ホーム >> 無線ブログ集 >> JHGのブログ

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

リンク 単体表示


link JHGのブログ JHGのブログ (2024/4/2 15:35:47)

現在データベースには 466 件のデータが登録されています。

feed SONY ICB-87R アンテナぐらつき (2021/9/12 13:51:31)
SONY ICB-87R アンテナぐらつき、受信音量が小さいとのことでお預かりしました。


IMGP3008

側面に添付された技適シールにて、本機は後期型だとわかります。


IMGP3009

アンテナがぐらぐらしており、受信時にガサガサとノイズがでます。


IMGP3011

ロックレバーのネジです。


IMGP3012

ネジを増し締めしました。

ロックレバーも固く締まるようになりました。

IMGP3013

分解です。


IMGP3010


IMGP3014

受信音量が小さいとのことで、オーディオICまわりの電解コンデンサーを交換しました。


IMGP3016

電解コンデンサー交換後の状態です。

良く聞こえるようになったと思います。

IMGP3017

残骸です。


IMGP3018

各部を調整してゆきます。


IMGP3015

サービスマニュアルには信号の取出し場所が明記されていますが、基板上にはテストポイント(TP)がありませんので取付けます。

取出し用のクリップを付けずに、基板を裏返した状態で調整するのはくるしいですね。

ほかにも取付てあります。

IMGP3028

第2局発の調整。

10,240Mhz

IMGP3019

送信局発の調整。

10,695Mhz

IMGP3022

AGCの調整。


IMGP3021

受信感度調整。

感度が最大になるように調整します。

IMGP3020

受信感度。

ー114,0dBm

IMGP3024

Sメーター感度。

ー73dBmのときにS9が業界標準です。

IMGP3025

Sメーターの指示は9プラスです。


IMGP3026

送信周波数。

3CH 27,040MHz

IMGP3027

スプリアス概ね良好。


IMGP3029

ロッドアンテナを伸ばした状態で。


IMGP3030

電界強度計の指示が最大になるように調整します。


IMGP3032

出力。

0,5W

IMGP3023

CB無線機を1台だけ持つなら、後期型のICB-87Rがおすすめです。


IMGP3033


feed SONY ICB-88H 送・受信できない (2021/9/9 14:27:51)
SONY ICB-88H 送・受信ともにできないとのことでお預かりしました。


IMGP2968

分解です。


IMGP2971


IMGP2974

送・受信ともできず、送信は電波が全く出ていない状態です。

PLLが発振していませんでした。

IMGP2976

PLL部分には金属のシールド板が付けられています。

パターン面側のシールドを取り外したところです。

IMGP2978

部品実装面側のシールドを取り外したところです。

水晶発振子は1個だけです。

IMGP2985

パターンにハンダクラックがあったため修復しました。

パターンを点検し、その他のあやしい場所も修復しました。

IMGP2979

PLLが回復し発振しました。


IMGP2982

電解コンデンサーをオール交換しました。

しばらく通電してエージングです。

IMGP2986

電解コンデンサーの残骸です。


IMGP2987

各部の調整。

サービスマニュアルには信号などの取出し場所が明記されていますが、基板上にはテストポイント(TP)が無いのでスズメッキ線を取付けます。

複数箇所に取付けます。 例えばここ、

IMGP2989

ここ、など。


IMGP2983

VCO電圧を規定の3Vに調整。


IMGP2988

PLLの発振出力が最大になるように調整。


IMGP2990

基準発振の調整。

最大になるように調整します。

IMGP2998

受信感度調整。

サービスマニュアルでは27,080Mhzにて調整を実施するとのこと。

IMGP2995

受信感度が最大になるように調整しました。


IMGP2993

受信感度の測定。

8CHで確認しました。

ー109,0dBm 

IMGP3001

Sメーターはほとんど振れませんが復調されています。


IMGP3002

チャンネルスキャンの調整。


IMGP3003

スキャン点滅のスレッショルド点をVR3にて調整します。


IMGP3004

送信調整。

ICB-88Hはヘリカルアンテナ仕様ですが、本機はロッドアンテナに交換されています。

アンテナを伸ばした状態で、

IMGP3005

電界強度計の指示が最大になるように調整します。

ヘリカルアンテナからロッドアンテナに交換した場合は、ローディングコイルを含めた再調整が必要ですが、今度はバッチリですね。

IMGP3006

周波数。

27,144Mhz

IMGP2999

出力 0,5W


IMGP2997

スプリアス良好。


IMGP3000

消防団や自治会などで使われていたCB無線機が、昨今のフリーライセンス無線ブームに乗って流通するようです。

不調のCB無線機は廃棄されるものも多いと思いますが、復活させたいですね。

IMGP3007

feed TS-790 アンロック (2021/9/7 0:20:00)
TS-790 430Mhzアンロックのためお預かりしました。


IMGP2789

433Mhzの周波数表示が ・・・・・・ となりアンロック状態です。


IMGP2790

430Mhz PLL です。


IMGP2791

PLLが発振しているか調べます。 発振はOKです。

最大になるようコイルを調整します。

IMGP2792

PLL各ループのVCO電圧を規定になるように調整します。


IMGP2793

DループのVCO電圧が規定を外れていました。


IMGP2795

規定になるように調整しました。


IMGP2794

周波数ロックしました。


IMGP2796

希望により照明のLED化をしてゆきます。


IMGP2797

Sメーター照明点灯確認。


IMGP2799

SUBディスプレイ点灯確認。


IMGP2798

周波数調整。


IMGP2802


IMGP2801


IMGP2803

出力 10W


IMGP2800

FMデビエーション調整。

規定の4,5Khz

IMGP2807

スプリアス良好。

145Mhz

IMGP2806

同 433Mhz


IMGP2805

同 1295MHz


IMGP2804

受信感度。

145Mhz ー123,0dBm (SINAD)

IMGP2808

433Mhz ー121,2dBm (SINAD)


IMGP2809

1295MHz ー122,4dBm (SINAD)


IMGP2810

メンテナンスがしやすい無線機です。


IMGP2811

feed BELCOM LS-102X 送信・受信できない (2021/9/7 0:19:47)
BELCOM LS-102X 送信・受信できないとのことでお預かりしました。


IMGP2523

基準キャリア周波数が発振しているか調べます。

クリップポイントはTP2

Screenshot

R511にスズメッキ線をハンダ付けして取り出しました。


IMGP2540

案の定、キャリア周波数が発振していませんでした。


IMGP2539

水晶発振子取り外し。


IMGP2541

異常の有無を調べます。


IMGP2542

発振が認められ、水晶の異常ではありませんでした。


IMGP2543

原因はBELCOMお決まりのスルホールの導通不良です。

再ハンダにて発振するようになりました。

IMGP2574

VCOが発振しているか調べます。

35Mhzを確認、正常に発振していました。

IMGP2535

16Mhzも正常に発振していました。

以上、発振に関しては問題ありません。

IMGP2536

どうして受信が出来ないか。。。

ミキサーのFETがNGです。

Q302 FET 2SK19 

Screenshot-5

2SK192Aが使われていました。

手持ちのあった2SK192Aに交換しました。

受信ができるようになりました。

IMGP2572

しかし、受信感度が悪すぎます。

強めのー60dBmの信号が受信できません。

Q301 FET 3SK41 異常

Screenshot-5

3SK59が使われていました。

手持ちのあった3SK59に交換しました。

しかし、これだけではだめでした。

IMGP2585

SSB・AMの受信感度が悪いままです。

Q304 Q305 Q306 Q307 交換しました。

Screenshot-1


Screenshot-2

2SC1815GRに交換。

2SC710とはECBが逆向きとなります。

以上で受信ができるようになりました。

IMGP2594

送信出来ないのはプリドライブトランジスタがNGでした。

Q104 2SC1957 
Screenshot-4

IMGP2537

トランジスタテスターで調べるとこのとおり。

トランジスタとしては機能していません。

IMGP2538

注文のうえ取り寄せました。

2SC1957

しかし、パワーは出るようにはなりませんでした。

IMGP2573

IC101 uPC1037 TXミキサーに2信号の入力があるのですが、以降の出力が無い状態です。

ICがNGかな?
Screenshot-3

ミキサーIC付近にて信号がどこまで来ているか調べているところ。


IMGP2575

信号は間違いなく来ています。

結果、ミキサーICに電源が回っていせんでした。

スルホール再ハンダでパワーが復活しました。

IMGP2574

SメーターをLED化しました。


IMGP2576

点灯確認。


IMGP2578

ボリューム類のネジを増し締めしました。


IMGP2577

基準キャリア周波数発振調整。

Screenshot

LSB


IMGP2579

USB


IMGP2580

CW


IMGP2581

AM・FM


IMGP2582

出力

HI 30W

IMGP2591

LO 10W


IMGP2592

AM 6W


IMGP2593

周波数調整。


IMGP2586

スプリアス良好。


IMGP2584

受信感度調整。


IMGP2587

感度が最大になるように調整しました。


IMGP2589

受信感度。

29MHz FM ー122,2dBm (SINAD)

IMGP2590

Sメーター調整。

ー73,0dBm のとき、

IMGP2597

Sメーター 9に調整。


IMGP2596

BELCOM 日本電業株式会社

いい無線機を作るメーカーでしたが今は無いのが残念ですね。

IMGP2595


各調整ポイント。

Sメーター SSB・AM

VR301

Screenshot-6

Sメーター FM

VR402

Screenshot-10

リファレンス周波数

VR102

Screenshot-9

受信感度

基準キャリア発振周波数

SSB・AM Sメーター

Screenshot-8

Sメーター FM

リファレンス周波数

Screenshot-11

測定器無しでの調整はオススメしません。

feed FT-900 送・受信できない アンロック (2021/9/7 0:18:00)
YAESU FT-900 アンロックにて送信・受信ができないとのことでお預かりしました。

メーカー修理が打ち切られ、無線機修理をしているところへ修理に出したが、修理不能で返されたとのことで私のところにやってきました。

電源が入りません。

IMGP2908

内部でプラグなどのケーブルがコネクタから外されており、元どおりにすると電源が入るようになりました。

IMGP2909

送信・受信ともにできません。


IMGP2910

7,5Mhzから14,5Mhzまでがアンロックで、ディスプレイが点滅する状態です。

IMGP2929

LOCALユニット点検。


IMGP2911

フィルターユニット点検。


IMGP2912

1st 局発の発振を点検

コネクタを外して、テストコネクタに差し替えます。

IMGP2916

オシロスコープにて発振を確認。

1st 異状なしです。

IMGP2917

2st 局発の発振を点検。


IMGP2914

70Mhz で発振を確認。

異状なしです。

IMGP2915

14MhzアンロックはVCO2に原因がありそうです。


1

LOCAL基板を裏返し、ほとんどバラバラ状態ですね。


IMGP2920

VCO部の点検です。


IMGP2919

オーナー様が同胞してくれたFETです。

交換しましょう!

IMGP2923

ここ、交換です。


IMGP2922

FET取り外しました。

わかるでしょうか

IMGP2924

FETを取り付けました。


IMGP2925

その他の半導体を交換しました。

デジタルトランジスター FA1A4P(NPN) FN1A4P(PNP)

バイアス抵抗10kΩ、47kΩ入りのトランジスターです。

IMGP2940

150Ωチップ抵抗交換。

アンロックはまだ直りません。

IMGP2942

トリマコンデンサー6pF点検。

異常なしです。

IMGP2921

リードインダクター周辺まで被った白い塗料を剥がします。

こういうのは浮遊容量に影響があるのです。

IMGP2931

インダクター取り外し。


IMGP2932

周辺の塗料を剥がしました。


IMGP2934

白い塗料を剥がして、パターンのスルホールを再ハンダをしました。


IMGP29411

ダイオード、電解コンデンサー交換。


IMGP2938


IMGP2941

取り外したリードインダクター不良です。

断線して導通がありませんでした。

回路図、部品リストから3,3uHであることがわかりました。

IMGP2947

部品の手持ちがないので作りました。

小型のフェライトコアに0,5mmのポリウレタン線を巻きます。

IMGP2944

9回巻いたところで約3,3uHとなりました。


IMGP2946

手巻きのインダクターを取り付けました。

VCOの発振を測定します。

IMGP2950

発振しました。

波形もキレイです。

IMGP2926

VCO電圧を規定の6,0Vに調整しました。


IMGP2928

14Mhz ロックしました。


IMGP2929

VCO信号経路のほとんどの部品を交換しましたが、インダクターの断線が原因だったわけです。

一つ一つ潰してゆく、こんな感じです。

周波数はロックするようになったのですが、ここからが始まりです。

送信・受信はまだできない状態です。

2


3

私の前に手を入れた無線機修理屋さんが触ったと思われるところ。

このコイルを回されていました。

とんでもないところで送信・受信をしている状態でした。

4

正しく調整しました。

何を調整しているかは割愛です。

IMGP2951


IMGP2952


IMGP2953

BPFの波形を見ているところ。


IMGP2956

周波数。

7,1Mhz で送信。

IMGP2954

しっかりと7,1Mhzを送信するようになりました。


IMGP2955

出力調整。

14MhzのCWにて、

IMGP2958

100W


IMGP2960

スプリアス良好。


IMGP2961

オートアンテナチューナーの動作確認。

SWRが2.0になるダミーロードを付けます。

IMGP2964

TUNER 正常に動作しました。


IMGP2965

受信感度。

29MhzのFMにて ー119,2dBm (SINAD)

IMGP2963

−12dB SINAD を指示

GO判定

IMGP2962

この無線機に手を入れた方、ご苦労された跡があります。

オーナー様もよく見捨てなかったと思います。

IMGP2967

feed TM-732 送信・受信できない (2021/8/31 9:27:20)
TM-732 送信・受信できないとのことでお預かりしました。

電源は入りますが、音も出ず送信もできません。

IMGP2867

回路に電源が回っていません。

電源レギュレーターICからの出力が0Vです。

IMGP2868

基板を取り外しました。


IMGP2869

電圧がない原因はチップヒューズがNGでした。

F201  25と書かれている部品です。 

IMGP2871

チップヒューズの導通が全くありません。


IMGP2870

回路図ではここ。

F201がNGになると、8V AVRから電圧が出ません。

あ

回路図から、チップヒューズは1Aであることがわかります。

過電流保護素子を使いました。 2Aのものです。

IMGP2872

過電流保護素子を取り付けました。

リード部品なので高さがあります。

IMGP2873

過電流保護素子の高さがシャーシに当たってしまうので、逃げ加工をしました。

ドリルで穴が開かない程度に削りました。

IMGP2874

パワーモジュール点検。


IMGP2875

アンテナ点検。


IMGP2876

基板をシャーシに取り付け組み立てです。


IMGP2877

フロントパネルのボタン止めスポンジがぼろぼろです。


IMGP2879

ゴムシートに交換しました。


IMGP2880

液晶が劣化して表示に滲みがありますが、交換部品の手持ちがありません。


IMGP2881

パネル照明をLED化しました。


IMGP2882

点灯確認しました。


IMGP2883

周波数調整。


IMGP2886


IMGP2885

出力調整。

10W

IMGP2884

FMデビエーション調整。

規定の4,4khz

IMGP2889

スプリアス良好。

145Mhz

IMGP2887

同、良好。

433Mhz

IMGP2888

Sメーター感度調整。

18dBuVのとき、

IMGP2894

Sメーターフルスケールに調整。


IMGP2892


IMGP2893

受信感度。

145Mhz ー124,3dBm (SINAD)

IMGP2890

433Mhz −122,0dBm (SINAD)


IMGP2891

受信感度スペックシール添付しました。


IMGP2895

時間が経つと液晶が良く見えるようになってきます。


IMGP2896

feed HITACHI CH-580 点検 (2021/8/28 1:07:43)
HITACHI CH-580 点検のためお預かりしました。


IMGP2849

部品の品質がよく、経年劣化が少ない無線機です。


IMGP2850

電解コンデンサーをオール交換しました。


IMGP2852


IMGP2864

ANL(オート・ノイズ・リミタ)回路をバイパスするためのスイッチを追加します。

外部電源プラグの横に穴をあけました。

IMGP2851

ANL回路をバイパスするスイッチを取り付け。

ノイズは大きくなりますが、小さな信号も聞こえるようになります。

バイパスさせるだけでANL回路はそのままですので元に戻せますが、戻すことはなくなるかも知れません。

IMGP2853

受信感度調整。

AM 1Khz 60パーセント変調の信号を入力します。

IMGP2854

テストポイントより測定し、感度が最大になるように調整します。


IMGP2855

受信感度。

ANL回避にて、 ー112,5dBm

IMGP2856

送信の調整。

ロッドアンテナを伸ばした状態にして、

IMGP2861

電界強度計の指示が最大になるように調整します。


IMGP2862


IMGP2863

周波数。

8CH 27,144Mhz

IMGP2857

出力。

0,5W

IMGP2860

スプリアス良好。


IMGP2858

状態の良い無線機です。


IMGP2866

格好よい無線機ですね。


IMGP2865

feed HITACHI CH-580 点検 (2021/8/26 12:42:33)
HITACHI CH-580 点検のためお預かりしました。


IMGP2812

メンテナンスがしやすい無線機です。

品質が良い部品が使われており、ボリュームのガリなども全くありません。

IMGP2813

ハンダ不良、パターン剥離などを点検。

異状なしです。

IMGP2814

ローディングコイルなどしっかりとした部品です。

電解コンデンサーをオール交換します。

コンデンサーの取り方。

IMGP2817

このようなハンダ吸い取りガンが無くても電解コンデンサーをキレイに取る方法。


IMGP2787

まずは、ここ


IMGP2818

コンデンサーの足2本同時にハンダを盛りつけます。

鉛入りのハンダを使ってブリッジにすると溶けやすくて良いです。

IMGP2819

ハンダこてで足を同時に温めてハンダを溶かします。


IMGP2820

ハンダが溶けた状態のとき、ピンセットやラジオペンチで引き抜きます。


IMGP2822

ハンダ吸収線で吸い取ります。


IMGP2823

無水アルコールで洗浄して終了です。


IMGP2824

電解コンデンサーをオール交換しました。


IMGP2825

ドライアップ状態です。


IMGP2826

アンテナコードが束ねられているので外します。


IMGP2829

取り外しました。

少しでも影響がないようにします。

IMGP2830

ANL(オート・ノイズ・リミタ)カットのバイパス配線を追加しました。

CH-580の受信は静かですが、受信感度が悪いわけではありません。

ANLの効きが優秀すぎるために、小さな信号が聞こえずらくなっています。

切替スイッチ用の穴を開けました。

IMGP2843

スイッチを取り付けました。

切替でANLがバイパスされます。

ノイズも大きくなりますが人間の耳は優秀です、ノイズの中から聞き分けてください(笑)。

IMGP2844

受信感度調整。

少し強めの信号を入力。

AM 1Khz 60パーセント変調

IMGP2831

テストポイントからの信号をオシロスコープで見ながら、感度が最大になるように調整します。

カウンターで1Khzが復調されているのがわかります。

キレイなサイン波です。

IMGP2834

受信感度。

ANLをバイパスした状態において、 ー113,0dBm

IMGP2835

周波数。

8CH 27,144Mhz

IMGP2836

送信の調整。

ロッドアンテナを伸ばした状態にて、

IMGP2847

電界強度計の指示が最大になるように調整。


IMGP2846

電界強度の状態を指示しているところです。


IMGP2845

電圧12Vのとき、送信時200mAくらいです。


IMGP2842

出力 0,5W


IMGP2841

スプリアス良好。


IMGP2837

ソニーやナショナルのハンディーCB無線機よりも小型なボディーです。


IMGP2848

feed TM-732 LED (2021/8/20 11:04:23)
TM-732 LED化のためお預かりしました。


IMGP2696

液晶パネル取り外し。


IMGP2698

バックライトをLED化しました。

点灯確認。

IMGP2701

ボタンストッパーのスポンジがぼろぼろです。


IMGP2697

ゴムシートに交換しました。


IMGP2699

電解コンデンサーの点検です。

膨らんだり、液漏れしているコンデンサーはありませんでした。

IMGP2702

ビニールテープがべたべたです。


IMGP2715

剥がしてみると、ギボシ端子になっていました。


IMGP2716

ここは切り離すことは無いと思いますので、熱収縮チューブで絶縁しました。


IMGP2717

以下、調整です。

周波数調整。

IMGP2705


IMGP2704

出力 

HI 50W

IMGP2710

FMデビエーション調整。

規定の4,4Khz

IMGP2711

スプリアス良好。

145Mhz

IMGP2706

同 433Mhz


IMGP2707

Sメーター調整。

フルスケール

IMGP2708


IMGP2709

受信感度。

145Mhz ー125,1dBm (SINAD)

IMGP2712

433Mhz ー122,5dBm (SINAD)


IMGP2713

受信感度スペック添付しました。


IMGP2714

受信感度も良く、周波数縦表示の無線機は使い安いと思います。

基本性能は出ています。

IMGP2719


ーーーー 追加記事 ーーーーーーーーーーーーー


オーナー様に聞いたところ、TM-732は車載用として使用したとのことでした。

車内の温度は100度℃以上になることがあり、電解コンデンサーは熱に弱くあっという間に寿命をむかえてしまいます。

劣化の状態は外側だけを見ただけではわかりません。

よって、電解コンデンサーをオール交換することにしました。


バックライトのLED化について、前記のときに記事にならなかった画像を追加しました。

IMGP2739

LEDの電流制限抵抗。

R8・R9 10Ωから270Ωに交換。


a

R8 チップ抵抗270Ω取り付け。


IMGP2740

R9 チップ抵抗270Ω取り付け。


IMGP27412

パネル基板のC8、アルミ電解コンデンサーを交換します。


IMGP2741

C8 取り外し。

交換用のコンデンサーはオーナー様が用意してくれたものを取り付けました。

IMGP2742

アンテナを取り外します。


IMGP2770

基板を取り外したところ、貫通ピンにハンダを流し込み過ぎた跡がありました。

ショートするところギリギリで助かった状態です。

こういうこともあるので、分解して良かったと思います。

IMGP2749

ハンダを除去しました。


IMGP2750

アルミダイカストのフレームは丈夫で放熱も良いです。


IMGP2766

冷却FANの点検。

異常なしです。

IMGP2768

ファイナルIC点検。


IMGP2767


IMGP2769

電解コンデンサーは見た目では膨らみや液漏れなどはありませんが、車載用に使ったため劣化が進んでいるものと思います。


IMGP2751

電解コンデンサーの外し方。

TM-732のコンデンサーはピン足を曲げて取り付けられています。

振動などに対しての信頼性は増しますが、そのぶん取り外しは困難となります。

IMGP2752

部品を取り外すには電動ポンプ式のハンダ吸い取りガンを使います。

TM−732の場合はハンダが十分に吸い取れずにホールに残ってしまいます。

融点が高めの鉛フリーハンダと相まって、コンデンサーを抜くにはだいぶ手こずります。

IMGP2787

電動ポンプ式のハンダ吸い取りガンが役に立たなくても、部品を取るために私がやっている方法は次のとおりです。

取り外した部品は破壊されて使い物にならなくなるのが前提です。

ラジオペンチではさんで、

IMGP2762

金属疲労で足を折ってしまいます。

ラジオペンチで何回もひねり、ねじ切ってしまうのが早いです。

IMGP2753

基板に残った足もねじ切って、このような状態にします。


IMGP2755


IMGP2760

鉛フリーハンダは融点が高いためになかなか溶けないため、鉛入りのハンダにて追いハンダをします。

ハンダの成分が変化して、いくらか低温でも溶けやすくなります。

IMGP2756

ハンダ吸収線で吸い取ります。


IMGP2757

ハンダゴテで溶かしながら残骸をピンセットでつまめば楽に抜けます。


IMGP2758

ハンダ吸収線でホールを整えたのち、アルコール洗浄して終了です。


IMGP2759

電解コンデンサーをオール交換しました。

105度℃品

IMGP2763

433MHz 基板交換前。


IMGP2764

交換後。

105度℃品

IMGP2765

コンデンサーの残骸です。

ドライアップ状態です、オール交換してよかったと思います。

IMGP2788

組み立て。


IMGP2771

電解コンデンサーに火が入りました。

電源を入れっ放しにしてエージング中

IMGP2772

メモリーバックアップ電池の点検。


IMGP2743

電圧は3,2Vありました。

まだOKですが交換しました。

IMGP2744

バックアップ電池を取り外しました。


IMGP2745

ソケット式に交換しました。


IMGP2746


IMGP2773

各部の調整。

周波数調整。

IMGP2776


IMGP2775

出力 

HI 50W

IMGP2774

スプリアス良好。

145Mhz

IMGP2777

同 良好。

433Mhz

両BAND共、前の状態よりも良くなったと思います。

IMGP2778

FMデビエーション調整。

規定の4,4Khz

IMGP2779

Sメーター感度調整。

18dBuV を入力し

IMGP2785

Sメーターフルスケールに調整。


IMGP2783


IMGP2784

受信感度。

145Mhz ー125,1dBm (SINAD)

IMGP2780

433Mhz 

ー123,0 (SINAD)

少し良くなりましたね。

IMGP2781

受信感度スペックシール張替えました。


IMGP2782

リニューアルしたTM-732

受信音も大きくハッキリと聞こえるようになりました。

車載での運用後は、涼しいところに仕舞って欲しいです(笑)

IMGP2786


feed SONY ICB-870 送信できない (2021/8/17 2:29:18)
SONY ICB-870 送信できないとのことでお預かりしました。


IMGP2720

送信の信号がどこまで来ているか調べています。


IMGP2723

オシロスコープで追いかけてゆくと、高周波増幅まではOKです。


IMGP2722

変調励振増幅のトランジスターがNGであることがわかりました。

2SC773 廃番品です。

IMGP2725

変調励振増幅 Q15。

2SC1815に交換しました。 

2SC773とはピン足のパターンが逆ですので、反対向きに取り付けます。

27Mhzくらいなら問題なく動作してくれます。

画像は交換前のQ15の状態です。

IMGP2724

各部を調整してゆきます。


IMGP2727

送信調整。

ロッドアンテナを伸ばして、

IMGP2736

電界強度計の指示が最大になるように調整します。


IMGP2737

周波数調整。

4CH 27,080MHz

IMGP2731

8CH 27,144Mhz


IMGP2732

スプリアス良好。


IMGP2733

出力。

MAX 1Wのパワー計で 半分くらいです。 最大の方向→

IMGP2734

受信感度調整。

受信に関するコイルを回して、

IMGP2728

感度が最大になるように調整します。


IMGP2729

受信感度。

ー112,0dBm

IMGP2730

Sメーター照明追加しました。

白色LED

IMGP2735

送信パワーも回復し、基本性能は引き出しました。

お楽しみください。

IMGP2738


« [1] 35 36 37 38 39 (40) 41 42 43 44 45 [47] » 

execution time : 0.063 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
26 人のユーザが現在オンラインです。 (22 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 26

もっと...