無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
リンク 単体表示
JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
FT-757GX パワーが出ない
(2024/6/14 23:38:00)
FT-757GX パワーが出ないとのことでお預かりしました。
50W送信改造がされていました。
ジャンパーコネクタが抜かれています。
コネクターをジャンパーしました。
問題なく100W出るようになりました。
部品を点検。
送信周波数を調整しました。
周波数調整。
7,10Mhz
スプリアスの状態。
受信感度がまったく出ません。
調べてみると、RX OUTのケーブルが無くなっていました。
RX OUTの接続先のRX ANTです。
ケーブルが無くなっていました。
手持ちのあったケーブルを取り付けました。
受信感度。
RF AMP ON
受信感度が復活しました。
7,10Mhz SSB ー131,0dBm
コンパクトでありながら、必要十分な機能を備えた無線機です。
RJ-580 チャンネルボタン反応しない
(2024/6/13 22:26:18)
RJ-580 チャンネルボタンが反応しないとのことです。
5チャンネルのボタンが反応しないとのことです。
チャンネルボタンはメンブレンスイッチになっています。
スイッチ基板を取外します。
スイッチを取り外しました。
導電ゴム及び、キー接点を洗浄しました。
5チャンネル反応するようになりました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
希望により、受信音と変調音のAF段については音響特性が良いフィルムコンデンサーに交換しました。
PTTスイッチの押しが硬いため、テンションを調整しました。
送信・受信切り替え時にスピーカーから「プツ」と音が出ます。
希望により、ポップノイズ軽減対策をしました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー122,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
メンテナンス完了しました。
ICB-R5 送信・受信不具合
(2024/6/12 20:25:14)
ICB-R5 送信・受信不具合のためお預かりしました。
電池ケース蓋のスポンジがボロボロです。
スポンジを剥がしました。
受信感度が低下し、送信パワーが出ない状態です。
基板を取外しました。
パターン、ハンダ不良を点検。
不十分な場所は再ハンダしました。
ラジオの糸掛け機構を取外し。
PTTスイッチにガリがあります。
接点を洗浄、研磨しました。
金属製の水晶発振子に交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
受信感度が低下しています。
外部電源を逆接続されたようで、トランジスターのほとんどが破損していたので交換しました。
SONYの無線機は電源プラグの極性が逆になっているため、逆接続されることが多いです。
音が出ない、変調が乗らない、受信ノイズが小さいなどの症状がある場合は、電源の逆接続が原因です。
規定の送信パワーが出ていません。
ファイナルトランジスターを点検するも異状はありませんでした。
プリドライブ段のトランジスターが弱っていました。
hFEが55まで低下していました。
トランジスターを交換後、パワーが復活しました。
Sメーターの照明をLED化しました。
電球色のLEDです。
昭和の色ですね。
Sメーターの振れが重いという持病を改善させる措置をほどこしました。
ラジオのトラッキングを調整しました。
外部電源の逆接続保護対策を実施しました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー122,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
基本性能は引き出しました。
ICB-R5は本当はこうだったんだ、というのをお楽しみください。
メンテナンス完了です。
ICB-880T 送信・受信弱い
(2024/6/12 0:59:07)
ICB-880T 送信・受信が弱いとのことでお預かりしました。
アンテナネジを増し締めしました。
アンテナ接続用のネジが外れていました。
無線機内部からも外れたネジが見つかりませんでした。
これでは送信・受信がまともにできるわけがありません。
代用ネジを取り付けました。
PLLのシールド板を取り外し。
電解コンデンサーをオール交換しました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー122,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
貴重なガンダムカラーの無線機です。
メンテナンス完了しました。
KOI Tiger 片チャンネルのレベルが低い
(2024/6/9 17:21:44)
KOI Tiger 片チャンネルのレベルが低いのとのことです。
KOI
Tiger は経年により、片チャンネルの音が出ないことや、今回のように音は出るがレベルが低いなどのトラブルが必ず持病のように出てきます。
定番の原因、ボリュームの不具合です。
取外し。
分解、接点を洗浄しました。
片チャンネルのレベルが合うようになりました。
ここから先は、オーディオ用部品に交換するカスタマイズを実施します。
セラミックコンデンサーに変わり、ドイツ製のフィルムコンデンサーWIMAに交換しました。
電解コンデンサーにはjamicon(ジャミコン)skシリーズが使われています。
凱美電機製(台湾) 。
凱美電機製(台湾) 。
最近は、オーディオ用コンデンサーに生産終了品がでてきました。
有名なオーディオ用コンデンサーである、日本ケミコンのMUSEブランドにも4,7uFのラインが生産終了のようで入手出来なくなりました。
仕方がないため、オーディオアンプに多用されて音質の評価も高い、ニチコンKMGシリーズに交換しました。
オーディオアンプIC
STマイクロエレクトロニクス製 TDA7560
温まってくるといい音です。
交換前の銀色コンデンサーが見えます。
製造メーカーの記載無しにて不明ですが、おそらく同じjamicon製かと思います。
コンデンサーをオール交換しました。
手持ちの在庫、日本ケミコンのMUSE(緑色)、日本ケミコンのファインゴールド(金色)、メタライズドフィルムコンデンサー(オレンジ色)に交換しました。
低域ボリューム部のバイパスコンデンサーを交換。
日本ケミコン FW
交換したコンデンサーの残骸です。
入力ジャック基板を取外し。
再ハンダ強化しました。
入力ジャックのうち、AUDIOにはアッテネーター抵抗が入っています。
全面のLINEにもアッテネーター抵抗が入っています。 抵抗は信号ロスになります。
AUXには抵抗がありませんので、いちばん良い音で聞けるのはAUXです。
AUXがいちばん良い音です。
組み立て。
通電してコンデンサーをエージングします。
電源コンセントをひっくり返して差し替え、音の広がりやクオリティ、粒立ちが良いほうにします。
視聴中。
Youtube 高中正義 The Moon Rose
音量を大きくしても耳障り感がなくうるさくなりません。
視聴初めに出てきた音を聞いて、中低域の厚みがアップした鳴り心地で驚くほど良い感じです。
日本ケミコンのKMGシリーズもMUSEが入手困難になった代替え候補として、実力を秘めたコンデンサーになると思います。
KOI Tiger 現存数は何台あるでしょうか。
一生ものになるオーディオシステムです。
メンテナンス完了しました。
RJ-580 メンテナンス
(2024/6/5 23:53:28)
RJ-580 メンテナンスのためお預かりしました。
使用上の不具合は無いとのことでした。
パターン、ハンダ不良を点検。
異状ありませんでした。
PTTリレーのメンテナンス。
分解、接点を洗浄しました。
スタンバイスイッチをメンテナンス。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ANL、検波ダイオードを交換しました。
受信系統のトランジスターをオール交換しました。
測定と調整。
周波数調整 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整しました。
Sメーター照明はLED化済みです。
受信感度。
ー105dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
メンテナンス完了しました。
RJ-580 送・受信不具合
(2024/6/2 22:08:33)
電解コンデンサーをオール交換しました。
RJ-580 送信・受信不具合のためお預かりしました。
送信・受信ともに弱いです。
パターン、ハンダ不良を点検。
スイッチの接触が悪いです。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
受信コイルを調整するも感度が回復しません。
受信段のトランジスターをオール交換しました。
直流電流増幅率 hFE が77まで低下しているものがありました。
すべて交換後、受信感度が向上しました。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー122,0dBm
Sメーター感度。
業界標準のS9値である ー73dBmを受信のとき、
Sメーター 9以上を指示しました。
希望により、Sメーター照明をLED化しました。
電球色のLEDです。
点灯を確認しました。
昭和の色ですね。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,4W
スプリアスの状態。
アンテナローディングコイルを最大に調整。
メンテナンス完了しました。
IC-25 LOパワーが出ない
(2024/5/31 23:34:29)
IC-25 LOパワーが出ないとのことでお預かりしました。
LOパワーの出力が低下していました。
パワー調整後の出力。
HIパワー 13W強。
LOパワー。
調整により1Wに回復しました。
周波数調整。
周波数。
スプリアス良好。
受信感度。
ー124,0dBm (SINAD)
いい顔立ちの無線機です。
ICB-680 PTTスイッチ不良
(2024/5/31 4:48:55)
ICB-680 PTTスイッチが不良とのことです。
パターン、ハンダ不良を点検。
PTTスイッチにガリがあります。
取り外しました。
接点を洗浄、研磨しました。
スライド部品を研磨しているところです。
接点など組み付けの工程。
組み立て。
PTTスイッチのメンテナンスOKです。
水晶発振子は金属製のものに交換済みです。
電解コンデンサーをオール交換しました。
外部電源の逆接続保護対策をしました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアス良好。
受信感度を最大に調整。
ー122,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
基本性能は引き出しました。
メンテナンス完了です。
YAESU VX-7 エンコーダのクリック感がない
(2024/5/27 22:25:43)
YAESU VX-7 エンコーダのクリック感がないとのことです。
エンコーダのクリック感がありません。
分解。
基板を取り外しました。
エンコーダの部品です。
ダンパーに使われているゴムシールが硬化しており、固定ネジとの摩擦が強くなったのが原因です。
硬化したゴムシールです。
サイズなどが合致する代用品を入手できなかったため、取り外しました。
クリック感は出るようになりました。
測定と調整。
周波数。
出力 標準バッテリー使用にて 5W強。
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
マイク、イヤホンジャックはYAESU専用の共通タイプになっています。
残念ながら持ち合わせのジャックが無く、受信感度の測定は見送りました。
金属ダイキャスト製のボディーのため頑丈な無線機です。
execution time : 0.048 sec