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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
ICB-870T オーバーホール
(2022/2/3 8:53:04)
ICB-870T オーバーホールのためお預かりしました。
側面の技適マークのため、本機は後期型です。
電解コンデンサーの液漏れが始まっています。
ロッドアンテナにガタツキがあり増し締めしました。
アンテナ接続のネジが緩んでいました。
このネジが緩んでいることが多いです。
受信感度が低下しているとのことで、抵抗のハンダ不良がありましたので再ハンダしました。
基板を取り外します。
チャンネルスイッチの接触不良があるため取り外しました。
5chは発振していません。
カシメてある部分を飛ばしてしまいます。
分解しました。
接点の摩耗はまだOKです。
接点洗浄剤です。
こういうケミカル用品でないと接点の酸化膜は落ちません。
酸化膜を取り除きました。
CB無線機はチャンネルを頻繁に切替えるため、グリスアップをします。
飛ばしてしまった頭は再生出来ないので、この部分は折ってしまいます。
センターポンチでドリルの中心穴を開けます。
ドリルで穴を開けて、
長ネジを貫通させて組み立てます。
次回からはハンダを外す必要はなく、ネジを外せば何回でも分解することができます。
5chの発振がありません。
水晶発振子の片方の足が折損していました。
足をほじくり出してリード線をハンダ付けしました。
5chが復活しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップ状態です。
スタンバイスイッチが効きません。
低周波発振・発振制御トランジスター及び、L20・C36・C37・C38を交換します。
スタンバイスイッチが効かない原因は、コイルのL20が断線していました。
コイルの導通が無く、断線していますね。
分解して、断線箇所までのリード線をほどいてハンダ付けしました。
修復したコイルを測定します。
L20の測定結果、39mHでOKです。
低周波発振・発振制御のトランジスターを交換しました。
Q17・Q9 を2SC1815に交換
C36・C37・C38をポリエステル・フィルムコンデンサーに交換しました。
ポリプロピレン・フィルムに比べて音質は暖か目になります。
低周波発振回路なので、オーディオ用に使われるポリエステル・フイルムコンデンサーにしてみました。
定数を変更し0,033uFを使いました。
0,022 0,047は見かけるけれど、0,033はなかなか入手困難なものです。
微妙な静電容量と誘導体にて、かん高くてけたたましく鳴る「スタンバイ警報!」が、緩やかで静かで上品に鳴るようになりました。
少しだけカスタマイズ。
スタンバイスイッチ復活です。
オーナー様より要望があった、変調の音質が向上するカスタマイズ。
マイク音声の通り道について対策しました。
C40交換。
オーディオ用、無極性コンデンサー MUSE
C44交換。
ポリエステル・フィルムコンデンサー
エッジの効いた奥行き、且つ、AMらしい暖色のある変調になりました。
SメーターのLED照明を追加しました。
照明の点灯を確認しました。
中間周波数の発振を最大に調整。
受信感度が最大になるように調整しました。
Sメーター感度。
ー73dbm のとき、
Sメーター 9を確認しました。
受信感度 27,144Mhz
ー113dBm
送信の調整。
周波数調整。
スプリアス良好。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
出力が最大になるようにアンテナローディングコイルを調整しました。
出力 0,5W
フルメンテナンス完了しました。
側面の技適マークのため、本機は後期型です。
電解コンデンサーの液漏れが始まっています。
ロッドアンテナにガタツキがあり増し締めしました。
アンテナ接続のネジが緩んでいました。
このネジが緩んでいることが多いです。
受信感度が低下しているとのことで、抵抗のハンダ不良がありましたので再ハンダしました。
基板を取り外します。
チャンネルスイッチの接触不良があるため取り外しました。
5chは発振していません。
カシメてある部分を飛ばしてしまいます。
分解しました。
接点の摩耗はまだOKです。
接点洗浄剤です。
こういうケミカル用品でないと接点の酸化膜は落ちません。
酸化膜を取り除きました。
CB無線機はチャンネルを頻繁に切替えるため、グリスアップをします。
飛ばしてしまった頭は再生出来ないので、この部分は折ってしまいます。
センターポンチでドリルの中心穴を開けます。
ドリルで穴を開けて、
長ネジを貫通させて組み立てます。
次回からはハンダを外す必要はなく、ネジを外せば何回でも分解することができます。
5chの発振がありません。
水晶発振子の片方の足が折損していました。
足をほじくり出してリード線をハンダ付けしました。
5chが復活しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップ状態です。
スタンバイスイッチが効きません。
低周波発振・発振制御トランジスター及び、L20・C36・C37・C38を交換します。
スタンバイスイッチが効かない原因は、コイルのL20が断線していました。
コイルの導通が無く、断線していますね。
分解して、断線箇所までのリード線をほどいてハンダ付けしました。
修復したコイルを測定します。
L20の測定結果、39mHでOKです。
低周波発振・発振制御のトランジスターを交換しました。
Q17・Q9 を2SC1815に交換
C36・C37・C38をポリエステル・フィルムコンデンサーに交換しました。
ポリプロピレン・フィルムに比べて音質は暖か目になります。
低周波発振回路なので、オーディオ用に使われるポリエステル・フイルムコンデンサーにしてみました。
定数を変更し0,033uFを使いました。
0,022 0,047は見かけるけれど、0,033はなかなか入手困難なものです。
微妙な静電容量と誘導体にて、かん高くてけたたましく鳴る「スタンバイ警報!」が、緩やかで静かで上品に鳴るようになりました。
少しだけカスタマイズ。
スタンバイスイッチ復活です。
オーナー様より要望があった、変調の音質が向上するカスタマイズ。
マイク音声の通り道について対策しました。
C40交換。
オーディオ用、無極性コンデンサー MUSE
C44交換。
ポリエステル・フィルムコンデンサー
エッジの効いた奥行き、且つ、AMらしい暖色のある変調になりました。
SメーターのLED照明を追加しました。
照明の点灯を確認しました。
中間周波数の発振を最大に調整。
受信感度が最大になるように調整しました。
Sメーター感度。
ー73dbm のとき、
Sメーター 9を確認しました。
受信感度 27,144Mhz
ー113dBm
送信の調整。
周波数調整。
スプリアス良好。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
出力が最大になるようにアンテナローディングコイルを調整しました。
出力 0,5W
フルメンテナンス完了しました。
RJ-580 点検・調整
(2022/2/2 13:35:21)
RJ-580 点検・調整のためお預かりしました。
キレイで状態が良い無線機です。
無線機の状態が良く、電解コンデンサーの膨らみや液漏れは見られませんでした。
ハンダクラックなどを点検しました。
異状なしです。
変調などのオーディオ関係のカスタマイズをしました。
マイクからアンプ、スピーカーまで、信号の通り道にあるコンデンサーをオーディオ用部品に交換しました。
オーディオ用音響コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー
コンデンサーの交換場所です。
違いはハッキリと現れ、いい音、いい声となります。
交換したコンデンサーの残骸です。
Sメーターの照明が切れています。
照明をLED化しました。
電球色のLEDです。
37Mhz発信調整。
出力が最大になるように調整します。
ΔV 200mV
電圧もOK、規定どおりです。
10,695Mhz調整。
出力が最大になるように調整します。
受信感度の調整。
感度が最大になるように調整しました。
受信感度測定。
-113,0dBm
Sメーター感度。
-73,0dBm のとき、
Sメーター9で標準値を指示しました。
パワーが落ちており、0,1Wくらいしか出ていませんでした。
ファイナルトランジスターを交換しました。
貴重品となった放熱用フィン付きのトランジスター 2SC1407 です。
手持ちの在庫もあとわずかです。
送信出力が最大になるように調整しました。
出力回復しました。
0,3W 無変調
変調時 0,4W強です。
周波数。
27,144Mhz
スプリアスの状態。
ロッドアンテナをいっぱいに伸ばした状態でアンテナローディングコイルを調整し、
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
CB無線機では、憧れの最高機種ですね。
キレイで状態が良い無線機です。
無線機の状態が良く、電解コンデンサーの膨らみや液漏れは見られませんでした。
ハンダクラックなどを点検しました。
異状なしです。
変調などのオーディオ関係のカスタマイズをしました。
マイクからアンプ、スピーカーまで、信号の通り道にあるコンデンサーをオーディオ用部品に交換しました。
オーディオ用音響コンデンサー MUSE
メタライズドフィルムコンデンサー
コンデンサーの交換場所です。
違いはハッキリと現れ、いい音、いい声となります。
交換したコンデンサーの残骸です。
Sメーターの照明が切れています。
照明をLED化しました。
電球色のLEDです。
37Mhz発信調整。
出力が最大になるように調整します。
ΔV 200mV
電圧もOK、規定どおりです。
10,695Mhz調整。
出力が最大になるように調整します。
受信感度の調整。
感度が最大になるように調整しました。
受信感度測定。
-113,0dBm
Sメーター感度。
-73,0dBm のとき、
Sメーター9で標準値を指示しました。
パワーが落ちており、0,1Wくらいしか出ていませんでした。
ファイナルトランジスターを交換しました。
貴重品となった放熱用フィン付きのトランジスター 2SC1407 です。
手持ちの在庫もあとわずかです。
送信出力が最大になるように調整しました。
出力回復しました。
0,3W 無変調
変調時 0,4W強です。
周波数。
27,144Mhz
スプリアスの状態。
ロッドアンテナをいっぱいに伸ばした状態でアンテナローディングコイルを調整し、
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
CB無線機では、憧れの最高機種ですね。
ICB-880 再生修理
(2022/2/1 13:42:36)
ICB-880 再生修理のためお預かりしました。
基板取り外し。
オーナー様が電解コンデンサーを自分で交換したものの、動作しなくなったため修理して欲しいとのことです。
基板の損傷が見られます。
PLLシールド板の取り外し。
苦労したあとがうかがえます。
ハンダの撤去など、部品の交換はたいへんな作業ですよね。
私もこういう道を歩んできた人間です。
いたるとろに苦労のあとがあります。
断線している場所。
回路図からパターンを修復してゆきます。
ハンダを除去してゆきます。
さて、どうなっているでしょうか。。。
パターンが無くなり、ショートしている場所には配線を引き直します。
片方のリードが欠けた抵抗。
交換しました。
音量最大になったままで全く効きません。
ボリュームがNGです。
分解してみると、
カーボン抵抗帯が焼損していました。
接点間の導通はありません。
交換部品の手持ちは無く、これには困りました。
音量を半分の固定にしてしまいましょう。
抵抗を取り付け。
分圧抵抗を取り付け。
音が大き過ぎました!
抵抗値を変えてカットアンドトライにしても納得できる状態ではありません。
スケルチ側のボリュームと入れ替えてみましたが抵抗値が合わずダメでした。
オーナー様に相談したところ、ジャンク品をお持ちとのこと。
送っていただいたのですが、基板ごと抵抗帯が割れており、残念ながら使用不能でした。
汎用品のボリュームです。
50kΩ Cカーブ
ボリュームにはA・B・C・Dなどカーブ特性というものがあり、何でも良いわけではありません。
人間の耳の特性に合うものはCカーブのものです。
基板取り付け用のものではないため、固定用の爪がありません。
アロンアルファで基板に接着しました。
取り付けに合わない配線は引き直しです。
大丈夫。。これで行けそうです。
汎用品のつまみを取り付けました。
複数箇所で配線がショートしており、破損した半導体は交換しました。
オーナー様が自分で交換した電解コンデンサーはそのままにしました。
アンテナのぐらつきを調整。
各部の調整に入ります。
基準発振の調整。
死の淵からもどってきましたね!
基準発振周波数 8,192Mhz
VCOの電圧を規定の3Vに調整。
PLLの出力を最大に調整。
ダブラーの出力を最大に調整。
送信周波数を調整。
スプリアス良好。
アンテナを伸ばした状態にてアンテナローディングコイルを調整、出力を最大にしました。
出力
0,5W
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー107dBm
ー73dBm 受信のときにSメーター9が標準です。
Sメーター 9を指示しました。
通称「ガンダム」カラーのモデルです。
基板取り外し。
オーナー様が電解コンデンサーを自分で交換したものの、動作しなくなったため修理して欲しいとのことです。
基板の損傷が見られます。
PLLシールド板の取り外し。
苦労したあとがうかがえます。
ハンダの撤去など、部品の交換はたいへんな作業ですよね。
私もこういう道を歩んできた人間です。
いたるとろに苦労のあとがあります。
断線している場所。
回路図からパターンを修復してゆきます。
ハンダを除去してゆきます。
さて、どうなっているでしょうか。。。
パターンが無くなり、ショートしている場所には配線を引き直します。
片方のリードが欠けた抵抗。
交換しました。
音量最大になったままで全く効きません。
ボリュームがNGです。
分解してみると、
カーボン抵抗帯が焼損していました。
接点間の導通はありません。
交換部品の手持ちは無く、これには困りました。
音量を半分の固定にしてしまいましょう。
抵抗を取り付け。
分圧抵抗を取り付け。
音が大き過ぎました!
抵抗値を変えてカットアンドトライにしても納得できる状態ではありません。
スケルチ側のボリュームと入れ替えてみましたが抵抗値が合わずダメでした。
オーナー様に相談したところ、ジャンク品をお持ちとのこと。
送っていただいたのですが、基板ごと抵抗帯が割れており、残念ながら使用不能でした。
汎用品のボリュームです。
50kΩ Cカーブ
ボリュームにはA・B・C・Dなどカーブ特性というものがあり、何でも良いわけではありません。
人間の耳の特性に合うものはCカーブのものです。
基板取り付け用のものではないため、固定用の爪がありません。
アロンアルファで基板に接着しました。
取り付けに合わない配線は引き直しです。
大丈夫。。これで行けそうです。
汎用品のつまみを取り付けました。
複数箇所で配線がショートしており、破損した半導体は交換しました。
オーナー様が自分で交換した電解コンデンサーはそのままにしました。
アンテナのぐらつきを調整。
各部の調整に入ります。
基準発振の調整。
死の淵からもどってきましたね!
基準発振周波数 8,192Mhz
VCOの電圧を規定の3Vに調整。
PLLの出力を最大に調整。
ダブラーの出力を最大に調整。
送信周波数を調整。
スプリアス良好。
アンテナを伸ばした状態にてアンテナローディングコイルを調整、出力を最大にしました。
出力
0,5W
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー107dBm
ー73dBm 受信のときにSメーター9が標準です。
Sメーター 9を指示しました。
通称「ガンダム」カラーのモデルです。
ICB-670 変調がかからない
(2022/1/30 20:20:14)
ICB-670 変調がかからないとのことでお預かりしました。
原因の調査です。
水晶発振子は金属モールドタイプに、電解コンデンサーは全数が交換されています。
マイクユニットに配線がされていませんでした。
しかし、配線をしても変調はノリませんでした。
マイクアンプのトランジスターQ9にAGからオーディオ信号を入力するも変調がかかりません。
Q9の不良が疑われます。
Q9のトランジスターにハンダクラックがありました。
再ハンダ後、変調がかかるようになりました。
各部を調整してゆきます。
受信コイルを調整。
経年による離調がありますね。
受信感度が最大になるように調整しました。
受信感度測定。
ー118,0dBm
ICB−680・670系はダントツの受信感度ですね。
周波数。
ロッドアンテナを伸ばした状態で、アンテナローディングコイルを調整。
出力を最大に調整します。
電界強度計にて最大を確認。
スプリアス。
たいへん優秀で、この時代の無線機では信じられないくらいです。
出力。
0,5W
抜群の性能を持った無線機です。
ICB−670・680系をお持ちの方は性能を引き出すことをオススメします。
すごく良くなりますよ。
原因の調査です。
水晶発振子は金属モールドタイプに、電解コンデンサーは全数が交換されています。
マイクユニットに配線がされていませんでした。
しかし、配線をしても変調はノリませんでした。
マイクアンプのトランジスターQ9にAGからオーディオ信号を入力するも変調がかかりません。
Q9の不良が疑われます。
Q9のトランジスターにハンダクラックがありました。
再ハンダ後、変調がかかるようになりました。
各部を調整してゆきます。
受信コイルを調整。
経年による離調がありますね。
受信感度が最大になるように調整しました。
受信感度測定。
ー118,0dBm
ICB−680・670系はダントツの受信感度ですね。
周波数。
ロッドアンテナを伸ばした状態で、アンテナローディングコイルを調整。
出力を最大に調整します。
電界強度計にて最大を確認。
スプリアス。
たいへん優秀で、この時代の無線機では信じられないくらいです。
出力。
0,5W
抜群の性能を持った無線機です。
ICB−670・680系をお持ちの方は性能を引き出すことをオススメします。
すごく良くなりますよ。
ICB-87R 後期型の調整
(2022/1/28 17:12:18)
ICB-87R 調整のためお預かりしました。
私は詳しくはわかりませんが、技適マークについて、金色のマークがボディー側面に添付されているのが前記型で、このように背中の銘板にあるのが後期型です。
両者の違いは、後期型のものは製造先がSONYではなく、別会社に移されておりアンテナの調整が不良で送信・受信ともに性能が低いとのこと。
本機は後期型ということになります。
ロッドアンテナのぐらつきを増し締めしました。
ハンダクラックなどを点検しました。
パンク・膨張したコンデンサーを点検。
各ポイントを調整してゆきます。
受信局発を調整。
10,240Mhz
送信局発を調整。
10,695Mhz
AGCの調整。
44,0dBuVのとき、
Sメーターの指示がレッドゾーンにかかるように調整します。
周波数。
27,144MHz
スプリアスが最小になるように調整。
出力。
0,5W
受信感度が最大になるように調整。
受信感度測定。
ー118,0dBm
Sメーター感度。
ー73.0dBmのとき、
S9です。
後期型で問題のあった、アンテナ調整が不良である件。
ロッドアンテナを伸ばした状態にてローディングコイルを調整し、
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
指示がグーンと伸びて最大になり、本機もこれでOKです。
ICB−87Rはロッドアンテナの長さが最大サイズであるのが特徴です。
受信感度も良いので、CB無線機を一台だけ持つなら87Rはベストチョイスです。
私は詳しくはわかりませんが、技適マークについて、金色のマークがボディー側面に添付されているのが前記型で、このように背中の銘板にあるのが後期型です。
両者の違いは、後期型のものは製造先がSONYではなく、別会社に移されておりアンテナの調整が不良で送信・受信ともに性能が低いとのこと。
本機は後期型ということになります。
ロッドアンテナのぐらつきを増し締めしました。
ハンダクラックなどを点検しました。
パンク・膨張したコンデンサーを点検。
各ポイントを調整してゆきます。
受信局発を調整。
10,240Mhz
送信局発を調整。
10,695Mhz
AGCの調整。
44,0dBuVのとき、
Sメーターの指示がレッドゾーンにかかるように調整します。
周波数。
27,144MHz
スプリアスが最小になるように調整。
出力。
0,5W
受信感度が最大になるように調整。
受信感度測定。
ー118,0dBm
Sメーター感度。
ー73.0dBmのとき、
S9です。
後期型で問題のあった、アンテナ調整が不良である件。
ロッドアンテナを伸ばした状態にてローディングコイルを調整し、
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
指示がグーンと伸びて最大になり、本機もこれでOKです。
ICB−87Rはロッドアンテナの長さが最大サイズであるのが特徴です。
受信感度も良いので、CB無線機を一台だけ持つなら87Rはベストチョイスです。
ICB-680 マイク、PTT不良
(2022/1/27 1:32:03)
ICB-680 マイク、PTT不良のためお預かりしました。
変調が全くかかりません。
AGオーディオゼネレータからの信号をアンプICに入力したところ、変調がかかりました。
マイクユニットの不良です。
マイクユニットの状態です。
プレートがズレていますよね。
ユニットを取り外しました。
プレートがズレています。
ボイスコイルからの線が千切れて断線しています。
線をつなぐ加工をしました。
使ったのは同軸ケーブルの外皮線で、一本は髪の毛くらいの細さです。
画像は髪の毛ではなく実際の一本です。
マイクユニットは修理完了した状態です。
ダイナミックマイクであることが分かります。
修復した場所はグルーガンで固めてあります。
マイクユニットの動作点検です。
変調をかけた状態でのオシロスコープの波形です。
正常に動作するのを確認しました。
マイクOKです。
変調もバッチリかかるようになりました。
本機は金属モールドの水晶発振子に交換されていました。
PTTに動作不良があり、スイッチを取り外しました。
接点復活剤を使ったようで油まみれですね。
分解してアルコール洗浄しました。
乾燥中
接点復活剤の使用は良いことはありません。
ベークライトやフェノール基板に含浸すると割れてしまいますので、お心当たりの方は一刻も早く洗浄してください。
接点を研磨したのち組み立てました。
PTTの調子も良いようです。
受信感度の調整。
感度が最大になるように調整しました。
調整後、受信感度。
ー116,0dBm
ICB−670・680の受信感度はトップレベルです。
周波数。
スプリアス優秀です。
スバラシイです。
ロッドアンテナを伸ばした状態で、送信に関するコイルなどを調整。
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
出力
0,5W強
性能を引き出したICB−680は最強です。
お楽しみください。
変調が全くかかりません。
AGオーディオゼネレータからの信号をアンプICに入力したところ、変調がかかりました。
マイクユニットの不良です。
マイクユニットの状態です。
プレートがズレていますよね。
ユニットを取り外しました。
プレートがズレています。
ボイスコイルからの線が千切れて断線しています。
線をつなぐ加工をしました。
使ったのは同軸ケーブルの外皮線で、一本は髪の毛くらいの細さです。
画像は髪の毛ではなく実際の一本です。
マイクユニットは修理完了した状態です。
ダイナミックマイクであることが分かります。
修復した場所はグルーガンで固めてあります。
マイクユニットの動作点検です。
変調をかけた状態でのオシロスコープの波形です。
正常に動作するのを確認しました。
マイクOKです。
変調もバッチリかかるようになりました。
本機は金属モールドの水晶発振子に交換されていました。
PTTに動作不良があり、スイッチを取り外しました。
接点復活剤を使ったようで油まみれですね。
分解してアルコール洗浄しました。
乾燥中
接点復活剤の使用は良いことはありません。
ベークライトやフェノール基板に含浸すると割れてしまいますので、お心当たりの方は一刻も早く洗浄してください。
接点を研磨したのち組み立てました。
PTTの調子も良いようです。
受信感度の調整。
感度が最大になるように調整しました。
調整後、受信感度。
ー116,0dBm
ICB−670・680の受信感度はトップレベルです。
周波数。
スプリアス優秀です。
スバラシイです。
ロッドアンテナを伸ばした状態で、送信に関するコイルなどを調整。
電界強度計の指示が最大になるように調整しました。
出力
0,5W強
性能を引き出したICB−680は最強です。
お楽しみください。
RJ-450Z 送信・受信できない
(2022/1/22 18:02:12)
RJ-450Z 送信・受信できないとのことでお預かりしました。
受信は全く出来ない状態で、送信については変調がかかりません。
音声、PTTマイクとも外部マイク・外部スピーカー仕様であり、不具合があることが分かりました。
MIC・SPジャックのパターン図ですが、このとおりではありません。
プラスマイナスの配線は2つのジャックにまたがり、センターと外側もまた別々になっているという複雑な仕様です。 いわゆるタスキ掛け。
一般のプラグでは信号を取り出すことはできません。
マイクコードの根本を動かすと音が出たり出なかったりします。
断線があるかも知れません、コードの被覆を剥がして点検です。
ストップ金具があった場所のコードが変色しています。
金具がキツく締めてあったため、ストレスがかかった部分に不具合が出ていました。
断線しているわけではありません。
ストレスを開放して再構築しました。
反応するようになりましたが、原因はまだ先にあります。
基板を取り外しました。
オーディオアンプIC upc575c2
送信ではMICアンプとして、受信ではスピーカーを駆動しています。
ICが不良です。
ICを交換しました。
変調、音声ともOKです。
手持ちの在庫もあと僅かとなりました。
受信感度不良の原因です。
RF AMP Q1 2SC2295 が不良でした。
手持ちのあった 2SC3356 に交換しました。
1Ghz OKの石です。
受信感度が復活しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ダイオード等、交換したパーツです。
変調に関係するカスタマイズです。
電解コンデンサーをオーディオでは定評のあるメタライズフィルムコンデンサーに交換しました。
C46、C48 交換です。
AMらしい暖色のある、且つ、しっかりとした変調です。
調整。
37Mhz 発振を最大に、
10,695MHz 発振調整
8ch 27,144MHz
送信調整。
マニュアルではアンテナダミーを使うように指示されています。
ローディングコイルを最大になるように調整します。
スプリアスの状態です。
出力。
0,4W (無変調)
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー108dBm
コンパクトな無線機です。
受信は全く出来ない状態で、送信については変調がかかりません。
音声、PTTマイクとも外部マイク・外部スピーカー仕様であり、不具合があることが分かりました。
MIC・SPジャックのパターン図ですが、このとおりではありません。
プラスマイナスの配線は2つのジャックにまたがり、センターと外側もまた別々になっているという複雑な仕様です。 いわゆるタスキ掛け。
一般のプラグでは信号を取り出すことはできません。
マイクコードの根本を動かすと音が出たり出なかったりします。
断線があるかも知れません、コードの被覆を剥がして点検です。
ストップ金具があった場所のコードが変色しています。
金具がキツく締めてあったため、ストレスがかかった部分に不具合が出ていました。
断線しているわけではありません。
ストレスを開放して再構築しました。
反応するようになりましたが、原因はまだ先にあります。
基板を取り外しました。
オーディオアンプIC upc575c2
送信ではMICアンプとして、受信ではスピーカーを駆動しています。
ICが不良です。
ICを交換しました。
変調、音声ともOKです。
手持ちの在庫もあと僅かとなりました。
受信感度不良の原因です。
RF AMP Q1 2SC2295 が不良でした。
手持ちのあった 2SC3356 に交換しました。
1Ghz OKの石です。
受信感度が復活しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ダイオード等、交換したパーツです。
変調に関係するカスタマイズです。
電解コンデンサーをオーディオでは定評のあるメタライズフィルムコンデンサーに交換しました。
C46、C48 交換です。
AMらしい暖色のある、且つ、しっかりとした変調です。
調整。
37Mhz 発振を最大に、
10,695MHz 発振調整
8ch 27,144MHz
送信調整。
マニュアルではアンテナダミーを使うように指示されています。
ローディングコイルを最大になるように調整します。
スプリアスの状態です。
出力。
0,4W (無変調)
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー108dBm
コンパクトな無線機です。
IC-910 プリアンプ用電源OFFにならない
(2022/1/20 1:54:22)
IC-910 プリアンプ用電源がOFFにならないとのことでお預かりしました。
プリアンプ用電源をOFFにしても、アンテナコネクタから電源が出っ放しになります。
430Mhzアンテナコネクタです。
コネクタからは、13V近い電圧が出ています。
回路図にある
Q182 2SB1132
Q183 DTC114
を交換します。
この場所です。
場所はPA基板の裏側にあります。
裏返しました。
ここです。
Q183 DTC114
ピンセットの先くらいの小さい部品です。
交換しました。
Q182 2SB1132
代替品の2SA1213に交換です。
交換しました。
430Mhzのコネクタから電圧が出なくなりました。
周波数測定。
145Mhz
433Mhz
1295Mhz
145Mhz 出力。
RFメーター80%くらいのとき、
50W以上です。
433Mhz 出力。
RFメーター70%くらいのとき、
50W 以上です。
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
1295Mhz
受信感度。
145Mhz ー124,8dBm (SINAD)
433MHz
ー123,7dBm (SINAD)
1295Mhz
ー124,4dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付しました。
感度が良い無線機です。
プリアンプ用電源をOFFにしても、アンテナコネクタから電源が出っ放しになります。
430Mhzアンテナコネクタです。
コネクタからは、13V近い電圧が出ています。
回路図にある
Q182 2SB1132
Q183 DTC114
を交換します。
この場所です。
場所はPA基板の裏側にあります。
裏返しました。
ここです。
Q183 DTC114
ピンセットの先くらいの小さい部品です。
交換しました。
Q182 2SB1132
代替品の2SA1213に交換です。
交換しました。
430Mhzのコネクタから電圧が出なくなりました。
周波数測定。
145Mhz
433Mhz
1295Mhz
145Mhz 出力。
RFメーター80%くらいのとき、
50W以上です。
433Mhz 出力。
RFメーター70%くらいのとき、
50W 以上です。
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
1295Mhz
受信感度。
145Mhz ー124,8dBm (SINAD)
433MHz
ー123,7dBm (SINAD)
1295Mhz
ー124,4dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付しました。
感度が良い無線機です。
TR-751 ボリューム、RIT不良
(2022/1/11 19:31:46)
TR-751・851シリーズ定番の不具合。
ボリューム、RITの不良とのことでお預かりしました。
VOL SQL RIT RF 全てが不良です。
音も出なければ、
RFゲインにあってはSメーターがMAXに張り付いたままになります。
フロント部を取り外しました。
ボリューム関係を取り外しました。
分解掃除をします。
アルコール洗浄しました。
外れていたスライド接点を取り付けました。
交換部品の流通はありませんのでリビルトです。
パネル照明をLED化しました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯確認しました。
受信周波数を拡張しました。
149Mhz台を受信しているところです。
周波数調整しました。
出力 10W
FMデビエーション。
規定の4,6Khz
スプリアス良好です。
受信感度測定。
ー123,9dBm (SINAD)
TR-751は受信感度が良いです。
受信感度スペックシール添付しました。
エメラルドグリーンでとてもキレイになりますね。
TR-751・851オーナーの方、LED化はおすすめのカスタマイズです。
ボリューム、RITの不良とのことでお預かりしました。
VOL SQL RIT RF 全てが不良です。
音も出なければ、
RFゲインにあってはSメーターがMAXに張り付いたままになります。
フロント部を取り外しました。
ボリューム関係を取り外しました。
分解掃除をします。
アルコール洗浄しました。
外れていたスライド接点を取り付けました。
交換部品の流通はありませんのでリビルトです。
パネル照明をLED化しました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯確認しました。
受信周波数を拡張しました。
149Mhz台を受信しているところです。
周波数調整しました。
出力 10W
FMデビエーション。
規定の4,6Khz
スプリアス良好です。
受信感度測定。
ー123,9dBm (SINAD)
TR-751は受信感度が良いです。
受信感度スペックシール添付しました。
エメラルドグリーンでとてもキレイになりますね。
TR-751・851オーナーの方、LED化はおすすめのカスタマイズです。
WELZ SP-420 調整
(2022/1/11 10:35:07)
WELZ SP-420 調整のためお預かりしました。
指示値調整用のトリマです。
無線機テスターにて送信電力が10Wであることを確認した無線機より送信します。
50Ωのダミーロードを終端抵抗として取り付け。
20Wレンジにて10Wを指示するように調整。
200Wレンジにて10Wを指示するように調整。
VSWRが2,0になるダミーロードを取り付け。
1KΩ×10本並列=100Ω
100Ωダミーロードの市販品の入手は困難なので自作品です。
VSWR 2,0を指示するように調整しました。
SSB PEP モニターができるパワー計です。
指示値調整用のトリマです。
無線機テスターにて送信電力が10Wであることを確認した無線機より送信します。
50Ωのダミーロードを終端抵抗として取り付け。
20Wレンジにて10Wを指示するように調整。
200Wレンジにて10Wを指示するように調整。
VSWRが2,0になるダミーロードを取り付け。
1KΩ×10本並列=100Ω
100Ωダミーロードの市販品の入手は困難なので自作品です。
VSWR 2,0を指示するように調整しました。
SSB PEP モニターができるパワー計です。
execution time : 0.061 sec