無線ブログ集
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以前、HFドップラー観測用に使わせてもらった8006kHzのJG2XAですが、
2017年に停波したと思い込んでいました。
当時の様子は、JF2IWL(SK)長倉OMのページにまだ残っていました。
https://air.ap.teacup.com/jf2iwl/2301.html
で、昨日の朝、何気なく8005kHz USBにダイアルを合わせると・・・
弱いキャリアが見えました。
調布の200Wにしては弱いような気がしますが、取り敢えず、網をではなく、受信機をセットして様子を見ることにしました。
昨日早朝の事です。
-・・・-
昼過ぎに、あちこち覗いてみるとやはりJG2XAで間違いないようです。
〇「月刊短波2019年6月号(第5版)」赤林隆仁氏
http://www5a.biglobe.ne.jp/~BCLSWL/TA1906.html
"◎JG2XAのID発射確認"
〇「DX Logs and News - Now On The Radio DX」
https://radio.chobi.net/DX/bbs/?res:4829#4942
"Re: Japan - HFD Radio Station JG2XA - Ron Howard Sep 06 (Mon), 2021 14:50 UTC No.4942"
此方の情報では出力は60Wとか・・・
成るほど!記憶にあるよりも弱い訳です。
UECなどのプロジェクトでは、5006kHzと8006kHzのほか、6055kHzと3925kHz短波放送も観測しているようです。
楽しみが増えました。
-・・・-
TX: JG2XA (139.32E, 35.39N)
Freq: 8006kHz
Sunrise: 0640 JST (2140 UTC)
Sunset: 1711 JST (0811 UTC)
Rx Ant: V51jr virtical
Rx Hard: SunSDR2 pro
16時過ぎからのドリフトは暖房が原因です。SunSDRの放熱器は、集熱器も兼ねてるようです。hi
Rx Soft: Expert SDR 3

Dopplergram 1575kHz 22/02/03 JST
Date:2022/02/03
Time:0000-2400 jst
Ant: Ferite Bar Antenna
Rx: MSi SDR
SDR Soft: HDSDR
Dial:1574kHz USB
*Parasitic oscillation of Rx Amp, 2 times between 1640-1700 jst.
*Drift due to room heater between 1700-1900 jst.

ドップラー観測の信号源になるのでは?と思った1575kHzのAFN。
アンテナ、受信機、ソフトを取っ換え・引っ換えしながら、受信しています。
で、夜中にふと、「固定周波数なのだから、BPF並に狭帯域のバーアンテナなら一石二鳥では?」と思いました。
某オクで購入したフェライト・バーに手近にあった被覆単線(LANケーブルの残骸)を70回ほど巻き付けて、1000pFのセラコンを抱かせてたところ、ほぼドンピシャでした。
端に寄せると1600kHz、真ん中に持ってくると1200kHzという感じです。
リンク(5回巻)を近づけたり、離したりすると、SWRが若干変化するようです。
テープを巻いて固定
水道用のエンピ管に押し込んで、突き出してました
シャックに戻って、MiniVNAで測かるとこんな感じでした
最大点は思ったより甘いのですが、ヌルは鋭いので、混信対策にはなりそうです。
大電力局が多い中波帯ですが、ひと通り聞いてもブラックアウトすることは無いので、通過帯域はそこそこシャープなようです。
アクティブ系のアンテナに比べると、S/Nは格段に良くなりました。


ドップラーの観察に使う受信機ですが、
最近のSDR受信機は、複数周波数の受信が売り物の一つです。
WSPRやFST4Wの受信では、Hermes Lite-2やRed PitayaとSparkSDRの組み合わせを便利に使ってきました。
ところが、SparkSDRには妙な癖が有ったこと思い出しました。
昨年11月、136kHzの信号をWSJT-Xのウォーターフォールで見たときのものですが、
デバイスはどちらもHL-2
左側のSparkSDRは、軌跡が一斉にヒョコッと下に動いています。
左下は、SparkSDRの信号をSpectrum Labで拡大したものです。
右側のPowerSDRは、まったく動いていません。
CPUの負荷が影響しているのでは?と思い、モニターしてみましたが、相関は見られませんでした。
いずれにしても、解読には影響が無いようだったので、そのままにして仕舞いました。
ー・・・ー
今回のドップラーグラムは、小さな周波数の変化を見るものなので、これではお話しになりません。
HL-2とSparkSDRを使って、日光から送信されているNDB信号を、2つのサブ受信機で受信してみました。
1番目のサブ(?)受信機は、上の写真と同じような動きです。
2番目のサブ受信機は、動きと回数が目立って増加しました。
これでは、使い物になりません。
デバイスをRed Pitayaに代えても、ほぼ同じ現象が再現されました。
説明が難しいのですが、現象を整理してフォーラムで尋ねてみたいと思います。
ー・・・ー
また、他のソフトはどうかなと思って、ひと頻り試してみたところ、
SDRunoが同じような持病を持っているようです。

この1週間近く、ドップラーの観測に嵌まっています。
直接のきっかけは、1月15日午後の、トンガの大噴火です。
が、少しだけ伏線があります。
LF/MF帯の受信用にと思い、ループアンテナ、フィルター、やプリアンプ、バイアスT・・・
ちょこちょこ作って来たものの
どれが良いのか?あるいは、どれが駄目なのか?
良く分からなくなって来たのです。
最近は、受信音を聞くことはほぼ無いのですが、たまたま、ダイアルを回しながら
(本当は、矢印キーを押しながら)聞いていると、"OX"のモールス符号が聞こえました。
「何だこれ?」というので調べてみると、硫黄島のNDB局でした。
参照したURL
○無線局運用規則第百七十八条及び第百八十二条において準用する第百八条の規定に基づく航空無線航行業務に使用する電波の型式及び周波数等
https://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/72ab6812001.html
・無指向性無線標識
気を付けてスイープすると、十勝から鹿屋までかなり良く聞こえました。
これなら、アンテナの指向性や感度がかなり客観的に比較できそうです。
周波数が、136kHzと475kHzの間なのも好都合です。
さっそく、Spectrum Labを起動して比べ始めました。
流石に、長波帯でグレーゾーンの通過時も周波数が非常に安定しています。
となると、悪い癖で別の事が気になりだしました。
朝夕のドップラー効果を見たくなったのです。
SBSpectrumを起動しましたが、長いこと使っていなかったので、思い出すのが大変です。
ひと通り設定したので、動作を確認するため10MHzにセットしました。
15日午前の事です。
午後、野暮用から帰宅した後、夕方から136kHzをモニターするため、SBSpectrumは終了しました。
夜のニュースでは、トンガの大噴火と日本への津波の影響はないと伝えてました。
ところが、16日朝のニュースは津波で大騒ぎ・・・
気象庁に報道官が、原因は噴火による衝撃波と思われるが、良く分からない・・・
と苦しい発表をしていました。
津波が起きるほどの衝撃波なら、電離層はもっと大変だったのでは?
そう言えば、昨日のドップラーグラム、何か写っているかも?と思いだしました。
その時の画面がこれです。
QTH: PM95WR
Time: 2022/01/15 1100-1600 JST (0200-0700 UTC)
Frequency: 10MHz
Antenna: Small Loop (1.8m diameter) 15m AGL
Rx: RedPitaya(SDR) + SparkSDR
The temperature rose as I entered the room around 15 JST.

〇ドップラーグラムって何?
ドップラーグラムの教科書は、SBSpectrumのユーザーガイドが一番です。
A User's Guide to SBSpectrum
https://www.qsl.net/zl1bpu/IONO/SBSpectrum.htm
〇情報交換
以前はYahooグループを使っていましたが、現在はGroups.ioに移りました。
トンガの話題で活性化。
Dopplergrams
https://groups.io/g/Dopplergram
〇ソフト
SBSpectrumがスタンダードですが、いくつか困ることがあります。
・日本語版Windows未対応
日本語環境では、トレースが右端に達した際のスクロールと自動保存ができません。
ロケールを英語にすればOKですが、普段使用するメールやツールのあれこれが文字化けするようになります。
・入手はメールで依頼
WebにはYahooのグループからダウンロードできると書いていますが、Yahooグループはシャットダウンされました。
プログラムの再配布は禁止されているので、使用したい場合は、作者のG3PLXにメールして直接送って貰う必要があります。
〇信号源
・安定している事
発振周波数がフラフラしていたら話が始まりません。
・常時運用
見たい時に限って低波中だったりします。hi
・ロケーション
直接波がノイズレベルのスキップゾーンぎりぎり。
以前は、電通大のJG2XA 8006kHz標準電波が非常に良かったのですが・・・
ないものねだりしても始まりません。
15, 10, 5, 2.5MHzのWWV/ WWVH/ BPMが第一の候補になります。
15は夜間NG、2.5は昼間NGなので、10か5と言うことになります。
〇受信機
・安定度:他人様のQRHを云々する前に、自分の心配が先ですね。
・感度:良いに越したことはありません。
・AGC:オフにできること。勝手に感度を上げ下げされたら、変化が見えなくなってしまいます。
〇地図
グレーラインを見れる地図があると重宝します。
幾つか並行して試用中ですが、5MHzが一番ダイナミック(派手)です。
こんな感じです。
セットアップ
DL4YHFさんの、Spectrum Labも良いソフトです。
https://www.qsl.net/dl4yhf/spectra1.html
アンテナはTA51jr(3.5~28のトラップダイポール)
日の入り前後
日の出前後

1月22日01時過ぎの、日向灘を震源とする地震。深夜のことでもあり大変でしたね。
お見舞い申し上げます。
また、直近24時間でもほぽ全国で地震が発生しているようです。
もう少し近場に良い信号源がないかと思い、いくつか受信を続けていました。
現在の、有力候補が1575kHzのAFNです。
「米軍放送送信所」ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E6%94%BE%E9%80%81%E9%80%81%E4%BF%A1%E6%89%80
同じ1575kHzで、
所在地 出力 方向 距離 (当地から)
-------- ------ ------ ---------------
三沢 1kW 9° 600km
岩国 1kW 265° 750km
佐世保 300W 255° 1000km
の3局が24時間放送しているようです。
夕方聞いてみると、確かに 810kHzのAFN東京(和光)と同じプログラムが聞こえました。
同一周波数とはいっても、NKHなどでも0.5~1Hz程度の差があるので(あるいはわざとズラしている?)識別は可能でしょう。
過去24時間(2022/01/22 12:00 - 2022/01/23 12:00)の様子はこんな感じです。
・周波数: 1575kHz (dial1574kHz USB)
・アンテナ: V51jr (3.5-28MHz Trap Vertical)
・受信機: MSI-SDR + HDSDR
・ソフト: Spectrum Lab
少し忙しいようなので、途中でスクロールのインターバルを長くしました。
確かに3局あるようですが、夜になると他の信号が見えて来ました。
日本の西側にある局のようです。
Webを検索したところ、こちらのページがヒットしました。
タイのVOA関連局のようです。
興味のある方は、
"WAGAYAの部屋","受信+徒然","1575kHz AFN and Interference"で検索してみてください。
折しも、BARTG HF RTTY SPRINT開催中ですが、今回は、こちらにアンテナを取られてしまったので、釣瓶取られて・・・では無いですが、スキマーとコンテストはお休みです。hi

MSHVを初めて実戦で使いましたが、面白い現象がいくつかありました。
その一つが、この画面です。
SunSDR2のRX1を左(14.130のFT8)、RX2を右(14.080のFT4)にセットしました。
14.130のFT8はWの局も見えず閑散としており、たまにRTTYの信号が見えるくらいでした、
そんな状態で、JI1某OMのCQと共に飛び出したのが、このデコードです。
我が家から数キロ圏内、いつも+20dB前後で入感しますが信号は非常に綺麗なので、大方AGCか何かのいたずらでしょう。
それとも初夢代わりのプレゼント?
MSHVも、お茶目と言ったら良いのか、何と言ったら良いのか? なかなかアグレッシブな解読をしてくれるようです。 hi

松は明けてしまいましたが、
新年おめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。
昨年から宿題を抱え込んでいて、元旦のSARTG New Yearは欠席。
先週末のARRL RTTY Roundupも危ないところでしたが、何とか参加できました。
リグは、SunSDR2と昨年末にアルファ版が公開されたExpertSDR3の組み合わせです。
https://eesdr.com/en/software-en/expertsdr3-en
元旦に配信された JTDX v2.2.158-32A-rc2版が上々の仕上がりで、非常に安定しているのです。
ソフトは、TCIに対応したMSHVのversion 2.62を使ってみました。
本当は、JTDXがコンテストに対応してくれると良いのですが、無いものねだりしても仕方がありません。
一方のWSJT-X、こちらはTCI接続には塩対応で、期待できそうにありません。
それを見越してか、ExpertSDR3にはTCIとVAC/仮想comポートのブリッジ用意されました。
しかし、VACに痺れを切らしてのTCI押しなので、およそ意味が無いです。hi
それにしても、MSHVは難しいソフトでした。日曜に日付が変わるころから四苦八苦、Wが見え始める頃合いには草臥れて爆睡してしまいました。orz
という訳で、日曜の午後からリトライ。
おまけに5WのQRP・・・、ブツクサ呟きながらも、なんとか18局ほどQSOできました。
締め切り前につきボヤかしてます
QSO頂いた皆さん、ありがとうございました。
次回もよろしくお願い致します。
それにしても、MSHVは不思議なソフトでした。が、だんだん笑窪も見えて来ました。hi