無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
リンク 単体表示
JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
TS-790 点検
(2023/3/8 18:13:34)
1295Mhz ー122,9dBm (SINAD)
TS-790 点検のためお預かりしました。
希望の点検項目は、
・出力
・受信感度
・変調
に不足などがあるかについてです。
・出力の点検
145Mhz 45W
430Mhz
50W
1200Mhz
10W
・スプリアスの点検
145Mhz 良好
433Mhz 良好
1295MHz 良好
・周波数
異状なし。
・受信感度
145Mhz ー124,4dBm (SINAD)
433Mhz ー122,0dBm (SINAD)
1295Mhz ー122,9dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
・変調
FMデビエーション
調整前 5,9KHz だいぶオーバーしていました。
調整後
規定の4,5Khz
マイクゲイン調整
規定の3,0Khz
基本性能は出ています。
全く問題ありません。
DAIWA ES-880 エコーチェンバー
(2023/3/5 22:55:12)
DAIWA ES-880 エコーチェンバー
コネクター交換のためお預かりしました。
ケーブルが切断されています。
特に問題となる部品はありません。
切断された電源コードもオリジナルものではないようです。
マイクコネクターの交換依頼です。
4Pから8Pに交換して欲しいとのことです。
IN側、OUT側ともに8Pコネクターに交換します。
OUT側をタケノコで穴を拡大します。
8Pコネクターを取付けます。
ADDNIS配列にして欲しいとのことで、配線してゆきます。
コネクターに基板金具が当たるため、逃げ切断をしました。
マイク信号が回路を通過するようにします。
電源ケーブルを取付けました。
マイクアンプでは無くエコーチェンバーのため、残響成分が見えます。
海外向けでは、今でも需要があるでしょう。
FT-104 出力点検
(2023/3/5 15:34:02)
FT-104 出力点検をして欲しいとのことです。
1200Mhzの無線機で、最大出力は1Wです。
通過型のパワーメーターにて出力を計ります。
1200Mhzは青いポジションです。
バッテリーパックはアルカリ電池6本、電圧は9Vです。
RF-W 0の状態。
バッテリーパック9Vの送信。
RF-W 0,9W (青色のメモリです。)
終端 50Ω 2,7Ghzのダミーロード。
終端 無線機付属のヘリカルアンテナ。
RF-W 1W
ヘリカルアンテナのほうが良い結果です。
定電流電源13,8Vの送信。
RF-W 1,3W
終端 ヘリカルアンテナ。
キーボードを交換します。
マイク端子にハンダクラックを発見、再ハンダしました。
ボタン接点を洗浄しました。
キーボードを取り外します。
黄色く変色したキーボードをキレイなものと交換です。
導電ゴムを洗浄しました。
交換完了です。
外部マイクロホンでノイズが出るとのこと。
ノイズモニターの結果は異状ありませんでした。
周波数。
1295Mhz
スプリアス良好。
受信感度。
ー119,8dBm (SINAD)
FT-104
出力点検、異状なしと認めます。
ICB-R5 メンテナンス
(2023/3/4 13:32:05)
ICB-R5をお預かりしました。
新品同様にキレイな状態です。
電解コンデンサーを交換します。
電解コンデンサーをオール交換しました。
希望により一部をオーディオ用に交換しました。
劣化が進んでしまうプラスチックモールドの水晶を交換します。
金属製の水晶に交換しました。
希望により、Sメーターの照明をLED化しました。
PTTスイッチにガリがあります。
接点をアルコール洗浄しました。
接点を研磨しました。
外部電源の逆接続保護対策をしました。
送信パワーが出ません。
ファイナルを取り外しました。
2SC1760
トランジスターテスターで調べてみると異状なしです。 原因はここではありません。
プリドライブのトランジスターが破損していました。
2SC733 NGです。
手持ちのあった高周波用の2SC710と交換しました。
パワー復活。
0,5W
スプリアスの状況。
周波数
27,144Mhz
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー114,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
交換部品。
静かな受信音の無線機です。
AMラジオはウレシイ機能ですね。
IC-756pro パワーが出ない
(2023/2/21 2:07:50)
IC-756pro パワーが出ません。
FT-8で連続送信し、パワーが出なくなったとのこと。
送信すると微弱な電波は出ています。
送信は3段構成になっています。
1段2SC1971
2段2SC1972×2
3段2SC5125×2
2段目 2SC1972のベース電圧が高い状態です。
2SC1972のピン足を浮かせた状態にして調べると、ベース電圧が正常にかかります。
コレクタ電圧がベースに漏れている状態でした。
2SC1972 2個ともNGです。
トランジスターテスターで調べると、抵抗と認識されました。
貴重品の2SC1972
入手しました。
交換しました。
パワーが復活しました。
100W
周波数。
7,05Mhz
スプリアス良好。
受信感度。
ー123,0dBm
FT-8で連続送信、CWでこき使うなど、お気をつけください。
TM-541 バックライト点かない
(2023/2/11 21:15:40)
受信感度。
受信感度スペックシール添付。
TM-541 バックライトが点かないとのことでお預かりしました。
バックライトをLED化しました。
点灯しました。
液晶パネルの劣化がすすんでいます。
電源コードのフューズボックスが抜けています。
ヒューズボックスを付けました。
スピーカーのコーン紙が破損しています。
補修しました。
測定と調整。
周波数 1295,00Mhz
出力 10W
スプリアス良好。
受信感度。
ー123,7dBm
受信感度スペックシール添付。
貴重な1200Mhz無線機です。
TONO VM-100W RXアンプ不良
(2023/2/10 23:53:29)
TONO VM-100W RXアンプ不良とのことでお預かりしました。
145Mhz TX・RXアンプです。
TONOの製品はレイアウトが整然とし、部品コストも適所にかけています。
真面目なメーカーです。
基板を取り外しました。
パターン、ハンダ不良を点検。
あやしい場所には再ハンダしました。
リレー部を再ハンダ
RXアンプのFETがNGです。
電圧は掛かっていますが増幅がありません。
回路図より、FETは3SK121です。
FETを取り外しました。
手持ちのあった3SK121に交換しました。
まだRXが回復しません。
ダイオードD13以降信号がストップしていました。
回路図ではダイオード1S2471が4個です。
4個とも交換します。
手持ちのあった1S2473に交換しました。
オリジナルの1S2471より若干耐圧が低いです。
4個交換しました。
交換部品です。
RXアンプ回復しました。
TXアンプの出力。
100W
電源ON・OFFを兼ねたスイッチがすごいです。
押せばONです、ムダがありません。
EC-505 コネクター交換
(2023/2/9 22:37:16)
PLAYBACK エコーチェンバー EC-505
マイクコネクター交換のためお預かりしました。
マイクコネクターを4Pから8Pに交換して欲しいとのことです。
IN側を交換。
OUT側を交換。
ADDNIS配列に配線しました。
マイク回路を通過するように配線します。
エコーチェンバーのため、エコー成分が見えます。
変更終了しました。
DAIWA PS-313Ⅱ 電圧不安定
(2023/2/8 23:18:03)
DAIWA PS-313Ⅱ 電圧が不安定とのことでお預かりしました。
最大で9Vくらいしか出力せず、ふらつきもあります。
ホコリでいっぱいです。
電化製品のカバーを開いて掃除することも無いと思うので仕方がないでしょう。
一昔前の真空管式TVやステレオ、冷蔵庫の裏などはこんな感じです。
制御基板のホコリもスゴイです。
掃除します。
掃除しました。
制御基板のパターン点検、再ハンダしました。
制御基板。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップ状態です。
規定の電圧が出ない原因。
トリマ抵抗が劣化していました。
トリマ抵抗を交換しました。
出力電圧復活。
13,8Vに調整しました。
電源スイッチのパイロットランプが点灯しません。
配線の外れはありませんでした。
接点が汚れていました。
アルコール洗浄しました。
パイロット球を点検。
パイロット球がNGにて点灯しません。
スイッチを交換しました。
パイロットランプ点灯です。
レベルメーターの点検。
カバー内のホコリを清掃。
メーター照明を交換します。
照明の電圧は AC17,6Vでした。
メーター照明をLED化しました。
電流値(A)の調整。
1Ωの負荷抵抗を接続します。
オームの法則 I=E/R
電圧5Vのとき電流5Aを指示するように(A)メーターを調整します。
負荷抵抗は10Wのセメント抵抗を使っていますが、調整時間が長いと燃えてしまうので一瞬で終わるようにします。
5Aの調整ができていればメーターは30Aの出力でも指示します。
出力波形。
リプル成分も無くOKです。
貴重な30Aのトランス型電源です。
ICB-87R 変調不良
(2023/2/8 1:02:45)
ICB-87R 変調が不良とのことでお預かりしました。
後期型です。
アンテナのネジを増し締めしました。
基板が荒れています。
パターンが腐食してボコボコしています。
パターン腐食してボコボコです。
腐食部分のレジストを剥がしてゆきます。
レジスト剥がし。
剥がしたレジストです。
レジストを剥がした状況です。
ゴムパッキンの周辺一体が腐食しています。
水没系ですね、おそらく海水かと思います。
基板をアルコール洗浄します。
キムワイプ
この製品は毛クズ(繊維)がほとんど出ません。
パターンを全てアルコール洗浄しました。
キムワイプは繊維クズがほとんど出ません。
普通のティッシュペーパーだと砕け散ってしまいます。
パターンに断線が無いか全て導通試験しました。
OKです。
緑色レジストを塗布しました。
レジスト塗布。
部品面も曇っています。
海水の塩分でしょうか。
徹底的にアルコール洗浄しました。
電解コンデンサーが交換されているようですがバラバラです。
足も長いです。
電解コンデンサーをオール再交換しました。
チャンネルスイッチに接点復活剤を注入したとのことです。
油でベタベタです。
接点復活剤は絶対にやってはダメです、復活などしません、わざと壊したい方向けです。
アルコール洗浄しました。
ボルト止めにしました。
何度でも分解できます。
交換部品です。
希望のあったSメーター照明LEDを追加しました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー123,8dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
迷走電流もなくなり変調も復活しました。
execution time : 0.057 sec