無線ブログ集
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今朝、TSSさんに自作機の増設に関する保証の申し込みをしました。
アマチュア局の自作機での申請は難しくて面倒そうですが、CB機の技適申請に比べると本当に簡単です。所要時間は、総務省のアカウント申請済で系統図ができていれば、1時間くらいで可能と思います。
TSSの保証申請では紙で送るのが早いらしいですが、今さら郵送はないですよね(笑)。
Web申請方法について、簡単ですが今回の内容をメモしておきます。参考になれば幸いです。
①系統図を作成します。マルチバンドCWトランシーバーの例です。
②総務省の 申請サイト で変更申請で必要事項を記載する。無線機に関わる部分は以下のように記載します。周波数が多すぎて以下のスクショでは1.9と3.5が隠れていますが、1.9-144まで記載しました。
注:電波形式のところにA1Aは記入しないようにします(記入すると変調方式を空欄とすることができないため)
③すべて記入が完了したら 事前チェック をしておきましょう。
注意:この段階では、まだ総務省に提出はしません。
④総務省のシステムからメールが届き、事前チェックが正常だったらファイルをダウンロードしておきます(zipファイル)
⑤ TSSのWeb保証のページ から申請を行います。そのときに④のファイルが必要になります。
⑥手数料を振り込んでTSSへの申し込みは完了です。今回、変更申請の手数料は、何台でも変わらず4000円でした。JARDより安いです。
あとは、いつものようにTSSさんとのやりとりがあると思います。これまで、とにかく応答が遅いのでいつもかなり長期化します。今回はどれくらいかかるかな(笑)
アマチュア局の自作機での申請は難しくて面倒そうですが、CB機の技適申請に比べると本当に簡単です。所要時間は、総務省のアカウント申請済で系統図ができていれば、1時間くらいで可能と思います。
TSSの保証申請では紙で送るのが早いらしいですが、今さら郵送はないですよね(笑)。
Web申請方法について、簡単ですが今回の内容をメモしておきます。参考になれば幸いです。
①系統図を作成します。マルチバンドCWトランシーバーの例です。

②総務省の 申請サイト で変更申請で必要事項を記載する。無線機に関わる部分は以下のように記載します。周波数が多すぎて以下のスクショでは1.9と3.5が隠れていますが、1.9-144まで記載しました。
注:電波形式のところにA1Aは記入しないようにします(記入すると変調方式を空欄とすることができないため)

③すべて記入が完了したら 事前チェック をしておきましょう。
注意:この段階では、まだ総務省に提出はしません。

④総務省のシステムからメールが届き、事前チェックが正常だったらファイルをダウンロードしておきます(zipファイル)
⑤ TSSのWeb保証のページ から申請を行います。そのときに④のファイルが必要になります。
⑥手数料を振り込んでTSSへの申し込みは完了です。今回、変更申請の手数料は、何台でも変わらず4000円でした。JARDより安いです。
あとは、いつものようにTSSさんとのやりとりがあると思います。これまで、とにかく応答が遅いのでいつもかなり長期化します。今回はどれくらいかかるかな(笑)

海外の基板製造メーカーの競争が過熱している。もうどこを選んでも価格は大差はなくなっていますが、SNSで話題になっていた送料も含めて無料の基板製造メーカーが登場したので、さっそくオーダーしてみました。
サイズは、なんと100x150mmまでOKということで、5枚まで無料です。月に1回ということですが、DHL送料まで負担してくれるとは驚きですね。
ALL PCBというメーカー。サイトは こちら
早速、これから作ろうとしていたQRPpパワーメーターの基板を作って発注してみました。
各メーカーさんでいつも問題になる面付です。オーダーしたところメールが来て面付はダメということでした。
サイズは、なんと100x150mmまでOKということで、5枚まで無料です。月に1回ということですが、DHL送料まで負担してくれるとは驚きですね。
ALL PCBというメーカー。サイトは こちら
早速、これから作ろうとしていたQRPpパワーメーターの基板を作って発注してみました。
各メーカーさんでいつも問題になる面付です。オーダーしたところメールが来て面付はダメということでした。

1.はじめに
QRP運用は呼んでも応答のないことが普通です。特に数十ミリワットの世界は、呼べるような相手局を見つけることもなかなか難しいのが現状です。
ですから、送信出力とアンテナ整合は常に確認しておかないと頑張って呼んでいてもアンテナの具合が悪かったりすると交信は絶望的になります。
移動運用ではとくに通過型の電力計が必要になりますので、製作してみました。ちょうど手元にステレオラジカセに使われていたようなVUメーターがありましたので進行、反射電力が同時にみれるようなものとしました。
ちょうど試作中のマルチバンドCWトランシーバーが1.8~144MHz帯、最大150mW出力程度なので、仕様はこれに合わせています。問題なのは、こんな小さい電力で上手く測れるかということです。
小電力なので、ログアンプを使って検出しようと考えましたが、移動運用では極力軽量化、電池レスが求められます。したがってパッシブなものとし、回路はトロイダルコア活用百科のもので実験しました。
2.基板の製作
製作は、両面基板の端切れを使って、ダイソーのルーターを使ってパターンを作成しました。これくらいの回路であればこういう作り方が速いです。
①最初に回路図からランドの形状を部品の大きさを考えながら油性マジックでラインを描きます
②次にダイソーのルーターで線を削っていきます。このとき細かい粉塵がでるので防護メガネやマスクを着用しましょう。粉塵は、卓上掃除機などを使って吸い込むとよいです
③基板にスルーホールの穴をあけます。この部分にリード線を使って裏面の全面グラウンドパターンに接続しておきます。
④部品の取り付け、配線をします
3.メーター板の作成
①アナログメータなので面倒がらずに目盛り板を作成します。まず、メーターから目盛り板を慎重に外します。殆どの場合両面テープなどで張り付いてますのでカッターナイフなどを差し込むと剥がれると思います。
②目盛り板に方眼紙を重ねてオリジナルのメータライン位置をマーキング。その後メータに方眼紙をはりつけて実際に電力を変えながら針の位置を鉛筆などで印をつけます。
③この手書きスケールを写真撮影して、CADソフト(私はVisioを使ってます)にはりつけ、その上に目盛りを書いていきます。出来たら、光沢紙に印刷して切り取ってオリジナルの目盛り板の上に両面テープで貼り付けます
4.ケースの作成
3Dプリンターで作成します。思い切り小型化したいところですが、メーターサイズで制限されますのでメーターがぴったりはいるように設計します。これくらいであれば慣れれば、1時間程度で作図は完了できますので便利です。あとは、プリンターががんばって働いてくれますので、できるまでエアコンの効いた部屋でお昼寝(笑)。市販のケースを穴開ける作業はやる気が起こりません。
裏は、こんな感じです
5.特性について
オリジナルの回路では、感度不足であったのと144MHz帯での誤差が大きかったので回路を若干改良しました。最終的には、7-144MHzまで1dB以内の精度でみれるものができました。
6.使用してみて
電池不要で、自分が使う100mW以下での進行、反射電力がある程度の精度でみれるものができました。低い周波数での感度不足はコアの周波数特性によるものです。コアはジャンクのものですが5MHz以下で特性が低下します。この部分を良くすると高い周波数の特性が悪くなるので妥協しました。
また144MHz帯はコンデンサによる補正を行っています。なかなか広い周波数をみるのは難しいものです。市販品ではないので結構便利に使えそうです。
7.キット頒布について
今回の製作品を3k円程度(送料別)でKIT頒布します。
注:10名に達しましたので受付を終了させて頂きます。
応募いただいた方には、準備ができ次第メールで連絡致しますのでお待ちください。基板設計や部品発注などをこれから行いますので1-2か月かかる見込みです。
それではよろしくお願いします。
QRP運用は呼んでも応答のないことが普通です。特に数十ミリワットの世界は、呼べるような相手局を見つけることもなかなか難しいのが現状です。
ですから、送信出力とアンテナ整合は常に確認しておかないと頑張って呼んでいてもアンテナの具合が悪かったりすると交信は絶望的になります。
移動運用ではとくに通過型の電力計が必要になりますので、製作してみました。ちょうど手元にステレオラジカセに使われていたようなVUメーターがありましたので進行、反射電力が同時にみれるようなものとしました。
ちょうど試作中のマルチバンドCWトランシーバーが1.8~144MHz帯、最大150mW出力程度なので、仕様はこれに合わせています。問題なのは、こんな小さい電力で上手く測れるかということです。
小電力なので、ログアンプを使って検出しようと考えましたが、移動運用では極力軽量化、電池レスが求められます。したがってパッシブなものとし、回路はトロイダルコア活用百科のもので実験しました。
2.基板の製作
製作は、両面基板の端切れを使って、ダイソーのルーターを使ってパターンを作成しました。これくらいの回路であればこういう作り方が速いです。
①最初に回路図からランドの形状を部品の大きさを考えながら油性マジックでラインを描きます

②次にダイソーのルーターで線を削っていきます。このとき細かい粉塵がでるので防護メガネやマスクを着用しましょう。粉塵は、卓上掃除機などを使って吸い込むとよいです

③基板にスルーホールの穴をあけます。この部分にリード線を使って裏面の全面グラウンドパターンに接続しておきます。

④部品の取り付け、配線をします

3.メーター板の作成
①アナログメータなので面倒がらずに目盛り板を作成します。まず、メーターから目盛り板を慎重に外します。殆どの場合両面テープなどで張り付いてますのでカッターナイフなどを差し込むと剥がれると思います。

②目盛り板に方眼紙を重ねてオリジナルのメータライン位置をマーキング。その後メータに方眼紙をはりつけて実際に電力を変えながら針の位置を鉛筆などで印をつけます。

③この手書きスケールを写真撮影して、CADソフト(私はVisioを使ってます)にはりつけ、その上に目盛りを書いていきます。出来たら、光沢紙に印刷して切り取ってオリジナルの目盛り板の上に両面テープで貼り付けます

4.ケースの作成
3Dプリンターで作成します。思い切り小型化したいところですが、メーターサイズで制限されますのでメーターがぴったりはいるように設計します。これくらいであれば慣れれば、1時間程度で作図は完了できますので便利です。あとは、プリンターががんばって働いてくれますので、できるまでエアコンの効いた部屋でお昼寝(笑)。市販のケースを穴開ける作業はやる気が起こりません。

裏は、こんな感じです


5.特性について
オリジナルの回路では、感度不足であったのと144MHz帯での誤差が大きかったので回路を若干改良しました。最終的には、7-144MHzまで1dB以内の精度でみれるものができました。

6.使用してみて
電池不要で、自分が使う100mW以下での進行、反射電力がある程度の精度でみれるものができました。低い周波数での感度不足はコアの周波数特性によるものです。コアはジャンクのものですが5MHz以下で特性が低下します。この部分を良くすると高い周波数の特性が悪くなるので妥協しました。
また144MHz帯はコンデンサによる補正を行っています。なかなか広い周波数をみるのは難しいものです。市販品ではないので結構便利に使えそうです。
7.キット頒布について
今回の製作品を3k円程度(送料別)でKIT頒布します。
注:10名に達しましたので受付を終了させて頂きます。
応募いただいた方には、準備ができ次第メールで連絡致しますのでお待ちください。基板設計や部品発注などをこれから行いますので1-2か月かかる見込みです。
それではよろしくお願いします。

試作しているCW送信機の出力ですが、どうも低い周波数が出てくれません。
出力トランスが144MHzまで対応させるために低域の出力低下は仕方がないのですが、それにしても低すぎます。
そういうことでRF切替に使っているIC AS169について調べてみました。
このICは 仕様 をみると通過電力30 dBm、Low insertion loss (0.4dB max, 300kHz-1GHz)となっておりQRPトランシーバに適したものとなっています。
信号は、SGを使いました(5351とは異なり高調波が少ないSin波です)
下に1.8MHzでの結果を添付しますが、0dBm程度であれば殆ど損失はありません。
しかし、5dBmあたりから急に歪が発生して出力低下が生じることが分かりました。
また、これは低い周波数ほど顕著のようです。下図は、周波数毎にレベルを変えたときのデータとなります。SG出力が最大15dBmなので、それ以上はみていませんが、レベルを上げるに従い、低い周波数の損失が増えることが分かります。
さて、これで今回の送信部の出力特性を測定すると次の緑線のようになりました。
紺色の線は、申請に使用する自作LPFフィルター通過後の出力となります。
5351の送信機だと奇数波スプリアスが高いので2倍波はあまり気にしなくてよかったのですが、スイッチでのひずみにより2倍波も高いレベルとなりました。
そのため自作フィルターは、2倍波を落とすためのノッチを入れたものもあります。
最終的に10MHz以上で100mWは狙えそうな感じです。
出力トランスが144MHzまで対応させるために低域の出力低下は仕方がないのですが、それにしても低すぎます。
そういうことでRF切替に使っているIC AS169について調べてみました。
このICは 仕様 をみると通過電力30 dBm、Low insertion loss (0.4dB max, 300kHz-1GHz)となっておりQRPトランシーバに適したものとなっています。
信号は、SGを使いました(5351とは異なり高調波が少ないSin波です)
下に1.8MHzでの結果を添付しますが、0dBm程度であれば殆ど損失はありません。
しかし、5dBmあたりから急に歪が発生して出力低下が生じることが分かりました。

また、これは低い周波数ほど顕著のようです。下図は、周波数毎にレベルを変えたときのデータとなります。SG出力が最大15dBmなので、それ以上はみていませんが、レベルを上げるに従い、低い周波数の損失が増えることが分かります。

さて、これで今回の送信部の出力特性を測定すると次の緑線のようになりました。
紺色の線は、申請に使用する自作LPFフィルター通過後の出力となります。
5351の送信機だと奇数波スプリアスが高いので2倍波はあまり気にしなくてよかったのですが、スイッチでのひずみにより2倍波も高いレベルとなりました。
そのため自作フィルターは、2倍波を落とすためのノッチを入れたものもあります。
最終的に10MHz以上で100mWは狙えそうな感じです。


送信スプリアスも規格に入っているので早速免許の変更申請を行います。
これまでにも、Si5351を使った送信機でいろいろと免許を受けているので、この系統図にスプリアスデータをつければ、おそらく大丈夫と思います。
あわせて、前にTSSにダメだしを受けて断念した現行送信機の1.9MHz帯のFT8を追加しようかと(笑)
これまでにも、Si5351を使った送信機でいろいろと免許を受けているので、この系統図にスプリアスデータをつければ、おそらく大丈夫と思います。
あわせて、前にTSSにダメだしを受けて断念した現行送信機の1.9MHz帯のFT8を追加しようかと(笑)


CWポケトラを使ってHF-50MHzに出る場合のLPFを試作。
3Dプリンターでケースも作ったので見栄えも少しはよくなりました。
3.5,7,50MHzはバンド専用、他は2バンドで共用しようと設計しました。
以下は、nano VNAで測定したデータです。それぞれ3段のLPFとなります。
各マーカは、カットオフ、2倍、3倍を示します。
カットオフ周波数での挿入損失が1dB以下になるように調整しました。特に2バンド共用のものは高調波を減衰させるためにカットオフ周波数ギリギリのところを狙っています。
●3.5MHz
●7MHz
●10/14MHz
●18 / 21MHz
●24 / 28 MHz
●50MHz
144MHz
3Dプリンターでケースも作ったので見栄えも少しはよくなりました。

3.5,7,50MHzはバンド専用、他は2バンドで共用しようと設計しました。
以下は、nano VNAで測定したデータです。それぞれ3段のLPFとなります。
各マーカは、カットオフ、2倍、3倍を示します。
カットオフ周波数での挿入損失が1dB以下になるように調整しました。特に2バンド共用のものは高調波を減衰させるためにカットオフ周波数ギリギリのところを狙っています。
●3.5MHz


●7MHz


●10/14MHz



●18 / 21MHz



●24 / 28 MHz



●50MHz


144MHz


コロナで移動局が減る中で、関東は台風接近と最悪のコンテストとなってしまいました。
今、HFから144までのCWトランシーバーを企画、設計していることもあり、自宅から10mWでどれくらい交信できるか試してみました。
トランシーバーは自作機、スペアナでみて各バンド10-20mWくらいになるように設定、自宅アンテナは以下のようなものを使いました。モードはCWのみ。
なお、自宅は東京郊外で、ロケは低地でよくありません(笑)
●3.5MHz、7MHz: フルサイズスローパー(台風接近のためタワーをクランクダウンしているのでエレメントも一部が屋根の上)
●14,21,28MHz:短縮ロータリダイポール(14は使えるが21と28はSWR3以上あり)
●50MHz:6エレ
●144MHz:2FベランダのJ型アンテナ(垂直ダイポールと同等)
8/7(土) 21:00コンテスト開始。最初はアンテナがまともな50MHzから。台風接近ということもあり移動局は少ないです。それでも静岡、福島、その他距離100kmくらいある移動局と交信できました。
そのあと144MHz、ベランダホイップということもあり、ほとんど聞こえませんが数局と交信できました。HFは28から下の方に下がっていきましたが、聞こえる局は弱くて呼べる感じではありません。
3.5MHzは、結構聴こえていましたがが交信できず
8/8(日) 朝8時過ぎからワッチ開始。昨日できなかった21,7MHzで数局交信。7MHzは混信が多いと思いますが、意外に応答がありました。そのあと14MHzは関西が強く入っており、1局交信。
そのあと21,28で近くの移動局と交信。最後に、21で九州まで届いたので終わりにしました。
下に交信できた局のリストを示します。10mWという出力は、乾電池でトランジスタ1石の発振器を作ったときの出力と同じくらいです。40年くらい前は、このくらいの出力では殆ど交信はできなかったのですが、無線機の性能がかなり向上していることもあり、今では結構楽しめます。
とはいえ、殆どの場合、普通にコールしても応答はありません。フィールドデーコンテストの場合は最大出力が50Wなので、こちらとの電力レベル差は40dB程度ですので、59プラスで入っていれば応答はあるはずです。オンフレで何度も呼んで応答がないときでも、周波数を100Hzずらして呼ぶと応答があったりするので面白いです。
10mWという出力は、出力が小さすぎるというイメージを持たれる方が殆どと思いますが、実際のところ100mWとSメータでは3つくらいしか差はありませんので結構楽しめます。
今、HFから144までのCWトランシーバーを企画、設計していることもあり、自宅から10mWでどれくらい交信できるか試してみました。
トランシーバーは自作機、スペアナでみて各バンド10-20mWくらいになるように設定、自宅アンテナは以下のようなものを使いました。モードはCWのみ。
なお、自宅は東京郊外で、ロケは低地でよくありません(笑)
●3.5MHz、7MHz: フルサイズスローパー(台風接近のためタワーをクランクダウンしているのでエレメントも一部が屋根の上)
●14,21,28MHz:短縮ロータリダイポール(14は使えるが21と28はSWR3以上あり)
●50MHz:6エレ
●144MHz:2FベランダのJ型アンテナ(垂直ダイポールと同等)
8/7(土) 21:00コンテスト開始。最初はアンテナがまともな50MHzから。台風接近ということもあり移動局は少ないです。それでも静岡、福島、その他距離100kmくらいある移動局と交信できました。
そのあと144MHz、ベランダホイップということもあり、ほとんど聞こえませんが数局と交信できました。HFは28から下の方に下がっていきましたが、聞こえる局は弱くて呼べる感じではありません。
3.5MHzは、結構聴こえていましたがが交信できず
8/8(日) 朝8時過ぎからワッチ開始。昨日できなかった21,7MHzで数局交信。7MHzは混信が多いと思いますが、意外に応答がありました。そのあと14MHzは関西が強く入っており、1局交信。
そのあと21,28で近くの移動局と交信。最後に、21で九州まで届いたので終わりにしました。
下に交信できた局のリストを示します。10mWという出力は、乾電池でトランジスタ1石の発振器を作ったときの出力と同じくらいです。40年くらい前は、このくらいの出力では殆ど交信はできなかったのですが、無線機の性能がかなり向上していることもあり、今では結構楽しめます。
とはいえ、殆どの場合、普通にコールしても応答はありません。フィールドデーコンテストの場合は最大出力が50Wなので、こちらとの電力レベル差は40dB程度ですので、59プラスで入っていれば応答はあるはずです。オンフレで何度も呼んで応答がないときでも、周波数を100Hzずらして呼ぶと応答があったりするので面白いです。
10mWという出力は、出力が小さすぎるというイメージを持たれる方が殆どと思いますが、実際のところ100mWとSメータでは3つくらいしか差はありませんので結構楽しめます。


試作で改良点がわかってきたので、基板を設計、発注しました。
この5x5cm基板の設計もかなりの回数となりますが、少しずつ良くなっているように思います。
今回のポケトラの最大の特長は、簡単な外付けアダプターを追加することで144だけでなく50やHFマルチバンドのQRP CWトランシーバーとして使えるということです。
50mW程度のQRPなのでなかなか交信機会はありませんが、その点を多くのバンドに出れることでカバーしようとしています。
今回の回路とプリント基板パターン設計での主な改良点は以下のとおりです。
今回のポケトラの最大の特長は、簡単な外付けアダプターを追加することで144だけでなく50やHFマルチバンドのQRP CWトランシーバーとして使えるということです。
50mW程度のQRPなのでなかなか交信機会はありませんが、その点を多くのバンドに出れることでカバーしようとしています。

今回の回路とプリント基板パターン設計での主な改良点は以下のとおりです。
①受信時にアンプとミキサの電源供給をArduinoから行う。
②5351のクロックは、27MHz(スプリアス対策)とする
③送信はclk2、DSPはclk0(スプリアス対策)
④FM受信あり、AM放送は将来なくなるので削除
⑤ゼネカバ対応を考慮して周波数ステップに1MHzとかを追加する
⑥その他、回路と基板の変更項目
ー LPF のアースパータン強化
ー受信アンプ追加(局発漏れと感度不足対策)
ー送信アンプ入力抵抗を18→51Ωに変更(近接スプリアス対策)
ー水晶フィルタを4→3段に、そして帯域を少し広くする(基板スペース確保)
ーフィルタとDSP間を最短配線(ノイズ対策)
ーフィルタ入力インピーダンスを下げるために抵抗追加(ノイズ対策)

2mは和文を中心にCW愛好家が多いようで、頒布希望もありましたので、144MHz
CWトランシーバー WQ-201をJE3QDZさんと共同で開発してます。
基板は、とりあえず7メガトランシーバー用を使って試作してみました。
LPFは、流石にこのくらいの周波数になるとうまく働かないので3段でカットオフ周波数を150メガくらいで組むと3倍で20dBくらいしか減衰しない全然使えないレベルでした。写真は0-500MHz
そこで、今回は発想を転換してカットオフ周波数を高めに設定して2倍と3倍をノッチで落とす回路でLPFを設計してみました。同時にアースパターンを銅板で強化しています。
まずは、3倍の430メガ付近が落ちるようにローパスを設計。カットオフは300メガくらいにすると3倍波は60dBくらい落とせました。
この状態で送信スペクトラムをみると2倍波のレベルが少し高いようです。
そこで、さらに2倍波のノッチを追加。6pFをLPFコイルとパラに接続します。これで2倍、3倍とも40dBくらい減衰できました。
送信出力は、50mWなのでこれで問題ないレベルとなります。
あと、問題点としては、送信時に6メガくらい離れたところにスプリアスが出ます。
レベル的には、規格ギリギリセーフというところですが150メガあたりは業務局が多いので下げておきたいところです。
これは、5351のPLLの特性上出てしまうものなのか調査中です。
また、CWフィルターは、前より幅を広げて600Hzくらいにしています。
個人的にはもっと広い方が良いと思うのですが、QRPで呼ぶ方の立場では相手周波数に近いところで呼ぶ必要がありますのでメリットはあります。
基板は、とりあえず7メガトランシーバー用を使って試作してみました。

LPFは、流石にこのくらいの周波数になるとうまく働かないので3段でカットオフ周波数を150メガくらいで組むと3倍で20dBくらいしか減衰しない全然使えないレベルでした。写真は0-500MHz

そこで、今回は発想を転換してカットオフ周波数を高めに設定して2倍と3倍をノッチで落とす回路でLPFを設計してみました。同時にアースパターンを銅板で強化しています。
まずは、3倍の430メガ付近が落ちるようにローパスを設計。カットオフは300メガくらいにすると3倍波は60dBくらい落とせました。

この状態で送信スペクトラムをみると2倍波のレベルが少し高いようです。

そこで、さらに2倍波のノッチを追加。6pFをLPFコイルとパラに接続します。これで2倍、3倍とも40dBくらい減衰できました。
送信出力は、50mWなのでこれで問題ないレベルとなります。

あと、問題点としては、送信時に6メガくらい離れたところにスプリアスが出ます。
レベル的には、規格ギリギリセーフというところですが150メガあたりは業務局が多いので下げておきたいところです。
これは、5351のPLLの特性上出てしまうものなのか調査中です。

また、CWフィルターは、前より幅を広げて600Hzくらいにしています。
個人的にはもっと広い方が良いと思うのですが、QRPで呼ぶ方の立場では相手周波数に近いところで呼ぶ必要がありますのでメリットはあります。


本日発売のCQ出版のRFワールド No.55の特集記事を執筆しました。
最近の理工系の学生は、ものづくりの経験がない方が多く、指導できる教官も減ってきたということで執筆依頼がきたものです。
今回は、約80ページ。初心者向けに製作の方法をまとめて、途上国で技術指導をした時の話も少し書きました。
次号では、基礎が学べて応用できるような製作実例を紹介予定です。
以下のリンクで今回の目次と見本ページのPDFをご覧頂くことができます。
https://www.rf-world.jp/bn/RFW55/RFW55A.shtml

★Amazonの売れ筋ランキングの電子、通信カテゴリで1位になりました。

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