無線ブログ集
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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
TM−255 調整
(2023/1/12 22:32:55)
TM−255調整のためお預かりしました。
電源が入らなくなる現象があります。
電源が入った場合でも、しばらくすると液晶及びバックライトが消えてしまいます。
とても不安定です。
電解コンデンサーが劣化しています。
コンデンサー周りの基板に青いポツポツが見えますが、漏れた電解液が乾いた跡です。
基板を洗浄し、電解コンデンサーを交換しました。
コンデンサーからの液漏れはスルーホールを通って基板の裏側にまで及んでいます。
液晶パネルを外すと青いポツポツが付いていました。
基板を洗浄してスルーホールの状態を確認します。
腐食しています。
スルーホールの導通を確認し断線の有無を調べます。
断線している箇所が有ったので、細い線を通して修復しました。
希望によりバックライトをLED化しました。
点灯を確認しました。
しかし、電源が入らなくなる現象と、すぐに液晶とバックライトが点灯しなくなる現象は改善していません。
コントロールのCPUを再ハンダしました。
電源スイッチの接触不良を点検します。
電源が入らない大きな原因となります。
分解、接点を洗浄しました。
こんなに小さい部品で電源の入切をさせています。
治ったと思いたいのですが、電源が入らない現象が再発しました。
POWER SW CONTROL Q602を点検します。
ファイナル基板を取り外します。
Q602は基板の裏側にあります。
DTC124 再ハンダしました。
電源が入らなくなる現象は改善したようです。
しかし、液晶パネルとバックライトが消える現象が改善しません。
バックライトなどを制御しているトランジスターです。
Q4 2SC1307
2SC1307 動作不良です。
手持ちのあった2SB1292に交換しました。
ー4Àの石です。
バックライト改善OKです。
メモリーバックアップ電池の電圧。
0Vのため交換しました。
測定と調整。
周波数調整。
出力調整。
規定の35W
スプリアス良好。
受信感度。
ー125,4dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付
いい受信感度です。
KENWOODモノバンドオールモード機はこれ以降の新製品が出ていません。
周波数ダイヤルが付いて、SSB運用でも重宝する無線機です。
ICB-670 受信感度わるい
(2023/1/12 16:50:40)
ICB-670 メンテナンスのためお預かりしました。
パターン、ハンダ不良を点検。
あやしい場所は再ハンダしました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
金属製の水晶発振子に交換しました。
PTTスイッチにガリがあります。
分解洗浄しました。
接点を研磨しました。
組み立て。
チャンネルスイッチに接触不良があります。
分解洗浄しました。
接点を研磨しました。
組み立て。
受信感度が低下していました。
初段のFETを交換しました。
2SK23A 手持ちのあった 2SK19に交換しました。
他、IF増幅トランジスター、検波ダイオードを交換しました。
交換部品です。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアス良好。
受信感度復活しました。
最大に調整しました。
受信感度。
ー122,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
基本性能が良い無線機です。
TM-833 周波数ズレ
(2022/12/29 21:04:52)
スプリアス良好。
TM-833 周波数ズレがあるとのことでお預かりしました。
バックライトをLED化しました。
LED化にあたり、電流制限抵抗は液晶側にあります。
点灯を確認しました。
周波数ズレを調整しました。
出力 10W
スプリアス良好。
433Mhz
スプリアス良好。
1295Mhz
受信感度。
433Mhz ー120,8dBm (SINAD)
受信感度。
1295Mhz ー120,7dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付しました。
貴重な1200Mhzの無線機です。
DJ-F5 音が小さい
(2022/12/29 20:56:52)
DJ-F5 音が小さいとのことでお預かりしました。
音が小さい原因は電解コンデンサーの劣化です。
電解コンデンサーを交換しました。
音が大きくなりOKです。
バックライトが点灯しないとのことで、接点を洗浄しました。
接点の導電ゴムを洗浄しました。
バックライトの点灯OKです。
測定と調整。
周波数
出力
145、430Mhzとも 5W
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度(SINAD)
145Mhz ー123,8dBm
433Mhz ー122,0dBm
受信感度スペックシール添付。
直感的な操作が分かりやすい無線機です。
DJ-F5 音が小さい
(2022/12/29 0:28:25)
DJ-F5 音が小さいとのことでお預かりしました。
基板を点検。
リード線がはがれています。
再ハンダしました。
音が小さいとのことです。
電解コンデンサーが劣化のため交換します。
リードタイプの電解コンデンサーを寝かして取付けました。
音が大きくなりました。
液晶のバックライトが点かないとのことです。
接点を洗浄しました。
接点の導電ゴムを洗浄しました。
バックライトの点灯OKです。
パネルに傷が多くて見にくいです。
時計のプラスチック風防磨き用のコンパウンドです。
サンエーパール
歯磨き粉を使ってもOKです。
パネルを磨きました。
測定と調整。
周波数
出力
145、433Mhzとも 5W
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度(SINAD)
145Mhz ー124,1dBm
433Mhz ー122,4dBm
受信感度スペックシール添付。
丈夫で使いやすい無線機です。
RJ-380 メンテナンス
(2022/12/28 0:03:55)
RJ-380 メンテナンスにてお預かりしました。
状態のよいキレイな無線機です。
内部もキレイな状態でした。
パターン、ハンダ不を良点検しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
昭和55年製造当時の電解コンデンサーです。
希望により一部をオーディオチューニングし、フィルムコンデンサーに交換しました。
希望により、Sメーター照明を取付けました。
電解コンデンサーはドライアップしています。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,4W
変調時 0,5Wです。
スプリアス良好。
バッテリーインジケーター調整。
10,8Vのとき、
バッテリーインジケーターをこの位置に調整します。
SメーターLED照明もOKです。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー114,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
変調の音質がよい無線機です。
TM-V708 電源が入らない
(2022/12/25 11:31:58)
TM-V708電源が入らないとのことでお預かりしました。
この無線機は過去に修理歴があり、電源が入らないという同じ症状でした。
http://jr2jhg.livedoor.blog/archives/16124928.html
ヒューズ類を点検するも異状ありませんでした。
セパレートケーブルを調べるとショートしていました。
そのせいでトランジスターが破損していました。
2SB1132
手持ちのあった2SB1132に交換しました。
電源が入るようになりました。
出力 50W
その他、性能スペックは過去記事と同じです。
TM-732 電源が入らない
(2022/12/25 0:46:24)
TM-732 電源が入らないとのことです。
電源が入らない原因は、コントロールの電解コンデンサーからの液漏れで、パターンが損傷しているケースが多いです。
本機は修理された形跡があり、コンデンサーが交換されています。
コンデンサーの液漏れが基板の裏側にまわり、5V電源レギュレーターICが液漏れまみれになってしまいます。
レギュレーターICを取り外しました。
基板がヒドイ状態です。
洗浄してハンダメッキをしました。
レギュレーターICは無事でした。
取付け。
電源が入るようになりました。
バックライトが緑色のLEDに交換されていました。
液晶の表示がオール緑色になってしまいよろしくありません。
白色LEDに交換しました。
液晶パネルの導電ゴムを洗浄しました。
点灯を確認しました。
145Mhz側のファイナル。
ハンダ付けが荒れています。
貫通ピンが未ハンダの場所。
導通はありません。
ファイナルのピン足が短くなっていました。
ピン足を追加しました。
ファイナルを取付けました。
貫通ピンもOKです。
制御ユニット取り外し。
セパレートケーブルコネクター再ハンダしました。
バックアップ電池の電圧、
3,2Vでした。
OKです。
測定と調整。
周波数調整。
出力 145Mhz
規定の50W
出力 433Mhz
規定の35W
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz 受信感度少し低下しています。
ー121,3dBm
145Mhz 受信感度調整。
感度を最大に調整しました。
調整後の受信感度。
145Mhz ー124,2dBm (SINAD)
433Mhz
ー123,5dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付しました。
スケルチが電子式ではくダイヤル式です。
CQを出すときにはスケルチ開の状態かと思います。
必要な方には手放せない無線機ですね。
TM-733 電源が入らない
(2022/12/21 13:22:56)
ここから2台目です。
TM-733 電源が入らなくなったとのことでお預かりしました。
たいへんお気の毒なことです。
ネットオークションで入手したセパレートケーブルが不良であったことから、TM-733を2台NG(電源が入らなくなった)にしてしまったとのことです。
ケーブルの被覆が破れて中でショートしています。
1台目のTM-733の電源が入らなくなり2台目を接続、2台目の電源も入らなくなったとのことです。
泣けちゃいますよね。
被覆を剥がして確認するとアース線とショートしていました。
周辺もボコボコしているので挟んで使われたようです。
傷んだ場所を切り詰めて接続しました。
収縮チューブで保護しました。
セパレートケーブルOKです。
1台目から診てゆきます。
電源ラインを追いかけてゆくと小型のヒューズでストップしていました。
部品を取り外しました。
過電流保護素子(2A)に交換しました。
取り付けました。
電源が入りました。
バックライトをLED化しました。
点灯確認しました。
測定と調整。
周波数調整。
出力 145、430Mhzとも
50W
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー125,5dBm (SINAD)
433Mhz ー125,7dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付しました。
1台目OKです。
ここから2台目です。
小型のヒューズがNGであったので過電流保護素子に交換しました。
まだ電源が入りません。
原因はこれだけではありませんでした。
基板を外してラインを追いかけます。
基板裏側にあるトランジスタがNGでした。
2SC1302
手持ちのあったトランジスターに交換しました。
電源が入りました。
バックライトをLED化します。
LEDに交換しました。
点灯を確認しました。
セパレートケーブルもOKです。
430Mhzのパワーが出ません。
VCOの発振及び、プリドライブ段まではOKのようです。
オシロスコープで確認できました。
ドライブICがNGです。
IC209
手持ちのあったICに交換しました。
430Mhz パワーOKです。
40W
145Mhz 50W
ボタンが外れてしまいます。
ボタン止めスポンジが加水分解でボロボロです。
スチロールです。
ボタン止めOKです。
測定と調整。
周波数調整。
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー124,2dBm (SINAD)
433Mhz ー122,3dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
2台目OKです。
TH-F28 受信できない
(2022/12/21 13:13:18)
TH-F28 受信できません。
ボリューム、スケルチがNGです。
受信信号を復調していないようです。
電解コンデンサーがヒドイ状態です。
コンデンサーを取り外すと液漏れがヒドイです。
基板を洗浄しました。
パターンが腐食した場所は緑色のレジストを剥がしてハンダメッキしました。
レジストを塗布しました。
電解コンデンサーを交換しました。
電解コンデンサーからの液漏れにより、基板パターンのスルーホールが腐食断線しています。
4層基板の内部パターン図です。
スルーホールを追いかけてゆきます。
断線したスルーホールがありました。
バイパス配線をしました。
受信復活しました、ボリューム、スケルチもOKです。
液漏れのコンデンサーです。
パワーが出ません。
調べてみるとアンテナコネクターの配線が外れていました。
パワーが出るようになりました。
5W
測定と調整。
周波数調整。
スプリアス良好。
受信感度。
ー123,2dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
小型で手にフィットする無線機です。
駅前QRVにどうぞ。
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