無線ブログ集
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7L4IOU (2024/11/1 8:35:40)
現在データベースには 254 件のデータが登録されています。
体調を崩して入院していた父か12月末に永眠しました。98才でした。
正月前に来いと、母が連れに来たのでしょうか?
大晦日の火葬となりましたが、雲の合間から日が差す、秋田にしては暖かい日でした。
母の時は新緑がきれいでした
元日と2日を東京で過ごし、4日の葬儀のために帰郷という、慌ただしい正月になりました。
郷里の風習で、以前は念仏講のような一同に会してのお悔やみだったようですが、コロナの影響もあってか、二・三人連れだって弔問に来られる由。
8日まで滞在することとなりました。
年配の方が多く、私が早く家を離れたこともあり、お顔を拝見してもお名前や御宅(屋号)がよく思い出せないのですが、父母との思い出話などを聞いていると、
いろいろ助けて頂いた皆さんへの感謝や、思い出でや、悲しさがない交ぜになり、目頭が熱くなるのも度々でした。
今日は北風は冷たいものの良い天気でした。
昼過ぎ、近くの橋のたもとを通ったら、ほのかな甘い香りが漂っていました。
土手の南斜面に植わっている、気の早い紅梅が何輪かほころび始めていました。
思い返すと、今年はいろいろ悲しい事がありました。
4月には、田舎の母が急逝しました。94才でした。
しばらく前から食欲がなかったようで、朝食の支度をした後、飴玉を口にして柱に寄りかかり、うつろんでいたそうです。
昼近くになっても起きないため、声を掛けた時には意識がなくこと切れていたとの事。
年相応にいろいろな薬を処方されてましたが、特別な原因は見当たらず、老衰に近い状況だったようです。
気丈な人(父に言わせれば「カダッパリ」)で、「ヒトのヤガになりでぐね(他人様の厄介になりたくない)」が口癖でした。
ああすれば良かった、こうすれば良かったと親不孝をずいぶん悔やみましたが、
日がたつにつれ、いかにも母らしい大往生だったと感心させられます。
「ホラ見れ。ナンたもだ!」と笑っているかも知れません。
11月には、隣家のご主人と義弟が相次いで急逝されました。
人と会うのが難しくなったコロナ禍の中で、対話の機会が多かったお二人でした。
持病をお持ちなので、しっかり管理されていましたが、
この3年、耐え忍んできた反動もあるのでしょうか?
寂しい年になりました。
ここに来て、高齢の父が体調をくずして入院し、気の休まらない日が続いていました。
そんな中でも、季節はしっかり廻って行くのを感じました。
今年もいろいろありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
良い新年をお迎えください。
先週末のデジタルモードのコンテストは、South Jakarta FT8 とWAE DC RTTYが重なりました。
QTC交換がおもしろいWAE DCですが、今年は気が乗らなくて欠席しました。
正直なところ、ウクライナ局不在のRTTYコンテストはつまらないですね。
加えて、ヨーロッパ最大のアマチュア無線団体を自尊するDARCが、ウクライナをめぐる状況を投票で無視する事にしたらしいのも、感心できません。
https://www.darc.de/der-club/referate/conteste/detailansichtrc/news/einladung-zum-wae-cw-contest/
と言うわけで、今年は南ジャカルタFT8に参加してみました。
が、トイレに起きたついでにポツポツとクリックしていたら、ロシアの局にも呼ばれてQSOして仕舞いました。hi
彼らも災難ですね。
この後は、未交信のYB 3局とQSO、水色が消えたところで二度寝となりました。
私の場合、運用の99%がHF帯なので、周波数は30MHzまで伸びていれば十分です。
そういう意味では、中波放送やスカイツリーからの強信号によるスプリアス(良く言うオバケ)の方が心配です。
TRを交換する前に、IMDを見ておきたいと思いました。
道具立てはこんな感じです。
2信号発生器はRedPitayaのOscilloscope & Generatorで 1.790MHzと1.810MHzを発生させました。
設定が拙いのか、残念ながら、信号はかなり汚いです。
全体をつないでから、歪み始めるまでプリアンプへの入力を増やしていきました。
RedPitayaの出力を0.001Vに設定し、可変ATTを5dBにしたところから歪みはじめました。
このときのitnySAのレベルは-60.25dBmでした。
もう1目盛戻して、-61.25dBmにすると歪はスッと消えました。
ダラダラと変化すると思っていたので、意外でした。
途中経過はこんな感じです。
-・・・-
と書いて、一旦アップしたのですが、間違っていました。
プリアンプ入力1dBの差は、プリアンプ出力では約15dBの差になります。
どうも、プリアンプではなくtinySAの入力部の特性(歪)を見ていたようです。
プリアンプとtinySAの間に30dBのアッテネータを入れて仕切り直しです。
構成はこんな感じです。
RedPitaya ch1:1790kHz /ch2:1810kHz
↓
合成器
↓
可変ATT
↓
プリアンプ
↓
ATT 30dB
↓
tinySA
RedPitaya 0.015V, VATT 2dB
かなり微妙なところでスイッチが入るようです。
ATT 2 dBだと1号機は歪みますが、2号機は持ち堪えましたる。
もう一目盛り
RedPitaya 0.015V, VATT 1dB
RP:0.015V VATT 2dB
プリアンプ入力:-28.75dBm (-58.75dB)
青:電源オフでプリアンプがスルーの状態
ピンク:1号機
緑:2号機
基本波 ゲイン 3次 5次 7次
amp 1790/1810 1770/1830 1750/1850 1730/1870
--- ------------------ ------ ----------------- --------------- ---------------
#1: 0 (-43.25) 15.5 -18.0 (-61.25) -34.0 (-77.25) -33.0 (-76.25)
#2: 0 (-44.25) 14.5 -18.0 (-62.25) -33.0 (-77.25) -33.5 (-77.75)
ここまでは、耳で聴くことなくtinySAの画面だけを見てきました。
が、受信機というからには、やはり聴いてみなくては?と思いました。
これまた中華パチモンのドングルとSDRunoで聞いてみました。
RedPitayaのツー・トーンはやはり汚かったです hi
でも、増幅前から歪んでいるような・・・受信機でしょうか?
今まで、リニアアンプ(直線増幅器)の歪などは、PSK31の無変調信号(2トーン波形)とIMDメーターで手軽に見ていました。
基本的に無茶はしなかった訳です。
が、今回は敢えて歪むような強信号でドライブしてみたところ、いろいろな気づきがありました。
面白いものですね。
追加でボチッた中華受信用プリアンプ
2~3日前に2台目(以下、2号機)が到着しました。
宿題が終わったので、様子を見てみました。
2号機、30dBのATTが入っています
1号機の「HFならこれで良いかも」のパターンとは全く違いました。
NanoVNA Saverを立ち上げてプロットを比較すると・・・
見事なくらい差が付きました。
何処でこんなに差がつくのだろう?
取り出して並べてみました。
トランジスタはやはり削られていて判読できませんでした。
パッケージの規格は同じようですが、#2の方が気持ち大きいかな?という感じです。
あとは、D1やL3など品番や値は同じですが、異なるメーカーのようです。
気になっていたトランスは、どちらもバイファイラ10回で、ツイスト無しです。
#2の特性を見ると、ツイストの有無は決定打にはならないようです。
実は、同じ日にポチっていた自称2SC5551が届きました。
後で、取り換えてみたいと思います。
South Jakarta FT8 DX Contest
ORARIの南ジャカルタ支部から、FT8コンテストのご案内が届きました。
名称:South Jakarta FT8 DX Contest
日時:2022年11月12日 08:00 - 13日08:00 UTC
(2022年11月12日 17:00 - 13日17:00 JST)
交信相手:JAを含む全世界の局
バンド:40M (7.080 - 7.090 MHz)
モード:FT8
ナンバー: Grid Locator
※設定は "WW Digi Contest"を使用する
部門:シングルオペレーター
ポイント
・自国とのQSO: 5点
・同じ大陸の他の国とのQSO: 10点
・異なる大陸の他の国とのQSO:10点
・YB局とのQSO:15点
・チャレンジポイント: 7AØCとのQSO: 50点
マルチ:
・エンティティ毎に 1
・プリフィックス毎に 1
ログ:カブリロ形式のみ受付
提出:Webのリンクから行う
締切:2022年11月20日
受信用のプリアンプなど見ていたのを、AIに嗅ぎ付けられました。
で、まんまと物欲を刺激されてこんなものをポチって仕舞いました。
ストアの対応も丁寧で、10日ほどで届きました。
早速、蓋を開けて見ると・・・
(某国製の機械は、通電前の目視点検が必須です)
何だか、何処かで見たような基板です???
それに、こう言っては何ですが、リレーの使い方などは、明らかに文化が違います。
記憶をたどって、ここに行き着きました。
https://hamparts.shop/rx-small-preamp-with-2sc5551-in-box.html
ホームページに掲載されている写真を見ると、基板は瓜二つです。
目につく違いは、BY版のトランスがツイストされていない事くらいです。
が、2SC5551である筈のトランジスタ、マークが良く見えません。
アルコールで拭いてみましたが・・・・
削られているようです
何でわざわざ削ったのでしょうね???
「2SC5551で無いことを知られたくなかった?」
→ そんなデリカシーは無いでしょうね。
「安くて良いデバイスを知られたくない?」
→ 彼らなりのトレードシークレットでしょうか。
校舎だったら (最近のMS
IMEひどくないですか?)
後者だったら嬉しいので、ザックリと特性を見てみました。
10kHzから150MHzを見ています。
30dBのアッテネータが入っています
目的のHF帯です。
下端の様子です。
下限は800kHz辺り
なお、電源は12.5Vのバッテリー、バイアス測定用端子での電流は53.8mAでした。
回路や基板はQRO.czを完コピしているようです。
https://hamparts.shop/blog/rx-small-preamp-2sc
電源オフでスルーになるのは、良いですね!
IMDの特性は分かりませんが、余りに酷いようだったら、素性の知れたトランジスタ(入手出来たら2SC5551)に取り替える手があります。
知財権等のモヤモヤはありますが、基板やケースの質感も良いので、つい追加を一つポチってしまいました。hi
--- 11/2 追記 ---
オリジナルて使われている2SC5551AEですが、
Dで始まる大手の販売サイトでONSEMIの正規品を扱っています。
価格は見積もり依頼を出すようにとの事、10個で尋ねたところ、最低ロットは1000個で、値段は617ドルの返事がきました。
単価は、消費税を入れて約100円/個とお手頃なのですが、1000個も要らないですね。hi
136kHz用の狭帯域ミニホイップですが、心配が的中して温度変化による共振周波数の変動に泣かされています。
プローブをヤマアラシにした後も、それなりに受信できています。
昨晩は、5つのサブモードで、合わせて142件をデコードしていました。
一度は、作った頃の最低温度を狙ってコンデンサを抱かせたのですが、
気温の低下とともに高くなって行き、夜半には目的周波数を超えてしまいます。
その結果、受信信号のSNが同調周波数で左右され、受信レポートとしての信頼性にかける、トホホな状態です。
最終的な同調周波数も、FETの発熱と外気温の平衡で決まるようなので、ひょっとすると、コアの辺りを保温してやると、変動が緩和され早くバランスするかも知れません。
が、それはそれでFETの過熱が心配になります。
もう少し対候性のある入れ物を見つけて、物理的な(特に熱に関連する)形状を決めてから調整する必要があるようです。
もう少し悩んでみます。
先日書いた、静電気の解放が目的と思われる仕掛(カラクリ)。
気になって仕方がありません。
あれこれキーワードを変えて検索していたら、こんな絵に行き当たりました。
Static Charge Disrupter, “Porcupine” Non-Flared
https://thewireman.com/product/static-charge-disrupter-porcupine-non-flared/
"Porcupine"はヤマアラシだそうです。
注目してほしいのは此処です。
また、
"static"と"discharger"で検索すると、
https://aerosavvy.com/static-discharges/
がヒットしました。
帆船時代の怪奇現象「セントエルモの火」が、現代の航空機にとっても大きな課題になっており、ここでもディスチャージが課題になっているようです。
これらの飛行機の動画、理屈ではわかっているつもりでも、怖いですね!
で、アンテナに戻ると・・・
ダイポールは「何分の一波長」とか言われるように、「波(イメージとしては電流)を拾っているのだろうな」と感じます。
ミニホイップは?と言うと、「波の欠片(イメージとしては静電気)のような物を拾い集めている」ように感じます。
オリジナル・ミニホイップは、平面で一網打尽に吸着して無害化(中和)しているような気がします。
と言うことは、もし、静電気のような物にも可逆性があるなら、
逃がす仕組みのヤマアラシは集めるのも上手では?
と妄想した訳です。hi
こんな物を作ってみました。
スカートは、棘が自分に刺さらないように履かせました。
さて、どうなりますか・・・・