無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
リンク 単体表示


現在データベースには 280 件のデータが登録されています。

作りかけのBCバンドストップフィルターですが、
コモンモードチョーク(y13マーク)を追加しました。
このチョークコイル、トーキン製でLFから100MHz辺りまでのバイファイラトランスとしても重宝しています。
裏からみるとこんな感じです。
材質(独自開発のMn-Zn, 及びNi-Zn フェライトコアだそうです)もさる事ながら、巻き方にも工夫があるのかも知れません。全部がこのような巻き方になっています。
いつか真似してみたいと思うのですが、壊すのも勿体なくてまだ試していません。
熱収縮チューブを被せてお仕舞
特性はこんな感じです。
一見するとロスが大きそうですが、リファレンス(青色の線)がスルーのコネクタなので、10MHz辺りはほとんど損失がないようです。
どうも、NanoVNAの使い方を間違えているようで、キャリブレーションが蒸発してしまうのです・・・
直径1メートルのシールドループとKiwiSDRの間に入れるとこんな感じです。
中波帯の効果はてき面です。
また、全体的にスッキリするのは、コモンモードチョークの効果かも知れません。

6mのコンディションが良いですね。
さっぱり飛びませんが、見ているだけでもワクワクします。
が、ボーっと眺めているだけだと間が持たないので。
こんなものを作りながらワッチしていました。
生基板の削り代から、1Cm幅くらいの物を拾い、カッターで銅箔を剥がして、SMAコネクタに合わせた信号線と配線ランド用の線を作りました。
ほんとうなら、CNCでチャチャっと削るところですが、
ノイズ対策のため、シャック内のスイッチングレギュレータは極力封鎖中です。
どうせ暇潰しだし、部品も少ないし・・・ということで、
ボケ防止(になるかな?)も兼ねて、手作業でトライしてみました。
この後は、パターンを切り欠きながら部品を載せていきます。
最初は、入力と出力のコネクタが付いた、ただの中継コネクタ。
1段目を載せると、10uHと1500pF並列共振回路の1.3MHz阻止。
という感じで、信号ラインが通っているので、ステージ毎にNanoVNAで作用を観察・調整しながら組み立てることができました。
この点は物凄く便利でした。
BC帯域阻止フィルター状態
この後に、50MHzやFM放送阻止用の減衰極付きLPFを付けます。
悪い癖なのですが、つい、背の低い順にとか、部品の拾いやすさでコンデンサを全部・・・
みたいに載せて、最後に頭を抱えるという事が良くあります。
反省する良い機会になりました。
出来上がり、なんちゃってマルチカップラーに装着した状態です。
出力側が無駄に空いているので、コモンモードチョークでも入れてみますかね?
特性は、ほぼ狙い通りでした。
Elsieのシミュレーション
NanoVNAでの実測値
100k~100MHz
28MHzのロスが多く、SWRも少し高いです。
VHFトラップのトロイダルコアを1ターン減らすと改善しますが、50MHzの通り抜けも増えるので悩ましいところです。安全第一ですかね?
肝心の中波放送帯です。
100k~2MHz
この帯域、630mの475kHzと160mの1830kHzは通したいが、その間にある放送は阻止したい!と、かなり無理があります。
SMDコイルは調整できませんが、各コンデンサの足し引きで周波数は微調できるので、スーパーローカルの放送局がある場合は、ドンピシャで合わせることもできます。ただ、そもそもコイルのQが低いので、あまり変わらないかもしれません。頑張るとすれば、シールドでしょうか?
-50dBとか-60dBを謳った市販品や製作例を見かけますが、オーバーロード回避が目的なので、これで十分だと感じました。
ときどきラジオ放送も聞きますし。hi
―・・・―
6Mですが、E51EMEが良く見えていましたが、QSOには至りませんでした。やはり力不足(正味50Wくらい)かも知れません。
そのうち出来たら良いな~。

どうやって延そうか?
パイプの切れ端を漁っていたら、少し太めと細めが見つかりました。
被せる?差し込む?、いよいよダメなら、太めのアルミ線をステンレスの針金で縛り付けようか?つまらないことを考えるのが大好きです。hi
一昨日の昼過ぎ、少し晴れ間があったので現物合わせをしてみました。
細いパイプが入りそうです。
かなりキツかったのですが、紙やすりで磨いたら差し込めました。
タッピングビスで止めて、少しサバを読み5Cmでカットしました。
そうこうしている内に、パラパラと降ってきました。
が、幸い雷雲ではなかったので、ローテーターも付けて仕舞いました。
ショートバーは未調整
シャックに戻ってNanoVNAで見ると・・・
パターンはそれなり?
昨日の夕方は、かなり強い雨風でしたが接触不良の様子はありませんでした。
SWRは、 ショートバー の調整で、全体的にもう少し下げられるかも知れません。
バランは、ノイズやパターンを見てから考えることにします。

もう沖縄は梅雨に入ったようですね。
受信アンテナいじりが面白くて、送信用が手つかずになっていました。
うかうかしていると、こちらも梅雨の季節になります。
取り合えず、50MHzから始めました。
共聴用のTVマストに上げるので、ゴツイのはNGです。
広告やWebをパラパラめくっていて、コメットの4エレHB9CVに目が止まりました。
昔々、TVフィーダーでZLスペシャルを作ったことがありますが、いかにもHB9CV然としたアンテナは使ったことがありません。
ちょっと試してみたくなりました。
説明図も分かりやすく、組み立ては簡単でした。
その代わり、エレメント長やブーム位置などの調整はできません。
調整個所は、輻射器と反射器のショートバーのみです。
ローテータが間に合わなかったので仮止
SWRを確認すると、最良点は51MHz台でした。
ショートバーを動かしても、なかなか下がってきません。
日も落ちてきたので撤収となりました。
シャックに戻り、ケーブルの端で測ってみました。
51.4MHz
50.2MHz
50~53.5MHzが動作範囲で、説明書の特性図ともほぼ合っているので、これで正常なようです。
FT8以前の時代のアンテナなので、仕方がないですね。
それにしても、何とか1MHz下げたいものです。
何処をいじれば良いのかな?
MMANAにお伺いを立ててみました。
オリジナルの50.3MHz特性
そもそも調整できるようになっていません。
最小限の手入れを試したところ、輻射器を4x2=8Cm延長すると良さそうです。
延長後の特性
FT8で使うには、オリジナルの輻射器は少し短いようです。
さて、どうやって延しましょうかね?

受信機が増えてくるとアンテナが問題になります。
バンド(受信機)毎にあげたいところですが、夢のまた夢・・・
現実は、広帯域のアンテナを共用することになります。
分かりやすいのは、テレビでも良く使われる分配器(スプリッター)です。
が、二つに分けると2分の1になるので-3dB、四つに分けると4分の1で-6dB相当のロスになります。
これは辛いですね。
そこで登場するのが、某オークションにも時々出品されるマルチカップラーです。
有名なのはJRCのNAJ-XXXXシリーズですが、皆さん狙っているようで結構な値段で落札されています。
何か良い方法はないかな?とあちこち眺めていたら、面白いページに行き着きました。
The poor man's receiver Multicoupler.
https://gm1sxx.blogspot.com/2018/01/the-poor-mans-receiver-multicoupler.html
何といっても、タイトルがピッタリです。hi
この記事では、Rへの入力をGにも分けて、1入力→4出力、最大8出力にしているようです。
こういう手が有ったか!そういえば何処かで見かけたな~
さっそく某オークションを覗いて見ると、良さそうなものがありました。
イメージニクスのDA-144、1入力4出力映像分配器。
仕様では、60Hz~10MHz ±0.1dB以内、10MHz~30MHz +0.3dB~-2dB以内とのこと。
https://imagenics.co.jp/products/da-144/
送料込みで2,200円の散財となりました。
前面
背面
入力した信号は、電源オフ時はリレー経由(?)で、スルーに出てきます。
電源オン時にも、バッファー経由(?)で出てきます。
したがって、動作中は1本のアンテナに5台の受信機が繋げることになります。
NanoVNAで見てみました。
Input → Thr
Off時のスルー端子出力です。キャリブレーションエラー+変換コネクタ類の損失で、-2.23dBとなっています。
Input → Out1
30MHzで、-2.89dBになりました。0.66dBのロスがあります。
分配器のインピーダンスは75Ωなので、50Ωとのミスマッチも影響しているのかも知れません。
結果の良し悪しは分かりませんが、ゲイン補償調整で補える範囲のようです。
Out1 → Out2
出力ポート間の分離は、約30dB確保できるようです。
SWRが低いのがちょっと不思議ですが、こういう物なのでしょうか?
さっそく KiwiSDRにつないで眺めてみましたが、目視では違いが良く分かりません。
そこで、SpectrumLabへデータを渡して、8005kHzのキャリアのSNグラフを見ました。
左から、アンテナ直結、DA-144経由、自作のスプリッター(2分配器)です。
スプリッターは半分になるので、3dBのロスがあるのですが、完全にパッシブなのでSNはそれほど悪くなりません。
こうして眺めると、DA-144は僅かにノイズフロアが上がるようです。
が、電離層が変動する時間帯だったので、真夜中のほうが良かったかもしれません。
ここまでは、期待以上の性能で、大満足です。

KiwiSDRの管理画面でGPSの設定を見ていて、
不思議な線と印に気が付きました。
普通の地図では見かけないのですが、妙に気になります。
しばらく眺めていて、ハタと気が付きました。
線は高圧送電線、□は鉄塔
シャックの北側方向を見ると・・・
北から来た送電線が、近くで東西に分岐しています。
おまけに西側には、貨物線の新金線が通っています。
どこに向けてもノイズが多いわけです。orz

今朝見たらKiwiのSNRがガタ落ちでした。
我が家だけでなく、各局おなじ傾向のようです。原因はこれでしょうか?
NICTの宇宙天気予報では
https://swc.nict.go.jp/trend/sunspot.html
中波の1575kHzは、三沢?のAFNが聞こえるし、
短波の8006kHzは、直接波だけが見えています。
電離層からの反射が無いので、飛行機のエコーがくっきり・はっきり見えています。
JG2XA 8006kHz
まるで、まだ夜が明けていないかのようです。
歴史的には?と思って、Royal Observatory of Belgiumのデータを眺めて見ました。
https://www.sidc.be/SILSO/datafiles
200越えの日を抜き出すと・・・
去年(2023年)の6月にも240を記録していました。
それにしても前サイクル、200を超えたのは3日しか無かったようです。
今更ですが、コンディションが悪かった訳ですね。

ノイズに悩まされています
今に始まった訳ではありませんが、アンテナを上げる前に、出来る対策はしておきたいと思います。
「他所を疑ったのに自分の所為だった」というのでは、洒落にもなりません。
シャックの電源を落としてマラカイトで聞くと、やはり盛大なノイズです。
どこから出ているのかと思って、以前作った磁界プローブで探りましたが、ノイズの性質なのか見つけられません。
シールドなしのプローブを作ってみた
インバーテッドVの同軸に乗っているので、外から来ているのは間違いありません。
意外だったのはAC電源です。
コンセントから、パラパラと盛大に出ています。
ひょっとしたら?と思って、電柱からの引き込み口を探ると・・・
これだった!
単一方向だったら、ノイズキャンセラーも使えますが、これではどうにもなりません。
もう少し調べて、東京電力に相談するしか方法は無さそうです。
まずは出来るところからという訳で、シャック内PC類の電源を落として、Kiwi, Afedri, HL2のLAN接続受信機とルーターだけを動かしています。
おかげで、かなりクリアになりました。
アンテナは、建材用のアルミ・バーをループにしたものです。
根元のアンプは2SK125を4本使っています。
ゲインは小さいのですが、静かで混変調も少ないようです。
受信機の前で、CATV用の増幅モジュールICで追加の増幅をしています。
ゲインは10dBくらいですがNFが良く、下限が4MHz辺りなので結果的に中波帯以下がカットされます。
アルミバーループ+2SK125x4+CATV Amp+Kiwi
とりあえずの目安にしていたSNR 30dBに届きました。
シールドループ+BY 2N5109+Afedri
JG2XA (8006kHz)のドップラーもクリアです。
Kiwiは各種デコーダーが面白いですね。
例えばHFDLですが
ノイズの中、21メガ上端の航空バンドで、ニューヨークのHFDLが見えていました。
なんとか退治したいものです。

昨日のNHK第一が聞こえない件。
やはり私の操作間違いでした。
今朝の状況です。
他のAM局よりも信号が弱いのは、使用しているシールドループの方角の問題です。
AGCをオフにすると聞こえなくなってしまいます。
実は、他のチャンネルでドップラーグラムを見ているため、基本的にAGCをOFFにしていたのです。
と言うのは、ドップラーグラムでは信号の強弱も見たいので、勝手に音量を上げ下げされると困るのです。また、ダイナミックレンジを確保するため、レベルもできるだけ絞っています。
このあたりを両立させるには、スレッショルドなどの調整が必要なようです。
それにしてもSNRが悪いですね。
受信システムの問題でしょうか?
受信環境の問題でしょうか?
両方かも知れないですね。hi
アンテナは、シャック脇の排気管に縛り付けたグラスポールにのトップから、14MHzのインバーテッド・ブイを垂らし、中ほどに直径約0.65mのシールデッドループを付けています。
シールドループ単体では流石にレベルが低すぎるので、昨日の中華パチモン2N5109で増幅しています。
応急アンテナですが、室内アンテナとは大違いです。hi
Kiwiは、試験的に公開しています。
興味のある方は、"KIWI SDR EDOGAWA"で検索してみてください。

まずは、NHK第一の深夜放送の件ですが。
シールドループのヌルに入ったのと、AGCの設定が悪かったようです。
明朝にでもトライしたいと思います。
―・・・―
さて、2~3年前に買った、2N5109を名乗る中華パチモンのプリアンプ。
HFハイバンドはそれなりですが、LF/MFは使い物になりません。
低いバンドも必要になったので、手直ししてみました。
実はこのアンプは、QRO.czを完コピした模倣品でした。
前後しますが、NanoVNAで見た低域の特性です。
何れも出力側に30dBのATTが入っています。
やはり、約150kHzから下はアッテネータになっていました。
手を付けるとすると
トランジスタ:2N5109である筈がありません。が、本家のほうもちょっと怪しいので、とりあえずはスルー。
コア:FT50-75の筈ですが、見た感じでは一回り小さく、質感もスカスカです。
外観
容量を計ったら7.3uHだったので、FT37-61に近いようです。
意外にハイバンドが良いのは、そのせいかも知れません。
これは、BN73-2402のめがねコアに、バイファイラ5回巻きにしてみました。容量は約100uHでした。
トランス交換後
だいぶ良くなりましたが、もう少し下へ伸ばしたいですね。
カップリングやバイパスのコンデンサが、ローバンド用には容量が足らないようです。
C1とC25に、秋月電子通商のメタライズドポリエステルフィルムコンデンサ 0.1uFを
C19には、セラミックの2.2uFをそれぞれ抱かせてみました。
茶色が追加後
トランジスタの素性が分からないので、こんなところでしょうか?
100MHzまで拡大してみました。
ハイバンドのゲインが2~3dB落ちたようです。
電圧の低下も影響したようです。
実は、本家も安定化はしていないのですが、13.8Vでは熱っちっちになるのと、別のプリアンプで18Vを使っているので、うっかり差し間違えると昇天させてしまいます。
10Vの三端子レギュレータとタンタルコンデンサを追加しました。
裏側はこんな感じになりました
改造後の様子
しばらく様子を見ようと思います。
PS.
お勧めはしませんが、5割方値上がりしたものの、今もアリエクスプレスで売っているようです。