無線ブログ集
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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
RJ-410 PTTガリ音
(2023/12/30 11:54:25)
TJ-410 PTTを押したときにガリ音が送信されるとのことでお預かりしました。
部品を点検。
パターン、ハンダ不良を点検。
PTTを押したときにガリ音が送信されるとのこと。
モニターしたところ、ガリガリ音がでています。
PTTスイッチを取り外しました。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
PTTスイッチのリペアOKです。
ガリ音も解消しました。
ボリュームにもガリがあるとのこと。
取り外し。
分解。
カーボン抵抗体に酸化膜があります。
洗浄しました。
ボリュームのリペアOKです。
ガリ音も解消しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
大きいものは寝かして取付けています。
ロッドアンテナに曲がりとガタツキがあります。
曲がり調整しました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー124,0dBm
送信・受信性能が片寄ることはなく、どちらも良い、バランスがとれた無線機です。
ICB-770 8チャンネルが使えない
(2023/12/30 11:50:21)
ICB-770 8チャンネルが使えないとのことです。
8チャンネルは音も出ず、使えない状態です。
分解すると、ネジが1個出てきました。
左側のストラップアンカーがありません。
ネジはアンカー止めが脱落したものです。
右側のストラップアンカーは有ります。
バッテリーケースの蓋。
スポンジがボロボロで、粉状になったものがケース内に落ちてしまいます。
スポンジを剥がしました。
バッテリーケースを取り外し。
部品の点検。
パターン、ハンダ不良を点検。
フロントマスクを取り外し。
8チャンネルが使えないとのことで、チャンネルスイッチを取り外しました。
接触不良です。
接点が酸化しています。
洗浄しました。
接点を研磨しました。
接点を研磨したままだと酸化してしまうので保護剤を塗布しました。
チャンネルスイッチOKです。
PTTスイッチにガリがあるため取り外しました。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
PTTスイッチOKです。
Sメーター照明をLED化します。
LEDに交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
交換部品です。
アンテナのガイドカバーが抜けてしまいます。
アンテナとのはめ合いを調整し、抜けないようにしました。
外部電源の逆接続保護ダイオードを入れました。
対策無しの場合、電源の極性を間違えたら送信も受信もできなくなり一発でアウトです。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー124,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
よく飛び、よく聞こえる無線機です。
IC-208 パワーが出ない
(2023/12/27 13:53:43)
IC-208 パワーが出ないとのことでお預かりしました。
受信感度も悪いとのことです。
基板は1枚です。
ファイナルICのハンダ付けがあまいです。
ハンダ強化しました。
アンテナコネクターのハンダ付けがあまいです。
わずかしか接していません。
古いハンダを吸い取り、やり直します。
再ハンダ強化しました。
パワー復活しました。
20W
測定と調整。
基板上に回すところは一切無く、調整モードに入りソフトウェアコマンドにて行います。
周波数調整。
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー125,4dBm (SINAD)
433Mhz ー125,5dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
基本性能は出ています。
シンプルな操作感の無線機です。
ICB-707 送信時メーター振り切れ
(2023/9/7 16:16:47)
ICB-707 送信時にメーターが振り切れるとのことです。
部品面を点検。
パターン面を点検。
あやしい場所には再ハンダをしました。
送信時にメーターが振り切れるとのこと。
「ブーっ」というノイズもひどいです。
コンデンサーマイクユニット(ECM)に貼られたスポンジが加水分解にてベタベタになっています。
コンデンサーなので浮遊容量が影響します。
スポンジを取って洗浄しました。
メーターの振り切れ、ノイズも解消しました。
チャンネルスイッチにガリがあります。
スイッチを取外しました。
分解、接点を洗浄しました。
チャンネルスイッチOKです。
バックライトをLED化しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
バッテリーの端子が錆びています。
端子の錆びを研磨しました。
マイクの引き出し場所はテンションが強くかかります。
ひび割れから割れていました。
プラリペアにて補修しました。
ガッチリと接着しました。
測定と調整。
基準発振周波数を調整。
16,2730Mhz
周波数。
27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアス良好。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー123,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
PTT付きマイクが便利な無線機です。
RJ-450 受信感度が悪い
(2023/9/4 17:02:32)
パターンを点検。
RJ-450 受信感度が悪いとのことでお預かりしました。
基板を取外し。
パターンを点検。
あやしい場所は再ハンダしました。
電解コンデンサーはオーナー様が交換済みです。
ANLをカットしました。
サービスマニュアルにより各部を調整します。
テストポイントを取付けます。
各コイルを調整。
37Mhz発振を調整。
10,695Mhz発振を調整。
27Mhz MIX 調整。
発振を最大に調整します。
周波数。
27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー121,0dBm
感度回復しました。
アンテナローディングコイルを最大に調整。
PTT付きマイクが便利な無線機です。
IC-575 送信インジケータが点灯しない
(2023/9/2 22:43:52)
IC-575 送信インジケータが点灯しないとのことです。
送信インジケータが点灯しません。
インジケータLEDです。
DS2
LEDへのアクセスはフロントを分解します。
LEDの取付け部。
送信時には電圧がかかっているのを認めました。
不点灯なのはLEDが不良のためだとわかりました。
LEDを取外し。
トランジスターテスターで調べるとダメージパーツです。
交換用にする普通の砲弾型LEDです。
テスターで調べると定格電圧は1,89Vでした。
電流制限抵抗の交換無しでよいとします。
パネルの窓に合うように凸型に削りました。
送信インジケータ点灯OKです。
バックライトをLED化します。
本機は過去に電球が交換された跡があります。
LEDに交換しました。
LEDの点灯を確認しました。
SPCHのボタンが欠損しています。
スイッチだけの状態です。
別の場所から外したボタンです。
ボタンのコピーを作成します。
100円ショップで購入した「おゆプラ」です。
お湯でやわらかくして何度でも作れるねんど
80度℃くらいのお湯で柔らかくするのですが、私は熱風で柔らかくしています。
ボタンを包みます。
冷えて固まったら、ボタンを取出します。
コピー型の出来上がりです。
コピー型にUVレジンを流し込み、UVランプで硬化させます。
UVランプは美容ネイル用のものです。
コピーの完成です。
黒色に塗装しました。
SPCHボタンOKです。
バックアップ電池の電圧、
3,1Vありました。
測定と調整。
周波数 29,00Mhz
出力 90W
スプリアス良好。
Sメーター感度。
ー73dBm 受信のとき、
Sメーターの指示9、業界標準OKです。
受信感度。
29Mhz FM ー120,3dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
メンテナンス完了です。
TH-77 パワーが出ない
(2023/9/2 10:45:07)
TH-77 パワーが出ないとのことでお預かりしました。
分解。
電解コンデンサーが劣化して液漏れしています。
144Mhzユニット。
劣化した電解コンデンサーを交換します。
コンデンサーを取外し。
機能していない状態です。
基板を洗浄しました。
パターンの腐食もまだ大丈夫なようです。
コンデンサーを交換しまし。
144Mhzユニットを取外しました。
この下には430Mhzユニットがあります。
430Mhzユニット。
電解コンデンサーが劣化しています。
コンデンサーを取外しました。
機能していない状態です。
コンデンサーを交換しました。
背が高いので倒して取付けました。
コントロールユニット。
電解コンデンサーが劣化しています。
コンデンサーを取外し、基板を洗浄しました。
フィルム基板のパターンはハンダの熱に弱く、腐食が進がすすむと剥がれてしまいます。
失われたパターンへのハンダ付けはできないので、細線を取付けました。
付近のパターンに配線しました。
電解コンデンサーを予備修理で交換しました。
パワーが出ない原因。
コントロールユニットのAVRトランジスターが不良であることがわかりました。
Q8 2SB1182
2SB1182 交換しました。
コントロールユニット。
フィルム基板
ボリューム部分の電解コンデンサーを交換しました。
操作ボタンの導電ゴムを洗浄。
ボタン接点を洗浄しました。
一度外したものは、出来ることをやっておきます。
測定と調整。
周波数調整。
出力 144Mhz 5W
430Mhz パワーモジュールが不良です。
残念ながら手持ちが無く、十分なパワーが回復しませんでした。
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
微弱なパワーは出ているので、自動車の前と後ろくらいであれば通話が出来ると思います。
受信感度。
145Mhz ー123,3dBm (SINAD)
433Mhz ー123,0dBm (SINAD)
交換部品。
デュアルバンドハンディー機では人気があった無線機です。
IC-207 144Mhzパワーが出ない
(2023/8/31 1:27:04)
IC-207 144Mhzのパワーが出ないとのことでお預かりしました。
IC-207は基板1枚です。
144Mhz側のパワーモジュール。
ピン足のハンダ付けが浅いです。
拡大。
ハンダ付けが浅いですよね。
拡大。
古いハンダを吸取りました。
1番ピンの足にRFプローブを当てて、プリドライブ出力の有無を調べます。
RFプローブにて十分な出力を検出しました。
プリドライブ段はOKのようです。
モジュールの2番ピン足に送信時8Vがかかるか調べます。
3番ピン足に13,8Vがかかっているか調べます。
どちらもOKです。
ファイナルモジュールの不具合を疑う所見ですが、ピン足のハンダ付けが浅いところを強化しました。
モジュールは生きていました。
出力 20W出ます。
出力 20W出ます。
430Mhz側モジュールのピン足ハンダについても強化しました。
バックライトをLED化しました。
点灯を確認しました。
測定と調整。
周波数調整。
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー124,5dBm (SINAD)
受信感度。
433Mhz ー123,5dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
メンテナンス完了です。
ICB-R5 送信・受信不良
(2023/8/30 13:13:06)
ICB-R5 送信・受信不良とのことでお預かりしました。
Sメーターが異状、スイッチOFFでもこの状態です。
ラジオ周波数がグチャグチャな表示になります。
受信の音量が小さいです。
スピーカーの配線を点検するも異状無しのため、受信感度が低下しているようです。
送信出力も低下しています。
ウレタンスポンジの加水分解にて、内部がボロボロのゴミでいっぱいです。
電池ケースのスポンジがボロボロになってケース内に落下します。
ボロボロのスポンジを清掃しました。
部品実装側もボロボロのスポンジを清掃しました。
Sメーターをメンテナンスします。
取外した状態でもメーターが振ったままです。
分解し、ユニットだけを取外しました。
磁化されているようです。
消磁器をかけました。
Sメーターの動作OKです。
電解コンデンサー、水晶発振子など部品交換のため、基板をフレームから外します。
ラジオチューニング機構を取外し。
電解コンデンサーの交換が出来るようになります。
プラスチックモールドの水晶発振子を交換します。
金属製の水晶発振子に交換しました。
チャンネルスイッチをメンテンナンスします。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
チャンネルスイッチOKです。
PTTスイッチをメンテナンスします。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
PTTスイッチOKです。
電源スイッチをメンテンナンスします。
ガリがあります。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
電源スイッチOKです。
3チャンネルのときに8チャンネルと表示されます。
これは3チャンネルの状態です。
セグメントへの配線が外れていました。
再ハンダ後、チャンネル表示OKです。
受信感度低下。
中間周波数増幅トランジスター交換、各コイルを調整。
電解コンデンサーをオール交換しました。
Sメーター照明をLED化しました。
希望により電球色LEDに交換。
点灯を確認しました。
昭和の色です。
送信出力が出ません。
ファイナルが異状だと思われました。
ファイナルを取外しました。
2SC1760
ファイナルを交換しましたが、出力は出ないままです。
ファイナルの異状ではありませんでした。
プリドライブ段のトランジスターを交換します。
2SC773、2SC930を交換しましたが、まだ出力が出ません。
出力波形を観測中。
波形がおかしいことに気が付きました。
キャリアの増幅がありません。
搬送用周波数変換のFETが不良とわかりました。
原因はここ。
FETが不良です。
2SK23A 交換しました。
出力が出るようになりました。
ラジオの周波数表示がグチャグチャになる問題です。
ユニット分解。
ラジオ周波数1280Khzくらいまでは正常に表示します。
分周器からの出力。
正常なとき。
ラジオ周波数1280Khz以上にすると、表示がグチャグチャになります。
分周器からの出力。
グチャグチャのとき。
ラジオチューナーからの信号は正常に送られています。
受信周波数+455Khz
この場合、ラジオは1400Khzを受信中です。
基板を接続しているピンのハンダを取って、2つに分解です。
この状態で動作の確認はできません。
分周器がNGなのか。。。
MSM5535
ケーブル類を全て外して再構築しました。
電解コンデンサー交換。
分周器手間にあるバッファーアンプトランジスターがNGとわかり交換しました。
Q172 2SC930
電解コンデンサー、トランジスター、抵抗を交換。
周波数表示OKです。
電源ジャック逆接続保護ダイオードを追加しました。
交換部品。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー118,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
ほぼフルメンテナンスです。
完了しました。
ICB-680 受信できない
(2023/8/26 15:30:28)
ICB-680 受信できないとのことです。
電池ホルダーのロック形状から、本機は前期型です。
電源は入りますが、雑音も音も出ない状態です。
時々受信できるときもありますが、すぐに受信できなくなりスケルチが掛かったような感じです。
信号を入れて回路を追いかけてゆくと、中間周波数増幅にあるセラミックコンデンサーが不良だとわかりました。
C21 0,022uF
不良コンデンサーを交換し、安定して受信ができるようになりました。
PTTスイッチをメンテナンスします。
接点復活剤が吹きかけられており、油でベタベタです。
分解、アルコール洗浄しました。
接点を研磨しました。
研磨した接点はそのままだとすぐに酸化してしまうので保護膜を作ります。
防錆・潤滑保護のため。
PTTスイッチメンテナンスOKです。
チャンネルスイッチをメンテンナンスします。
2チャンネルの調子が悪いですが、本スイッチが原因ではありません。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
チャンネルスイッチのメンテンナンスOKです。
プラスチックモールドの水晶発振子を交換します。
金属製の水晶発振子に交換しました。
2チャンネルの調子が悪かったのは、水晶発振子が不良のためです。
2チャンネル用 ☓バツです。 発振しません。
電解コンデンサーをオール交換しました。
交換部品。
希望によりSメーターの照明を追加しました。
外部電源ジャックの逆接続保護ダイオードを入れました。
これが無いと一発でアウトです。
測定と調整。
27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアス良好。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー122,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
はぼフルメンテナンスにて基本性能はOKです。
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