限り結合させるように製作します。まずは、外側のグリップ部分と外部の塗装をカッターナイフで取り除きます。

次に銅テープを貼りつけます。購入したものは裏面が糊になっていて導通がないので全面を覆うように縦方向に3枚貼り付けました。そして表面のテープのつなぎ目を半田付けして接続します。これで電気的にもすべて覆うことができました。

給電部は。被覆線をはんだ付けしました。

最後に自己融着テープを巻いて完成です。ちょっとダイナマイトのような危ない感じなので飛行機などの荷物検査では通れないかもしれません(笑)

④マッチング
前回の自作カプラーで7~50MHzまでマッチングはとれましたが、下の周波数では余裕がなさそうな感じでした。そのため、カプラーのコイルの巻き数を1回増やしています。同時にアンテナカプラーも作り変えました。変更点は以下の様な点になります。
1) TE2101アンテナアナライザーを下部に直結してスイッチで切り替えられるようにした。バンド切り替えの度に繋ぎ替える必要がなくなり非常に便利です。
2) アンテナカプラーを釣竿にベルト固定できるようにした。アンテナと離しておいておくと操作のたびに手を離すとチューニングがずれて不安定になるのが防げます。また置き場所にも困りません

⑤運用確認結果
前回 同様、7~50MHzまでバンドを変えながらPSK reporterで飛び具合を確認しました。平日ですが時間は同じ午前中で、設置場所は、2階のベランダ、そして出力は200mWです。使用感としては、JINKINGの7mの方が飛んでいたような感じもしますが、コンディションのせいかも知れません。
●7MHz...あまり呼ばれませんでしたが前回同様に飛んでいるようです

●28MHz...DXまで飛んでいるので使えそうです

⑥現用のタワー上のアンテナとの比較
ここまでみるとQRPでも十分遊べそうな感じです。しかし、現用のタワー(15m高)上のアンテナに接続してみて比較してみて驚きました。地上高の違いや建物の影響があると思いますが、やはりきちんと建てられたアンテナと比較すると大きな差があります。やはりアンテナは大切ですね。
●21MHz...カーボン釣竿アンテナでは北海道が精いっぱいだったが、Dipoleでは南半球まで飛んでいる(21MHzはQRMが多いのでQRPの場合は潰されて受信までいかないことが多いので差が出やすい)

●50MHz...カーボン釣竿は近所のみ。6エレを南西方向でCQを出したところ150km位先でも受信されていて驚きました。50MHzの地上波なのでアンテナ高と偏波面の違いが大きいですね


昨年末に頒布したFT8トランシーバーの申し込みを再開致します。
→基板がなくなりましたので終了とさせて頂きます
出力は100~500mW程度(個体差あり)ですが、本体内に50MHz用のLPFを内蔵していますのでPC(スマホ)、アンテナ、および電源を接続すれば50MHz帯のFT8運用が可能です。また、外部にローパスフィルターを接続すれば、1.8~28MHz帯も運用できます。
重さが僅か90グラムと軽量なのでワイヤーアンテナとともに鞄にいれておけば旅行やちょっと外出したときなど運用を楽しめると思います。
簡易型なので受信の際の放送波の混入、イメージ混信やマイコンノイズなどもあるかもしれませんが、以下をよく読んで使ってやろうという方がおられましたらお申込みください。
本機を使って自作機としての免許申請サポート(TSSのみ)も行いますのでご安心ください。
1.本機の取扱説明書(必ず読んでください)→ リンク
2.頒布価格 完成品
●ケース付き本体 9,500円(色は上の写真のもののみ。添付品、ケーブルはなし)
●配送手数料 500円
● オプションフィルター(1.8MHz~28MHzで必要なものをご指定ください) 500円/個
(1.8MHz,3.5MHz,7MHz,10MHz,14MHz,18&21MHz兼用,24&28MHz兼用の合計7種類。7種類全部のご要望が多く、フィルター製作がボトルネックになっているため極力運用バンドのみとするようにお願いします。)
3.申し込み方法
●試作品の参考動画(試作のものです。ほぼ同じですが、出力と周波数帯が異なりますので参考としてご覧ください)
● FT8CNの交信データのHAMLOGインポート方法
http://becl8873.livedoor.blog/archives/16681862.html
オプションフィルター
出力は100~500mW程度(個体差あり)ですが、本体内に50MHz用のLPFを内蔵していますのでPC(スマホ)、アンテナ、および電源を接続すれば50MHz帯のFT8運用が可能です。また、外部にローパスフィルターを接続すれば、1.8~28MHz帯も運用できます。
重さが僅か90グラムと軽量なのでワイヤーアンテナとともに鞄にいれておけば旅行やちょっと外出したときなど運用を楽しめると思います。
簡易型なので受信の際の放送波の混入、イメージ混信やマイコンノイズなどもあるかもしれませんが、以下をよく読んで使ってやろうという方がおられましたらお申込みください。
本機を使って自作機としての免許申請サポート(TSSのみ)も行いますのでご安心ください。


1.本機の取扱説明書(必ず読んでください)→ リンク
2.頒布価格 完成品
●ケース付き本体 9,500円(色は上の写真のもののみ。添付品、ケーブルはなし)
●配送手数料 500円
● オプションフィルター(1.8MHz~28MHzで必要なものをご指定ください) 500円/個
(1.8MHz,3.5MHz,7MHz,10MHz,14MHz,18&21MHz兼用,24&28MHz兼用の合計7種類。7種類全部のご要望が多く、フィルター製作がボトルネックになっているため極力運用バンドのみとするようにお願いします。)
3.申し込み方法
●件名に 「WVU604F 頒布希望」 と記載して
私のコールサイン(小文字)@jarl.com 宛にメールでお願いします。
私のコールサイン(小文字)@jarl.com 宛にメールでお願いします。
● 本文に、 お名前(フルネーム)、
コールサイン(お持ちの場合)、オプションフィルタの有無(1.8~28MHz用LPFで頒布希望のものがあれば) を ご記入ください。
★台数がまとまった時点で部品発注しますので1~2か月程度お待ち頂くことになると思います。受付後、製作品の準備ができた時点でお振込のご案内などのメールをお送りいたします。
★今回のお 申し込み受付は、 2023年4 月末日まで としますが、 それより前に基板がなくなった場合は早期終了させて頂きます。→お申込み多数のため終了とさせて頂きます
4.参考★台数がまとまった時点で部品発注しますので1~2か月程度お待ち頂くことになると思います。受付後、製作品の準備ができた時点でお振込のご案内などのメールをお送りいたします。
★今回のお 申し込み受付は、 2023年4 月末日まで としますが、 それより前に基板がなくなった場合は早期終了させて頂きます。→お申込み多数のため終了とさせて頂きます
●試作品の参考動画(試作のものです。ほぼ同じですが、出力と周波数帯が異なりますので参考としてご覧ください)
● FT8CNの交信データのHAMLOGインポート方法
http://becl8873.livedoor.blog/archives/16681862.html

オプションフィルター


カーボン釣竿アンテナ用の7~50MHzで使えるアンテナチューナーを製作しました。
①使用したアンテナについて
アンテナは、JS1WWR局推奨の JINKING 7.2m をアマゾンで購入しました。簡単にテスターで抵抗を図ってみました。1段目(一番太いところ)は長さ方向に数Ωの導通がありましたが内側と外側は感電防止のためか導通はありません。そのため2段目の根元を少し紙やすりでこすってカーボン表面を出したところに目玉クリップで挟むようにしました。目玉クリップと竿の間の抵抗はテスターで見ると50~70Ω程度ですが不安定でした。グラウンド線は使用最低周波数を7MHzとするのでとりあえず10mを1本用意しました。
設置はアンテナを木造2階建ての2階のベランダの木製手すりに紐で立てかけて軽く固定、グラウンド線を地面に垂らす感じです。給電部はこんな感じです
②インピーダンスの測定
アンテナエレメントにTE2101アンテナアナライザーを直結して50MHzまでのSWRをみました。HFでは7MHz付近で少し下がっているところがありますがそのまま使える周波数はなさそうでした。他の方のブログを見ると高めの周波数に共振したとか見たのですが、設置条件やアンテナのカーボン量やロッド間の接続部の構造で異なるので再現性はあまりないかと思います。
次にnanoVNAに直結して使って各バンドのインピーダンスをみてみました。画面の文字が全く見えないので、表面実装部品の作業に使っているヘッドルーペをつけて読み取りました(笑)
直流抵抗もあるので7MHz以上のインピーダンスは高めでスミスチャート上では同じような位置にプロットできますので、回路は下のL型でマッチングはとれそうです。
目的周波数の下と上の各定数を一応確認してみます。チューナーとしては、Lが0.2~3uH程度、Cは10pF~300pFくらいあれば良さそうです
●7MHz
●50MHz
③製作
1W以下のQRPなので部品は小型のものを使用しました。コイルは、T50-2に2回づつタップを出して12回路のスイッチで切り替えるようにしました。最大24回巻きでそのときのインダクタンスは3.5uH程度となります。バリコンは320pFのポリバリコンです。写真のスイッチは一応バリコン位置を変えれるように付けましたが、実際は不要です
④マッチング特性
計算値とは少し異なりますが、7~50MHzまで問題なくマッチングが取れました。
⑤運用結果
日曜朝の9時から10時半までの90分で7~50MHzまで順番にWVU-604F2で200mWでCQを出して交信してみました。同時にPSK reporterでもモニターしています。この日は、50MHzでもEスポが出ており西側がオープンしていたようです。
●7MHz
近距離にオープンしていたのでCQを出して連続で呼ばれていました。20分で1~3エリアの12局とQSO
●10MHz
7MHzと同様に近距離がオープン。10分間で1,3,4,7エリア5局とQSO
●14MHz
オープンはしていましたが、14MHzなので近場の局からは呼ばれることはないので、交信ゼロ
●18MHz
このバンドもDX狙いの方が多いので中国あたりまで飛んでましたが、ローカルさんが呼んできてくれたのみ
●21MHz
18MHz同様、飛んでいますが応答なし。
●24MHz
Eスポで4エリアの1局と交信できました。
●28MHz
このバンドはアンテナの調子がよいのか、7000km先までよく飛んでいるようでした。残念ながら交信はなし
●50MHz
Eスポで6エリアが見えていましたが残念ながらPSK reporterでは飛んでいませんでした。しかしながらローカル1局と交信はできたので50MHzも使えることがわかりました。
⑥まとめ
簡単に設置できてQRPでも7~50MHzまで楽しめました。ATU全盛の中ですが、こういうシンプルカプラも移動の際に軽量で良いのではと思います。
今後、ケースは移動によいようにもう少し小型化にしてチューニングしやすいように反射電力計を内蔵したものを製作する予定です
①使用したアンテナについて
アンテナは、JS1WWR局推奨の JINKING 7.2m をアマゾンで購入しました。簡単にテスターで抵抗を図ってみました。1段目(一番太いところ)は長さ方向に数Ωの導通がありましたが内側と外側は感電防止のためか導通はありません。そのため2段目の根元を少し紙やすりでこすってカーボン表面を出したところに目玉クリップで挟むようにしました。目玉クリップと竿の間の抵抗はテスターで見ると50~70Ω程度ですが不安定でした。グラウンド線は使用最低周波数を7MHzとするのでとりあえず10mを1本用意しました。
設置はアンテナを木造2階建ての2階のベランダの木製手すりに紐で立てかけて軽く固定、グラウンド線を地面に垂らす感じです。給電部はこんな感じです

②インピーダンスの測定
アンテナエレメントにTE2101アンテナアナライザーを直結して50MHzまでのSWRをみました。HFでは7MHz付近で少し下がっているところがありますがそのまま使える周波数はなさそうでした。他の方のブログを見ると高めの周波数に共振したとか見たのですが、設置条件やアンテナのカーボン量やロッド間の接続部の構造で異なるので再現性はあまりないかと思います。

次にnanoVNAに直結して使って各バンドのインピーダンスをみてみました。画面の文字が全く見えないので、表面実装部品の作業に使っているヘッドルーペをつけて読み取りました(笑)

直流抵抗もあるので7MHz以上のインピーダンスは高めでスミスチャート上では同じような位置にプロットできますので、回路は下のL型でマッチングはとれそうです。

目的周波数の下と上の各定数を一応確認してみます。チューナーとしては、Lが0.2~3uH程度、Cは10pF~300pFくらいあれば良さそうです
●7MHz

●50MHz

③製作
1W以下のQRPなので部品は小型のものを使用しました。コイルは、T50-2に2回づつタップを出して12回路のスイッチで切り替えるようにしました。最大24回巻きでそのときのインダクタンスは3.5uH程度となります。バリコンは320pFのポリバリコンです。写真のスイッチは一応バリコン位置を変えれるように付けましたが、実際は不要です

④マッチング特性
計算値とは少し異なりますが、7~50MHzまで問題なくマッチングが取れました。

⑤運用結果
日曜朝の9時から10時半までの90分で7~50MHzまで順番にWVU-604F2で200mWでCQを出して交信してみました。同時にPSK reporterでもモニターしています。この日は、50MHzでもEスポが出ており西側がオープンしていたようです。

●7MHz
近距離にオープンしていたのでCQを出して連続で呼ばれていました。20分で1~3エリアの12局とQSO

●10MHz
7MHzと同様に近距離がオープン。10分間で1,3,4,7エリア5局とQSO

●14MHz
オープンはしていましたが、14MHzなので近場の局からは呼ばれることはないので、交信ゼロ

●18MHz
このバンドもDX狙いの方が多いので中国あたりまで飛んでましたが、ローカルさんが呼んできてくれたのみ

●21MHz
18MHz同様、飛んでいますが応答なし。

●24MHz
Eスポで4エリアの1局と交信できました。

●28MHz
このバンドはアンテナの調子がよいのか、7000km先までよく飛んでいるようでした。残念ながら交信はなし

●50MHz
Eスポで6エリアが見えていましたが残念ながらPSK reporterでは飛んでいませんでした。しかしながらローカル1局と交信はできたので50MHzも使えることがわかりました。
⑥まとめ
簡単に設置できてQRPでも7~50MHzまで楽しめました。ATU全盛の中ですが、こういうシンプルカプラも移動の際に軽量で良いのではと思います。
今後、ケースは移動によいようにもう少し小型化にしてチューニングしやすいように反射電力計を内蔵したものを製作する予定です
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