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もう一度DXCC de JF1HYG/JR0ELG (2024/11/23 23:35:39)
現在データベースには 240 件のデータが登録されています。
11月20日(金)。
今朝9時前、すでに会社にいるときに個人携帯が鳴った。
電話は建設事務所から。昨日完了検査を行った結果、検査済証を発行したので取りに来るように、とのこと。
特段追加の確認や資料提出なくOKとなったので一安心。
先月からフレックスタイム制となったので会社を30分ほど早く上がって、会社の近くの建設事務所に行き、検査済証を受領。日付は11月19日付けでした。
これで8月の確認申請からはじまった一連の工程が終了しました。
タワー建設構想自体は2年前の自宅新築計画時からありましたので、都合2年半かかりました。長かったです。
11月17日(火)。
ようやく完了検査の書類が完成したので、建設事務所に申請書を持ち込んできました。
使用した様式は「第19号様式 完了検査申請書」で、これに必要事項を記入。
この19号様式に加え、以下の資料を添付しました。
(1)基礎に使った鉄筋の検査証明書
(2)基礎コンクリートの配合計画書、塩化物含有量試験結果、強度試験成績書
(3)タワーの鋼材の鋼材検査証明書(いわゆる「ミルシート」)
(4)工事状況(確認申請の図面通りの工事を行ったことを示す工程ごとの写真)
(1)は基礎工事をお願いした業者さんから入手。(2)は生コン会社の作成した資料を基礎工事の業者さん経由で入手。(3)はクリエートデザインの出している資料をタワー建設をお願いしたラジオクラフトさん経由で入手。(4)は基礎工事をお願いした業者さんで作成していただいたもの。
(1)(2)(4)は基礎工事の業者さんに確認申請+完了検査を受けることをあらかじめお伝えして用意してもらいました。(3)はデフォルトで製品に添付されているわけではなかったので、タワー発注時にクリエート社に直接依頼するか、工事をお願いする業者さんに入手を依頼しておくと良いようです。(私の場合は後から入手してもらいましたが)
(2)のうちの強度試験成績書は強度試験に4週を要するので、基礎生コン流し込みの時にサンプルを採取してから最速でも28日待たないと入手できません。したがって、完了申請を行えるようになるのは基礎工事から4週以降となります。私の場合、確認申請時に工期を10/1~31に設定していたのですが、この強度試験の結果を入手したのが11/5でした。確認申請時の工期が延びたからと言って特にアクションは必要ないらしいのですが、一応参考までに。
なお申請書の書き方は、申請書の最終2ページに説明があるので、その説明だけでも何とかなると思いますが、私は こちらの記入例 を参考にしました。建築物用の例なのですが、書きっぷりというかどの程度のことを書けばよいのかの雰囲気はつかめると思います。
最後に申請書と添付資料を綴じ具でまとめ、建設事務所で様式の選択に間違いがないことを確認してもらってから申請書の所定の欄に検査手数料¥14,000分の証紙を貼付し、提出してきました。
さて実際の検査ですが、立会いがいるのかと思っていたら、検査対象がある場所に立ち入ることができるのなら他の建築物などの検査のついでに一緒に見て回るとのこと。検査は今後1週間程度の間に行い、何か確認が必要なことがあれば電話するということでしたので、個人携帯の番号をお伝えして帰ってきました。
11月15日。
午前中、JIDXコンテストに参加していない局を探していたら、オレゴンの某局がCQを出していたので呼んでみた。
手短にレポートと名前、QTHの交換を済ませた後、使っているアンテナの話になり、先方はダイポールを使っているという。3年前のハリケーンでキュビカルクワッドが壊れてしまったとのこと。
「ダイポールとは思えないほどよく届いていますよ」と言うと、「実はある考えがあってアンテナはシンプルなダイポールにすることにしたのだ」という。はじめ英語が聞き取れなくて、「何か景観的な制約でダイポールにしているのか」と聞いたら、そうではなく、ある意図をもってダイポールにしていることが分かってきた。
ここから先は私の英語力の問題でよくわからなかったのだが、彼はまず最初にSWLを始めた時の話をはじめ、「聴くということが最も大事なことなのだ」ということを何度も繰り返して主張した。
このかなり一方的な会話に少々困って、それでも「私も最近までモバイルDXをやっていたのでわかります。聞こえないことには呼べないし交信できない。あなたの言っていることはよくわかります」ということを言ってみるのだが、だんだんと先方もエスカレートしてきて、practiceが大事だとか、学びを得るためにはまずやってみることだ、と子供の頃母に言われたのだとか、そういう人生訓話みたいになってきた。
しまいに、プリンストンでの学生時代の友人にインド人がいるのだが、彼は「何を食べるかが体にとって大事なことなのだ」と言っていたとかいう話になって、こちらもこれ以上の返答が苦しくなってきた。
結局「こちらは日曜の朝で、そろそろ家の掃除をしなくてはならないので」(これは本当だ)という話をして、なんとか73となった。
この会話についていけなかったのは私の英語の問題なのか、それとも、相手の話の振り方なのか。
こちらの英語が拙いのは明らかだけど、やっぱり相手のトークに問題ありだよな…。
庭にタワーが建って2週間ほど。
先日の朝、ごみ捨てのためごみ袋を持って玄関に出ると、やはりごみ捨てのため通りを歩いていた近所のご婦人から「大きいのが建ちましたねえ」声を掛けられた。別の日にも別の人からやはり「大きいのが建ちましたなあ」と声を掛けられている。やはり近所の人は結構見ている。
我が家のXの話によると、町内会の案内を持ってきた近所のご婦人から「この鉄塔のアンテナは回るんですか?」と尋ねられたそうだ。このご婦人の話によると、アンテナが回るところを見たそうである。
アンテナが回る時というのは、私が家にいて、かつ無線機の前に座っており、さらにビーム方向を変えようとしている数分間しかない。もちろん明るい時間帯でないと見えない。そんなタイミングに良く遭遇したものだ。
あさって日曜日は朝から公民館清掃がある。今度は何を言われるだろうか。
11月3日。
朝起き抜けで20mのFT8をしばらく見ていたらJ69DSのCQが見えた。
-15dBくらいだけど何度か呼んでみたらできてしまった。St.LuciaはATNO。
日中は部屋の掃除と洗車。11/1の日曜日に白馬方面へ行ったとき、途中の駐車場のぬかるみにはまって車が泥だらけになっていたのだ。
夕方家に戻ってからはロングパスの時間。
20mSSBでEA9ACDとF5PAUとQSO。
F5PAU,Frankは「Appel General…」というフランス語のCQを出していたのだけど、確か前に交信したことがあるし…と英語で呼んでみたら応答してくれました。ちゃんと私のハンドルが過去ログに入っていたみたいで、すぐにMasaで返してくれました。QTHはNagano...と言っていたので、最近引っ越してSuzakaというところに来た、と訂正しておきました。
その後20mFT8に移って、ビームをEU方向に向けてみていたらER2RMというモルドバの局が見えたのでコール。
ER2RMとの交信後、複数のEUの局から呼ばれてしまったので引き続いて3局ほどQSO。呼ばれるのは慣れていないので手こずりました。
自分でタワーを建てたり、アンテナ設置をすれば、工事完了の頃には習得しているのだろうが、今回は業者さんにやってもらったので、改めて自分でもやってみた。
■アンテナの回転チェック
回転の中心は北に設定してもらったけれども、一応左に180度、右に180度回転させて、引っ掛かりがないかをチェック。
こういう作業は明るい時間帯でないとできない。
これは問題なし。
しかしアンテナが回る時、ローテーターの振動がタワーに伝わって結構うるさい。静かな夜中にやるとちょっと近所迷惑かもしれない。
■アンテナの上げ下ろしチェック
まずはアンテナのビームの向きを南南東(150度)に合わせる。なぜならこの位置で上げ下ろし可能にしてもらったから。
しかし実際に150度に合わせてみると若干タワーに引っ掛かりそうなに見える。そこで少し回転させてみるとだいたい140度でタワーのレール面とブームが平行になる感じだった。この角度はちゃんと把握しておかないと、緊急で夜間のアンテナダウンをするときに困ってしまう。
本当を言うと、ビームの向きが北北西の時に上げ下ろしできるようにしてほしかったのだが、業者さんの作業の都合もあったのか、そういうことになってしまった。まあこれは今後ゆっくり調整することにする。
もっというと、実際の北とインジケータ上で北に合わせた時の向きも少しずれているようだ。実際はインジケータよりも少し東を向いている。これも今後ゆっくり調整することにする。
さてアンテナの向きを合わせたら、ウインチでトラック(アンテナの乗った台車)を下げる。これは比較的ラクな作業。
下まで下げたら今後は上まで巻き上げる。この時は少し力が必要だし、ワイヤーがウインチ上できれいに巻かれるように手で少しガイドしてやらないといけない。少しずつ巻き上げていくとあるところで巻き上がらなくなるところがある。そこがおそらく最上部。しかし真下から眺めたのでは最上部にいるかどうかが分からない。少なくともアンテナが回転できる位置にいないといけない。
そこで少し離れた位置からタワーを眺めて回転可能な位置にいることを確認し、再度アンテナを回転することを確認。
それにしてもこのウインチはどういう仕組みでブレーキがかかっているのか分からない。ラチェットのような仕組みになっていると思うのだが、アンテナを下げるときにラチェットの爪をリリースするような操作も不要で、ハンドルをただ反時計回りに回すだけでよい。巻き上げているときも爪が都度ひっかかるような音もしない。便利と言えば便利だが、不安と言えば不安だ。
10月31日。アンテナ・タワー建設後の最初の週末。
朝の20mFT8で9G5FIが見えていたのでコールすれども全く反応なし。19mHの3エレといえども甘くはなさそう。
朝食をはさんで20mFT8で呼びまわっていたら、思いがけずブログでお世話になっているJL3LSF田中さんにFT8でお声がけいただきました。なんとこれが新タワー&新アンテナの初QSO。FT8で呼ばれることに慣れていないので、応答できるまでにまごついてしまいました。
そのあと15mSSBでZP5CGLとQSO。
日中、医者に行ったり、ちょっと近所の紅葉を見に行ったりして、自宅に戻ってきたのが16時。そのあと夕方のLP狙いで再びワッチ。
20mFT8をのぞくと5T5PAと9G5FIの両方が見えているので、交互にコール。特に5T5PAのほうは-1dB近くあってかなり強い。
16時半過ぎにまず9G5FIから応答が返りました。ガーナはATNO。その10分後に今度は5T5PAからリターン。モーリタニアもATNO。
とりあえず2つニューが増えたので、SSBに移ってIZ2ZSFとQSO。信号はお互いに57/57でしたが安定した強さで、ラバースタンプとはいえアンテナやリグの紹介を落ち着いてできるのは良いものです。
10月28日。アンテナ設置の日。
今日は仕事を休めなかったので、家にいるもののリモート勤務。したがってあまり写真はありません。
アンテナを載せる前に、エレベータの台車とレールの間の隙間を少し広げる作業をしてもらいました。
これは台車の滑りが悪く、最悪台車が降りてこない可能性がありそうなためで、台車側のガイドをグラインダで若干削ってもらいました。
そのあとアンテナの組み立て。
アンテナはクリエートの318です。14-21-28の3エレトライバンダーですが、28だけ専用のリフレクタがあるので見た目は4エレ。
15時ころには埋設管へのケーブル通しを行い、残る無線機側のMコネ付けと、ローテータのコントローラの配線は私の自室内の作業となるので、あとで私のほうでやることにして、ひとまずアンテナ工事は完了。
まだ試し打ちができていないので、出来上がった感じはしませんが、何とかここまでたどり着きました。
10月27日。
今日はラジオクラフトさんにお願いしていたタワー組み上げの日。
朝8時半頃ラジオクラフトの鶴田さんがいらして作業を始められました。
途中から応援のMさんも到着して、午前中は各セクションの組み立て。
一方、私は先週敷設した埋設管(約10m)にみち糸(メッセンジャーワイヤ)を通す作業を行いました。
最初0.9mm径の針金を押し込んでいきましたが、途中から針金が曲がってしまい、なかなか奥に入らない。うまい方法はないかとネットで検索すると「ビニールひもを掃除機で吸え」とある。本当に出来るのか半信半疑のまま家から掃除機を出してきて、遠端のほうに何センチかビニールひもをいれて、手元の端から掃除機で吸引してみたら、みるみるビニールひもが吸い込まれてあっという間にひもが通ってしまいました。そのあと、このビニールひもに先ほどの針金を縛り付けて引っ張り、無事メッセンジャーワイヤたる針金が通りました。
さて午後からはクレーン作業。
13時過ぎに地元のクレーン屋さんが来てまず、根元の3セクション分を吊り上げて基礎に据え付けます。
次に、上部3セクションにエレベータキットのレールを組付け、エレベータの台車を引っ張るワイヤも通したうえで、クレーンで吊り下げ。根元の3セクションとつなげます。
そのあと、根元の3セクションにエレベータのレールを組付けます。一番下のレールを組付ける前に台車をレールに通し、そのあと、最下部のレールを組付けていきます。台車が落下しないようにクレーンで吊りつつ行うなど、このあたりはクレーン屋さんと息を合わせた作業。
最後にウインチを取り付け、そこにワイヤーを巻き取って今日の作業は終了。
やはり一日で建柱とアンテナ設置までやるのは厳しかった。予備日の明日も作業となりました。
明日はアンテナの設置とケーブル処理です。
今日は仕事を休みましたが、明日の午前中は外せない打ち合わせがあるので、家からリモートで出ることにしました。
10月19日。埋設管を敷設してもらいました。
我が家のタワーは建屋の近くではなく庭の真ん中に建てたので、シャックとの間にどうケーブルを引き回すかが課題でした。
昨年そんなことをグチグチとブログに書いていたら、2エリアのある方から「私はフレキシブル電線管を使っています」というメールをいただきました。地中に電線を埋設するような工事はよくあるそうで、そのための製品があるという情報をいただき、私のところでもそれを採用することにしました。
シャックの壁にはもともとケーブル引き込み用に100Φの穴をあけていたのですが、フレキシブル電線管(以下フレキ管)でそこまでの太さのものはあまりないようで、結局、手に入りやすい内径36Φのものを2本埋設ということになりました。
基礎屋さんにユンボで深さ30cmほどの溝を掘ってもらい、ケーブルを埋設、そのあと再度埋め戻してもらいました。
計算ではフレキ管1本に8D-2Vが2本は通るのではないかと思っており、足りなくなったら3本目を敷設すればよいか、と楽観的に考えています。ここにケーブルを通すのがが容易なのかどうかは、このあとのアンテナ設置作業で分かるはず。
タワーの組み上げ、および、アンテナ設置工事は10/27の予定です。