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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
SONY ICF-2001D バックライト交換
(2022/4/17 16:28:09)
SONY ICF-2001D バックライト交換のためお預かりしました。
ACアダプターでは動作しないとのことでしたが、点検したところアダプターに異状はありませんでした。
本体のACジャックが故障していました。
ACジャックを取り外しました。
+側の板バネが折れて無くなっていました。
SONYで使われているジャックは入手できませんでした。
端子パターンが合わず、汎用部品に端子を付けて取り付けました。
しかし、まだ電源が入りませんでした。
回路図を調べてみたところ時計バックアップ用の電池が無いとマイコンが動作せず、電源が入らないことがわかりました。
これには焦りました。
時計の電池を入れたところ電源が入りました。
確かに液晶バックライトが暗く、光っているのが見えません。
バックライトの回路図です。
ライトボタンを押すとタイマーが動作して15秒くらい点灯する仕掛けです。
バックライトの交換。
ここからの分解が大変だったです。
AMバーアンテナの線を取り外します。
だんだん基板が外れてきました。
液晶パネルになかなかアクセスできません。
ダイヤルエンコーダーを取り外すと、ようやくバックライトが見えてきました。
D501
メンテナンス性はたいへん悪いです。
緑色の発光ダイオードが付いていました。
この時代、高輝度ダーオードではありませんので暗いです。
白色LEDに交換しました。
バックライトの点灯はメインスイッチに連動させました。
ラジオの電源が切れているときでも時計の照明ができます。
バックライト点灯しました。
時計まで遠くを照らします。
同期検波受信をしているところです。
SYNC LOWER 点灯。
USB,LSBどちらかの周波数を選択して復調、混信の影響を受けているのが片側の場合にそれを回避することができます。
放送と同じ周波数を作り出し、位相をずらして復調したり、マニアックな機構ですね。
交換部品です。
ダイレクト選局が使いやすいBCLラジオです。
追加記事
時計のバックアップには単三電池が使われています。
この電池が無い場合はマイコンが動作しないため起動すらしません。
電池が外れやすく、ご苦労されている様子です。
バックアップ電池の電圧3Vを作りました。
三端子レギュレーターを使う例がポピュラーですが、ツェナーダイオードでやってみました。
1N5225B 3,0V です。
仮組みにて確認します。
3Vのツェナー電圧ですが、この電圧付近ということであり誤差もあります。
実測するのが一番です。
180Ωにて 2,7Vとなりました。
4,5Vから2,7Vが作れました。
0,015mAです。
マイコンの消費電流が300uAくらいとのことであり十分です。
そのまま単三電池ホルダーに配線すると、電池を入れた場合に充電されてしまうのでスイッチで切れるようにしました。
丁度、取り付けられるスペースがあったので、スイッチを取り付けました。
「切・入」のシールを貼りました。
ツェナーダイオードからの電圧がカットされます。
これで電池が無くてもOKです。
ACアダプターで常時稼働しますので、存分にお楽しみください。
回路図です。
ACアダプターでは動作しないとのことでしたが、点検したところアダプターに異状はありませんでした。
本体のACジャックが故障していました。
ACジャックを取り外しました。
+側の板バネが折れて無くなっていました。
SONYで使われているジャックは入手できませんでした。
端子パターンが合わず、汎用部品に端子を付けて取り付けました。
しかし、まだ電源が入りませんでした。
回路図を調べてみたところ時計バックアップ用の電池が無いとマイコンが動作せず、電源が入らないことがわかりました。
これには焦りました。
時計の電池を入れたところ電源が入りました。
確かに液晶バックライトが暗く、光っているのが見えません。
バックライトの回路図です。
ライトボタンを押すとタイマーが動作して15秒くらい点灯する仕掛けです。
バックライトの交換。
ここからの分解が大変だったです。
AMバーアンテナの線を取り外します。
だんだん基板が外れてきました。
液晶パネルになかなかアクセスできません。
ダイヤルエンコーダーを取り外すと、ようやくバックライトが見えてきました。
D501
メンテナンス性はたいへん悪いです。
緑色の発光ダイオードが付いていました。
この時代、高輝度ダーオードではありませんので暗いです。
白色LEDに交換しました。
バックライトの点灯はメインスイッチに連動させました。
ラジオの電源が切れているときでも時計の照明ができます。
バックライト点灯しました。
時計まで遠くを照らします。
同期検波受信をしているところです。
SYNC LOWER 点灯。
USB,LSBどちらかの周波数を選択して復調、混信の影響を受けているのが片側の場合にそれを回避することができます。
放送と同じ周波数を作り出し、位相をずらして復調したり、マニアックな機構ですね。
交換部品です。
ダイレクト選局が使いやすいBCLラジオです。
追加記事
時計のバックアップには単三電池が使われています。
この電池が無い場合はマイコンが動作しないため起動すらしません。
電池が外れやすく、ご苦労されている様子です。
バックアップ電池の電圧3Vを作りました。
三端子レギュレーターを使う例がポピュラーですが、ツェナーダイオードでやってみました。
1N5225B 3,0V です。
仮組みにて確認します。
3Vのツェナー電圧ですが、この電圧付近ということであり誤差もあります。
実測するのが一番です。
180Ωにて 2,7Vとなりました。
4,5Vから2,7Vが作れました。
0,015mAです。
マイコンの消費電流が300uAくらいとのことであり十分です。
そのまま単三電池ホルダーに配線すると、電池を入れた場合に充電されてしまうのでスイッチで切れるようにしました。
丁度、取り付けられるスペースがあったので、スイッチを取り付けました。
「切・入」のシールを貼りました。
ツェナーダイオードからの電圧がカットされます。
これで電池が無くてもOKです。
ACアダプターで常時稼働しますので、存分にお楽しみください。
回路図です。
CH-580 送信・受信よわい
(2022/4/17 13:46:54)
CH-580 送信・受信よわいとのことでお預かりしました。
変調のノリが悪いとのことです。
マイクユニットを点検しましたが、異状ありませんでした。
コンデンサー型ユニットです。
受信が弱いとのことでしたが、確かに受信音が小さいです。
ボリュームの抵抗値に異状はありません。
スピーカーもOKでした。
コンデンサーなど、部品を交換します。
基板を取り外しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
2SC535等、リード足が酸化しているトランジスターを交換しました。
ANLカットしました。
受信感度が悪いままで回復しません。
信号を追いかけてゆくと、セラミックフィルターで途絶えていました。
フィルター手前まではOKです。
NTK 日本特殊陶業製フィルター NGです。
LF-B 6
ムラタ製 セラミックフィルター に交換しました。
CFU455 F2 6dB帯域 6Khz
交換しました。
フィルター通過後の波形です。
受信感度が回復しました。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー121,0dBm
バッチリですね。
周波数。
27,144MHz
出力。
0,5W
スプリアス良好。
たいへん優秀です、CB無線機の測定では最高クラスです。
アンテナを伸ばした状態にてローディングコイルを調整。
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
交換部品の残骸です。
高周波トランジスタ、検波ダイオードなど交換しました。
良質部品が使われている無線機です。
変調もよくかかるようになりました。
シーズン到来、お楽しみください。
変調のノリが悪いとのことです。
マイクユニットを点検しましたが、異状ありませんでした。
コンデンサー型ユニットです。
受信が弱いとのことでしたが、確かに受信音が小さいです。
ボリュームの抵抗値に異状はありません。
スピーカーもOKでした。
コンデンサーなど、部品を交換します。
基板を取り外しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
2SC535等、リード足が酸化しているトランジスターを交換しました。
ANLカットしました。
受信感度が悪いままで回復しません。
信号を追いかけてゆくと、セラミックフィルターで途絶えていました。
フィルター手前まではOKです。
NTK 日本特殊陶業製フィルター NGです。
LF-B 6
ムラタ製 セラミックフィルター に交換しました。
CFU455 F2 6dB帯域 6Khz
交換しました。
フィルター通過後の波形です。
受信感度が回復しました。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー121,0dBm
バッチリですね。
周波数。
27,144MHz
出力。
0,5W
スプリアス良好。
たいへん優秀です、CB無線機の測定では最高クラスです。
アンテナを伸ばした状態にてローディングコイルを調整。
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
交換部品の残骸です。
高周波トランジスタ、検波ダイオードなど交換しました。
良質部品が使われている無線機です。
変調もよくかかるようになりました。
シーズン到来、お楽しみください。
IC-3ST パワーが出ない
(2022/4/17 13:36:01)
IC-3ST パワーが出ないとのことでお預かりしました。
430Mhzモノバンド機です。
パワーが全く出ていません。
微弱な電波は出ており、モニター無線機では受信出来ます。
分解。
充電式バッテリーを内蔵していますが、液漏れしていたため取り外しました。
ハンダ不良パターン点検。
あやしい場所には再ハンダしました。
細かいチップ部品が手作業で取り付けられています。
パワーが出ない原因はパワーモジュールの不良です。
モジュールを取り外しました。
パワーモジュール駆動系の電解コンデンサーを交換しました。
小型サイズの電解コンデンサーを取り付けました。
オーナー様が部品取り用に2台の無線機を同胞してくれました。
2台目を分解し、パワーモジュールを移植します。
残念、パワーモジュールNGです。
3台目分解しました。
パワーモジュールいただきます。
パワーモジュール移植しましたが、出力が不安定です。
プリドライブ段のトランジスターを交換しました。
音が小さいため不調なAVR基板を交換しました。
スピーカーを交換しました。
バックアップ電池の電圧。
2,8Vです。
パワー復活しました。
9Vのとき 5Wでました。
ドナー無線機です。
臓器移植ありがとうございました。
周波数調整。
スプリアス良好。
受信感度調整しました。
受信感度。
ー112,2dBm (SINAD)
キーボード付き多機能無線機です。
430Mhzモノバンド機です。
パワーが全く出ていません。
微弱な電波は出ており、モニター無線機では受信出来ます。
分解。
充電式バッテリーを内蔵していますが、液漏れしていたため取り外しました。
ハンダ不良パターン点検。
あやしい場所には再ハンダしました。
細かいチップ部品が手作業で取り付けられています。
パワーが出ない原因はパワーモジュールの不良です。
モジュールを取り外しました。
パワーモジュール駆動系の電解コンデンサーを交換しました。
小型サイズの電解コンデンサーを取り付けました。
オーナー様が部品取り用に2台の無線機を同胞してくれました。
2台目を分解し、パワーモジュールを移植します。
残念、パワーモジュールNGです。
3台目分解しました。
パワーモジュールいただきます。
パワーモジュール移植しましたが、出力が不安定です。
プリドライブ段のトランジスターを交換しました。
音が小さいため不調なAVR基板を交換しました。
スピーカーを交換しました。
バックアップ電池の電圧。
2,8Vです。
パワー復活しました。
9Vのとき 5Wでました。
ドナー無線機です。
臓器移植ありがとうございました。
周波数調整。
スプリアス良好。
受信感度調整しました。
受信感度。
ー112,2dBm (SINAD)
キーボード付き多機能無線機です。
KENWOOD RZ-1 パネルが点灯しない
(2022/4/9 2:02:26)
KENWOOD RZ-1 パネルが点灯しないとのことでお預かりしました。
電源は入りますが、パネル他が機能していません。
部品を点検します。
テスターで電圧を追いかけると、電源レギュレーターICに電圧がありませんでした。
ICからの電圧ほぼ0Vです。
電源レギュレーターICを取り外しました。
8Vの出力です。
交換用のICです。
JRC7808A
パネル他が機能するようになりました。
受信して間もなく音が出なくなってしまいました。
電源を入れ直すと一時的に復活しますが、ジリジリと音が出なくなってしまいます。
オーディオIC回りの電解コンデンサー交換で音が出るようになりました。
バックライトの照明、他をLED化しました。
LEDに交換しました。
電流制限抵抗は他の場所に一括しています。
点灯を確認しました。
クールな印象です。
バックアップ電池の電圧、
3,3Vでした。
まだOKです。
アンテナ線が切れていました。
少し短くなってしまいますが、悪いところは切断して取り付けました。
交換部品の残骸です。
OSC周波数調整。
HET周波数調整。
受信感度測定。
145MHz FM ー118,0dBm (SINAD)
FMステレオ受信に対応するところは、オーディオメーカーならではですね。
車載用のデザインにも好感が持てます。
電源は入りますが、パネル他が機能していません。
部品を点検します。
テスターで電圧を追いかけると、電源レギュレーターICに電圧がありませんでした。
ICからの電圧ほぼ0Vです。
電源レギュレーターICを取り外しました。
8Vの出力です。
交換用のICです。
JRC7808A
パネル他が機能するようになりました。
受信して間もなく音が出なくなってしまいました。
電源を入れ直すと一時的に復活しますが、ジリジリと音が出なくなってしまいます。
オーディオIC回りの電解コンデンサー交換で音が出るようになりました。
バックライトの照明、他をLED化しました。
LEDに交換しました。
電流制限抵抗は他の場所に一括しています。
点灯を確認しました。
クールな印象です。
バックアップ電池の電圧、
3,3Vでした。
まだOKです。
アンテナ線が切れていました。
少し短くなってしまいますが、悪いところは切断して取り付けました。
交換部品の残骸です。
OSC周波数調整。
HET周波数調整。
受信感度測定。
145MHz FM ー118,0dBm (SINAD)
FMステレオ受信に対応するところは、オーディオメーカーならではですね。
車載用のデザインにも好感が持てます。
KOI Tiger 左チャンネルの音が出ない
(2022/4/8 12:16:12)
KOI Tiger 左チャンネルの音が出ないとのことでお預かりしました。
スピーカー2個とスーパーウーハー1個
27万円のオーディオシステムです。
国内に何台が現存するだろうか。
ウーハーBOXには、Massachusetts USA と記載されています。
電源はウーハーBOXから供給されます。
アルミインゴットで重量級のスピーカーで、箱鳴りは一切ありません。
コーン紙の形は歌っている人の口(くち)の形をしているそうです。
左チャンネルから音がでません。
ハンダ不良及びパターン点検しました。
ハンダ槽によるハンダのため薄いところがあります。
全て、ハンダ強化しました。
アンプICに片方づつ信号を入力すると音が出ました。
ICの異状ではありません。
アンプICは、TDA7560 カーオーディオ用のICです。
音が出ないのは、電解コンデンサーの劣化です。
コンデンサーをオール交換します。
・オーディオ用コンデンサー MUSE
・メタライズドフィルムコンデンサー WIMA
コンデンサーを交換しました。
デジタル処理心臓部です。 ゴールド色プレート。
オーディオ用コンデンサーに交換しました。
オーディオ用コンデンサーは大きいため、横倒しにして取り付けました。
アッテネータボリュームのコンデンサーもオーディオ用に交換しました。
残骸です。
組み立て。
音源 Youtube 倖田來未 キューティーハニー JAZZバージョンを視聴中。
左チャンネルOKです。
ACコンセントの差し方を逆にして替え、音の良いほうにします。
素晴らしいの一言です。
近所迷惑にならない場所で遠慮なく聴きたい、ずーっと聴いていたいです。
Nakamichi JBL を所有したことがある私ですが驚きの音、これは欲しいです。
KOI Tiger オーディオ強化カスタム完成しました。
KOI Tiger 2件目のお預かりです。
参考に、別の方からお預かりした前回の記事。
http://jr2jhg.livedoor.blog/archives/5484098.html
スピーカー2個とスーパーウーハー1個
27万円のオーディオシステムです。
国内に何台が現存するだろうか。
ウーハーBOXには、Massachusetts USA と記載されています。
電源はウーハーBOXから供給されます。
アルミインゴットで重量級のスピーカーで、箱鳴りは一切ありません。
コーン紙の形は歌っている人の口(くち)の形をしているそうです。
左チャンネルから音がでません。
ハンダ不良及びパターン点検しました。
ハンダ槽によるハンダのため薄いところがあります。
全て、ハンダ強化しました。
アンプICに片方づつ信号を入力すると音が出ました。
ICの異状ではありません。
アンプICは、TDA7560 カーオーディオ用のICです。
音が出ないのは、電解コンデンサーの劣化です。
コンデンサーをオール交換します。
・オーディオ用コンデンサー MUSE
・メタライズドフィルムコンデンサー WIMA
コンデンサーを交換しました。
デジタル処理心臓部です。 ゴールド色プレート。
オーディオ用コンデンサーに交換しました。
オーディオ用コンデンサーは大きいため、横倒しにして取り付けました。
アッテネータボリュームのコンデンサーもオーディオ用に交換しました。
残骸です。
組み立て。
音源 Youtube 倖田來未 キューティーハニー JAZZバージョンを視聴中。
左チャンネルOKです。
ACコンセントの差し方を逆にして替え、音の良いほうにします。
素晴らしいの一言です。
近所迷惑にならない場所で遠慮なく聴きたい、ずーっと聴いていたいです。
Nakamichi JBL を所有したことがある私ですが驚きの音、これは欲しいです。
KOI Tiger オーディオ強化カスタム完成しました。
KOI Tiger 2件目のお預かりです。
参考に、別の方からお預かりした前回の記事。
http://jr2jhg.livedoor.blog/archives/5484098.html
IC-706mk2 液晶焼け
(2022/4/3 13:20:40)
IC-706mk2 液晶焼け(ビネガーシンドローム)のためお預かりしました。
液晶焼け。
液晶パネルが黒くなって見にくい状態です。
見る角度によってヒドくなります。
液晶パネルの偏光板を交換します。
酢酸の加水分解により黒く変色します。
お酢のようなスッパイ匂いがしており、ビネガーシンドロームといいます。
ホットブロワーで温めながらカッターで剥がすも、
剥がれません!!
アルコールを含浸させたティシュペーパーを貼ってしばらく放置し、割り箸で少しづつ掻き取りました。
長時間の作業となります。
偏光板です。
一度組み立てて具合を確認します。
偏光板無しでは見えない状態です。
偏光板を通して見ると。
ポジタイプ
偏光板を回転させてゆくと。
ネガタイプ
オーナー様にどちらが良いかを確認すると、ネガタイプにして欲しいとのこと。
偏光板を切ってセットしました。
ネガタイプにて点灯確認しました。
格好いいです。
周波数。
29Mhz
出力。
70W
スプリアス良好。
29Mhz
受信感度。
29Mhz FM
ー114,0dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
ちがった雰囲気の無線機になりました。
液晶焼け。
液晶パネルが黒くなって見にくい状態です。
見る角度によってヒドくなります。
液晶パネルの偏光板を交換します。
酢酸の加水分解により黒く変色します。
お酢のようなスッパイ匂いがしており、ビネガーシンドロームといいます。
ホットブロワーで温めながらカッターで剥がすも、
剥がれません!!
アルコールを含浸させたティシュペーパーを貼ってしばらく放置し、割り箸で少しづつ掻き取りました。
長時間の作業となります。
偏光板です。
一度組み立てて具合を確認します。
偏光板無しでは見えない状態です。
偏光板を通して見ると。
ポジタイプ
偏光板を回転させてゆくと。
ネガタイプ
オーナー様にどちらが良いかを確認すると、ネガタイプにして欲しいとのこと。
偏光板を切ってセットしました。
ネガタイプにて点灯確認しました。
格好いいです。
周波数。
29Mhz
出力。
70W
スプリアス良好。
29Mhz
受信感度。
29Mhz FM
ー114,0dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
ちがった雰囲気の無線機になりました。
IC-729 変調がのらない
(2022/3/31 20:45:35)
IC-729 変調がのらないとのことでお預かりしました。
送信するとパワーは出ますが変調がのりません。
基板点検中です。
コンデンサーなどの異状はありませんでした。
リレーの点検。
動作不良のリレーはありません。
メインユニット基板点検。
ハンダ不良やパターン切れを確認しました。
マイクコネクタから信号を追いかけます。
ハンダ不良やあやしい場所には再ハンダをします。
マイクの信号を追いかけ、変調が通る経路にある電解コンデンサーを交換します。
マイクゲイン、VRボード電解コンデンサー交換。
コンデンサーの残骸はドライアップしています。
変調は通るようになりOKです。
メモリー電池はソケット化されています。
バックライトはLED化されています。
周波数。
29Mhz FM
スプリアスの状態。
29Mhz
出力。
9W
受信感度。
29Mhz FM
ー113,2dBm (SINAD)
スペックシール添付。
必要なだけの操作つまみ、且つ分かりやすい使い勝手の無線機です。
送信するとパワーは出ますが変調がのりません。
基板点検中です。
コンデンサーなどの異状はありませんでした。
リレーの点検。
動作不良のリレーはありません。
メインユニット基板点検。
ハンダ不良やパターン切れを確認しました。
マイクコネクタから信号を追いかけます。
ハンダ不良やあやしい場所には再ハンダをします。
マイクの信号を追いかけ、変調が通る経路にある電解コンデンサーを交換します。
マイクゲイン、VRボード電解コンデンサー交換。
コンデンサーの残骸はドライアップしています。
変調は通るようになりOKです。
メモリー電池はソケット化されています。
バックライトはLED化されています。
周波数。
29Mhz FM
スプリアスの状態。
29Mhz
出力。
9W
受信感度。
29Mhz FM
ー113,2dBm (SINAD)
スペックシール添付。
必要なだけの操作つまみ、且つ分かりやすい使い勝手の無線機です。
ICB-880T 送信パワーが弱い
(2022/3/20 1:50:51)
ICB-880T 送信パワーが弱いとのことでお預かりしました。
アンテナのぐらつきを締めました。
パワー低下の原因を探ります。
ハンダ不良、パターン点検、あやしい場所には再ハンダしました。
ケースから取出します。
チャンネルスイッチを点検。
新しいタイプのスイッチです。
異常なし。
パワー低下の原因について。
送信のトランジスターに手を入れた跡があります。
取り外されたと思われますが、ハンダ付けが不完全です。
2SC733 廃品種のトランジスターです。
マイグレーションが進んでおり、ピン足が真っ黒でした。
半導体テスターで調べるとhfeが低下ぎみです。
交換しましょう。
トランジスターを2SC1815GRに交換しました。
hfeは500ほど、27Mhzくらいなら周波数特性も悪くはありません。
ECBが逆で、シルク印刷とは反対に取り付けます。
終段トランジスターにも外した跡がありました。
ハンダを吸収すると、何かを詰め込んでありました。
2SC2314
詰め込んであったのはピンの切れ端です。
切れ端は取りました。
テスターで調べるとOKです。
再取り付けしました。
電源スイッチの接触が悪く、時々音が小さくなります。
スイッチ取り外し。
分解。
接点が酸化しています。
長く保管状態にあったものはスライド接点が停止したままで、時々動かさないと酸化膜におおわれてしまいます。
アルコール洗浄しました。
組み立て。
電解コンデンサーをオール交換します。
PLL部シールド板取り外し。
変調と受信音に関するカスタマイズ。
信号の通り道はオーディオ用部品に交換します。
音響用コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー
使うべき場所には使いました。
オーディオ用抵抗も使います。
交換した部品の残骸です。
VCO電圧の調整。
規定の3V
PLL出力の調整。
最大に
基準発振調整。
最大 8,192MHz
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー121,0dBm が聞こえます。
Sメーター感度。
ー73,0dBmのとき、
Sメーター9を指示。
標準値にてOKです。
周波数。
27,144Mhz
スプリアスの状況。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
送信ローディングコイルを調整し、電界強度計の指示が最大になるようにします。
出力 0,4W(無変調)
変調時0,5W強
「ガンダム」カラーバージョンで人気の無線機です。
アンテナに、スイッチ断用の赤色部品があるはずですが無くなっています。
シーズン到来、お楽しみください。
アンテナのぐらつきを締めました。
パワー低下の原因を探ります。
ハンダ不良、パターン点検、あやしい場所には再ハンダしました。
ケースから取出します。
チャンネルスイッチを点検。
新しいタイプのスイッチです。
異常なし。
パワー低下の原因について。
送信のトランジスターに手を入れた跡があります。
取り外されたと思われますが、ハンダ付けが不完全です。
2SC733 廃品種のトランジスターです。
マイグレーションが進んでおり、ピン足が真っ黒でした。
半導体テスターで調べるとhfeが低下ぎみです。
交換しましょう。
トランジスターを2SC1815GRに交換しました。
hfeは500ほど、27Mhzくらいなら周波数特性も悪くはありません。
ECBが逆で、シルク印刷とは反対に取り付けます。
終段トランジスターにも外した跡がありました。
ハンダを吸収すると、何かを詰め込んでありました。
2SC2314
詰め込んであったのはピンの切れ端です。
切れ端は取りました。
テスターで調べるとOKです。
再取り付けしました。
電源スイッチの接触が悪く、時々音が小さくなります。
スイッチ取り外し。
分解。
接点が酸化しています。
長く保管状態にあったものはスライド接点が停止したままで、時々動かさないと酸化膜におおわれてしまいます。
アルコール洗浄しました。
組み立て。
電解コンデンサーをオール交換します。
PLL部シールド板取り外し。
変調と受信音に関するカスタマイズ。
信号の通り道はオーディオ用部品に交換します。
音響用コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー
使うべき場所には使いました。
オーディオ用抵抗も使います。
交換した部品の残骸です。
VCO電圧の調整。
規定の3V
PLL出力の調整。
最大に
基準発振調整。
最大 8,192MHz
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー121,0dBm が聞こえます。
Sメーター感度。
ー73,0dBmのとき、
Sメーター9を指示。
標準値にてOKです。
周波数。
27,144Mhz
スプリアスの状況。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
送信ローディングコイルを調整し、電界強度計の指示が最大になるようにします。
出力 0,4W(無変調)
変調時0,5W強
「ガンダム」カラーバージョンで人気の無線機です。
アンテナに、スイッチ断用の赤色部品があるはずですが無くなっています。
シーズン到来、お楽しみください。
FT-1000MP パワーが出ない
(2022/3/19 3:57:35)
FT-1000MP パワーが出ないとのことでお預かりしました。
全バンドでパワーが出ません。
YAESUの高級機です。
大掛かりな構成となっています。
パワーが出ない原因になりそうなところを把握し目星をつけてゆきます。
FT-1000はメンテナンス性が良い無線機だと思います。
この状態でも電源が入るのには助かります。
PAユニットの回路図です。
回路図をたよりに配線をたどります。
パワートランジスタのベース電圧がありません。
ハンダクラック、パターンを点検してゆきます。
送信(T)の配線を追いかけるとオートチューナーにまでおよびます。
リレーが動作しているか音を確かめます。
パワーが出ない原因は多岐にわたるので一つ一つ確認です。
(T)配線はALCユニットにおよびます。
赤黒の配線は、あと付けの50Mhzトランスバータ用の配線だとのこと。
これあやしい!!
(T)配線をたどると、本来はALCに行くところをトランスバータ用に増設した基板に入っていました。
なるほど、不具合はこれか。。。
取り外して配線を元に戻しました。
パワー復活90Wでました。
7Mhz 90W
29Mhz 90W
オーナー様が24Mhz以上パワーが出ないとのことでしたが復活しています。
念のためオートチューナーユニット点検です。
(T)配線のデジトラ1個を交換しました。
オートチューナーが停止してもパワーが出なくなってしまいます。
SWRが2,0になるダミーロードにて送信。
オートチューナー動作を確認しました。
周波数。
7,1Mhz
スプリアス良好。
受信感度。
ー125,0dBm が聞こえます。
ボタン類が多いのは助かります、選択一発でOK。
小型機では階層が深くて操作方法を忘れて。。。どうやったっけ?
YAESU FT-1000MP 高級機です。
全バンドでパワーが出ません。
YAESUの高級機です。
大掛かりな構成となっています。
パワーが出ない原因になりそうなところを把握し目星をつけてゆきます。
FT-1000はメンテナンス性が良い無線機だと思います。
この状態でも電源が入るのには助かります。
PAユニットの回路図です。
回路図をたよりに配線をたどります。
パワートランジスタのベース電圧がありません。
ハンダクラック、パターンを点検してゆきます。
送信(T)の配線を追いかけるとオートチューナーにまでおよびます。
リレーが動作しているか音を確かめます。
パワーが出ない原因は多岐にわたるので一つ一つ確認です。
(T)配線はALCユニットにおよびます。
赤黒の配線は、あと付けの50Mhzトランスバータ用の配線だとのこと。
これあやしい!!
(T)配線をたどると、本来はALCに行くところをトランスバータ用に増設した基板に入っていました。
なるほど、不具合はこれか。。。
取り外して配線を元に戻しました。
パワー復活90Wでました。
7Mhz 90W
29Mhz 90W
オーナー様が24Mhz以上パワーが出ないとのことでしたが復活しています。
念のためオートチューナーユニット点検です。
(T)配線のデジトラ1個を交換しました。
オートチューナーが停止してもパワーが出なくなってしまいます。
SWRが2,0になるダミーロードにて送信。
オートチューナー動作を確認しました。
周波数。
7,1Mhz
スプリアス良好。
受信感度。
ー125,0dBm が聞こえます。
ボタン類が多いのは助かります、選択一発でOK。
小型機では階層が深くて操作方法を忘れて。。。どうやったっけ?
YAESU FT-1000MP 高級機です。
TS-430 点検
(2022/3/16 19:21:07)
TS-430 点検のためお預かりしました。
長年保管されていたとのことで点検の依頼です。
ひと通りチェックしましたが、異状のある部品も無く内部はキレイなものです。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯色はブルーです。
周波数も安定しています。
スプリアスの状態です。
出力。
10W
受信感度。
SSBにて ー123,3dBmが聞こえます。
付属のマイクロホン
MC-43S
4PINコネクタが付いていますが、8PINに交換の依頼です。
内部配線の状況を確認します。
同胞されていた8PINコネクタに交換です。
交換終了です。
基本性能は出ています。
点検、異状なしです。
長年保管されていたとのことで点検の依頼です。
ひと通りチェックしましたが、異状のある部品も無く内部はキレイなものです。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯色はブルーです。
周波数も安定しています。
スプリアスの状態です。
出力。
10W
受信感度。
SSBにて ー123,3dBmが聞こえます。
付属のマイクロホン
MC-43S
4PINコネクタが付いていますが、8PINに交換の依頼です。
内部配線の状況を確認します。
同胞されていた8PINコネクタに交換です。
交換終了です。
基本性能は出ています。
点検、異状なしです。
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