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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
IC-736 液晶不良
(2023/8/20 0:20:18)
IC-736 液晶不良
ネガタイプ液晶の表示がメチャクチャです。
フロントカバーを取外し。
基板ごと取外します。
基板を取外しました。
液晶の交換は74本あるピンのハンダを取る必要があります。
ポジタイプの液晶が入手できたので交換ました。
液晶の点灯を確認しました。
バックライトをLED化。
Sメーターの照明をLED化しました。
部品の状態を点検。
各部を点検。
オプションフィルターの取付けはありません。
測定と調整。
サービスマニュアルにより各部を調整。
周波数調整。
7,10Mhz
出力 130W
スプリアス良好。
Sメーター感度。
ー73dBm受信のとき、
Sメーター感度9を指示。
業界標準OKです。
受信感度。
SSB プリアンプON ー130,8dBm
受信感度スペックシール添付。
メンテナンス完了です。
TS-930 電源スイッチがロックしない
(2023/8/19 10:31:39)
TS-930 電源スイッチがロックしないとのことでお預かりしました。
電源スイッチがロックしないとことです。
フロントパネルを取外し。
スイッチが見えます。
基板を外しました。
スイッチのみを取外します。
ロック機構をメンテンナンスします。
分解。
接点を洗浄しました。
ロック機構を再構築しました。
組み立て後の動作OKです。
Sメーター照明が切れています。
照明をLED化しました。
測定と調整。
周波数 7,10Mhz
出力 110W強
スプリアスの状態。
Sメーター指示。
ー73dBmを受信のとき、
Sメーターの指示9 OKです。
ALCの調整。
OKです。
受信感度。
SSB ー133,0dBm
受信感度スペックシール添付。
重量のある無線機です。
高級機ですね。
FT-5800 調整
(2023/8/12 2:10:23)
FT-5800 調整のためお預かりしました。
基板のほこりを清掃します。
清掃しました。
部品の点検。
コントロールユニットの点検。
メンテナンスされた跡があります。
ケーブルが切れそうでした。
ケーブルが短いものは交換。
やり直しました。
バックライトのLED化が未実施でした。
LEDに交換しました。
バックライトの点灯を確認しました。
測定と調整。
周波数。
出力 433Mhz 10W
出力 1260Mhz 10W
スプリアス良好。
433Mhz
スプリアス良好。
1260Mhz
受信感度。
433Mhz ー123,7dBm (SINAD)
1260Mhz ー123,0dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
格好いい無線機です。
IC-339 バックライト切れ
(2023/8/12 1:57:26)
IC-339 バックライト切れのためお預かりしました。
明るいところでしか表示が見えません。
部品の状態を点検しました。
パターン、ハンダ不良を点検しました。
バックライトをLEDに交換します。
LEDに交換しました。
LEDの点灯を確認しました。
バックアップ電池の電圧。
3,2Vありました。
測定と調整。
周波数調整。
出力 15W
スプリアス良好。
Sメーター調整。
V・UHF標準 ー93,0dBmを受信のとき、
Sメーター9を指示するように調整。
FMデビエーション
ICOM 標準 4,8Khz
受信感度。
ー123,7dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
必要な機能はボタンに割り当てがあり、使いやすい無線機です。
WELZ SP-350 較正
(2023/8/11 1:52:09)
WELZ SP-350 較正のためお預かりしました。
希望により、古くなったMコネクターを交換します。
HF・VHF側。
交換用Mコネクター。
UHF側。
方向性結合器が入っていました。
コネクターは交換します。
コネクター交換のため分解しました。
組み立て後、方向性結合器を調整。
アンテナ入力・出力を逆にしながら、その差が最小になるようにトリマーを調整します。
0,5W。
0,5W指示。
10W。
10W指示。
50W。
50W指示。
100W。
100W指示。
製造工程はほぼ手作りで組み立てられた精密機器です。
クラニシ RW-151D 較正
(2023/8/11 1:15:35)
クラニシ RW-151D 較正のためお預かりしました。
メーター0点を調整。
入力コネクターが緩く、回ってしまいます。
増し締めしました。
50Ωのダミーロード入りです。
検波ダイオード。
調整用ボリューム。
FT-817ND
0,5W
0,5Wを指示。
FT-897
5W
5W指示。
20W。
20W指示。
100W。
100W指示。
145Mhz。
145Mhz 50W。
50W指示。
無調整です。
ほぼOKでした。
WELZ SP-15M 較正
(2023/8/11 1:00:40)
WELZ SP-15M 較正のためお預かりしました。
送信出力ソフトウェア調整の無線機を使いました。
・YAESU FT-817ND
・YAESU FT-897
0,5W出力
0,5W指示に調整。
10W出力。
10W指示に調整。
50W出力。
50W指示に調整。
100W出力。
100W指示。
SWR CAL
SWR 2,0になるダミーロード
SWR 2,0を指示。
白抜き文字が見やすいです。
TM-732 音が小さい、スケルチ不良
(2023/8/8 17:57:58)
TM-732 音が小さく、スケルチも不良とのことです。
音が小さいとのことで、オーディオに関係するところを点検します。
基板取り外し。
オーディオICを点検するも異状はありませんでした。
オーディオ出力のカップリングコンデンサーを交換しました。
ボリュームが載っているコントロール基板を取り外しました。
電解コンデンサーからの液漏れで周囲が腐食しています。
電解コンデンサーは熱に弱く、高熱になる車内で使用されるモービル機は劣化が早いです。
コンデンサーを取り外し。
滲み出た電解液で基板が濡れています。
アルコール洗浄後、ハンダメッキをしました。
電解コンデンサーを取付け。
高さが出てしまうため、低くなるように寝かして取付けました。
液漏れコンデンサーが付いていた裏側の状況を点検します。
漏れた電解液がスルーホールを伝わり基板の裏側にまわってしまいます。
液晶パネルを外さないとアクセスできません。
(液晶パネルの取り外しは危険です。再取付け後に一部のカーソルが不点灯になる場合があります。)
やはり、漏れた電解液がまわっていました。
アルコール洗浄。
スルーホールを洗浄しました。
スルーホールが腐食により断線していました。
ボリュームの音が小さく、スケルチが不良だったのはスルーホールが断線したのが原因です。
オーディオ、スケルチOKです。
バックライトをLED化しました。
LEDの点灯を確認しました。
LED化は発熱対策にも良く、太陽に照らされても良く見えるようになります。
ボタン止めのスポンジが劣化してぼろぼろです。
加水分解してこのようになります。
ゴムシートに交換しました。
測定と調整。
周波数調整。
出力 10W
スプリアス良好。
145Mhz
良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー124,6dBm (SINAD)
受信感度。
433Mhz ー124,2dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
CQを出すときにはスケルチを開いていると思います。
電子スケルチではないアナログボリュームのスケルチを重宝する方にとっては、他に変え難い無線機かと思います。
FT-900 周波数アンロック
(2023/8/7 14:04:40)
PLL ローカルバンドパスフィルター以前の回路に問題があるものと思われますが、このころの無線機はマイコンにより制御されており、複雑な構成です。
動作しているところを調整してゆきます。
FT-900 24Mhz以上で周波数アンロックとのことでお預かりしました。
リセットをかけます。
UP、DOWNキーを同時に押しながら電源ONです。
リセット後も回復せず、アンロック症状のままです。
表示が点滅(フリッカー)します。
PLL回路を点検します。
ケースはハンダで封がされています。
吸取ります。
ケースの蓋が持ち上がってこないのでおかしいと思ったところ、ボンドがベッタリ付いていました。
蓋に付いたボンドをカッターで剥がします。
PLLの制御は4分割されており、24Mhz以上はTC1005と記載された区画になります。
トリマコンデンサーがボンドで回せないためカッターで剥がします。
必要なところだけですが、ボンドを剥がしました。
トリマコンデンサーを回してもVCO電圧の変化がありません。
トリマコンデンサーを外すため、基板を取り外し。
裏返し。
トリマコンデンサーを点検するも、容量の変化が認められました。
トリマコンデンサーの異状ではないようです。
パターン、ハンダ不良を点検。
追いハンダをしました。
FETとデジタルトランジスタを交換します。
FET 2SK210 交換。
デジタルトランジスタ交換。
アンロックは解消せず、どうやらVCOの異状ではないようです。
テストポイントからの測定。
PLLの発振状態。
アンロック発振停止の状態。
ロック制御の信号が来ていない状態です。
ロジックICを交換します。
74LS145 取り外し。
交換用のロジックIC。
ロジックICを交換しました。
無線機が冷えているときにはロックすることがありますが、時間が経つとアンロックが再発します。
PLL ローカルバンドパスフィルター以前の回路に問題があるものと思われますが、このころの無線機はマイコンにより制御されており、複雑な構成です。
周波数4分割の切替え信号の出力問題かも知れません。
オシロスコープで追いかけている様子です。
オシロスコープで追いかけている様子です。
動作しているところを調整してゆきます。
2nd Lo 70Mhzの発振。
送信周波数。
7,10Mhz
出力 希望により50Wから100Wに変更しました。
スプリアスの状態。
受信感度。
7,10Mhz SSB ー124,0dBm
アンロックの原因は多岐にわたり、ハンダ不良の手直しで治ることもあれば、CPUや水晶発振子の異状ということもあります。
高い信号を低い信号にわざわざ変換するカラクリもあって、制御が複雑なところ全てを理解するのは設計した方でないとわかないのが実情です。サービスマニュアルにもチャートの記載はありません。
他の機種につて本機と同様の制御方法をとっている症例も調べるなど、時間もかかりましたが、残念ながら追い切れませんでした。
FT-8800 電源が入らない
(2023/8/4 18:10:43)
FT-8800 電源が入らないとのことです。
リセットをかけます。
V/Mキーを押しながら電源ONです。
リセットモードで起動しました。
Fー5 ALL RESET を選択。
起動OKです。
バックライトにはLEDが使われています。
ボリュームがグラグラしています。
ネジを増し締めしました。
測定と調整。
すべての調整はセットモードに入り、コマンドにて行ないます
周波数。
出力 50W
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
スーパーDXをONにしました。
スーパーDXがONのときにはインジケーターが点灯します。
受信感度。
145Mhz ー123,1dBm (SINAD)
433Mhz ー124,1dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
DX ON
レイアウトはSTANDARDモービル機のスタイルを受継ぐ無線機で、使いやすいです。
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