無線ブログ集
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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
ICB-770 チャンネルスイッチ不良
(2022/8/9 13:12:19)
ICB-770 チャンネルスイッチ不良のためお預かりしました。
チャンネルスイッチの5CH、8CHが受信しません。
フロントパネルを取り外しました。
チャンネルスイッチを取り外し。
分解して状態を確認。
接点が酸化しています。
接点をアルコール洗浄しました。
接点を研磨しました。
コンタクトグリスを塗布しました。
組み立て。
チャンネルスイッチが復活しました。
PTTスイッチにガリがあります。
分解してアルコール洗浄しました。
接点を研磨しました。
PTTスイッチのリペアOKです。
無線機を分解したところ、電池からの液漏れがヒドイです。
電池ケースの状態です。
液漏れがヒドイ状態。
フレームの状態はボロボロです。
基板は何とか無事のようです。
錆びついたネジが外せません。
ネジの回りに付いた錆を掻き落としました。
ネジの裏側の状態です。
固着して回りません。
ドリルで頭を飛ばします。
油を付けながらの作業です。
頭を飛ばしました。
分離させることができました。
やっと、バッテリーケースが外れました。
酸性の腐食は強烈ですね。
水洗いすることにします。
バッテリーケース、フレーム水洗いです。
基板類は全て外して、本体フレームを水洗いしました。
今後、無線機内に散乱しない程度ですが水洗い時に錆を落としました。
ネジ穴が朽ちて使えません。
こちらのネジ穴もピッチが無くなっています。
ネジ穴の近くをポンチで打って穴を詰めます。
タップネジに交換してOKです。
時計師が古い柱時計の修理で、減ってガタガタになった歯車のアガキ調整に使うテクニック。
電解コンデンサーをオール交換しました。
一部をオーディオ用コンデンサーに交換。
交換部品です。
検波ダイオードなど交換しました。
測定と調整。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー120,0dBm
周波数。
27,144Mhz
出力 0,4W(無変調)
変調時はプラス変調0,5Wです。
スプリアスの状態。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
メンテナンス完了です。
ICB-870 変調が浅い
(2022/8/5 8:30:17)
ICB-870 変調が浅いとのことでお預かりしました。
アンテナのネジを増し締めしました。
ハンダ不良、パターンを点検。
あやしい場所には再ハンダをしました。
取り外し。
基板が腐食していました。
電解コンデンサーの液漏れが原因です。
レジストを剥がしてみると、パターンの一部が失われています。
パターンを研磨後にハンダメッキしました。
失われたところは錫メッキ線で補修しました。
レジストを塗布しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
変調と音に関する場所にはオーディオ用コンデンサーに交換しました。
メタライズドフィルムコンデンサーに交換。
変調が浅い問題も回復しました。
交換した部品です。
検波ダイオード、ANLほかの部品を交換しました。
外部DC電源には逆接続保護用のダイオードが入っています。
測定と調整。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー124,5dBm
Sメーター感度。
ー73,0dBm受信のとき、
Sメーター9を指示。
Sメーターの照明(LED)を取り付けました。
周波数。
27,144MHz
送信出力。
13,8Vのとき 170mA
13,8V 0,5W
12,0Vのとき 130mA
12,0V 0,4W
スプリアスの状況。
アンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを調整。
電界強度最大
消費電流最大
持ちやすいデザインでPTTも押しやすく、使い勝手の良い無線機です。
IC-R7000 ディスプレイが点かない
(2022/7/29 23:05:26)
IC-R7000 ディスプレイが点かないとのことでお預かりしました。
IC-R7000のエンブレムから後期型です。
ディスプレイが点きません。
ダイヤルを回すと表示がメチャクチャになります。
光電管ディスプレイを取り外します。
パターン、ハンダ不良を点検。
あやしい場所には再ハンダをしました。
ディスプレイを貼り付けるウレタンスポンジがぼろぼろです。
ディスプレイ裏側のスポンジを取ります。
新しいシートに取り替えました。
電解コンデンサーを交換しました。
ディスプレイが点灯しました。
Sメーターの照明切れをLED化しました。
交換部品です。
黄色いコンデンサーが黒くなっていました。
音割れの原因になるところを予備修理します。
音割れの原因になるC135を交換しました。
測定と調整。
ローカル発振調整。
発振を最大に調整。
PLL部。
Sメーターなど。
Sメーター感度調整。
+60dB指示。
センターメーター調整。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
NHK FM愛知
FM ワイド ー118,0dBm
FM放送がいい音です。
IC-821 周波数アンロック
(2022/7/28 14:06:47)
IC-821 周波数アンロックのためお預かりしました。
電源投入後、周波数表示がーーーーになるとのことです。
VCO電圧を調整します。
145Mhzを調整。
規定の3Vに調整しました。
波形の異状なしです。
433Mhz
規定の4Vに調整。
433MHzの波形です。
350Mhz帯域のオシロスコープでは表示に無理がありますね。
周波数がロックするようになりました。
周波数調整。
出力。
145Mhz 30W
433Mhz 40W
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー126,3dBm (SINAD)
433Mhz ー123,1dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
メンテナンス性の良い無線機です。
RJ-580 パワーが出ない
(2022/7/27 16:32:16)
RJ-580 パワーが出ないとのことでお預かりしました。
単三電池ホルダーに交換されていました。
パワートランジスターが不良です。
2SC1407 フィン付きのトランジスターです。
手持ちのあったトランジスターに交換しました。
プリドライブのトランジスター2個を交換しました。
変調時 0,4Wです。
電解コンデンサーをオール交換しました。
一部をオーディオ用コンデンサーに交換
真っ黒になったダイオード2個を交換しました。
検波ダイオードなどを交換しました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯を確認しました。
長年のほこりを清掃します。
PTTボタンのテンションを調整しました。
アンテナにほこりが噛んでジャリジャリ動きにくいです。
分解、清掃しました。
可動部にはシリコングリスを塗布しました。
アンテナの動き、バッチリです。
送信時にPTTの動作が不安定で、パワーがガクンと下がるときがあります。
原因の特定には時間を要しましたが、パワースイッチが不良であることがわかりました。
分解。
ピン足が折れて、かろうじて付いている状態でした。
PTTボタンを押したストレスが、弱かったパワースイッチに悪さをしていたのです。
アルコール洗浄しました。
接点を研磨しました。
コンタクトグリスを塗布しました。
ピン足を補修しました。
測定と調整。
バッテリーインジケーター調整。
スケルチ感度調整。
バッテリーインジケーター調整。
スケルチ感度調整。
37Mhz 発振調整 最大
10,695Mhz 発振調整。
周波数。
27,144MHz
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整。
ー123,0dBm
アンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを調整。
電界強度最大
消費電流最大
ボディーアースが重要、性能がグッと良くなります。
TM-261 パワーが出ない
(2022/7/23 23:21:31)
TM-261 パワーが出ないとのことでお預かりしました。
パワーがゼロです。
モニター無線機は反応しているので、微弱な電波は出ています。
ファイナルモジュールとプリドライブの2段構成です。
ファイナルモジュールの各ピンには必要な電圧が掛かっているので、モジュールの異状から点検です。
モジュールを取り外し。
IC301 東芝 S-AV17 FM 50W
パターンが断線していたので修復しました。
モジュールを取付け。
4Wしかでませんでした。
モジュールに別の無線機から1Wくらい入れてみました。
50Wでました。
モジュールの復活はOKです。
IC8 プリドライブがNGです。
パワーモジュールには0,4Wが必要です。
プリドライブからのパワーを計測します。
1W以下は普通のパワー計では測れないので、自作のQRPパワーメーターで計測。
10mWくらいでした。
IC8 プリドライブの異状ですね。
IC8 取り外しました。
手持ちのあった部品に交換しました。
パワー40W出ました。
スプリアス良好です。
VFO切替ボタンが陥没しています。
ボタンが折れていました。
修復しました。
メモリーバックアップ電池はありません。
液晶バックライトをLED化しました。
LEDの点灯を確認しました。
周波数調整。
受信感度。
ー123,0dBm (SINAD)
受信感度スペックシールを添付しました。
シンプルで使いやすいモノバンド機です。
IC-706MKⅡG 電源が入らない
(2022/7/22 17:53:27)
接点金具が金属疲労で折れていました。
IC-706MKⅡG 電源が入らないとのことでお預かりしました。
内部のヒューズ切れ、電源ラインを追いかけましたが異状ありませんでした。
セパレート接続接点を洗浄しました。
接続コネクタを点検しました。
異状なしです。
コントロール側の接点を洗浄しました。
コントロール側の接点を点検。
接点を洗浄しました。
接点を洗浄しました。
電源が入るようになりました。
測定と調整。
周波数 29,00MHz FM
出力
29Mhz FM
90W
スプリアスの状況。
29Mhz
出力
145Mhz FM
50W
433Mhz FM
30W
受信感度。
29,00MHz ー120,0dBm
大きいパネルが見やすい無線機です。
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追加記事です。
お渡しする前の動作テストをしたところ症状が再発しました。
ネックになっているのはこのリレーが動作するかどうかです。
リレーは外して動作を確認ずみ異状はありません。
リレーの裏側です。
IC706は、まずCPUを動作させたところでリレーをONにするしくみです。
パターンがスパークした跡やチップ抵抗がズレていました。
基板を洗浄、抵抗を再取付けしました。
導通回復です。
14Vラインのダイオード。
ここがダメなものが多いですが大丈夫でした。
湿気の多い場所で使われていたようです。
IC271
CPUの動作に関係しています。
電解コンデンサー劣化のため交換します。
サビが多いです。
IC周辺の電解コンデンサーを外した状況。
パターンは何とかなるかも知れません。
コンデンサーはボロボロでした。
コンデンサーの液漏れを洗浄。
スルーホールの詰まりを洗浄。
邪魔なシールド板を取り外します。
電解コンデンサーを取り付けました。
メイン基板のCPUです。
5Vが掛からなければCPUが動作しません。 結果リレーも動きません。
いろいろな基板を裏返しにします。
シールドの下にはCPUが見えました。
追いかけてゆくとバッチリ5Vが掛かっています。
CPUの異状かも知れません。
PIN端子を再ハンダしました。
コントロールの接点を再点検。
電源スイッチを点検します。
スイッチ分解。
接点洗浄。
接点金具が金属疲労で折れていました。
手持ちのあった接点金具に交換しました。
組み立て、取り付けました。
スイッチの不具合も解消しました。
以上のとおりで電源は入るようになりましたが、かなりの頻度で失敗します。
電源コードのプラグを差し直すなど、突入のショックでCPUが動作すればリレーが動くこともあります。
CPUの劣化が原因ということで、ここまでとなりました。
ICB-770 アンテナ折れ
(2022/7/17 17:23:48)
ICB-770 アンテナが折れたとのことでお預かりしました。
アンテナの先が折れています。
先が曲がったのではなく折れています。
アンテナは交換するしかありません。
交換用のアンテナです。
長さも同じです。
アンテナを配線するネジが効いていません。
本体側もガバガバです。
アンテナを交換。
ネジはサイズアップのタップネジに交換しました。
オーナー様にて電解コンデンサーは交換されています。
一部はオーディオ用コンデンサーやフィルムコンデンサーに交換されています。
私のブログの過去記事を見て参考にされたとのことで、間違っていませんでした。
ここまで出来るとは、しっかりとした記事を発信してゆかなくてはいけないと思いました。
PTTスイッチの予備メンテナンスを希望です。
分解。
アルコール洗浄。
接点の酸化膜を研磨しました。
コンタクトグリスを塗布しました。
組み立て。
チャンネルスイッチの予備メンテナンスを希望です。
チャンネルスイッチ取り外し。
分解。
アルコール洗浄。
洗浄だけでは接点の酸化膜は落ちません。
接点を研磨しました。
組み立て。
酸化が進んでおり、予備メンテナンスはやっておいて正解でした。
DC外部電源プラグの逆接続保護です。
矢印のようにパターンを一部カットしてダイオードを入れました。
自分で施工する方は、ダイオードは1AあればOKです。
検波ダイオードと未交換だったコンデンサーを交換しました。
測定と調整。
受信感度調整。
最大
受信感度。
ー122,0dBm
周波数。
27,144Mhz
出力。
0,5W
スプリアスの状況。
アンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを調整。
電界強度最大
消費電流最大
昭和の無線機は丈夫で長持ちしますね。
ICB-880T 送・受信良くない
(2022/7/14 22:35:39)
ICB-880T 送・受信良くないとのことでお預かりしました。
アンテナを締め直しました。
ハンダ不良、パターン点検。
あやしい場所には再ハンダしました。
シールド板を取り外し。
ネジ噛みによるリード線のつぶれがありました。
こちらも、ネジ噛みによるリード線のつぶれです。
ヒドイときには信号がストップしてしまうことがあります。
電解コンデンサーをオール交換します。
電解コンデンサーの液漏れによりパターンの腐食があります。
パターンを研磨後にハンダメッキしました。
ソルダーレジストです。
レジストを塗布しました。
一部をオーディオ用コンデンサーに交換しました。
音響用コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー
オーディオ用コンデンサー。
使うところには使います。
交換したコンデンサーです。
検波ダイオードなどを交換しました。
変調のかかりが悪いマイクユニットを再ハンダしました。
測定と調整。
VCO電圧調整。
規定の3V
基準発振調整。
8,192Mhz 最大
PLL出力調整。
最大
ダブラー調整。
最大
受信感度調整。
最大
受信感度。
ー123,8dBm
周波数。
27,144MHz
出力
0,5W
スプリアスの状況。
アンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを調整。
電界強度 最大
消費電流 最大
貴重な「ガンダム」カラーのPLL無線機です。
TS-940 サブディスプレイ不良
(2022/7/12 23:13:34)
TS-940 サブディスプレイ不良のためお預かりしました。
サブディスプレイが表示しません。
設定した内容が保持されません。
サブディスプレイを取り外しました。
バックアップ電池はソケット式に交換済です。
バックアップ電池の取り付けピンが緩んでいます。
基板に沈んでいます。
基板の裏側を見るとハンダ不良になっていました。
沈んでいるピンが短いです。
短く切断されているようです。
ピンを長くしました。
バックアップ電池ソケットからのプラスを配線しました。
メモリの状態が保持できるようになりました。
サブディスプレイの照明をLED化しました。
サブディスプレイの電解コンデンサーを交換しました。
サブディスプレイが表示しました。
Sメーターの照明をLED化しました。
アンテナコネクターが緩んでいたため締めました。
測定と各部の調整。
Fズレを調整しました。
PLL基板へ手を入れます。
7,10Mhzで、
FMのとき、
Fズレを調整しました。
出力。
7,10Mhzのとき 100W
スプリアス良好。
受信感度。
7,10Mhz SSBのとき ー124,5dBm
Sメーター調整。
40dBuVのとき、
Sメーターの指示を規定の9に調整。
丈夫なKENWOODの高級機です。
execution time : 0.060 sec