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link ZCR/bLOG ZCR/bLOG (2024/5/3 2:35:54)

現在データベースには 219 件のデータが登録されています。

feed ふたご座流星群MS '23 (2023/12/31 19:26:54)

12月13日から15日にかけて 50/144MHzで ふたご座流星群 MS ( 流星散乱 ( METEOR SCATTER ) )通信にQRV。

ふたご座


band/area 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 QSO
50 3 2 1 1 1 1 1 10
144 1 1 1 1 1 1 6





今回も 144MHzメイン。144が今までで最も調子が良かったため 50MHzには あまり時間が割けず、10交信にとどまった。 *1

この時季スキャッタ等もあまり出ない中、FT8方面は閑古鳥が鳴いていたものの MSK144は かなりの盛況だったといっていいだろう。


144では予想外の 6交信。
この時季 144は ほぼ完全にローカル用となっているが、今回も 800kmを超えるQSOに成功している。また、ロシア局も良く入感していた。

これを機にQRV局が増えてくれればいいが、ローカルのQRMが問題になって来そうでもある。
FT8のようにローカル同士はできるだけ同じシーケンスになるようにすべきだろう。 *2


今回 144MHzで受信できた局は次のとおり。 *3

 7M2NZN JA1QJI JA1XPM JR4ENY/1 JK2VOC JE3RMQ JP3EXR JE4LPS JI4UEN JR5JEU JH8FIH JR8QFG JA0MRW R0CQ RN0JJ

受信 全15局中 6局との交信だからイマイチといわれるかもしれないが、当方としては まあまあかな・・と思っている。(^^;) *4

12月12日夜の 144MHz
MSK144のアクティヴィティ。北米やEuは盛況。


さて、MSへのQRVのために特化した MSK144というモード、このモードを搭載したソフトウエアで有名なのが WSJT-X *5 MSHV だ。

デコード能力が高いのはどちらか? という問題があるが、いまのところ どちらが優位ともいえない。WSJT-Xだけがデコードする場合、MSHVだけがデコードする場合・・両方ある。そのため、当方は WSJT-Xをメインで、MSHVも同時起動させてサブで使っている。

ここで設定の勘所・・
WSJT-Xの『 F Tol 』、MSHVの『 DF Tol def=150± 』の設定値は 200 *6

WSJT-Xの『 T/R 』、MSHVの『 TX/RX 』の設定値は 15s 。世界標準も作者 *7 の推奨値も 15s。これが合ってないと残念なことになる。 *8

Sh-ON *9 にすると 144MHzでは デコード率が上がる *10 。ただし 50MHz以下では ほぼ変化がないのでSh-OFFでOKだそうだ。

Sh-ONが適用されるのはTx3 Tx4 Tx5で、Sh-OFFが高速ドラムロールのような音なのに対し、Sh-ONではブザーのような少し高い音になる。
Sh-ONの信号は交信中の2局にしか見えなくなるため敬遠する局もあるようだ。実際 ヨーロッパの某局に訊いてみたら ShはOFFだと言っていた。しかし、あちら様は出してるパワーが違うのよ。50Wでデコード率上げるには デフォルトで Sh-ONにするしかないっしょ! (^^;)


ふたご座流星群は15日未明の極大(ピーク)を過ぎて急速に活動低下。

次の流星群は 年明けて 1月4日頃極大を迎える しぶんぎ座 だ。今回ほどではないかもしれないが 144でも期待できる流星群である。過去に交信実績もある。

ぜひ 144.440MHz *11 MSK144にて お会いしましょう!


Comments(4)

*1 すべて南南西向け 6エレ逆相スタックでの交信。

*2 じゃないと潰しあいに・・ 送信はローカルでも数km離れていれば伝搬経路が違う可能性があり、デコードされるかどうかは時の運?

*3 50は多すぎるので省略

*4 144のアンテナは 仰角5°の 5エレHヘンテナ シングル。

*5 WSJT-X 2.7.0rc2を使っているが、あきらかに振る舞いがおかしい局面がある。リリース版で修正されるかな?

*6 受信周波数のズレにどこまで対応するかということ。MSHVではもっと拡げられるが、昨今のRigでは 200で十分。

*7 K1JT

*8 ちょっと考えれば判る。(^^;)

*9 Shにチェックマークを入れる。

*10 144MHzにおける MSのping時間が短いため。メッセージ長を 72msから 20msに縮めてpingに納まるようにする。

*11 北米は 144.150、ヨーロッパは 144.360を使っているらしいが・・ 今さら合わせる必要はないか・・


feed ヘンテナのおさらい (2023/12/12 17:23:41)

令和5年(2023年)12月期の第一級アマチュア無線技士国家試験の問題に ヘンテナが登場した。いわゆる『新問』らしい。

2023.12 1アマ 無線工学試験問題 A-20


ヘンテナというアンテナの成立が 1972年11月、当方が初めて作ったのが 1978年6月 *1 、電子通信学会技術研究報告 *2 に取り上げられたのが 1981年10月。
それから40年以上経っている。

ヘンテナも『 枯れた技術 *3 として認められているということか。いまさらだが なんか嬉しい。



問題の選択肢1 、ヘンテナは平衡型アンテナか? ということだが、まぁ見れば判るとおり左右対称な形をしているし、平衡型アンテナであろう。とすれば、不平衡型である同軸ケーブルを直接つなぐのではなく、バランを介したほうがいいのかな。

バラン挿入による給電 同軸ケーブル直接給電


バランで平衡-不平衡変換がなされるが、具体的にどういう違いがあるのかというと・・

図はヘンテナ+同軸ケーブルの MMANA によるシミュレーション。左が同軸直接、右がバランあり。青の水平偏波部分の電流分布に着目すると、同軸直接では左右対称ではなく、しかも同軸ケーブル部分にも電波が乗っていることが判る。

これに対し、バランありの電流分布は左右対称で 同軸ケーブルに乗る分は ほぼない。




水平面指向性。青がバランあり
赤がバラン無し。水平|垂直偏波合算。 シュペルトップもどき(平衡二線式?)


次は バラン無しとバランありの水平面指向性比較図。青がバランあり 赤がバラン無し。

大きな差はないともいえるが、サイドの切れと ケーブル部分で拾うノイズ、インターフェア等の改善は期待できるだろう。 *4

なお、バランのシミュレーションは 右のとおり いわゆるシュペルトップ・バラン(簡易型)として計算した。 *5



問題の選択肢2 、l の長さを変えると抵抗成分の変化は比較的小さいが、リアクタンス成分の変化は大きい・・

この点については 1981年の技術研究報告で既に言及されている。長辺Hを半波長とすれば、給電インピーダンスで その横幅Wは ほぼ決定してしまい、あとはスライド部分の lを調節して共振させ SWRを落とす・・ということになる。

1981年の報告では 次のようになっている。

(エレメント半径=0.005λ)
インピーダンス 50Ωの場合 W=0.147λ l=0.087λ H=0.5λ
インピーダンス200Ωの場合 W=0.274λ l=0.183λ H=0.5λ


あらためて MMANAで 50.3MHzにおける各給電インピーダンスの場合の寸法を計算してみた。

Imp.(ohm) W ( m ) l ( m ) G(dBi) SWR
50 0.845 0.470 9.68 1.16
75 0.919 0.518 9.64 1.09
112.5 1.200 0.724 9.49 1.04
200 1.498 0.999 9.29 1.12


なお、長辺Hの寸法は 3m(0.503λ)固定 *6 、エレメント径は上下の水平エレメントが直径20mm、垂直部分と給電部分は 直径2mm。高さは上辺のエレメントで6mと設定した。 *7

スタンダードなヘンテナの幅は だいたい1/6波長といわれてきたが、1/7波長に近い方がSWRが良いということになりそうだ。


給電点インピーダンス(50~200Ω)とSWR特性


給電点インピーダンスを上げると ゲインが少し犠牲になるようだが、大した差はない。

しかしながら、SWRの帯域には相当の差が生じる。

50Ωや75Ωでは 狭帯域といわざるを得ず、112.5Ω設計のものを 75Ωケーブルを使用した Qマッチで、200Ω設計のものを 4:1のUバランで給電するのがベターではないかと思われる。
だが、シンプル イズ ベスト で、狭帯域を認識しつつ使用するのもアリだろう。



問題の選択肢3 、 図の状態における電波の偏波面は垂直・・ これは間違っている

水平面指向特性。黒:水平偏波成分 赤:垂直偏波成分


形状が縦長のため 垂直偏波が優勢と誤解されるかもしれないが、縦長の状態で 水平偏波。横に倒して 垂直偏波となる。

したがって、この試験問題の答は この 選択肢3 である。

選択肢1で示した電流分布を見ると、水平エレメントの電流は位相がそろっている。このため水平偏波成分が優勢となる。
垂直部分の電流は逆位相になって打ち消し合う部分があるが完全には無くならず、垂直偏波成分は少し真横に出ることになる。 *8

このため サイドが完全には切れないという水平面指向性パターンとなる。 *9



問題の選択肢4 、水平面内指向特性の半値幅(半値角)は、1 波長ループアンテナに比べて広い・・

電力半値角 Left to Right Hentenna/1λLoop/Dipole


MMANA-GALで計算してみると 確かにそのとおりで、ヘンテナは44度、1波長ループ *10 は42度であった。

これは水平部分エレメントの長さによるものか? ダイポールの計算値は39度となるので それで正しいのかな・・と。(^^;)
しかし、実際にはこの差を実感することは難しいのでは? *11



問題の選択肢5 、利得は、1 波長ループアンテナに比べて大きい・・

水平/垂直指向特性比較。青:ヘンテナ 緑:1波長ループ
赤:ダイポール


これも計算 *12 してみると そのとおりで、ダイポールに対し約3dB、1波長ループに対し約2dB勝っている。

半値角が広いのに利得で勝るのは 垂直面指向性を比べれば一目瞭然だ。

ヘンテナは 折り曲げたダイポールの2段スタックのような動作となり、垂直面指向性が絞られる分 利得が高くなるのである。



水平/垂直指向特性比較。地上高 4.5m 青:ヘンテナ
赤:ダイポール 紫:HB9CV


おまけである。

お手軽移動運用を想定し、地上高 4.5mでの ダイポール ヘンテナ HB9CV(2エレ)の指向性比較。

この比較、ヘンテナには分が悪く 最大輻射打ち上げ角が他のふたつに比して少し高い。
これはヘンテナの下辺が大地に近すぎる(1.5m)からであろう。この影響を受けてダイポールとの差は 2dB弱に低下。やはり 最低でも 半波長(3m)は欲しいところだ。

HB9CVは さすがにビームアンテナだが、高仰角への輻射が大きい。ダイポールも同じ。
上への放射は下への放射の反射分という見方も可能なわけで、周辺や自局自体が発生させるノイズに弱いということにもなる。

それに、市販のHB9CVの値段は高い *13 。ヘンテナは うまくすると数百円で製作できる可能性もあるし、自分で改良していく楽しみも生まれるのではないだろうか。

ぜひ ヘンテナを作ってみていただきたい。アンテナ自作派のさらなる登場に期待するものである。


*1 THE FANCY CRAZY ZIPPY No.40(FCZ研究所)

*2 『スイスクワッドアンテナとヘンテナの放射特性』 東北大学工学部 前田忠彦 沢谷邦男 石曽根孝之 虫明康人

*3 リンク先にもあるが、良い意味である。当方はプログラミングやネットワークがらみでこの言葉を知った。

*4 今回のシミュレーションでは ゲイン差も0.5dB程度認められたが、実際の運用では この差は認識できないだろう。

*5 間隔36mm、長さ 1.427m。同軸ケーブルの外被に網線を被せるタイプでは 外被の比誘電率により短縮され もっと短くなる。

*6 今回は長辺を ほぼ半波長の 3mとしたが、ヘンテナの長辺は半波長でなければならない と いうことはない。

*7 表のGainは グラウンド・リフレクション込みの値である。

*8 給電部分をナナメにするなど 左右垂直エレメントの位相バランスを崩すことで垂直偏波が優勢になる場合もある。

*9 水平ダイポールには垂直のエレメントが無いため、サイドの切れ込みは ヘンテナよりも深い。

*10 MMANAでは円形ループのデータを作ることはできないので、8角形ループとした。

*11 こんな選択肢 よく入れたもんだ・・なんてね(^^;)

*12 自由空間を設定。

*13 まぁ HB9CVに限らず 市販製品は高価なのよね・・

Tada/JA7KPI : 2023年12月10日(日)

feed ARRL 160m 2023 (2023/12/8 23:14:55)

ARRL 160m コンテストに 今年も参加。これで 8回目だ。

しかし、ハイバンドのCONDX上昇に反し 1.8MHz帯は はっきりいって ぜんぜんダメ。(^^;)

米国本土との交信は ただ1局のみ。あとは アラスカ1局と ハワイ周辺の3局で終わった。

とにかく、聞こえない。 *1

 <タイムチャート> (UTC)

    | 09 10 11 12 13 14 15   09 10 11 12 13 14 15 |合計
----+----------------------  ---------------------+----
 1.9|  1  1  -  1  -  -  -    -  2  -  -  -  -  - |   5

聞こえたが なんぼ呼んでもダメだったのが あと2局 *2 。これですべてである。

と いうわけで、今年は このコンテストでの最低記録更新ということになった。


ところで・・ コンテストで/MM局が PAC と送ってきた。そのままQSOを終えたのだが、/MM局って RST+ITU region なのでは?
その場合、W/VE以外だから JAとの交信は ポイントにならない?

PACと送ってきたからには /MMではないということか!? ・・困るんですけれど・・ (^^;)

/MMで LOG記載すると エラーになってしまう。PACもらったからと /MMを削除して Log Submissionしたら いちおう受領されたようだ。 *3



スローパーモドキ Sloperoid


現在のアンテナの状況・・ エレメント自体は 接地当初から ほぼ変化無し。最大地上高は 約14.5m。

構造上 タワー及びマスト、タワー上の 50/21/28用アンテナ、そしてその給電ケーブル等にも電波が乗ってしまっていると考えられ、アンテナシステムとしての 最大地上高=マストトップまでの高さ は 約21m。

ラジアルは地面下に埋設したもの、家屋 ブロック塀等に這わせたもののほか、屋根のトタン板、アルミサッシの窓枠等も接続。


SWR特性はグラフのとおり。

スローパーモドキ SWR特性 Sloperoid SWR to freq.

以前計測した給電点でのインピーダンスは 約30Ω *4 。このため SWR>1.5であり、天候等にもよるが通常は SWR=1.8かそこらで、1.7未満になることは ほぼ無い。 *5

3:5のインピーダンス変換トランスを咬ませれば改善されるものと思われるが、その場合他のバンドでの使用は困難となると推測され、いまいち踏み切れていない。 *6

他のアンテナのケーブルにも電波が乗ってしまっている・・と書いたが、現時点で 21/28アンテナ用8D2Vのタワーからの引き込み部分にフェライトコアを40個入れてある *7 。これを全撤去すると foは上昇するが、もしかしてそのほうが損失が少ないかもしれない。 *8

その他の 50アンテナ用ケーブル等からはコアは全撤去。 *9 *10

ただし、このスローパーモドキのケーブル 5DFB自体には、フェライトコアが 105個入っている。 *11


*1 普段 FT8でQRVしていると 東海岸まで飛んだり フロリダあたりと 交信できたりはしている。

*2 N9RV WU6P

*3 もう どーでもいいや (^^;)

*4 3.5MHzでも同程度。

*5 キロワットなら問題アリだが、Po max=200W ならセーフと判断。

*6 不整合損失と 変換トランスの通過損失の見極めも・・?

*7 これ以上の個数を入れても 何も変化が無いようだ。

*8 後日検証。エレメントワイヤの延長が必要か?

*9 50のケーブル 8DFBに10個程度入れてみたら、foが 50kHz程度低下。入れない方が良いのではと判断。

*10 14の逆V、144のコリニアからもコア撤去したが、給電部に元々のバランは入っている。

*11 あらためて数えてみて 我ながら驚いた。1個あたり30Ωとしても 30×105=3150Ω。これくらいあれば セーフ? 特性インピーダンスの 60倍は必要らしい。

Tada/JA7KPI : 2023年12月02日(土)

feed Field Day 2023 (2023/12/8 17:34:36)

『第66回フィールドデーコンテスト』である。熱中症警戒アラート発令中。

先月の豪雨もあり、安全に移動可能な男鹿 寒風山 ( かんぷうざん ) での VUHFか、能代港近傍からのHFロウバンドを考えていたが、HFの新アンテナ準備が酷暑のためぜんぜん進まず、けっきょく 寒風山ということに。(^^;)

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16時半 シャック出発。1時間程度で現着。

寒風山での初FDとなった 昨年 は 50MHzの北海道期待で 板場の台 *1 からQRV。
今年は 144MHzメイン(430MHzサブ)のつもりで、山頂下駐車場の一等地 *2 を確保。 *3

て ことで、アンテナは 衛星通信用に作った 6エレHヘンテナ(144)と 12エレ八木宇田(430)。あわよくば・・と期待して 1200MHzの 22エレHヘンテナも同居。 *4 *5 *6 *7


寒風山 山頂下駐車場 南端 標高313m PM99WW。ANTは 9エリア方向。


20時40分 仮眠から復帰し、21時コンテスト開始。

しかし、144/430とも聞こえない。20分ほど悶々とし 144で ようやくJA1ZIT/1を見つけて 1局目。

22時頃になって JK1JHU/1が 嘘みたいに強力に入感。おそらく 筑波山と思われるが、アンテナは 直前に430でQSOした 9エリア方向だ。すぐ呼ぶべきだが、当方は アンテナ動かして方向を確認してしまうのであった。やはり 新潟方向よりも さらに西、北アルプス反射か? えー?? 横手山飛び越して わざわざ北アルプスまで行くのか!? この方向からの 1エリアとしては JJ2JQF/1も JHUと同程度に強力だった。 *8

また、JQFの直後 同方向で JH3WNZ/3ともできた。大阪から琵琶湖を通り 富山湾上空で 日本海ダクト へ突入したか?


どうも ずーっと継続して入感し続けるというのではなく、浮き沈みを繰り返しつつ 入れ替わり立ち替わり入感局が変わっていく・・という感じだ。CQも出すが S&Pに重きを置いた方が良さそうだ。

日付変わって 8月6日になっても CONDXに大きな変化は無い。粛々とS&Pを続けるが、さすがに 02時を過ぎて 効率悪化。2時間仮眠をとることに。



特別な日 8月6日の サンライズ 寒風山 山頂下駐車場 04:45jst


04時16分、目覚まし設定の 4分前に自力で起床。

08時頃、おにぎり *9 喰いつつ ワッチしていると JM3CRK/3が入感。昨夜の 大阪と似たような伝搬が 朝にも現れるとは・・ なんかいつもと違うかも。しかし、時は 淡々とすぎてゆく。

JR1YSZ/1とできて 144で ようやく1エリアのマルチが埋まる。さらに その後 福島移動 JN1BBO/7 とできて 7エリア残すは 青森だけ。


10時、430で 今回唯一の4エリア JE4QGF/4と交信。それッ とバンドをスイープするも 144/430とも 異常なし。おかしいなぁ・・

13時頃、JS2JAQ/3 JA2YNI/2 *10 JK3HFN/3と連続してQSO。HFN局は どんどん強くなり、リアル599に!!
つ ついに来たかーーッ と バンドをスイープするも 144/430とも 異常なし。CONDX自体も下火になっていった。絶対おかしいで! (^^;)


 <タイムチャート> CW Only

    | 21 22 23 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14|合計
----+------------------------------------------------------+----
 144|  4  7  2  8  3  1  -  -  4  2  2  6  6  1  3  2  2  1|  54
 430|  1  1  2  -  4  -  -  -  3  -  2  1  -  2  -  1  1  -|  18
----+------------------------------------------------------+----
合計|  5  8  4  8  7  1  0  0  7  2  4  7  6  3  3  3  3  1|  72
累計|       17       33       40       53       65       72|

と いうわけで、144/430では 昨年の6&D を上回り、過去最高の出来高を記録した。なお、すべてのQSOは CWであり、FM/SSBにはQRVしなかった *11

今回は P区分の局と割と多くできた。144で 8局、430で 2局いらっしゃった。IC-705効果なのだろうか。 *12

1200MHzでは 何度も CQ出し、ワッチもしてみたが *13 、ついに 信号 受信すること能わず。


 <エリアごとの交信局数> CW Only

       1     2     3     4     5     6     7     8     9     0    合計
----+-----------------------------------------------------------+-----
 144  30     1     4     -     -     -     9     -     6     4     54
 430  12     -     -     1     -     -     2     -     2     1     18

今回の最長不倒は 144での JH3WNZ/3の 約710km。430では JE4QGF/4の約690km。どちらにも 日本海ダクトが絡んでいると思われる。 *14


 <マルチマップ> CW Only

    11111111111111
    0000000001111100000000111111111122222222223333333333444444444
    1234567890123423456789012345678901234567890123456789012345678
 144...............***************...*.*.*.****..................
 430................**..*.*****.*...........*.*...*..............

北海道 青森は何度も向けたがダメだった。寒風山自体の稜線に阻まれてしまうのだ *15 。ここは 北に関してはダメ。青森県でも三八地方ならOKと思われるが、QRV局は少なそうだ。また、北海道は 襟裳岬~根室方面がかろうじて引っかかる程度か・・


 TKS 144/430 2バンドQSO

JH0ZSM/0 JH1YAK/1 JI1LET JK1JHU/1 JK1QAY JR1YRI
JH2OJS/1 JJ2JQF/1 JH8PHT/1 JH7SHV JH7XNJ JA9RPU

恒例 なんぼ呼んでもダm SWLレポート *16

 144: JE1LHN/0 JA1CUF JA1CXC JA1QEU JA1UHJ JA1YGX JA1YNX JE1NVD JF1EPL JF1JDG/1 JG1UKW JJ1NYH JJ1STD JJ1YAF/1 JL1LYT JM1LRQ/1 7L2KOZ/1 JA2SWH/1 JG4KEZ/1
JA8TWF/1 7K1PEO/2 JA9LNZ

430: JA1XUM JA1ZGP JE1NVD JJ1IDW JL1LYT JR1GSE 7N1MJH JA2SWH/1 JA4WWO/1

割と良いCONDXのようだったわけだが、今回も 1エリア方面は 環境ノイズが大きいのか呼んでも呼んでも無反応な局がいらした *17 。430よりも144の方がノイズレベルが高いような印象だ。 *18

無指向性のコリニア系GP *19 が人気のようだが、相手局のビームに助けられている可能性もある。当方も ほとんどの場合 ヘッドフォンして アンテナマストに手をかけつつビームを探り *20 、送信の際には 瞬発力を鍛える体操の如く 素早く車内のパドルを打つ *21 ・・という運用形態だった。 *22

暑い中、コンテストに参加いただき ありがとうございました。
また 当方の修行にお付き合いいただければ 幸甚に存じます。

*23 *24

8月5日21時の天気図 8月6日09時の天気図



2023.12.8 追記 :

結果発表

おかげさまで C144東北1位。 LCR ( ログチェックレポート ) によれば 減点なし。

X144の方々にもマルチで勝ってるし、完全勝利・・だな。(^^;)


Comments(13)

*1 正確には→ 板場の台を見おろす カルデラ縁に立てられた解説看板付近

*2 JH7某TE調べ

*3 さすがに夏休み期間中の観光地。自転車も大型バスも登ってくるし パラグライダーやドローンも飛ぶ。昼間は かなりの人出。夕方は落陽見物やBBQ、真夜中だって 青春を謳歌する男女グループやバイクの あんちゃんたちがやってくる。そして早朝は日の出を・・ 2018年6Dのときは さすがにこんなには来なかった。FDでは とてもここで50の5エレは上げられないっしょ! (^^;)

*4 50MHz用のホイップアンテナも持参のつもりだったが、忘れてきてしまった。支援QSOに期待されておられた方々には・・申しわけございませんでした! (^o^)

*5 144では 秋田市街にアンテナを向けると ザーッ・・と ノイズレベルが上昇するのが判る。男鹿市街や 山頂の 県Kタワーでも 少し判るが、秋田市はレベルが違う。夜間はノイズレベルが減少するようだ。

*6 クルマ関係のノイズは、普通車で酷いヤツもいるが、それ以上にオートバイが酷かった。

*7 隣の駐車枠に停まったクルマ、爺さんが乗ってて 昭和の歌謡曲をガンガン鳴らしまくっていて、当方はヘッドフォンしててもうるさくてマイった。幸い10分程度で居なくなってくれたので 武力衝突は起こらなかった。聴力問題なのかなぁ・・

*8 JHU JQF 両局とも 144で何度も入感してきていた。また、430でもQSOできている。

*9 おにぎりは クーラーBOXに 入れると 冷えてボロボロになり おいしくないので、小さめの保冷バッグに 水のペットボトルとともに入れた。

*10 伊勢あたりかな? それにしても 御嶽山やら3000m級の山を飛び越えての入感である。やっぱ できるのね。

*11 思い返してみると・・受信すらしていない。

*12 ICOMの新製品 IC-905に興味はあるが、IC-9700で 難儀したので初期ロットは避けるべきかな・・と。(^^;)

*13 周波数は 1294.050~1294.200に設定。CWオンリィなら 050~090で いいのかな。

*14 対流圏内での 1回の屈折(または散乱)では 600kmが限度。それ以上の場合は 超屈折(≒ダクト)があるということ。

*15 なだらかな稜線では 損失が多く回折はおこらない。某組織で地デジ(地上デジタルTV)移行担当を務めた経験からも 自信を持って言える。

*16 今回も かなり呼ばせていただいたつもりでございます。(-_-;)

*17 かなり粘っていただいた上で やっぱりダメだったという例も。

*18 アンテナゲイン あと 3dBは欲しいが、水平スタックでは ビームが狭くなりすぎるかもしれない。じゃあ 垂直スタックか?

*19 だいぶ昔、当方も いわゆる 2段GPを使っていたことがあるが、144は納得できるが 430以上では 眉唾なのではないかと・・(^^;)

*20 少しズレても当方には聞こえるが、相手に届かない場合も・・

*21 思うところあって CQ以外は 全部 手打ちなのである。

*22 ということで、クルマのエアコンは二日目の朝に少しかけたのみで、ほとんどエアコン無しの運用であった。水は大量に飲んだが、24時間使える公衆トイレが至近距離に位置していたので助かった。虫や蛇が入るので 扉はちゃんと閉めましょう。(^^)

*23 JARLへの提出サマリには 次のように意見した。『共通規約(14)は無効です。コールサインやナンバーの修正等を行うことを明示的に禁止・・したいのなら、そのように規定すべきであって、自局の運用情報を(中略)他者に伝える行為を禁止する・・と 規定するのは間違っています。これは表現の自由を奪うものであって、速やかに是正されるべきものです。』この記事も その信念に基づいて書かれ 発表されている。

*24 実は・・ 移動してのコンテスト参加では、DOSV版ZLOGをWindows98のDOS窓で使っていた。PCに USB端子はあるが ドライバもインストールしていなかったため、LOGファイルは SCPで 自前サーバにファイル転送していた。しかし、FD終わってLOGをUpしようとしたら Win98からは接続できなくなっていたのである。そういえば 春にサーバOSのバージョンUpをおこなっていた。で、どうしたかというと、LOGはテキストファイルなので、HTTP・・ つまりこのbLOGに Upすることでファイル転送を成立させたのであった。潮時である。さらば Win98。(^^;)

Tada/JA7KPI : 2023年08月07日(月)

feed 11月の6mDX '23 (2023/11/30 21:16:37)

当方における 局地的な 6m DX観察メモ 11月分である。(時刻は JST)

当方の6mアンテナのマストトップ直下から北方向。記事内容とは直接関係ありません(^^;)。正面は 白神岳。


寝坊 電源入れ忘れ 家庭の事情 その他でデータ取得できない時間もある。

なお、韓国 中国 台湾 香港 グアム等の近場は 原則 ここでは 取り上げない。
VKについては個別のコールサインは省略。

モードは 基本的に FT8かFT4。他のモードは必要に応じて記載する。


11月1日

08時前~09時頃 南米入感 散発的。

 PY3SOL

LU5FF LU3HBA

NH6Y
VK3 VK4 VK5
DU6/N7MOT DU7/PA0HIP
FK8CP FK8HA




11月2日

09時半頃 LU。弱い。

 LU5FF

FK8CP FK8FI FK8GM FK8HA
VK2 VK3 VK4 VK5 VK6
ZL1AKW ZL3RC
DU7/PA0HIP




11月3日

 ZL1HD ZL1RS
VK4 VK5 VK6
DU7/PA0HIP




11月4日

 DU6/N7MOT DU7/PA0HIP




11月5日

 VK6 VK8
DU2FIS DU37EUDXF DU7/PA0HIP
YE9BJM




11月6日

09~10時 散発的&弱い。

 LU5FF LU7HN

FK8CP




11月7日

09時~

 HC1MD/2 HC2AO HC2FG

LU1FAM LU5FF LU5FI LU6HFQ LU7HN LU8ENU LU9FVS LU9FZL

AH6U KH6AQ KH6HI KH6JY KH6U NH6SP NH6Y

CE2SV CE3SX

FK8CP FK8GM FK8HA

PY2XB

LU9FZL HC2FG CE2SV KH6JY と交信。HC2FGとは 34年ぶりのQSO。前のはSSBで LoTWでもCFMできているが もちろんDigitalでは 1st。

11時を過ぎて南米が入感するのは 極めて珍しい。115度方向のScatter。ダイレクトに向けてもデコードできない。

南米は12時過ぎまで入感。

 VK2 VK4
ZL1AKW
DU7/PA0HIP

ZL1AKW と交信。




11月8日

08時~半頃までPY。

 PY3SOL

ZL3NW
9M6NA
VK2 VK3 VK4 VK6 VK7
FK8CP FK8HA
3D2AG
NH6Y
DU7/PA0HIP
YE9BJM
ZL1AKW ZL2WHO ZL3NW

YE9BJM と交信。




11月9日

09時~10時前

 PY3SOL

CX6VM

LU5FF

CE2SV

DU1/NF0O DU3LA DU7/PA0HIP
KH6HI
FK8CP FK8HA
VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK6
ZL1RS




11月10日

08時前~10時半頃

 PY3SOL

CX4AAJ CX6VM CX7BJ

LU1FAM LU1WFU LU9FVS LW2DAF

NH6Y

CE6TK CE6UFF

ZL2WHO
ZL7DX
VK1 VK2 VK3 VK4 VK5
FK4TK FK8CP FK8HA
9M6NA
DU7/PA0HIP

CE6UFF と交信。




11月11日

08時前から入感していたらしいが、寝坊して 起きたら09時。

 LU1FAM LU2FGL LU3YZ LU4FPZ LU5DF LU5FF LU5FI LU5VT LU5VV LU7HN LU7VB LU8DRH LU8HGI LU8YD LU9AEA LU9DPI LU9FZL LW5DR

KH6HI AH7C KH6AQ KH6TU NH6Y

CE0YHO

CX1AAX CX2CN CX2SA CX4AAJ

CE2SV CE6TK CE6UFF

VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK6
FK4TK FK8CP FK8GM FK8HA
ZL1RS
DU3LA DU7/PA0HIP
9M6NA
4W8X
YB3EDD YC9FZ

LU8DRH LU7VB LU5VT LU5VV LU1FAM LU5FI と交信。LU1FAMは CW 。南米は 10時過ぎまで。




11月12日

今日はスカかな と思ったら、09時17分 突然Openして爆発。

 LU1FAM LU2BA LU2FGL LU4FPZ LU5FF LU5FI LU5FPI LU7HN LU8DIO LU8EKC LU9AEA LU9DLO LU9DPI LU9FCM LU9FVS

CX1AAX CX2CN CX2CQ CX2SA CX4AAJ CX4DAE CX6TU CX8DS

CE1LTL

CX1AAX CX2CN CX2CQ CX6TU CX8DS LU2BA LU5FPI LU8DIO LU8EKC LU9DLO LU9DPI LU9FCM CE1LTL と交信。

10時17分 南米は ほぼ 見えなくなった。CWでもCQ連発してみたが そちらはボウズ。

 9M6NA
VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK6
ZL3RJ
4W8X
DU3LA DU6/PE1NSQ DU7/PA0HIP
FK8CP FK8HA
YB1UUN YE1AAH YE1BON YE9BJM

4W8X と交信。FT8/CWの 2モード。CWは 一時カスカスでノイズの海に沈んだが、粘った甲斐あり なんとかWkd。6mでのパイル参加は ずいぶん久々である。




11月13日

09時~

 CE2SV CE3MRO CE3SOC CE3SX XQ3MCC

CX2CC CX2CN

LU1HLH LU2FGL LU2HGB LU3CQ LU3HBA LU4FPZ LU5ESB LU5FF LU5FI LU7HN LU8DIO LU8HGI LU9AEA LU9DO LU9DPI LU9FVS LU9FZL

CX2CC と交信。

ちなみに 昨年 の南米最終入感日は 11月13日であった。

 ZL1AKW ZL1HD ZL1RS ZL1SWW ZL2WHO
4F1EBD 4F3OM DU1/NF0O DU2FIS DU3LA DU6/PE1NSQ DU7/PA0HIP
4W8X
VK1 VK2 VK3 VK4 VK5 VK6
AH6U AH7C NH6Y
3D2AG
FK4UJ FK8CP FK8HA




11月14日

08時~半頃

 PY3SOL PY3YD

CE2SV

LU3HBA

CX3VB CX6VM

FK8CP FK8HA




11月15日

07時半頃 数分間のみ

 LU5FF

そろそろ今季 打止めか?




11月16日

午後

 FK4UJ FK8CP FK8FI FK8HA
4W8X
ZL7DX
ZL3NW ZL3RC ZL3TCM

FK8FI と交信。




11月17日

 FK8CP
ZL1AKW ZL1RS ZL2WHO
VK3




11月18日

pskreporter.infoによれば、09~10時jst頃に 当方のCQが CXや LUに届いていたらしいのだが、南米はまったく受信できず・・ 片パス?

 VK4 VK5
FK8CP FK8HA
DU7/PA0HIP
ZL1RS ZL2WHO
ZL7DX




11月19日~24日 何事も無し

VKすらも入感せず。やはり お仕舞いか?




11月25日

PSKRPTR 09時半過ぎ

 CX4DAE

LU5FF

久々に南米がOpenしたものの、10分未満でF.O.した。両局ともCFM済みなので こちらからは呼ばなかったが、当方のCQも向こうには届いていたもよう。

当地は吹雪。SNOW-NOISEが断続的だが強力に発生している。

(日没後は CQWW CWコンテストQRVのため 50MHzはワッチしていない)




11月26日 何事も無し

CQWWコンテスト(1.8MHz)に参戦のため、日の出から 日の入りまでの受信。




11月27日

CQWWコンテスト(1.8MHz)に参戦のため、日の出 以後の受信。

09時~11時頃

 LU3CQ LU5FF LU9AEA

CB1EW

CX3DAC

ボーッとしていて 未交信のCB1局を逃す・・

14時~

 DU7/PA0HIP
VK8
YC2KME YE9BJM YF2BDN




11月28日

09時台

 CX6TU CX1TH

CX1TH と交信。方向はダイレクト。スタックの位相は同相。

16時~

 9M6NA
DU7/PA0HIP




11月29日

14時~

 9M6NA
DU7/VK4CCV
VK6
3W9A




11月30日 何事もなし



けっきょく 南米は 28日で最後だったのか。もう少しあっても いいような気もするが・・

対南米のスタック位相、先月は逆相優勢の場合もあったが、11月は ほぼ同相。ただし 逆相との差は小さく、どちらでもかまわないという局面も多かった。また、アンテナの方向は ダイレクトの場合が多かったが、一部 110度方向の 太平洋スキャッタもあった。

さて、12月はどうなるか・・ 昨年は VKがちらほらと入感。そして、冬至近辺のEsは どうなのか・・

それでは、また。


Tada/JA7KPI : 2023年11月15日(水)

feed 立秋~立冬のQRV状況 (2023/11/8 12:57:07)

本日 11月8日は 立冬。日の出 06:15、日の入り 16:31。
立秋(8月8日)~昨日(11月7日)までのムセンの記録である。

エリア別交信件数 2023.8.8-2023.11.7 JA7KPI


1.9: E51DとW8Sの CW/FT8、5W0LM T2C E6AMなどの FT8。DXペディ以外では やはりロシアが多い。 *1

国内は オール秋田 XPO QRPなどのコンテストや 移動屋 JL3RNZさんの追っかけ。FT8も けっこうある *2

3.5: DXは E51Dの CW/FT8、5W0LM W8S E6AM KH8/KN4EEIのFT8くらい。国内は ほとんどが オール秋田コンテスト。

7: つい先日の VK9QOのみ。4月以来のQRV。
専用アンテナが無く、1.9/3.5用のアンテナをマニュアルの アンテナカプラ *3 につないでチューンをとってみた。Rig内蔵ATUでは まったくチューンが取れない状態だったが、手動カプラで SWRは ほぼ 1.0にできた。
まぁ、SWR=1だから電波が飛ぶというわけでもない。素性の良いアンテナであれば SWRが悪くても電波は飛ぶという良い事例である。 *4 (^^;)


アンテナカプラ DAIWA CL-66

10: 割と近場な E51D TX6D 5W0LM W8S T2C VK9QOは いいとして、 なんちゃってLWで ZD9W とできるとは思わなかった。

14: E51D W8S T2Cあたりはいいとして、FT8だが ZD9W D2UY A25R のアフリカ圏とできた。それに、カリブ ヴァージン諸島の KP2B。キューバはCFMしていたが、本物のカリブ(^^;)とは おそらく初めてである。 *5
国内は オール秋田/全市全郡コンテストが主。

18: DXは例によって E51D W8S E6AM T2C VK9QO。W8Sは CW/SSB/FT8でできた。このバンドも なんちゃってLW。

21: 18のDX + ZD9W。国内は ほぼオール秋田コンテスト。自分で組み立てたものの メーカー製の3エレ *6 なので あまりリキ入らない。(^^;)

24: DXは E51D W8S E6AM TX6D VK9QO。このバンドも なんちゃってLW。

28: DXは E51DとW8Sは CW/SSB/FT8の3モード、VK9QO。国内は ほぼオール秋田コンテスト。 *7

50: 8月 9月 10月 の 6mDXについては リンク先に詳細がある。11月に入ってからは しばらく音沙汰無かったが、7日に 南米が入感し、 エクアドル HC2FGと 34年ぶりに交信 できた。

この秋のDX-CONDXの エンティティ毎の交信数はTABLEのとおり。

50DX VK LU V6 CE CX ZL KH6 PY UN VU BY T8 DU FK8 HC
Stns 34 31 5 4 4 4 3 3 3 1 1 1 1 1 1 97

VKは当然として、LUがこんなに多いとは驚きだった。HCも複数局入感しているし、ぜひ 中米やカリブも よろしくお願いしたい。(^^)

なお、南米の入感方向は ダイレクトのことが多いのだが、たまに 100~120度のスキャッタで入感することがある。また、当方のスタックの位相は 伝搬によって同相/逆相どちらもあり得るようだ。

6mの国内は ほぼ FT8。10月21日のオリオン座流星群MSでは MSK144で 1エリア2局とできている。

144/1200: 残念ながら 特筆すべき伝搬には遭遇していない。

430: 9月16日、FT8だが 常置場所から 新潟 東京 埼玉 岐阜(飛騨市移動) とできている。岐阜は想定外であった。

SAT: あいかわらず GreenCube(IO-117)が盛況。盛況すぎて 輻輳が激しいとみられ、なかなか交信成立とはならない。暇なときは 5Wに6エレでもデジピートが通るが、混んでくると 12エレに50Wでは 力不足といわざるを得ない。やはり ブーム長 3m以上で 垂直/水平偏波切換、仰角可変が必要であろう。 *8

最近は 衛星専門の移動屋さん *9 も増え、レア・エンティティ、レア・グリッドからのQRVも多い。そのおかげで、当方は SAT-DXCC:78 SAT-VUCC:494 そして SAT-WAS:49 *10 となった *11 。また、現時点での最遠は 11980kmの CO0RRC。ZFができれば 12000km超えだが、衛星の高度の制限から困難なことは予想される。

JA7KPI/7としての移動運用も ほぼ 衛星オンリィ(RS-44/IO-117)であった。


*1 ロシア局については 呼ばれたら応答するが 当方からは呼ばないポリシを いまだ継続中。

*2 DX向けのつもりの CQでも「CQ DX」としないことが多い。

*3 アンテナチューナの旧い呼称。

*4 「素性の良い」の定義は? はて?

*5 HFハイバンドでDXなんて あまりしたことがないので・・ 単なる逆Vなのに FT8+サイクル25様々だ。

*6 NAGARA TA-10-15Jr.

*7 アンテナは 21と同じ メーカー製の3エレ。50に近い分 少しリキ入れているのだが・・(^^;)

*8 ほぼ水平設置の 垂直12エレ/水平6エレでも なんちゃってSAT-DXerには なれる。(^^;)

*9 「Rover」と呼称されている。

*10 ME待ちの聴牌!

*11 ただし 当方は睡眠時間等を削ってまで追っかけようとは あまり 思わない。アミロイドβ 溜まると恐いよ!

Tada/JA7KPI : 2023年11月08日(水)

feed QRPコンテスト '23 (2023/11/4 10:32:14)

JARL QRPクラブ主催 QRPコンテスト、今年も 1.8MHzの電信のみで参加。

JARLは QRPを 空中線電力 5W以下と規定しているが、当方の感覚では QRPというのは 3W未満である。TR-1100/2200 RJX-601等による刷り込みは否定しない。
で、当方の空中線電力は 今年も 2.5Wなのであった。 *1


当地での日没は 16時36分。コンテストは 13時00分開始だが、17時過ぎて ようやく 1局目とできた。

今年は QSBは割とゆるやか。空電も少しだけで、ノイズ環境的には良かったような気もするが、電離層の状態がイマイチで静かだったというのもアリか?

 <タイムチャート> (全部CW)

    | 17 18 19 20|合計
----+------------+----
 1.9|  4  3  9  1|  17
----+------------+----
 <エリアごとの交信局数>

        1     2     3     4     5     6     7     8     9     0    合計
   1.9  8     2     1     2     -     1     1     1     -     1     17

ぜんぜんダメダメという結果である。昨年のワースト記録:11までは落ちなかったものの、2020年:23 2021年:18 には 届かなかった。

出力は毎年同じだし、アンテナ周りは少しずつ改善を続けているつもりなので、やはりCONDXなのだろうなぁ・・ *2

いちおう、コールサインを確認できた局とはすべて交信できたが、まさか当方を呼んで無視されたなんて局はいないですよねぇ・・(^^;)

と いうわけで、このコンテストは全局QRPである。つまり、アンテナやロケーションがモノをいうコンテスト・・ これが また面白いわけで、今後ともよろしくお願いしたい。

参加された方々、ありがとうございました。


*1 電力低減による。ただし 厳密に 2.5Wを測定できるかといえば 実は自信が無い。3W未満であることは確かだと思う・・ (^^;)

*2 自分は悪くないと主張したいらしい。

Tada/JA7KPI : 2023年11月03日(金)

feed 難しいGreenCube (2023/11/3 10:44:54)

衛星 GreenCube(IO-117)向け移動運用。男鹿市八望台。PM99UW。

Invalid Text


この移動ポイントは大昔から承知していたが、標高が稼げないため(180m) Windowが南東~北北西と狭い。つまり 無線的には あまり良いロケーションではないため敬遠していたのである。
しかし、衛星向けということであれば パスによっては ここでも No Problemだ。


男鹿市 八望台 PM99UW 東方向。正面の山は 寒風山。


現着してアンテナをセットし、スマホで SATRACKを起動・・させたら、あれ ? GPSが効かない。他の地図アプリ等では問題ないぞ。
以前 能代港PN90でもGPSから位置取得できなかったことがある *1 が、まさか PM99からもNG? keyのところに手打ちで oga と入力したら なんとかなったけれど・・

まずは FM衛星 PO-101や 144/430FMで QRVし、17時過ぎからの GreenCube(IO-117)に挑む。


八望台 PM99UW
展望台から。展望台のある丘に邪魔され、西方向は展望台に上らなければ見えないのが残念・・


ところが、想定を超えて呼ばれてしまい ぱにっくぱにっく!
ここはマルチコール応答作戦だな・・と思ったら、あろうことか! GCTでそれが可能なことは承知していたものの、その実操作が判らないのであった・・OMG! orz

けっきょく 一局ごとに応答し、計35局(JA 29, DX 6)と交信できたが、呼んでいただいたのに 交信成立に至らなかったのが 8局もあった。ごめんなさい。

そして、長時間のチャネル占用も 申しわけありませんでした。この次は もう少し上手にできるよう精進いたします。


At Hachibodai (alt. abt 180m) in Oga city Akita pref. (JCC#0406)
IO-117: wkd 35stns(JA 29, DX 6), I was called by 8 other stations, but unable to establish QSO. Sorry.
CU next opportunity.

なお、使用Rigは IC-910 約30W。ソフトウエアは Gpredictと hamlibの rigctldとの組み合わせ。IFは JN2AMD局が配布しておられる USB接続でCOMポートが2つできるタイプのものを使用。
アンテナは いつもの12エレ。低仰角時には手動で偏波を 垂直/水平に変化させることができるようにしたが、これは かなり効いた。(^_^)




9月下旬、短期間だが GreenCubeで 2400baud の試験運用があった。
しかし、1200baudでも苦労しているのに 2400では あまりデコードできず。というか、かなり苦しい状況。デジピートも まったく上がらない。

Soundmodem 2400baudの出力周波数特性(センター1500Hz)


画像は『JA7KPI>CQ QN00』と送信したときの Soundmodemの AF出力。

元信号は いちおう 100~2900Hzにおさまっているように見える。低域が 怪しいといえば怪しいか?

デジタル変復調の IC-9700 では 帯域特性がシャープすぎて送受信とも帯域幅が不足しているのでは・・??


IC-9700の 復調(AF)周波数特性。


一方 IC-9700の受信時(無信号)のAF特性は・・ 低域から300Hzまでノイズっぽいが、こちらも 3kHz以上まで出ている。 (FIL1 SHARP BW=3.6kHz shift1,2=0)

復調~AF段階では 問題ないように見える。


前の元信号のグラフでは 低域がイマイチ判りにくかったので、試しに センター周波数を 1900Hzにして測定してみると・・

Soundmodem 2400baudの出力周波数特性(センター1900Hz)


うぅむ・・ 2900Hzくらいか? ギリギリ3000Hzに納まっているように見える。

しかし・・ IC-9700の送信帯域幅の設定は 100Hz~2900Hzが MAXで、2800Hz幅しかないのだ。

デジタル変調だから帯域幅シャープ過ぎて融通きかないのか?



どうも アナログ変調のRig使用の局は デジピートが通りやすいようだ。

IC-910で受信した 2400baudの W2GDJの信号


そこで、当方もアナログ機である IC-910 を使ってみたところ、初めてデジピートが通り WA9WUD との交信に成功した。

Soundmodemのセンター周波数は 1500Hzのまま。受信信号のデコード具合は IC-9700と 変わらないかほんの少し良いような印象だ。

しかしなぁ・・ IC-910と Soundmodemで受信してデコードできた信号は Soundmodem自体での表示では そんなに広いようにも見えないんだよなぁ・・


IC-9700は やはり変調特性に問題があるのか!? ・・なんて ぼやいていたら、数日後 GreenCubeは 元の 1200baudに戻ってしまった。

うぅむ・・ なんか消化不良だ。
ICOMさん、Firmware更新でなんとかなりませんか? ほんの少し 帯域を拡げて ギリ3000Hzにしてくれればいいのです。・・技適的に問題あるかな?


Soundmodem 1200baudの出力周波数特性(センター1500Hz)


ちなみに・・ふつうの 1200baudの周波数特性は このとおり。

上下端サイドのピークは無くても復調できるらしいが、これが欠けると やはり復調しにくくなるような気もしている。

まあ、2400baudには 帯域幅と EIRPが 圧倒的に不足しているということなのかな。・・このまま封印されるのだろうか・・ (^^;)


*1 このとき 作者のMQYさん宛 jarl.comのアドレスに 報告メイルしておいたのだが・・

Tada/JA7KPI : 2023年09月26日(火)

feed 2000km (2023/11/2 12:21:37)

自転車 ( ロードバイク ) での年間累計走行距離、やっと 2000kmを超えた。ダメダメな昨年であったが、なんとか 一昨年と同程度の成績となっている。

9月にホイールを軽いものに取り替えた。確かに速く走れるっぽい・・が、ヒルクライム能力については まだ検証できていない。



10月29日 駅前交差点から 元町/畠町方向

10月29日
無線のコンディションが一段落したので 自転車モードにシフト。日没が近いので 45分 15kmくらい走った。

 累計距離 2053km (今年分)

畠町~元町では 第5回のしろいち が開催されていた。(撮影場所が悪くて賑わっているように見えない! ^^:)



10月14日

10月14日
自転車で 走れば暑い 秋日和

 走行距離 26.49km
走行時間 1時間09分42秒
平均速度 22.8km/h
累計距離 1970km (今年分)

熊が出た風の松原は さすがに 立入禁止。向能代の上野越橋は架け替え工事完了。



10月9日

10月9日
コンテストが終わると走りたくなる・・のか!?

 走行距離 51.51km
走行時間 2時間09分15秒
平均速度 23.9km/h
累計距離 1916km (今年分)



9月18日
自転車・・ 米代川沿いに鶴形まで。帰りは国道通ったが、補修工事が雑で道路状態が悪い!! もっときれいに直してもらいたい。

 走行距離 27.36km
走行時間 1時間02分23秒
平均速度 26.3km/h
累計距離 1726km (今年分)



9月16日

9月16日
涼しくなってきたので 巡航速度をあげてみる・・

 走行距離 45.02km
走行時間 1時間40分23秒
平均速度 26.9km/h
累計距離 1695km (今年分)

稲刈りが始まっているのだなぁ・・



9月10日
自転車を変えて(新ホイール)昨日とほぼ同ルート・・

  走行距離 26448km
 走行時間 1時間07分03秒
 平均速度 23.6km/h
 累計距離 1608km (今年分)

オール秋田コンテストの疲労があるはずだが昨日より(ちょっと)速い。

新ホイール(700C 23C)は 前後で 5万円程度のもの *1 を OPUSへ。Bianchiは前のみ交換。2万円くらい *2 。柳町の『自転車の おが』に発注。

OPUSの総重量は 前後ホイール交換前: 9.5kg → 交換後: 8.8kg
Bianchiの総重量は 前ホイール交換前: 10kgちょい → 交換後: 10.0kg

Bianchi OPUS



9月9日

9月9日
久々に速度上げようと思ったが、暑さでなまけていたせいか上がらない!

  走行距離 26.58km
 走行時間 1時間09分42秒
 平均速度 22.8km/h
 累計距離 1579km (今年分)


*1 ただしスプロケットは安物(^^;)

*2 チューブラー・リムにこだわったため ちょっと高い

Tada/JA7KPI : 2023年10月29日(日)

feed JIDX CW 2023 (2023/10/19 11:02:10)

今年の JIDX CWは 二日目夜に抜けられない仕事があり、フル参加できないことが確定していた。

また、昨今 LOWバンドのCONDXもかなり低下しているため あまりヤル気も出ない。
しかし、アンテナ ラジアル系の拡張は続けていたので、ひやかし程度には出てみよう とは考えていた。

実は 新アンテナ製作して CONDX上昇中の 28MHzに移動で・・という構想もあり、入手しやすい 2m以下のアルミパイプとワイヤの 2エレビームを設計してみたりもしたが、いまいち実作業には取りかかれず、けっきょく 例年どおりの 1.8L(100W以下)での参加となった。


今回のコンテスト前 ラジアル改修は、以前Twitterや bLOG にも書いた アルミサッシ窓枠等のボンディング作業である。

けっきょく (グラウンド)ラジアルというものは その表面積によって大地や不純物含有誘電体を いかに覆い尽くせるか・・にかかっているのではないかと考える *1 。そのため、電線は 設置環境が許容できる限り 太いものを 広く設置することが重要なのである。 *2



コンテスト開始は 16時jstからだが、当然ながら 1.8MHzはノイズのみ。晩飯後 20時前からシャック入りするも、聞こえるのは SPYさんのCQのみ。

21時頃になって ようやく 常連 K3ESTが聞こえたものの 弱い。QSBも激しい。なんぼ呼んでもガン無視状態。100W以下カテゴリと思われる複数局が次々と呼んでも同じだったので もう あきらめた方が良いと判断。

22時前には N9RV を発見。呼んでみたら こちらは 割とすんなりQSOできてしまった。

しかし、23時には 北米西海岸も日の出である。昨年と同様、このコンテストでは ロシア局(とベラルーシ局)は得点にもマルチにもならないため ヨーロッパに期待するしかない。


仮眠して 04時起床。

しかし、まったく聞こえず、呼ぶこともできぬまま ボウズに終わる。

まぁ、FT8でも かろうじて見えるくらいのCONDXだし、ロシアの参戦もないので 予想どおり でもあった。(^^;)

日の出(05:11)までもがいてみたものの、二度寝・・



二日目は 予定どおり 晩飯後に 仕事へGo。

帰宅できたのは コンテスト終了の10分前。

K3ESTが 昨晩よりも強力に Sメータ振って入感。しかしQSBはある。しつこく呼んで 信号の存在には気づいてもらえ、 ? QRS と打ってきた。21wpmくらいで3回コール。それでもダメで 2回続けて・・やっぱりダメで SRIと打って CQに戻ってしまわれた。この数分後も 再び呼んでみたものの同じで けっきょく とってもらえなかった。(T_T) 呼びすぎた気もするなぁ・・

次に 安定して入感しつつ 高速CQ出している JT5DX を呼ぶ。すんなりQSO。

CQビーコン出して ・・ん? なんか呼ばれたっぽいぞ。X6T? あれ? ・・あっ NX6T か! QSBで頭の N が聞こえなかったのだ。

K3ESTの状況をチラチラとチェックしつつ CQビーコンを続けたが、さすがに 10分は短い。
すぐに 22時jst コンテスト終了時刻となってしまい、成績は 最低記録更新となったのである。 orz



2023.10.19 追記 :

結果発表 1.8 Low Power 同点1位。しかし・・ ミスがあった。悟りの境地は遠い・・ *3


*1 シールドしてしまう・・ に 近い考え方。

*2 エレヴェイテド・ラジアルは ある程度の高さと共振していることが必要であり、当方の環境での 1.8MHzでは 不可能と判断せざるを得ない。

*3 しかも、3回 悟らないと 解脱できないそうです。

Tada/JA7KPI : 2023年04月08日(土)

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