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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
ICB-870T オーバーホール
(2022/3/15 20:51:09)
ICB-870T オーバーホールのためお預かりしました。
アンテナのぐらつきを調整しました。
送信出力・受信感度が低下しているのではないか? とのことでした。
アンテナネジが緩んでいました。
出力・感度が低下する原因です。
ハンダ不良、パターンを点検。
電解コンデンサーをオール交換します。
変調と受信音をカスタマイズします。
音響用コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー
オーディオ用抵抗
変調の通り道、受信音の通り道はオーディオ用部品に交換しました。
使う場所には使います。
交換した部品の残骸です。
Sメーターの照明を追加しました。
点灯確認しました。
斜め照明にて、夜間運用のときログブックを照らすのに良いかも知れません。
各部を調整してゆきます。
受信感度調整。
感度最大。
受信感度。
ー122,0dBm
Sメーター感度。
ー73,0dBm のとき、
Sメーター指示9です。
標準指示です。
周波数。
27,144Mhz
スプリアスの状況。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、アンテナローディングコイルを調整。
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
出力。
0,5W
性能を引き出しました。
Eスポシーズン、お楽しみください。
アンテナのぐらつきを調整しました。
送信出力・受信感度が低下しているのではないか? とのことでした。
アンテナネジが緩んでいました。
出力・感度が低下する原因です。
ハンダ不良、パターンを点検。
電解コンデンサーをオール交換します。
変調と受信音をカスタマイズします。
音響用コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー
オーディオ用抵抗
変調の通り道、受信音の通り道はオーディオ用部品に交換しました。
使う場所には使います。
交換した部品の残骸です。
Sメーターの照明を追加しました。
点灯確認しました。
斜め照明にて、夜間運用のときログブックを照らすのに良いかも知れません。
各部を調整してゆきます。
受信感度調整。
感度最大。
受信感度。
ー122,0dBm
Sメーター感度。
ー73,0dBm のとき、
Sメーター指示9です。
標準指示です。
周波数。
27,144Mhz
スプリアスの状況。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、アンテナローディングコイルを調整。
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
出力。
0,5W
性能を引き出しました。
Eスポシーズン、お楽しみください。
IC-820 パワーが出ない
(2022/3/14 11:36:30)
IC-820 144Mhzパワーが出ないとのことでお預かりしました。
パワーが出ない原因はフレキシブルケーブルの密着不足でした。
切断されたケーブルの被覆が剥がしてあります。
青色のガイド板が付いてたはずですが、ありません。
ケーブルをコネクタに密着させるには厚さが足らず、ゆるい状態です。
プラスチック板を切ってガイド板にしました。
スマートホン用の画面保護フィルムです。
フレキシブルケーブルを取り付けました。
ボタンのインジケータランプが点灯しません。
連結コネクタが剥がれていました。
コネクタを取り付けました。
インジケータランプ点灯しました。
バックライトをLED化しました。
LEDの点灯を確認しました。
各部を調整してゆきます。
周波数調整。
出力。
10W
FMデビエーション調整。
規定の4,8Khz
スプリアス良好。
145Mhz
良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー125,8dBm (SINAD)
433MHz
ー122,2dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
IC-820は液晶がネガタイプとポジタイプのものがあります。
こちらはポジタイプ。
デザインが良い無線機です。
パワーが出ない原因はフレキシブルケーブルの密着不足でした。
切断されたケーブルの被覆が剥がしてあります。
青色のガイド板が付いてたはずですが、ありません。
ケーブルをコネクタに密着させるには厚さが足らず、ゆるい状態です。
プラスチック板を切ってガイド板にしました。
スマートホン用の画面保護フィルムです。
フレキシブルケーブルを取り付けました。
ボタンのインジケータランプが点灯しません。
連結コネクタが剥がれていました。
コネクタを取り付けました。
インジケータランプ点灯しました。
バックライトをLED化しました。
LEDの点灯を確認しました。
各部を調整してゆきます。
周波数調整。
出力。
10W
FMデビエーション調整。
規定の4,8Khz
スプリアス良好。
145Mhz
良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー125,8dBm (SINAD)
433MHz
ー122,2dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
IC-820は液晶がネガタイプとポジタイプのものがあります。
こちらはポジタイプ。
デザインが良い無線機です。
IC-R7100 受信感度悪い
(2022/3/14 2:06:55)
IC-R7100 受信感度が悪いとのことでお預かりしました。
受信感度低下の原因にはリレーの接点不良があるので点検です。
松下電器のRK1 4個使われています。
BPF基板
同じリレーが使われている場所です。
同型品のリレーは代替品も含め入手は困難です。
密閉型リレーは分解出来ないためケースを切ってみました。
接点を点検します。
接点の抵抗をテスターで見たところ異常ありませんでした。
接点が酸化しにくく、そのための密閉型です。
メインディングテープで密閉しました。
セロハンテープはポリエチレンのため劣化が早いのですが、メインディングテープはアセテートのため劣化しにくいのが特徴です。
受信感度低下は、BPFの離調が原因でした。
IC-R7100はいろいろ手が入れられて直されています。
VRが交換されています。
BPFの調整。
ハンダ不良、パターン点検。
シールド板取り外し点検。
片方だけハンダを外してシールドをめくったと思われ、切れてしまっています。
良く手を入れてありますね。
発振の調整。
PLL基板
2nd Lo チェックポイント
J5からの信号をひろいます。
発振を最大に調整。
1st Lo 調整。
コンデンサー2個交換しました。
IF の調整がききません。
調整コイルのコアがつぶれていました。
私も何度か経験があります、すぐにコアが欠けてしまいます。
こうなったらもう回せません。
PLL基板取り外し。
外したコイルの下からコアを回し、抜いたコアを逆向きにして入れます。
取り付けたら調整です。
最大に調整しました。
3rd Lo 10,245Mhz の調整。
TOTAL GAIN
2,5V
バックライトをLED化しました。
点灯を確認しました。
FMラジオが良い音です。
受信感度低下の原因にはリレーの接点不良があるので点検です。
松下電器のRK1 4個使われています。
BPF基板
同じリレーが使われている場所です。
同型品のリレーは代替品も含め入手は困難です。
密閉型リレーは分解出来ないためケースを切ってみました。
接点を点検します。
接点の抵抗をテスターで見たところ異常ありませんでした。
接点が酸化しにくく、そのための密閉型です。
メインディングテープで密閉しました。
セロハンテープはポリエチレンのため劣化が早いのですが、メインディングテープはアセテートのため劣化しにくいのが特徴です。
受信感度低下は、BPFの離調が原因でした。
IC-R7100はいろいろ手が入れられて直されています。
VRが交換されています。
BPFの調整。
ハンダ不良、パターン点検。
シールド板取り外し点検。
片方だけハンダを外してシールドをめくったと思われ、切れてしまっています。
良く手を入れてありますね。
発振の調整。
PLL基板
2nd Lo チェックポイント
J5からの信号をひろいます。
発振を最大に調整。
1st Lo 調整。
コンデンサー2個交換しました。
IF の調整がききません。
調整コイルのコアがつぶれていました。
私も何度か経験があります、すぐにコアが欠けてしまいます。
こうなったらもう回せません。
PLL基板取り外し。
外したコイルの下からコアを回し、抜いたコアを逆向きにして入れます。
取り付けたら調整です。
最大に調整しました。
3rd Lo 10,245Mhz の調整。
TOTAL GAIN
2,5V
バックライトをLED化しました。
点灯を確認しました。
FMラジオが良い音です。
IC-575 周波数ダイヤルが重い
(2022/3/10 15:17:43)
IC-575 周波数ダイヤルが重いとのことでお預かりしました。
周波数ダイヤルの重さ調整は、ダイヤル下にあるネジにてテンションを調整します。
本機は重いまま調整がききません。
エンコーダーを取り外します。
光学式のエンコーダーです。
長年の使用でいろいろトラブルが出てくるものですが、このシリーズはスリット板にタワミが出ている機種が多いです。
取り付けネジが強く締めてあり歪んでいます。
いずれは周波数が変わらないトラブルに見舞われます。
2箇所のネジを緩めてスリット板のタワミを直します。
エンコーダーが重い原因は軸の油切れです。
固着していました。
洗浄、磨きました。
シリコングリースを塗布して組み立てます。
リペア完了です。
バックライトをLED化します。
シールド板を取り外すとムギ球にアクセスすることができますが、ここまでの分解が大変な機種です。
照明が1箇所だけLEDに交換されていました。
Sメーター照明のみをLEDに交換したものと思いますが、Sメーターは2箇所で照明しています。
メーター照明の1つは、液晶パネルとの真ん中に位置しています。
オーナー様がLEDと拡散キャップを同胞してくれました。
青色の拡散キャップが希望とのことですが色バランスが悪くなります。
同胞のLEDのみ使用することとし、拡散キャップは元のものを再利用しました。
手持ちのあったキャップを1個追加です。
LED取り付けました。
LEDの電流制限抵抗は別の場所に付いています。
点灯を確認しました。
Sメーター、液晶のスクリーンが黄色なので、色バランスはこれが一番かと思います。
パワーモジュールの冷却FANが取り付けてありますが、外して欲しいとのことです。
汚れも吸うし、常時回転は騒々しいでしょうね。
増設されたFANケーブルを外します。
バックアップ電池の電圧 3V です。
高安定基準発振水晶(TCXO)
ICOM CR-64 が取り付けられています。
周波数調整。
スプリアス良好。
51,0Mhz
FMデビエーション調整。
規定の4,8Khz
出力。
10W
受信感度。
51,0Mhz ー120,7dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
AMフィルター、CWフィルターにTCXOと、スピーチボタンでは、お姉さんの声で読み上げてくれます。
フル装備の無線機です。
周波数ダイヤルの重さ調整は、ダイヤル下にあるネジにてテンションを調整します。
本機は重いまま調整がききません。
エンコーダーを取り外します。
光学式のエンコーダーです。
長年の使用でいろいろトラブルが出てくるものですが、このシリーズはスリット板にタワミが出ている機種が多いです。
取り付けネジが強く締めてあり歪んでいます。
いずれは周波数が変わらないトラブルに見舞われます。
2箇所のネジを緩めてスリット板のタワミを直します。
エンコーダーが重い原因は軸の油切れです。
固着していました。
洗浄、磨きました。
シリコングリースを塗布して組み立てます。
リペア完了です。
バックライトをLED化します。
シールド板を取り外すとムギ球にアクセスすることができますが、ここまでの分解が大変な機種です。
照明が1箇所だけLEDに交換されていました。
Sメーター照明のみをLEDに交換したものと思いますが、Sメーターは2箇所で照明しています。
メーター照明の1つは、液晶パネルとの真ん中に位置しています。
オーナー様がLEDと拡散キャップを同胞してくれました。
青色の拡散キャップが希望とのことですが色バランスが悪くなります。
同胞のLEDのみ使用することとし、拡散キャップは元のものを再利用しました。
手持ちのあったキャップを1個追加です。
LED取り付けました。
LEDの電流制限抵抗は別の場所に付いています。
点灯を確認しました。
Sメーター、液晶のスクリーンが黄色なので、色バランスはこれが一番かと思います。
パワーモジュールの冷却FANが取り付けてありますが、外して欲しいとのことです。
汚れも吸うし、常時回転は騒々しいでしょうね。
増設されたFANケーブルを外します。
バックアップ電池の電圧 3V です。
高安定基準発振水晶(TCXO)
ICOM CR-64 が取り付けられています。
周波数調整。
スプリアス良好。
51,0Mhz
FMデビエーション調整。
規定の4,8Khz
出力。
10W
受信感度。
51,0Mhz ー120,7dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
AMフィルター、CWフィルターにTCXOと、スピーチボタンでは、お姉さんの声で読み上げてくれます。
フル装備の無線機です。
FT-900 周波数アンロック
(2022/3/9 0:27:57)
FT-900 周波数アンロックのためお預かりしました。
7,5Mhzから14Mhzまでの液晶表示が点滅、アンロックの症状です。
分解です。
14MhzのアンロックはVCO2の異常です。
VCOの状況です。
白色のボンドでべったり埋められています。
表面のパターンなどお構いなしで、デリケートな場所でのこういう浮遊容量が悪さをするのです。
テストポイントからVCO電圧を測ってみると。
8Vにて規定値を上回っており、まったく調整がききません。
規定値は6Vです。
炎が出ない触媒式のガスホットトーチです。
熱風を当てて温めるとアンロックが解消し、冷えると再発します。
部品交換のため基板をひっくり返します。
VCO2の回路図です。
ダイオードD1008交換、L1047再ハンダしました。
浮遊容量の原因となるボンドを除去。
ダイオードを取り外しました。
D1008 1SS53
1S1588に交換しました。
ダイオード交換しました。
東芝1S1588
VCO電圧規定値でました。
6V OKです。
10,0MHz ロックしました。
周波数。
スプリアス
29Mhz FM
出力。
29Mhz FM 85W
受信感度。
7,1MHz SSB ー120dBm
受信感度スペックシール添付しました。
コンパクトな無線機なのに、バンドスイッチ付きはポイントが高いです。
無線機修理でモニター用に使いたいくらいに便利ですね、私も欲しいです。
7,5Mhzから14Mhzまでの液晶表示が点滅、アンロックの症状です。
分解です。
14MhzのアンロックはVCO2の異常です。
VCOの状況です。
白色のボンドでべったり埋められています。
表面のパターンなどお構いなしで、デリケートな場所でのこういう浮遊容量が悪さをするのです。
テストポイントからVCO電圧を測ってみると。
8Vにて規定値を上回っており、まったく調整がききません。
規定値は6Vです。
炎が出ない触媒式のガスホットトーチです。
熱風を当てて温めるとアンロックが解消し、冷えると再発します。
部品交換のため基板をひっくり返します。
VCO2の回路図です。
ダイオードD1008交換、L1047再ハンダしました。
浮遊容量の原因となるボンドを除去。
ダイオードを取り外しました。
D1008 1SS53
1S1588に交換しました。
ダイオード交換しました。
東芝1S1588
VCO電圧規定値でました。
6V OKです。
10,0MHz ロックしました。
周波数。
スプリアス
29Mhz FM
出力。
29Mhz FM 85W
受信感度。
7,1MHz SSB ー120dBm
受信感度スペックシール添付しました。
コンパクトな無線機なのに、バンドスイッチ付きはポイントが高いです。
無線機修理でモニター用に使いたいくらいに便利ですね、私も欲しいです。
MIZUHO MX-6S 音が出ない
(2022/3/8 3:17:44)
MIZUHO MX-6S 音が出ないとのことでお預かりしました。
40年前の無線機です。
キットで発売されたモデルもあり、私は初めて見せていただきましたが、ケース加工や部品集めをして組み立てる自作では無理なレベルで難易度は高いと思います。
音が出ない原因はスピーカーが不良でした。
AGにて低周波信号を出力します。
AGから1Khzの信号を入れても音が出ません。
スピーカー不良ですね。
同サイズのスピーカーは入手できませんでした。
同じように薄型で小型のスピーカーが入手できたので、厚紙にてスペーサーを作りました。
取り付けました。
紙ではないビニール素材の防水コーンです。
電解コンデンサーをオール交換しました。
周波数。
スプリアスの状況。
出力。
電圧9Vのとき 0,7W (CW)
受信感度。
ー130dBm が聞こえます!
たいへん優秀な感度です。
この時代の無線機としては驚きです。
バリコンによる周波数調整にはキビシイものがありますが、操作する楽しさがある無線機です。
受信感度が良いので屋外でワッチするにはオモシロイでしょう。
40年前の無線機です。
キットで発売されたモデルもあり、私は初めて見せていただきましたが、ケース加工や部品集めをして組み立てる自作では無理なレベルで難易度は高いと思います。
音が出ない原因はスピーカーが不良でした。
AGにて低周波信号を出力します。
AGから1Khzの信号を入れても音が出ません。
スピーカー不良ですね。
同サイズのスピーカーは入手できませんでした。
同じように薄型で小型のスピーカーが入手できたので、厚紙にてスペーサーを作りました。
取り付けました。
紙ではないビニール素材の防水コーンです。
電解コンデンサーをオール交換しました。
周波数。
スプリアスの状況。
出力。
電圧9Vのとき 0,7W (CW)
受信感度。
ー130dBm が聞こえます!
たいへん優秀な感度です。
この時代の無線機としては驚きです。
バリコンによる周波数調整にはキビシイものがありますが、操作する楽しさがある無線機です。
受信感度が良いので屋外でワッチするにはオモシロイでしょう。
ICB-770 チャンネルスイッチ不良
(2022/3/6 11:35:05)
ICB-770 ICB-770 チャンネルスイッチ不良でお預かりしました。
電池ボックスのスポンジがボロボロでしたので剥がしました。
触っただけでもボロボロと粉になって無線機の中に落ちてしまいます。
ハンダ不良やパターン剥離を点検してゆきます。
やしい場所は再ハンダです。
電池ボックスを外し部品が見えるようになりました。
コンデンサーの状態を点検します。
送・受信が出来ない周波数があり、チャンネルスイッチが不良です。
チャンネルスイッチを取り外しました。
接点が酸化しています。
アルコール洗浄しました。
ケミカル用品では酸化膜が落ちないため接点を研磨しました。
組み立て取り付け、スイッチ不良は解消しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
カスタマイズです。
マイク、音に関するところはオーディオ用コンデンサー及び、フィルムコンデンサーに交換しました。
変調も受信音もFBになります。
オーディオ用コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー
オーディオ用抵抗。
コンデンサーに通電しエージングをしたところで調整にはいります。
検波ダイオードを交換しました。
受信感度が最大になるように調整。
受信感度。
ー120dBm が聞こえるレベルです。
Sメーターに関係しているトランジスターのPIN足が真っ黒です。
2SC710
トランジスターの性能が低下、hfeは65です。
2SC1815GRに交換しました。 hfeは500
トランジスター交換にともない指示が変化したことから、Sメーター調整用のVRを取り付けました。
Sメーターの照明をLED化しました。
交換した部品です。
周波数。
27,144MHz
ロッドアンテナを伸ばした状態にてアンテナローディングコイルを調整。
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
出力。
0,5W
スプリアスの状況。
ICB-770 名機です。
電池ボックスのスポンジがボロボロでしたので剥がしました。
触っただけでもボロボロと粉になって無線機の中に落ちてしまいます。
ハンダ不良やパターン剥離を点検してゆきます。
やしい場所は再ハンダです。
電池ボックスを外し部品が見えるようになりました。
コンデンサーの状態を点検します。
送・受信が出来ない周波数があり、チャンネルスイッチが不良です。
チャンネルスイッチを取り外しました。
接点が酸化しています。
アルコール洗浄しました。
ケミカル用品では酸化膜が落ちないため接点を研磨しました。
組み立て取り付け、スイッチ不良は解消しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
カスタマイズです。
マイク、音に関するところはオーディオ用コンデンサー及び、フィルムコンデンサーに交換しました。
変調も受信音もFBになります。
オーディオ用コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー
オーディオ用抵抗。
コンデンサーに通電しエージングをしたところで調整にはいります。
検波ダイオードを交換しました。
受信感度が最大になるように調整。
受信感度。
ー120dBm が聞こえるレベルです。
Sメーターに関係しているトランジスターのPIN足が真っ黒です。
2SC710
トランジスターの性能が低下、hfeは65です。
2SC1815GRに交換しました。 hfeは500
トランジスター交換にともない指示が変化したことから、Sメーター調整用のVRを取り付けました。
Sメーターの照明をLED化しました。
交換した部品です。
周波数。
27,144MHz
ロッドアンテナを伸ばした状態にてアンテナローディングコイルを調整。
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
出力。
0,5W
スプリアスの状況。
ICB-770 名機です。
TS-790 パワーが出ない
(2022/3/3 0:03:51)
TS-790 144MHzのパワーが出ないとのことでお預かりしました。
オーナー様が手を入れたところパワーモジュールから発火し、黒いダイオードから煙が上がったとのことです。
パワーモジュールのピン足に盛ったハンダが部品に接触していました。
電源を入れるのは危険ですね。
まずは取り外しです。
煙の上がったダイオードです。
PINダイオードですが焼けています。
PINダイオードを取り外すと塗装がはがれてガラス管が見える状態です。
半導体テスターではダイオードとは認識されませんでした。
ほぼショートでNGです。
手持ちのあったPINダイオードに交換です。
交換用PINダイオードのテスト結果です。
PINダイオードを交換しました。
パワーが出なくなって、オーナー様によれば発火したというモジュールです。
手直しがされています。
パワーモジュールのハンダ付けは並のハンダごてでは無理であり、熱はセラミック板を通して放熱板に逃げてしまうのでグサグサになってしまいます。 フライパンでやります。
ご苦労された跡があります。
矢印の場所は部品損傷です。
ハンダを取りましたが、部品が損傷した場所にあったのはコンデンサーです。
パワーモジュールの回路図にはコンデンサーの定数記載がありません。
M67727の資料でも定数は不明です。
仕方がないので高耐圧のセラミックコンデンサー0,1uFを付けました。
結合コンデンサーとしてとりあえずやってみましょう。
電源を入れる前にテスターで確認、異状な導通が無ければ電源ONです。
微弱な電波が出ているかRFプローブで確認です。
RFプローブにてテスターが振れました。
パワーモジュールを押せるだけの出力を確認しました。
パワーモジュールを取り付けました。
どうか無事に生きててくださいね。
出力 50Wでました。
無事で良かったです。 モジュールの入手は絶望的ですから。
スピーカー止めネジが不揃いでしたので交換しました。
周波数。
433Mhz 出力も50Wです。
スプリアス良好です。
145Mhz モジュール正常に動作しています。
433Mhz 良好です。
受信感度調整。
145Mhz低下ぎみにより調整しました。
ー110dBm (SINAD) 聞こえなくはないレベルです。
433Mhz
ー121,2dBm (SINAD)
使ってみてください。
オーナー様が手を入れたところパワーモジュールから発火し、黒いダイオードから煙が上がったとのことです。
パワーモジュールのピン足に盛ったハンダが部品に接触していました。
電源を入れるのは危険ですね。
まずは取り外しです。
煙の上がったダイオードです。
PINダイオードですが焼けています。
PINダイオードを取り外すと塗装がはがれてガラス管が見える状態です。
半導体テスターではダイオードとは認識されませんでした。
ほぼショートでNGです。
手持ちのあったPINダイオードに交換です。
交換用PINダイオードのテスト結果です。
PINダイオードを交換しました。
パワーが出なくなって、オーナー様によれば発火したというモジュールです。
手直しがされています。
パワーモジュールのハンダ付けは並のハンダごてでは無理であり、熱はセラミック板を通して放熱板に逃げてしまうのでグサグサになってしまいます。 フライパンでやります。
ご苦労された跡があります。
矢印の場所は部品損傷です。
ハンダを取りましたが、部品が損傷した場所にあったのはコンデンサーです。
パワーモジュールの回路図にはコンデンサーの定数記載がありません。
M67727の資料でも定数は不明です。
仕方がないので高耐圧のセラミックコンデンサー0,1uFを付けました。
結合コンデンサーとしてとりあえずやってみましょう。
電源を入れる前にテスターで確認、異状な導通が無ければ電源ONです。
微弱な電波が出ているかRFプローブで確認です。
RFプローブにてテスターが振れました。
パワーモジュールを押せるだけの出力を確認しました。
パワーモジュールを取り付けました。
どうか無事に生きててくださいね。
出力 50Wでました。
無事で良かったです。 モジュールの入手は絶望的ですから。
スピーカー止めネジが不揃いでしたので交換しました。
周波数。
433Mhz 出力も50Wです。
スプリアス良好です。
145Mhz モジュール正常に動作しています。
433Mhz 良好です。
受信感度調整。
145Mhz低下ぎみにより調整しました。
ー110dBm (SINAD) 聞こえなくはないレベルです。
433Mhz
ー121,2dBm (SINAD)
使ってみてください。
TS-790 周波数アンロック
(2022/2/26 12:24:20)
TS-790 周波数アンロックのためお預かりしました。
メイン、サブ両方で周波数表示が・・・・・・・
144、430アンロックです。
VCOを調整します。
TS-790はメンテナンス性の良い無線機です。
テストポイント(TP)から各種情報を読み取ります。
VCO電圧を規定値になるように調整してゆきます。
VCOが発振すれば波形が出てきますので、最大になるようにコイルなどを調整します。
周波数ロックしました。
メイン、サブを入れ替えてもOKです。
1200MHz OKです。
周波数。
スプリアス良好です。
145Mhz
433Mhz
1295Mhz
受信感度。
145MHz ー122,4dBm (SINAD)
433Mhz ー122,8dBm (SINAD)
1295MHz ー123,2dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
調整完了しました。
メイン、サブ両方で周波数表示が・・・・・・・
144、430アンロックです。
VCOを調整します。
TS-790はメンテナンス性の良い無線機です。
テストポイント(TP)から各種情報を読み取ります。
VCO電圧を規定値になるように調整してゆきます。
VCOが発振すれば波形が出てきますので、最大になるようにコイルなどを調整します。
周波数ロックしました。
メイン、サブを入れ替えてもOKです。
1200MHz OKです。
周波数。
スプリアス良好です。
145Mhz
433Mhz
1295Mhz
受信感度。
145MHz ー122,4dBm (SINAD)
433Mhz ー122,8dBm (SINAD)
1295MHz ー123,2dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
調整完了しました。
FUKUYAMA FDK MULTI-700S 送信で音が鳴る
(2022/2/26 2:55:10)
FUKUYAMA FDK MULTI-700S 送信すると音が鳴るとのことでお預かりしました。
パワーコントロールを上げてゆくとギャーーという音が出てしましいます。
修理の履歴があり、手を入れてあるのがわかります。
基板の下に発泡スチロールが敷いてあり、基板を持ち上げています。
基板に曲がりが出ています。
接触不良を押さえて治ったり、振動を押さえて音鳴りを止めようとしたのでしょうか。
基板を念入りに点検、あやしい場所には再ハンダをしました。
送信のTX基板に原因がありそうです。
パターンを点検し、再ハンダを打ちます。
TX基板。
マイク入力から、信号をオシロスコープで追いかけてゆきます。
デビエーションのテストポイント(TP1)まではOKです。
回路に十分な電圧がかかっていませんでした。
ダイオードCD5、CD4交換しました。
TP1からその先クリスタルまでの間、特にコイルの部分があやしいです。
コイルをボンドで固めてあります。
あやしいと思うコイルはこの場所です。
基板を取り外しました。
ボンドを剥がしました。
コイルの振動がセラミックコンデンサーに伝わり、ボンドが鳴きの原因になるとは皮肉なものです。
セラミックコンデンサーを弾くとボンボン音がしますが、セラミックマイクはこれと同じ原理です。
その他の基板でもボンドで固めたところは剥がしました。
結合コンデンサーC17、ダイオードCD5、CD4を外した残骸です。
16,9Mhz クリスタルの動作点検。
ノイズがあるかどうか点検です。
クリスタルの発振に問題はありませんでした。
パワーコントロール。
大きさガイドの面イチ(つらいち)場所にて10Wです。
10WのときRFメーターは最大位置にあります。
10W時、ギャーーと出ていた音は無くなっています。
最大出力は 17Wです。
ギャーーという音は出ません。
周波数。
スプリアス。
子供が見えます、マーカーカウンターでは143,84MHzに ー69,2dBm
Sメーターの照明はLEDです。
受信感度。
ー120,1dBm (SINAD)
部品コストもかけてありスイッチにガリがありません。
メンテナンスがしやすく、技術屋の目線で作られた無線機ですね。
パワーコントロールを上げてゆくとギャーーという音が出てしましいます。
修理の履歴があり、手を入れてあるのがわかります。
基板の下に発泡スチロールが敷いてあり、基板を持ち上げています。
基板に曲がりが出ています。
接触不良を押さえて治ったり、振動を押さえて音鳴りを止めようとしたのでしょうか。
基板を念入りに点検、あやしい場所には再ハンダをしました。
送信のTX基板に原因がありそうです。
パターンを点検し、再ハンダを打ちます。
TX基板。
マイク入力から、信号をオシロスコープで追いかけてゆきます。
デビエーションのテストポイント(TP1)まではOKです。
回路に十分な電圧がかかっていませんでした。
ダイオードCD5、CD4交換しました。
TP1からその先クリスタルまでの間、特にコイルの部分があやしいです。
コイルをボンドで固めてあります。
あやしいと思うコイルはこの場所です。
基板を取り外しました。
ボンドを剥がしました。
コイルの振動がセラミックコンデンサーに伝わり、ボンドが鳴きの原因になるとは皮肉なものです。
セラミックコンデンサーを弾くとボンボン音がしますが、セラミックマイクはこれと同じ原理です。
その他の基板でもボンドで固めたところは剥がしました。
結合コンデンサーC17、ダイオードCD5、CD4を外した残骸です。
16,9Mhz クリスタルの動作点検。
ノイズがあるかどうか点検です。
クリスタルの発振に問題はありませんでした。
パワーコントロール。
大きさガイドの面イチ(つらいち)場所にて10Wです。
10WのときRFメーターは最大位置にあります。
10W時、ギャーーと出ていた音は無くなっています。
最大出力は 17Wです。
ギャーーという音は出ません。
周波数。
スプリアス。
子供が見えます、マーカーカウンターでは143,84MHzに ー69,2dBm
Sメーターの照明はLEDです。
受信感度。
ー120,1dBm (SINAD)
部品コストもかけてありスイッチにガリがありません。
メンテナンスがしやすく、技術屋の目線で作られた無線機ですね。
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