無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
リンク 単体表示
JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
JRC NRD-515 MHzダイヤル不調
(2023/6/10 22:34:11)
信号はシンセサイザー基板に向かいます。
JRC NRD-515 Mhzダイヤル不調とのことです。
独立したトランスミッターとレシーバーにより1対となるセパレート式の無線機です。
本機はレシーバーのほうですね。
ホコリが多いので清掃します。
掃除機
ざっとですが吸取りました。
Mhzダイヤルが不調。
8、9、18、19、28、29が反応しません。
Mhzダイヤルの接点を点検洗浄しました。
Mhzダイヤルを切り替えるとLEDのインジケーターが短く点きます。
正常に点くため、接点の不良ではないとわかります。
各所にはテストポイント(TP)が設けられ、メンテナンス性重視の設計です。
PLLがアンロックの状態ではこのLEDが点きます。
正常です。
状態が一目でわかり、メカニックには有り難いです。
スバラシイです。
JRCの無線機は極力配線の無い設計です。
基板はスロット式にてマザーボードに刺さっています。
ガラエポ製基板です。
ブロック図
Mhzダイヤルはアップダウンカウンターを通してゲート回路に向かいます。
Mhzダイヤル信号はシンセサイザー基板に入ります。
シンセサイザー基板です。
ロジックICがズラリと並んでいます。
めまいがします、これを設計する人はスゴイですね。
ブロック図と回路図、基板の部品を追いかけ、ロジックICのピン足をオシロスコープにて信号が出る出ないを調べてゆきます。
IC5が不良とわかりました。
TC4510 アップダウンカンター不良
CD4510BEを入手できたので交換します。(互換品)
IC5 交換しました。
MhzダイヤルOKです。
ダメだった8Mhz
8Mhz 表示しました。
周波数早送り、UP DOWNスイッチが動作しません。
UP DOWNのブロック図
信号はシンセサイザー基板に向かいます。
ロジックICを追いかけます。
IC18、IC19が不良とわかりました。
信号が出ていません。
シンセサイザー基板。
ロジックICのハンダ不良を点検、あやしい場所は再ハンダしました。
スルーホールも多いです。
IC18 TC4011入手。
IC18 TC4011
IC19 TC4049
交換しました。
周波数早送りOKです。
不良ICです。
受信感度。
7,10Mhz ー126,0dBm
たいへん良い耳です。
受信感度スペックシール添付。
ー73dBm受信のとき、
(HFではSメーター指示9の標準値)
Sメーター指示9です。
Sメーター照明はあえてLED化にしませんでした。
ランプが切れた場合の電球交換もメンテナンス性が良いソケット式です。
簡単にできるので、交換の楽しみも味わえます。
BC帯(中波放送)受信のとき、
BC
TUNEを調整すると、
ベストな感度で受信できます。
JRCの無線機はメンテナンスされることが前提の設計。
プロ用船舶に搭載されることが多いですが、本機はアマチュア無線に向けたものかと思います。
JRCは初めて診ましたが、ものがいいのは間違いありませんでした。
YAMAHA 伴奏君Ⅱ 液晶不良
(2023/6/7 23:40:28)
YAMAHA 伴奏君Ⅱ 液晶不良とのことでお預かりしました。
ACアダプターのカバーが半分に割れてしまいます。
コンセントから引っ張った際にこうなると、100Vに触れて感電します。
ひじょうに危ないです。
ネジ受けが割れています。
完全にネジは効かない状態です。
ノイズが少ないトランス型の電源ユニットにて、しっかりしたものです。
ネジ受けを接着剤で仮止めします。
材質はPPO(ポリフェニレンオキシド樹脂)
耐熱性にすぐれたプラスチックです。
リューターで削って回りを荒らします。
プラリペア。
アクリルパウダーと溶剤です。
カチカチに固まりました。
しっかりとネジが締まるようになりました。
ACアダプターの修理OKです。
液晶パネルを取り外します。
フレキシブルケーブルのハンダをやり直します。
古いハンダを取ります。
補強のための両面テープを貼ります。
古いハンダを取り。
再ハンダにより構築します。
ICも再ハンダ強化しました。
液晶表示しました。
メニューの操作もOKです。
スピーカーに角度がついており、音が広がるようになています。
内蔵メモリーにMIDIデーターをインプット。
再生音の確認中です。
YAMAHAのMIDIデーター再生機は他に代替え品も無いようです。
テンポ、転調、楽器各パートの間引き、メトロノームなど、いろいろ多機能なプレイができます。
音楽のレッスン用に特化した機器、なるほど伴奏君ですね。
FT-897 パワーが出ない
(2023/6/7 2:47:06)
FT-897 パワーが出ないとのことです。
各バンド、全くパワーがでません。
ファイナルトランジスターを点検、各端子には規定の電圧がかかっています。
ドライブ段及びプリドライブ段を点検。
微弱な電波が出ますが、RFプローブでは検出できず、オシロスコープでやっと見えました。
メイン基板を取り外しました。
ドライブ段のFET 2個ともNGのため交換します。
RD07MVS1
メタルクラッド抵抗をFETのヒートシンクに取付けます。
電圧を加えます。
しばらくすると、曇っているハンダに突然キラッと艶が出ます。
そこをピンセットなどで持ち上げるとヌルッと取れます。 230℃くらいでしょうか。
FET NGです。
RD07MVS1
新品に交換します。
FETを張替えました。
パワー復活しました。
HF 50W
VHF 50W
周波数調整。
29,00Mhz
スプリアス良好
29,00Mhz
受信感度。
29,00Mhz FM ー122,0dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
移動運用にも特化した無線機です。
EC-505 エコーチェンバー
(2023/6/5 17:43:39)
EC-505 エコーチェンバー
マイクピンをADDNIS配列にして欲しいとのことです。
配線を全部取り外します。
8ピンケーブルを取り外します。
マイク端子取付けのため、穴を拡大します。
拡大しました。
8ピン端子を取付け。
信号が回路を通過するように配線します。
マイクアンプではないエコーチェンバーなので、エコー(残響)成分が見えます。
完成しました。
ICB-680 メンテナンス
(2023/6/2 17:34:33)
新品同様にキレイな無線機です。
ICB-680 メンテナンスにてお預かりしました。
アンテナのプッシュロック機構がスムーズに動かず、プッシュ後の浮き上がりがシブいです。
ロック機構を分解しました。
軸受けのグリスが固着していました。
洗浄しました。
軸受を新しくグリスアップしました。
プッシュロックOKです。
基板点検。
パターン、ハンダ不良を点検します。
あやしい場所には再ハンダします。
プラスチックモールドの水晶発振子を金属製のものに交換します。
ICB-680などに使われているプラスチックモールドの水晶発振子は密閉性が悪く、経年により内部の銀ハンダが酸化劣化して周波数ズレを起こしてしまいます。
このように、簡単にケースがスッポリと抜けてしまうものがあります。
今回も水晶を交換しておいて良かったと思います。
金属製の水晶発振子に交換しました。
PTTスイッチに接触不良があります。
洗浄しました。
接点を研磨しました。
組み立て。
PTTスイッチOKです。
電解コンデンサーをオール交換しました。
希望により、一部をオーディオ用に交換しました。
オートノイズリミタ(ANL)をカットしました。
SメーターLED照明を追加しました。
希望によりダブル照明にしました。
照明の輝度は確認できるくらいの少なめでよいとのこと。
10mAです。 ほとんど電池を消費しません。
外部電源の逆接続保護ダイオードを追加しました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアス、たいへん良好です。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー122,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
新品同様にキレイな無線機です。
ICB-303 パワーが出ない
(2023/6/1 0:24:49)
ICB-303 パワーが出ないとのことです。
ハンダ不良を点検。
ハンダの艶や荒れ状態から、修理を試みた場所はだいたいわかります。
ハンダブリッジにて隣のパターン同士がショートしています。
ハンダを吸い取り、パターンがどうなっているか確認します。
再構築しました。
パワーが出ないことから、パワートランジスターに再ハンダした跡があります。
ハンダが荒れた状態です。
パターンがどうなっているか確認します。
パワートランジスターを取り外しました。
2SC2314 27Mhz 1,8W
半導体テスターにて調べたところ正常です。
生きていることが確認できました。
パワーが出ないのは、ハンダ不良によりコイルの足が浮いているのが原因です。
再取り付けしました。
PTTスイッチの接点不良があります。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
組み立て。
PTTの動作OKです。
コンデンサーが交換されています。
測定と調整。
27,088Mhz
出力 0,4W
パワー復活しました。
スプリアス良好。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー122,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
なかなか受信感度が良い無線機です。
バーグラフ表示LED電圧計
(2023/5/30 23:36:03)
14,2V
自動車に取付けてみました。
スイッチを設け、バッテリーの充放電状態を監視できています。
モービル運用時にバッテリーの残電圧が気になると思います。
車のダッシュパネルなどに電圧計を組み込んで確認できたらいいですよね。
市販のLEDデジタル電圧計の例ですが、海外製のものは200円くらいで手に入ります。
バーグラフ表示電圧計の例です。
ICが使われています。
ICなどは使わず、もっと簡単に出来ないかなと思い、自作してみました。
下限電圧は9Vくらいで良いかと思います。
ここまで低下したらバッテリーは過放電でアウトです。
再充電しても復活しませんね。
再充電しても復活しませんね。
ブレッドボードに仮組みです。
部品は、
・ツェナーダイオード
・緑色LED
・定電流ダイオード
です。
LEDの数は多すぎない3個で良いと思います。
9Vにてうっすらと点灯し始めました。
徐々に電圧を上げてゆきます。
11Vです。
LED1個目が完全に点灯しました。
12Vです。
LED2個目が半分くらい点灯しました。
13,8Vです。
LED3個目が半分くらい点灯しました。
14,2V
オルタネーターの発電量ではMAXくらいかと思います。
LED3個目までが明るく点灯しました。
これ以上の電圧では全個がMAX点灯の状態です。
LEDを色分けして、赤、黃、緑にしても良いです。
赤だけが眩しいので発光量の調整が必要です。 同じ色のほうが良いかも知れません。
穴あき基板に組んでみました。
部品はこれだけです。
空中配線でも可能ではないでしょうか。
13,8V
ツェナーダイオードのアンバランシェ降伏ノイズ測定。
ツェナーダイオードはノイズを出すと言われています。
私のオシロスコープでの最低感度は2mVですが、わずかに確認できます。
いちばんノイズには最低なAMトランジスタラジオを接近させても、まったくノイズは聞こえませんでした。
1時間運転しましたが、ツェナーダイオードの温度上昇は31℃です。
ダッシュパネルに貼り付けても良いし、ケースに入れればもっとFBかと思います。
だいたいの目安、
LED1 11V
LED2 12V
LED3 13V以上
自動車に取付けてみました。
スイッチを設け、バッテリーの充放電状態を監視できています。
配線図。
ツェナーダイオードの電圧はカットアンドトライです。
いろいろな電圧値のものを試して、カーバッテリーで使うことを前提にいちばんシックリ点灯したのが7,5Vでした。
LED(緑色)の規格 2,2V 20mA
赤色LEDなどにした場合、点灯電圧が1,8Vなど規格によっては次点灯へのつながり方が変わってきます。
定電流ダイオードCRD 5mA
それぞれ、1kΩのカーボン抵抗でもOKです。
抵抗に交換してみましたが輝度に変化は感じられませんでした。
LEDの数を増やしたい場合はLEDとCRDの組み合わせを増やし、それにより最低・最高点灯電圧を変えたい場合はツェナーダイオードの電圧にて調整してください。
ツェナーダイオードを無くした場合は、3Vくらいから光るものができます。
VUメーターに応用ができそうですね。
VUメーターに応用ができそうですね。
TS-690 受信音が出ない
(2023/5/30 0:48:37)
測定と調整。
TS-690 受信音が出ないとのことです。
TS-690定番の不具合。
AFアンプ後からスピーカーまでの間にある電解コンデンサーの不良です。
C104交換しました。
音が出るようになりました。
IF ユニットのハンダ不良を点検しました。
測定と調整。
周波数 29,00MHz
出力 100W
スプリアス良好。
受信感度。
29,00Mhz FM ー124,2dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
直線基調のデザインが良いです。
IC-R7000 受信感度低下
(2023/5/27 22:30:51)
全体的に感度が低下しています。
IC-R7000 受信感度が低下しているとのことです。
エンブレムからはFMの特性が良い初期型です。
全体的に感度が低下しています。
どの局もまったく聞こえない状態だったと思います。
Fズレもひどい状態です。
サービスマニュアルにしたがい調整します。
2nd
Lo 調整
1st
Lo 調整。
FM
SSB
3rd Lo 調整。
Fズレ調整したところで受信感度を調整。
ー93,0dBm受信のとき、
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー117,0dBm (SINAD)
FMの受信音に歪みが出ています。
電解コンデンサーを交換しました。
C19、C22、C135
IC-R7000定番の不具合です。
Sメーターフルスケールの調整。
ー7,0dBm受信のとき、
Sメーターフルスケール +60dBに調整。
Sメーター9の調整。
ー67,0dBm受信のとき、
Sメーター9に調整。
センターメーターの調整。
えふえむ エヌ・ワン(FMののいち)76,3Mhz
センター指示OKです。
通信機型受信機の名作。
地元FM放送と、エアバンドの受信に人気のある受信機です。
DAIWA PS-304 メーター不安定
(2023/5/23 0:11:28)
安定化電源 DAIWA PS-304 メーターが上下して不安定とのことです。
メーター調整ボリュームは交換されていました。
ボリュームの異状ではありません。
V・A切替えスイッチの接触が不良です。
接点の酸化が進んでいました。
アルコール洗浄しました。
接点を研磨しました。
メーターの不具合OKです。
電圧の調整。
13,8V
電流値(A)メーターの較正。
負荷抵抗に 1Ω 10W のセメント抵抗を使いました。
電圧5V出力のとき、
アンペアメーターが5Aを指示するように調整しました。
I=E/R 5A=5V/1Ω
リニア電源は長持ちしますね。
execution time : 0.057 sec