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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
TS-790 照明LED化 点検
(2024/5/25 15:54:22)
サブ周波数表示 バックライトをLED化。
TS-790 Sメーターなど照明LED化、送受信点検のためお預かりしました。
Sメーター照明。
サブ周波数表示 バックライトをLED化。
フロント部を外します。
照明をLED化しました。
バックライトをLED化しました。
クールな色です。
点検。
測定と調整。
周波数。
出力 145、433Mhzとも 15W。
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー125,3dBm (SINAD)
433Mhz ー122,6dBm (SINAD)
SINADメーター、 ー12dB を指示。
受信感度スペックシール添付。
デザインが良く、メンテナンスもしやすい無線機です。
TONO PR-1300A スーパー聞多
(2024/5/24 21:18:01)
TONO PR-1300A スーパー聞多
点検のためお預かりしました。
分類は、100Khz〜1300MHzをカバーする広帯域受信機になると思います。
基板は3枚に別れます。
キーパッドの反応が悪いとのことです。
導電ゴムを洗浄しました。
キー接点を洗浄しました。
キーパッドの反応が回復しました。
ワイドFM放送の受信も良好です。
スーパー聞多は、430Mhz帯の送信をすることができます。
周波数 433,0Mhz
送信出力。
バッテリー運用時 7,2Vのとき、
出力 100mW
レピーターを経由した通信では十分な出力です。
スプリアスの状態。
433Mhz
受信感度。
433Mhz ー124,3dBm (SINAD)
SINADメーター ー12dB を指示。
受信機だけどプチ送信ができるスーパー聞多です。
基本性能に異状ありません。
FT-101E 点検
(2024/5/23 22:26:17)
FT-101E 点検のためお預かりしました。
内部はキレイな状態です。
送信から点検してゆきます。
ヒータースイッチをON。
終段管に火が入りました。
送信の事前儀式を一通り行います。
球の灯りに心踊りますね。
ギロチンの動作もスムーズで問題ありません。
プレート同調、ローディング調整を済ませます。
送信のための調整も、もう間もなく終わりを迎えます。
IC電流を確認。
最大に近づけます。
事前調整の全てがシンクロする瞬間です。
送信 100W。
今ここで電波を作って送信しているという感じには感動すら覚えます。
スプリアスの状態。
周波数 7,05Mhz
7,05Mhzのときのダイヤル位置です。
ダイヤルの直線性については、上に行くに従いズレてしまうのは仕方がありません。
受信感度。
7,05Mhz AM ー123,0dBm
Sメーター感度。
業界標準のS9値である ー73dBm を受信のとき、
Sメーターの指示9以上です。
問題無く、基本性能は出ています。
FT-101Eモデルは、101らしい形をした最終型の無線機で、これ以降はZ、102へと進化してゆきます。
使用している無線機がワン・ノー(オー)・ワンだと言うだけで世界に通用する有名機。
世界のFT-101です。
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追加記事。
高周波同調回路のトラッキング調整を実施しました。
YAESUのサイトからダウンロードできる取扱説明書に調整方法の記載があります。
同調回路の調整方法は次のとおり。
各BANDについて調整を実施します。
送信と受信について、PRESELECTのズレを調整。
各BANDについて調整しました。
40メーターBANDを調整している状況。
最大感度になるようにトリマーを調整したところ。
各段の同調コイルの連動OKです。
ICB-R5 総合修理
(2024/5/23 15:19:56)
ICB-R5 総合修理のためお預かりしました。
外部電源を逆接続されたようで、送信・受信の全てができません。
アンテナのネジを増し締めしました。
分解。
電池ケースはキレイな状態です。
フロントマスクを取り外し。
基板を取り外しました。
部品を点検。
パターン、ハンダ不良を点検。
ラジオの糸掛け機構を取り外し。
電源スイッチのリペア。
分解洗浄。
接点を研磨しました。
チャンネルスイッチをリペア。
分解洗浄。
接点を研磨しました。
PTTスイッチをリペア。
分解洗浄、接点を研磨しました。
水晶発振子。
発振しない水晶があります。
水晶発振子を取り外しました。
トランジスターにボンドがベッタリと付いています。
トランジスターのピン足がボンドで埋まるくらい、周辺のダイオードにもベッタリ付いています。
このような浮遊容量の増加が水晶発振子の発振停止トラブルになります。
ピン足にベッタリとボンドが付いたトランジスターを取り外しました。
ボンドを剥がしました。
ダイオードを全数交換しました。
金属製の水晶発振子に交換しました。
各チャンネルの発振も正常になりOKです。
プラスチックモールドの水晶発振子です。
湿気が入りやすく、経年にてFズレが起きることがあるようですが、Fズレがなければどうしても交換しなくてはならないものではありません。
金属製のものに交換する方がほとんどです。
電解コンデンサーをオール交換しました。
外部電源の逆接続により、多くのトランジスターがNGになっていました。
交換しました。
外部電源を逆接続すると多くの部品がダメージを受けてしまいます。
ICB-670、680、770、R5については対策がされていません。
逆接続保護対策をしました。
Sメーターの照明をLED化しました。
電球色のLEDです。
点灯を確認しました。
昭和の色ですね。
変調が掛かりません。
マイクユニットを点検。
ユニットに変調を掛けるも波形が確認できませんでした。
マイクユニットがNGです。
カナルタイプのイヤーホンです。
使われているユニットを移植します。
大きさもほぼ同じです。
ユニットを交換、移植しました。
変調の掛かりを確認しました。
交換部品です。
水晶発振子のダイオード及び関連のコンデンサーとダイオード類、マイクユニット、Sメーター電球。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー128,0dBm
この無線機は当たりです。
Sメーター感度。
業界標準のS9値である ー73dBmを受信のとき、
Sメーターの指示9オーバーです。
調整の関係にて画像が逆向きでゴメンナサイ。
AMラジオのトラッキングを調整しました。
アンテナのローディングコイルを最大に調整。
外部電源の逆接続にて重症なICB-R5でした。
性能は引き出しました。
メンテナンス完了しました。
RJ-580 点検
(2024/5/22 13:51:14)
RJ-580 メンテンナス点検のためお預かりしました。
基板点検。
パターン、ハンダ不良、あやしい場所には再ハンダしました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
希望により、一部をオーディオ用とフィルムコンデンサーに交換しました。
Sメーターの照明をLED化しました。
希望により白色LEDに交換しました。
点灯を確認しました。
PTTスイッチの押しが固いです。
テンションを調整します。
板バネのテンションを調整しました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,4Wくらい。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー120,0dBm
Sメーター感度。
ー73dBm 受信のとき、
Sメーター9を指示しました。
アンテナローディングコイルを最大に調整。
基本性能は出ています。
メンテナンス完了しました。
IC-R7000 受信感度低下
(2024/5/20 22:32:10)
IC-R7000 受信感度が低下しているとのことでお預かりしました。
本機は前期型です。
受信感度が低下している、また、FMの受信音に歪みがあるとのことです。
FMの受信音に歪みが出る原因は、電解コンデンサーの容量抜けです。
実際には全ての電波形式にて影響が出ているのですが、FMのとき特に感じやすいです。
基板取り外し。
C135 その他交換しました。
電解コンデンサー、AGCダイオードなどを交換。
各部を調整。
受信感度を最大に調整しました。
調整後、受信感度。
ー112,0dBm
FMの歪み解消しました。
昨今は、AMラジオ放送がFM帯に補完放送として移行しつつあります。
これからもラジオ受信機としての需要は無くなりませんね。
通信機型受信機で聞くラジオ放送も良いものです。
FT-101Z 送・受信できない
(2024/5/17 13:27:21)
FT-101Z 送信・受信ができないとのことです。
セレクタを内部VFOに合わせます。
プリセレクト同調などを調整すると、受信については正常に受信しました。
受信感度 7,05Mhz SSB ー125,0dBm
送信ができないとのことです。
付属機器の接続プラグ(ACCプラグ)の①番②番ピン間をショートさせたプラグを挿さないと、終段管にヒータ電圧がかかりません。
ACCプラグが無い状態でしたので、①②番間をショートさせました。
終段管ヒータをONにしてプレート同調、ローディング調整にて80W出ました。
変調時には100W出ます。
スイッチをIC電流に。
IC電流OKです。
周波数。
7,05Mhz
スプリアスの状態。
7,05Mhz
各種同調つまみを駆使して、メーターの上がり具合を見ながら真空管をいたわり、天候気候のコンディションによって今日のご機嫌はどうだろうかなど、機械と対話することが楽しめる無線機です。
FT−101に触れると無線技士ということを感じます。
最新式の高級無線機にもつまみ類がズラリと並んでいますが、このような機器の仕組みをわかったうえで操作駆使できるのはやはりそれは技士なんだなと思います。
FT-101Z 名機ですね。
RJ-410 総合点検
(2024/5/16 12:04:19)
RJ-410 総合点検のためお預かりしました。
部品、パターン、ハンダ不良を点検。
異状ありませんでした。
電解コンデンサーをオール交換しました。
背の高いコンデンサーは寝かして取り付け。
検波ダイオードを交換しました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,4Wくらい。
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー122,5dBm
基本性能は出ています。
JRC NRD-515 受信できない
(2024/5/14 23:09:53)
バリバリノイズの状態は半導体が不良のような感じです。
JRC NRD-515 受信できないとのことでお預かりしました。
バリバリとノイズを発し、受信ができなくなります。
オーナー様によれば、外部VFOスイッチの操作で回復することがあるとのこと。
外部VFO切り替えリレーです。
どうやらリレーが原因ではないようです。
プリアンプ付き外部アンテナの電源側をアンテナに入力したとのことですが、12V程度の直流電源であればC15のコンデンサーによりカットされるため大丈夫です。
部品の損傷もありませんでした。
ダイヤルの接触不良をメンテナンスします。
手が届く範囲ですが接点を洗浄しました。
バンドパスフィルターを点検。
信号がとおる経路を追いかけてゆきます。
基板を裏返し、フィルター部を再ハンダ強化しました。
メカニカルフィルターを取り外し。
タンクコイルにハンダ不良がありました。
再ハンダしました。
バリバリノイズがひどく、受信できなくなるのは20Mhz以上のときが顕著です。
20〜29Mhz
周波数ダイヤル20Mhz以上の信号はシンセサイザーユニットのP10、PIN27へ向かいます。
シンセサイザーユニット P10、PIN27
周波数ダイヤルの信号はロジックIC6、12、13を通過します。
バリバリノイズの状態は半導体が不良のような感じです。
シンセサイザー基板です。
基板を裏返し、ハンダ不良を点検します。
ロジックIC6、12、13です。
バリバリノイズの原因は、ロジックIC13(TC4049)に使われているタンタルコンデンサーが不良であることがわかりました。
劣化したタンタルコンデンサーはショートで終わるため注意が必要です。
電解コンデンサーに交換しました。
受信不良が回復しました。
送信機・受信機で一体のセパレート型では受信機側にあたる機器であり、アマチュア向けのセパレート型では国産最後の貴重な1台です。
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追加記事
症状が再発したとのことで、再びお預かりしました。
いろいろ調べた結果、VFOミキサ回路に不具合があることがわかりました。
70Mhzと5MhzをTR23で混合したのちBPFを通過、TR24のアンプで増幅させた65Mhzを作ります。
シンセサイザー基板取り外し。
70Mhz発振部。
異状ありませんでした。
TR24を点検。
TR24取り外し。
2SC382 フォワードAGC専用に設計されたトランジスターです。
代替品はほとんどありません。
動作はOKでした。
TR23取り外し。
FET 3SK45 NGでした。
温たたまると調子が出ることもありますが、冷めた状態では全くダメです。
手持ちがあった使えそうなFET 3SK59 に交換します。
3SK59に交換しました。
65Mhz 発振しました。
レシーバー基板を点検。
タンタルコンデンサーを交換。
10Mhz 発振部調整。
70Mhz 発振部調整。
安定受信するようになりました。
外部VFO切り替えリレーを点検して欲しいとのことです。
取り外しました。
細かく分解できる構造ではありません。
接点を分解できないため、曲げ開いて洗浄しました。
黒く酸化していました。
洗浄後の接点抵抗を点検しました。
接点抵抗はほぼ0Ωになりました。
リレーのメンテナンスOKです。
機器が冷えているときにガサッとしたノイズが出ます。
電源ラインから飛び込んでいることがわかりました。
レギュレーターICが不良のようです。 KOREA製です。
電源ユニットを取り外し。
ハンダ不良などを点検。
15V レギュレーターICを交換しました。
JRCにはJRC製のものにしました。
交換OKです。
ガサッとしたノイズも出なくなりました。
2,4Khz フィルターをメンテンナス。
メカニカルフィルターです。
トランスデューサーの緩衝スポンジがボロボロに劣化しています。
アルコール洗浄しました。
緩衝材には布を使いました。
トランスデューサーを包みます。
メカニカルフィルターのメンテンナス完了です。
0,6Khz、オプションフィルターをメンテンナス。
スポンジがボロボロです。
洗浄しました。
緩衝材の布。
メンテナンス完了です。
フィルターのマッチングコイル調整します。
455Khz スパッと切れるように調整しました。
SGから455Khzを入力。
455Khz バッチリきれいに復調します。
フィルターを切り替え。
切り替えた信号にも差が少なくなりました。
メンテナンスのしがいがある受信機です。
ICB-R5 送信・受信ができない
(2024/5/10 10:59:27)
CB、ラジオ切り替えスイッチにガリがあります。
Sメーターの振れが途中で止まってしまいます。
磁化されていたため、消磁しました。
Sメーターの照明をLED化しました。
アンテナのネジが緩んでいたため、増し締めしました
測定と調整。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ICB-R5 送受信ができないとのことでお預かりしました。
受信感度が著しく低下しています。
送信はできません。
ラジオの周波数表示がデタラメです。
バッテリーケースの蓋。
スポンジが劣化してボロボロです。
スポンジを剥がしました。
基板取り外し。
パターンハンダ不良を点検。
ラジオの糸掛け機構を取り外し。
送信が出来ない原因。
ハンダ不良がありました。
送信用の局部発振が回復。
送信が出来るようになりました。
金属製の水晶発振子に交換しました。
経年によりFズレが発生すると言われている、プラスチックモールドの水晶です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
外部電源を逆接続されたようです。
ほとんどのトランジスターがNGになっていました。
ICB系の故障・不具合のほとんどは電源逆接続によるトラブルが多いです。
検波ダイオード他を交換しました。
455khz以下については、周波数特性の良いフィルムコンデンサーに交換しました。
外部電源の逆接続保護対策を実施しました。
水晶発振子交換後、7チャンネルの発振が停止してしまう症状があります。
水晶に入っているトランジスターにボンド止めがされていることが原因。
このような浮遊容量の増加が悪さをします。 ボンド止めなど要らないです。
水晶交換時の画像と比較すると、トランジスターがボンド止めされています。
CB、ラジオ切り替えスイッチにガリがあります。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
チャンネルスイッチにガリがあります。
接点を洗浄しました。
接点が黒く酸化しています。
接点を研磨しました。
PTTスイッチにガリがあります。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
ラジオ周波数の表示がデタラメです。
カウンターユニットを取り外し。
分解。
ユニットを取り出しました。
数本あるピンのハンダを外します。
ユニットを開いた状態です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
バッファー受けのトランジスターがNGであることがわかりました。
交換。
組み立て。
ラジオ周波数表示OKです。
ラジオ トラッキングを調整しました。
ラジオ受信にノイズが出ます。
IC部を再ハンダしました。
Sメーターの振れが途中で止まってしまいます。
磁化されていたため、消磁しました。
Sメーターの照明をLED化しました。
電球色のLEDに交換、昭和の色ですね。
ICB−R5のSメーターは重いと言う方が多いです。
振れ改善措置を実施しました。
振れ改善措置を実施しました。
電池ケースのバネに液漏れ跡が見られます。
洗浄しました。
アンテナのネジが緩んでいたため、増し締めしました
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を調整。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー124,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
性能は引き出しました。
重症だったICB-R5。
メンテナンス完了です。
execution time : 0.064 sec