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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
FT-857 送信・受信テスト
(2022/10/20 1:31:22)
受信感度。
FT-857 送信・受信テストのためお預かりしました。
測定だけをやってほしいとの要望にもお応えしたものです。
修理を実施した無線機はすべて送信・受信性能を測定していますが、今回は測定結果だけを記事にしたものです。
オーナー様への画像付き報告書です。
周波数。
29,00Mhz FM
Fズレ無く、周波数の安定性もOKです。
出力 50W
スプリアス良好。
29,00Mhz
受信感度。
29,00Mhz FM ー118,3dBm (SINAD)
受信感度。
7,10Mhz SSB ー130,0dBm
健康状態OKです、まったく問題ありません。
異状があれば調整をいたします。
ICB-880T 送信・受信ができない
(2022/10/19 21:28:36)
修復したパターンです。
ICB-880T 送信・受信ができないとのことです。
アンテナの緩みを増し締めしました。
必ず実施する項目です。
通電を確認しました。
Sメーター不動、送信・受信NG、基板の状態が悪くパターンが腐食しています。
音は出ます、インジケーターも動きます。
不動品ジャンクとして流通しているものだと思いますが、なんとかなるかも知れません。
RFの配線が断線していました。
コンデンサーの液漏れによりパターンが腐食しています。
緑色のレジストを剥がして、関係している周辺の部品を全て外します。
パターンはボロボロで失われていました。
断線状態です。
アルコール洗浄後、失われたパターンを修復して部品を取付けました。
緑色のレジストを塗布しました。
パターン腐食。
サービスマニュアルでパターンがどうなっているか確認しながらの作業です。
修復後、レジスト塗布しました。
パターン腐食。
パターンはこうなっているように見えますよね。
修復したパターンです。
違いますよね。
バイパス配線をする場合などを含め、パターン図や回路図が必要になります。
オーナー様が自分で修理したものは、ハンダブリッジの有無なども点検します。
PTTスイッチの切れが良くありません。
スイッチを取り外しました。
接点洗浄、研磨しました。
送信ができません。
終段ファイナルトランジスターが不良です。
2SC2314
オーナー様が交換したものですが、偽りフェイク品だったとのことでNGです。
高周波特性に伸びがありません。
廃品種のトランジスターは、印字だけ変えたフェイク品が多いらしいのが現実です。
汎用品で何とかなる方法を考え、手持ちのトランジスターをいくつか試した結果、高周波用トランジスターでもパワーの出は今ひとつでした。
2SC1815はft=80Mhzと高周波向けのトランジスターではありませんが、いちばん期待ができるパワーを出してくれました。
2SC1815GR品を3個並列です。
電流が片寄らないように1Ωの抵抗を入れる場合も試しましたが、抵抗の有無での変化は感じられないのがわかりました。
抵抗が無いコンパクトな方法にしました。
実装しました。
バイアス電流調整のため抵抗値を変更しました。
放熱用のグリスを塗布しました。
放熱板に取付けました。
出力 0,4W
変調時プラスです。
スプリアスの状況。
周波数。
27,144Mhz
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー122,0dBm
Sメーター感度。
ー73dBm受信のとき、
Sメーター指示9で標準です。
アンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
交換部品です。
パターン腐食場所のダイオードはリード足ダメージのため交換しました。
貴重なガンダムカラーの無線機です。
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追加記事。
偽りフェイク品のファイナルトランジスターを入手したのは残念なことでした。
オーナー様に元々付いていたトランジスターを郵送していただきました。
測定結果はOKです。
使えます。
取付けました。
出力 0,5W OKです。
スプリアスの状態です。
オリジナルのファイナルになりました。
ICB-88h 送信できない
(2022/10/19 21:18:06)
オリジナルのファイナルになりました。
ICB-88h 送信できないとのことです。
ヘリカルアンテナの無線機です。
アンテナを増し締めしました。
スケルチ、ボリュームを回すのが固いです。
回転軸がズレています。
ボディーと緩衝しています。
基板を点検、外してゆきます。
1本だけ違うネジが取付けられていました。
長さ、サイズも違います。
スケルチ、ボリュームが固い原因です。
フレームから外れていました。
無理に納めたため、基板が曲がっています。
整形しました。
インジケーターが外れていました。
送信・受信ともSメーターが動きません。
ネジを締めたときに配線をつぶしています。
配線を貫通しています。
断線です。
つなぎました。
SメーターOKです。
PLLシールド板を取り外し。
電解コンデンサーをオール交換しました。
PTTスイッチが不良です。
分解洗浄しました。
接点を研磨しました。
組み立て。
送信ができないとのこと。
RFの配線が断線していました。
送信できない原因はこれだけではありません。
送信基板のコイルにハンダ不良がありました。
再ハンダしました。
まだパワーが出ません。
終段のファイナルトランジスターがNGです。
オーナー様が入手して交換したものですが、偽り物らしいとのことです。
動作しますが高周波特性が悪くパワーがでません。
ファイナルトランジスターを交換。
高周波用のトランジスター2個を並列にして取付けました。
ファイナルトランジスターのバイアス電流を調整。
バイアス抵抗を変更しました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,4W
変調時プラス
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー122,0dBm
Sメーター感度。
ー73dBm受信のとき、
Sメーター指示9、標準です。
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
交換部品です。
オートサーチ機能が便利です。
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追加記事。
パワーが出ない原因はファイナルトランジスターが不良ではなく、RFの断線やハンダ不良によるものです。
偽り物のトランジスターを入手されたのは残念なことでした。
オーナー様から取り外したトランジスターを郵送していただきました。
測定の結果、良好であることがわかりました。
ファイナルトランジスターを取付けました。
出力 0,5W OKです。
スプリアスの状態。
オリジナルのファイナルになりました。
FT-920 周波数点滅
(2022/10/19 20:45:05)
FT-920 周波数が点滅するとのことです。
周波数が点滅します。
送信・受信ともにできず、音も出ません。
VCOロック外れ(アンロック)の状態です。
VCOの調整です。
VCO電圧。
7Mhzでの規定電圧は8Vですが規定を外れており、調整も効きません。
全バンドで同様の症状です。
原因はおおもとにあるかも知れません。
周波数によって5区画に分かれていますが、それぞれの信号を追いかけます。
信号はロジックICから周波数別にディストリビューションされています。
測定してみるとバンドを切替えるごとにしっかりと出力されています。
パターン、スルーホール、部品の導通を確認するも異状ありませんでした。
原因はここのブロックではない可能性がでてきました。
2nd Loの信号がでていませんでした。
規定では1Vですが、信号が無く発振が停止しています。
基板を裏返してみると2nd Loを修理した形跡がありました。
修理をした方も信号がでていないことは分かっていたようで、部品を再ハンダした跡があります。
トランジスターは交換されているようです。
再構築してやり直しましたが2nd
Loは発振しませんでした。
2nd Lo 原発水晶の発振を点検します。
リード足を継ぎ足しました。
60,770Mhz
発振するかどうかを確認します。
20,235Mhzで発振するのを確認し、異状ありませんでした。
3倍オーバートーンにて60,70Mhzです。
FETの不良であることがわかりました。
2SK210GR
取り外した水晶発振子の穴があるところの部品です。
手持ちの在庫があり交換しました。
残り8個です。
2nd Lo 発振しました。
60,77Mhz
規定の0,7V(p−p)に調整しました。
VCOも無事に動作し、電圧を規定の8Vに調整しました。
周波数ロックしました。
8時間電源を入れていますが発振が停止しないことを確認しました。
メモリーバックアップ電池を交換しました。
測定と調整。
周波数、29,00Mhz
出力 60W
LO 4W
スプリアスの状況。
29,00Mhz
受信感度。
29,00Mhz FM ー122,0dBm(SINAD)
29,00Mhz SSB ー140dBm以上 測定限界
goodデザイン賞を受賞した無線機です。
ICB-680 音が出ない
(2022/10/19 19:31:51)
ICB-680 電源を逆接続したとのことです。
SONYの外部電源コネクターは、中心がマイナスになっています。
電源を逆接続して壊してしまう方が多いです。
送信・受信もできず、Sメーターも動かなくなってしまいます。
オーディオICが破損していたので交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
希望によりSメーターに照明を取付けました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアス良好です。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー120dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
受信音が良い無線機です。
ICB-88H メンテナンス
(2022/10/18 22:41:22)
受信感度を最大に調整しました。
ICB-88H メンテンナンスのためお預かりしました。
ICB-88Hはヘリカルアンテナ仕様ですが、本機はロッドアンテナに交換されています。
アンテナのネジを増し締めしました。
パターン、ハンダ不良を点検。
あやしい場所は再ハンダしました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
希望により、一部をオーディオ用コンデンサーに交換しました。
フィルムコンデンサーに交換しました。
交換部品です。
希望によりSメーターの照明を取付けました。
測定と調整。
中間周波数を最大に調整。
周波数。
27,144Mhz
出力。
0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー122,0dBm
Sメーター指示。
ー73dBm受信のとき、
Sメーターの指示9です。
アンテナを伸ばした状態。
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
ヘリカルからロッドアンテナに交換の場合、再調整無しでは性能がでません。
PLLシンセサイザーの無線機です、チャンネルスキャン機能が便利です。
TR-751 受信感度が悪い
(2022/10/17 1:02:40)
TR-751 受信感度が悪いとのことでお預かりしました。
スケルチの調子が悪いとのことですが、751定番の不具合であるボリュームの故障ではありません。
CALL、RITボタンも正常に機能していません。
コントロール基板を調べるとパターンにハンダブリッジを発見しました。
修整後
CALL、スケルチOKです。
RITも正常に機能するようになりました。
受信感度を最大に調整しました。
だいぶ離調していました。
受信感度、回復しました。
ー123,0dBm
Sメーター感度調整。
周波数調整。
出力。
13W
スプリアス良好です。
オーナー様にてLED化などは実施済みです。
使いやすい無線機です。
FT-2000 電源が入らない
(2022/10/16 19:53:07)
古いハンダを吸い取り、フラックスを流し込んで再ハンダしました。
リプル成分もなしです。
電源が入りました。
出力 50W
50W、OKです。
スプリアス良好。
受信感度。
YAESU の高級機です。
FT-2000 電源が入らないとのことです。
スイッチング電源ユニットが不良です。
電圧の出力がありません。
平滑コンデンサーを取り外し、容量を測定しましたが異状はありませんでした。
インバータートランスの断線などを確認しましたが異状ありませんでした。
パターン、ハンダ不良を点検。
あやしい場所がいくつかあります。
古いハンダを吸い取り、フラックスを流し込んで再ハンダしました。
フラックス。
何年も継ぎ足して使っています。
今までに何度も倒してこぼしました。
ボトルのまわりがべたべたになるのでアルコールで拭き、ラベルはもう見えなくなっています。
当時の価格で260円のタグがあります。
電圧がでました。
リプル成分もなしです。
測定と調整。
周波数、 7,10Mhz
出力 50W
スプリアス良好。
受信感度。
7,10Mhz ー123,5dBm
ICB-87R チャンネルスイッチ不良
(2022/10/15 19:30:28)
ICB-87R チャンネルスイッチ不良とのことです。
アンテナのネジを増し締めしました。
本機は後期型の無線機です。
取り外しました。
チャンネルスイッチが不良で、使用できないチャンネルがあります。
分解、接点を洗浄しました。
組み立て。
ボルト締めにて何度も分解することができます。
電解コンデンサーをオール交換しました。
測定と調整。
周波数。
27,144Mhz
出力
0,5W
スプリアスの状況。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー121,0dBm
Sメーター感度。
ー73dBmを受信して、
Sメーターの指示9です。
AGCの調整。
44dBuVを受信して、
Sメーターの指示を合わせます。
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
長いロッドアンテナが特徴の無線機です。
ICB-870T 変調が浅い
(2022/10/13 0:11:43)
ICB-870T 変調が浅いとのことです。
アンテナを増し締めしました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
変調が浅いとのことでしたが改善しました。
アンテナのネジ部分に取り付けられている菊座です。
ネジをきつく締めたことにより菊座がパターンを損傷させていました。
パターン剥離です。
パターンを整え、丸ワッシャーをハンダ付けしました。
平らなほうが設置面が良いです。
希望によりSメーターの照明を取付けました。
交換部品です。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力
0,5W
スプリアスの状況。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー123,5dBm
Sメーター感度。
ー73dBmを受信のとき、
Sメーター指示9です。
アンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
受信感度が良い無線機です。
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