無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
リンク 単体表示
JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
TS-940 調整
(2022/10/9 3:49:19)
TS-940 調整のためお預かりしました。
フレームに曲がりがありました。
厚い金属フレームのため、なかなか修整が効きません。
要望のあったリチウム電池を交換します。
電圧は3,0Vでした。
ソケット式に交換しました。
要望のあったSメーターの照明をLED化しました。
電球色イエローです。
点灯を確認しました。
スケルチのかかりに不具合があるとのことです。
症状を確認でませんでした。
Sメーター感度を調整しました。
40duV のとき、
Sメーター9に調整しました。
調整の関係で、画像が逆さ向きです。
出力調整。
150W
LO 5W
周波数。
7,10Mhz
スプリアス良好。
7,10Mhz
受信感度。
14,175Mhz ー123,0dBm
14,175Mhz 受信中の状況。
ビスの交換を希望です。
ステンレス製ビスです。
純正ビスは、鉄ニッケルメッキですので磁石ドライバーに付きます。
ネジ頭を指で触るとゴソゴソします。
ステンレス製ビスは磁石に付きません。
強度良し、腐食せず、ゴソゴソもしません。
健康状態は良好です。
周波数ダイレクト選択ボタンなど、すべての機能が一発で操作できるので使ったら手放せなくなる無線機ではないでしょうか。
RJ-481 受信感度が悪い
(2022/10/7 12:20:57)
A4サイズのショルダーバッグに入れて持ち歩けます。
RJ-481 受信感度が悪いとのことです。
RJ-481Zです。
RJ-481Zはヘリカルアンテナ仕様ですが、ロッドアンテナに交換されています。
交換のみで無調整の場合は性能が出ません。
パターン、ハンダ不良を点検しました。
電解コンデンサーをオール交換します。
受信音が小さいとのことですが、オーディオICほか周辺部品の異状はありませんでした。
Sメーターの照明を希望です。
LEDを取付けました。
点灯した状況です。
交換部品です。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力
0,5W
スプリアス良好。
受信感度を最大に調整しました。
ロッドアンテナに交換後無調整だった感度もOKです。
ー120,8dBm
500mlのペットボトルくらい小型の無線機です。
A4サイズのショルダーバッグに入れて持ち歩けます。
8チャンネル500mWでSメーター付き、受信感度も良くフルスペックの無線機です。
AOR AR-1500 受信できない
(2022/10/7 1:05:52)
パターンを研磨しました。
AOR AR-1500 受信できないとのことです。
ソフトケース付きでキレイな受信機です。
受信ができないとのことで、ハンダ不良などを点検しました。
バッテリーからの液漏れにより基板が腐食していました。
アルカリ電池は放電状態になると早い段階で液漏れが始まります。
時計やガスレンジなど、放電状態に近いところまで長く使われる電池はマンガン電池が安全です。
部品を取り外しました。
基板はボロボロです。
部品はアルコール洗浄しました。
パターンを研磨しました。
腐食による断線はありませんでした。
ハンダメッキしました。
緑色レジストを塗布しました。
ボタンの接点を洗浄しました。
ボタンの導電ゴムを洗浄しました。
メモリーがリセットされてしまい、周波数エラーになります。
内蔵スイッチでコマンド登録です。
やり方が分からず苦戦しました。
下記のとおり。
復活しました。
受信感度。
ー113,0dBm
SSBが復調できる貴重な受信機です。
FT-712 Sメーターが振れない
(2022/10/1 20:26:43)
スプリアス良好です。
FT-712 Sメーターが振れないとのことです。
ぎっしり詰まっている感じですね。
基板と部品の異状を確認します。
本機は特に問題はありませんでした。
バックライトをLED化します。
LEDに交換しました。
点灯を確認しました。
バックアップ電池の点検。
電圧は0Vでした。
リチウム電池を交換しました。
Sメーターの振れが悪いとのことです。
受信感度が落ちているわけではありません。
Sメーターの調整がズレていたので再調整しました。
ー73dBmを受信したときS9が標準です。
Sメーターが9を指示するように調整しました。
調整の関係で逆向きでゴメンナサイ。
周波数調整。
出力。
50W
受信感度。
ー124,5dBm (SINAD)
遠くのレピーターもよく聞こえると思います。
受信感度スペックシール添付。
エメラルドグリーンがキレイです。
健康状態も良い無線機です。
RJ-260 受信感度がわるい
(2022/10/1 4:33:15)
RJ-260 受信感度がわるいとのことです。
受信感度が低下しており、強めの信号ー98dBmでも聞こえないくらいカスカスです。
昭和54年製造の刻印あり。
40年以上経過していますので、電解コンデンサーをオール交換します。
27,144Mhz 100mW です。
水晶発振子 27,144Mhzを実装です。
ソケット式で交換が楽。
業務用無線機の製造プロセスが色濃く出ています。
この時代は、工事現場での交通整理をはじめ、過酷な使われ方をするCB無線機はメーカー修理も多かったことと思います。
メンテナンス性の良さを念頭に置いた造りで、結線はすべてプラグ式となっています。
配線プラグの結線図が記されています。
サービスマン向けへの配慮がされており、修理を前程とした業務機であるといえます。
分解しやすい無線機です。
サービスマン向けへの配慮がされており、修理を前程とした業務機であるといえます。
分解しやすい無線機です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップしています。
受信感度の調整。
コンデンサーの交換により、信号もよく通るようになりました。
コイルを調整すると感度がグーンとアップします。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度 ー119,5dBm
感度復活です。
送信出力。
自作のQRPパワーメーターでモニターしながら最大になるように調整しました。
出力。
約0,15W
スプリアス良好。
ICB-680なみのキレイさです。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
軍用無線機のようで格好いいですね。
IC-208 430のパワーが出ない
(2022/9/30 10:48:56)
IC-208 430のパワーが出ないとのことです。
430Mhzは5Wしか出ませんでした。
基板を外します。
アンテナコネクターを取り外し。
一枚基板です。
430Mhzのファイナルです。
ピンのハンダ付けが少なく、引っ張ると穴から抜けそうです。
ハンダは多ければ良いものではありませんが少なめですね。
ファイナルを取り外します。
東芝 S-AU82L
430Mhz FM 80W
ファイナルを点検してみましょう。
部品が焼損していました。
ファイナルを注文しました。
資料が付いてたので焼損した部品をみてみました。
図記号だと抵抗ですが、数値は未記入でわかりませんでした。
交換しました。
測定。
周波数。
145,00Mhz
433,00Mhz
430Mhzの出力復活しました。
50W
スプリアス良好。
145Mhz
良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー124,6dBm (SINAD)
433Mhz ー124,2dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付しました。
アルミインゴットなボディーで丈夫な無線機です。
ICB-680 送・受信できない
(2022/9/28 16:42:21)
接点を研磨しました。
ICB-680 送・受信できないとのことです。
健康状態の確認。
送信は微弱、受信は感度がありません。
プラスチックモールドの水晶発振子を交換します。
金属製の水晶発振子に交換します。
水晶を交換しました。
電解コンデンサーもオール交換。
送信・受信が低下する原因となるPTTスイッチをメンテナンスします。
分解、洗浄しました。
接点を研磨しました。
組み立て。
送信関係のトランジスターに電源が供給されていませんでした。
電源ラインにハンダ不良があり、再ハンダしたところパワーが復活しました。
送信OKです。
受信感度が無く、OSCが発振していません。
発振コイルを調整、信号が取り出せそうな場所からピックアップします。
OSCの発振を確認。
波形を見ながら最良に調整します。
受信OKです。
受信感度が回復すると、音声が安定しないことがわかりました。
AGCのトランジスターを交換しました。
交換部品です。
電解コンデンサーはドライアップしています。
測定と調整。
周波数。
27,144Mhz
出力。
0,5W
スプリアス良好。
受信感度最大。
受信感度。
ー120,0dBm
アンテナを伸ばした状態にて、
ローディングコイルを最大に調整しました。
チャンネルセレクトがカチッとして小気味よい無線機です。
TS-450 SSB送信できない
(2022/9/23 22:59:21)
TS-450 SSB送信できないとのことです。
リセットをかけました。
SSB CW送信ができるようになりました。
7Mhzバンドは拡張済です。
7,120Mhz CWでの送信OKです。
7,120Mhz SSB(LSB)での送信OKです。
メモリーバックアップ電池の電圧を点検。
CR2023ではなく、もっと大きい電池です。
バックアップ電池の電圧 3,2Vです。
今回は交換を見送りです。
ディスプレイ照明のLED化を希望です。
パネルピンのハンダを取ります。
この機種のピンのハンダを取ったのは久しぶりです。
109ピンあるため根気のいる作業です。
照明のCFL管(蛍光灯)です。
ピンを真っ直ぐに整えます。
基板に刺さらなくなってしまいます。
CFL管を取り外し。
インバーター取り外し。
CFL管を駆動させているインバーターの電圧を調べます。
回路図ではCN1の2番ピンのところです。
LCD A'SSY の2番ピンは8Vであることがわかりました。
LED化するためによい方法はないだろうか。
最近はテープ状になったものがありますし、板状の細長いユニットもあります。
明るすぎると、かえって見にくくなってしまいます。
ブログ記事を見て、だれもが実現できそうな方法が良いですよね。
ジャンク基板で作ってみましょう。
ガラス繊維基板です。
カットしてつなげました。
パターンは真ん中に切れ目を入れて電気的に分離しました。
液晶、CFL管との長さ比較です。
LEDを何個にするかを検討します。
8Vという電圧の関係で、LEDは6個にしました。
万力に挟んで接着中です。
私は手持ちを利用しましたが、普通の片面基板を切り出して使えば良いですね。
1日放置で接着完了です。
実装しました。
インバーターがあった場所、OUTからINに電流制限抵抗を付けます。
47Ω 2W
GNDからGNDをジャンパーします。
点灯試験です。
8Vの電圧をかけます。
明るいです。
電流は、LED6個点灯で104mAです。
液晶を被せてみました。
点光源なので、スポットのムラが出てしまいます。
拡散キャップを作ります。
グルーガンのグルースティックを切ったものです。
ドリルで穴を開けました。
拡散キャップです。
だいぶマシになったと思います。
点光源のムラは少し残ってしまいます。
点灯に失敗したら、109ピンのハンダを取るのは大変なことです。
側面に穴を開けました。
CFL管を抜くのも穴を開ければOKです。
外した部品です。
CFL管は黒ずんでいます。
LEDに交換して正解ですね。
周波数。
29,00Mhz
出力。
29Mhz FM 70W
スプリアス良好。
29MHz
受信感度。
29Mhz FM
ー123,3dBm (SINAD)
デザインの良い無線機です。
ALINCO ELH-730G 受信が悪い
(2022/9/21 18:03:47)
ALINCO ELH-730G 受信が悪いとのことです。
受信のときに感度が落ちるとのことです。
評価機にはYAESU FT-4700を使いました。
リニアアンプ専用機のため、受信プリアンプ機能はありませんが受信感度が落ちてしまいます。
ー120dBmまで絞るとほとんど聞こえなくなり、アッテネーター状態です。
無線機に直接入力では問題ありません。
パターン、ハンダ不良を点検。
あやしい場所はハンダ強化しました。
シールドされた蓋を外すとリレーがあります。
リレーのプラスチックカバーが無いです。
プラスチックの透明カバーがあるはずですが、これでは無防備ですね。
DC12Vリレーです。
テスターで接点の抵抗を計ると1オームほどもありました。
(RELによりテスターリードの抵抗ぶんは0補正済み)
接点を研磨します。
リレークリナーで接点を洗浄します。
速乾性のブレーキパーツクリーナーのようなものです。
クリーナーを吹付けたら薄いプラスチック板で接点を磨きます。
クリーナーで磨きカスを洗浄するのを繰り返します。
接点抵抗はほぼ0オームとなりました。
カバーを付けました。
アセテートフィルムなので耐久性があります。 メインディングテープです。
受信状態も向上しました。
ハンディー機のパワーアップのために使う場合もあるでしょう。
FT-60にて送信しました。
5Wです。
5W入力で、50Wちかく出ました。
小型なボディーは移動運用に重宝ですね。
CH-580 整備
(2022/9/20 15:46:31)
劣化部品を交換します。
測定と調整。
CH-580は、箱付きなど保存が良い状態で発掘される(笑)無線機だと思います。
CH-580 整備のためお預かりしました。
まずは、受信感度を測定。
ー111,0dBm
ひどく低下しているわけではありません。
出力 0,3W です。
業務用で使うぶんには十分ですが、フリーライセンス無線として遊ぶためにはギリギリのスペックかと思います。
劣化部品を交換します。
パターン点検。
あやしい場所は再ハンダをしました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップ状態です。
検波ダイオードを交換、ANLをカットしました。
オーディオ信号が通る場所に使われていたコンデンサーです。
220uF
テスターで測定してみました。
171,4uF、Vloss7,1%、ESR0,34オーム
容量が抜けています。
変調信号が通る場所に使われていたコンデンサーです。
0,47uF
615,7nF(0,61uF) Vloss0,7%、 ESR3,2オーム
等価直列抵抗(ESR)は抵抗成分となって増えてゆき、今は3,2オームあるということ。
発熱が大きくなります。
電解コンデンサーは高熱になるほどダメージが大きいです。
Sメーターのホコリを取って欲しいとの希望です。
カビが生えているようです。
パネルは外せない構造でした。
拭き取りました。
目立たない状態までキレイになりました。
Sメーターに照明を付けて欲しいとの希望です。
LEDを取付けました。
10mAで消費もわずかです。
点灯状態です。
測定と調整。
受信感度の調整。
最大に調整しました。
受信感度。
ー122,2dBm
最初の測定ー111,0dBmから11dBのアップです。 電力比で12倍。
周波数。
27,144Mhz
出力。
0,5Wに回復しました。
スプリアス良好。
たいへんキレイです。
アンテナを伸ばした状態にて、
ローディングコイルを最大に調整しました。
CH-580は、箱付きなど保存が良い状態で発掘される(笑)無線機だと思います。
なぜか愛着が出てしまう不思議な無線機です。
execution time : 0.054 sec