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link JHGのブログ JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)

現在データベースには 506 件のデータが登録されています。

feed ICB-870T オーバーホール (2022/3/15 20:51:09)
ICB-870T オーバーホールのためお預かりしました。


IMGP5066

アンテナのぐらつきを調整しました。


IMGP5067

送信出力・受信感度が低下しているのではないか? とのことでした。

アンテナネジが緩んでいました。

出力・感度が低下する原因です。

IMGP5068

ハンダ不良、パターンを点検。


IMGP5070

電解コンデンサーをオール交換します。


IMGP5071

変調と受信音をカスタマイズします。

音響用コンデンサー MUSE

メタライズドフィルムコンデンサー

オーディオ用抵抗

IMGP5072

変調の通り道、受信音の通り道はオーディオ用部品に交換しました。


IMGP5073

使う場所には使います。


IMGP5074

交換した部品の残骸です。


IMGP5090

Sメーターの照明を追加しました。


IMGP5077

点灯確認しました。

斜め照明にて、夜間運用のときログブックを照らすのに良いかも知れません。

IMGP5087

各部を調整してゆきます。


IMGP5076

受信感度調整。

感度最大。

IMGP5082

受信感度。

ー122,0dBm 

IMGP5083

Sメーター感度。

ー73,0dBm のとき、

IMGP5079

Sメーター指示9です。

標準指示です。

IMGP5080

周波数。

27,144Mhz

IMGP5086

スプリアスの状況。


IMGP5085

ロッドアンテナを伸ばした状態にて、アンテナローディングコイルを調整。


IMGP5088

電界強度計の指示が最大になるように調整しました。


IMGP5089

出力。

0,5W

IMGP5084

性能を引き出しました。

Eスポシーズン、お楽しみください。

IMGP5091


feed IC-820 パワーが出ない (2022/3/14 11:36:30)
IC-820 144Mhzパワーが出ないとのことでお預かりしました。


IMGP5042

パワーが出ない原因はフレキシブルケーブルの密着不足でした。

切断されたケーブルの被覆が剥がしてあります。

青色のガイド板が付いてたはずですが、ありません。

IMGP5043

ケーブルをコネクタに密着させるには厚さが足らず、ゆるい状態です。

プラスチック板を切ってガイド板にしました。

スマートホン用の画面保護フィルムです。

IMGP5044

フレキシブルケーブルを取り付けました。


IMGP5045

ボタンのインジケータランプが点灯しません。


IMGP5049

連結コネクタが剥がれていました。


IMGP5048

コネクタを取り付けました。


IMGP5050

インジケータランプ点灯しました。


IMGP5052

バックライトをLED化しました。


IMGP5046

LEDの点灯を確認しました。


IMGP5047

各部を調整してゆきます。


IMGP5053

周波数調整。


IMGP5055


IMGP5056

出力。

10W

IMGP5054

FMデビエーション調整。

規定の4,8Khz

IMGP5060

スプリアス良好。

145Mhz

IMGP5057

良好。

433Mhz

IMGP5059

受信感度。

145Mhz  ー125,8dBm (SINAD)

IMGP5061

433MHz

ー122,2dBm (SINAD)

IMGP5062

受信感度スペックシール添付。


IMGP5065

IC-820は液晶がネガタイプとポジタイプのものがあります。

こちらはポジタイプ。

デザインが良い無線機です。

IMGP5064

feed IC-R7100 受信感度悪い (2022/3/14 2:06:55)
IC-R7100 受信感度が悪いとのことでお預かりしました。


IMGP4903

受信感度低下の原因にはリレーの接点不良があるので点検です。

松下電器のRK1 4個使われています。

BPF基板

IMGP4911

同じリレーが使われている場所です。


IMGP4915

同型品のリレーは代替品も含め入手は困難です。

密閉型リレーは分解出来ないためケースを切ってみました。

接点を点検します。

IMGP4912

接点の抵抗をテスターで見たところ異常ありませんでした。

接点が酸化しにくく、そのための密閉型です。

IMGP4913

メインディングテープで密閉しました。

セロハンテープはポリエチレンのため劣化が早いのですが、メインディングテープはアセテートのため劣化しにくいのが特徴です。

IMGP4914

受信感度低下は、BPFの離調が原因でした。

IC-R7100はいろいろ手が入れられて直されています。

VRが交換されています。

IMGP4918

BPFの調整。


IMGP4910

ハンダ不良、パターン点検。


IMGP4919

シールド板取り外し点検。

片方だけハンダを外してシールドをめくったと思われ、切れてしまっています。

良く手を入れてありますね。

IMGP4920


IMGP4923

発振の調整。

PLL基板

IMGP4904

2nd Lo チェックポイント 

J5からの信号をひろいます。

IMGP4906


IMGP4907

発振を最大に調整。


IMGP4905

1st Lo 調整。


IMGP4909

コンデンサー2個交換しました。


IMGP4930


IMGP4929

IF の調整がききません。

調整コイルのコアがつぶれていました。

私も何度か経験があります、すぐにコアが欠けてしまいます。

こうなったらもう回せません。

IMGP4931

PLL基板取り外し。


IMGP4927

外したコイルの下からコアを回し、抜いたコアを逆向きにして入れます。


IMGP4932

取り付けたら調整です。


IMGP4934

最大に調整しました。


IMGP4933

3rd Lo 10,245Mhz の調整。


IMGP4935

TOTAL GAIN

2,5V

IMGP4924

バックライトをLED化しました。


IMGP4925

点灯を確認しました。


IMGP4926

FMラジオが良い音です。


IMGP4936


feed IC-575 周波数ダイヤルが重い (2022/3/10 15:17:43)
IC-575 周波数ダイヤルが重いとのことでお預かりしました。


IMGP4980

周波数ダイヤルの重さ調整は、ダイヤル下にあるネジにてテンションを調整します。

本機は重いまま調整がききません。

IMGP4981

エンコーダーを取り外します。


IMGP4989

光学式のエンコーダーです。


IMGP4990

長年の使用でいろいろトラブルが出てくるものですが、このシリーズはスリット板にタワミが出ている機種が多いです。

取り付けネジが強く締めてあり歪んでいます。

いずれは周波数が変わらないトラブルに見舞われます。

IMGP4991

2箇所のネジを緩めてスリット板のタワミを直します。


IMGP4992

エンコーダーが重い原因は軸の油切れです。

固着していました。

IMGP4993

洗浄、磨きました。


IMGP4994

シリコングリースを塗布して組み立てます。


IMGP4995

リペア完了です。


IMGP4996

バックライトをLED化します。

シールド板を取り外すとムギ球にアクセスすることができますが、ここまでの分解が大変な機種です。

IMGP4983

照明が1箇所だけLEDに交換されていました。

Sメーター照明のみをLEDに交換したものと思いますが、Sメーターは2箇所で照明しています。

IMGP4984

メーター照明の1つは、液晶パネルとの真ん中に位置しています。


IMGP4987

オーナー様がLEDと拡散キャップを同胞してくれました。

青色の拡散キャップが希望とのことですが色バランスが悪くなります。

IMGP4997

同胞のLEDのみ使用することとし、拡散キャップは元のものを再利用しました。

手持ちのあったキャップを1個追加です。

IMGP4998

LED取り付けました。

LEDの電流制限抵抗は別の場所に付いています。

IMGP4999

点灯を確認しました。

Sメーター、液晶のスクリーンが黄色なので、色バランスはこれが一番かと思います。

IMGP5019

パワーモジュールの冷却FANが取り付けてありますが、外して欲しいとのことです。


IMGP5000

汚れも吸うし、常時回転は騒々しいでしょうね。


IMGP5004

増設されたFANケーブルを外します。


IMGP5001


IMGP5003


IMGP5017

バックアップ電池の電圧 3V です。


IMGP4982

高安定基準発振水晶(TCXO) 

ICOM CR-64 が取り付けられています。

IMGP5007

周波数調整。


IMGP5008

スプリアス良好。

51,0Mhz

IMGP5010

FMデビエーション調整。

規定の4,8Khz

IMGP5014

出力。

10W

IMGP5016

受信感度。

51,0Mhz ー120,7dBm (SINAD)

IMGP5011

受信感度スペックシール添付。


IMGP5013

AMフィルター、CWフィルターにTCXOと、スピーチボタンでは、お姉さんの声で読み上げてくれます。

フル装備の無線機です。

IMGP5018


feed FT-900 周波数アンロック (2022/3/9 0:27:57)
FT-900 周波数アンロックのためお預かりしました。


IMGP4955

7,5Mhzから14Mhzまでの液晶表示が点滅、アンロックの症状です。


IMGP4960

分解です。


IMGP4956

14MhzのアンロックはVCO2の異常です。


Screenshot from 2022-03-08 23-20-52

VCOの状況です。

白色のボンドでべったり埋められています。

表面のパターンなどお構いなしで、デリケートな場所でのこういう浮遊容量が悪さをするのです。

IMGP4957

テストポイントからVCO電圧を測ってみると。


IMGP4958

8Vにて規定値を上回っており、まったく調整がききません。

規定値は6Vです。

IMGP4961

炎が出ない触媒式のガスホットトーチです。


IMGP4962

熱風を当てて温めるとアンロックが解消し、冷えると再発します。


IMGP4964

部品交換のため基板をひっくり返します。


IMGP4965

VCO2の回路図です。

ダイオードD1008交換、L1047再ハンダしました。

Screenshot from 2022-03-08 23-26-28

浮遊容量の原因となるボンドを除去。

ダイオードを取り外しました。

IMGP4966

D1008 1SS53

1S1588に交換しました。

IMGP4967

ダイオード交換しました。

東芝1S1588

IMGP4969

VCO電圧規定値でました。

6V OKです。

IMGP4959

10,0MHz ロックしました。


IMGP4970

周波数。


IMGP4976

スプリアス

29Mhz FM

IMGP4975

出力。

29Mhz FM 85W

IMGP4977

受信感度。

7,1MHz SSB ー120dBm

IMGP4971


IMGP4972

受信感度スペックシール添付しました。


IMGP4979

コンパクトな無線機なのに、バンドスイッチ付きはポイントが高いです。

無線機修理でモニター用に使いたいくらいに便利ですね、私も欲しいです。

IMGP4978


feed MIZUHO MX-6S 音が出ない (2022/3/8 3:17:44)
MIZUHO MX-6S 音が出ないとのことでお預かりしました。


IMGP4937

40年前の無線機です。


IMGP4938

キットで発売されたモデルもあり、私は初めて見せていただきましたが、ケース加工や部品集めをして組み立てる自作では無理なレベルで難易度は高いと思います。


IMGP4939

音が出ない原因はスピーカーが不良でした。


IMGP4947

AGにて低周波信号を出力します。


IMGP4941

AGから1Khzの信号を入れても音が出ません。

スピーカー不良ですね。

IMGP4940

同サイズのスピーカーは入手できませんでした。

同じように薄型で小型のスピーカーが入手できたので、厚紙にてスペーサーを作りました。

IMGP4948

取り付けました。

紙ではないビニール素材の防水コーンです。

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電解コンデンサーをオール交換しました。


IMGP4942


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周波数。


IMGP4944

スプリアスの状況。


IMGP4945

出力。

電圧9Vのとき 0,7W (CW) 

IMGP4953

受信感度。

ー130dBm が聞こえます!

たいへん優秀な感度です。
この時代の無線機としては驚きです。

IMGP4946

バリコンによる周波数調整にはキビシイものがありますが、操作する楽しさがある無線機です。

受信感度が良いので屋外でワッチするにはオモシロイでしょう。

IMGP4954


feed ICB-770 チャンネルスイッチ不良 (2022/3/6 11:35:05)
ICB-770 ICB-770 チャンネルスイッチ不良でお預かりしました。


IMGP4837

電池ボックスのスポンジがボロボロでしたので剥がしました。

触っただけでもボロボロと粉になって無線機の中に落ちてしまいます。

IMGP4840

ハンダ不良やパターン剥離を点検してゆきます。

やしい場所は再ハンダです。

IMGP4841

電池ボックスを外し部品が見えるようになりました。

コンデンサーの状態を点検します。

IMGP4842

送・受信が出来ない周波数があり、チャンネルスイッチが不良です。


IMGP4843

チャンネルスイッチを取り外しました。


IMGP4844

接点が酸化しています。


IMGP4845

アルコール洗浄しました。


IMGP4846

ケミカル用品では酸化膜が落ちないため接点を研磨しました。


IMGP4847

組み立て取り付け、スイッチ不良は解消しました。


IMGP4848

電解コンデンサーをオール交換しました。

カスタマイズです。 

マイク、音に関するところはオーディオ用コンデンサー及び、フィルムコンデンサーに交換しました。
変調も受信音もFBになります。

オーディオ用コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー

IMGP4849


IMGP4850


IMGP4851

オーディオ用抵抗。


IMGP4855

コンデンサーに通電しエージングをしたところで調整にはいります。

検波ダイオードを交換しました。

IMGP4857

受信感度が最大になるように調整。


IMGP4856

受信感度。

ー120dBm が聞こえるレベルです。

IMGP4858

Sメーターに関係しているトランジスターのPIN足が真っ黒です。

2SC710

IMGP4868

トランジスターの性能が低下、hfeは65です。

2SC1815GRに交換しました。 hfeは500

IMGP4867

トランジスター交換にともない指示が変化したことから、Sメーター調整用のVRを取り付けました。


IMGP4866

Sメーターの照明をLED化しました。


IMGP4853

交換した部品です。


IMGP4869

周波数。

27,144MHz

IMGP4862

ロッドアンテナを伸ばした状態にてアンテナローディングコイルを調整。


IMGP4863

電界強度計の指示が最大になるように調整しました。


IMGP4864

出力。

0,5W

IMGP4860

スプリアスの状況。


IMGP4861

ICB-770 名機です。


IMGP4870

feed TS-790 パワーが出ない (2022/3/3 0:03:51)
TS-790 144MHzのパワーが出ないとのことでお預かりしました。


IMGP4871

オーナー様が手を入れたところパワーモジュールから発火し、黒いダイオードから煙が上がったとのことです。

IMGP4872

パワーモジュールのピン足に盛ったハンダが部品に接触していました。


IMGP4873

電源を入れるのは危険ですね。

まずは取り外しです。

IMGP4874

煙の上がったダイオードです。

PINダイオードですが焼けています。

IMGP4875

PINダイオードを取り外すと塗装がはがれてガラス管が見える状態です。


IMGP4876

半導体テスターではダイオードとは認識されませんでした。

ほぼショートでNGです。

IMGP4877

手持ちのあったPINダイオードに交換です。


IMGP4882

交換用PINダイオードのテスト結果です。


IMGP4886

PINダイオードを交換しました。


IMGP4901

パワーが出なくなって、オーナー様によれば発火したというモジュールです。


IMGP4878

手直しがされています。

パワーモジュールのハンダ付けは並のハンダごてでは無理であり、熱はセラミック板を通して放熱板に逃げてしまうのでグサグサになってしまいます。 フライパンでやります。

ご苦労された跡があります。 

矢印の場所は部品損傷です。

IMGP4879


IMGP4880

ハンダを取りましたが、部品が損傷した場所にあったのはコンデンサーです。


IMGP4881

パワーモジュールの回路図にはコンデンサーの定数記載がありません。

M67727の資料でも定数は不明です。

Screenshot from 2022-03-02 23-04-24

仕方がないので高耐圧のセラミックコンデンサー0,1uFを付けました。

結合コンデンサーとしてとりあえずやってみましょう。

IMGP4887

電源を入れる前にテスターで確認、異状な導通が無ければ電源ONです。

微弱な電波が出ているかRFプローブで確認です。

IMGP4884

RFプローブにてテスターが振れました。

パワーモジュールを押せるだけの出力を確認しました。

IMGP4885

パワーモジュールを取り付けました。

どうか無事に生きててくださいね。

IMGP4888

出力 50Wでました。

無事で良かったです。 モジュールの入手は絶望的ですから。

IMGP4889

スピーカー止めネジが不揃いでしたので交換しました。


IMGP4890

周波数。


IMGP4892


IMGP4893

433Mhz 出力も50Wです。


IMGP4897

スプリアス良好です。

145Mhz モジュール正常に動作しています。

IMGP4896

433Mhz 良好です。


IMGP4895

受信感度調整。

145Mhz低下ぎみにより調整しました。

ー110dBm (SINAD) 聞こえなくはないレベルです。

IMGP4900

433Mhz

ー121,2dBm (SINAD)

IMGP4899

使ってみてください。


IMGP4902


feed TS-790 周波数アンロック (2022/2/26 12:24:20)
TS-790 周波数アンロックのためお預かりしました。


IMGP4808

メイン、サブ両方で周波数表示が・・・・・・・

144、430アンロックです。

IMGP4810


IMGP4809

VCOを調整します。

TS-790はメンテナンス性の良い無線機です。

IMGP4811

テストポイント(TP)から各種情報を読み取ります。


IMGP4821

VCO電圧を規定値になるように調整してゆきます。


IMGP4812


IMGP4820

VCOが発振すれば波形が出てきますので、最大になるようにコイルなどを調整します。


IMGP4816


IMGP4822

周波数ロックしました。


IMGP4823

メイン、サブを入れ替えてもOKです。


IMGP4824

1200MHz OKです。


IMGP4825

周波数。


IMGP4826


IMGP4829


IMGP4830

スプリアス良好です。

145Mhz

IMGP4827

433Mhz


IMGP4828

1295Mhz


IMGP4831

受信感度。

145MHz ー122,4dBm (SINAD)

IMGP4832

433Mhz ー122,8dBm (SINAD)


IMGP4833

1295MHz ー123,2dBm (SINAD)


IMGP4834

受信感度スペックシール添付。


IMGP4836

調整完了しました。


IMGP4835


feed FUKUYAMA FDK MULTI-700S 送信で音が鳴る (2022/2/26 2:55:10)
FUKUYAMA FDK MULTI-700S 送信すると音が鳴るとのことでお預かりしました。

パワーコントロールを上げてゆくとギャーーという音が出てしましいます。

IMGP4783

修理の履歴があり、手を入れてあるのがわかります。


IMGP4801

基板の下に発泡スチロールが敷いてあり、基板を持ち上げています。


IMGP4787

基板に曲がりが出ています。

接触不良を押さえて治ったり、振動を押さえて音鳴りを止めようとしたのでしょうか。

基板を念入りに点検、あやしい場所には再ハンダをしました。

IMGP4788

送信のTX基板に原因がありそうです。

パターンを点検し、再ハンダを打ちます。

IMGP4786

TX基板。

マイク入力から、信号をオシロスコープで追いかけてゆきます。

Screenshot from 2022-02-25 15-47-11

デビエーションのテストポイント(TP1)まではOKです。

回路に十分な電圧がかかっていませんでした。

ダイオードCD5、CD4交換しました。

TP1からその先クリスタルまでの間、特にコイルの部分があやしいです。


Screenshot from 2022-02-25 15-48-00

コイルをボンドで固めてあります。

あやしいと思うコイルはこの場所です。

IMGP4784

基板を取り外しました。

ボンドを剥がしました。

コイルの振動がセラミックコンデンサーに伝わり、ボンドが鳴きの原因になるとは皮肉なものです。
セラミックコンデンサーを弾くとボンボン音がしますが、セラミックマイクはこれと同じ原理です。

その他の基板でもボンドで固めたところは剥がしました。

IMGP4790


IMGP4806

結合コンデンサーC17、ダイオードCD5、CD4を外した残骸です。


IMGP4804

16,9Mhz クリスタルの動作点検。

ノイズがあるかどうか点検です。

IMGP4791

クリスタルの発振に問題はありませんでした。


IMGP4792

パワーコントロール。

大きさガイドの面イチ(つらいち)場所にて10Wです。


IMGP4795

10WのときRFメーターは最大位置にあります。


IMGP4797

10W時、ギャーーと出ていた音は無くなっています。


IMGP4796

最大出力は 17Wです。

ギャーーという音は出ません。

IMGP4793

周波数。


IMGP4798

スプリアス。

子供が見えます、マーカーカウンターでは143,84MHzに ー69,2dBm

IMGP4799

Sメーターの照明はLEDです。


IMGP4802

受信感度。

ー120,1dBm (SINAD)

IMGP4800

部品コストもかけてありスイッチにガリがありません。

メンテナンスがしやすく、技術屋の目線で作られた無線機ですね。

IMGP4803


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