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ありがとうって伝えたくって (2024/11/24 3:05:48)
現在データベースには 93 件のデータが登録されています。
関東UHFコンテストでの主要設備を紹介します
いつもはQRO気味で戦っていましたが、どうも出力にはあまり左右されれずコンスタントに稼げる場所なので
今回のコンテストはQRPで運用しました。一応寒さ対策に着替えや防寒着を用意しましたがほぼ使用せずにすみました。
体力が落ちて到着まで1時間15分(いつもは1時間)かかってしまいましたが関東平野が見下ろせるロケに到着すると疲れは吹っ飛びました
(おなじみの同軸コリニアは見飽きていると思うので割愛します)
[運用地にて]
[今回の設備]
①iMUTO M5 x2 3kg
④iMUTOからの各機器への電源ケーブル(自作した)
新しい機材です。氷点下の尾根筋で動作するかどうかが心配でしたが所定の容量を供給してくれました。
プレコンテストの交信からコンテスト終了まで約7時間リグやパソコン等々の電源を供給出来ました
予備にもう一台持っていったのですが使用しませんでした
②DC-DCコンバータ
iMUTO M5からDC12Vは供給できるのですがフルパワーを確保するためにコンバータを入れて13Vへ昇圧しました
12V電源自体、DCDCで昇圧されており効率が気になり運用テストを行いましたが運用時間にはほぼ影響ありませんでした
③CW用シリアルI/F
超旧式のパソコンへ接続するためのCW用シリアルI/Fです。
東京UHFで突然動作しなくなりチェックすると内部配線が断線していました。関東Uへ向けて修理しましたが
出番は僅かでした
⑤ボイスメモリー
かつて「キャリブレーション」で手に入れたキットの1CHボイスメモリー。10年近く修理しながら使い続けている。
もう一台分のキットを所有していたがLSIが壊れて交換したので、今は修理部品として使用中
⑥FT-817
説明の必要もないか?屋内での連続送信テストでは裏面のヒートシンクが触れないほど熱くなったが
この時期の屋外では全く問題なし・・IC705欲しいけれど
⑦名機??KOJINSHA PM1( まだHPは残っている )
韓国メーカのOEMマシン(WindowsXP)。すでに韓国メーカは倒産。10年以上前の話
重量300gという超軽量!(バッテリーなしで)消費電流0.5Aと少(省ではなく)電力。STN液晶ながら晴天下でも問題なし
国内現役で使用しているのは当局だけ?かも
⑧ハクキンカイロ
⑨ハクキンカイロ ミニ
冬の暖房御用達!ハクキンカイロ。今回は大量4個体制で臨んだが今年は暖かくてコンテスト中は2個未使用となった。
午前3時に起きてiMUTOを入れたザックへ2個を投入、山に到着してiMUTOを触るとホッカホッカだった
ハクキンカイロは素手で触れないほど熱くなる。ハクキンカイロミニ2個は首から下げて下着の上で暖房となった
設備はこれに同軸コリニア、同軸ケーブル、グラスポール等々で総重量は12kg程度でしたので軽い方でした。
QRPでもロケとアンテナ次第では180マルチ程度の交信が可能だということでした。
他局が50Wフルパワーと考えるとQRPで423x180マルチなので本人は満足しています
同軸コリニア、最近は様々なタイプを製作しており管理のために記号を付与することにした。
現在はというと
NN: 再設計のノーマルタイプ(山岳移動用)
ND: 再設計のダウンチルト
NU: 再設計の地上局用
分かっている自分が見ても仕上がってしまうと外見からはほぼ判断が出來なくなる
これに段数を付けることにした。(ノーマルタイプ10段→10NN)
先日行った1.2Gでの報告ではNNタイプは段数に比例して耳が良くなっていると報告があった。
今日は430MHzで15NN、10NN、9NDのテストを行った。
[9NDに3mの同軸ケーブルを取り付けて確認した]
今回の実験はいつもどおりの基準で実施した。
今回のNシリーズはしっかり垂直に設置しないと性能が発揮できない。なので設置に一番気を使う
各アンテナの比較はSの強弱だけでは全く意味がない。一番のポイントは聞こえるか聞こえないかだ!
・聞こえない局の多いアンテナはすぐに脱落
・上記で判断が付かなければSで比較になるが・・意味がないことが多いので参考程度
実は最初に脱落したのは15NNだった。これ12NNの頃は良かったのだが3段追加したらなぜか悪くなった。
10NNで聞こえる局が15NNで3局聞こえなかったので勝負はあった。
次は10NNと9NDの比較だ。これはほぼ差がないと言えるが見通し外の信号はダウンのほうが上、10NNはオールマイティな感じだ。
関東UHFには15NNで参戦する予定だったが少なくとも今の15NNは不良品と判断。
10NNと9NDで参戦する予定だ!
では皆様、忘れ物さえ無かったら!関東UHFでお会いしましょう
珍しくアンテナ以外の記事を書いてみる、最近は山岳移動ではモバイルバッテリーにトリガーデバイスを接続が標準になりつつある
しかし6時間ローカルコンテスト参加まで考え無線機、PCの電源を考えるともう少し電源容量が必要だ
(24時間コンテストやハイパワー運用には自作の低コスト超大容量リチウム電源がある・・が重い)
ローパワーでのコンテスト参加へ向け、
検討を重ねてアマゾンで手軽に手に入るiMUTO M5を実験的に入手した。価格は11,000円前後で185Whの出力だ。
よく使用されるポータブル電源とモバイルバッテリーの1円あたりのWhとエネルギー密度(Wh/g)を比較してみたのが下表だ。
iMUTOは電源単価が一番低い(安い)そしてエネルギー密度もまあまあ。この表で購入を予定している電源と比較すると特徴が見えてくると思う。
容量Wh 値段(円) 重さg Wh/円 Wh/g iMUTO M5 185 11000 1500 16.8 0.12 6-Port Power House 252.7 19999 2500 12.6 0.10 RP-PB201 72.6 8000 420 9.1 0.17 BN-RB3-C 311 40480 3600 7.7 0.09 BL50TXs 153 48500 940 3.2 0.16iMUTO M5はUSBx3、12Vx2、19V(PC用電源)、そしてリチウム電池の直結ポート(初期12V-終値9V)も持つ。
自作?の昇圧DCDC電源は12.2Vへ昇圧型なので都合が良い
そしてポータブル電源としては無駄な100VDCDCが付いてないのも良い(オプションにはある)
[FT817をiMUTO M5で送信実験する]
アクセサリーとして各種電源用の変換アダプターも付属する。付属のケーブルと付属アダプターでFT817へ接続した。
[アクセサリー一式]
12V電源x2と書かれていたが実は11.8Vだったのが惜しい(FT817を騙して・・)負荷テストではFT817は自動的に2.5Wへ制限された
[青LEDが点灯しているのが12V出力ポート、右が19V出力、SWで出力ポートを切り替える]
[充電用ポートは20V2Aなのでかなり早く充電完了する、数字は充電率、LED点灯SWと電源SWがある]
FT817 2.5Wで3時間連続使用テスト(室温17°)を実施(送信8秒受信5秒)で100%→74%となった。FT817ならば6時間コンテストには十分使用できそうだ。
UHF関連コンテストでは氷点下または近いので性能が出るかが課題だが
他の電力消費も考えて2個購入しても2,2000円で3kgならばもう一個買いかな?
ZS6BKW(=G5RV)の記事 を寄稿頂いた米子局から丁寧なお便りを頂きました
そこには使用しているアンテナの近況が綴られていました。
直接アンテナを提供させて頂くとメールや手紙で使用感、課題を頂くことが出来、次への進歩に繋がっています
米子局は最近同軸コリニアを制作されてローカルとのラグチューには室内に5段、山陰UHFロールコールのキー局では8段コリニアが活躍しているそうです
HFではダイポールか八木が定番で「ZS6BKW」は蚊帳の外と書かれていました。(意図はこんなに良いアンテナを使わないの?)
ZS6BKW・・何度も書いたのですが「給電の平衡ケーブル」は周波数によってアンテナになったり給電線になったりする非常に理論的なアンテナなのです。
単線にオートアンテナ・チューナーを繋ぎコイルとコンデンサで減衰を受けるのではなく・・給電線がリニアローディングする非常に効率の良いアンテナです
430MHzでは八木とループアンテナが殆どで「同軸コリニア」がマイナーなのと同様ですね
商業誌や商業Grからの情報と無線の常識???(非常識)だけを聞きかじるのではなく
本当は自分でちゃんとアンテナ比較を行えばすぐに分かる・・非常に簡単なことです
山岳移動でもループや八木の方がSが強いことが多いのです
しかし同軸コリニアと比較すると聞こえない局があるのもループや八木なのです(ご存知ですか?)
(今週のメモ)
今週は8段と新型10段、新型15段の比較テストをマンションの谷間で実施した
良かった順に書くと
新10段 > 新15段 > 旧8段となる
しかし新10段と新15段の比較は山岳テストを行わないと最終結果は出ない
今回の実験地は特殊な場所なので10段に有利であることは明白
それでもピンポイントで15段が強くなる
10段と15段の1/4の局で極端に入感状況が異なった、10段で聞こえるが15段で聞こえないまたは逆
総じて10段の方が聞こえる局が多かったので上記結果となった
標高の高い、見通しの場所(今回の場所は反射波が中心)では結果が変わるのか?次回確認だ
どちらにせよエレメント数の少ない(10エレ以下)ビームアンテナとの比較は時間の無駄なのでやめ
タイプの違うコリニア及び段数の違いでの差を追求する
新設計の同軸コリニアの受信テストのレポート。新設計とは・・ダウンチルトとノーマルを組み合わせた特性だ。
使用したのは旧基準で製作してあった8段同軸コリニア、対するは新設計の13段同軸コリニアだ。
2019年に某山頂で比較実験をした際に11段で聞こえる近距離局が16段では聞こえなかった。
目標はこの解消だった。つまり
8段で聞こえる局は全て13段で聞こえる必要がある 更に欲を言えば13段の方がSが強い(最悪はどちらかで聞こえるのが片方で聞こえないことだ、特殊なアンテナを除けば聞こえない方は即失格レベル
しかしエレメント数が違えば仕方ないが)
[ハンディ機のアンテナコネクタへDC-3GHz対応のリレーを取り付けてアンテナを切り替える]
アンテナを設置し受信中
[左が8段同軸コリニア、右が13段同軸コリニアだ]
さて受信テストだ
取手局が次々に呼ばれるのを聞きながら信号比較を行った。取手局は八木を微妙に動かしなから交信している?またはコンディションの変化かSが動いていた
基本的には13段コリニアの方がSが1-2程度大きかった、また8段で聞こえていた局は全て受信できた。逆に13段で入感する局が8段では聞こえないことがあった。
[1月10日標高30mの谷間]
8段コリニア 13段コリニア 相手局QTH 取手局 相手局 取手局 相手局 稲城市 52-54✗ 50 54-55 50+ 相模原緑区 50-51 50- 52-53 50 三鷹市 51-53✗ 57 53-54 59+ 不明 51-52 入感なし 53-54 50-(上記信号の表記方法
50- S1だけどギリギリの入感
50+ ノイズはないがSは振らない
✗は時々振れる)
上記の表のように全て段数の多い13段コリニアのSが強くなっている
従来の実験ではこの数字では無かった。双方で強かったり弱かったりだった。この数字を見る限りかなり改善されているようだ。
(上記表だけでなく他の交信でも確認済み)
このアンテナは標高の高い場所でも改善されている。個人的にはMIX(ノーマル・ダウン)タイプ同軸コリニアとよんでいる。
[1月11日埼玉コンテスト]
測定条件:
両アンテナは全方向で受信感度が一番良い状態で設営(基本的には垂直設置) 59+で信号差が不明な局はカウントしていない DJ-G7で受信しSメータと聴感上で比較(DJ-G7はかなり正確なSメータ) 比較するアンテナよりも強い場合、S1強い、S2以上強い 比較するアンテナで聞こえているのに聞こえない場合が「入感なし」[都心が見下ろせ、富士山全景が眺められる標高140mで埼玉コンテスト局受信結果]
8段ノーマル同軸コリニア 13段ノーマル・ダウン同軸コリニア 入感なし S2以上強い S1強い S及び聴感上も同じ 入感なし S2以上強い S1強い 2 1 3 11 0 6 4 全27局中、16段は37%に当たる10局はSが強かった 13段で受信できる2局は8段では受信不能だった 8段の方が強かった局はなぜか千葉方面、 同じSが41%の11局やはりこの13段に死角はなくなっているようだ、特に430MHz以上のアンテナでこの手法は有効です
そこでお知らせ
●移動運用中心で同軸コリニアに興味がある方にも良さを知ってもらう
または、研究会のの製作?本当に飛ぶの?と思っている方に1ヶ月程度無償で貸し出します
現在貸出予定のアンテナは430MHz用10段-13段同軸コリニアアンテナです
場合によっては1200MHz10-15段も(1200は手間がかかるので)
希望者は遠慮なく連絡下さい、希望者多数の場合は貸出時期を調整します、詳しくは7k3diwのjarl.comまで
昨年末から続けていた1.2Gの同軸コリニアのテストが完了した。
1.2Gの山岳移動局に使用して貰いながら仕様・スペックの検討を行った。山岳移動用ダウンチルトと地上移動用の2種類の仕様が確定した。
地上移動用は山岳移動でも活躍出来る。
[左が15段ノーマル同軸コリニア、右が14段ダウンチルト同軸コリニア←12段と思っていたが14段だった]
12段ダウンチルト同軸コリニアは
8エレカーテンビーム12dBi(メーカー製7エレ相当)よりも相手のロケ、方向、アンテナにもよるが最低でも5dBのアドバンテージがあった
また見通し外で海面反射があるロケに対しては8エレよりもS5強くなることが分かった
ビームアンテナはピンポイントでゲインが稼げるが同軸コリニアは、これで360°だ
【8エレカーテン設計図?最適化してゲイン12dBi】
1月2日は厚木市七沢森林公園(標高184m)で1.2Gの8エレカーテンと12段同軸コリニアを切り替えながら受信した
標高が高いと結果は最初から分かっているが・・標高が低いのでちょっと勝手が違うか?
カーテン8エレだけどフロントに向けると59+、サイドになると51だったり聞こえなくなったり、ビームを使っているという気持ちよさ、小気味よさがある
ノイズスレスレの局を探すと千葉方面で51で最大。ビームアンテナは非常に楽しい気がする、はまりそうだ!!
で、ダウンチルト同軸コリニアで聞くと千葉局は51、59+局も同じ・・・回す必要もない??
その後もノイズスレスレの局を8エレで探してコリニアに切り替えるが8エレで聞こえる局は、同軸コリニアで聞こえた。
以上で、ノーマル型同軸コリニアとダウンチルト型同軸コリニアの線引きがどこにあるかがはっきりと分かった。
【守谷事件の顛末】
守谷事件とは標高700mの尾根筋で
こちらのリグでは8エレでS2、同軸コリニアでS0(Sが振らない)の信号を受信した。
当然信号の強い8エレ側で送信したが応答なし、まさか?と同軸コリニア側で送信すると応答あり。
しかもこちらは1Wで相手は10Wだ
この話、大きな疑問が2つある
Sの大きいアンテナ側で呼んだら相手に入感なし、Sの小さいアンテナならば応答あり S0側のアンテナで呼んだがこちらは10dB出力が低いのになんで届いた??条件:受信限界を-120dBmとして考える、山岳なので都市ノイズはない
1.より言えること
【双方の受信レベル】
受信限界は-120dBだ
【カーテンビーム側で考察】
12dBiのゲインで-108dBmまで上昇させS2となった(-120dBm+12dB=108)←これは理論通り、計算通り、リグのSメータの測定値と一致している
逆に言えばアンテナゲインが無ければ聞こえていないといえる→守谷局10Wの素の電界強度は-120dBmと断定できる
当局が送信すると10dB低いパワーであるが守谷局は-118dBmで届きギリギリS0だが受信できるはず(-130+12=-118)
しかしカーテンビームの送信では受信できなかった
守谷局は住宅地の地上局なのでノイズのために-115dBm以下の聞こえないとひとまず仮定する
(ここまでは普通)
[14段同軸コリニア側で考察]
カーテンビームでの考察より
守谷局は-120dBmでこちらに届いていた これが重要だが都市ノイズのために-115dBm以下は聞こえないとの結論に達した。では同軸コリニアで交信できたプロセスを紐解いてみよう
コリニアはS0入感なので受信レベルは-117dBm前後と言える
カーテンビームとのフロントゲイン差は10dBだ(14段でフロントゲインが3dBしかない。同軸コリニアが10dBゲインが低い)←実はこれは正しい
こちらは10dB電力が低いので守谷局には-130dBmで到達、アンテナゲイン3dBをプラスして-127dBmで到達
これでは守谷局と交信できない。あと守谷局との交信には+15dB必要、しかしフロントゲインでは全く説明できない。
14段はダウンチルトタイプだ。ことによると80km先では+15dBのゲインがあったとしか思えない
次回は同じ場所でノーマル同軸コリニアと比較すれば結論が出る。
山岳移動で最近はビームアンテナ(15エレ以下)との比較が多かったが正直比較するまでもなく山岳専用コリニアの
相手にはならなかった。
(何度も書くがノーマル同軸コリニアは15エレスタック並の耳を持つ、ダウンチルトは平野が120°以上見渡せる場所で有効です)
今後は同軸コリニア同士での比較実験を進める予定だ!!
そして結論はダウンチルトの弱点補完のためにノーマルコリニアを使用することとする
(標高2-300mでは??)
すでにメーカー製コリニアとダウンチルトの比較実験も終了しており、同軸コリニアと8エレカーテンビームの比較実験の最終章だ
丹沢の前衛にある標高700mの尾根筋に出かけた。
今回も使用したのは
12段同軸コリニア(ダウンチルトタイプ)←電測結果では4-5dBゲインが低い 8エレカーテンビーム(11.72dBi) ←新しいアンテナ完成時は電測を行い解析値と同等の性能であることを確認している各アンテナから切替器へ3DFB 1mを接続して条件を同じで測定した
【12段同軸コリニアと8エレカーテンビーム】
前回の記事で同軸コリニアに対し入感がなかったと書いたが同軸切替器の不具合だったようだ。
途中までは動作していたがその後おかしな動きになっていたようで修理をした。この切替器はハンディ機のSMAコネクタに直結するタイプだ。
DC〜3Gまで使用できるリレーを使っている。修理した切替器で2つのアンテナのSを確認してみた
12段同軸コリニア(ダウンチルト)と8エレカーテンビーム比較結果
結果概要を書くならば
10局中9局で同軸コリニアの方がSが1-5強いことが確認できた(平均的には2強い)相手局も同じ変化であることを確認。但し
1局は同軸コリニアで50(Sメータの降らない51)、カーテンビームで51-52となる(ところが・・・別途書く)特徴的なレポートを紹介する
茅ヶ崎局 同軸コリニア 59+ カーテンビーム 55この局はアンテナ実験を聞いて頂いていて詳細にレポートを頂いた。同軸コリニアは基本的にSは変わらず。カーテンビームは向きが変わると弱くなったり、聞こえなくなったりするとのこと
コメント:実は茅ヶ崎との間には山があって見通し外。ダウンチルトコリニアの真価は見通し外で発揮される
他各局同軸コリニアの方がS2-3強かった。S1しか違わない場合もあった
ほとんどの局は八木が強いに決まっている!との予想だった!
守谷局この局では不思議な現象が発生した。こちらでの入感状況は
同軸コリニアで50(Sメータの振らない51)、カーテンビームで51-52
相手局からのレポート
同軸コリニアで50(Sメータの振らない51)、カーテンビーム入感なし
これは衝撃的な状況だった。ビームアンテナを向けると強くなったので呼んだら聞こえないというのだ。
ノイズ混じりだけど同軸コリニアならば聞こえるという。
結論(山岳移動かつ私見)
1.2Gを運用される方は同軸コリニア以外の選択肢はないと考える(勿論、ダウンチルトならばベスト) フロントゲインが低い同軸コリニアの方が送受とも強いことが判明した解説
1.の結論の背景、解説
・GPとビームアンテナ間では【守谷局】でのような現象が報告されている事
呼ぶ側がGPの場合、こちらで完全に聞こえてる相手に「呼ばれてるのはわかるのですが・・」と相手には聞こえない経験は私にもある
・仮に10エレ以下のビームのSが同じだとしても同軸コリニアは360°そのSで受信できている
(ビームアンテナ好きの方は言うだろう!それでは混信に弱いだろう!これは好みの問題?1.2Gはほぼ混信なし)
2.の結論の背景、解説
ホームでは見える範囲で反射が発生し主力は直接波だが
山岳移動では見える範囲も広く、かつ高低差も大きい。反射とひとことで言っても非常に複雑だ
ビル反射、地面反射、海面反射、山岳反射
コリニアはゲインが低いが反射波や直接波を合算してSを形成する
結果フロントゲインの高いビームよりもSが大きくなる
ダウンチルト
ダウンチルトタイプはどこでも使用できるわけではないので通常タイプのコリニアで問題ない
(但しダウンチルトタイプは通常タイプよりもS2は強くなる)
ダウンチルトタイプは同軸コリニアを使い慣れている方かつ山岳移動局には評価をお願いし同時に制限事項を伝えて頒布の形をとっている
(現在提供している2局の山岳移動局からも市販のGPよりもS2から3強くなったとのレポートを頂いている。また市販GPでは全く聞こえないハンディ機が52で聞こえたとの報告も頂いた)
以上は山岳移動局&山岳局へ対する強いメッセージであり地上局(標高200m以下)は伝播の主力である直接波に対する設備を考えればよいか?
また守谷局との間で何が起こったのかを考え検証するのも楽しいと思います、皆様のコメントをお待ちしています
最後に
あけましておめでとうございます、本年も宜しくおねがいします
本記事は機材の故障が判明しましたので近々削除します
誤解を与える記事になってしまい申し訳ありませんでした
正しい記事は これです
12月27日(日)、1200MHzで初めて山岳移動(標高700m)を行った。
12段ダウンチルトタイプの同軸コリニア
16エレカーテンビーム(15dBi)=ループアンテナ14エレ相当
を現地へ持ち込んだ。頭にあった運用イメージは「同軸コリニアでCQを出して、方向が判明したらカーテンビームを相手に向ける」だった
但し、同軸コリニアはダウンチルトタイプであったのでカーテンビームはその特性の弱点をカバーする点も検討だ
通信実験を開始した(参考までに書くならば、Sの大小だけで比較しても意味はない、最終的には聞こえる聞こえない!なのだ、近いところだけを取ればモービルホイップが一番Sが良い!)
1. 綾瀬局、同軸コリニアではS9+、カーテンビームではどこへ向けてもS1にしかならない
→慌てて接続や機器の確認をしたが正常だ →まさか??
→アンテナ談義となる綾瀬局の使用アンテナはコメットのGP
2. 港区局(50km)、同軸コリニア S6 カーテンビーム 入感なし
3. 川越局(60km)、同軸コリニア S9+ カーテンビーム S5(1W)
同軸コリニア S5(0.3W)
→偶然にも同軸コリニアアンテナ研究会メンバー、最近は他のアンテナもやっていたが結局
20段同軸コリニアに戻ってきたらしい
4. 大田区局、同軸コリニア S8 カーテンビーム 入感なし
5. 寒川局、同時コリニア S2 カーテンビーム 入感なし
→寒川局のアンテナ方向は東向き(この局からの正対方向は北西)
【12段同軸コリニアと下側に取り付けてある16エレカーテンビーム】
1200MHz山岳移動実験の結果
ゲインのあるビームアンテナでは同軸コリニアで受信できる少なくとも半分近くが受信できなかった
しかも受信できても受信レベルがS5以上弱い
→430MHzの実験よりも受信できない割合が多い、いや山岳移動に高利得ビームアンテナは使用禁止レベルと考える
ならば低ゲインのビーム?という考えがあるが「同軸コリニア」には絶対に敵わないだろう
この検証結果は何を意味しているか?
430MHzまでの反射は面となっているが、1200MHzでは反射が線となっている
同軸コリニアや無指向性アンテナは面、線の反射が受信できるがビーム幅の狭いアンテナでは複数方向からの線反射は受信できない
色々な考察がかけるが、これくらいにしておく。
最後に重要な情報。ダウンチルトでSが弱い地域(山越え)に対してはこのビームアンテナの方がSが1-2上だった!
なので最初から山越え方向にビームアンテナを向ける?
1200でよく言われる
「GPで聞こえてるのに呼んでも取ってもらえない」
「聞こえているので呼んだら相手局がアンテナ方向を変えて交信できなくなった」
この意味が十分に検証できた実験だった、本当に面白い伝播をするバンドだ!!