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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年は実家への帰省を取りやめたため、元旦の夜に記事を書く時間が取れました。
例年この時期は実家に帰省しており、テレビ等見ながら食事をしていると一人になってブログ記事を書く時間がないのですが、今年は十分時間があります。こういう静かな元旦も悪くないものです。
恒例のDXCCのおさらいですが、2020年末現在で CFM/WKD=282/282でした。
2019年末に比べるとCFM,WKDともに3upです。
タワー建設後、10月に9Gと5T、11月にJ6ができたことによるものです。
タワーが建ったらどんどんQSOできるかと思ったら案外そうでもなく、欲しいところがなかなか聞こえてきません。
カリブの9Yや8P、アフリカのS01WS、7X、欧州のZB、C3など比較的アクティビティの高いところでも、呼んでいる人は見えるのにご本尊はさっぱり聞こえない/見えないという状態は相変わらずです。
ペディションも軒並み中止で、今年もその状況に大きな変化はないでしょう。そうなると常駐局が出てくるタイミングをとらえるしかありません。
運用環境は改善されたものの、今年も我慢の年になりそうです。

課題となっていたローバンドのアンテナを何とかすべく、 この方の記事 を参考にタワードライブを実験してみた。
我が家での構成はこんな感じ。ATUを利用したお気楽なガンママッチ方式。
80mでは、ラジアルが5~10mの短いもの5本程度でもチューニングできたが、160mでは無理だった。そこでラジアルを本数は少ないものの20mのものにしたら、はじめATUはカチカチ言いながら悩んでいたものの、そのうちチューニングできた。
日没後から23時ころにかけて断続的に試し打ちを行ったが結果はあまりよろしくない。
80mCWでこのバンドのパイロット的な局であるLA1MFAを呼んでみたが、以前のベランダ3階設置10m釣り竿バーチカルなら楽々応答があるところ、何度も何度も聞き返された。
160mは1840のFT8を見ていたが、国内局がDXを呼ぶのが見えるばかりで、たまに見えたDXを呼んでも応答がない。JAとは何局か交信できたのであとからPSKrepoterで飛び具合を確認したが、ほぼ国内にしか飛んでいない。北米西海岸で信号を拾っている局があったが-24dBだった。
そして最大の問題は、頭が痛くなることだ。
これは15秒連続送信を繰り返すFT8で顕著なのだが、送信を始めて数分経つ頃から頭が痛くなるのだ。いままでアパートの一室でベランダに設置していた釣り竿バーチカルを運用する分には特に問題にならなかったのに(給電点との距離は2mくらいだ)、戸建てに移ったらこの状態。以前のアパートは鉄筋だったから壁がシールドになっていたのだろうか?ちなみパワーは今も昔も最大100W。
ちなみに現在、シャックとタワーの間の離隔は約5m。ひょっとすると電磁波防護の観点からもよろしくないのかもしれない。ちなみに家人は別に何ともないようだ。
それにしても、自宅の敷地にバーチカルを建てている人って結構いますよね?みんな大丈夫なのかなあ?

12月19日(土)。
朝7時くらいからワッチ。30mのFT8はEU方面が賑やか。
聞こえてくる国々は決して珍しくはないのだけれど、30mではバンドニューとなる国が多く、片っ端から呼んでいく。FT8登場前の30mだってCWでこれくらい聞こえていても良かったと思うのだが、実際には賑わっていたとは言い難かった。これだけアクティビティが上がったのはFT8のおかげかもしれない。
賑やかだけれど珍しいところはないなあ…と思っていたら9時近くになってZD7MYが見えた。しつこく呼んでいたら応答があった。
夕方は20mSSBでFの局がCQを出していて、呼んでみた。
人並みのタワーとビームアンテナにしてよかったなと思うことの一つはphoneである程度落ち着いて話せること。バーチカルではコンディションにかなり左右されるので、フェードアウトする前にレポート交換してすぐに73しないといけない気持ちになるが、今はそこまで焦らずに済む。それは相手の対応にも感じられて、リグ、アンテナの紹介やQTHについての簡単な紹介をされる機会が増えた気がする。また少し外国語を勉強しなおそうかという気にもなる。

12月12日(土)。
この週末から雪予報なので、今日中にRDP(ミニマルチのRN4MCX)を上げてしまうことにする。
我が家はアンテナエレベータなのでそんなに大変ではないと思っていたのだが、意外に苦労した。
■アンテナの組み立て
RDPの給電部のエレメントだけをマストに取り付けてそこから両端を組み立てていくつもりでいたのだが、うちのマストは2本継ぎで途中にボルトがあるので、マストに取り付け後それを上方にずらす方法が使えない。
仕方ないので、タワーの途中に取り付けた滑車からロープを垂らし、そこに給電部分を括り付け、マストには軽くタイラップで固定してから両端を組み上げていった。
■マストへの固定
アンテナが組みあがった後、タイラップを切断し、おおよそマストの取り付けたい位置までロープで引っ張り上げ、そこでマストクランプでマストに固定。この辺の作業は大した高さではないがタワーに登って作業なので、腰ベルトで体を固定していても意外に手こずる。
■同軸の取り付け
給電部にはバラン代わりのフェライトビーズ2個(アンテナ同梱品)を同軸に通して取り付け。約25mの同軸を引き回しエレベータのトラックにところどころ固定。そのあとタワーの中間点まで登ってケーブルを引っ張り上げ、タワーにも固定。さらに下に降りながら既設のケーブルとところどころ固定。
タワー下のウォルボックスまで持ってきたらコネクタの取り付け。はんだごては自宅の側壁のコンセントから線を伸ばしてつないだが、距離があるせいかあまり温まらない。少々心もとない感じだがシャックからきているケーブルに中継コネクタで接続。
最後にウインチを回して最上部まで引っ張り上げ。完成図はこんな感じ(写真は翌朝撮影ですが)。
■試し打ち
40mFT8でGとLA、30mCWでCXと出来た。だけど夕方なのになぜかW方面が聞こえない。みんなARRL10mでもやっているのかしら?
SWRをリグのメーターでチェックしてみると、40mについては7000から7150くらいまでがSWR2以下で、それより上は実用域ではなさそうだ。リグ内蔵のチューナーを使いながらという感じ。30mは全般に高め。全域でSWR1.5~2といったところ。17mと12mはSWRは気にならないくらい低い。4バンドともほぼ説明書通りの傾向を示しているようだ。
既設のトライバンダーの方も調べてみたけれど傾向に変化はないので、相互の干渉はない模様。
12月13日(日)。
日中軽井沢方面に出かけて帰ってきてから、タワー下とシャックの間に2本目の同軸を通した。これでシャックにいながら2本のアンテナを切り替えできる。
やれやれこれでやっと年を越せそう。
もっとも80mと160mをどうするか、という問題は残っている。

タワー設置後初の大型コンテストということでかなり楽しみにしていたのだが、現実はなかなか厳しい。
今のところアンテナが14/21/28しかないので主に朝夕の運用でしたが、ATNOが増えるということはなく、バンドニューが多少増えた程度。
■1日目(11/28)の午前
9時前から準備運動している局がいるので、ワッチしてはコール。めぼしいところは以下の2局
PJ4/K4BAI 21C(バンドニュー)
ZF2MJ 21C(バンドニュー)
■1日目(11/28)の午後
14MHzでEU方面をしらみつぶしに呼んでいきましたが、なぜかLZとかウクライナあたりで手こずる。EAみたいな深いところはできるのに不思議。そしてアフリカも開けない。めぼしいところは無し。
■2日目(11/29)の午前
とりあえず北米のzone3/4/5をやってしまう。zone5は21では聞こえなかったが14では聞こえる。だけどがつんとした信号はなく、どこか頼りなさげな信号。
カリブ方面を期待していたけどPJ4Aには振られてしまう。P4もかすかにしか聞こえない。プエルトリコも弱い。今年は6YやPJ2の運用はないのか聞こえない。西インド諸島の島々も聞こえない。
めぼしいところではバハマのC6AGUが14と21で安定して聞こえていた。14でC6AGUを呼んでみたけれどWのパイルでつぶされてしまうのか応答がない。そんななか21に出始めたという情報を見て21に移ってみたらそこそこの信号で聞こえており、まだ小パイルだったので応答が来た。21のC6はバンドニュー。C6AGUを運用しているAA7JVは垂直系アンテナを得意とする人だったと思うが、今回も海辺にいろいろ建てているようだ。
■2日目(11/29)の午後
夕方、アンテナをSPにふってみたりLPにふってみたりしたけど、アフリカ方面は聞こえず。
それでもSP方向で21の9G5FI、5H3EE、14で3V8SSが聞こえた。でも本当にかすかな信号で呼ぶに呼べない。
コンテストの時はアフリカの局は大票田のEUの方向にアンテナ向けてしまうから、LPはあまり期待できないのかもしれない。
ときおりreverse beacon networkでアフリカだけフィルタリングしてみるのだけど、いつものお馴染み各局しか出ていない。新型コロナで移動運用組がほとんどいないということのようだ。
それにしてもそろそろローバンドのアンテナを何とかしないと。ミニマルチのRDPは買ってあるのだが…。それから3.5と1.8をどうするか。

11月23日(祝・月)。
3連休の最終日。
朝のカリブと夕方のアフリカ方面はなるべくワッチするようにしているのだが、やはりペディションがないせいか、いつも同じ局しか出ていなくて変化がない。当初心ときめいた5T5PAとかJ69DSも毎日強力に入感するので、なるほどこれならばQSOは容易なはずだと思ってしまう。
今日は寝坊して7時半に起床。ゴミ出しをして朝食もそこそこに朝のカリブをチェック。
これと言って変わりばえはないのだが、KP2B(US Virgin Is.)が20Fで入感しており、PSKreporterでみてもそこそこの信号で入感しているらしいので、しばらく呼んでいたら応答があった。
そのあと10mが開けていていたみたいなので10mに移り、FT8でCXとやり、さらにSSBをのぞいたらE51JDがのんびりCQを出していたのでコール。E51JDの声の背後に鶏の鳴き声が聞こえるので、そちらも朝かあるいは夕方なのか分からないのだけど、と言ったら「日曜の午後」と返事が返ってきた。そうかあの辺りは日本より先に時計が進んでいるのか。伝搬は不安定でしだいにノイズに沈んでしまったので早々に73を送った。
夕方、家の掃除の合間を縫ってFT8を監視していたら15mが賑やかな感じで、まず9H1WEとQSO。マルタがたびたびつながるようになったのはうれしい。そのあとSV8NAJをコール。ギリシャの島しょ部(SV5,SV9除く)は行ったことはあるもののまだQSOしたことがないので呼んでみた。次にSV5DKLが聞こえたのでコール。SV5はこの間の地震の震源の近くだと思うが大丈夫だったのだろうか。

11月20日(金)。
今朝9時前、すでに会社にいるときに個人携帯が鳴った。
電話は建設事務所から。昨日完了検査を行った結果、検査済証を発行したので取りに来るように、とのこと。
特段追加の確認や資料提出なくOKとなったので一安心。
先月からフレックスタイム制となったので会社を30分ほど早く上がって、会社の近くの建設事務所に行き、検査済証を受領。日付は11月19日付けでした。
これで8月の確認申請からはじまった一連の工程が終了しました。
タワー建設構想自体は2年前の自宅新築計画時からありましたので、都合2年半かかりました。長かったです。

11月17日(火)。
ようやく完了検査の書類が完成したので、建設事務所に申請書を持ち込んできました。
使用した様式は「第19号様式 完了検査申請書」で、これに必要事項を記入。
この19号様式に加え、以下の資料を添付しました。
(1)基礎に使った鉄筋の検査証明書
(2)基礎コンクリートの配合計画書、塩化物含有量試験結果、強度試験成績書
(3)タワーの鋼材の鋼材検査証明書(いわゆる「ミルシート」)
(4)工事状況(確認申請の図面通りの工事を行ったことを示す工程ごとの写真)
(1)は基礎工事をお願いした業者さんから入手。(2)は生コン会社の作成した資料を基礎工事の業者さん経由で入手。(3)はクリエートデザインの出している資料をタワー建設をお願いしたラジオクラフトさん経由で入手。(4)は基礎工事をお願いした業者さんで作成していただいたもの。
(1)(2)(4)は基礎工事の業者さんに確認申請+完了検査を受けることをあらかじめお伝えして用意してもらいました。(3)はデフォルトで製品に添付されているわけではなかったので、タワー発注時にクリエート社に直接依頼するか、工事をお願いする業者さんに入手を依頼しておくと良いようです。(私の場合は後から入手してもらいましたが)
(2)のうちの強度試験成績書は強度試験に4週を要するので、基礎生コン流し込みの時にサンプルを採取してから最速でも28日待たないと入手できません。したがって、完了申請を行えるようになるのは基礎工事から4週以降となります。私の場合、確認申請時に工期を10/1~31に設定していたのですが、この強度試験の結果を入手したのが11/5でした。確認申請時の工期が延びたからと言って特にアクションは必要ないらしいのですが、一応参考までに。
なお申請書の書き方は、申請書の最終2ページに説明があるので、その説明だけでも何とかなると思いますが、私は こちらの記入例 を参考にしました。建築物用の例なのですが、書きっぷりというかどの程度のことを書けばよいのかの雰囲気はつかめると思います。
最後に申請書と添付資料を綴じ具でまとめ、建設事務所で様式の選択に間違いがないことを確認してもらってから申請書の所定の欄に検査手数料¥14,000分の証紙を貼付し、提出してきました。
さて実際の検査ですが、立会いがいるのかと思っていたら、検査対象がある場所に立ち入ることができるのなら他の建築物などの検査のついでに一緒に見て回るとのこと。検査は今後1週間程度の間に行い、何か確認が必要なことがあれば電話するということでしたので、個人携帯の番号をお伝えして帰ってきました。