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link JR4GPAの「つぶやき」 JR4GPAの「つぶやき」 (2024/5/2 16:35:48)

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feed FT-900 修理 その2 (2020/6/7 10:01:30)
FT-900 の修理の続きです。

最終確認も終えて、いよいよ返却ですが、この機種に
使われている側面のゴム足に、時々見かける不具合が発生しています。

ゴムが解けて、「ネチャネチャ」 になっています。
4個のうち1個だけで、他の3個は大丈夫そうです。




オーナーさんには、ゴム足が解け始めているので、早めに撤去または
取替したほうが良いですよとご連絡。
こちらでも純正ではありませんが、似たものはストックしてあるので
交換は可能だと連絡すると、交換を希望されましたので実施。



「単純に交換」って簡単に書きますが、ネチャネチャになっている物を
除去するのは大変で、ケースに付くし、手にもつくし.....

これで作業終了。

しまった、ホワイトバランスを間違えた!と言う事で、表示部が写真では
飛んじゃってますが、ちゃんと普通のFT-900なりの表示をしていますので
ご安心を。



これで今年初めての、知らない方からのご依頼を無事壊す事無くクリアー出来ました。
と思っていたら、知らない方からの今年2台目のご依頼が。
何で半年も誰からもご依頼が無かったのに、面白そうな故障した無線機を
購入して来週末はこれだと喜んでいると、依頼が入るのでしょうね。
マーフィーの法則ですか??

次も壊さないように頑張ります!
「ぶっ壊して結構です」とありがたいお言葉を頂戴しています。
冒険者っていらっしゃるものですね。
期待しないでお待ちください.....


feed FT-900 修理 (2020/5/31 10:39:19)
FT-900 の修理です。

BLOGの更新をあまりやっていませんが、修理や調整は毎週楽しんでおります。
BLOGまで手が回らないんです.....

今年初の知らない方からのご依頼です。
本業の方にご依頼された方が、確実なのによくぞまあ
私なんぞに預けようと、よほどの 「冒険者」 と想像します。

受信専用で中古で購入されたのですが、調子が悪いようです。
メンテナンスしていない中古品ですから、全部がちゃんと動くなんて
思って購入されたのではないと思いますが、下記症状ですので
我慢して使うと言うレベルではなく、ジャンクですね。

・購入後電源が入ったり入らなかったりする
・リセットされたりバンド切替えができないことがある
最初はそれでも使えていたようですが、しばらく保管して電源を入れて見ると
・Sメーターが振り切れたまま
・受信音や操作音がスピーカー、イヤホン端子共に出ない
もプラスされたようで、重症化してしまったようです。

何が壊れればそんな症状になるのか、ぜひ知りたい!

普通、お伺いしてる内容とかけ離れていることが多く、話半分で聞いています。
今回もまず電源が入るものと勝手に思っていましたら、ちょっと様子が違いました。

FT-900は電源を入れると、リレーの音が複数聞こえて
周波数表示の部分のバックライトがオレンジ色に輝いて立ち上がりますが
スイッチを入れても、切ってもリレーの音はせず、周波数表示の
部分のバックライトは薄暗く、立ち上がります。
なんじゃそりゃ?

リレー制御の回路からオシロスコープで追いかけます。
トランジスタが飛んでいます。自然故障ね、なるほどこいつか。
交換交換。
と気軽な気持ちで。

これで立ち上がるぞ。
パワーON!

げげっ

立ち上がったのは電源ではなく、 「煙」でした。

あわてて電源OFFして調べると、やってくれています。



フンずけてるじゃん。(白色と茶色の電線)
お伺いしたのは、いかにも自然故障的な話でしたが
手を入れているじゃないですか。
それなら最初にその話があれば、もっと色々素人さんが
やってしまいそうな個所を点検してから電源を入れるのにねぇ。
これだから、話半分で聞いているのですが、今回は油断していました。

踏まれた線は


これがGNDに落ちているわけですから、トランジスタが壊れたのも納得できます。
交換しても煙が上がるわなあ!

電線の不良個所をカットして繋ぎ、トランジスタを再度交換。


今度こそ。
パワーON。

合格です!!

送受信、その他の機能も問題なく動作しております。
1週間ほど通電試験をして返却です。



feed TS-930S 修理 (2020/5/5 9:37:56)
TS-930S の修理です。

まず目についたのが、電池ケースが割れています。



取り外してみると、ボロボロ



新しいものを実装



まずはPLL基板の健康診断。
以前のBLOGでも書いたように、チェックピンを立てます。
https://blog.goo.ne.jp/jr4gpa/e/280b705c078885ebec7b264ee732c7c0



調整をしていると、なにやら生暖かい臭いがして来ました。
あわてて電源をOFF。
クンクン、どこから臭うんだ?もしかして、あの抵抗か?
正解です。



以前、この部分を3端子レギュレータに置き換えたことがあります。
放熱板を外してドリルで穴をあけて、タップ処理をしたので大手術でした。
元に戻せるのか?と言うほどでしたので、今回の実験はセメント抵抗に
したらどれくらい発熱が抑えられるかと言う物。
パーツケースを漁ると、10Wの抵抗を直列にすると同じような値の物に
なりますので、それを実装。



やけどするほど熱くなる抵抗が、ずっと触っておくのは嫌だが、まあ20秒位なら
我慢できるなあと言うレベルとなりましたので、それでこの部分はお終いとしました。


バラしたついでに、ファンに注油。
残るは調整となりましたが、まだまだ不具合が出て来るものと思います。
素直に終わらせてくれないのがTS-930何ですよねぇ。

調整は後日ゆっくりするとして、購入して忘れている壊れた無線機の
修理が先ですので、ひとまず棚の飾りにしておきましょうか。















feed TS-830S 修理 (2020/4/26 21:24:25)
TS-830S の修理です。
修理と言えるほどの事ではなく、スイッチの接触不良の退治です。

押し釦スイッチ類は、スイッチの構造上正面からしか洗浄出来ないのですが
フロントパネルを外さないとその作業が出来ません。

それをすると、こうなります。


そして作業終了後は、また元に戻して行きますが、つまみ類の銀色のメッキがくすんでいましたので
クリーニングしながら戻して行きます。

以前分解調整したのが随分前だったので、VFOのバリコンの接触不良対策も
施しておきます。



通電して動作確認です。
押し釦スイッチの接触不良は改善して快適です。
VFOもばっちり。

ゴールデンウイークは 「STAY HOME」で、無線機の清掃・調整などで過ごしたいと思います。






feed FT-757GX 修理 その2 (2020/3/28 19:13:36)
FT-757GX の修理の続きです。

表示は出るようになって、受信は出来ているのですが送信が出来ません。

ジャンクとして購入しているので、何が飛び出すかが分かりません。
ファイナルのトランジスタが飛んでいるかもしれませんし、半田クラックかも知れません。
さあ、調べよう。

とりあえず、RFユニットの出口で信号があるか?
残念、ありません。
と、するとファイナルの石は生きている可能性が出てきました。
期待大!

色々調べると、送信時に電圧が出て来ないといけない所が 0(ゼロ)Vです。
これだ。なんで電圧が出て来ないのか?
回路図片手に追いかけて行くと、トランジスタにたどり着きました。
その周辺を測定すると、そのトランジスタを動作させようと、信号は
来ていますが、トランジスタが動作していません。
みーつけた!

しかし、いきなり交換しても、壊れた原因を見つけないと、またすぐに壊れる
可能性があるのでその周辺をさらに調査。
おっと、ヤバイッヤバイ。その先のダイオードがショートしていました。
なるほど。
ダイオードショート --- > トランジスタの定格オーバーで破壊 --- > 送信時に電圧がかからないので動作しない
と言う事です。
ダイオードがオープンで壊れてくれればよかったのですが、ショートで壊れたので
トランジスタも道連れにしてしまったようです。

故障個所のダイオードはLPFユニット内



トランジスタはファイナルユニット内


外すの大変!


部品交換をして、送信時に正常な電圧が発生していることを確認。
いよいよファイナルユニットに信号を入れてやります。
見事に100W出てきました。
ふーーーーー。  良かった。

ファンがカラカラうるさいので、分解して注油。


これでやっと各部調整にかかれます。



feed FT-757GX 修理 (2020/3/22 19:54:17)
FT-757GX の修理です。

確か2年位前に、何かがおかしいとの事で購入したのですが、そんな古い話
覚えているはずもなく.....

DISPLAYユニットのCPUが死んでいるってのは、購入してすぐ確認してたので知っていて
部品をずっと探していましたが、その他の不具合は何だったか分かりません。

メインCPUと通信していないので、周波数表示他何も表示されません。


ロジックICなら探せばどこかから入手できますが、専用ICですので
こんな古い無線機の部品をメーカーが持っているはずがありません。
そうなると、部品取りの無線機を購入して移植するしかありません。

メーカーから新品のICと言うのは絶望的ですので、中古のDISPLAYユニットの基板単体か
本体を探さなくてはなりませんが、本体だと結構な値段になると思います。
それならこの無線機をあきらめた方が財布のためでしょう。

DISPLAYユニットが入手できなかったら、この無線機を部品取用にしようと
保管していましたが、先日救いようのないボロボロの部品取り用のFT-757GXが入手できました。
これを待っていました!
そのボロボロのFT-757GXは、受信は出来るが送信が出来ないとの事。
どうせ筐体がぼろぼろで、修理しても使えないのだから止めときゃ良いのに、

「何が壊れているか知りたい」

と言う、悪い虫が騒ぎ出しました。
送信できないのは、RFユニット内のICが壊れていました。
直しても部品取りされる運命ですから、故障個所の特定が出来て納得したので
次に進みます。

さっそくDISPLAYユニットを摘出して移植。見事に表示は復活しました。
写真を撮り忘れました。

これで復活!と思ったら、送信しても電波が出ません。
やはり.....

1つ直すと、次の動作試験をします。そうするとそこに不具合が。
そしてその不具合を退治するとまた今まで見えなかった次の不具合がってのが古い無線機の定番です。

さあ、何が原因で送信できないんだろう。
来週の週末の楽しみが出来ました!


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