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link 7K1BIB/AC1AMの業務日誌 7K1BIB/AC1AMの業務日誌 (2024/5/6 14:35:47)

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feed QSLビューロー問題と電子QSLについて (2023/8/15 8:14:08)

2023年7月29日に開催され たJ ARL第68回理事会報告 が、QSLビューローや電子QSLについて触れていることが、波紋を広げ、誤解や憶測を招いているようです。私が知っている事実関係を整理しておきます。

「電子QSL委員会」の報告は最終決定ではない

理事会報告に添付されている各委員会からの2022年度の活動報告の中に、電子QSL委員会の報告書が含まれています(委員長:JF0JYR髙橋哲也理事)。

第68回理事会報告より

報告書の中に出てくる「第49回理事会に答申した電子QSL案」とは、QSL画像データをサーバーにアップし相手局がそれをダウンロードするだけの、単なる「画像アップローダー」でした(参照: 2020年2月11日付け記事『JARLの「QSL画像あぷろだ」計画』 )。これに初期費用1500万以上・運用費年500万弱をかけるというのです。 2022年2月22/23日の理事会で否決された のも当然のことだったといえましょう。

Turbo HAMLOGの作者として著名なJG1MOU浜田氏は、2015年から電子QSL委員会の委員でいらっしゃいましたが、遅々として進まない委員会に呆れられたのでしょう、2020年限りで委員を退任されました。そして、 その年の4月16日には「HAMLOG専用の電子QSL構想」を公表 され、4月19日には「HAMLOG E-Mail QSL」の最初のバージョンを公開されています。迅速な開発でした。

(余談ですが、私は2019年12月、浜田さんに対し「委員会の電子QSL仕様案のようにサーバーを経由しなくても、ユーザーのPCで生成した電子QSLを直接メールで送信する仕組みをHamlogに組み込めないでしょうか?」とご提案したことがありました。浜田さんは、もちろんその時点ですでにそのような仕組みを考えついていらっしゃいました。JARLの委員としてのお立場から、開発着手を控えていらしたものと想像しています。)

その後、浜田氏は、アップデートを重ねられ、3年の間に、 2023年6月の送信件数は22万枚以上、ユーザー数は4000局を超えるシステム に育てられたのです。

他方、残された電子QSL委員会の委員たちは、同じ3年の間に「電子QSLの全体像・仕様について」議論?するばかりで、理事会への答申もありませんでした。今回の報告書は、松田理事の督促( 第67回理事会第3号議題参照 )を受けて、慌てて作って理事会に提出したものです。

意見書に『「hQSL」が公開されて以来 観察を続けてきた が、 当委員会が当初から検討してきたものと極めて近い形で 交換の仕組みが実現された』とありますが、自分たちが実現できなかったことをひとりで実現された浜田氏に対し、何という”上から目線”でしょうか。浜田氏は紳士であり決して怒られませんが、あまりにも失礼ではないでしょうか。

意見書の末尾に、「JARL での電子QSL 交換システムの開発を断念し、「hQSL」を支援していく方向性に転換していくこと、JARL として「hQSL」の利用を推薦・推奨していくことにしたい。」とあることが、波紋を広げています。

ですが、委員会は、あくまで理事会を補佐する機関であり(定款第66条)、その意見は、理事会で承認されて初めてJARLの正式決定になります。この意見書は、理事会の承認を得ていません。したがって、 「hQSL」の利用を推薦・推奨するという点は、JARLとして正式決定されたものではありません

「電子QSL委員会」は廃止された


ましてや、第68回理事会の第2号議題で、遅々として議論がすすまない「電子QSL委員会」は廃止され、新たに「QSL問題対策委員会」を設置することが決議されています。

新たに設置されたQSL問題対策委員会は、JARLとして電子QSLをどうするかだけでなく、ビューローの遅延問題もあわせて議論することになっています。 したがって、電子QSL委員会の報告内容も、QSL問題対策委員会で見直されることになるでしょう。

以上について、JA1BJTさんが、的確なYouTube動画にまとめてくださっています。

【雑談】JARL 電子QSLどうなる? 電子QSL委員会廃止 開発断念 hQSL推奨? うわさを信じちゃいけないよ 2023/08/05 アマチュア無線 VLOG 304
https://youtu.be/783ujTI44vg

ビューローの「追加」など議論されていない

もうひとつ、なぜか、ビューローが「追加」されるといっている人がいますが、そのようなことは理事会で全く議論されていません。仮にビューローがふたつに増えたら、会員はどちらにカードを送ればよいのでしょうか。会員側もビューロー側も二度手間になり混乱するだけだと思います。

第68回理事会で議論されたのは、QSLカードの配送が大幅に遅延している問題を解消するために、「転送作業の一部を今のビューロー受託会社からさらに外部に委託すること」の是非です。ビューローの「追加」ではありません。

第68回理事会報告より抜粋

理事会報告には詳細が書かれていませんが、こういうことだそうです。つまり、今のビューロー受託会社では、受け取ったカードをまずは大きな単位に分け(エリアごと、あるいはプリフィックスごとでしょうか?)、次いで詳細に分けていく(おそらくサフィックスごと?)という二段階の仕分け作業を行っているそうです。このうち、カードを大きな単位に分ける作業であれば熟練工でなくてもできるので、ビューロー受託会社の外に新たに場所を借り、追加の人を雇って、滞留しているカードを大きな単位に分ける作業だけをやってもらうという構想とのことです。

悪くないアイデアだと思うのですが、問題は期間と費用です。 滞留した膨大な枚数のカードをさばくには少なくとも1年くらい必要で、そのための追加費用は3千万円ほどかかる試算とのことです 。理事会では、3千万をかけるメリットがあるのか、今後会員からビューローに届くカードの枚数を絞ってもらうことでビューローの処理能力の余力を生みだし、その余力で倉庫に滞留しているカードを処理していくことも考えられるのではないか、等々の意見がでて、継続協議になったそうです。

当然の議論でしょう。今後、 新たに設置される「QSL問題対策委員会」で、ビューローの負担軽減策も含め、総合的に議論していただきたい ものです。

なお、今回議論された「転送作業の一部の外部委託」は髙尾前会長の功績であり森田新会長の功績ではないと主張する人がいるようです。ですが、カード転送の遅延はもう何年も前から指摘されてきたのに、前会長はこれを放置し、カード削減の呼びかけも拒否してきました。その結果、JARLは滞留したカードを保管する倉庫を借り増しせざるをえなくなったのです(当然追加費用が発生しています。)。止むに止まれぬ状況に追い込まれた前会長は、ようやく事務局に外部委託の検討を許しましたが、その途中で会長辞任届を出して放り出したのです。森田氏が新会長に就任された時点で、外部委託をした場合の総経費の試算もできていませんでした。7月の理事会の直前になって3千万円もかかると判明したというのが事の経緯です。これをもって、どこが髙尾前会長の功績などといえるのでしょうか。

問題整理と私案(試案)

さて、以下はあくまで私の個人的な分析です。

まず、問題を整理してみましょう。

  1. 財政改善のために
    JARLの年間予算4億円のうち、紙カードの転送に7700万円もかかっています。7700万の内訳は、委託会社への委託料5500万+ビューローから会員への送料約2200万です。JARL全体の収支均衡を実現しビューローとJARLそのものを存続させるために、紙カード転送費用の「見直し」が必須です。
  2. 大量の滞留カードとその処理にかかる費用
    会員からビューローに送られるカードの枚数(一説には月に90万から100万枚)がビューローの処理枚数(約80万枚)を上回っているために、相当な枚数のカードが倉庫に滞留しており、余分な倉庫料が継続的にかかっています。滞留しているカードを急ぎ処理しようとすると、上記のとおりさらに数千万単位の追加費用が必要になります。これでいったん滞留分を処理できたとしても、ビューローに送られる枚数の超過が解消されなければ、数年後にはまた追加費用が必要になってしまいます。
  3. カード転送にかかる時間
    以前は、ビューローに到着したカードは3ヶ月ほどで転送されていたのに、今では10ヶ月から1年かかっているといわれています。そのため、期間限定のアワード(例:東京都支部50周年記念アワード)等の運営に支障を来しています。また、せっかく入会してくれた新会員は、1年経ってもカードがほとんど送られてこないという悲惨な状況が生まれています。
  4. 利用枚数の不均衡
    今は、年に数枚しかカード転送サービスを利用しない人も、数千から数万枚のカードを送る人も、7200円という同一の会費です。これは不公平であるという指摘もあります(バンドを活性化している人にメリットを、という声もありますが、バンドの活性化とカードの大量発行は、必ずしも直結しないように思えます。)。
  5. 電子QSLシステム
    紙カードを減らすために電子QSLを推進すべきであるという意見がありますが、既存の電子QSLシステムはどれも一長一短があります。かといってJARLが独自に電子QSLを今から構築するのは、もう時機を逸したように思います。ユーザーから見ても、ログのアップロード先がまたひとつ増えるのは面倒でしょう。
  6. 電子QSLと紙カードの重複
    電子QSLを送りさらに紙カードを送っていては、結局紙カードは減りません。
  7. IARUの要請
    実は IARUが、各連盟に対し、紙カードの削減を呼びかけているのです。

複数の問題が絡み合っていて複雑です。対策としては、例えば以下のように考えられるのではないでしょうか。

(1)JARLから会員に対し、紙カードの枚数削減を呼びかける。

  • 1枚のカードに複数のQSOを記載することを呼びかける。
  • 電子QSLを送ったら、紙カードは送らない (特にFT8)ことを呼びかける。
  • 同じ相手との交信については1枚(バンド・モードごとに1枚)にすることを呼びかける。
  • コンテストの全QSOにつき紙カードを送るのは避けることを呼びかける。
  • そもそも、カードの交換はQSOに必須ではないことを呼びかける。
  • ★あくまで「無駄な」カードの削減。必要なカード(アワードのため等)の発行まで抑制するものではないことを明示する。

(2) Turbo Hamlogを使っている人に 、hQSLの利用を呼びかける。

  • JAで大きなシェアを占めているHamlogのユーザーがhQSLを利用するようになれば、ビューローに送られるカードの枚数は相当減ることが期待される。
  • JARLが会員向けの電子メールサーバーを構築し、hQSLの転送メールサーバーに指定してもらうことも考えられる(会員つなぎ止め策にもなる。)。
  • あくまで、Hamlogを使っているユーザーへの呼びかけ 。他のログソフトを使っている人にHamlog/hQSLへの移行を求めるものではないことを明示する。

(3)hQSLに、adifのインポート機能と、既存の電子QSLへのログアップロード機能を追加する

  • hQSLにADIFのインポート機能があれば、他のログソフトを使っている人も、電子メールによる電子QSLの送信機能を利用できるようになる。
  • 電子QSLが普及しないのは、既存の電子QSLにログをアップするのに手間がかかるからである。そこで、 既存の複数の電子QSLにログをアップする機能をhQSLに追加する。 すでに世の中にはいくつかのログアップロードソフトが存在する( thw2LogBook など)ので、技術的には可能なはずである。ただし、自局運用地(市区郡とGL)によってアップロードするアカウントを使い分けられるようにする等、細部を詰める必要がある。
  • また、Turbo HAMLOG自身に自局移動地を入力する欄がないため、移動先からの運用のログも常置場所からの運用ログとしてアップロードしてしまう局が多い。アワードに使えるログデータにするためのHAMLOGの改良が必要。
  • ソフトの改良をどういう体制でやるか?⇒JARLが委員会(分科会)をつくり、浜田氏の協力を得る。JARL公式の”hQSL互換ソフト”やログソフトそのものを開発することも考えられる。
  • JARL公式のソフトは、JARL会員は無料で利用可、非会員も有償で利用可とすれば、JARL会員増強と増収策になる。英語版も作れば世界中で利用されるかもしれない?

(4)電子QSLとJARLのアワード

  • そもそも、JARLのアワードのために「QSOデータのマッチング」は本当に必要なのか(紙QSLでは”片方向のマッチング”しか行われていないのに、なぜデータとなると”双方向のマッチング”が必要というのか。)。
  • もし電子QSLデータのマッチングが必要、となった場合、JARLが自前のQSOデータマッチングシステムを作る必要が本当にあるのか。既存の電子QSL(どれ?おそらくLoTWか)に任せ、JARL独自のマッチングシステムは作らなくてもかまわないのではないか(その方が、ログのアップ先が増えず、ユーザーにとってもありがたい。)。JARLとして独自の電子QSLの構築を諦めるとした旧「電子QSL委員会」の意見は承継するのでよいのではないか。
  • つまり、LoTWは、JCC/JCG/AJAの運用地別にログをアップロードできる機能を既に持っているので、AJD/JCC/JCG/AJA等のアワードをLoTWから申請できるようにさせてもらう。ARRLに支払う利用料の交渉が必要だが、特に海外からのアワード申請の増加(増収)が期待できる(珍市区郡のJA局が海外からバンバン呼ばれるようになるかもしれない?)。
  • もっとも相手のあること。ARRLがLoTWのサーバー上にJARLアワードの構築を許してくれるかどうか、費用面で折り合えるかはわからない。もしそれがむりであれば、LoTWのデータを読み出してアワード計算だけ行うサーバーをJARLで構築することはどうか。このほうが、新しいアワード(Challenge AJAのようなもの)を始めるのにも便利かもしれない(ただしユーザーの使い勝手と費用対効果の検証が必須。アカウントは共通にできるか等。)。
  • JARL独自のログマッチングシステムを持つべきという意見もある。最初は両論併記とし、委員会で綿密な調査・検討、ARRLとの交渉が必要。
  • なお、現在、 ARRLにおいてLoTWの全面リプレースの検討が進行中 であり、動向に注意する。

(5)ビューローの従量料金制?

  • 以上の対策の結果、ビューローに流入するカードの枚数が激減すれば(例えば今の半分)、ビューローに従量料金制は導入しなくてもよいかもしれない(従量料金制を避けるためにカードを減らしてほしいと呼びかける?)。カードの枚数が減っても、従量料金は導入するという考え方もあり得る。
  • 従量制を導入する場合は、会員がビューローに送る方に追加料金をかけるべきと思われる(会員がビューローから受け取る方に追加料金をかけても、受け取りを拒否されれば追加料金を回収できない。ビューローへの過大な負担を減らすためには、ビューローに送る方に負荷をかけて枚数を減らさないといけない。)。
  • 以前のステッカー方式ではなく、①ある一定の枚数以上については追加料金を支払ったことを示す証票(振込受付票)を同封しなければ転送作業に入らないことにする、②100枚入る封筒を販売しそれ以外では受け付けないといった策が考えられる。

(6)ビューローの存続?

  • 毎月80万枚を処理できる業者は、20年以上のノウハウがある今の委託先以外に考えにくい(「ビューローをアマチュア無線家のボランティアで」という意見も聞くが、JAの枚数を処理するのは到底無理と思われる。)。万が一今の委託先が事業を停止した場合、毎月80万枚を処理できる業者を探すのはほぼ不可能だが、例えば毎月30万枚であれば、引き受けてくれる業者が見つかる可能性が出てくると思われる。
  • 紙カード仕分けの機械化は、既に過去に検討し断念したとされる。転送先コールサインの読み取り技術は進化したかもしれないが、JARL会員6万局分にカードを仕分ける機械(ソーター)の技術は進化しただろうか。そもそもそのような巨大な機械を置くスペースは確保できるのか。開発費用等も考えると、ビューローの機械化はもはや非現実的と思われる。

(7)カードが減ると会員が減る?

  • 受け取るカードが1枚でもある限り、多くの会員は退会しないのではないか。言い換えれば、会員が会員であり続けるために、ビューローが存在することは必要だが、ビューローから送られてくるカードの枚数が大量である必要はない。
  • 「JARLの価値はカード転送以外ない」という意見も耳にするが、JARLがなければ、ハムフェアもコンテストもアワードも、各地のイベントも存在しない。総務省や各総通と交渉する主体もなくなる。JARLの価値をあまりにも矮小化した意見だと思う。もちろん、JARL自身が、カード転送サービス以外の会員にとっての価値・魅力を持ち、増やしていかなければならない。

森田新会長のご意見

JARL森田新会長が、ラジオ番組「ハムのラジオ」の第554回で、「今後JARLがやるべきこと」を語っていらっしゃいます 。ビューロー問題、電子QSL問題についても語っていらっしゃいますので、ぜひお聴き下さい。

脚注)この記事は、森田会長他複数の理事や浜田氏にも見て頂いておりますが、前半の内容の正確性や後半の私見に関する責任は、すべて7K1BIB山内にあります。

(2023-08-15 記)


feed むこう岸 (2023/8/13 13:08:50)

2023年8月10日、無線仲間である JG1BVX田渕さん から、一冊の本を頂きました。

JA8CCL 木下重博さん。エレクトロデザイン株式会社社長。2021年5月9日、不慮の事故で急逝されたことを田渕さんから聞いたときの衝撃を、私は忘れることができません。

木下さんと初めてお会いしたのは、2015年2月、JA1YSW武蔵野クラブの技術講習会でご講演を拝聴したときでした。バーチカルアンテナに用いる「カウンターポイズ」は大地との容量結合によってアースの代用になるという定説を信じていた私にとって、カウンターポイズに用いられる導線の抵抗は大地よりも格段に小さいのだから、アースの代用というよりは、エレメントから出た高周波の戻り道となっていると考えた方が適切ではないか、という木下さんのご説明は目からウロコでした。バーチカルアンテナを巡る高周波の流れが目に見えたような気がしました。

すぐに木下さんのご著書を購入し熟読。うちのHFアンテナは、まもなくエレクトロデザイン社から購入したCG3000とロングワイヤーを組み合わせたものになりました。

木下重博ほか「アンテナ・チューナー活用入門」58頁より

次に木下さんにお会いしたのは、おそらく2018年のハムフェアだったと思います。1枚の写真が残っています。木下さんらしい穏やかなお顔をされています。私がなんだか妙な顔をしているのは、リラックスしているからでしょう。木下さんは人をリラックスさせるような懐の深い方でした。

左から田渕さん、木下さん、私。

その間、木下さんのお仕事を、すこしだけ本業でお手伝いする機会がありました。とても名誉なことでした。

最後にお会いしたのは、2019年12月のTIARA (7J1YAA)の年末パーティでした。抽選で当たったアンテナ用の釣竿が、木下さんの形見になってしまいました。

Attended the Xmas party of TIARA, 7J1YAA. Luckily, I won a lottery and was given a 6-meter antenna pole. Thank you, Kinoshita-san, for his kind offer. I am happy to use it on field operation! https://t.co/yVtaAo3t18 pic.twitter.com/uAHL2ZJcxc

— 7K1BIB, AC1AM 山内貴博(JARL参与・社員2期目) (@7K1BIB) December 8, 2019

昨晩、いただいた追悼文集を拝読して、アマチュア無線家としての木下さんだけでなく、音楽やオーディオにも造詣が深い方であったこと、医療・産業用計測器などに関する技術者であったこと、何よりご家族に深く愛された方であったことを知りました。

そして今朝、公開されたばかりのMasacoさんの追悼歌「むこう岸」のMVに接しました。美しい歌声と映像です。このMVが公開された日と、私が木下さんの追悼文集を頂いた日が同じ8月10日だったのは、偶然ではないような気がします。

最近、ふだんの日常生活の中でふと思い出すような、心に残るひとたちとの別れを経験しました。木下さん、そして○○さん、○○先生、むこう岸でお元気ですか?

Masacoさんの歌を聴きながら、今日はしばし、静かに時を過ごしたいと思います。

(2023-08-13 記)


feed むこう岸 (2023/8/13 13:08:50)

2023年8月10日、無線仲間である JG1BVX田渕さん から、一冊の本を頂きました。

JA8CCL 木下重博さん。エレクトロデザイン株式会社社長。2021年5月9日、不慮の事故で急逝されたことを田渕さんから聞いたときの衝撃を、私は忘れることができません。

木下さんと初めてお会いしたのは、2015年2月、JA1YSW武蔵野クラブの技術講習会でご講演を拝聴したときでした。バーチカルアンテナに用いる「カウンターポイズ」は大地との容量結合によってアースの代用になるという定説を信じていた私にとって、カウンターポイズに用いられる導線の抵抗は大地よりも格段に小さいのだから、アースの代用というよりは、エレメントから出た高周波の戻り道となっていると考えた方が適切ではないか、という木下さんのご説明は目からウロコでした。バーチカルアンテナを巡る高周波の流れが目に見えたような気がしました。

すぐに木下さんのご著書を購入し熟読。うちのHFアンテナは、まもなくエレクトロデザイン社から購入したCG3000とロングワイヤーを組み合わせたものになりました。

木下重博ほか「アンテナ・チューナー活用入門」58頁より

次に木下さんにお会いしたのは、おそらく2018年のハムフェアだったと思います。1枚の写真が残っています。木下さんらしい穏やかなお顔をされています。私がなんだか妙な顔をしているのは、リラックスしているからでしょう。木下さんは人をリラックスさせるような懐の深い方でした。

左から田渕さん、木下さん、私。

その間、木下さんのお仕事を、すこしだけ本業でお手伝いする機会がありました。とても名誉なことでした。

最後にお会いしたのは、2019年12月のTIARA (7J1YAA)の年末パーティでした。抽選で当たったアンテナ用の釣竿が、木下さんの形見になってしまいました。

Attended the Xmas party of TIARA, 7J1YAA. Luckily, I won a lottery and was given a 6-meter antenna pole. Thank you, Kinoshita-san, for his kind offer. I am happy to use it on field operation! https://t.co/yVtaAo3t18 pic.twitter.com/uAHL2ZJcxc

— 7K1BIB, AC1AM 山内貴博(JARL参与・社員2期目) (@7K1BIB) December 8, 2019

昨晩、いただいた追悼文集を拝読して、アマチュア無線家としての木下さんだけでなく、音楽やオーディオにも造詣が深い方であったこと、医療・産業用計測器などに関する技術者であったこと、何よりご家族に深く愛された方であったことを知りました。

そして今朝、公開されたばかりのMasacoさんの追悼歌「むこう岸」のMVに接しました。美しい歌声と映像です。このMVが公開された日と、私が木下さんの追悼文集を頂いた日が同じ8月10日だったのは、偶然ではないような気がします。

最近、ふだんの日常生活の中でふと思い出すような、心に残るひとたちとの別れを経験しました。木下さん、そして○○さん、○○先生、むこう岸でお元気ですか?

Masacoさんの歌を聴きながら、今日はしばし、静かに時を過ごしたいと思います。

(2023-08-13 記)


feed JARLの「参与」を拝命 (2023/8/5 10:44:05)

2023年7月29日(土)に開催されたJARLの第68回理事会(臨時)において、「参与」に任命されました。謹んでお受け致しました。改めて、無線趣味の世界が少しでもよくなるよう微力を尽くす決意を新たにしております。

参与とは、「会長の命を受けて、専門的な業務及びこれに係る総合調整に参与する」役職です( JARL定款 第30条)。森田会長からは、主に法律に関する業務(電波法、一般社団法人法など)について、会長及び理事会を補佐するように命ぜられました。

2023年6月25日、アマチュア無線家を「敵」と「味方」に分け、分断を引き起こしてきた前会長が執行部から去り、JA5SUD森田耕司会長のもと、JARL執行部の新たな体制が作られました。

2023年7月29日に開催された第68回理事会の報告 を拝見し、トップが代わると組織はここまで大きく変わるのかと感銘を受けております。


私は参与を拝命しました。

QSLカード配送遅延について協議
若者活動支援として
 ボーイスカウト連盟との関係継続強化
 CQ誌による「体験運用の日」を後援
YOTA第3地域キャンプ(タイ)への参加者を補助

ラジオ番組中止
ハムフェア実行委員会委員長を @Jg1Dkj 澤田氏に委嘱

— 7K1BIB, AC1AM 山内貴博(JARL参与・社員2期目) (@7K1BIB) August 4, 2023


会計帳簿閲覧請求訴訟への控訴は取下げ
ハムフェア実行委員会第3回会合の内容も詳細に記載

年間計画では次の理事会は9月だが、時間が空きすぎるとの森田会長の意向で臨時理事会を開催。そして徹底した情報公開。

会長が代わると組織はこうも変わるかと感銘を受ける。

— 7K1BIB, AC1AM 山内貴博(JARL参与・社員2期目) (@7K1BIB) August 4, 2023

JARLがかかわる法律業務はとても多く、私ひとりではできることも限られます。その意味で、法務委員会の創設が否決されてしまったのはとても残念でした。

ですが、「体験運用推進・ニューカマー支援委員会」が新設 、電子QSL委員会」を廃止し「QSL問題対策委員会」に改組、「100周年記念事業WG」が新設されたことは、JARLにとって大きな前進だと思います。また、若い方の活動を支援する姿勢も明確に打ち出されました。

会計帳簿閲覧請求訴訟に対し前会長が行った控訴は、新会長により取り下げられました。すでに7年分の会計帳簿・領収書が開示されており、社員有志と共に分析をすすめているところです。

(2023-08-05 記)

2023年8月8日、「委嘱書」をいただきました(事務局の手間もかかっていると思います。将来的には、こういう紙は廃止してもよいのではと思いました。)。精一杯職務を果たしたいと思います。

(2023-08-08 以上追記)


feed JARLの「参与」を拝命 (2023/8/5 10:44:05)

2023年7月29日(土)に開催されたJARLの第68回理事会(臨時)において、「参与」に任命されました。謹んでお受け致しました。改めて、無線趣味の世界が少しでもよくなるよう微力を尽くす決意を新たにしております。

参与とは、「会長の命を受けて、専門的な業務及びこれに係る総合調整に参与する」役職です( JARL定款 第30条)。森田会長からは、主に法律に関する業務(電波法、一般社団法人法など)について、会長及び理事会を補佐するように命ぜられました。

2023年6月25日、アマチュア無線家を「敵」と「味方」に分け、分断を引き起こしてきた前会長が執行部から去り、JA5SUD森田耕司会長のもと、JARL執行部の新たな体制が作られました。

2023年7月29日に開催された第68回理事会の報告 を拝見し、トップが代わると組織はここまで大きく変わるのかと感銘を受けております。


私は参与を拝命しました。

QSLカード配送遅延について協議
若者活動支援として
 ボーイスカウト連盟との関係継続強化
 CQ誌による「体験運用の日」を後援
YOTA第3地域キャンプ(タイ)への参加者を補助

ラジオ番組中止
ハムフェア実行委員会委員長を @Jg1Dkj 澤田氏に委嘱

— 7K1BIB, AC1AM 山内貴博(JARL社員2期目) (@7K1BIB) August 4, 2023


会計帳簿閲覧請求訴訟への控訴は取下げ
ハムフェア実行委員会第3回会合の内容も詳細に記載

年間計画では次の理事会は9月だが、時間が空きすぎるとの森田会長の意向で臨時理事会を開催。そして徹底した情報公開。

会長が代わると組織はこうも変わるかと感銘を受ける。

— 7K1BIB, AC1AM 山内貴博(JARL社員2期目) (@7K1BIB) August 4, 2023

JARLがかかわる法律業務はとても多く、私ひとりではできることも限られます。その意味で、法務委員会の創設が否決されてしまったのはとても残念でした。

ですが、「体験運用推進・ニューカマー支援委員会」が新設 、電子QSL委員会」を廃止し「QSL問題対策委員会」に改組、「100周年記念事業WG」が新設されたことは、JARLにとって大きな前進だと思います。また、若い方の活動を支援する姿勢も明確に打ち出されました。

会計帳簿閲覧請求訴訟に対し前会長が行った控訴は、新会長により取り下げられました。すでに7年分の会計帳簿・領収書が開示されており、社員有志と共に分析をすすめているところです。

(2023-08-05 記)


feed 体験局「8J1YAO」閉局 (2023/7/9 17:49:36)

2023年7月6日夜、体験局「8J1YAO」の閉局運用を行いました。 「杉並区アマチュア無線クラブ」の公式サイトに記事 を書きました。

「体験局」の制度は、2020年4月21日に産声を上げました。私は、 「自称 申請が日本一早かった体験局」7コールアマチュア無線クラブの体験局「8J1YAB」 と、杉並クラブの体験局「8J1YAO」の2局の体験局に関わりました。体験運用のお相手も、何度もさせて頂きました。

2023年3月22日施行の法令改正により、あらゆるアマチュア局において、従事者免許を持たない方が体験運用できるようになりました。 同時に「体験局」の制度は廃止されてしまいましたので、7月6日夜の運用は、私にとって、「8J#Yxx」のフォーマットで割り当てられた体験局のコールサインで運用するおそらく最後の機会になりました。

体験局は、従事者免許を持たない方でもアマチュア無線の運用が体験できる特別な局でした。体験局の運用に関わると、アマチュア無線を知らない方に、アマチュア無線とはどういうものか、何が面白いのかを伝えようと懸命になります。その営みは、私なりに「アマチュア無線とは何か」を考え直すきっかけになりました。「体験局」の制度により、むしろ我々有資格者が試されていたのかもしれません。

これからも、杉並区アマチュア無線クラブの社団局「JR1YNU」で、あるいは個人局「7K1BIB」にて、従事者免許を持たない方にもアマチュア無線を知っていただく活動を続けていきたいと考えています。

(2023-07-09 記)


feed JARL第12回定時社員総会ご報告 (2023/6/26 0:55:51)

とうとう、JG1KTC髙尾義則氏がJARL理事会から放逐されました。
髙尾義則会長解任議案が初めて提出された2019年6月から4年、振り返れば長い道のりでした。

2023年6月25日午前中に、理事会が開催され、髙尾会長の会長からの解職議案が、圧倒的な賛成で可決されたとのことです。5月の理事会では、賛成7、反対8で否決されていました。前回の5エリア、9エリアの理事に加え、今回、8エリア(北海道)の3名の理事も、髙尾会長を見限り、さらに他のエリアの理事も追随したということです。

理事会に先立ち髙尾会長からは、会長・理事から辞任するとの辞任届が提出されていたとのことです。

新たな会長には、JA5SUD森田耕司副会長が就任されました。

午後1時、定時社員総会が始まると、髙尾氏ではなく森田氏が会長としてあいさつされ、社員に動揺が走りました。森田新会長から、髙尾氏の不祥事について詳細な説明がありました。

私は、森田新会長から議長のご指名を頂き、 JH4PHW坂井氏 とともに議長を務めました。事務局が用意されたシナリオを見る時間も無く、ほぼぶっつけ本番の議長でしたが、社員の皆さまの多大なご協力をいただき、何とか時間内に審議を終えることができました。

決議の結果は以下のとおりです。

第1号議題 決算の件 可決
第2号議題 規則改正(被選挙権の年齢引き下げ) 可決
第3号議題 規則改正(「地方本部長選挙」の創設) 可決
第4号議題 髙尾理事解任の件 審議せず
第5号議題 田中理事解任の件 否決

私は議長を務めましたので、投票はしておりません。議長という立場から、各結果についての感想も控えますが、第3号議題については起案者でしたので、お礼を申し上げることだけはお許しください。社員の皆様、ご賛成くださりありがとうございました。

議事の詳細は、いずれ公表される速記録をご覧下さい。

社員総会終わりました。
新しいJARLがはじまります。 #JARL総会2023 pic.twitter.com/4ttvu2IeNw

— 7K1BIB, AC1AM 山内貴博(JARL社員2期目) (@7K1BIB) June 25, 2023

さて、JARLは、新しい体制になりました。会員を「味方」と「敵」に分けて分断を引き起こし、JARLを停滞させてきた元会長、JG1KTC髙尾義則氏は、JARLから去りました。ですが、これで自動的にJARLがよくなるわけではありません。改革の出発点に立ったということでしかないと思います。

会長が解職されるという前代未聞の危機にあって、ある意味、火中の栗を拾われたJA5SUD森田新会長には、一会員として心からの感謝しかありません。森田さんは誠実で信用できる方です。森田新会長のもと、理事・社員だけでなく、アマチュア無線家みなが一丸となって、アマチュア無線界が少しでも良くなるよう、ひとりひとりの力を合わせることができることを、心から願っています。そして、今回の社員総会を通じて、それは実現できると、確信致しました。

私も、奢らず、曇らず、引き続きその手助けをさせていただければと、決意を新たにしています。

(2023-06-26 00:44 記)


feed 関西理事・支部長・社員からのお願い文 (2023/6/18 9:50:46)

JARL社員メーリングリストに、関西理事・支部長・社員連名のお願い文が投稿されました。関西の関係各位の結束はとても固いようです。

他方、 田中理事の弁明書 に対する再反論はありません。髙尾理事解任議題(第4号議題)に対する支援者の反論や会長ご本人の弁明もありません。第4号議題の提出社員は35名もいらっしゃるのに、とても不思議です。

(お願い文ここから)

                          令和 5 年 6 月 16 日
JARL 社員 各位

第 12 回 JARL 定時社員総会における
第 5 号議題 理事田中透解任議題への反対投票について(依頼)

                         理 事 JH3GXF 安孫子 達
       京都府支部長 JH3QNH 山下貞夫 滋賀県支部長 JH3IDV 福森省二
       奈良県支部長 JH3KCW 吉川 寛    大阪府支部長 JE3DBS 蛭子健策
       和歌山県支部 JR3KUF 池上和彦   兵庫県支部長 JF1RPZ 出田 洋
       社 員
          JA3HBF 田原 廣 JA3NDM 藤原 美和 JA3OIN 橋本 正
          JA3WDL 井村 厚 JE3QZV 片山 泰英 JG3QZN 田中 一吉
          JH3IJY 武市 章和 JH3TXR 山本 祥三 JK3IJQ 大東 治宜
           JL3JRY 屋田 純喜 JN3ANO 南 賢一
                  (文責・代表世話人 JL3JRY 屋田 純喜)

社員の皆さんのところへ、令和 5 年 6 月 25 日に開催される JARL 第 12 回定時社員総会の議案書が JARL 事務局より郵送されていると思います。送付された議案書によれば、第 5 号議題「理事田中透解任の件」が社員提案として議題となっています。
田中理事は、一般社団法人のあるべき運営について具体的な提案や、アマチュア無線の発展に寄与する積極的な事業を企画するなど、理事として JARL 及びアマチュア無線界に大きく貢献してきました。なぜ今回「田中理事の解任議題」が突然提出されたのか疑問に感じています。

1.解任議題に対する反論
議案書(第 5 号議題 理事田中透解任の件)によると、「過去の理事会で、田中氏は恫喝まがいの不適切な発言、不規則発言を繰り返し、議長からの再三の注意にも耳を貸さず」とあります。まず理事会での内容は、理事・監事でしか知り得ない内容であるにもかかわらず、35 名の社員は、どのようにして「理事たる資質が欠如の証」と証することができるのでしょうか。
私たちは、田中理事そして他の理事から「いまの理事会は議長(髙尾会長)による一方的な議会運営が多い」、「公平な発言ができない議長(髙尾会長)の現理事会運営こそ問題が大きい」とお聞きします。
そもそも、この議案書は誰が書いたのか、述べられている解任事由にもさまざまな疑問点を感じています。
 (議題に対して田中理事から弁明書を得ましたので別添として付します。)

2.田中理事が解任された場合の影響
田中理事は、2025 年開催の大阪・関西万博においてアマチュア無線パビリオン設置に向けて、博覧会協会と折衝を行っています。もし田中理事が解任された場合、現在の折衝などは誰が引き継ぎ担当するのでしょうか(以前の理事会で、髙尾会長は担当を断ったと聞いています。)
また、田中理事はその行動力で関西アマチュア無線フェスティバル、ARISS スクールコンタクト、アマチュア無線体験運用など、次世代を担う子ども達へアマチュア無線の魅力の発信する取り組みを実施してきました。理事としての功績は大きく、解任される事があれば JARL 全体として大きな損失であると危惧しています。

どうかこれからも田中理事の行動力が JARL 発展の寄与として続くよう、社員の皆様方のご支持をいただきますようお願いを申し上げます。
                                以 上
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
De JL3JRY fm home
Junki Okuda 屋田 純喜

(お願い文ここまで)


feed 準備書面を提出しました(第12回JARL定時社員総会) (2023/6/14 19:38:05)

2023年6月25日に開催される第12回JARL定時社員総会に向けて、「準備書面」(事前質問書)を提出しました。

(社員総会議事運営規程第14条第1項 社員総会で質問しようとする社員は、予め社員総会の 7 日前までに準備書面をもって質問を会長あてに提出すれば優先して回答を受けることができる。)

いろいろ聞きたいことはあります。正直、髙尾会長は、 昨年の準備書面 で問題提起した事項のほとんどを解決・対応できていないと思います。ですが、今年は、議題が5つもあるので、ぐっと我慢して質問を絞りました。

I.       第1号議題(決算の承認)に関する質問

1.       JARLニュース費について

前年度と比較して300万円も増加しているが、その理由は何か。経費削減に向けてどのような方策を検討しているか。

2.       QSL費について

(1)     令和4年度中にビューローに到着したカードの枚数は何枚で、前年と比較して何%増加したか。

(2)     会計帳簿を見ると、新たに「ビューロー土地賃借料」、「簡易倉庫レンタル代」、「折り畳みコンテナ」が計上されている。これにより、カードの保管能力は何枚分増強されたのか。

(3)     処理能力を超えたカードが大量に滞留していると思われるが、どのような対策を考えているのか。①到着枚数を減らす方向と②処理能力を増強する方向の2点に分けてお答え頂きたい。

(4)     今の受託会社から契約の更新を断られた場合のバックアッププランの検討は行ったか。事業を受け継ぐ候補者を募り見学をさせたらどうか。

II.     第4号議題(髙尾理事解任の件)に関する質問

かつて、JARLの理事には「75歳未満」という年齢制限と「連続4期8年まで」という重任制限があったが、平成29(2017年)年9月に年齢制限は「80歳未満」に延長され、重任制限は撤廃されてしまった。髙尾会長が会長に就任した翌年のことであった。
髙尾会長は、来年の6月で4期8年を迎えるが、いつまで会長を務めるつもりなのか。

III.   第5号議題(田中理事解任の件)に関する質問

1.       社員提案権行使書がJARLに到着したのは5月何日何時か。郵便で届いたのか。メールで届いたのか。持参か。持参したのは誰か。

2.       提案者35名の社員のうち、自署をした者がひとりもいない。35人の意思をどのように確認したのか。

(2023/06/14 記)


feed 理事解任社員提案に対する田中透理事の弁明書(第12回定時社員総会) (2023/6/13 0:05:38)

JARL第12回定時社員総会の議案書

下記リンク先で公開されています(JARL会員のみ閲覧可)。

第12回定時社員総会議案等について

<議題>
 第1号議題 令和4年度決算の件(PDF形式)
 第2号議題 民法の成年年齢改正にともなう規則改正の件(PDF形式)
社員提案
 第3号議題 「地方本部長選挙」にかかる規則改正の件(PDF形式)
 第4号議題 理事髙尾義則解任の件(PDF形式)
 第5号議題 理事田中透解任の件(PDF形式)

第5号議題に対する田中理事の「弁明書」

さきほど、JL3JRY屋田社員より、JARL社員メーリングリストに、第5号議題に対する田中理事の「弁明書」が投稿されました。田中理事・屋田社員のご依頼がありましたので公開します。

===田中理事弁明書ここから===

私の理事解任議案について

 社員のみなさんこんにちは、社員総会の議案書をお読みになったと思いますが、突然、私の理事解任議案が出て驚いています。
また、その内容があまりにも事実と異なりさらに驚いているところです。
みなさん、私の弁明書をお読みください。

 まず、この議案は誰が作成したのか、社員が到底知りえない内容が多数あり、会長や理事からの情報提供がなければ作成することができないものです。
髙尾会長解任案については、「社員であるJK7LXU 石岡 洋一氏を起案者として・・・」と記述があり議案書についてもJK7LXU 石岡 洋一氏が作成したと明らかにしていますが、私の解任議案については、「社員であるJA1MUY 仙石 康信氏を含めた社員35 名・・・」と起案者が誰なのか明らかでありません。
また、議案書についても社員35 人の中の誰が作成したか全くわかりません。
なぜ、起案者の記述がないのか明らかにする必要があると思います。
また、上程者に1・6・7・0 エリアの社員が特に多く偏りがあるのが不可解です。
この議案は、上程した社員の意思では無く、私を良く思わない理事のどなたかが、社員等に指示を出しその指示に従った社員が上程したのでは無いかと推測されてもおかしくありません。
令和2 年9 月の総会でJA1MUY 仙石氏を中心として委任状が集められ1・2・3 エリアの5 名の理事候補者が否認された時の手法とそっくりです。

1,「過去の理事会で、田中理事氏は、恫喝まがいの不適切な発言、不規則発言を繰り返し」とありますが以前理事だった時のことのようですが今回の私の解任については、今期の私の理事についての解任であって上記の文章は的外れです。
内容も正しくありません。
理事会での詳しい内容は、社員ではわかりません。
この議案を書いたとされる社員が複数の理事から聞いているだけであってその場にいたわけではなく聞いた話のみでしょう。
誰から聞いたのかを明らかにして頂きたいと思います。
明らかにされない場合は、裏付けが取られたとは言い難いと思います。
逆に、他の複数の理事から理事会での私の行動を聞いて頂ければ事実と異なることがわかると思います。事実と異なり虚偽です。
「恫喝まがい」「誹謗中傷・雑言・恫喝」「不規則発言」などしておりません。
情報提供した複数の理事の主観が入った正しくない情報をそのまま受け止めておられるようです。複数の理事とは、誰なのか名乗り出て欲しいと思います。
以前の出来事として、私から言えば、髙尾会長が何度も強引な議事進行を行った為、意見を言ったのみでその都度逆に「退席させますよ!」と恫喝されています。今期については、退席の注意を受けたことは全くありません。

2,ハムシンポジウムでの質疑応答での出来事を書いておられますが、その中に私が、大声で恫喝したとしていますが事実と異なります。この出来事についても、事実でない内容を誰が社員に伝えたのか明らかにする必要があります。仙石社員はその場にいなかったし、他の34 人の社員の中に、その場にいた人は一人もいませんでした。
私は、大声で恫喝も何もしていません。
私が、恫喝も何もしていないことは、物的証拠(録音)も存在し明かです。多くの会員もその場にいたので証言できます。内容は、事実と異なり虚偽です。
私が発言したのは、質問に対する会長の答えが間違っていたので、たしなめただけです。
また、「予定に無いなかば強引に行われた質疑応答」とありますが、会長が会場に到着したとき、はじめての関西での講演なので私が会員の為を思い質疑応答の場を設けていただきたいとお願いしましたが「それは、私が考えることであなたは、関係ない」と拒否され最後には、「あなたとしゃべるのはうっとうしいんだよ」と言われました。
社員のみなさんには信じられないかもしれませんが、会長は、そういうものの言い方をされます。私にとっては、会長の発言の方が「恫喝」です。
その後の質疑応答は、出席した会員の強い要望でおこなわれましたが、会長の講演中では無く講演が終わった後に個人的に質疑があったものでそのため、興味のある会員のみがその場に残っていました。
会長は、社員総会で、「ひろく会員の意見を聞くために、各地に出張している」と答弁していることから、質問を受けるのは当然だと思います。一方的に話をするだけなら、YouTube で十分で出張など要りません。
また、控室でも会長に恫喝されたことも報告しておきます。控室には、他の方も同席されていました。

3,「誓約書」の提出を拒んだとありますが、そもそも、私が誓約書に署名していないこと
を社員がなぜ知っておられるのでしょう。
知っているのは、会長と事務局長のみでこの情報はどこから入手したのか明らかにする必要があると思います。
また、この書類は、「役員の地位に在ることにより得た一切の情報について、貴連盟の事前に許可なく、会員、社員又は第三者に開示又は漏洩しないこと」など、情報隠しのためのものです。内容に問題があり任意提出で良いとされています。第62 回理事会報告に明記されていますし他の理事に確認を取ると、私以外の複数の理事も署名していません。
これをもって私が理事に相応しくないと言う理由にはならないと思います。

4,令和2 年の第9 回定時社員総会で私が否決されたのは、どなたかの指示で集められた
た委任状を、JA1MUY 仙石社員ほかの社員に持たせて否決票を入れさせたもので後悔している社員も多いと聞いています。意図的に理事就任を否決されたもので私だけ否決されたわけではありません。5 名の理事候補者が同時に否決されています。
昨年の社員総会で私の賛成票は76 票でしたが、会長の賛成票も同じ76 票しかありませんでした。
私が理事に相応しくないと言う理由にはならないと考えます。

5,体験運用マニュアルを会員増強組織強化委員会の尾形委員長が作ると11 月の理事会で約束したのは事実です。会長はそんな約束はなかったと関西ハムシンポでも答弁しておられましたがたが、約束は、事実です。理事会に出席していた理事に確認すればわかります。また、誹謗等の発言もしていません。
事実と異なり虚偽です。
だいたい、3 月の体験運用解禁までに体験運用マニュアルを作るのは当たりまえで間に合わなかったのも事実です。

6,「関西ハムシンポジウム2023」の冊子に「新しい無線機を購入したらすぐに電波が出せるようになる」と書いたのは、事実ですが、「届け出」と言う意味について総務省に確認する準備を進めています。
また、総務省が「事前に届け出る」とした文章が出たのは、関西ハムシンポジウムの後です。これは、アマチュア無線家の悲願である。悲願を実現するのがJARL の役割ではないのでしょうか。

7,総会での異常な行動とありますが、私は、昨年の社員総会では、理事候補者として2階の別室にいました。総会会場にはいません。
出席もしていない総会で私が異常行動をとるのは不可能です。
事実と異なり虚偽です。

 以上のように、全く事実でない事柄を私の解任理由として議案を出されているわけですが、どうしてこのような行動が出来るのか理解に苦しみます。

 私の解任議案を提出した35 名の社員のみなさまへ、私の弁明書を読んでどのように思わ
れたでしょうか、議案書に書かれている内容と事実は全く違います。ご理解いただいた方
を私は責めません。取り下げか、棄権することをおすすめします。

社員のみなさまの常識あるご判断をよろしくお願いいたします。

===田中理事弁明書ここまで===

補足① 社員提案権行使書に署名がない

第4号議題(髙尾理事解任の件)の社員提案権行使書は、提案者19名がそれぞれ直筆で署名したものが19通提出されています。

第5号議題(田中理事解任の件)の社員提案権行使書は、提案者が直筆で署名したものは1通もありません。35人の名前が並べて印刷された社員提案権行使書が1通提出されているだけです。しかも、締切りギリギリの5月11日付けです。

補足② 関ハムハムシンポジウムでの質疑応答

田中理事解任の社員提案権行使書に、「②今年の関西ハムシンポジウム会場において、予定に無いなかば強引に行われた質疑応答では、会長と質問者とのやり取りに対して、大声で威圧し恫喝があったと聞いている。(以下略)」と書かれています。

この「質問者」は、私です。 このときの会長とのやりとりは、以前、ブログ記事に書きました 。図らずも、「(会場から田中理事)」との発言を2つ記録してあります。田中理事の発言はこの2つ程度だったと思います。

前後の流れを含めて読み返していただければおわかりかと思いますが、 話をはぐらかすばかりで対話にならない髙尾会長に対し、それをたしなめたのが田中理事の発言でした。

髙尾会長は、これを「大声で威圧」「恫喝」と受け止めたのでしょうか。私は、髙尾会長のすぐそばにいましたが、部屋の反対側から遠く聞こえてくる田中理事の発言を、「威圧」「恫喝」とは全く感じませんでした。

補足③ 「新しい無線機を購入したらすぐに電波が出せるようになる」か?

「新しい無線機を購入したらすぐに電波が出せるようになる」というのは、山内の説です。電波法の条文はそう読めると思っているからです。

新しい無線機を増設したときは、電波法17条が適用されますが、同条第3項は第9条を準用しています。よって、準用後の条文は、以下のようになると私は解釈しています。

第17条 免許人は、・・・無線設備の変更の工事をしようとするときは、あらかじめ総務大臣の許可を受けなければならない。ただし、総務省令で定める軽微な事項については、この限りでない。
2 前項但書の事項について無線設備の変更の工事をしたときは、遅滞なくその旨を総務大臣に届け出なければならない。
3 (略)

準用後の第2項が、
「無線設備の変更の工事を したとき は、遅滞なくその旨を総務大臣に届け出」と、第9条第2項と同じように過去形になるか(山内説)
「無線設備の変更の工事を するとき は、遅滞なくその旨を総務大臣に届け出」と、未来形になるか(総務省説)

の違いです。

山内説なら「無線機購入=増設→あとで遅滞なく届出」でよくなります。これは全アマチュアの悲願ではないでしょうか。特に、届出をひとつしたら、審査が終わるまで次の届出は待てとしている(複数の届出の並走を認めない)関東では深刻な問題です。複数台の無線機購入をある程度まとめて届出すればよくなるので、届出の数が減り、総通としても助かりwin-winのはずです。

総務省説に根拠があり、私の読み方が間違っていたら、申し訳ないです。素直に謝り山内説を撤回いたしますが、私は今でも、全アマチュアの悲願が達成されるような解釈が採用されることを願っています。

(2023-06-12 記)


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