無線ブログ集
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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
ICB-870T 7チャンネル不良
(2023/5/8 2:28:55)
ICB-870T 7チャンネルが不良とのことです。
アンテナを増し締めしました。
7チャンネルの不良原因を調べます。
パターン断線、ハンダ不良を点検。
チャンネルセレクターを確認すると、接点の導通に異状はありませんでした。
水晶発振子が腐食しています。
周辺の水晶はすべて取り外します。
底部分に腐食が見られます。
腐食を落しました。
左から5チャンネル、6チャンネル、7チャンネルです。
7チャンネルの水晶発振子がヒドく腐食しています。
7チャンネルの水晶はピン足まで腐食が進行し、外側ケースと接触した状態です。
腐食を落としました。
7チャンネル、発振してくれるでしょうか。
発振しました、OKです。
電解コンデンサーをオール交換しました。
希望により、SメーターにLED照明を取付けました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度調整、検波後の波形。
キレイなサイン波です。
受信感度。
ー124,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
飛び受けともに良い無線機ですね。
CH-580 4CHの音が出ない
(2023/5/7 0:56:05)
CH-580 4CHの音が出ないとのことです。
状態が良いキレイな無線機です。
4CHの受信音が出ない原因。
RX4の水晶が発振していません。
チャンネルスイッチの接点を洗浄しましたが、4CHの発振は回復しませんでした。
スイッチが原因ではありません。
4CH以外、他の水晶発振子からは波形が出ます。
4CH RX受信水晶を取り外しました。
26,625Mhz
水晶発振子を調べます。
オシロスコープで見ると全く発振していません。
手持ちのあった水晶発振子に交換しました。
26,625Mhz
SONY ICB-680 用です。
交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
CH-580は標準で音質の良いフィルムコンデンサーが使われています。
オレンジ色がフィルムコンデンサーです。
ANLをカットしました。
交換部品です。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
4CH OKです。
27,080Mhz
出力 0,5W
スプリアス良好。
受信感度を最大に調整しました。
CH-580はテストポイントがあり、そこから信号をピックアップすることができます。
受信感度。
ー123,5dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
わりと小型な無線機です。
26cm
7cm
SONY ICB-87Rにせまる受信感度を持っています。
使用部品の品質も良く、CH-580はオススメの無線機です。
IC-820 430Mhzアンロック
(2023/5/3 2:09:54)
IC-820 アンロックのためお預かりしました。
430Mhz 周波数表示がーーーーーーアンロックの状態です。
PLLを点検します。
この機種定番の症状です。
原因はホットボンドによる浮遊容量の増加です。
ホットボンドをゆっくりと剥がします。
部品が剥がれてボンドに付いてきました。
PLL基板を取り外しました。
シールドケースも外します。
ホットボンドを剥がしました。
剥がれた部品を取付けました。
基板を洗浄しました。
430MHz ロックしました。
バックライトをLED化しました。
点灯を確認しました。
測定と調整。
周波数調整。
出力 10W
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー126,6dBm (SINAD)
433Mhz ー124,1dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
使いやすい無線機です。
ICB-770 飛び受けが悪い
(2023/5/2 16:47:53)
外部電源逆接続の対策。
保護ダイオードを入れました
ICB-770 送・受信が悪いとのことです。
基板パターンと部品の状態を点検します。
ハンダの残ロジン(茶色く焼けたように見えるところ)が多いです。
あやしい場所を再ハンダ、残ロジンは洗浄しました。
残ロジンに隠れてハンダブリッジを見逃す場合があるので、洗浄しながら確認することが必要です。
残ロジンを洗浄します。
電解コンデンサーの状態を確認。
未交換のため交換します。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップ状態です。
チャンネルスイッチが油でベタベタしています。
接点復活剤を吹きかけたようです。
ティッシュペーパーに油がしみてきました。
中はベタベタです。
アルコール洗浄しました。
接点の状態です。
接点復活剤の効果は疑問です、ベタベタになるだけかも知れませんね。
接点を研磨しました。
機械部にはシリコングリスを塗布しました。
組み立て。
外部電源逆接続の対策。
保護ダイオードを入れました
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー121,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
何年も前の無線機が現役で愛用されるのはスゴイことですね。
それほど名機なICB-770です。
FT-847 電源スイッチ不良
(2023/4/27 10:20:55)
FT-847 電源スイッチの不良です。
電源スイッチが全く機能しません。
電源ON・OFFとも両方出来ないため、オーナー様が直結にしたとのことです。
パネルユニットを取り外しました。
電源スイッチです。
現状を調べると、どのポジションでも導通がありません。
独特な形状をしています。
市販での汎用品は入手できません。
分解リペアします。
接点が真っ黒に酸化しています。
接点をアルコール洗浄しました。
組み立て。
接点の潤滑と酸化防止のために充填しました。
スイッチ機能復活OKです。
DSP処理機のため、調整箇所はほとんどありません。
周波数。
145,00Mhz
出力 60W
スプリアス良好。
受信感度。
145Mhz ー123,5dBm (SINAD)
433,00Mhz ー123,6dBm (SINAD)
51,00Mhz ー123,8dBm (SINAD)
29,000Mhz ー122,1dBm (SINAD)
SINADメーター ー12dB付近を指示 GO判定。
受信感度スペックシール添付。
コンパクトなオールバンド機です。
AZDEN PCS-7500 電源スイッチが入らない
(2023/4/24 14:41:12)
AZDEN PCS-7500 電源スイッチが入らないとのことでお預かりしました。
電源スイッチの故障です。
スイッチを押込んだままの間は電源が入りますが、離すとNGです。
プッシュでON、再プッシュでOFFとなるオルタネイト型です。
今の動作はモーメンタリーですね。
ALPS電気製です。
分解しました。
接点が酸化膜で真っ黒です。
アルコール洗浄しました。
接点を研磨しました。
組み立て。
バックライトをLED化しました。
点灯を確認しました。
オルタネイトスイッチの動作もOKです。
測定と調整。
周波数調整。
出力
HI 50W
LO 10W
スプリアス良好です。
受信感度。
ー125,2dbm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
ダイヤルエンコーダーが無く、ボタンで周波数を可変する無線機です。
シンプルさがいいですね。
AZDEN PCS-7500 ランプ切れ
(2023/4/22 1:21:49)
AZDEN PCS-7500 液晶ランプ切れのためお預かりしました。
液晶パネル照明ランプ。
片方が切れています。
ランプの交換は基板から液晶パネルを外す必要があります。
LEDに交換しました。
点灯を確認しました。
測定と調整。
周波数調整。
51,00Mhz
出力。
HI 50W
LO 10W
スプリアス良好。
受信感度。
ー125,5dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
AZDEN は良い無線機を作っていましたね。
ICB-87R アンテナが緩んだ
(2023/4/22 1:08:09)
最近お預かりしたICB-87Rですが、アンテナが緩んでしまったとのことです。
アンテナが根本からグラグラしています。
取付けネジが緩んでいたため、増し締めしました。
音量を大きくすると音声が割れてしまうとのこと。
スピーカーからのビビリ音である場合。
取り付けネジを増し締めしました。
音割れの原因となるAGCを再調整しました。
外部スピーカーにてモニターし、AGCの音割れが無いのを確認しました。
受信感度を再調整しました。
受信感度。
ー123,6dBm
電解コンデンサーを交換後、オーナー様にてしばらく使用いただいてから再調整をすることができました。
調整時の受信感度を維持しています。
Eスポシーズン突入ですね。
お楽しみください。
KOI Tiger 片方の音が出ない
(2023/4/21 4:29:54)
KOI Tiger 片方の音が出ないとのことでお預かりしました。
片方の音がでなくなるトラブルは、この製品の定番不具合です。
スイッチ付き2連ボリュームを取り外します。
50kΩ Bカーブのボリュームです。
分解しました。
カーボン抵抗体及びスライド接点を洗浄し、酸化膜を落とします。
ボリュームにガリが出たり、音が出なくなる原因となります。
組み立て。
入力セレクターの接点を洗浄しました。
電解コンデンサーを交換します。
交換前。
ジャミコン製のコンデンサー、セラミックコンデンサーが使われています。
交換後。
オーディオ用コンデンサー。
ニチコン製MUSEバイポーラ、ニチコン製ファインゴールド、ドイツ製フィルムコンデンサーWIMA
オーディオ用コンデンサーに交換。
スーパーウーハー調整ボリューム。
ニチコンファインゴールドに交換しました。
交換したコンデンサーの残骸です。
オーディオアンプ
STマイクロエレトロニクス製 TDA7560
スピーカー、電源などコネクターの接触不良を点検。
再ハンダしました。
入力セレクターについて。
AUX、AUDIO、LINE の3系統ですが、入力レベルが異なります。
AUX AUDIOのジャック。
AUDIOのジャックには「入力レベルを衰減させる」目的でのアッテネーター抵抗が入っています。
抵抗はフィルター効果となって高域が落ちてしまいます。
AUXのジャックには抵抗がありません。
前面にあるLINEジャックにはアッテネーター抵抗が入っています。
よって、いちばん良い音で聴けるのはAUX入力です。
ケースに組み立て。
コンセントを反対に差し替えて、音のハッキリ感や粒立ちが良いほうにします。 比べればわかります。
テレビなどの音響機器はすべてコンセントを差し替えてみてください。
ぜんぶ決まったときの音はバッチリです。
視聴中。
Youtube ユーミン 中央フリーウェイ
音を大きくしても聞き疲れがありません。
変わった形をしたコーン紙は共振しないためだそうです。
箱鳴りしない頑丈なスピーカーです。
箱鳴りしない頑丈なスピーカーです。
IC-736 受信感度が悪い
(2023/4/19 1:54:05)
IC-736 受信感度が悪いとのことでお預かりしました。
受信感度低下の原因は、アッテネーターリレーの不良です。
接点をクリーニングしました。
受信感度を調整します。
ー73dBm の信号を入力します。
受信コイルを調整。
感度がグーンとアップします。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー129,0dBm
周波数。
51,00Mhz
出力 14,00Mhz
100W
出力
51,00Mhz
90W
スプリアス良好。
51,00Mhz
コンパクトサイズの無線機です。
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