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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
TM-732 パワーが出ない
(2022/12/16 21:35:12)
TM-732 パワーが出ないとのことでお預かりしました。
バックライトをLED化します。
LEDに交換しました。
点灯を確認しました。
ボタン止めのスポンジがボロボロです。
ゴムシートを使います。
ボタン止めをゴムシートに交換しました。
パワーが出ないとのことです。
パワー調整しました。
145、430Mhzとも
出力 10Wに調整しました。
測定と調整。
周波数調整。
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー124,8dBm (SINAD)
433Mhz 受信感度が低下していました。
感度を最大に調整しました。
調整後受信感度。
433Mhz ー123,8dBm (SINAD)
受信感度スペックシールを添付しました。
基本性能は引き出しました。
ICB-680 メンテナンス
(2022/12/16 21:21:27)
ICB-680 メンテナンスにてお預かりしました。
パターン、ハンダ不良を点検しました。
4、5、6チャンネルの受信ができません。
チャンネルスイッチをオーバーホールします。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
組み立て。
受信OKです。
PTTスイッチにガリがあります。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
組み立て。
PTTスイッチOKです。
電解コンデンサーをオール交換しました。
金属製の水晶発振子に交換しました。
電源逆接続からの保護対策をしました。
交換部品です。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー122,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
カチカチと決まるチャンネルスイッチが気持ちいい無線機です。
TM-742 LED化
(2022/12/15 1:35:42)
TM-742 LED化のためお預かりしました。
LEDに交換しました。
点灯を確認しました。
バックアップ電池を交換、ソケット化します。
バックアップ電池の残量 3Vでした。
交換用のソケットです。
ソケット取付けました。
各部の調整です。
各バンドはユニット化されて、3段積みになっています。
このままだと、いちばん上のユニットしか調整できませんよね。
ユニットをバラバラにして、28Mhzから調整開始です。
調整したいユニットを真ん中(中央)にします。
貫通した電源を接続します。
リセットをかけると、中央が28Mhzになります。
マニュアルにやり方は書かれておりません。
28Mhzを調整しします。
その後、28Mhzを1段目にして、2段目(中央)を430Mhzにして調整、最後に3段目に145Mhzを載せて調整すれば全て調整することができます。 どうすればよいか悩むスゴイ無線機ですよね。
悪くなったユニットだけをソケット交換すればOK、プロ用無線機なみでスバラシイです。
29Mhz
周波数調整。
29Mhz 50W
スプリアス良好。
29Mhz
433Mhz
周波数調整。
433Mhz 20W
スプリアス良好。
433Mhz
145Mhz
周波数調整。
145Mhz 20W
スプリアス良好。
145Mhz
受信感度。
145Mhz ー125,0dBm (SINAD)
433Mhz ー124,2dBm (SINAD)
29Mhz ー124,8dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付しました。
基本性能はでています。
RJ-580 点検整備
(2022/12/14 13:39:02)
RJ-580 昭和の無線機を一度もメンテナンスしたことがないとのことで、お預かりしました。
ナショナルの電源コネクターは入手が困難で、適合する市販のコネクターがありません。
SONYタイプのジャックに変更されています。
SONYのものと極性の互換がとられ便利です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
基板パターン、ハンダ不良を点検、再ハンダしました。
ドライアップ状態です。
Sメーター照明をLED化します。
昭和の色ですね。
白色LEDに交換しました。
リニューアルした感じになりました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,3W
変調時 0,5Wです
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー118,2dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
状態が良くキレイな無線機です。
コンデンサーの交換と調整だけで性能はOKです。
IC-706mk2G 液晶不良
(2022/12/13 17:34:20)
IC-706mk2G 液晶不良のためお預かりしました。
液晶ビネガーシンドロームです。
基板を取り外しました。
液晶パネル。
中心部が黒くなっています。
ティシュペーパーに溶剤を染み込ませて貼り付けておきます。
接着剤を掻き落とします。
溶剤ティッシュペーパーを貼り付けての繰り返しです。
キレイになりました。
偏光板を取付けます。
希望により反転表示にしました。
測定と調整。
周波数 7,10Mhz
出力
7,10Mhz FM
100W
スプリアス良好。
7,10Mhz
受信感度。
7,10Mhz SSB ー126,8dBm
受信感度スペックシール添付しました。
反転液晶は、違った印象で格好良いですね。
IC-706 液晶修理
(2022/12/10 11:34:52)
IC-706(無印)液晶修理のためお預かりしました。
液晶ビネガーシンドロームです。
液晶ユニット取り外しました。
偏光板の接着に使われている酢酸が劣化している状態です。
お酢(ビネガー)臭いのが特徴でカチカチに固まっています。
ティッシュペーパーに溶剤を染み込ませて貼り付けておきます。
固まった酢酸をかき落とすのが、なかなか大変な作業です。
ティッシュペーパーを貼り付けての繰り返しです。
液晶がキレイになりました。
交換用の偏光板です。
偏光板を通すと見えるようになります。
回転させると反転します。
偏光板を取付けました。
液晶修理OKです。
フロントパネルをロックする爪のバネが無くなっています。
パネルが外れやすいです。
手持ちのあったバネを付けました。
爪が効くようになりました。
送信パワーが低下しています。
IC-706(無印)の定番不具合です。
電源コネクターが部品に緩衝してしまいます。
コネクターの下にある部品が壊れてしまいます。
部品がコネクターに押されて基板から離れています。
コイルが破損して端子が剥がれています。
導通はありません。
ピンセットの先と比較して小さい部品です。
手持ちのあったコイルに交換しました。
緩衝しないようにコネクターをカットしました。
パワー復活OKです。
バンド拡張の改造がされています。
配線が延長され、基板の状態も危ないです。
別に取付けたダイオードです。
基板洗浄し、再構築しました。
50Mhzの100W化です。
抵抗を対応用のものに交換しました。
ダイオードカットしました。
50Mhz 100W化OKです。
変調強化改造をしました。
基板を裏返し。
IC22 ピン21番 入力抵抗を交換しました。
測定と調整。
周波数調整。
スプリアス良好。
出力 145Mhz 10W
HF 100W
受信感度。
145Mhz ー122,0dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付しました。
コンパクトでオールモード、AMでの運用が楽しみな無線機です。
ICB-670 点検整備
(2022/12/7 1:35:07)
ICB-670 点検整備のためお預かりしました。
昭和56年製造、40年以上前になりますが、新品同様にキレイな無線機です。
内部もキレイな状態でした。
プラスチックモールドの水晶発振子を交換します。
金属製の水晶発振子に交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
希望により、一部をオーディオ用コンデンサーに交換しました。
ファインゴールド、MUSE
変調、受信音に関する場所は、セラミックコンデンサーからフィルムコンデンサーに交換。
メタライズドポリエステルフィルムコンデンサー
5チャンネルが不調です。
チャンネルスイッチを取り外しました。
接点が酸化しています。
洗浄、接点研磨しました。
組み立て。
PTTスイッチ取り外し。
分解洗浄。
接点を研磨しました。
組み立て。
交換部品です。
ドライアップ状態です。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアス良好。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー122,3dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
レスキューカラーな無線機です。
IC-375 周波数一方向しか変わらない
(2022/12/6 21:41:12)
IC-375 周波数ダイヤルを回しても、一方向にしか変わらないとのことです。
ダイヤルをどちらに回しても周波数アップになります。
ダイヤルエンコーダーを取り外しました。
赤外線LEDとフォトダイオードを点検します。
配線の一部がつぶれて線が見えています。
取り付けのときに挟んだようです。
挟んだ場所を防湿コーディング剤で保護しました。
透明なマニュキュアのようなものです。
固く保護されました。
フォトトランジスターから信号が出ているか確認します。
アップ、ダウンともパルス信号が出ていることが確認できました。
デバイスの異状ではありません。
アップ側。
ダウン側。
周波数エンコーダー復活しました。
エンコーダーの光学スリット板に歪みがあります。
スリット板のテンションが強すぎです。
2箇所のネジを緩めてテンションの歪みを開放します。
スリット板が真っ直ぐになりました。
周波数の変化がスムーズになりました。
バックライトをLED化します。
LEDに交換しました。
点灯を確認しました。
バックアップ電池の電圧は、
3Vです。
交換は見送りました。
測定と調整。
周波数調整。
出力 10w
スプリアス良好。
受信感度。
ー122,2dBm (SINAD)
Sメーター調整。
40dBuVを受信のとき、
Sメーターフルスケールに調整しました。(規定)
受信感度スペックシール添付しました。
基本性能がしっかりした無線機です。
SONY ICF-6700 使えない
(2022/12/6 18:22:22)
SONY ICF-6700 使えません。
セレクタつまみを回すと放送は受信しているようですがすぐに聞こえなくなります。
内部はいろいろ手を入れてあります。
アンテナの配線が正しいか確認してゆきます。
パターン、ハンダ不良を点検します。
手を入れた場所は見ればわかります。
ケーブルが断線しているところが無いか点検します。
プリセレクタの指示がズレていました。
糸掛けなどを確認。
プリセレクタのキャビティーとの位置を合わせます。
スイッチ類が全てNGです。
基板を外し、一つ一つ取り外してゆきます。
この後、ダイヤルの位置合わせでタイヘンなことになりました。。
スプリングが出てきたけど、どうやって付いていたかなど。
やたら外すものではありませんね。
しかし、メンテナンス性の悪さには閉口しました。
バンドセレクタスイッチの分解。
接点が真っ黒に酸化しています。
接点洗浄。
接点を研磨しました。
研磨した接点を保護する溶剤を塗布しました。
組み立て。
ナロー、ワイドセレクタスイッチ分解。
接点酸化。
洗浄後、研磨しました。
組み立て。
FMセレクタスイッチ分解。
接点を洗浄。
研磨しました。
組み立て。
アンテナセレクタスイッチ分解。
接点洗浄しました。
接点を研磨しました。
組み立て。
バックライトの照明をLED化しました。
LED点灯確認しました。
FMの受信ができません。
10,245MHzが発振していません。
発振していません。
FMはダメです。
周波数カウンターが点灯しません。
電圧は有りますが、専用ICがNGかも知れません。
電池ボックスの配線が外れていたので取付けました。
FM放送と周波数カウンターがNGですが、専用ICとクリスタルの入手が必要です。
AM放送はOK、すぐに聞こえなくなることはなくなりました。
ここまででご勘弁ください。
TR-851 受信音が出ない
(2022/12/2 17:26:22)
TR-851 受信音が出ないとのことです。
ボリューム、スケルチ、RFゲイン、RITがNGです。
フロントを取り外しました。
TR-751、851定番の不具合です。
ボリューム取り外し。
接点を洗浄しました。
ボリュームを組み立て。
RFゲイン、RITについても接点を洗浄しました。
組み立て。
Sメーター照明、バックライトをLED化しました。
受信感度がでません。
RFケーブルが断線していたため修復しました。
送信時にRFメーターが振れません。
パターンを追いかけてゆくと、D7のダイオードが機能していませんでした。
D7 NGです。
D7 取り外しました。
ショットキーバリアダイオード 1SS101
半導体テスターで調べると、ダイオードとは認識されず8,5Ωの抵抗になっています。
手持ちのあったショットキーバリアダイオードに交換しまいた。
RFメーター復活しました。
測定と調整。
周波数
出力 10W
スプリアス良好。
受信感度復活。
ー126,6dBm (SINAD)
抜群の受信感度です。
受信感度スペックシール添付しました。
受信感度の良さでは定評のある無線機です。
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