無線ブログ集
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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
KOI Tiger 左チャンネルの音が出ない
(2022/8/28 21:21:55)
音源を入力して、その信号を追いかけてゆきます。
KOI Tiger 左チャンネルの音が出ないとのことでお預かりしました。
Massachusetts USA
KOIは、米BOSEでエンジニアとして活躍し、101や301、501などの名機を手掛けた山本修士氏が独立して設立したメーカー。
確かに、左チャンネルの音が出ません。
音源を入力して、その信号を追いかけてゆきます。
ソースセレクタスイッチで信号が途切れていることがわかりました。
セレクタスイッチの接点不良です。
接点の酸化膜をケミカル剤で取ります。
接点を磨いたあとに拭き取ります。
酸化膜除去OKです。
電解コンデンサーをオール交換します。
普及用のコンデンサーをオーディオ用コンデンサーに載せ替えです。
コンデンサーを交換しました。
音響用 MUSE(BP)
ファインゴールド
MUSE
ファインゴールド
フィルムコンデンサー WIMA
ボリューム基板のコンデンサーも交換しました。
オーディオIC 東芝 TDA7560
カーオーディオ用のICですが、温まってくるといい音です。
オーディオICのハンダが荒れており、穴があいているところがあります。
ハンダ強化しました。
その他、基板のハンダについてあやしい場所は強化しました。
組み立て。
交換部品です。
コンデンサーをエージング。
ソースセレクタも復活し、左チャンネルの音もOKです。
視聴中。
コンセントを逆にして差し替え、音の粒立ちが良くなるほうにします。
音源は、Youtube 松田聖子 SUPREAM
音量を上げても音が暴れることがなく、大きい音でもうるさくなりません。
今回、過去記事も含めて4台のKOIに関わらせていただきました。
またこの機会をいただきまして、まったくをもって良い音に我ながらため息ものです。
Nakamichiを初めて聞いたくらいの感動があります、少なくとも私には。
一生もののオーディオシステムです。 私も欲しいと思います。
ICB-87H パワーが出ているか不明
(2022/8/27 0:14:06)
ICB-87H パワーが出ているか不明とのことでお預かりしました。
ヘリカルアンテナの無線機です。
アンテナを増し締めしました。
ここは必ず実施しています。
消防団で使われた無線機で、それなりに稼働したようです。
パターンの異状、コンデンサーからの液漏れはありませんでした。
電解コンデンサーはオール交換します。
一部をオーディオ用コンデンサーに交換しました。
受信音、変調に関する場所に使います。
音響用 MUSE バイポーラ
プラスチックフィルムコンデンサーに交換。
検波以降は特にこれを使いました。
セラミックコンデンサーをポリエステルフィルムコンデンサーに交換。
測定と調整。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー123,0dBm
感度は良い無線機です。
Sメーター調整。
メーター感度を調整しました。 すこし重めですね。
R22を交換
ー73dBmを受信したときにS9を指示するように抵抗を交換しました。
Sメーターの指示が9になるようにしました。
オーナー様が言うとおり、パワーが出ていませんでした。
ドライブ段のトランジスターを2個交換しました。
パワー復活です。
0,5W
スプリアスの状態です。
周波数。
27,144Mhz
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
ヘリカルアンテナでも、性能はあなどれないと思います。
交換部品です。
電解コンデンサー、検波ダイオードなど、Sメーター感度抵抗、中間周波数増幅トランジスター、プリドライブトランジスター、セラミックコンデンサー。
リニューアルです。
昭和の無線機は丈夫ですね。
ICB-870T パワーが出ているか不明
(2022/8/26 1:20:21)
ICB-870T パワーが出ているか不明とのことでお預かりしました。
アンテナを増し締めしました。
見てみましょう。
コンデンサーから液漏れしています。
パターン腐食。
パターンを研磨しました。
ハンダメッキしました。
緑色のレジストを塗布しました。
その他、腐食した場所のパターンを修復しました。
同様に修復しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
一部をオーディオ用コンデンサーに交換
フィルムコンデンサーです。
受信音、変調音に関する場所のセラミックコンデンサーはフィルムコンデンサーに交換しました。
交換部品です。
検波ダイオード、中間周波数増幅トランジスターを交換しました。
各部の調整。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー123,0dBm
オーディオ用部品は歪みが少なく良く聞こえます。
Sメーター感度。
ー73dBmを受信して、
Sメーター9を指示しました。
標準レベルOKです。
周波数。
27,144Mhz
出力 0,5W
パワーもバッチリ出ました。
スプリアスの状況。
アンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを調整。
電界強度計の指示最大に調整しました。
スピーカーパッドが柔らかい系ではなく、固いプラスチックです。
基本性能が良い無線機なのでオススメです。
ICB-880 送・受信が悪い
(2022/8/24 22:19:50)
パターンを修復しました。
ICB-880 送・受信が悪いとのことでお預かりしました。
アンテナを増し締めしました。
パターン、ハンダ不良を点検しました。
ケーブルを噛んでいました。
シールド板を取外し。
コンデンサーの液漏れでパターンが腐食しています。
レジストを剥がすとパターンが失われていました。
パターンを修復しました。
緑色のレジストを塗布しました。
その他、腐食したパターンを修復しました。
パターン修復
レジスト塗布
パターン修復。
レジストを剥がします。
ハンダメッキしました。
レジスト塗布。
電解コンデンサーをオール交換します。
一部オーディオ用コンデンサーに交換しました。
送信のとき変調Sメーターが振れないとのことです。
ハンダクラックがありました。 修復SメーターOKです。
交換部品です。
検波ダイオード、中間周波数増幅トランジスターなどを交換しました。
各部を調整します。
受信感度調整。
最大に調整しました。
受信感度。
ー122,0dBm
Sメーター感度。
ー73dBmを受信。
Sメーター9を指示しました。
周波数。
27,144Mhz
出力。
0,5W
スプリアスの状況。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを調整。
電界強度計を最大に調整しました。
貴重な「ガンダムカラー」の無線機です。
送信・受信回復しました。
TM-732 受信感度調整
(2022/8/20 16:20:38)
TM-732 受信感度調整のためお預かりしました。
受信専用機として使うとのことです。
船舶無線。
国際VHF周波数の受信に特化させて欲しいとのことでした。
156,6Mhz付近にチューニングしました。
バンドパスフィルター調整。
受信感度を最大に調整しました。
(国際VHF)
国際VHF 受信感度。
ー123,6dBm (SINAD)
アマチュア無線帯をおろそかにしてはいけません。
周波数調整。
出力。
10W
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー123,9dBm (SINAD)
アマチュア無線帯の感度は落としません。
433MHz
ー123,2dBm (SINAD)
リアルタイムな気象情報などが聞けるマリンバンドです。
航行している間は聴取しなければなりません。
IC-375 調整
(2022/8/17 16:23:51)
IC-375 現状、特に問題はないとのことでした。
予備メンテナンスのためお預かりしました。
状態が良く、とてもキレイな無線機です。
バックアップ電池の電圧。
3,0Vありました。
電圧は十分ですが交換します。
ソケット式に交換しました。
パネル照明をLED化します。
LEDに交換しました。
電流制限抵抗は別の場所にあります。
点灯確認しました。
無線機全体の印象も違って見えますね。
受信感度調整。
測定の結果は、ー117,3dBm (SINAD)で、少し感度低下が認められました。
コイルを調整中です。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー121,4dBm
ー12dB
SINAD法による感度測定は基準がキビシイですので、実際はこれ以上聞こえる感度があります。
周波数調整。
出力 10W
LO 1W
スプリアス良好です。
内部の状態もとてもキレイでした。
基本性能も出ており問題なく使える状態です。
IC-910 液晶表示が薄い
(2022/8/15 23:23:53)
接点をアルコール洗浄しました。
IC-910 の液晶が薄いとのことでお預かりしました。
液晶が薄くて見えません。
液晶のトラブルでは、パネルが黒くなるビネガーシンドロームが多いです。
表示が薄くなるのはそれとは違うトラブルです。
フロント部を取り外します。
フレキシブルコードを外します。
取り外しました。
液晶の交換部品は入手が困難です。
導電ゴムの接触面をアルコール洗浄しました。
接点をアルコール洗浄しました。
組み立てです。
回復しませんでした。
斜め上から見ると、多少見える程度になりました。
測定と調整。
周波数カウンター、GPS 10MHzロックです。
ローカル周波数調整。
10,850Mhz
本機のリファレンスは CR-452 TCXOです。
周波数調整。
さすがはTCXOです、安定して変動しません。
TM-732 表示異状
(2022/8/13 15:16:52)
TM-732 表示異状のためお預かりしました。
電源を入れると音量が最大になり、液晶は動作していない状態です。
ボタン類の反応はあります。
TM-732の電源が入らない原因で多いのは、LCDユニットの電解コンデンサーの劣化です。
本機はコンデンサーの交換を試みたようです。
ハンダがはみ出しており、パターン間でショートする可能性があります。
コンデンサーの液漏れによりスルーホールがNG、基板裏側への導通がありませんでした。
アルコールを流し、0,2mmのドリルでスルーホールをサライます。
電解コンデンサーを取付け。
信頼性からスルーホールはバイパス配線にしました。
バイパス配線。
液晶パネルを取り外し。
バイパス配線。
バイパス配線。
5VレギュレーターICに電源が行くようになりました。
Q1
2SB1149 NGにより交換しました。
機能が回復しました。
液晶パネルは取り外しのため、このような状態です。
バックライトをLED化しました。
点灯を確認しました。
測定と調整。
周波数調整。
出力 145Mhz
10W
433Mhz
10W
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー124,5dBm (SINAD)
433Mhz
ー122,8dBm (SINAD)
受信感度スペックシールを添付しました。
上下2段の周波数表示でコンパクトな無線機です。
FT-736 周波数ダイヤルが動作しない
(2022/8/13 2:40:04)
PLLユニットの異状ではないようです。
FT-736 周波数ダイヤルが動作しないとのことでお預かりしました。
周波数ダイヤルが正常に動作しません。
フロントパネルを開きます。
周波数エンコーダーです。
取り外しました。
光学部品。
赤外線LED、受光素子(フォトトランジスタ)
光学部品を取り外しました。
半導体テスターで検査します。
赤外線LEDについては異状なしOKでした。
受光素子はNGです。
受光素子を交換します。
受光素子(フォトトランジスタ)。
DSLN150002
交換しました。
動作試験OKです。
周波数エンコーダー、正常に変化するようになりました。
バックアップ電池を交換します。
交換しました。
MICツマミが緩く、外れてしまいます。
中で割れてしまっています。
手持ちのあったツマミに交換しました。
交換部品です。
測定と調整。
TCXOが付いていました。
周波数。
さすがはTCXOです、ピタリと安定して動きません。
出力。
145Mhz 30W
433Mhz 25W
51Mhz 10W
スプリアス良好。
145Mhz
良好。
433Mhz
良好。
51Mhz
受信感度。
145Mhz ー122,6dBm (SINAD)
433Mhz
ー121,6dBm (SINAD)
51Mhz
ー125,2dBm (SINAD)
基本性能は出ています。
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追加記事。
430Mhzについて、
時間が経つとガサガサという連続したノイズが送信・受信の両方で出ます。
PLLユニット取り外し。
電解コンデンサーをオール交換しました。
しかし、まだノイズが出たままですが、発振波形にはノイズが見えません。
PLLユニットの異状ではないようです。
430Mhz RFユニットを点検します。
RFユニットを取り外しました。
ハンダ不良を点検し再ハンダしました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
コンデンサーはドライアップ状態です。
同軸ケーブルの接触不良によりコネクタを交換しました。
TMPコネクタというものです。
ノイズが治まらず、原因の特定にはたいへん難航しました。
FT-736 ノイズが出る原因はVCOユニットのコイルの酸化でした。
酸化膜を取ると、ガサガサというノイズは消えました。
VCO電圧を調整。
通電した状態にて、時間が経過してもノイズが出ないことを確認しました。
ICB-87R 受信感度が悪い
(2022/8/9 22:00:16)
ICB-87R 受信感度が悪いとのことでお預かりしました。
ハンダ不良を点検。
受信感度が悪いとのこと。
強めのー90dBmを受信
感度が低下しています。
ほとんど聞こえません。
RF増幅のFETが不良です。
2SK192を交換しました。
受信感度が回復しました。
最大に調整。
受信感度。
ー122,0dBm
ー73dBm を受信のとき、
Sメーター9です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
一部をオーディオ用コンデンサーに交換。
交換部品。
検波ダイオードなどを交換しました。
AGCを調整。
希望のあった、Sメーター照明を付けました。
周波数。
27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
アンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを調整。
電界強度計にて最大に調整しました。
CB無線機おススメのハンディー機です。
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追加記事
アンテナがぐらぐらしています。
ネジを増し締めしても何かおかしいです。
増し締めができません。
ネジ山がつぶれていました。
自己修理で調整した際に締め過ぎたものと思われます。
部品取りの無線機からパーツを移植します。
パーツを移植しました。
アンテナのガタツキが解消しました。
execution time : 0.056 sec