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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
SONY ICB-87R アンテナぐらつき
(2021/9/12 13:51:31)
SONY ICB-87R アンテナぐらつき、受信音量が小さいとのことでお預かりしました。
側面に添付された技適シールにて、本機は後期型だとわかります。
アンテナがぐらぐらしており、受信時にガサガサとノイズがでます。
ロックレバーのネジです。
ネジを増し締めしました。
ロックレバーも固く締まるようになりました。
分解です。
受信音量が小さいとのことで、オーディオICまわりの電解コンデンサーを交換しました。
電解コンデンサー交換後の状態です。
良く聞こえるようになったと思います。
残骸です。
各部を調整してゆきます。
サービスマニュアルには信号の取出し場所が明記されていますが、基板上にはテストポイント(TP)がありませんので取付けます。
取出し用のクリップを付けずに、基板を裏返した状態で調整するのはくるしいですね。
ほかにも取付てあります。
第2局発の調整。
10,240Mhz
送信局発の調整。
10,695Mhz
AGCの調整。
受信感度調整。
感度が最大になるように調整します。
受信感度。
ー114,0dBm
Sメーター感度。
ー73dBmのときにS9が業界標準です。
Sメーターの指示は9プラスです。
送信周波数。
3CH 27,040MHz
スプリアス概ね良好。
ロッドアンテナを伸ばした状態で。
電界強度計の指示が最大になるように調整します。
出力。
0,5W
CB無線機を1台だけ持つなら、後期型のICB-87Rがおすすめです。
側面に添付された技適シールにて、本機は後期型だとわかります。
アンテナがぐらぐらしており、受信時にガサガサとノイズがでます。
ロックレバーのネジです。
ネジを増し締めしました。
ロックレバーも固く締まるようになりました。
分解です。
受信音量が小さいとのことで、オーディオICまわりの電解コンデンサーを交換しました。
電解コンデンサー交換後の状態です。
良く聞こえるようになったと思います。
残骸です。
各部を調整してゆきます。
サービスマニュアルには信号の取出し場所が明記されていますが、基板上にはテストポイント(TP)がありませんので取付けます。
取出し用のクリップを付けずに、基板を裏返した状態で調整するのはくるしいですね。
ほかにも取付てあります。
第2局発の調整。
10,240Mhz
送信局発の調整。
10,695Mhz
AGCの調整。
受信感度調整。
感度が最大になるように調整します。
受信感度。
ー114,0dBm
Sメーター感度。
ー73dBmのときにS9が業界標準です。
Sメーターの指示は9プラスです。
送信周波数。
3CH 27,040MHz
スプリアス概ね良好。
ロッドアンテナを伸ばした状態で。
電界強度計の指示が最大になるように調整します。
出力。
0,5W
CB無線機を1台だけ持つなら、後期型のICB-87Rがおすすめです。
SONY ICB-88H 送・受信できない
(2021/9/9 14:27:51)
SONY ICB-88H 送・受信ともにできないとのことでお預かりしました。
分解です。
送・受信ともできず、送信は電波が全く出ていない状態です。
PLLが発振していませんでした。
PLL部分には金属のシールド板が付けられています。
パターン面側のシールドを取り外したところです。
部品実装面側のシールドを取り外したところです。
水晶発振子は1個だけです。
パターンにハンダクラックがあったため修復しました。
パターンを点検し、その他のあやしい場所も修復しました。
PLLが回復し発振しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
しばらく通電してエージングです。
電解コンデンサーの残骸です。
各部の調整。
サービスマニュアルには信号などの取出し場所が明記されていますが、基板上にはテストポイント(TP)が無いのでスズメッキ線を取付けます。
複数箇所に取付けます。 例えばここ、
ここ、など。
VCO電圧を規定の3Vに調整。
PLLの発振出力が最大になるように調整。
基準発振の調整。
最大になるように調整します。
受信感度調整。
サービスマニュアルでは27,080Mhzにて調整を実施するとのこと。
受信感度が最大になるように調整しました。
受信感度の測定。
8CHで確認しました。
ー109,0dBm
Sメーターはほとんど振れませんが復調されています。
チャンネルスキャンの調整。
スキャン点滅のスレッショルド点をVR3にて調整します。
送信調整。
ICB-88Hはヘリカルアンテナ仕様ですが、本機はロッドアンテナに交換されています。
アンテナを伸ばした状態で、
電界強度計の指示が最大になるように調整します。
ヘリカルアンテナからロッドアンテナに交換した場合は、ローディングコイルを含めた再調整が必要ですが、今度はバッチリですね。
周波数。
27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアス良好。
消防団や自治会などで使われていたCB無線機が、昨今のフリーライセンス無線ブームに乗って流通するようです。
不調のCB無線機は廃棄されるものも多いと思いますが、復活させたいですね。
分解です。
送・受信ともできず、送信は電波が全く出ていない状態です。
PLLが発振していませんでした。
PLL部分には金属のシールド板が付けられています。
パターン面側のシールドを取り外したところです。
部品実装面側のシールドを取り外したところです。
水晶発振子は1個だけです。
パターンにハンダクラックがあったため修復しました。
パターンを点検し、その他のあやしい場所も修復しました。
PLLが回復し発振しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
しばらく通電してエージングです。
電解コンデンサーの残骸です。
各部の調整。
サービスマニュアルには信号などの取出し場所が明記されていますが、基板上にはテストポイント(TP)が無いのでスズメッキ線を取付けます。
複数箇所に取付けます。 例えばここ、
ここ、など。
VCO電圧を規定の3Vに調整。
PLLの発振出力が最大になるように調整。
基準発振の調整。
最大になるように調整します。
受信感度調整。
サービスマニュアルでは27,080Mhzにて調整を実施するとのこと。
受信感度が最大になるように調整しました。
受信感度の測定。
8CHで確認しました。
ー109,0dBm
Sメーターはほとんど振れませんが復調されています。
チャンネルスキャンの調整。
スキャン点滅のスレッショルド点をVR3にて調整します。
送信調整。
ICB-88Hはヘリカルアンテナ仕様ですが、本機はロッドアンテナに交換されています。
アンテナを伸ばした状態で、
電界強度計の指示が最大になるように調整します。
ヘリカルアンテナからロッドアンテナに交換した場合は、ローディングコイルを含めた再調整が必要ですが、今度はバッチリですね。
周波数。
27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアス良好。
消防団や自治会などで使われていたCB無線機が、昨今のフリーライセンス無線ブームに乗って流通するようです。
不調のCB無線機は廃棄されるものも多いと思いますが、復活させたいですね。
TS-790 アンロック
(2021/9/7 0:20:00)
TS-790 430Mhzアンロックのためお預かりしました。
433Mhzの周波数表示が ・・・・・・ となりアンロック状態です。
430Mhz PLL です。
PLLが発振しているか調べます。 発振はOKです。
最大になるようコイルを調整します。
PLL各ループのVCO電圧を規定になるように調整します。
DループのVCO電圧が規定を外れていました。
規定になるように調整しました。
周波数ロックしました。
希望により照明のLED化をしてゆきます。
Sメーター照明点灯確認。
SUBディスプレイ点灯確認。
周波数調整。
出力 10W
FMデビエーション調整。
規定の4,5Khz
スプリアス良好。
145Mhz
同 433Mhz
同 1295MHz
受信感度。
145Mhz ー123,0dBm (SINAD)
433Mhz ー121,2dBm (SINAD)
1295MHz ー122,4dBm (SINAD)
メンテナンスがしやすい無線機です。
433Mhzの周波数表示が ・・・・・・ となりアンロック状態です。
430Mhz PLL です。
PLLが発振しているか調べます。 発振はOKです。
最大になるようコイルを調整します。
PLL各ループのVCO電圧を規定になるように調整します。
DループのVCO電圧が規定を外れていました。
規定になるように調整しました。
周波数ロックしました。
希望により照明のLED化をしてゆきます。
Sメーター照明点灯確認。
SUBディスプレイ点灯確認。
周波数調整。
出力 10W
FMデビエーション調整。
規定の4,5Khz
スプリアス良好。
145Mhz
同 433Mhz
同 1295MHz
受信感度。
145Mhz ー123,0dBm (SINAD)
433Mhz ー121,2dBm (SINAD)
1295MHz ー122,4dBm (SINAD)
メンテナンスがしやすい無線機です。
BELCOM LS-102X 送信・受信できない
(2021/9/7 0:19:47)
BELCOM LS-102X 送信・受信できないとのことでお預かりしました。
基準キャリア周波数が発振しているか調べます。
クリップポイントはTP2
R511にスズメッキ線をハンダ付けして取り出しました。
案の定、キャリア周波数が発振していませんでした。
水晶発振子取り外し。
異常の有無を調べます。
発振が認められ、水晶の異常ではありませんでした。
原因はBELCOMお決まりのスルホールの導通不良です。
再ハンダにて発振するようになりました。
VCOが発振しているか調べます。
35Mhzを確認、正常に発振していました。
16Mhzも正常に発振していました。
以上、発振に関しては問題ありません。
どうして受信が出来ないか。。。
ミキサーのFETがNGです。
Q302 FET 2SK19
2SK192Aが使われていました。
手持ちのあった2SK192Aに交換しました。
受信ができるようになりました。
しかし、受信感度が悪すぎます。
強めのー60dBmの信号が受信できません。
Q301 FET 3SK41 異常
3SK59が使われていました。
手持ちのあった3SK59に交換しました。
しかし、これだけではだめでした。
SSB・AMの受信感度が悪いままです。
Q304 Q305 Q306 Q307 交換しました。
2SC1815GRに交換。
2SC710とはECBが逆向きとなります。
以上で受信ができるようになりました。
送信出来ないのはプリドライブトランジスタがNGでした。
Q104 2SC1957
トランジスタテスターで調べるとこのとおり。
トランジスタとしては機能していません。
注文のうえ取り寄せました。
2SC1957
しかし、パワーは出るようにはなりませんでした。
IC101 uPC1037 TXミキサーに2信号の入力があるのですが、以降の出力が無い状態です。
ICがNGかな?
ミキサーIC付近にて信号がどこまで来ているか調べているところ。
信号は間違いなく来ています。
結果、ミキサーICに電源が回っていせんでした。
スルホール再ハンダでパワーが復活しました。
SメーターをLED化しました。
点灯確認。
ボリューム類のネジを増し締めしました。
基準キャリア周波数発振調整。
LSB
USB
CW
AM・FM
出力
HI 30W
LO 10W
AM 6W
周波数調整。
スプリアス良好。
受信感度調整。
感度が最大になるように調整しました。
受信感度。
29MHz FM ー122,2dBm (SINAD)
Sメーター調整。
ー73,0dBm のとき、
Sメーター 9に調整。
BELCOM 日本電業株式会社
いい無線機を作るメーカーでしたが今は無いのが残念ですね。
各調整ポイント。
Sメーター SSB・AM
VR301
Sメーター FM
VR402
リファレンス周波数
VR102
受信感度
基準キャリア発振周波数
SSB・AM Sメーター
Sメーター FM
リファレンス周波数
測定器無しでの調整はオススメしません。
基準キャリア周波数が発振しているか調べます。
クリップポイントはTP2
R511にスズメッキ線をハンダ付けして取り出しました。
案の定、キャリア周波数が発振していませんでした。
水晶発振子取り外し。
異常の有無を調べます。
発振が認められ、水晶の異常ではありませんでした。
原因はBELCOMお決まりのスルホールの導通不良です。
再ハンダにて発振するようになりました。
VCOが発振しているか調べます。
35Mhzを確認、正常に発振していました。
16Mhzも正常に発振していました。
以上、発振に関しては問題ありません。
どうして受信が出来ないか。。。
ミキサーのFETがNGです。
Q302 FET 2SK19
2SK192Aが使われていました。
手持ちのあった2SK192Aに交換しました。
受信ができるようになりました。
しかし、受信感度が悪すぎます。
強めのー60dBmの信号が受信できません。
Q301 FET 3SK41 異常
3SK59が使われていました。
手持ちのあった3SK59に交換しました。
しかし、これだけではだめでした。
SSB・AMの受信感度が悪いままです。
Q304 Q305 Q306 Q307 交換しました。
2SC1815GRに交換。
2SC710とはECBが逆向きとなります。
以上で受信ができるようになりました。
送信出来ないのはプリドライブトランジスタがNGでした。
Q104 2SC1957
トランジスタテスターで調べるとこのとおり。
トランジスタとしては機能していません。
注文のうえ取り寄せました。
2SC1957
しかし、パワーは出るようにはなりませんでした。
IC101 uPC1037 TXミキサーに2信号の入力があるのですが、以降の出力が無い状態です。
ICがNGかな?
ミキサーIC付近にて信号がどこまで来ているか調べているところ。
信号は間違いなく来ています。
結果、ミキサーICに電源が回っていせんでした。
スルホール再ハンダでパワーが復活しました。
SメーターをLED化しました。
点灯確認。
ボリューム類のネジを増し締めしました。
基準キャリア周波数発振調整。
LSB
USB
CW
AM・FM
出力
HI 30W
LO 10W
AM 6W
周波数調整。
スプリアス良好。
受信感度調整。
感度が最大になるように調整しました。
受信感度。
29MHz FM ー122,2dBm (SINAD)
Sメーター調整。
ー73,0dBm のとき、
Sメーター 9に調整。
BELCOM 日本電業株式会社
いい無線機を作るメーカーでしたが今は無いのが残念ですね。
各調整ポイント。
Sメーター SSB・AM
VR301
Sメーター FM
VR402
リファレンス周波数
VR102
受信感度
基準キャリア発振周波数
SSB・AM Sメーター
Sメーター FM
リファレンス周波数
測定器無しでの調整はオススメしません。
FT-900 送・受信できない アンロック
(2021/9/7 0:18:00)
YAESU FT-900 アンロックにて送信・受信ができないとのことでお預かりしました。
メーカー修理が打ち切られ、無線機修理をしているところへ修理に出したが、修理不能で返されたとのことで私のところにやってきました。
電源が入りません。
内部でプラグなどのケーブルがコネクタから外されており、元どおりにすると電源が入るようになりました。
送信・受信ともにできません。
7,5Mhzから14,5Mhzまでがアンロックで、ディスプレイが点滅する状態です。
LOCALユニット点検。
フィルターユニット点検。
1st 局発の発振を点検
コネクタを外して、テストコネクタに差し替えます。
オシロスコープにて発振を確認。
1st 異状なしです。
2st 局発の発振を点検。
70Mhz で発振を確認。
異状なしです。
14MhzアンロックはVCO2に原因がありそうです。
LOCAL基板を裏返し、ほとんどバラバラ状態ですね。
VCO部の点検です。
オーナー様が同胞してくれたFETです。
交換しましょう!
ここ、交換です。
FET取り外しました。
わかるでしょうか
FETを取り付けました。
その他の半導体を交換しました。
デジタルトランジスター FA1A4P(NPN) FN1A4P(PNP)
バイアス抵抗10kΩ、47kΩ入りのトランジスターです。
150Ωチップ抵抗交換。
アンロックはまだ直りません。
トリマコンデンサー6pF点検。
異常なしです。
リードインダクター周辺まで被った白い塗料を剥がします。
こういうのは浮遊容量に影響があるのです。
インダクター取り外し。
周辺の塗料を剥がしました。
白い塗料を剥がして、パターンのスルホールを再ハンダをしました。
ダイオード、電解コンデンサー交換。
取り外したリードインダクター不良です。
断線して導通がありませんでした。
回路図、部品リストから3,3uHであることがわかりました。
部品の手持ちがないので作りました。
小型のフェライトコアに0,5mmのポリウレタン線を巻きます。
9回巻いたところで約3,3uHとなりました。
手巻きのインダクターを取り付けました。
VCOの発振を測定します。
発振しました。
波形もキレイです。
VCO電圧を規定の6,0Vに調整しました。
14Mhz ロックしました。
VCO信号経路のほとんどの部品を交換しましたが、インダクターの断線が原因だったわけです。
一つ一つ潰してゆく、こんな感じです。
周波数はロックするようになったのですが、ここからが始まりです。
送信・受信はまだできない状態です。
私の前に手を入れた無線機修理屋さんが触ったと思われるところ。
このコイルを回されていました。
とんでもないところで送信・受信をしている状態でした。
正しく調整しました。
何を調整しているかは割愛です。
BPFの波形を見ているところ。
周波数。
7,1Mhz で送信。
しっかりと7,1Mhzを送信するようになりました。
出力調整。
14MhzのCWにて、
100W
スプリアス良好。
オートアンテナチューナーの動作確認。
SWRが2.0になるダミーロードを付けます。
TUNER 正常に動作しました。
受信感度。
29MhzのFMにて ー119,2dBm (SINAD)
−12dB SINAD を指示
GO判定
この無線機に手を入れた方、ご苦労された跡があります。
オーナー様もよく見捨てなかったと思います。
メーカー修理が打ち切られ、無線機修理をしているところへ修理に出したが、修理不能で返されたとのことで私のところにやってきました。
電源が入りません。
内部でプラグなどのケーブルがコネクタから外されており、元どおりにすると電源が入るようになりました。
送信・受信ともにできません。
7,5Mhzから14,5Mhzまでがアンロックで、ディスプレイが点滅する状態です。
LOCALユニット点検。
フィルターユニット点検。
1st 局発の発振を点検
コネクタを外して、テストコネクタに差し替えます。
オシロスコープにて発振を確認。
1st 異状なしです。
2st 局発の発振を点検。
70Mhz で発振を確認。
異状なしです。
14MhzアンロックはVCO2に原因がありそうです。
LOCAL基板を裏返し、ほとんどバラバラ状態ですね。
VCO部の点検です。
オーナー様が同胞してくれたFETです。
交換しましょう!
ここ、交換です。
FET取り外しました。
わかるでしょうか
FETを取り付けました。
その他の半導体を交換しました。
デジタルトランジスター FA1A4P(NPN) FN1A4P(PNP)
バイアス抵抗10kΩ、47kΩ入りのトランジスターです。
150Ωチップ抵抗交換。
アンロックはまだ直りません。
トリマコンデンサー6pF点検。
異常なしです。
リードインダクター周辺まで被った白い塗料を剥がします。
こういうのは浮遊容量に影響があるのです。
インダクター取り外し。
周辺の塗料を剥がしました。
白い塗料を剥がして、パターンのスルホールを再ハンダをしました。
ダイオード、電解コンデンサー交換。
取り外したリードインダクター不良です。
断線して導通がありませんでした。
回路図、部品リストから3,3uHであることがわかりました。
部品の手持ちがないので作りました。
小型のフェライトコアに0,5mmのポリウレタン線を巻きます。
9回巻いたところで約3,3uHとなりました。
手巻きのインダクターを取り付けました。
VCOの発振を測定します。
発振しました。
波形もキレイです。
VCO電圧を規定の6,0Vに調整しました。
14Mhz ロックしました。
VCO信号経路のほとんどの部品を交換しましたが、インダクターの断線が原因だったわけです。
一つ一つ潰してゆく、こんな感じです。
周波数はロックするようになったのですが、ここからが始まりです。
送信・受信はまだできない状態です。
私の前に手を入れた無線機修理屋さんが触ったと思われるところ。
このコイルを回されていました。
とんでもないところで送信・受信をしている状態でした。
正しく調整しました。
何を調整しているかは割愛です。
BPFの波形を見ているところ。
周波数。
7,1Mhz で送信。
しっかりと7,1Mhzを送信するようになりました。
出力調整。
14MhzのCWにて、
100W
スプリアス良好。
オートアンテナチューナーの動作確認。
SWRが2.0になるダミーロードを付けます。
TUNER 正常に動作しました。
受信感度。
29MhzのFMにて ー119,2dBm (SINAD)
−12dB SINAD を指示
GO判定
この無線機に手を入れた方、ご苦労された跡があります。
オーナー様もよく見捨てなかったと思います。
TM-732 送信・受信できない
(2021/8/31 9:27:20)
TM-732 送信・受信できないとのことでお預かりしました。
電源は入りますが、音も出ず送信もできません。
回路に電源が回っていません。
電源レギュレーターICからの出力が0Vです。
基板を取り外しました。
電圧がない原因はチップヒューズがNGでした。
F201 25と書かれている部品です。
チップヒューズの導通が全くありません。
回路図ではここ。
F201がNGになると、8V AVRから電圧が出ません。
回路図から、チップヒューズは1Aであることがわかります。
過電流保護素子を使いました。 2Aのものです。
過電流保護素子を取り付けました。
リード部品なので高さがあります。
過電流保護素子の高さがシャーシに当たってしまうので、逃げ加工をしました。
ドリルで穴が開かない程度に削りました。
パワーモジュール点検。
アンテナ点検。
基板をシャーシに取り付け組み立てです。
フロントパネルのボタン止めスポンジがぼろぼろです。
ゴムシートに交換しました。
液晶が劣化して表示に滲みがありますが、交換部品の手持ちがありません。
パネル照明をLED化しました。
点灯確認しました。
周波数調整。
出力調整。
10W
FMデビエーション調整。
規定の4,4khz
スプリアス良好。
145Mhz
同、良好。
433Mhz
Sメーター感度調整。
18dBuVのとき、
Sメーターフルスケールに調整。
受信感度。
145Mhz ー124,3dBm (SINAD)
433Mhz −122,0dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付しました。
時間が経つと液晶が良く見えるようになってきます。
電源は入りますが、音も出ず送信もできません。
回路に電源が回っていません。
電源レギュレーターICからの出力が0Vです。
基板を取り外しました。
電圧がない原因はチップヒューズがNGでした。
F201 25と書かれている部品です。
チップヒューズの導通が全くありません。
回路図ではここ。
F201がNGになると、8V AVRから電圧が出ません。
回路図から、チップヒューズは1Aであることがわかります。
過電流保護素子を使いました。 2Aのものです。
過電流保護素子を取り付けました。
リード部品なので高さがあります。
過電流保護素子の高さがシャーシに当たってしまうので、逃げ加工をしました。
ドリルで穴が開かない程度に削りました。
パワーモジュール点検。
アンテナ点検。
基板をシャーシに取り付け組み立てです。
フロントパネルのボタン止めスポンジがぼろぼろです。
ゴムシートに交換しました。
液晶が劣化して表示に滲みがありますが、交換部品の手持ちがありません。
パネル照明をLED化しました。
点灯確認しました。
周波数調整。
出力調整。
10W
FMデビエーション調整。
規定の4,4khz
スプリアス良好。
145Mhz
同、良好。
433Mhz
Sメーター感度調整。
18dBuVのとき、
Sメーターフルスケールに調整。
受信感度。
145Mhz ー124,3dBm (SINAD)
433Mhz −122,0dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付しました。
時間が経つと液晶が良く見えるようになってきます。
HITACHI CH-580 点検
(2021/8/28 1:07:43)
HITACHI CH-580 点検のためお預かりしました。
部品の品質がよく、経年劣化が少ない無線機です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ANL(オート・ノイズ・リミタ)回路をバイパスするためのスイッチを追加します。
外部電源プラグの横に穴をあけました。
ANL回路をバイパスするスイッチを取り付け。
ノイズは大きくなりますが、小さな信号も聞こえるようになります。
バイパスさせるだけでANL回路はそのままですので元に戻せますが、戻すことはなくなるかも知れません。
受信感度調整。
AM 1Khz 60パーセント変調の信号を入力します。
テストポイントより測定し、感度が最大になるように調整します。
受信感度。
ANL回避にて、 ー112,5dBm
送信の調整。
ロッドアンテナを伸ばした状態にして、
電界強度計の指示が最大になるように調整します。
周波数。
8CH 27,144Mhz
出力。
0,5W
スプリアス良好。
状態の良い無線機です。
格好よい無線機ですね。
部品の品質がよく、経年劣化が少ない無線機です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ANL(オート・ノイズ・リミタ)回路をバイパスするためのスイッチを追加します。
外部電源プラグの横に穴をあけました。
ANL回路をバイパスするスイッチを取り付け。
ノイズは大きくなりますが、小さな信号も聞こえるようになります。
バイパスさせるだけでANL回路はそのままですので元に戻せますが、戻すことはなくなるかも知れません。
受信感度調整。
AM 1Khz 60パーセント変調の信号を入力します。
テストポイントより測定し、感度が最大になるように調整します。
受信感度。
ANL回避にて、 ー112,5dBm
送信の調整。
ロッドアンテナを伸ばした状態にして、
電界強度計の指示が最大になるように調整します。
周波数。
8CH 27,144Mhz
出力。
0,5W
スプリアス良好。
状態の良い無線機です。
格好よい無線機ですね。
HITACHI CH-580 点検
(2021/8/26 12:42:33)
HITACHI CH-580 点検のためお預かりしました。
メンテナンスがしやすい無線機です。
品質が良い部品が使われており、ボリュームのガリなども全くありません。
ハンダ不良、パターン剥離などを点検。
異状なしです。
ローディングコイルなどしっかりとした部品です。
電解コンデンサーをオール交換します。
コンデンサーの取り方。
このようなハンダ吸い取りガンが無くても電解コンデンサーをキレイに取る方法。
まずは、ここ
コンデンサーの足2本同時にハンダを盛りつけます。
鉛入りのハンダを使ってブリッジにすると溶けやすくて良いです。
ハンダこてで足を同時に温めてハンダを溶かします。
ハンダが溶けた状態のとき、ピンセットやラジオペンチで引き抜きます。
ハンダ吸収線で吸い取ります。
無水アルコールで洗浄して終了です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップ状態です。
アンテナコードが束ねられているので外します。
取り外しました。
少しでも影響がないようにします。
ANL(オート・ノイズ・リミタ)カットのバイパス配線を追加しました。
CH-580の受信は静かですが、受信感度が悪いわけではありません。
ANLの効きが優秀すぎるために、小さな信号が聞こえずらくなっています。
切替スイッチ用の穴を開けました。
スイッチを取り付けました。
切替でANLがバイパスされます。
ノイズも大きくなりますが人間の耳は優秀です、ノイズの中から聞き分けてください(笑)。
受信感度調整。
少し強めの信号を入力。
AM 1Khz 60パーセント変調
テストポイントからの信号をオシロスコープで見ながら、感度が最大になるように調整します。
カウンターで1Khzが復調されているのがわかります。
キレイなサイン波です。
受信感度。
ANLをバイパスした状態において、 ー113,0dBm
周波数。
8CH 27,144Mhz
送信の調整。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
電界強度計の指示が最大になるように調整。
電界強度の状態を指示しているところです。
電圧12Vのとき、送信時200mAくらいです。
出力 0,5W
スプリアス良好。
ソニーやナショナルのハンディーCB無線機よりも小型なボディーです。
メンテナンスがしやすい無線機です。
品質が良い部品が使われており、ボリュームのガリなども全くありません。
ハンダ不良、パターン剥離などを点検。
異状なしです。
ローディングコイルなどしっかりとした部品です。
電解コンデンサーをオール交換します。
コンデンサーの取り方。
このようなハンダ吸い取りガンが無くても電解コンデンサーをキレイに取る方法。
まずは、ここ
コンデンサーの足2本同時にハンダを盛りつけます。
鉛入りのハンダを使ってブリッジにすると溶けやすくて良いです。
ハンダこてで足を同時に温めてハンダを溶かします。
ハンダが溶けた状態のとき、ピンセットやラジオペンチで引き抜きます。
ハンダ吸収線で吸い取ります。
無水アルコールで洗浄して終了です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップ状態です。
アンテナコードが束ねられているので外します。
取り外しました。
少しでも影響がないようにします。
ANL(オート・ノイズ・リミタ)カットのバイパス配線を追加しました。
CH-580の受信は静かですが、受信感度が悪いわけではありません。
ANLの効きが優秀すぎるために、小さな信号が聞こえずらくなっています。
切替スイッチ用の穴を開けました。
スイッチを取り付けました。
切替でANLがバイパスされます。
ノイズも大きくなりますが人間の耳は優秀です、ノイズの中から聞き分けてください(笑)。
受信感度調整。
少し強めの信号を入力。
AM 1Khz 60パーセント変調
テストポイントからの信号をオシロスコープで見ながら、感度が最大になるように調整します。
カウンターで1Khzが復調されているのがわかります。
キレイなサイン波です。
受信感度。
ANLをバイパスした状態において、 ー113,0dBm
周波数。
8CH 27,144Mhz
送信の調整。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
電界強度計の指示が最大になるように調整。
電界強度の状態を指示しているところです。
電圧12Vのとき、送信時200mAくらいです。
出力 0,5W
スプリアス良好。
ソニーやナショナルのハンディーCB無線機よりも小型なボディーです。
TM-732 LED
(2021/8/20 11:04:23)
TM-732 LED化のためお預かりしました。
液晶パネル取り外し。
バックライトをLED化しました。
点灯確認。
ボタンストッパーのスポンジがぼろぼろです。
ゴムシートに交換しました。
電解コンデンサーの点検です。
膨らんだり、液漏れしているコンデンサーはありませんでした。
ビニールテープがべたべたです。
剥がしてみると、ギボシ端子になっていました。
ここは切り離すことは無いと思いますので、熱収縮チューブで絶縁しました。
以下、調整です。
周波数調整。
出力
HI 50W
FMデビエーション調整。
規定の4,4Khz
スプリアス良好。
145Mhz
同 433Mhz
Sメーター調整。
フルスケール
受信感度。
145Mhz ー125,1dBm (SINAD)
433Mhz ー122,5dBm (SINAD)
受信感度スペック添付しました。
受信感度も良く、周波数縦表示の無線機は使い安いと思います。
基本性能は出ています。
ーーーー 追加記事 ーーーーーーーーーーーーー
オーナー様に聞いたところ、TM-732は車載用として使用したとのことでした。
車内の温度は100度℃以上になることがあり、電解コンデンサーは熱に弱くあっという間に寿命をむかえてしまいます。
劣化の状態は外側だけを見ただけではわかりません。
よって、電解コンデンサーをオール交換することにしました。
バックライトのLED化について、前記のときに記事にならなかった画像を追加しました。
LEDの電流制限抵抗。
R8・R9 10Ωから270Ωに交換。
R8 チップ抵抗270Ω取り付け。
R9 チップ抵抗270Ω取り付け。
パネル基板のC8、アルミ電解コンデンサーを交換します。
C8 取り外し。
交換用のコンデンサーはオーナー様が用意してくれたものを取り付けました。
アンテナを取り外します。
基板を取り外したところ、貫通ピンにハンダを流し込み過ぎた跡がありました。
ショートするところギリギリで助かった状態です。
こういうこともあるので、分解して良かったと思います。
ハンダを除去しました。
アルミダイカストのフレームは丈夫で放熱も良いです。
冷却FANの点検。
異常なしです。
ファイナルIC点検。
電解コンデンサーは見た目では膨らみや液漏れなどはありませんが、車載用に使ったため劣化が進んでいるものと思います。
電解コンデンサーの外し方。
TM-732のコンデンサーはピン足を曲げて取り付けられています。
振動などに対しての信頼性は増しますが、そのぶん取り外しは困難となります。
部品を取り外すには電動ポンプ式のハンダ吸い取りガンを使います。
TM−732の場合はハンダが十分に吸い取れずにホールに残ってしまいます。
融点が高めの鉛フリーハンダと相まって、コンデンサーを抜くにはだいぶ手こずります。
電動ポンプ式のハンダ吸い取りガンが役に立たなくても、部品を取るために私がやっている方法は次のとおりです。
取り外した部品は破壊されて使い物にならなくなるのが前提です。
ラジオペンチではさんで、
金属疲労で足を折ってしまいます。
ラジオペンチで何回もひねり、ねじ切ってしまうのが早いです。
基板に残った足もねじ切って、このような状態にします。
鉛フリーハンダは融点が高いためになかなか溶けないため、鉛入りのハンダにて追いハンダをします。
ハンダの成分が変化して、いくらか低温でも溶けやすくなります。
ハンダ吸収線で吸い取ります。
ハンダゴテで溶かしながら残骸をピンセットでつまめば楽に抜けます。
ハンダ吸収線でホールを整えたのち、アルコール洗浄して終了です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
105度℃品
433MHz 基板交換前。
交換後。
105度℃品
コンデンサーの残骸です。
ドライアップ状態です、オール交換してよかったと思います。
組み立て。
電解コンデンサーに火が入りました。
電源を入れっ放しにしてエージング中
メモリーバックアップ電池の点検。
電圧は3,2Vありました。
まだOKですが交換しました。
バックアップ電池を取り外しました。
ソケット式に交換しました。
各部の調整。
周波数調整。
出力
HI 50W
スプリアス良好。
145Mhz
同 良好。
433Mhz
両BAND共、前の状態よりも良くなったと思います。
FMデビエーション調整。
規定の4,4Khz
Sメーター感度調整。
18dBuV を入力し
Sメーターフルスケールに調整。
受信感度。
145Mhz ー125,1dBm (SINAD)
433Mhz
ー123,0 (SINAD)
少し良くなりましたね。
受信感度スペックシール張替えました。
リニューアルしたTM-732
受信音も大きくハッキリと聞こえるようになりました。
車載での運用後は、涼しいところに仕舞って欲しいです(笑)
液晶パネル取り外し。
バックライトをLED化しました。
点灯確認。
ボタンストッパーのスポンジがぼろぼろです。
ゴムシートに交換しました。
電解コンデンサーの点検です。
膨らんだり、液漏れしているコンデンサーはありませんでした。
ビニールテープがべたべたです。
剥がしてみると、ギボシ端子になっていました。
ここは切り離すことは無いと思いますので、熱収縮チューブで絶縁しました。
以下、調整です。
周波数調整。
出力
HI 50W
FMデビエーション調整。
規定の4,4Khz
スプリアス良好。
145Mhz
同 433Mhz
Sメーター調整。
フルスケール
受信感度。
145Mhz ー125,1dBm (SINAD)
433Mhz ー122,5dBm (SINAD)
受信感度スペック添付しました。
受信感度も良く、周波数縦表示の無線機は使い安いと思います。
基本性能は出ています。
ーーーー 追加記事 ーーーーーーーーーーーーー
オーナー様に聞いたところ、TM-732は車載用として使用したとのことでした。
車内の温度は100度℃以上になることがあり、電解コンデンサーは熱に弱くあっという間に寿命をむかえてしまいます。
劣化の状態は外側だけを見ただけではわかりません。
よって、電解コンデンサーをオール交換することにしました。
バックライトのLED化について、前記のときに記事にならなかった画像を追加しました。
LEDの電流制限抵抗。
R8・R9 10Ωから270Ωに交換。
R8 チップ抵抗270Ω取り付け。
R9 チップ抵抗270Ω取り付け。
パネル基板のC8、アルミ電解コンデンサーを交換します。
C8 取り外し。
交換用のコンデンサーはオーナー様が用意してくれたものを取り付けました。
アンテナを取り外します。
基板を取り外したところ、貫通ピンにハンダを流し込み過ぎた跡がありました。
ショートするところギリギリで助かった状態です。
こういうこともあるので、分解して良かったと思います。
ハンダを除去しました。
アルミダイカストのフレームは丈夫で放熱も良いです。
冷却FANの点検。
異常なしです。
ファイナルIC点検。
電解コンデンサーは見た目では膨らみや液漏れなどはありませんが、車載用に使ったため劣化が進んでいるものと思います。
電解コンデンサーの外し方。
TM-732のコンデンサーはピン足を曲げて取り付けられています。
振動などに対しての信頼性は増しますが、そのぶん取り外しは困難となります。
部品を取り外すには電動ポンプ式のハンダ吸い取りガンを使います。
TM−732の場合はハンダが十分に吸い取れずにホールに残ってしまいます。
融点が高めの鉛フリーハンダと相まって、コンデンサーを抜くにはだいぶ手こずります。
電動ポンプ式のハンダ吸い取りガンが役に立たなくても、部品を取るために私がやっている方法は次のとおりです。
取り外した部品は破壊されて使い物にならなくなるのが前提です。
ラジオペンチではさんで、
金属疲労で足を折ってしまいます。
ラジオペンチで何回もひねり、ねじ切ってしまうのが早いです。
基板に残った足もねじ切って、このような状態にします。
鉛フリーハンダは融点が高いためになかなか溶けないため、鉛入りのハンダにて追いハンダをします。
ハンダの成分が変化して、いくらか低温でも溶けやすくなります。
ハンダ吸収線で吸い取ります。
ハンダゴテで溶かしながら残骸をピンセットでつまめば楽に抜けます。
ハンダ吸収線でホールを整えたのち、アルコール洗浄して終了です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
105度℃品
433MHz 基板交換前。
交換後。
105度℃品
コンデンサーの残骸です。
ドライアップ状態です、オール交換してよかったと思います。
組み立て。
電解コンデンサーに火が入りました。
電源を入れっ放しにしてエージング中
メモリーバックアップ電池の点検。
電圧は3,2Vありました。
まだOKですが交換しました。
バックアップ電池を取り外しました。
ソケット式に交換しました。
各部の調整。
周波数調整。
出力
HI 50W
スプリアス良好。
145Mhz
同 良好。
433Mhz
両BAND共、前の状態よりも良くなったと思います。
FMデビエーション調整。
規定の4,4Khz
Sメーター感度調整。
18dBuV を入力し
Sメーターフルスケールに調整。
受信感度。
145Mhz ー125,1dBm (SINAD)
433Mhz
ー123,0 (SINAD)
少し良くなりましたね。
受信感度スペックシール張替えました。
リニューアルしたTM-732
受信音も大きくハッキリと聞こえるようになりました。
車載での運用後は、涼しいところに仕舞って欲しいです(笑)
SONY ICB-870 送信できない
(2021/8/17 2:29:18)
SONY ICB-870 送信できないとのことでお預かりしました。
送信の信号がどこまで来ているか調べています。
オシロスコープで追いかけてゆくと、高周波増幅まではOKです。
変調励振増幅のトランジスターがNGであることがわかりました。
2SC773 廃番品です。
変調励振増幅 Q15。
2SC1815に交換しました。
2SC773とはピン足のパターンが逆ですので、反対向きに取り付けます。
27Mhzくらいなら問題なく動作してくれます。
画像は交換前のQ15の状態です。
各部を調整してゆきます。
送信調整。
ロッドアンテナを伸ばして、
電界強度計の指示が最大になるように調整します。
周波数調整。
4CH 27,080MHz
8CH 27,144Mhz
スプリアス良好。
出力。
MAX 1Wのパワー計で 半分くらいです。 最大の方向→
受信感度調整。
受信に関するコイルを回して、
感度が最大になるように調整します。
受信感度。
ー112,0dBm
Sメーター照明追加しました。
白色LED
送信パワーも回復し、基本性能は引き出しました。
お楽しみください。
送信の信号がどこまで来ているか調べています。
オシロスコープで追いかけてゆくと、高周波増幅まではOKです。
変調励振増幅のトランジスターがNGであることがわかりました。
2SC773 廃番品です。
変調励振増幅 Q15。
2SC1815に交換しました。
2SC773とはピン足のパターンが逆ですので、反対向きに取り付けます。
27Mhzくらいなら問題なく動作してくれます。
画像は交換前のQ15の状態です。
各部を調整してゆきます。
送信調整。
ロッドアンテナを伸ばして、
電界強度計の指示が最大になるように調整します。
周波数調整。
4CH 27,080MHz
8CH 27,144Mhz
スプリアス良好。
出力。
MAX 1Wのパワー計で 半分くらいです。 最大の方向→
受信感度調整。
受信に関するコイルを回して、
感度が最大になるように調整します。
受信感度。
ー112,0dBm
Sメーター照明追加しました。
白色LED
送信パワーも回復し、基本性能は引き出しました。
お楽しみください。
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