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7L4IOU (2024/11/21 21:35:56)
現在データベースには 255 件のデータが登録されています。
WSJT-Xの新版がリリースされました。
https://physics.princeton.edu/pulsar/k1jt/wsjtx.html
今年のコンテストには間に合いませんでしたが、ARRL International Digital Contestにも対応したとのこと。
その他にもデコードの強化やモード切替ボタンの追加など使い勝手も良くなっているようです。
これは楽しみです。さっそく試してみましょう。
コンテストでもなければ、CQを出すことはほとんどないのですが、EUが良く見えていたのでちょっとランニングしてみました。
・「a7」強化の効果でしょうか? 以前はJTDXに圧倒されていた解読数もかなり改善されています。たまに、逆転するシーケンスもあります。
・重なった信号のデコードもJTDX並みになったようです。
・モード切替のボタン化は便利です!
FT8とFT4を何度が切り替えていたら、「あれっ、JTDXはどこで変えるんだっけ?」になって仕舞いました。hi
面倒だったHoundへの切り替えも、ワンクリックになりました。
と言うわけで、なかなか良い感じです。
名称: ARRL International Digital Contest
開催日: 6月4日1800~5日2359 UTC
※シングルOPは30時間中24時間まで
周波数: 1.8~50 MHz
※推奨周波数に注意
モード: RTTY以外のすべてのデジタルモード
※FT8/FT4に集中?
交信相手: JAを含むすべての局
ナンバー: 4桁のグリッドスクエア
※WSJT-Xの設定は"NA VHF"を使用
ポイント
・QSOポイント: 1QSOあたり1点
・距離ポイント: 2局のグリッドスクエア中心間の距離が500km毎に1点.距離が500km未満の場合は1点.
マルチ: なし
ログ: キャブリロ形式のログをWebページからアップロード
アップロードURL: http: //contest-log-submission.arrl.org/
締切: コンテスト終了後7日(6/12 2359 UTC)
主催者ホームページ: http://www.arrl.org/arrl-digital-contest
===== ARRLの推奨周波数 =====
FT-4 Recommended Sub-bands:
1.836-1.840
×3.580-3.590 <--- オフバンド
△7.080-7.090 <--- JA-JAは運用規則違反
14.080-14.090
21.080-21.090
28.080-28.090
50.330 to 50.340
FT-8 Recommended Sub-bands:
1.840-1.844
×3.590-3.600 <--- オフバンド
△7.090-7.100 <--- JA-JAは運用規則違反
14.090-14.100
21.090-21.100
28.090-28.100
50.340 to 50.350
===== WW DIGI DXの推奨周波数 ===
C. JA sub-bands on 80 and 40 meters:
FT4 :
3.528 (JA-JA), 3.570 (JA-DX)
7.038 (JA-JA), 7.080-7.089 (JA-DX)
FT8 :
3.531 (JA-JA), 3.573 (JA-DX)
7.041 (JA-JA), 7.090-7.099 (JA-DX)
===== 予行演習 ===
Session #2: Saturday June 4 0300-0330z (That's Friday night, 8pm PDT)
一応制御可能になったR&S EK890と、ドリフト対策した ANAN-8000DLE。
延び延びになっていたFT8の解読数比較をやってみました。
ときどき一つ、二つ違うピリオドはありますが、こんな感じでほぼ互角の戦いでした。
074000~074445zまでの5分間の解読数を数えたところ、EK890チーム 290件、ANAN-8000チーム 289件で、僅差でEK890チームの勝ちでした。
ウォーターフォールを見ると、EK890が少しだけくっきりしてるような気がします。
なお、EK890のフィルターは6kHzです。
友人が、近く南の島へ移動運用に出かけるそうです。
ロケーションの良い所に発電機を持っていくとの事で、
時間補正用に「USBドングル型のGPS」が使えないだろうか?
との相談がありました。
ずいぶん昔、秋月で買ったGPSのロガーが眠っているので、使ってもらおうと思います。
長い事使っていないので、念のため確かめておきましょう。
電池が放電し切っていたせいか少し愚図りましたが、
充電が進んだらGPSを捕捉しはじめました。
ヤレヤレとおもったのが、2~3日前です。
-・・・-
昨日、ふと気になったので、使用を勧めたBktTymeSyndとの組み合わせで確かめてみました。
誤差が大きすぎて修正できないようです。
これは後からキャプチャーした画面ですが、おなじエラーでした。
可笑しいな~と思って、チョシ回しているうち、
ドングルが熱くなって来ました。
慌ててUSB端子から外したところ、明らかに異常を感じる位の熱さです。
さては?と思って開けてみると、何年もの過放電と過充電のせいでしょうか。
危ないところでした
リチウム電池がパンパンに膨らんでいました。
予定しているのは、PCに接続したままの使用なので、電池は切り離しました。
動きました
気を取り直して再開です。
何年か前にはBktTimeSyncとの組み合わせで動いていました。何でだろう?
検索してみると・・・
"4月7日(日本時間)に2度目の「GPS週数ロールオーバー」"
https://qzss.go.jp/overview/column/gps-rollover_190225.html
2019年4月7日午前0時(日本時間の午前9時)に2度目のロールオーバー(RO)があったようです。
そういえば4~5年前には、ThunderBoltで同じような現象に出くわしたことがあり、その時はLady Heatherで解決しました。
今回もRO補正ができるLady Heatherにお願してみましょう。
"Lady Heather's Disciplined Oscillator Control Program" KE5FX
http://www.ke5fx.com/heather/readme.htm
上手く行った!
と思ったら、次の秒には2041年に飛んでしまいました。
奇数秒はOKですが、偶数秒は19年後にスリップするようです。
いろいろな事があるものですね。
さ~て、何か良い方法は無いでしょうか?
どうしても気になるので、SGの信号を受信して比べてみました。
一瞬目を疑いました
バンドを変更すると、ざっくり20Hz近く動きます。
10分くらいで、2~3Hz/分あたりに収束するようです。
ただ、VACの種類や、Thetisの優先度を変えると改善というか、変化があります。
と言うことは、ソフト的な要因が大きいようです。
唯一の救いです。
それにしても、これ程きれいに再現するからには、何か意味があるはずです。一体、何の為でしょうね?
となると、私だけに降りかかった不幸とも思えません。
アパッチのフォーラムを調べると・・・・・
やっぱりありました。
「7000DLE MKII Frequency Drift」
https://apache-labs.com/community/viewtopic.php?f=17&t=3762&p=14567&hilit=drift#p14567
内容はよく理解できませんが、どうやらVAC絡みの問題で、
リサンプラーを無効にするか、VACの設定を調整して安定したリサンプラー動作を実現すること。
方法については長いこと議論が続いている由。
具体的には、VAC1 MonitorのForceをチェックするようです。
何はともあれ、素直に試してみました。
結果は劇的に改善されました。ヤレヤレ
本当に楽しませてくれます。
実は、ANAN-800DLEの前に、別の「顔なしさん」をポチっていたのでした。
EK-890入手
左上にメモ書き
アース(GND)端子がない!
意外だったのは、無線機というか電気製品一般に付き物の、アース(GND)端子が見当たりません。
19インチラックに収納する図が有るので、それが前提になっているようです。
目次から、GNDの項目を探してもRS232/RS485の信号線の説明(と思う)のみでした。
グーグル翻訳で行けると思ったのですが、上に点々がついた文字が有ったり、一文字一文字を目で追って入力しないと活けないので、至難の業でした。
メンテナンスと思しき項目が有ったので、四苦八苦して訳したところ、
「この装置はメンテナンスフリーなのでメンテナンスの必要はありません」と読めました。
まるで漫才のネタです。
なお、モジュールの結線図はありますが、回路図はありませんでした。
定価は80~90万円?
いろいろ探し回っていて偶然見つけた当時の価格表です。
90年代後半、ドイツマルクは70~80円くらいだったので、顔(コントローラー)なしの本機は、ざっと80~90万円というところでしょうか。
SYNTHESIZERエラー
電源を入れるとパネルのLEDが一斉に点灯し、チェック後に消灯します。
つまり、すべて消えているのが正常なのですが、SYNTHESIZERのLEDが何かの拍子に点灯します。
傾けたり揺すったりすると起きるので、どこか接触が悪くなっているようです。
まずは、上下の蓋を開けてみました。
底から見ると、リボンの裏のあたりが込み合っていて、ちょっと怪しい感じです。
モジュールを抜き差しするには、一部の同軸類を外さないといけないので、
その前に接触をあたったところ、感触の悪いところが一か所ありました。
で、コネクタを抜き差ししたところ現象は収まりました。ヤレヤレ
100kHz AMが聞こえた!
エラー表示が消えたところで、ヘッドホンをつないでみました。
AM系の復調ノイズかすかに聞こえます。
アンテナコネクタにテスターのリードを当てるとコツコツ音がします。生きているようです。シメシメ
SG(hp 8648A)から400HzのAM信号を入れてみると、SG下限の100kHzで変調音が聞こえました。
-136dBmでもはっきり分かるのには、驚きました。
シリアル通信の規格が分からない!
バックパネルの上に、小さなメモ書きがありました。
シリアルインターフェイス仕様のようです。
直近のものであることを期待して作業を進めました。
コネクタの用意
メモ書きのように、一番簡単なXON/XOFF方式でいくことにします。
幸い、25⇔9のストレート・ケーブルが見つかりました。
変換コネクタを作ろうと思いましたが、9ピンDSUB、手持ちのコネクタは全部メスでした。
女性とは縁のない一生でしたが、初めて持て余ましました。hi
秋葉原に出かけるのも億劫です。それに、行けば行ったで余計な散財をするので、密林で買いました。
信号が出てこない?
さっそく配線しましたが、TxD端子の電圧、-4Vに張り付いたままで、パルスひとつ出てきません。RxDはゼロボルトのままです。
CPUモジュールのシールドを開けてみると・・・
目に飛び込んて来たのがバックアップ用と思われる電池と、懐かしいLSIです。
電池はしっかり3.5Vが出ていました。
初めてRTTYにトライしたころ、8251はインターフェースの定番でした。
が、シメシメと思ったのは一瞬のこと、
8251と来ればドライバはMC1488/SN75188とMC1489/SN75189に決まっていたのですが、
1.2Kmまで伝送できるというRS485対応でしょうか、初めて見るAM26LS30とDS96F173と言うICが鎮座しています。
未知のRS485設定?
BCDスイッチで鑑別できるかと思いましたが、なんだか矢印の形が違います。
スイッチの裏に出る電圧を換算すれば読めるかな?と思ってテスターであたりましたが、論理の正負(肝心の頭としっぽの区別)が分かりません。
昔、HF-8060のサムホイールSWで散々苦労したことを思い出しました。
結局、82C51のクロック・ピンに与えられる周波数とスイッチの対応を見ることにしました。
どうやら、スロットの幅が広いほうが頭のようです。
その前提で、RS232Cに合わせてみました。が、やはり信号が出てきません。
さて、困りました。
ハンダごては封印
RS-232C端子から82C51に向かって信号を追っていくと、82C51のRxDには届いていました。
が、TxDの信号はモジュールのソケットには出てきませんでした。
82C51とTTLレベルで直結してみようかとも思ったのですが・・・
モジュール診断エラーは無く、受信機としての機能は生きているようです。
下手にハンダごてを突っ込んで、本当のジャンクにしたくありません。
ANANが動いたので、この調子で!と意気込みましたが、
遣ること成すこと外ればかりで嫌になります。
静かに!と言われているのかも?
最大99台の受信機をクラスターにして運用できるようです。全員がワイワイ言い出したら学級崩壊状態になります。
考えすぎかもしれませんが、本来の用途が用途だけに、ひょっとするとアクノリッジを抑制しているのかもしれません。
手当たり次第に、設定したスイッチの仕様で、コマンドを放り込んでみました。
下手な鉄砲のめくら打ち
マニュアルを眺めて、パラメータを変えながら、思いつくパターンを放り込んでみました。
苦節二か月(大袈裟ですね)、ようやく動き出しました。
周波数を設定するコマンドを放り込むまで、2か月かかりました。\(^o^)/
フィルター切り替え
フィルターは、600Hz、2700Hz、8kHzの3本が入っているようです。
フロントパネルのヘッドホン端子から、500円のUSBドングルでAD変換しています。
マーカー代わりのキャリアは、14.100MHz -136dBmです。
はっきり・くっきり見えて済ます。
中波帯の様子
常時観測中の 1575kHz AFN 3局の様子です。
日の出前後の一番ダイナミックな時間帯です。
7MHzのFT8
たった今の、7.074MHzのFT8デコード比較です。
左がHermes Lite 2 + PowerSDR、右がEK-890です。
屋上のトラップダイポールからの信号を2分配しています。
結果は、EK-890の圧勝です。
実は、ANAN-8000DLEとの比較でスタートしたところ、ANANの惨敗。
見ていくと、THETISとの組み合わせに問題(持病)があるようです。
急遽、HL2に代打に立ってもらいました。
正直に言うと、もう過去(1990年代末)の機械と舐めてかかってましたが、思ってもいなかった結果でした。
あるいは、当時の100万円近い最高級受信機と当代の3万円SDRが良い勝負をしていることを寿ぐべきでしょうか?
それにしても「ローデ・シュワルツ、恐るべし!」を実感しました。
苦戦中のEK-980、一応受信ができるようになったのでANAN-8000DLE + Thetis と28MHzのFT8で比較をしていました。
スタート時は良い勝負だと思ったのですが、気が付いたらANANチームがボロ負けしています。
可笑しいな~と眺めていたら、ANANチームにドリフトがあるようです。
Hermes Lite 2 + Spark SDR のドリフトにも似ています。
暑くなってきたので、暖房代わりのパソコンを交代させたせいでしょうか?
(常時150W消費のワークステーションから、30W程度のi5デスクトップへ)
SDRは、時々(肝心の時に?)愚図り出すので困りますね。
しばらく前、某オークションでANAN-8000DLEをポチッてしまいました。
100万円のトランシーバはあまり欲しいと思わないのですが(負け惜しみです)、この手の箱モノが大好きです。
最初は冷やかしのつもりでしたが、つい熱くなって、開局以来、もっとも高額の無線機になってしまいました。(とは言っても、たかが知れてますが hi)
我ながら、困ったものです。
出品時の説明では、いろいろご苦心されたようなので、
到着時、何はともあれ、SGとダミーをつないで動作を確認しました。
第一印象は「恐ろしくノイズフロアが低い!」でした。
レベルが合っていないのかな?と思い、-70dBを放り込んで校正したところ、入力レベルと表示は一致するようになりました。
送信は、容量の大きい電源(13.8V 40A)が無かったので、200Wは確認できませんでしたが、100Wは安定して出力します。
出品者の方には「快調に動作しました」と連絡して、取引を完了しました。
その後、スイッチング電源を入手し宿題の提出も終わってので、
昨日、引っ張り出してアンテナをつないでみました。
21メガが賑わっていて、そこそこ見えているのですが、皆さんが送っているレポートよりも10~20dB低いようです。アレ~
ただ、バンドやアンテナを切り換えると、スゥ~と良く見えることがあります。なんだこりゃ!
到着時は、レベルだけ確認していましたか、Spectrum Labをウォーターフォールを見ると・・・
-100dBを入力したのにS/Nが全く上がりません。
NC/NRの取引です、こんなこともあるでしょう。
アパッチのトランシーバは、回路図はありませんが、オープンソースのHPSDRベースなので、HPSDRの資料で見当は付きそうです。
こうなると居ても立ってもいられません、さっそく開腹してみました。
なかなか確りした作りです
でアンテナに近いところから見ていくと・・・
このコネクタが緩んでいました!
放熱器を兼ねた仕切り板の裏側のHERMESボードとのケーブルがキツキツで、何かの拍子(加速度?)に引っ張られたのでしょうか?
引っ張ると、少しだけ余裕ができたので、締め直しました。
念のため、他のコネクタも当たりましたが、大丈夫でした。
で、SGの信号で確認すると・・・・
SGの最小レベル -136dBmでも、しっかりとS/Nが確保出ました。
最悪の場合ボード交換も覚悟しましたが、修理とも言えない手直しで済みました。
ヤレヤレと言うわけで、
上手い晩酌でした。\(^o^)/