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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
DIAMOND GSV-3000 ヒューズが飛ぶ
(2024/5/4 12:27:58)
ダイオード4つのうち、2つに異状がありました。
DIAMOND GSV-3000 ヒューズが飛ぶとのことでお預かりしました。
部品の損傷を点検します。
外部的に見て、焼けたりしている部品はありませんでした。
ブリッジダイオードが不良であることがわかりました。
ブリッジダイオード不良です。
GBPC3502
200V 35A のものです。
ブリッダイオードの回路図
ダイオード4つのうち、2つに異状がありました。
テスターのダイオード測定モードでは両方向の極性で0を指示しています。
正常なダイオードの場合、順方向で概ね0,5Vくらい。
逆方向では電気を通さないのが正常です。
ブリッジダイオードを交換しました。
GBPC3506
600V 35A のものが入手できました。
交換。
スライダックにて30V。
徐々に電圧を上げて様子を見ます。
30Vで動作中。
煙りなどは出ませんでした。
少しづつ電圧を上げてゆきます。
70V通過
大丈夫のようです。
100V到達。
正常に動作しています。
この作業はいつもビクビクしています(笑)安心しました。
ヒューズも飛びません。
各部の調整。
電圧計の調整。
13,8V
電流計の調整。
6Vのとき
1Ωの負荷をかけた状態にて電流計が6Aを指示するように調整。
貴重なトランス型電源です。
修理完了しました。
ICB-680 8チャンネル不良
(2024/5/2 22:38:38)
受信感度。
基本性能は出ています。
ICB-680 8チャンネルが不良とのことでお預かりしました。
基板パターン、ハンダ不良を点検。
8チャンネルが不良とのことで、チャンネルスイッチに接触不良があります。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
PTTスイッチにガリがあります。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
PTTスイッチのリペアOKです。
金属製の水晶発振子に交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
希望により、SメーターのLED照明を追加しました。
外部電源の逆接続防止対策をしました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアス良好。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー122,3dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
基本性能は出ています。
メンテンナス完了しました。
ICB-R5 動作しない
(2024/5/1 12:02:29)
ダイオードを交換。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ICB-R5 動作しないとのことでお預かりしました。
ラジオ受信のみ動作しました。
CB無線側は送信、受信、音も出ずに全く動作しません。
アンテナの先端が折れています。
アンテナの引き出しが上手くゆきません。
合致しそうなナット。
ナットをろう付けしました。
アンテナの引き出しOKです。
分解。
電池ケースです。
サビがひどいです。
長年にわたり保管されたようで、無線機内部は湿気による腐食がひどいです。
フレーム部分は金色に近いメッキがされているのですが、全体的に白くなっています。
乾電池からの液漏れ跡です。
導通はありません。
サビを落としてハンダメッキをしました。
アルコール洗浄しましたが、プラスチックのサビはきれいに落ちませんでした。
フレームのサビ粉ふき。
可能な限りアルコール洗浄しました。
電池ケース下の基板です。
電池から液漏れしたものが基板に落ちてしまった跡です。
寿命、修理不能、諦めてください。
となるのでしょうか。
基板を洗浄しました。
行けそうかも知れません。
液漏れ箇所の裏側です。
ロジックICがヒドイことになっています。
腐食部分を削り取りました。
ピン足が朽ちてダメなようです。
ダイオード、D115にあってはリードが朽ちて無くなっています。
基板取り外しです。
ロジックICを外しました。
東芝TC4022 オクタルカウンター
ピン足が朽ちてボロボロに欠損しました。
パターンも腐食して無くなっています。
パターンを修復しました。
緑色レジストを塗布しました。
緑色ソルダーレジストです。
テキサスインスツルメンツ CD4022 を入手しました。
交換しました。
チャンネルスキャンを制御しているICですが、機能回復しました。
その他、パターン、ハンダ不良などあやしい場所を修復しました。
プラスチックモールドの水晶発振子ですが、全く発振していません。
金属製の水晶発振子に交換しました。
湿気の侵入によりFズレを起こすことがあります。
水晶が発振しない原因はオシレーターのトランジスターが不良でした。
2SC930
東芝 2SC399に交換しました。
シルクハット付き ft=60Mhz のものですが問題なく発振しました。
16,273Mhz の発振を確認中。
水晶のバラツキにより、2、5、7チャンネルに「ポコポコ」というモーターボーティングノイズが発生しました。
アース不全やGAINが高過ぎるのが原因となります。
特定のチャンネルのみに現れる現象により水晶周辺の部品を見直します。
どこが、というわけではなく部品同士が影響し合うこともあります。
ダイオードを交換。
スイッチングダイオード8チャンネルぶんを全交換。
ポコポコノイズは解消しました。
CB、ラジオ切り替えスイッチに接触不良があります。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
メンテンナンスOKです。
チャンネルスイッチをメンテナンス。
接点洗浄。
接点研磨。
メンテナンスOKです。
PTTスイッチをメンテナンス。
接点洗浄、研磨。
スキャンスイッチをメンテナンス。
接点洗浄、研磨。
スイッチ類については全てメンテナンスしました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
Sメーターに動作不良がありました。
磁化されていたので消磁しました。
Sメーターの照明をLED化しました。
電球色のLEDです。
昭和の色ですね。
変調が掛かりません。
マイクユニットが不良です。
とても小型なダイナミック型ユニットで、直径1,5cmくらいです。
断線しています。
カナル型のイヤホンから部品を取り出します。
小型のダイナミックユニットが使われています。
直径1,5cmくらい。
ちょうど同じくらいの大きさです。
磁化されると音がモコモコするため消磁しました。
フレームにはピッタリ治まりました。
ダイナミックマイクのインピーダンスは600Ωくらいですが、カナル型イヤホンのものはスピーカーといえるもので、インピーダンスは8Ω以上かと思います。
LO出しHI受けであれば、低周波の場合には配線距離が長くならない限りそれほどの影響はありません。
オシロスコープで見ても十分な変調が掛かります。
マイクの修理OKです。
外部電源の逆接続防止対策をしました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー118,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
先端が折れて短くなったアンテナも再調整OKです。
メンテナンス完了しました。
ICB-87R チャンネルスイッチ ガリ
(2024/4/27 21:37:45)
アンテナのネジを増し締めしました。
ICB-87R チャンネルスイッチにガリがあるとのことです。
アンテナのネジを増し締めしました。
基板点検。
パターン、ハンダ不良などの異状はありませんでした。
チャンネルスイッチにガリがあります。
取り外し。
分解、接点を洗浄しました。
チャンネルスイッチOKです。
電解コンデンサーをオール交換しました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー123,0dBm
Sメーター感度。
ー73dBm 受信のとき、
Sメーター 9を指示しました。
アンテナローディングコイルを最大に調整。
基本性能は出ています。
メンテナンス完了しました。
ICB-87R メンテナンス
(2024/4/27 21:35:10)
ICB-87R メンテナンスのためお預かりしました。
アンテナのネジを増し締めしました。
基板を点検。
パターン、ハンダ不良などの異状はありませんでした。
電解コンデンサーをオール交換しました。
電池ケース。
接点に若干のサビが出ていました。
サビを洗浄しました。
測定と調整。
周波数 27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度を調整。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー124,9dBm
この無線機は当たりです。
Sメーター感度。
ー73dBm 受信のとき、
Sメーター 9を指示しました。
アンテナローディングコイルを最大に調整。
性能は引き出しました。
メンテナンス完了です。
FT-690mk2 点検
(2024/4/19 23:00:44)
FT-690mk2 点検のためお預かりしました。
BNCアンテナコネクタに緩みがあるとのことです。
増し締めしました。
各部の調整を進めます。
周波数。
51,0Mhz ほぼOKです。
リニアアンプ FL-6020との調整。
出力 8Wくらい
スプリアス良好。
51,0Mhz
受信感度を最大に調整。
SINADメーター。
ー12dB を指示
SINAD測定。
受信感度。
51,0Mhz ー124,8dBm (SINAD)
SINAD感度にてー124,8dBmは優秀な感度です。
ディストーション(D)歪も問題無しです。
受信感度スペックシール添付。
再調整と点検結果。
問題なく動作していると認めます。
SONY ICF-3000 時計アラーム動作不良
(2024/4/18 2:00:57)
SONY スカイセンサー ICF-3000
時計のアラームが動作不良とのことでお預かりしました。
アラームが動作しません。
ラジオ受信については問題ありません。
ラジオの電池と時計の電池が別々になっています。
時計は単一電池1本を使います。
ケースを分解します。
ツマミ類を外します。
スリープのツマミを抜いたところ。
ツマミのプラスチックに割れがあり、銅板にて強化されていました。
パターン、ハンダ不良を点検しました。
中身を取り出し。
紙コーンのスピーカーです。
エッジも紙製で状態は良いです。
エッジも紙製で状態は良いです。
時計ユニットです。
アルミケースが曲がっており、パターンに接触していました。
アルミケースが曲がっており、パターンに接触していました。
アルミケースの曲がりを直しました。
取り外した時計ユニット。
アルミケースを外し機械を点検。
アラームが動作しない原因を調べます。
押されたスイッチが元に戻りません。
スイッチを押した状態です。
押しを解除してもスイッチが戻りません。
スイッチを取り外し。
分解しました。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
押しが元に戻り、アラームが動作するようになりました。
時計ユニットの電解コンデンサーを交換しました。
水晶発振子は丸缶タイプのものです。
組み立て。
アラーム、タイマーの動作が回復しました。
発振インジケーター。
1秒に1回LEDが点滅します。
バックライトの点灯スイッチを洗浄しました。
バックライト点灯しています。
ボリュームにガリがあります。
ボリュームを取り外し。
接点を洗浄しました。
ガリが改善しました。
ガリが改善しました。
時計用の電池ケース。
電池からの液漏れでバネが腐食しています。
洗浄しました。
周波数表示膜のホコリを清掃しました。
大型のスピーカーにて音が良いです。
タイマー、アラーム機能がとても便利なラジオです。
IC-706 液晶やけ
(2024/4/13 23:47:59)
IC-706 液晶やけのためお預かりしました。
IC-706シリーズ定番の液晶不具合、ビネガーシンドロームです。
電源が入りませんでした。
コントロール部の接点を洗浄しました。
接触不良が改善。
電源が入るようになりました。
液晶が見えにくくなっています。
基盤を取り外しました。
液晶を取り外し。
偏光板フィルムを剥がして液晶を洗浄しました。
酢酸がガビガビに張り付いており、洗浄にはとても時間がかかります。
接点を洗浄しました。
偏光板を張替え、液晶パネルの視認性OKです。
測定と調整。
周波数調整。
7,10Mhz
出力 50W弱 45Wくらい。
スプリアスの状態。
受信感度。
プリアンプON。
受信感度。
SSB ー130,0dBm
受信感度スペックシール添付。
基本性能は出ています。
メンテナンス完了しました。
TOKYO HY-POWER HL-120U パワーが出ない
(2024/4/12 21:30:18)
点検異状無しです。
TOKYO HY-POWER HL-120U パワーが出ないとのことでお預かりしました。
部品、パターンを点検。
基盤を取り外し。
入力を追いかけてゆくと、一番最初のダイオードでストップしていました。
PINダイオードが不良です。
MI301 10W用
手持ちのあった部品に交換しました。
MI308 10W用
PINダイオードを交換しました。
トリマコンデンサーを調整しました。
調整後は100Wパワーが出るようになりました。
RXアンプが動作しません。
受信FETの 3SK121が不良です。
3SK121
手持ちのあった3SK121に交換します。
交換しました。
Sメーターの状態。
RXアンプONの状態です。
Sメーターに若干のアップがありますが、それほど効きません。
パワー復活。
メンテナンス完了しました。
同時にお預かりした144Mhzリニアアンプ。
TOKYO HY-POWER HL-85V
点検してほしいとのことです。
出力90Wでました。
パワーメーターの指示も90WでOKです。
RXアンプON。
Sメーターの状態。
RXアンプONのときSメーター指示がアップしました。
点検異状無しです。
KOI Tiger スピーカー修理
(2024/4/11 13:49:36)
ボリューム、セレクターのメンテナンス。
入力セレクターの接点を洗浄しました。
KOI Tiger スピーカー修理のためお預かりしました。
スピーカー修理のため分解します。
RCA端子が脱落しています。
分解しました。
RCA端子と配線。
パッシブラジエーター型スピーカーですが、低音ダイヤフラムが劣化破損していました。
エッジのウレタンゴムが加水分解でボロボロ。
外れていました。
エッジを再生します。
ウレタンゴムを切り取りました。
エッジに使う布です。
布を貼り付けエッジを再生。
低音ダイヤフラムの完成です。
RCA端子、配線を取り付けました。
低音ダイヤフラムの動作OKです。
スピーカー修理完了です。
もう片方のスピーカーです。
低音ダイヤフラムの点検。
エッジのウレタンゴムが劣化しているようです。
かんたんに穴が空きました。
ダメだ、ボロボロです。
こちらもエッジを再生しました。
スピーカーOKです。
本体アンプ部をメンテナンスします。
ほこりがスゴイです。
清掃しました。
アンプ部を取り外しました。
オーディオ音響用コンデンサーに交換しました。
ニチコン MUSE、ファインゴールド。
オーディオアンプIC。
交換した電解コンデンサーです。
ボリューム、セレクターのメンテナンス。
ボリュームとセレクターを取り外しました。
電解コンデンサーを交換します。
コンデンサーを交換しました。
ニチコン MUSE
ボリュームのガリを修理。
分解、接点を洗浄しました。
ボリュームのメンテナンスOKです。
入力セレクターの接点を洗浄しました。
組み立て。
通電、コンデンサーをエージングします。
視聴曲 Youtube 堺正章 街の灯り
電源コンセントを逆向きに差し替えて、音の広がりや粒立ちが良いほうにします。
メンテンス後は音を大きくしてもうるさくなりません。
KOI Tiger メンテナンス完了しました。
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