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link JHGのブログ JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)

現在データベースには 506 件のデータが登録されています。

feed FT-101ES パワーが出ない (2022/5/14 16:37:05)
FT-101ES パワーが出ないとのことでお預かりしました。


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名機101は、国内海外ともにコレクターが多いことでも知られています。

内部は当時のままの状態でした。

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オーナー様が真空管を交換されたものの、パワーが出ないとのことでした。

ギロチンなどの動作は異状ありません。

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101にはいくつかのバリエーションがありますが、本機は、ドSなSではなく10W機のESモデルです。

測定の結果は30W出ました。

IMGP5695

スプリアスの状態です。

101で100W機ともなれば、TVI・BCI などに苦労したことと思います。

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受信感度測定。

ー123,0dBm

この時代の無線機としては優秀な感度です。

送信・受信がしっかりと調整されたFT-101は現在でも十分に通用します。 

IMGP5697


IMGP5698

無線技士ということを堪能させてくれる名機です。

アマチュア無線技士に許可された無線機の操作が出来る喜びを味わうことができます。

球の黒化状態を見ながら寿命時間のいくばかりかを思う。 FT-101は生き物です。

IMGP5699

100W改造について、記事を更新する予定です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここから100W改造の記事です。

前記の状態では出力30Wでした。

ESモデルで10W機だから、30W出れば良いのでは?と思っていたのです。

IMGP5695

オーナー様は「100Wは出るはず!」とのことです。

なるほど、真空管が2本付いていました。

IMGP5709

100W改造について、点検してゆきます。

電源の改造。

0Vのタップ変更。
Screenshot from 2022-05-14 14-59-41

大型電解コンデンサーからの赤線がトランスの0Vに配線されているか。


IMGP5702


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点検の結果、赤線の0Vへの配線はOKでした。

元々0Vに配線されていた線が240Vに移動されていればOKです。
確認したところOKでした。

電源の状況は良しです。

IMGP5710

真空管追加ソケットを取り付けた場所の配線を点検。


Screenshot from 2022-05-14 15-00-11

配線が間違っていました。

セラコンを取り付ける場所、容量の間違い、有るべきGND配線が無いなど。

真空管に負担がかかってしまいます。

IMGP5704

ハンダ付けが不完全、いもハンダ状態です。


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部品を取りました。


IMGP5706

部品を取った状況。

ここは切断しなくてはダメです。

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再構築しました。


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12BY7A スクリーングリッド電圧の変更。


Screenshot from 2022-05-14 15-01-35

変更配線はOKでした。


IMGP5713

以上の変更が終了したところで各部の電圧を測定します。

600VになっていればOK。

Screenshot from 2022-05-14 15-00-46
電圧OKです。


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12BY7A グリッド電圧300VになっていればOK。


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電圧OKです。


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出力60Wです。

おかしいですね。。。

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真空管の片方が死んでいました。


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断線を認めました。


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2本ならば100W出るはずです。

残念ですがここまでです。

feed IC-551 電源が入らない (2022/5/13 3:07:17)
IC-551 電源が入らないとのことでお預かりしました。

ACの場合に電源が入りません。

DCの場合にはOKです。

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DC電源入力ジャックです。

DCの場合はOKですので、AC電源がNGだとわかります。

IMGP5633

AC電源ユニットを外しました。


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ブロック図。

電源ユニットは整流部とスイッチレギュレーター部とに分かれており、IC1のフォトカップラからQ1をキックすることによりインバーターが発振を開始する仕組みです。

Screenshot from 2022-05-05 01-02-45

回路図。

IC1フォトカップラ

Screenshot
from 2022-05-04 23-44-51

整流部。

電解コンデンサーをオール交換します。

200V耐圧のブロックコンデンサー

IMGP5637

大型コンデンサー感電防止のため放電します。


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容量は220uF以上あり、ESR、ロスとも問題ありませんでした。

取り外したため交換、容量アップしました。

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電解コンデンサーをオール交換しました。


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回路図ではD4にあたる部品ですが、ダイオードに代わってトランジスターが使われていました。

2SD468 1Aくらい流せるトランジスターです。

B-E間を利用してダイオードとしているものです。

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手持ちのあった2SD400に交換しました。

1A流せるトランジスターですが、無ければ回路図どおり1Aくらい流せるダイオード、1N4007などでOKです。
実際にダイオードに交換したところ、動作するのを確認しました。

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スイッチングレギュレーター部。


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電解コンデンサーをオール交換しました。


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インバータートランジスター Q1・Q2点検。

2SC2501

片方にプラスチック製ワッシャが有りません。

製造時から無いのですが、よくショートしなっかたものです。

IMGP5653

このようにプラスチックワッシャが無くてはなりません。


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トランジスターは2個とも正常でした。


IMGP5655

再取り付けしました。


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変圧トランスL4の共振コンデンサーC10を交換しました。


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400V 0,47uF

劣化するとトランスL4が動作しなくなります。

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交換部品です。


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電源のリプル成分も無く、動作するようになりました。


IMGP5639

周波数が変化しません。


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原因は、光学式ダイヤルエンコーダーのQ1フォトトランジスターの不良です。


Screenshot from 2022-05-04 23-52-24

赤外線LEDは光ってるのでOKです。


IMGP5663

フォトトランジスターが不良です。


IMGP5665

代替品に交換しました。

DSLN150002

IMGP5677

Screenshot from 2022-05-05 01-56-21

Screenshot from 2022-05-05 01-56-52

パルスが出るようになり、


IMGP5664

周波数が変化するようになりました。


IMGP5668

Sメーター照明をLED化しました。


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周波数調整。

基準発振

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送信周波数。

51,00MHz

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出力 10W


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スプリアスの状況。


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受信感度調整。


IMGP5673

受信感度を最大に調整。


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受信感度。

ー114,2dBm (SINAD)

IMGP5675

シーズン到来です。

絵になる無線機ですね。

IMGP5676


feed ALINCO ELH-230G 受信不良 (2022/5/2 8:31:48)
ALINCO ELH-230G 受信できないとのことでお預かりしました。


IMGP4524

送・受信のテストはYAESU FT-4700を使いました。


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FT-4700の受信感度は、ー120dBmが聞こえます。


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リニアアンプを通すと、ー108dBmがやっと聞こえるくらいです。

12dBも低下しています。

IMGP4530

受信が低下する原因は、


IMGP4531

基板を外しました。


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ハンダ不良、パターンの不良を点検しました。


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原因はリレーの接点不良です。


IMGP4534

分解。


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リレーの接点を洗浄するには、古いテレホンカードが便利です。


IMGP4535

このくらいの大きさに切ります。


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 カードを接点の隙間に入れて研磨します。

プラスチックカードの具合がちょうど良いのです。

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接点はリレークリーナーにて研磨します。

接点の酸化膜はケミカル用品を使わないと落ちません。

IMGP4538

研磨後の導通を点検します。


IMGP4540

抵抗値は、ほぼ0となりました。


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分解できる構造のリレーは良いのですが、


IMGP4542

このような密封リレーは交換するしかありません。


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取り付けました。


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受信回復しました。

ー122dBm くらいまでは聞こえます。

IMGP4546


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リニアアンプの動作を確認。

10W入力で、50Wです。

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1W入力で、25Wです。


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縦14センチ、横8センチ、高さ4センチ

文庫本くらいの小型リニアアンプ。

FM、SSB、CW オールモード対応です。

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feed TM-643 送信・受信ができない (2022/4/30 11:46:58)
TM-643 3バンドの無線機です。

全バンドで送信・受信ができず、音も出ません。

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追加のファンが取り付けてありますが動作していません。


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ファンの電源は、無線機のビニールコードの途中から取り出していました。


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コードの途中をむいてあります。


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ファンの電源コードを取り外しました。


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無線機のコードを切り詰めてコネクタを再取り付けしました。


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動作していないファンは取り外しました。


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パネルのバックライトはLED化されていました。


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バンドユニット、シールド板のネジです。

この1本が回せないようにミゾを埋めてあります。

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ネジの頭に食い付けば、ネジザウルスで外すことができます。


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難関が待っていました。

次のバンドユニット、ネジ4本が固く締めてあり、ネジ山がナメて外せません。
ものスゴく固いです。

ネジザウルスも食い付きませんでした。

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ドリルで穴を開けたところへ逆ネジをねじ込みます。

慎重に回してゆくと、パキッと外れます。

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しかし、ネジの頭だけが千切れたものがありました。

製造時に電動ドライバーで締めたのでしょう。

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シールド板は外れましたが、


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ユニットが重なっているために、調整はどうやってするのでしょう??


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145Mhzユニットが付いている1段目だけでは起動すらしません。

電源は3つのユニットを貫通してブチ抜きになっています。 
どうすればいいのでしょう。。。

IMGP5613

ユニットを真ん中に1つだけ差し込んで、


IMGP5612

リセットをかけると、中央が145Mzhになりました。

これで145Mhzユニットの調整ができます。

リセットしたことで送信・受信が復活しました。

調整が済んだ145Mhzを元の1段目に移動させ、433MHzを2段目にして調整、50Mhzを3段目にしてゆけば全ての調整ができました。
サービスマニュアルには記載されていません。

IMGP5614

周波数調整。


IMGP5615


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出力 145、433とも、

HI 50W

IMGP5617

MID 10W

LO 5W

です。 

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50Mhz

HI 50W

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MID 10W


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LO 4W弱


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スプリアス良好。

145Mhz

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同良好。

433Mhz

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同良好。

51Mhz

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受信感度。

145Mhz ー123,2dBm (SINAD)

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433Mhz ー123,1dBm (SINAD)


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51Mhz ー125,2dBm (SINAD)


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知恵の輪みたいな構造の無線機でした。


IMGP5630


feed IC-820 SUBボリュームの音が出ない (2022/4/27 22:35:27)
IC-820 SUBボリュームの音が出ないとのことでお預かりしました。


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SUBボリュームの音が出ません。


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SUBボリュームのプリアンプ、IC31からの出力が不調であることがわかり、C415が劣化のため交換しました。

Screenshot from 2022-04-27 22-15-46
C415交換しました。


IMGP5560

その他見て、液漏れして劣化しているコンデンサーを交換しました。


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バックアップ電池の電圧。


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3,0Vありました。


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電池の腐食が始まっているので、交換しました。


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周波数調整。


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出力調整。

145Mhz 25W

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433Mhz 25W


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スプリアス良好。

145Mhz

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良好。

433Mhz

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受信感度。

145Mhz ー124,4dBm (SINAD)

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433Mhz ー123,7dBm (SINAD)


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交換部品。


IMGP5574

SUBボリュームOKです。


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feed ICB-670 フルメンテナンス (2022/4/27 21:47:19)
ICB-670 フルメンテナンスをお願いいたします。

とのことでお預かりしました。

IMGP5494

基板の状態を確認。

ハンダ不良、パターン損傷を点検。

あやしい場所には再ハンダをしました。

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アンテナの1段2段が固定できません。

グラグラです。

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アンテナの固定は、該当箇所でツメが合うようになっています。


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1段2段の固定ツメが欠けています。


IMGP5502

固定部を分解しました。


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ツメが3箇所で欠けていました。

「アンテナが動かない!!」っと無理に回そうとして欠けてしまったのでしょうね。

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ツメは1箇所だけの修繕で改善できそうです。

ドリルで穴を開けます。

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ネジを打ち込みます。

ダイヤモンドやすりで大きさを整えます。

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回らないように、アロンアルファで固定します。


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1段2段、固定できるようになりました。


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スピーカーから音が出ません。


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スピーカーがNGです。


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紙コーンです。

無線機は防滴仕様なのですが、ここは弱いかも知れません。

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取り付け場所には網が貼ってあるだけでした。


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手持ちのあったスピーカーに交換しました。


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1枚シートがありますので、防滴には良いと思います。


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スピーカーを取り付けました。


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ACアダプター他、ジャック部分のゴム蓋が外れています。

どうしても弱いところですね。

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蓋が取れてしまいます。


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ネジを通しました。


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ゴム蓋を固定しました。


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バッテリーケースの固定ネジが破損しています。

ケースが落ちてしまうので、ガムテープで止めていたのでしょう。

これも、どうしても弱いところですね。

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破損部分は、バッサリと切断しました。


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固定する方法はいくつかありますが、記事を見た方でも再現できそうな方法でやってみます。

プラスチック樹脂を削り出しました。

タップにてネジ切りをします。

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指で回せる方法です。


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「ユリヤねじ」と言います。


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無線機本体に差し込みます。

抜け防止の目釘穴(めくぎあな)を開けます。

IMGP5551

目釘です。


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目釘で固定しました。

これで抜けません。

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取り付けた状態です。


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ネジを締めてゆくと固定されます。


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チャンネルスイッチにガリがあります。

取り外し。

IMGP5506

アルコール洗浄しました。


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スライド接点を研磨しました。


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コンタクトグリスを塗布しました。


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組み立て。

ガリも無くなりました。

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金属ケースの水晶に交換します。


IMGP5512

水晶を交換しました。


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電解コンデンサーをオール交換しました。

変調部分と受信音部分にはオーディオ用コンデンサー及び、フィルムコンデンサーにします。

音響用コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー

IMGP5503

使うところには使います。


IMGP5504


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エージング後、各部調整。

受信感度調整。

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受信感度最大に調整しました。


IMGP5531

ー124,0dBm が聞こえます。

クリーンに聞こえるようになるため、オーディオ部品の効果は出ています。

IMGP5532

受信感度スペックシール添付しました。


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スケルチ感度を調整しました。


IMGP5542

周波数。

27,144Mhz

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スプリアス良好。

たいへん優秀。 キレイです。

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出力。

0,5W

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アンテナを伸ばした状態にて、


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アンテナローディングコイルを調整。

電界強度計の指示最大に調整しました。

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交換部品の残骸です。


IMGP5544

プラスチックモールドの水晶。


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赤いボディーがいいですね。

シーズンお楽しみください。

IMGP5554


feed ICB-707 チャンネルスイッチ不良 (2022/4/27 16:29:46)
ICB-707 チャンネルスイッチ不良のためお預かりしました。


IMGP5456

アンテナのガタツキを調整しました。


IMGP5472

メンテナンス性が良い無線機です。


IMGP5457

チャンネルスイッチを切り替えるたびにガリガリとノイズが入り、送信・受信ができない周波数があります。


IMGP5458

スイッチを取り外しました。


IMGP5459

スイッチを分解し、接点を洗浄しました。


IMGP5460

組み立て、ネジを貫通させて締めます。

何回でも分解ができます。

IMGP5461

変調が弱いとのことで、変調に関するコンデンサーをセラコンに交換しました。

青色2個が交換したものです。

その他、電解コンデンサーをオール交換しました。

IMGP5470

SメーターバックライトをLED化しました。


IMGP5467

点灯を確認しました。


IMGP5471

交換した部品の残骸です。


IMGP5476

受信感度調整。

感度を最大に調整しました。

IMGP5462

受信感度。

ー124,0dBm たいへん良い耳です。

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周波数。

27,144MHz

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スプリアス良好です。


IMGP5465

出力 0,5W


IMGP5464

アンテナを伸ばした状態にて、


IMGP5469

アンテナローディングコイルを調整、電界強度計の指示を最大に調整しました。


IMGP5468

A4が入るくらいのカバンに入れて持ってゆけるほど小型の無線機です。

PTT付きのマイクが便利です。

IMGP5475


feed IC-729 バンド拡張 (2022/4/27 12:16:14)
IC-729 バンド拡張のためお預かりしました。


IMGP5477

WARCバンド拡張。

W55カット

IMGP5479

バックアップ電池の電圧 2,9Vです。


IMGP5478

バックライトをLED化しました。


IMGP5480

点灯確認しました。


IMGP5481

WARCバンド拡張。

7Mhz 送信可能を確認しました。

IMGP5482

周波数調整。

29Mhz FM

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出力。

18W

IMGP5483

スプリアスの状況。


IMGP5485

受信感度。

29Mhz FM ー112,5dBm (SINAD)

IMGP5486

受信感度シール添付しました。


IMGP5488

ゼネカバOKです。

操作の分かりやすい無線機です。

IMGP5487

feed YAESU FRG-965 スケルチが掛からない (2022/4/23 0:55:37)
YAESU FRG-965 スケルチが掛からないとのことでお預かりしました。


IMGP5405

FMの局間ノイズにはスケルチが掛かりますが、スケルチはAM  SSBのときにも使うことができます。

AM  SSBにもスケルチが掛かりますが、その効果がうすいというものです。

SSB/AMユニットを取り外します。

IMGP5412

SSB/AMユニットを取り外しました。


IMGP5406

電解コンデンサーを交換しました。


IMGP5407

エアバンドなどをAMにて受信中は、ザーっという雑音が出ていますよね。

ヘテロダイン機ではどうしようもありません。

下記の場所にコンデンサーをパラに付けるとだいぶ静かになります。 20pF

Screenshot from 2022-04-19 17-43-52

セラミックコンデンサー取り付け。


IMGP5408

全バンドで受信感度が悪いとのことです。

アッテネーター回路でのリレーの衰減がばかにならないことからリレーをバイパスしました。

アッテネーターを使うことは無いとのことで施工しました。

IMGP5413

バイパス配線です。

C02を取り外し、セラミックコンデンサー0,001uF追加(直流カット)。

Screenshot from
2022-04-19 17-42-54

オーディオICまわりの電解コンデンサーを交換しました。


IMGP5411


IMGP5418

受信感度調整。

0dBを入力して、

IMGP5416

エアバンド周波数にて受信感度調整。

AM

IMGP5409

受信感度を最大に調整しました。


IMGP5415

受信感度。

ー131,0dBm とても良い耳です。

IMGP5414

スケルチ具合、受信感度も回復しました。

静かな受信です。

IMGP5417


feed ICB-87R 受信感度が悪い (2022/4/18 17:03:42)
ICB-87R 受信感度が悪いとのことでお預かりしました。


IMGP5379

アンテナのガタツキを調整しました。

増し締め。


IMGP5380

受信感度が悪いとのことで、ー80dBmでも受信できません。


IMGP5381

Sメーターの感度も無しです。

ー80dBmといえば強いので、9付近まで振れてもよいはずです。

IMGP5382

ハンダクラックを点検。

あやしい場所には再ハンダをしました。

IMGP5383

SSGから信号を入れて追いかけてゆきます。

トランジスタで増幅されているか、信号が途切れていないか調べます。

正常な場所ではこのとおりです。

IMGP5384

周波数混合、中間周波数増幅のトラジスターと検波ダイオード不良のため交換しました。


IMGP5401

455Khzまで正常に信号が出るようになりました。


IMGP5388

各部を調整します。


IMGP5387

受信感度を最大に調整。


IMGP5389

Sメーター指示。

ー73dBm 受信のとき、

IMGP5394

Sメーターの指示9となり、標準指示OKです。


IMGP5395

AGC調整。

44dBを受信して、

IMGP5393

AGC規定値の調整OKです。


IMGP5390

周波数。

27,144Mhz

IMGP5397

スプリアスの状況です。


IMGP5396

出力 

0,5W強

IMGP5399

受信感度回復。

ー113,0dBm

IMGP5400

送信調整。

アンテナを伸ばした状態にして、

IMGP5403

アンテナローディングコイルを最大に調整しました。

後期型では大幅にくるいがあるとのことです。

IMGP5404

修理完了、性能は引き出しました。


IMGP5402


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