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link JHGのブログ JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)

現在データベースには 506 件のデータが登録されています。

feed JRC NRD-515 MHzダイヤル不調 (2023/6/10 22:34:11)
JRC NRD-515 Mhzダイヤル不調とのことです。


IMGP1130

独立したトランスミッターとレシーバーにより1対となるセパレート式の無線機です。

本機はレシーバーのほうですね。

IMGP1131

ホコリが多いので清掃します。


IMGP1134

掃除機


IMGP1137

ざっとですが吸取りました。


IMGP1302

Mhzダイヤルが不調。

8、9、18、19、28、29が反応しません。

IMGP1133

Mhzダイヤルの接点を点検洗浄しました。


IMGP1285

Mhzダイヤルを切り替えるとLEDのインジケーターが短く点きます。

正常に点くため、接点の不良ではないとわかります。

各所にはテストポイント(TP)が設けられ、メンテナンス性重視の設計です。

IMGP1286

PLLがアンロックの状態ではこのLEDが点きます。

正常です。

状態が一目でわかり、メカニックには有り難いです。

スバラシイです。

IMGP1287

JRCの無線機は極力配線の無い設計です。

基板はスロット式にてマザーボードに刺さっています。

ガラエポ製基板です。

IMGP1288

ブロック図

Mhzダイヤルはアップダウンカウンターを通してゲート回路に向かいます。


Screenshot from 2023-06-10 19-54-04

Mhzダイヤル信号はシンセサイザー基板に入ります。


Screenshot from 2023-06-10 19-52-32

シンセサイザー基板です。

ロジックICがズラリと並んでいます。

めまいがします、これを設計する人はスゴイですね。

IMGP1135

ブロック図と回路図、基板の部品を追いかけ、ロジックICのピン足をオシロスコープにて信号が出る出ないを調べてゆきます。

IC5が不良とわかりました。
Screenshot from 2023-06-10 19-53-36

TC4510 アップダウンカンター不良

CD4510BEを入手できたので交換します。(互換品)

IMGP1283

IC5 交換しました。


IMGP1284

MhzダイヤルOKです。

ダメだった8Mhz

IMGP1293

8Mhz 表示しました。


IMGP1291

周波数早送り、UP DOWNスイッチが動作しません。


IMGP1132

UP DOWNのブロック図
 

Screenshot from 2023-06-10 19-54-04

信号はシンセサイザー基板に向かいます。


Screenshot from 2023-06-10 19-52-32

ロジックICを追いかけます。

IC18、IC19が不良とわかりました。

信号が出ていません。

Screenshot from 2023-06-10 19-53-07

シンセサイザー基板。

ロジックICのハンダ不良を点検、あやしい場所は再ハンダしました。

スルーホールも多いです。

IMGP1138

IC18 TC4011入手。


IMGP1139

IC18 TC4011
IC19 TC4049

交換しました。

周波数早送りOKです。

IMGP1140

不良ICです。


IMGP1305

受信感度。

7,10Mhz ー126,0dBm

たいへん良い耳です。

IMGP1301

受信感度スペックシール添付。


IMGP1304

ー73dBm受信のとき、

(HFではSメーター指示9の標準値)

IMGP1299

Sメーター指示9です。

Sメーター照明はあえてLED化にしませんでした。
ランプが切れた場合の電球交換もメンテナンス性が良いソケット式です。
簡単にできるので、交換の楽しみも味わえます。

IMGP1300

BC帯(中波放送)受信のとき、


IMGP1294

BC TUNEを調整すると、


IMGP1295

ベストな感度で受信できます。


IMGP1296

JRCの無線機はメンテナンスされることが前提の設計。

プロ用船舶に搭載されることが多いですが、本機はアマチュア無線に向けたものかと思います。

JRCは初めて診ましたが、ものがいいのは間違いありませんでした。

IMGP1303

feed YAMAHA 伴奏君Ⅱ 液晶不良 (2023/6/7 23:40:28)
YAMAHA 伴奏君Ⅱ 液晶不良とのことでお預かりしました。


IMGP1243

ACアダプターのカバーが半分に割れてしまいます。

コンセントから引っ張った際にこうなると、100Vに触れて感電します。

ひじょうに危ないです。

IMGP1233

ネジ受けが割れています。


IMGP1234

完全にネジは効かない状態です。


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ノイズが少ないトランス型の電源ユニットにて、しっかりしたものです。


IMGP1236

ネジ受けを接着剤で仮止めします。


IMGP1237

材質はPPO(ポリフェニレンオキシド樹脂)

耐熱性にすぐれたプラスチックです。

IMGP1240

リューターで削って回りを荒らします。


IMGP1238

プラリペア。

アクリルパウダーと溶剤です。

IMGP1239

カチカチに固まりました。


IMGP1241

しっかりとネジが締まるようになりました。

ACアダプターの修理OKです。

IMGP1242

液晶パネルを取り外します。


IMGP1244


IMGP1245

フレキシブルケーブルのハンダをやり直します。


IMGP1246

古いハンダを取ります。


IMGP1248

補強のための両面テープを貼ります。


IMGP1250

古いハンダを取り。


IMGP1247

再ハンダにより構築します。


IMGP1251

ICも再ハンダ強化しました。


IMGP1252

液晶表示しました。


IMGP1253

メニューの操作もOKです。


IMGP1254

スピーカーに角度がついており、音が広がるようになています。


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内蔵メモリーにMIDIデーターをインプット。

再生音の確認中です。

IMGP1257

YAMAHAのMIDIデーター再生機は他に代替え品も無いようです。

テンポ、転調、楽器各パートの間引き、メトロノームなど、いろいろ多機能なプレイができます。

音楽のレッスン用に特化した機器、なるほど伴奏君ですね。

IMGP1258


feed FT-897 パワーが出ない (2023/6/7 2:47:06)
FT-897 パワーが出ないとのことです。


IMGP1215

各バンド、全くパワーがでません。

ファイナルトランジスターを点検、各端子には規定の電圧がかかっています。

IMGP1216

ドライブ段及びプリドライブ段を点検。

微弱な電波が出ますが、RFプローブでは検出できず、オシロスコープでやっと見えました。

IMGP1217

メイン基板を取り外しました。


IMGP1218

ドライブ段のFET 2個ともNGのため交換します。

RD07MVS1

IMGP1219

メタルクラッド抵抗をFETのヒートシンクに取付けます。


IMGP1220

電圧を加えます。


IMGP1221

しばらくすると、曇っているハンダに突然キラッと艶が出ます。

そこをピンセットなどで持ち上げるとヌルッと取れます。 230℃くらいでしょうか。

IMGP1222

FET NGです。


IMGP1227

RD07MVS1

新品に交換します。

IMGP1223

FETを張替えました。


IMGP1224

パワー復活しました。

HF 50W

IMGP1226

VHF 50W


IMGP1225

周波数調整。

29,00Mhz 

IMGP1229

スプリアス良好 

29,00Mhz

IMGP1228

受信感度。

29,00Mhz FM ー122,0dBm (SINAD)

IMGP1230

受信感度スペックシール添付。


IMGP1232

移動運用にも特化した無線機です。


IMGP1231

feed EC-505 エコーチェンバー (2023/6/5 17:43:39)
EC-505 エコーチェンバー

マイクピンをADDNIS配列にして欲しいとのことです。

IMGP1203

配線を全部取り外します。


IMGP1204

8ピンケーブルを取り外します。


IMGP1205

マイク端子取付けのため、穴を拡大します。


IMGP1206

拡大しました。


IMGP1207

8ピン端子を取付け。


IMGP1210

信号が回路を通過するように配線します。


IMGP1208

マイクアンプではないエコーチェンバーなので、エコー(残響)成分が見えます。


IMGP1209

完成しました。


IMGP1211

feed ICB-680 メンテナンス (2023/6/2 17:34:33)
ICB-680 メンテナンスにてお預かりしました。


IMGP1169

アンテナのプッシュロック機構がスムーズに動かず、プッシュ後の浮き上がりがシブいです。


IMGP1171

ロック機構を分解しました。


IMGP1172

軸受けのグリスが固着していました。


IMGP1173

洗浄しました。


IMGP1174

軸受を新しくグリスアップしました。

プッシュロックOKです。

IMGP1175

基板点検。

パターン、ハンダ不良を点検します。

IMGP1176

あやしい場所には再ハンダします。


IMGP1177

プラスチックモールドの水晶発振子を金属製のものに交換します。


IMGP1170

ICB-680などに使われているプラスチックモールドの水晶発振子は密閉性が悪く、経年により内部の銀ハンダが酸化劣化して周波数ズレを起こしてしまいます。

このように、簡単にケースがスッポリと抜けてしまうものがあります。

今回も水晶を交換しておいて良かったと思います。

IMGP1178

金属製の水晶発振子に交換しました。


IMGP1180


IMGP1179

PTTスイッチに接触不良があります。


IMGP1181

洗浄しました。


IMGP1182

接点を研磨しました。


IMGP1183

組み立て。

PTTスイッチOKです。

IMGP1184

電解コンデンサーをオール交換しました。

希望により、一部をオーディオ用に交換しました。

オートノイズリミタ(ANL)をカットしました。

IMGP1192


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SメーターLED照明を追加しました。


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希望によりダブル照明にしました。


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照明の輝度は確認できるくらいの少なめでよいとのこと。

10mAです。 ほとんど電池を消費しません。

IMGP1197

外部電源の逆接続保護ダイオードを追加しました。


IMGP1193

測定と調整。

周波数 27,144Mhz

IMGP1189

出力 0,5W


IMGP1190

スプリアス、たいへん良好です。


IMGP1187

受信感度を最大に調整。


IMGP1185

受信感度。

ー122,0dBm

IMGP1186

アンテナローディングコイルを最大に調整。


IMGP1196

新品同様にキレイな無線機です。


IMGP1199

feed ICB-303 パワーが出ない (2023/6/1 0:24:49)
ICB-303 パワーが出ないとのことです。


IMGP1141

ハンダ不良を点検。


IMGP1142

ハンダの艶や荒れ状態から、修理を試みた場所はだいたいわかります。


IMGP1143

ハンダブリッジにて隣のパターン同士がショートしています。


IMGP1144

ハンダを吸い取り、パターンがどうなっているか確認します。

再構築しました。

IMGP1147

パワーが出ないことから、パワートランジスターに再ハンダした跡があります。


IMGP1145

ハンダが荒れた状態です。


IMGP1146

パターンがどうなっているか確認します。


IMGP1159

パワートランジスターを取り外しました。

2SC2314  27Mhz 1,8W

IMGP1155

半導体テスターにて調べたところ正常です。

生きていることが確認できました。

IMGP1156

パワーが出ないのは、ハンダ不良によりコイルの足が浮いているのが原因です。

再取り付けしました。

IMGP1158

PTTスイッチの接点不良があります。


IMGP1150

接点を洗浄しました。


IMGP1152

接点を研磨しました。


IMGP1153

組み立て。

PTTの動作OKです。

IMGP1154

コンデンサーが交換されています。


IMGP1149

測定と調整。

27,088Mhz

IMGP1164

出力 0,4W

パワー復活しました。

IMGP1165

スプリアス良好。


IMGP1163

受信感度を最大に調整。


IMGP1160

受信感度。

ー122,0dBm

IMGP1162

アンテナローディングコイルを最大に調整。


IMGP1166

なかなか受信感度が良い無線機です。


IMGP1167

feed バーグラフ表示LED電圧計 (2023/5/30 23:36:03)
モービル運用時にバッテリーの残電圧が気になると思います。

車のダッシュパネルなどに電圧計を組み込んで確認できたらいいですよね。

市販のLEDデジタル電圧計の例ですが、海外製のものは200円くらいで手に入ります。

Screenshot from 2023-05-24 21-59-00

バーグラフ表示電圧計の例です。

ICが使われています。

Screenshot from 2023-05-24 22-00-23

ICなどは使わず、もっと簡単に出来ないかなと思い、自作してみました。

下限電圧は9Vくらいで良いかと思います。

ここまで低下したらバッテリーは過放電でアウトです。
再充電しても復活しませんね。

IMGP1094

ブレッドボードに仮組みです。
部品は、
・ツェナーダイオード
・緑色LED
・定電流ダイオード
です。
LEDの数は多すぎない3個で良いと思います。
9Vにてうっすらと点灯し始めました。

IMGP1093

徐々に電圧を上げてゆきます。

11Vです。

IMGP1086

LED1個目が完全に点灯しました。


IMGP1084

12Vです。


IMGP1088

LED2個目が半分くらい点灯しました。


IMGP1087

13,8Vです。


IMGP1090

LED3個目が半分くらい点灯しました。


IMGP1089

14,2V

オルタネーターの発電量ではMAXくらいかと思います。

IMGP1092

LED3個目までが明るく点灯しました。

これ以上の電圧では全個がMAX点灯の状態です。

IMGP1091

LEDを色分けして、赤、黃、緑にしても良いです。

赤だけが眩しいので発光量の調整が必要です。 同じ色のほうが良いかも知れません。

IMGP1095

穴あき基板に組んでみました。

部品はこれだけです。

空中配線でも可能ではないでしょうか。

13,8V

IMGP1096

ツェナーダイオードのアンバランシェ降伏ノイズ測定。

ツェナーダイオードはノイズを出すと言われています。

私のオシロスコープでの最低感度は2mVですが、わずかに確認できます。

IMGP1097

いちばんノイズには最低なAMトランジスタラジオを接近させても、まったくノイズは聞こえませんでした。

IMGP1098

1時間運転しましたが、ツェナーダイオードの温度上昇は31℃です。


IMGP1101

ダッシュパネルに貼り付けても良いし、ケースに入れればもっとFBかと思います。

だいたいの目安、
LED1 11V
LED2 12V
LED3 13V以上

IMGP1096

自動車に取付けてみました。

スイッチを設け、バッテリーの充放電状態を監視できています。

IMG_20230529_133015

配線図。

ツェナーダイオードの電圧はカットアンドトライです。
いろいろな電圧値のものを試して、カーバッテリーで使うことを前提にいちばんシックリ点灯したのが7,5Vでした。 

LED(緑色)の規格 2,2V 20mA
赤色LEDなどにした場合、点灯電圧が1,8Vなど規格によっては次点灯へのつながり方が変わってきます。

定電流ダイオードCRD 5mA
それぞれ、1kΩのカーボン抵抗でもOKです。
抵抗に交換してみましたが輝度に変化は感じられませんでした。

LED電圧計

LEDの数を増やしたい場合はLEDとCRDの組み合わせを増やし、それにより最低・最高点灯電圧を変えたい場合はツェナーダイオードの電圧にて調整してください。
ツェナーダイオードを無くした場合は、3Vくらいから光るものができます。
VUメーターに応用ができそうですね。

feed TS-690 受信音が出ない (2023/5/30 0:48:37)
TS-690 受信音が出ないとのことです。


IMGP1073

TS-690定番の不具合。

AFアンプ後からスピーカーまでの間にある電解コンデンサーの不良です。

IMGP1074

C104交換しました。

音が出るようになりました。

IMGP1076

IF ユニットのハンダ不良を点検しました。


IMGP1075

測定と調整。

周波数 29,00MHz

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出力 100W


IMGP1078

スプリアス良好。


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受信感度。

29,00Mhz FM ー124,2dBm (SINAD)

IMGP1081

受信感度スペックシール添付。


IMGP1082

直線基調のデザインが良いです。


IMGP1083

feed IC-R7000 受信感度低下 (2023/5/27 22:30:51)
IC-R7000 受信感度が低下しているとのことです。


IMGP1102

エンブレムからはFMの特性が良い初期型です。


IMGP1127

全体的に感度が低下しています。

どの局もまったく聞こえない状態だったと思います。

IMGP1103

Fズレもひどい状態です。

サービスマニュアルにしたがい調整します。

2nd Lo 調整

IMGP1105


IMGP1104


IMGP1106

1st Lo 調整。


IMGP1109

FM


IMGP1107

SSB


IMGP1108

3rd Lo 調整。


IMGP1110

Fズレ調整したところで受信感度を調整。


IMGP1112

ー93,0dBm受信のとき、


IMGP1111

受信感度を最大に調整。


IMGP1114

受信感度。

ー117,0dBm (SINAD)

IMGP1123

FMの受信音に歪みが出ています。

電解コンデンサーを交換しました。

C19、C22、C135

IMGP1125

IC-R7000定番の不具合です。


IMGP1126

Sメーターフルスケールの調整。

ー7,0dBm受信のとき、

IMGP1115

Sメーターフルスケール +60dBに調整。


IMGP1116

Sメーター9の調整。

ー67,0dBm受信のとき、

IMGP1118

Sメーター9に調整。


IMGP1117

センターメーターの調整。

えふえむ エヌ・ワン(FMののいち)76,3Mhz

IMGP1122

センター指示OKです。


IMGP1119

通信機型受信機の名作。

地元FM放送と、エアバンドの受信に人気のある受信機です。

IMGP1129

feed DAIWA PS-304 メーター不安定 (2023/5/23 0:11:28)
安定化電源 DAIWA PS-304 メーターが上下して不安定とのことです。


IMGP0960

メーター調整ボリュームは交換されていました。

ボリュームの異状ではありません。

IMGP0965

V・A切替えスイッチの接触が不良です。


IMGP0961

接点の酸化が進んでいました。


IMGP0962

アルコール洗浄しました。


IMGP0963

接点を研磨しました。

メーターの不具合OKです。

IMGP0964

電圧の調整。

13,8V

IMGP0966

電流値(A)メーターの較正。

負荷抵抗に 1Ω 10W のセメント抵抗を使いました。

IMGP0968

電圧5V出力のとき、


IMGP0967

アンペアメーターが5Aを指示するように調整しました。

I=E/R  5A=5V/1Ω

IMGP0970

リニア電源は長持ちしますね。


IMGP0971

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