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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
SONY ICB-87h Sメーター照明
(2021/8/15 2:04:03)
SONY ICB-87h Sメーター照明にてお預かりしました。
87hはヘリカルアンテナの無線機です。
内部は87Rと同じです。
アンテナへの接続が強化されています。
確実な方法で良い仕事ですね。
希望があった、Sメーターの照明を追加しました。
斜め上からの光ですので、夜間運用のときにログブックを照らすのに良いかと思います。
各部の調整です。
信号を取り出すところやアースを取るところにテストポイント(TP)を付けます。
サービスガイドにはTPの場所が指示されていますが、基板上にはクリップできるTPはありません。
付けるしかないですね。
第2局発の調整。
10,240Mhz
受信感度調整。
AF信号が最大になるようにします。
受信感度。
27,144MHzのとき ー98,0dBm
送信局発の調整。
10,695Mhz
送信周波数。
8Ch 27,144Mhz
送信の調整。
ヘリカルアンテナで送信したとき、アンテナローディングコイルその他、送信に関するコイルを調整し、電界強度計の指示が最大になるようにします。
出力。
MAX 1Wのパワーメーターにて 半分くらい。 (メーター指示最大の方向→)
Sメーター照明点灯の状況。
ヘリカルアンテナのCB無線機は取り回しが楽ですね。
シーズンお楽しみください。
87hはヘリカルアンテナの無線機です。
内部は87Rと同じです。
アンテナへの接続が強化されています。
確実な方法で良い仕事ですね。
希望があった、Sメーターの照明を追加しました。
斜め上からの光ですので、夜間運用のときにログブックを照らすのに良いかと思います。
各部の調整です。
信号を取り出すところやアースを取るところにテストポイント(TP)を付けます。
サービスガイドにはTPの場所が指示されていますが、基板上にはクリップできるTPはありません。
付けるしかないですね。
第2局発の調整。
10,240Mhz
受信感度調整。
AF信号が最大になるようにします。
受信感度。
27,144MHzのとき ー98,0dBm
送信局発の調整。
10,695Mhz
送信周波数。
8Ch 27,144Mhz
送信の調整。
ヘリカルアンテナで送信したとき、アンテナローディングコイルその他、送信に関するコイルを調整し、電界強度計の指示が最大になるようにします。
出力。
MAX 1Wのパワーメーターにて 半分くらい。 (メーター指示最大の方向→)
Sメーター照明点灯の状況。
ヘリカルアンテナのCB無線機は取り回しが楽ですね。
シーズンお楽しみください。
マキ電気周波数カウンター UFC-3000 電源入らない
(2021/8/13 21:34:24)
マキ電気周波数カウンター UFC-3000 電源が入らないとのことでお預かりしました。
キットとして発売されたものを組み立てたようです。
ヒューズの点検です。
2Aのものが使われていましたが今にも切れそうです。
尖った接点を平らにしました。
ヒューズは新しいものに交換しました。
電源が入るようになりました。
オプションの高精度水晶発振器は組まれていません。
基準周波数のHC-49U型水晶発振子が1個です。
信号を入力してみると、精度は悪くありませんでした。
合わせる周波数カウンターは、GPSロックの10,0000MHzで較正済みです。
ロジックICの3番ピンから発振周波数を取り出し、 9,7656250Mhzになるように調整用TCを回して追い込みます。
SSGから145,0000Mhzを入力すると、
バッチリ 145,0000Mhz を指示しました。
1桁台の誤差はサンプリングの関係でどうしても出るもので、それがまともなカウンターです。
SSGから433,0000Mhzを入力すると、
433,0000Mhz を指示しました。
同様に1,200MHz
同様に、最高周波数付近となる 2,400Mhz
ハンディー機から送信してみると。
145,000Mhzを指示しました。
マキ電気の製品は姿勢が真面目ですね。
本気のキットであり、信用できる測定器だと思います。
キットとして発売されたものを組み立てたようです。
ヒューズの点検です。
2Aのものが使われていましたが今にも切れそうです。
尖った接点を平らにしました。
ヒューズは新しいものに交換しました。
電源が入るようになりました。
オプションの高精度水晶発振器は組まれていません。
基準周波数のHC-49U型水晶発振子が1個です。
信号を入力してみると、精度は悪くありませんでした。
合わせる周波数カウンターは、GPSロックの10,0000MHzで較正済みです。
ロジックICの3番ピンから発振周波数を取り出し、 9,7656250Mhzになるように調整用TCを回して追い込みます。
SSGから145,0000Mhzを入力すると、
バッチリ 145,0000Mhz を指示しました。
1桁台の誤差はサンプリングの関係でどうしても出るもので、それがまともなカウンターです。
SSGから433,0000Mhzを入力すると、
433,0000Mhz を指示しました。
同様に1,200MHz
同様に、最高周波数付近となる 2,400Mhz
ハンディー機から送信してみると。
145,000Mhzを指示しました。
マキ電気の製品は姿勢が真面目ですね。
本気のキットであり、信用できる測定器だと思います。
TS-450 パネル照明交換
(2021/8/9 13:30:37)
TS-450 パネル照明交換のためお預かりしました。
インバーター基板のシールドを取り外します。
インバーターです。
TS-450のバックライトはCFL(コンパクト蛍光灯)が使われています。
交換には液晶パネルの取り外しが必要ですが、全部で108ピンのハンダを除去する必要があります。
液晶パネルを取り外しました。
作業はかなり大変で、液晶パネルはすんなりと抜けてはくれませんでした。
熱のかけ過ぎはパターンが損傷してしまい、とても細いので危険です。
CPUのピン足にも近いので慎重な作業であり、とてもオススメできるものではありません。
外した跡がグサグサですね。
ハンダ吸収線でホールを整えて、アルコール洗浄した状態です。
バックライトに使われているCFL管です。
インバーター基板を取り外しました。
CFL管を取り外しました。
今後、世界的に蛍光灯は製造しない方向へむかっています。
そう考えると、LEDに交換しておいたほうが良いでしょうね。
照度切り変えスイッチ基板とLED基板のキットです。
このようなキットが発売されているのですね。
LED基板及び、照度切り変え基板を取り付けました。
照度切り変えスイッチです。
液晶パネルを取り付けました。
これで点灯しなかったらたいへんです。
再度パネルの取り外しですがヘマはしません、点灯試験実施済みです(笑)
私、思うのですが、構造からすると液晶パネルの横に大穴を開けて、CFL管を抜き取ったほうが良いのかなあ。。
点灯した状態です。
バックライトが白いため太陽下でもだいぶ見やすくなると思いますが、液晶の構造(人の目に見えるようになる仕掛け)上、オーナー様が改善を希望してた斜め方向からの視認性に変わりはありませんでした。
照度切り変えスイッチ。
一番明るい状態。
一番暗い状態。
音が時々途切れてしまうことがあるとのこと。
TONEユニットがぶらぶらしていたので固定しました。
金属のクリップが内部で転がっていました。
本来の場所に取り付けました。
内部でどこかがショートしていた可能性があります。
upc2002はオーディオアンプですので、クリップが外れたことで熱保護されて、時々音が途切れたのはこのせい?
必要十分なツマミ類でコンパクト。
無線機らしいデザインですね。
インバーター基板のシールドを取り外します。
インバーターです。
TS-450のバックライトはCFL(コンパクト蛍光灯)が使われています。
交換には液晶パネルの取り外しが必要ですが、全部で108ピンのハンダを除去する必要があります。
液晶パネルを取り外しました。
作業はかなり大変で、液晶パネルはすんなりと抜けてはくれませんでした。
熱のかけ過ぎはパターンが損傷してしまい、とても細いので危険です。
CPUのピン足にも近いので慎重な作業であり、とてもオススメできるものではありません。
外した跡がグサグサですね。
ハンダ吸収線でホールを整えて、アルコール洗浄した状態です。
バックライトに使われているCFL管です。
インバーター基板を取り外しました。
CFL管を取り外しました。
今後、世界的に蛍光灯は製造しない方向へむかっています。
そう考えると、LEDに交換しておいたほうが良いでしょうね。
照度切り変えスイッチ基板とLED基板のキットです。
このようなキットが発売されているのですね。
LED基板及び、照度切り変え基板を取り付けました。
照度切り変えスイッチです。
液晶パネルを取り付けました。
これで点灯しなかったらたいへんです。
再度パネルの取り外しですがヘマはしません、点灯試験実施済みです(笑)
私、思うのですが、構造からすると液晶パネルの横に大穴を開けて、CFL管を抜き取ったほうが良いのかなあ。。
点灯した状態です。
バックライトが白いため太陽下でもだいぶ見やすくなると思いますが、液晶の構造(人の目に見えるようになる仕掛け)上、オーナー様が改善を希望してた斜め方向からの視認性に変わりはありませんでした。
照度切り変えスイッチ。
一番明るい状態。
一番暗い状態。
音が時々途切れてしまうことがあるとのこと。
TONEユニットがぶらぶらしていたので固定しました。
金属のクリップが内部で転がっていました。
本来の場所に取り付けました。
内部でどこかがショートしていた可能性があります。
upc2002はオーディオアンプですので、クリップが外れたことで熱保護されて、時々音が途切れたのはこのせい?
必要十分なツマミ類でコンパクト。
無線機らしいデザインですね。
TH-78 電源が入らない
(2021/8/8 20:02:01)
TH-78 電源が入らないとのことでお預かりしました。
NiCd電池は放電して使いものになりません。
電源が入らないとのことでリセットしました。
LOCK Mキー、+電源ON
あっさりと起動しました。
健康状態の確認です。
出力
145Mhz 2W
433Mhz パワー出ませんでした。
145Mhzの送信では、モニター無線機での受信ができません。
145Mhzのとき、130.4Mhzで送信していました。
完全にオフバンドです。
飛行機や戦闘機が墜落や迷子になるかも知れず、このように整備不良の無線設備はたいへん恐ろしいのです。
分解です。
基板のコネクターが剥がれていました。
再ハンダしました。
受信改造のポイントです。
ダイオードが取り外してありました。
クロスバンドリピーターのダイオードは取り外そうとして破損した形跡があります。
ニッカド電池からの液漏れかと思いますが、基板が腐食しています。
電池からの起動は無理でしょうね。
残念ながら、再生はあきらめていただくことにしました。
NiCd電池は放電して使いものになりません。
電源が入らないとのことでリセットしました。
LOCK Mキー、+電源ON
あっさりと起動しました。
健康状態の確認です。
出力
145Mhz 2W
433Mhz パワー出ませんでした。
145Mhzの送信では、モニター無線機での受信ができません。
145Mhzのとき、130.4Mhzで送信していました。
完全にオフバンドです。
飛行機や戦闘機が墜落や迷子になるかも知れず、このように整備不良の無線設備はたいへん恐ろしいのです。
分解です。
基板のコネクターが剥がれていました。
再ハンダしました。
受信改造のポイントです。
ダイオードが取り外してありました。
クロスバンドリピーターのダイオードは取り外そうとして破損した形跡があります。
ニッカド電池からの液漏れかと思いますが、基板が腐食しています。
電池からの起動は無理でしょうね。
残念ながら、再生はあきらめていただくことにしました。
SONY ICB-870T チャンネルスイッチ不良
(2021/8/8 20:00:19)
SONY ICB-870T チャンネルスイッチ不良のためお預かりしました。
電池ケースのほうには一切の配線類が付いてこないため、メンテナンス性は良いです。
受信感度が悪いとのことでしたが、アンテナのネジが緩んでいました。
振動で緩んだのか、製造時から緩んでいたのか、これでは良好な送受信はできません。
チャンネルスイッチのナットが緩んでいました。
グニャグニャ動いてしまいます。
基板を分離しました。
チャンネルスイッチを取り外します。
チャンネルスイッチの状況。
8チャンネルの接触が悪いです。
スイッチは水晶発振子の基板に取り付けられています。
取り外しました。
ALPS製のロータリースイッチです。
特別注文のスイッチで、無制限に回らずに8接点で停止します。
頭を潰して封をするタイプですが、潰した頭を削ってフタを取りました。
スイッチにヒビが入っていました。
この部分です。
バックリと割れました。
ナットも緩んでいたし、接触も悪くて、押したりしてだいぶ負担がかかったようですね。
調子が悪い原因は、接点が浮いていたのかも知れません。
特殊なスイッチなのでALPSにも部品は無いと思います。
強力接着剤で補修しました。 なんとかなりそうです。
接点復活剤でクリーニングしました。
頭を削って外したシャフトはもうダメなので、根本から折切断しました。
折ったシャフトの中心にセンターポンチで穴を開けて。
ドリルで貫通させます。
ネジとナットで締めました。
接点不良は何度でも修理できます。
組み立て。
CB無線機はチャンネルを頻繁に何回も切替えて、運用中はガチャガチャしっ放しです。
周囲をガッチリ固定されているので大丈夫かと思います。
ジャギ みたいになってしまった!
受信音が小さいとのことで、オーディオIC周りの電解コンデンサー交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
シールドを貼ってあったところです。
剥がさないとコンデンサーが交換できません。
なんでしょう? 硬くて苦労しました。
剥がしたあとの状況です。
電解コンデンサーオール交換しました。
調整を実施。
アンテナにメンテナンスケーブルをハンダ付けします。
少し強めの信号を受信します。
受信コイルを調整して、
感度が最大になるように調整します。
歪のないキレイな音声の波形です。
周波数。
送信の調整。
ロッドアンテナを伸ばした状態で送信します。
ロッドアンテナと平行に設置した電界強度計にて測定。
送信出力が最大になるように、送信コイル及びアンテナローディングコイルを調整します。
マイナス変調にならないように、ピークパワーが重要です。
出力。
1Wのパワー計で半分くらいです。
変調をかけると半分を超えます。
スプリアス良好です。
受信感度。
ー118.0 (dBm)
受信感度のスペックシールを添付しました。
修理完了しました。
チャンネルスイッチもぐらぐらせず、いいタッチです。
電池ケースのほうには一切の配線類が付いてこないため、メンテナンス性は良いです。
受信感度が悪いとのことでしたが、アンテナのネジが緩んでいました。
振動で緩んだのか、製造時から緩んでいたのか、これでは良好な送受信はできません。
チャンネルスイッチのナットが緩んでいました。
グニャグニャ動いてしまいます。
基板を分離しました。
チャンネルスイッチを取り外します。
チャンネルスイッチの状況。
8チャンネルの接触が悪いです。
スイッチは水晶発振子の基板に取り付けられています。
取り外しました。
ALPS製のロータリースイッチです。
特別注文のスイッチで、無制限に回らずに8接点で停止します。
頭を潰して封をするタイプですが、潰した頭を削ってフタを取りました。
スイッチにヒビが入っていました。
この部分です。
バックリと割れました。
ナットも緩んでいたし、接触も悪くて、押したりしてだいぶ負担がかかったようですね。
調子が悪い原因は、接点が浮いていたのかも知れません。
特殊なスイッチなのでALPSにも部品は無いと思います。
強力接着剤で補修しました。 なんとかなりそうです。
接点復活剤でクリーニングしました。
頭を削って外したシャフトはもうダメなので、根本から折切断しました。
折ったシャフトの中心にセンターポンチで穴を開けて。
ドリルで貫通させます。
ネジとナットで締めました。
接点不良は何度でも修理できます。
組み立て。
CB無線機はチャンネルを頻繁に何回も切替えて、運用中はガチャガチャしっ放しです。
周囲をガッチリ固定されているので大丈夫かと思います。
ジャギ みたいになってしまった!
by 北斗の拳
受信音が小さいとのことで、オーディオIC周りの電解コンデンサー交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
シールドを貼ってあったところです。
剥がさないとコンデンサーが交換できません。
なんでしょう? 硬くて苦労しました。
剥がしたあとの状況です。
電解コンデンサーオール交換しました。
調整を実施。
アンテナにメンテナンスケーブルをハンダ付けします。
少し強めの信号を受信します。
受信コイルを調整して、
感度が最大になるように調整します。
歪のないキレイな音声の波形です。
周波数。
送信の調整。
ロッドアンテナを伸ばした状態で送信します。
ロッドアンテナと平行に設置した電界強度計にて測定。
送信出力が最大になるように、送信コイル及びアンテナローディングコイルを調整します。
マイナス変調にならないように、ピークパワーが重要です。
出力。
1Wのパワー計で半分くらいです。
変調をかけると半分を超えます。
スプリアス良好です。
受信感度。
ー118.0 (dBm)
受信感度のスペックシールを添付しました。
修理完了しました。
チャンネルスイッチもぐらぐらせず、いいタッチです。
TR-751 ボリューム不良
(2021/8/5 11:18:59)
TR-751 ボリューム・スケルチ不良とのことでお預かりしました。
TR-751・851シリーズの一番多い症状がボリュームとRITの不具合です。
必ずと言ってよいほど高確率でNGになります。
定番化している修繕です。
接点が剥がれてしまうのが原因です。
アルプス電気製のボリュームですが欠陥品です。
接点を取り付けました。
ゼムクリップを伸ばして貫通ピンにして通します。
パネル照明をLED化します。
Sメーター照明もLED化
点灯確認しました。
電界コンデンサーの点検。
明らかに劣化したものはありませんでした。
調整。
周波数調整
FMデビエーション
規定の4,6Khz
スプリアス良好。
出力
HI 30W
Sメーター調整。
30dBuVのとき、
Sメーターの指示が10を指すように調整します。
受信感度。
ー123,3dBm (SINAD)
モノバンドオールモード機の傑作。
マスクが格好良い無線機です。
TR-751・851シリーズの一番多い症状がボリュームとRITの不具合です。
必ずと言ってよいほど高確率でNGになります。
定番化している修繕です。
接点が剥がれてしまうのが原因です。
アルプス電気製のボリュームですが欠陥品です。
接点を取り付けました。
ゼムクリップを伸ばして貫通ピンにして通します。
パネル照明をLED化します。
Sメーター照明もLED化
点灯確認しました。
電界コンデンサーの点検。
明らかに劣化したものはありませんでした。
調整。
周波数調整
FMデビエーション
規定の4,6Khz
スプリアス良好。
出力
HI 30W
Sメーター調整。
30dBuVのとき、
Sメーターの指示が10を指すように調整します。
受信感度。
ー123,3dBm (SINAD)
モノバンドオールモード機の傑作。
マスクが格好良い無線機です。
BELCOM LS-102X 周波数表示が出ない
(2021/8/1 13:56:04)
BELCOM LS-102X 周波数表示が出ないとのことでお預かりしました。
この無線機にはスルホールの延命処置配線(緑色のジャンパー線)が巡らされていました。
この処置がされた同機は、過去にも何回か見たことがあります。
回路に電圧が回っていないようで、送信・受信もできません。
レギュレーターIC IC701の各ピンの電圧を確認します。
各ピンの電圧は下記のとおりです。
電圧を確認すると、ピン1に8Vの電圧がありません。
緑色のジャンパー線のうちの1本がマイナスに落ちており、8Vの電圧がアースに逃げていたのが原因です。
ジャンパー線は必要以上に無いほうが良いので取り外しました。
周波数表示が回復し、音が出るようになりました。
FM・AM・SSBのいずれも送信ができない場合が多く不安定です。
SSBの信号経路。
電界コンデンサーを交換しました。 C610、C613
AMの信号経路。
電界コンデンサー交換しました。 C401
FMの信号経路。
電界コンデンサーを交換しました。 C503、C506
パワー復活しました。
FM HI 19W
FM LO 8W
AM 5W
基準キャリア周波数調整。
LSB
USB・CW RX
CW TX
AM・FM TX
送信周波数。
29Mhz FM
スプリアス良好。
29Mhz FM
受信感度。
29Mhz FM ー120,4dBm (SINAD)
ボリューム類 ネジ締め直し。
Sメーター照明LED化。
点灯確認。
ボリューム及びスイッチなどのガリは全くありません。
修理して残したい良い無線機ですね。
この無線機にはスルホールの延命処置配線(緑色のジャンパー線)が巡らされていました。
この処置がされた同機は、過去にも何回か見たことがあります。
回路に電圧が回っていないようで、送信・受信もできません。
レギュレーターIC IC701の各ピンの電圧を確認します。
各ピンの電圧は下記のとおりです。
電圧を確認すると、ピン1に8Vの電圧がありません。
緑色のジャンパー線のうちの1本がマイナスに落ちており、8Vの電圧がアースに逃げていたのが原因です。
ジャンパー線は必要以上に無いほうが良いので取り外しました。
周波数表示が回復し、音が出るようになりました。
FM・AM・SSBのいずれも送信ができない場合が多く不安定です。
SSBの信号経路。
電界コンデンサーを交換しました。 C610、C613
AMの信号経路。
電界コンデンサー交換しました。 C401
FMの信号経路。
電界コンデンサーを交換しました。 C503、C506
パワー復活しました。
FM HI 19W
FM LO 8W
AM 5W
基準キャリア周波数調整。
LSB
USB・CW RX
CW TX
AM・FM TX
送信周波数。
29Mhz FM
スプリアス良好。
29Mhz FM
受信感度。
29Mhz FM ー120,4dBm (SINAD)
ボリューム類 ネジ締め直し。
Sメーター照明LED化。
点灯確認。
ボリューム及びスイッチなどのガリは全くありません。
修理して残したい良い無線機ですね。
TM-721 点検
(2021/7/20 15:06:10)
TM-721 点検のためお預かりしました。
バックライトをLED化しました。
コントロールユニット取り外し。
パネルassy
ムギ球をLEDに交換。
LEDの点灯を確認しました。
メモリー電池の電圧が低下していました。
半分以下の1,45Vです。
ソケット式に交換しました。
スピーカー下に収めました。
周波数調整。
出力調整。
HI 50W
LO 10W
FMデビエーション調整。
規定の4,6Mhz
スプリアス良好。
145Mhz
良好。
433Mhz
Sメーター感度調整。
30dBuV を受信して、
Sメーター フルスケールに調整。
433Mhzは、20dBuV にてフルスケールに調整。(service manual)
受信感度測定。
145MHz ー124,4dBm (SINAD)
433Mhz
ー124,9dBm (SINAD)
歪み計にて −12dB SINADを指示 GO判定
スペックシール添付。
後期型の721Gに対して、こちらはG無しの初期型です。
拡張受信範囲に違いがあります。
受信感度が良い無線機です。
バックライトをLED化しました。
コントロールユニット取り外し。
パネルassy
ムギ球をLEDに交換。
LEDの点灯を確認しました。
メモリー電池の電圧が低下していました。
半分以下の1,45Vです。
ソケット式に交換しました。
スピーカー下に収めました。
周波数調整。
出力調整。
HI 50W
LO 10W
FMデビエーション調整。
規定の4,6Mhz
スプリアス良好。
145Mhz
良好。
433Mhz
Sメーター感度調整。
30dBuV を受信して、
Sメーター フルスケールに調整。
433Mhzは、20dBuV にてフルスケールに調整。(service manual)
受信感度測定。
145MHz ー124,4dBm (SINAD)
433Mhz
ー124,9dBm (SINAD)
歪み計にて −12dB SINADを指示 GO判定
スペックシール添付。
後期型の721Gに対して、こちらはG無しの初期型です。
拡張受信範囲に違いがあります。
受信感度が良い無線機です。
IC-756PROⅡ パワーが出ない
(2021/7/18 1:27:13)
IC-756PROⅡ パワーが出ないとのことでお預かりしました。
パワーメーターで計測しても、微弱な電波すらも感知できません。
IC-756PROの出力は、複雑な経路を通ります。
RF UNIT→ PA UNIT→ FILTER UNIT→ CTRL UNIT→ TUNER UNIT→ ANTENA
高級無線機は規模がすごいですね。 信号を追い掛けてゆくしかありません。
PA UNIT 点検。
各ユニットを切り離して点検します。
PA UNIT では150Wほど出ました。
パワートランジスタに異常がないことが確認できました。
このようにユニットを切り離した状態での計測は不安定で危険です。
「イテッッ!」と感電しました。 怖。。
100Wというパワーはスゴイですね。
FILTER UNIT点検。
150Wほど出てくるのを確認しました。
FILTER UNIT は異常なしです。
CTRL UNIT に問題があることがわかりました。
取り外し。
信号を追い掛けてゆくと、リレーでストップしていました。
松下のNRリレー NR−HD−12V
動作していませんでした。
コイルが断線しています。
この経路には150Wが通ります。
小型のリレーでは接点が持たないのでは?
また、トランスが小さくて磁気飽和により発熱するのでは?
トランス。
単三電池との大きさ比較です。
150Wをなめてはいけないのですがね。
リレーを交換しました。
NR-HD-12Vは入手困難で国内での流通は絶望的でした。
廃番品で後継品、代替品を含めて現在は適合するものがありません。特種なピン配列であることもネックです。
ただし、24V用ならば横浜市の業者にあることが分かり注文取り寄せました。
あっただけでも有り難いこと、まあ動作するだろうという予想です。
NR-HD-24V
12Vにてリレーの動作試験です。
試験中
動作OKです! やったね。
リレーを取り付けました。
耐圧は24Vのほうが、かえって良かったかも知れません。
弱いから壊れるのですからね。
パワー復活しました。
100W 弱
スプリアスの乱れなく、良好です。
高級機ですね。
パワーメーターで計測しても、微弱な電波すらも感知できません。
IC-756PROの出力は、複雑な経路を通ります。
RF UNIT→ PA UNIT→ FILTER UNIT→ CTRL UNIT→ TUNER UNIT→ ANTENA
高級無線機は規模がすごいですね。 信号を追い掛けてゆくしかありません。
PA UNIT 点検。
各ユニットを切り離して点検します。
PA UNIT では150Wほど出ました。
パワートランジスタに異常がないことが確認できました。
このようにユニットを切り離した状態での計測は不安定で危険です。
「イテッッ!」と感電しました。 怖。。
100Wというパワーはスゴイですね。
FILTER UNIT点検。
150Wほど出てくるのを確認しました。
FILTER UNIT は異常なしです。
CTRL UNIT に問題があることがわかりました。
取り外し。
信号を追い掛けてゆくと、リレーでストップしていました。
松下のNRリレー NR−HD−12V
動作していませんでした。
コイルが断線しています。
この経路には150Wが通ります。
小型のリレーでは接点が持たないのでは?
また、トランスが小さくて磁気飽和により発熱するのでは?
トランス。
単三電池との大きさ比較です。
150Wをなめてはいけないのですがね。
リレーを交換しました。
NR-HD-12Vは入手困難で国内での流通は絶望的でした。
廃番品で後継品、代替品を含めて現在は適合するものがありません。特種なピン配列であることもネックです。
ただし、24V用ならば横浜市の業者にあることが分かり注文取り寄せました。
あっただけでも有り難いこと、まあ動作するだろうという予想です。
NR-HD-24V
12Vにてリレーの動作試験です。
試験中
動作OKです! やったね。
リレーを取り付けました。
耐圧は24Vのほうが、かえって良かったかも知れません。
弱いから壊れるのですからね。
パワー復活しました。
100W 弱
スプリアスの乱れなく、良好です。
高級機ですね。
クラニシ ワットメーター 表示異常
(2021/7/17 17:48:55)
クラニシ ワットメーター 表示異常とのことでお預かりしました。
指示0位置の調整。
オイル(油)冷却のダミーロードは、1KWの計測ができます。
上部の銅パイプはガスを逃がすためのものです。
高温になると横の温度センサーにて警告ランプが点灯します。
警告ランプはDC12Vのはずですが、本機はAC100V用に交換されていました。
電圧に合わせて配線のやり直しとランプの電球を交換すればOKです。
無線機から送信し、パワー計にて100Wを指示させます。
1KWレンジにて、
100Wを指示するように較正しました。
200Wレンジにて、
100Wを指示するように較正しました。
無線機から送信し、パワー計にて10Wを指示させます。
20Wレンジにて、
10Wを指示するように較正しました。
横倒し禁止で、オイルが漏れてしまいます。
終端型電力計は便利です。
配線図
較正 可変抵抗を調整
指示0位置の調整。
オイル(油)冷却のダミーロードは、1KWの計測ができます。
上部の銅パイプはガスを逃がすためのものです。
高温になると横の温度センサーにて警告ランプが点灯します。
警告ランプはDC12Vのはずですが、本機はAC100V用に交換されていました。
電圧に合わせて配線のやり直しとランプの電球を交換すればOKです。
無線機から送信し、パワー計にて100Wを指示させます。
1KWレンジにて、
100Wを指示するように較正しました。
200Wレンジにて、
100Wを指示するように較正しました。
無線機から送信し、パワー計にて10Wを指示させます。
20Wレンジにて、
10Wを指示するように較正しました。
横倒し禁止で、オイルが漏れてしまいます。
終端型電力計は便利です。
配線図
較正 可変抵抗を調整
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