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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
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SONY ICB-87R チャンネルスイッチ、ガリ
(2021/7/11 8:08:12)
SONY ICB-87R チャンネルスイッチにガリがあるとのことでお預かりしました。
側面に貼られた技適マークにて、本機は後期型であるとわかります。
分解。
ハンダ不良など点検です。
アンテナに接触不良があるとのことでした。
アンテナにつながるネジが緩んでいました。
今回で2例目となりますが、ICB-87Rはこのネジが緩んでいることが多いです。
接触不良を感じたのはこれが原因です。
ケースと分離します。
チャンネルスイッチにガリがあるとのことです。
ネジが緩んでいました。
CB無線機は頻繁にチャンネルを変えるため、ネジが緩いとスイッチがぐらぐらして負担がかかり破損してしまいます。
これも2例目となる症例です。
チャンネルスイッチを取り外しました。
アルプス電気製です。
通しピンの頭を飛ばして分解しました。
接点を洗浄しました。
減りはまだOKですので再生でゆけると思います。
スライド接点用グリス塗布しました。
通しピンに長ネジを使い組み立てました。
取り付け、スイッチのガリは解消しました。
アンテナがぐらぐらしていました。
目隠しフタです。
逆ネジになっているとは知らず、回すのに硬かったのでコジリ過ぎました。
傷付けました、ごめんなさい。
アンテナ中心のネジを増し締めしました。
ガッチリです。
調整をしてゆきます。
トランジスタを交換した形跡だと思いますが、ハンダが荒れています。
再ハンダしました。
基板にテストポイント(TP)を付けます。
局発をピックアップするところにもテストポイント(TP)を付けます。
受信局発の調整。
10,240Mhz
送信局発の調整。
10,695Mzh
送信の調整。
ロッドアンテナを伸ばした状態にします。
電界強度計にて、
出力最大になるように調整しました。
周波数。
27,144Mhz
スプリアス良好です。
出力。
MAX1Wのパワー計にて半分くらいです。
受信感度調整。
オシロスコープにて波形を見ながら感度が最大になるように調整します。
AM復調波形はキレイなサイン波です。
Sメーター感度調整。
規定の位置(レッドゾーンの手前)に調整。
調整後、受信感度測定。
ー106,0dBm
受信感度スペックシール添付しました。
Eスポシーズンお楽しみ下さい。
側面に貼られた技適マークにて、本機は後期型であるとわかります。
分解。
ハンダ不良など点検です。
アンテナに接触不良があるとのことでした。
アンテナにつながるネジが緩んでいました。
今回で2例目となりますが、ICB-87Rはこのネジが緩んでいることが多いです。
接触不良を感じたのはこれが原因です。
ケースと分離します。
チャンネルスイッチにガリがあるとのことです。
ネジが緩んでいました。
CB無線機は頻繁にチャンネルを変えるため、ネジが緩いとスイッチがぐらぐらして負担がかかり破損してしまいます。
これも2例目となる症例です。
チャンネルスイッチを取り外しました。
アルプス電気製です。
通しピンの頭を飛ばして分解しました。
接点を洗浄しました。
減りはまだOKですので再生でゆけると思います。
スライド接点用グリス塗布しました。
通しピンに長ネジを使い組み立てました。
取り付け、スイッチのガリは解消しました。
アンテナがぐらぐらしていました。
目隠しフタです。
逆ネジになっているとは知らず、回すのに硬かったのでコジリ過ぎました。
傷付けました、ごめんなさい。
アンテナ中心のネジを増し締めしました。
ガッチリです。
調整をしてゆきます。
トランジスタを交換した形跡だと思いますが、ハンダが荒れています。
再ハンダしました。
基板にテストポイント(TP)を付けます。
局発をピックアップするところにもテストポイント(TP)を付けます。
受信局発の調整。
10,240Mhz
送信局発の調整。
10,695Mzh
送信の調整。
ロッドアンテナを伸ばした状態にします。
電界強度計にて、
出力最大になるように調整しました。
周波数。
27,144Mhz
スプリアス良好です。
出力。
MAX1Wのパワー計にて半分くらいです。
受信感度調整。
オシロスコープにて波形を見ながら感度が最大になるように調整します。
AM復調波形はキレイなサイン波です。
Sメーター感度調整。
規定の位置(レッドゾーンの手前)に調整。
調整後、受信感度測定。
ー106,0dBm
受信感度スペックシール添付しました。
Eスポシーズンお楽しみ下さい。
STANDARD C6000 LED化
(2021/7/8 17:59:14)
STANDARD C6000 LED化のためお預かりしました。
1200Mhzの無線機は新しく発売されていないため、現行品を修理して使うしかなく貴重品です。
フロントパネルを外して電球をLEDに交換してゆきます。
奥にも電球があるのでボリュームを外して交換です。
電球をLED化しました。
電流制限抵抗を取り付ける方法です。
470Ω
周波数測定。
433Mhz
1295MHz
スプリアス良好。
433Mhz
スプリアス良好。
1295Mhz
出力
433Mhz 30W
1200Mhz パワー計がなく未計測です。
受信感度測定。
433Mhz ー119,3dBm (SINAD)
1295MHz ー122,6dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
LEDのヒカリ、さてその色合いは。。
エメラルドグリーンです。
アクアリウムの水槽を見ているよう、熱帯魚が泳いでないかなあ。
発熱もほとんどありません。
熱い夏にはクールな感じでQSOはいかがですか。
1200Mhzの無線機は新しく発売されていないため、現行品を修理して使うしかなく貴重品です。
フロントパネルを外して電球をLEDに交換してゆきます。
奥にも電球があるのでボリュームを外して交換です。
電球をLED化しました。
電流制限抵抗を取り付ける方法です。
470Ω
周波数測定。
433Mhz
1295MHz
スプリアス良好。
433Mhz
スプリアス良好。
1295Mhz
出力
433Mhz 30W
1200Mhz パワー計がなく未計測です。
受信感度測定。
433Mhz ー119,3dBm (SINAD)
1295MHz ー122,6dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
LEDのヒカリ、さてその色合いは。。
エメラルドグリーンです。
アクアリウムの水槽を見ているよう、熱帯魚が泳いでないかなあ。
発熱もほとんどありません。
熱い夏にはクールな感じでQSOはいかがですか。
ナショナル RJ-380 調整
(2021/7/7 17:44:00)
RJ-380 調整のためお預かりしました。
ロッドアンテナの1段目が抜けてしまうとのことですが、アンテナ基部(一番太い段)がかしめてある構造のため胴体を切断しなくてはなりません。
ロッドアンテナの修理業者はありますが、ここは交換するしかありません。
中古の出物もなく、曲がりを修正するのみとしました。
電源ONのときにSメーターが左に振り切ってしまうとのことです。
確かに。。。
分解してみましょう。
何か文字が書いてあります。 参上!っていうことでしょうかね。
周波数ダイヤルを外したところ。
ここにも文字が書いてありました。
ボリュームつまみを外したところ。
金色の縁取りがありました。
他にも、中のコンデンサーに色が塗ってあったり、ネジ穴の縁が塗ってあったり「こんなところにも。」そういう場所を探すのが楽しい無線機でした。
修理、ご苦労されましたね。
ハンダこての熱が強すぎるためにパターンが剥離したようです。
熱量は30Wくらいのものが良いと思います。
鉛フリーハンダの場合はすぐにツヤが無くなり、ハンダごてにハンダが付いてきてしまいます。
ツヤが無くなってくると扱いにくいので、ペーストを使って濡れ性を回復させて下さい。
ハンダ後に基板に残ったペーストはキレイに洗浄してください。
後にパターンを酸化させてしまうので無水アルコールで拭き取ります。
パターンの上で長くゴチャゴチャすることも無くなり、パターン剥離も少なくなります。
この時代は紙フェノール基板のようなものですから、どうしても剥離してしまいますよね。
盛りが足りないかなと思うところに再ハンダをしました。
現状にて動作しているため、このままでアルコール洗浄をするのみとしました。
12Vのとき、
Sメーターの指示をこの位置になるように調整。
パターン再ハンダと基板のアルコール洗浄をしたところ、Sメーターの振り切りは改善しました。
10,8Vにて送信したとき、
Sメーターの指示をこの位置になるように調整。
Sメーターに照明を取り付けました。
点灯を確認しました。
夜間運用のときにログブックを照らすのに調度良いかも知れません。
送信の調整。
発振コイルを調整中
出力が最大になるように調整します。
MAX1Wのパワー計で半分くらいです。
スプリアス良好。
ナショナルのCB無線機は素晴らしいですね。
周波数。
8CH 27,144Mhz
受信感度の調整。
4CH にて少し強めの信号を受信して、
受信コイルを調整します。
感度が最大になるように調整します。
調整後の復調波形はキレイなサイン波です。
受信感度測定。
ー104,0dBm
スペックシールを添付しました。
RJ-380は変調の掛かりも受信音も聞き取りやすく、良く作られた無線機だと思います。
軍用無線機のようで格好いいですね。
Eスポシーズンお楽しみ下さい。
ロッドアンテナの1段目が抜けてしまうとのことですが、アンテナ基部(一番太い段)がかしめてある構造のため胴体を切断しなくてはなりません。
ロッドアンテナの修理業者はありますが、ここは交換するしかありません。
中古の出物もなく、曲がりを修正するのみとしました。
電源ONのときにSメーターが左に振り切ってしまうとのことです。
確かに。。。
分解してみましょう。
何か文字が書いてあります。 参上!っていうことでしょうかね。
周波数ダイヤルを外したところ。
ここにも文字が書いてありました。
ボリュームつまみを外したところ。
金色の縁取りがありました。
他にも、中のコンデンサーに色が塗ってあったり、ネジ穴の縁が塗ってあったり「こんなところにも。」そういう場所を探すのが楽しい無線機でした。
修理、ご苦労されましたね。
ハンダこての熱が強すぎるためにパターンが剥離したようです。
熱量は30Wくらいのものが良いと思います。
鉛フリーハンダの場合はすぐにツヤが無くなり、ハンダごてにハンダが付いてきてしまいます。
ツヤが無くなってくると扱いにくいので、ペーストを使って濡れ性を回復させて下さい。
ハンダ後に基板に残ったペーストはキレイに洗浄してください。
後にパターンを酸化させてしまうので無水アルコールで拭き取ります。
パターンの上で長くゴチャゴチャすることも無くなり、パターン剥離も少なくなります。
この時代は紙フェノール基板のようなものですから、どうしても剥離してしまいますよね。
盛りが足りないかなと思うところに再ハンダをしました。
現状にて動作しているため、このままでアルコール洗浄をするのみとしました。
12Vのとき、
Sメーターの指示をこの位置になるように調整。
パターン再ハンダと基板のアルコール洗浄をしたところ、Sメーターの振り切りは改善しました。
10,8Vにて送信したとき、
Sメーターの指示をこの位置になるように調整。
Sメーターに照明を取り付けました。
点灯を確認しました。
夜間運用のときにログブックを照らすのに調度良いかも知れません。
送信の調整。
発振コイルを調整中
出力が最大になるように調整します。
MAX1Wのパワー計で半分くらいです。
スプリアス良好。
ナショナルのCB無線機は素晴らしいですね。
周波数。
8CH 27,144Mhz
受信感度の調整。
4CH にて少し強めの信号を受信して、
受信コイルを調整します。
感度が最大になるように調整します。
調整後の復調波形はキレイなサイン波です。
受信感度測定。
ー104,0dBm
スペックシールを添付しました。
RJ-380は変調の掛かりも受信音も聞き取りやすく、良く作られた無線機だと思います。
軍用無線機のようで格好いいですね。
Eスポシーズンお楽しみ下さい。
SONY ICB-R5 再生
(2021/7/6 23:18:08)
SONY ICB-R5 再生のためお預かりしました。
通電はOKでした。
送信・受信はNG、音は出ませんでした。
ラジオの通電はOKです。
ケースから取り出しました。
電源、マイク、スピーカーの端子基板です。
配線の変更がされていますが、青いコードは何のためかわかりません。
SONYのICBシーリーズはAC電源ジャックの+−が逆になっており、電源の逆接続が多いです。
保護ダイオードが取り付けられていますが、これでは過電流保護にもなりません。
ダイオードはマイナス側に変更しました。
逆接続になってもOKです。
何のためかわからない青いコードは取り外しました。
水晶実装場所の状況。
赤枠の場所にはシールド板があるはずです。
矢印のリード線はそのアースの役目でした。
ラジオのバーアンテナからの配線が修復されています。
細い線のため修理の際に切ってしまったり、基板をケースから引きぬくときに、スピーカー裏の磁石に引っ掛けて切断してしまうことがあるので注意が必要です。
ラジオ周波数カウンターの配線です。
ピンジャックで外せるところ、直接ハンダ付けされています。
だいぶ手を入れてある無線機ですね。
Sメーター照明に紫色のコードが直結されています。
回路図どおり照明スイッチに引き直しです。
照明スイッチの爪が折れて破損しています。
照明スイッチを取り外す際に破損したようです。
ネジも短かいので、長いネジに交換してガッチリ固定しました。
7セグメントのマイナス配線だけが外され、他の場所に移設されています。
元の場所に戻しました。
Sメーターを取り外しました。
この無線機はCRCのような油が全体に吹きかけられています。
おそらく接点復活剤かと思います。
油でベタベタですね。
チャンネル切りかえスイッチです。
油でベタベタです。
油をちょっとかけ過ぎですね。
部品が焼けた場所がありました。
部品を再構築しました。
交換されていた部品の定数が間違っていました。
間違っていた部品を交換しました。
送信系統の場所です。
たいへんご苦労をされましたね。
こういうのを見ると涙が出ますね。
部品を取り外しました。
さて、どうしようか。。。。。
もとのパターンはどうなっていたのでしょう。
トランジスタ類を点検。
テスターでは異状なしです。
大丈夫、使えますが交換しました。
トランジスタとしては機能していますね。
基板を洗浄し、回路図から失われたパターンを修復しました。
フレームから基板を外しました。
ハンダ不良、パターン剥離を点検です。
基板の表面にも全体的にスプレーで油が吹きかけられています。
絶縁シールを剥がしたところ。
油が溜まっていました。
迷走電流を防止する目的で基板上に油が吹きかけられて塗布される例は、迷走電流が誤動作になるICやコンピューターではあるはなしです。
私はオススメしませんし、壊したと言ってもよいくらいです。
調子が悪くなるだけで回復はしません。
アルコール洗浄しました。
パターンの浮きを発見しました。
コイルですので、これでは発振しません。
修復しました。
油だけではなく全体に薄いシリコン質の膜が張っています。
寒冷地向けの防湿対策でスプレーされたようです。
コンデンサーを外して剥がしたところ。
基板からベロベロ剥がれてきます。
油とごちゃまぜです。
おおむね剥がしましたが、これは一部の画像です。
ラジオチューニングの糸掛け機構を取り外します。
プーリーを回してサービスホールと一致させます。
フレームにネジで固定します。
糸掛け機構を取り外しました。
糸掛けがプーリーに正しく掛けられていません。
一個のプーリーが余っており、糸が掛けられていません。
糸を結んだ跡がありました。
切れて短くなった糸を結ぶためにこうしたのですね。
これでOK、動作しなくもありません。
電源を逆接続されたときにパターンが焼けてしまったようです。
リード線で修復されていました。
リード線の浮き上がりがないよう単線に交換しました。
トランジスタは交換できるものは代替品に交換しました。
2SC1815 GR
送信が出来ないため局発の点検です。
振動防止のボンドを剥ぎ取りました。
足を付け足して。
自作の治具にて、水晶発振子が発振するかを点検です。
10.26Mhzにて発振を確認。
局発は異状なしです。
1〜8Ch それぞれの水晶が発振しているか点検します。
水晶発振子の片方のみハンダを外して、電圧がかかっているか調べます。
電圧はOKでした。
水晶発振子を取り外しました。
プラスチックモールドのため劣化が進んでしまうというもので、やはり金属ケースのものと比較すると安く作られたものはもちませんね。
発振の点検です。
1CH 用
発振はするものの弱いです。
3CH 用
調子の良いものは発振も強いです。
6CH 用
発振せずNGです。
水晶発振子は全数交換です。
金属ケースのものを発注文しました。
水晶発振子を外した場所です。
基板に吹きかけられた油はホールの中まで入り込んでいます。
ピンセットで穴を押さえてみると、
ジワジワとこのとおりです。
基板をアルコールで洗うしかありませんね。
紙を敷いて、
油を落とします。
徹底的に洗浄するしかないですね。
だいたい油は取れました。
ひどかったチャンネルスイッチです。
アルコール洗浄しました。
分解。
接点洗浄。
組み立て。
音が出ないため、オーディオIC交換しました。
搬送周波数変換のFETです。
2SK23Aのところ、2SK107が差し込まれていました。
チェッカーでは壊れてはいませんが、ゲートバイアス電圧などを見直す必要があります。
互換品はこれで良いですが動作していませんでした。
手持ちのあった2SK19のピン足を入れ替えて交換しました。
何とか周波数変換までたどり着きました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
金属ケースの水晶発振子を注文して入手しました。
製品、初期不良の検査です。
すべて異状ありませんでした。
発振も強くて良い状態です。
交換完了しました。
局発の水晶発振子も交換完了です。
チャンネルスキャンができません、またラジオ受信時にCBが入感したときにCBに切り替わりません。
スケルチも効きません。
スイッチング制御ICが不良です。
TC4011BP 交換しました。
部品の入手はOKです。
交換しました。
スキャンはOKとなりましたが、スケルチがNGです。
スケルチスイッチのトランジスタ不良により2個交換しました。
ダイオード交換、抵抗2本交換しました。
スケルチの動作OKとなりました。
抵抗を交換したところへ、スケルチのスレッショルドレベル調整用のトリマ抵抗を取り付けました。オリジナルで追加です。
50KΩ
ラジオチューニングの糸掛け機構を修理します。
切れてしまったものを繋いで短くなったものです。
近所のプロショップにて墨壺用の替糸を購入しました。
種類はたくさんありますね。
ナイロン糸が多いですが、中でも強靭な糸を選びました。
ハイテク
アラミド、ナイロンです。
本当はケブラー糸が欲しかったのですがありませんでした。
デンタルフロスも候補にしましたが、製品を見て弱いと判断しました。
それなりに最強かと思います。
糸掛け完了しました。
ラジオのバーアンテナケーブルが切れていたところを修復しました。
周波数カウンターのコード直ハンダ付けのところ、ピンジャックを取り付けました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯確認しました。
組み立てです。
周波数調整。
1CH 26,968Mhz
2CH 26,976Mhz
3CH 27,040Mhz
4CH 27,080Mhz
5CH 27,088MHz
6CH 27,112MHz
7CH 27,120Mzh
8CH 27,144Mhz
送信出力調整。
ロッドアンテナを最大に伸ばします。
電解強度計の指示が最大になるよう送信調整をしました。
送信時の消費電流。
13,8Vのとき、無変調 約100mA
変調時、約400mA
送信出力。
MAX1Wのパワー計にて半分くらいです。
スプリアス測定。
おおむね良好ですが、少々子供があります。
受信感度調整。
変調率60%、1KhzトーンのAM波を受信して感度が最大になるように調整しました。
AM検波後の復調波形はキレイなサイン波です。
受信感度測定。
ー114,0dBm
スペックシール添付しました。
組み立ててケースに入れるときに、スケルチ感度を調整して終了です。
電源の逆接続をしただけでここまで破壊されるかという仮死状態を、必死に修理したあとがありました。
死の淵からの現役復帰です。
Eスポシーズン楽しんで下さい。
通電はOKでした。
送信・受信はNG、音は出ませんでした。
ラジオの通電はOKです。
ケースから取り出しました。
電源、マイク、スピーカーの端子基板です。
配線の変更がされていますが、青いコードは何のためかわかりません。
SONYのICBシーリーズはAC電源ジャックの+−が逆になっており、電源の逆接続が多いです。
保護ダイオードが取り付けられていますが、これでは過電流保護にもなりません。
ダイオードはマイナス側に変更しました。
逆接続になってもOKです。
何のためかわからない青いコードは取り外しました。
水晶実装場所の状況。
赤枠の場所にはシールド板があるはずです。
矢印のリード線はそのアースの役目でした。
ラジオのバーアンテナからの配線が修復されています。
細い線のため修理の際に切ってしまったり、基板をケースから引きぬくときに、スピーカー裏の磁石に引っ掛けて切断してしまうことがあるので注意が必要です。
ラジオ周波数カウンターの配線です。
ピンジャックで外せるところ、直接ハンダ付けされています。
だいぶ手を入れてある無線機ですね。
Sメーター照明に紫色のコードが直結されています。
回路図どおり照明スイッチに引き直しです。
照明スイッチの爪が折れて破損しています。
照明スイッチを取り外す際に破損したようです。
ネジも短かいので、長いネジに交換してガッチリ固定しました。
7セグメントのマイナス配線だけが外され、他の場所に移設されています。
元の場所に戻しました。
Sメーターを取り外しました。
この無線機はCRCのような油が全体に吹きかけられています。
おそらく接点復活剤かと思います。
油でベタベタですね。
チャンネル切りかえスイッチです。
油でベタベタです。
油をちょっとかけ過ぎですね。
部品が焼けた場所がありました。
部品を再構築しました。
交換されていた部品の定数が間違っていました。
間違っていた部品を交換しました。
送信系統の場所です。
たいへんご苦労をされましたね。
こういうのを見ると涙が出ますね。
部品を取り外しました。
さて、どうしようか。。。。。
もとのパターンはどうなっていたのでしょう。
トランジスタ類を点検。
テスターでは異状なしです。
大丈夫、使えますが交換しました。
トランジスタとしては機能していますね。
基板を洗浄し、回路図から失われたパターンを修復しました。
フレームから基板を外しました。
ハンダ不良、パターン剥離を点検です。
基板の表面にも全体的にスプレーで油が吹きかけられています。
絶縁シールを剥がしたところ。
油が溜まっていました。
迷走電流を防止する目的で基板上に油が吹きかけられて塗布される例は、迷走電流が誤動作になるICやコンピューターではあるはなしです。
私はオススメしませんし、壊したと言ってもよいくらいです。
調子が悪くなるだけで回復はしません。
アルコール洗浄しました。
パターンの浮きを発見しました。
コイルですので、これでは発振しません。
修復しました。
油だけではなく全体に薄いシリコン質の膜が張っています。
寒冷地向けの防湿対策でスプレーされたようです。
コンデンサーを外して剥がしたところ。
基板からベロベロ剥がれてきます。
油とごちゃまぜです。
おおむね剥がしましたが、これは一部の画像です。
ラジオチューニングの糸掛け機構を取り外します。
プーリーを回してサービスホールと一致させます。
フレームにネジで固定します。
糸掛け機構を取り外しました。
糸掛けがプーリーに正しく掛けられていません。
一個のプーリーが余っており、糸が掛けられていません。
糸を結んだ跡がありました。
切れて短くなった糸を結ぶためにこうしたのですね。
これでOK、動作しなくもありません。
電源を逆接続されたときにパターンが焼けてしまったようです。
リード線で修復されていました。
リード線の浮き上がりがないよう単線に交換しました。
トランジスタは交換できるものは代替品に交換しました。
2SC1815 GR
送信が出来ないため局発の点検です。
振動防止のボンドを剥ぎ取りました。
足を付け足して。
自作の治具にて、水晶発振子が発振するかを点検です。
10.26Mhzにて発振を確認。
局発は異状なしです。
1〜8Ch それぞれの水晶が発振しているか点検します。
水晶発振子の片方のみハンダを外して、電圧がかかっているか調べます。
電圧はOKでした。
水晶発振子を取り外しました。
プラスチックモールドのため劣化が進んでしまうというもので、やはり金属ケースのものと比較すると安く作られたものはもちませんね。
発振の点検です。
1CH 用
発振はするものの弱いです。
3CH 用
調子の良いものは発振も強いです。
6CH 用
発振せずNGです。
水晶発振子は全数交換です。
金属ケースのものを発注文しました。
水晶発振子を外した場所です。
基板に吹きかけられた油はホールの中まで入り込んでいます。
ピンセットで穴を押さえてみると、
ジワジワとこのとおりです。
基板をアルコールで洗うしかありませんね。
紙を敷いて、
油を落とします。
徹底的に洗浄するしかないですね。
だいたい油は取れました。
ひどかったチャンネルスイッチです。
アルコール洗浄しました。
分解。
接点洗浄。
組み立て。
音が出ないため、オーディオIC交換しました。
搬送周波数変換のFETです。
2SK23Aのところ、2SK107が差し込まれていました。
チェッカーでは壊れてはいませんが、ゲートバイアス電圧などを見直す必要があります。
互換品はこれで良いですが動作していませんでした。
手持ちのあった2SK19のピン足を入れ替えて交換しました。
何とか周波数変換までたどり着きました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
金属ケースの水晶発振子を注文して入手しました。
製品、初期不良の検査です。
すべて異状ありませんでした。
発振も強くて良い状態です。
交換完了しました。
局発の水晶発振子も交換完了です。
チャンネルスキャンができません、またラジオ受信時にCBが入感したときにCBに切り替わりません。
スケルチも効きません。
スイッチング制御ICが不良です。
TC4011BP 交換しました。
部品の入手はOKです。
交換しました。
スキャンはOKとなりましたが、スケルチがNGです。
スケルチスイッチのトランジスタ不良により2個交換しました。
ダイオード交換、抵抗2本交換しました。
スケルチの動作OKとなりました。
抵抗を交換したところへ、スケルチのスレッショルドレベル調整用のトリマ抵抗を取り付けました。オリジナルで追加です。
50KΩ
ラジオチューニングの糸掛け機構を修理します。
切れてしまったものを繋いで短くなったものです。
近所のプロショップにて墨壺用の替糸を購入しました。
種類はたくさんありますね。
ナイロン糸が多いですが、中でも強靭な糸を選びました。
ハイテク
アラミド、ナイロンです。
本当はケブラー糸が欲しかったのですがありませんでした。
デンタルフロスも候補にしましたが、製品を見て弱いと判断しました。
それなりに最強かと思います。
糸掛け完了しました。
ラジオのバーアンテナケーブルが切れていたところを修復しました。
周波数カウンターのコード直ハンダ付けのところ、ピンジャックを取り付けました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯確認しました。
組み立てです。
周波数調整。
1CH 26,968Mhz
2CH 26,976Mhz
3CH 27,040Mhz
4CH 27,080Mhz
5CH 27,088MHz
6CH 27,112MHz
7CH 27,120Mzh
8CH 27,144Mhz
送信出力調整。
ロッドアンテナを最大に伸ばします。
電解強度計の指示が最大になるよう送信調整をしました。
送信時の消費電流。
13,8Vのとき、無変調 約100mA
変調時、約400mA
送信出力。
MAX1Wのパワー計にて半分くらいです。
スプリアス測定。
おおむね良好ですが、少々子供があります。
受信感度調整。
変調率60%、1KhzトーンのAM波を受信して感度が最大になるように調整しました。
AM検波後の復調波形はキレイなサイン波です。
受信感度測定。
ー114,0dBm
スペックシール添付しました。
組み立ててケースに入れるときに、スケルチ感度を調整して終了です。
電源の逆接続をしただけでここまで破壊されるかという仮死状態を、必死に修理したあとがありました。
死の淵からの現役復帰です。
Eスポシーズン楽しんで下さい。
SONY ICB-670 電源ショート
(2021/6/24 10:08:06)
ICB-670 電源ショートのためお預かりしました。
外部AC電源の極性を逆接続したとのことです。
最初の電源投入は、OUTPUT PROTECTをかけて100mAからゆきます。
通電はOKですが、うんともすんとも言いません。
操作不能です。
分解開始です。
回路パターンや部品の損傷を点検です。
良く見てゆきます。
パターンの損傷はありませんでした。
オーディオICが破裂していました。
電源を逆接続するとマイナス側から電圧が掛かるため、耐えきれずに破裂したようです。
オーディオICを入手しました。
C575C2 羽根付きで貴重品です。
アンプIC、LM386のPIN足を入れ替えれば使えるかも知れません。
取り付けました。
電解コンデンサーオール交換ました。
ドライアップしています。
周波数のFズレが厳しい、プラスチックモールドの水晶発振子をオール交換しました。
金属製の水晶発振子に交換しました。
1CH 26.968Mhz
2CH 26.976Mhz
3CH 27.040Mhz
4CH 27.080Mhz
5CH 27.088Mhz
6CH 27.112Mhz
7CH 27.120Mhz
8CH 27.144MHz
スプリアス良好。
27.144MHz
出力 MAX1Wのパワーメーターにて、
半分以上
受信感度調整。
感度が最大になるように調整です。
感度調整後のAF信号波形です。
27.144Mhz 1KhzトーンのAM波を受信。
Duty比50%、歪みなくキレイなサイン波です。
受信感度。
60%の変調率にて ー115.0dBm 以上
スペックシール添付。
受信音、変調音、最高です。
Eスポシーズン到来! 楽しんで下さい。
外部AC電源の極性を逆接続したとのことです。
最初の電源投入は、OUTPUT PROTECTをかけて100mAからゆきます。
通電はOKですが、うんともすんとも言いません。
操作不能です。
分解開始です。
回路パターンや部品の損傷を点検です。
良く見てゆきます。
パターンの損傷はありませんでした。
オーディオICが破裂していました。
電源を逆接続するとマイナス側から電圧が掛かるため、耐えきれずに破裂したようです。
オーディオICを入手しました。
C575C2 羽根付きで貴重品です。
アンプIC、LM386のPIN足を入れ替えれば使えるかも知れません。
取り付けました。
電解コンデンサーオール交換ました。
ドライアップしています。
周波数のFズレが厳しい、プラスチックモールドの水晶発振子をオール交換しました。
金属製の水晶発振子に交換しました。
1CH 26.968Mhz
2CH 26.976Mhz
3CH 27.040Mhz
4CH 27.080Mhz
5CH 27.088Mhz
6CH 27.112Mhz
7CH 27.120Mhz
8CH 27.144MHz
スプリアス良好。
27.144MHz
出力 MAX1Wのパワーメーターにて、
半分以上
受信感度調整。
感度が最大になるように調整です。
感度調整後のAF信号波形です。
27.144Mhz 1KhzトーンのAM波を受信。
Duty比50%、歪みなくキレイなサイン波です。
受信感度。
60%の変調率にて ー115.0dBm 以上
スペックシール添付。
受信音、変調音、最高です。
Eスポシーズン到来! 楽しんで下さい。
FT-728 点検依頼
(2021/6/19 17:46:53)
FT-728 点検依頼のためお預かりしました。
出力。
13.8Vのとき 5W
周波数測定。
スプリアス良好。
145Mhz
良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー123.8dBm (SINAD)
433Mhz ー123.3dBm (SINAD)
スペックシール添付しました。
健康状態良好です。
測定のみ実施という方もいますので、ぜひどうぞ。
異状があれば調整します。
出力。
13.8Vのとき 5W
周波数測定。
スプリアス良好。
145Mhz
良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz ー123.8dBm (SINAD)
433Mhz ー123.3dBm (SINAD)
スペックシール添付しました。
健康状態良好です。
測定のみ実施という方もいますので、ぜひどうぞ。
異状があれば調整します。
IC-2340 BANDが変えられない
(2021/6/17 23:28:08)
IC-2340 BANDが変えられないとのことでお預かりしました。
433Mhzにすることができません。
433Mhz側のダイヤルが機能していません。
周波数も変えられません。
フロント部分の取り外し。
433Mhz側のダイヤルエンコーダーを点検。
エンコーダーは正常にパルスを出力してます。
異状なしです。
接続コネクターが断線しており、再ハンダにて復活しました。
433Mhz 機能するようになりました。
パネル照明をLED化しました。
電流制限抵抗を交換です。
いちばん明るい、ディーマー4のときは11.3Vであることがわかります。
点灯確認しました。
周波数調整。
出力 50W
FMデビエーション調整。
規定の4.8Khz
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
受信感度測定。
ー124.2dBm (SINAD)
ー123.0dBm (SINAD)
スペックシール添付しました。
縦2段の表示で分かりやすい無線機ですね。
433Mhzにすることができません。
433Mhz側のダイヤルが機能していません。
周波数も変えられません。
フロント部分の取り外し。
433Mhz側のダイヤルエンコーダーを点検。
エンコーダーは正常にパルスを出力してます。
異状なしです。
接続コネクターが断線しており、再ハンダにて復活しました。
433Mhz 機能するようになりました。
パネル照明をLED化しました。
電流制限抵抗を交換です。
いちばん明るい、ディーマー4のときは11.3Vであることがわかります。
点灯確認しました。
周波数調整。
出力 50W
FMデビエーション調整。
規定の4.8Khz
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
受信感度測定。
ー124.2dBm (SINAD)
ー123.0dBm (SINAD)
スペックシール添付しました。
縦2段の表示で分かりやすい無線機ですね。
TR-9300 調整
(2021/6/14 22:05:07)
TR-9300 調整のためお預かりしました。
6mのオールモード機です。
パネルを取り外しクリーニングしました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯を確認しました。
ひととおり点検しましたが、特に不具合があるところは認められませんでした。
各調整ポイントです。
パワー調整。
HIパワー 10W
LO パワー 1W
AMパワー 3W
周波数調整。
スプリアス良好です。
受信感度。
51Mhz FM にて、
ー123.8dBm (SINAD)
点検異常なしです。
システムベースの点検を同時依頼です。
BO-9
バックアップ電源の電圧が異常でした。
23Vもあり、明らかに異常です。
電解コンデンサー交換です。
コードにドロドロしたものが付着していたため洗浄しました。
電流制限抵抗交換しました。
5.6Ω
整流ダイオードを交換しました。
これでどうでしょうか。
無事に3.2Vを出力するようになりました。
システムベースの点検終了です。
6mのオールモード機です。
パネルを取り外しクリーニングしました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯を確認しました。
ひととおり点検しましたが、特に不具合があるところは認められませんでした。
各調整ポイントです。
パワー調整。
HIパワー 10W
LO パワー 1W
AMパワー 3W
周波数調整。
スプリアス良好です。
受信感度。
51Mhz FM にて、
ー123.8dBm (SINAD)
点検異常なしです。
システムベースの点検を同時依頼です。
BO-9
バックアップ電源の電圧が異常でした。
23Vもあり、明らかに異常です。
電解コンデンサー交換です。
コードにドロドロしたものが付着していたため洗浄しました。
電流制限抵抗交換しました。
5.6Ω
整流ダイオードを交換しました。
これでどうでしょうか。
無事に3.2Vを出力するようになりました。
システムベースの点検終了です。
TS-690 パワーが出ない
(2021/6/10 8:17:44)
TS-690 パワーが出ないとのことでお預かりしました。
パワーは1.5W出ていました。
微弱以上の強さがあり、良いほうです。
アンテナコネクタの接触不良をオーナー様が手直しされたとのこと。
ちぎれた線が中心に残っていました。
線を強化してゆきます。
周辺部品とともに取り外しです。
コネクタに接続されている線が細いのでは?とオーナー様が心配されていました。
強化しましょう。
銅線、太さ1mmのポリウレタン線です。
表皮効果により、周波数が高くなるほど導体の外側を伝わるようになります。
実際どうなのか見えませんが、太いに越したことはないと思います。
ポリウレタンを剥がしてハンダメッキしました。
基板にドリルで穴を開けて周りのレジストを剥がします。
銅線をハンダ付けしました。
ソルダーレジスト補修剤です。
ハンダ付けした周辺に塗布してパターンの酸化を防止します。
コネクタを取り付けました。
アース側も強化しましたが、フレームにネジ止めされているので心配ありません。
パワーが出ない原因を調べます。
ファイナルトランジスタ等、その他半導体にかかる電圧を測定。
プリドライブ段のトランジスタにかかる電圧が規定より高く異常です。
プリドライブトランジスター
Q1 2SC1971 です。
ファイナル基板取り外しです。
2SC1971を取り外しました。
テスターで調べてみると、トランジスターとして機能していませんでした。
3KΩの抵抗になっています。
2SC1971です。
入手困難で貴重なトランジスターです。
型番を書き換えただけの偽りものも多く困ったものです。
信頼おけるルートから入手しました。
Q1 2SC1971の、エミッタ設置抵抗が焼損しています。
エミッタ設置抵抗 R5
回路図から5.6Ωであることがわかります。
パターン面が焼けており、相当な熱が出たようです。
R5を取り外しました。
中央が膨れるくらいダメージを受けています。
基板の表側も黒く焼けていました。
テスターで検べてみると抵抗として機能しているようですが、壊れていますね。
周波数特性が良い酸化金属皮膜抵抗に交換です。
5.6Ω 1W
交換しました。
2SC1971 取り付けました。
Q1 2SC1971 にベースバイアスの電圧がありません。
送信時には1.5Vのところ0Vでした。
回路を追い掛けてゆくと送信時2Vの電圧がL1のところでストップしていました。
L1 リードインダクターです。
回路図から15uHであることがわかります。
テスターで調べてみると、
導通なしでした。
壊れていますね。
ジャンク箱の中にあった小型のフェライトコアに15uHになるよう、0.5mmのポリウレタン線を30回くらい巻いてみました。
15uHです。
同じインダクタンスでも、リードタイプのインダクターは小型にできているのですね。
取り付けました。
パワーが復活しました。
25Wを確認。
オーナー様の希望により50Wに変更します。
TS-690Dは25Wなのですが、50WにするためにはIFユニットの抵抗R261を交換します。
TS-690DのR261には22kΩの抵抗が付けられていますが、これを1kΩに変更します。
VR15はパワー調整です。(裏側)
R261を取り外したところです。
1kΩのチップ抵抗に交換しました。
VR15にてパワー調整。
200Wレンジにて 50Wに調整しました。
LO パワー調整。
20Wレンジにて 5Wに調整しました。
移動運用でもOKのQRPです。
RFメーターの振れを調整しました。
スプリアス良好です。
29Mhz
周波数。
29Mhz
受信感度。
29Mhz FMにて −123.2dBm (SINAD)
必要にして十分な機能の無線機ですね。
パワーは1.5W出ていました。
微弱以上の強さがあり、良いほうです。
アンテナコネクタの接触不良をオーナー様が手直しされたとのこと。
ちぎれた線が中心に残っていました。
線を強化してゆきます。
周辺部品とともに取り外しです。
コネクタに接続されている線が細いのでは?とオーナー様が心配されていました。
強化しましょう。
銅線、太さ1mmのポリウレタン線です。
表皮効果により、周波数が高くなるほど導体の外側を伝わるようになります。
実際どうなのか見えませんが、太いに越したことはないと思います。
ポリウレタンを剥がしてハンダメッキしました。
基板にドリルで穴を開けて周りのレジストを剥がします。
銅線をハンダ付けしました。
ソルダーレジスト補修剤です。
ハンダ付けした周辺に塗布してパターンの酸化を防止します。
コネクタを取り付けました。
アース側も強化しましたが、フレームにネジ止めされているので心配ありません。
パワーが出ない原因を調べます。
ファイナルトランジスタ等、その他半導体にかかる電圧を測定。
プリドライブ段のトランジスタにかかる電圧が規定より高く異常です。
プリドライブトランジスター
Q1 2SC1971 です。
ファイナル基板取り外しです。
2SC1971を取り外しました。
テスターで調べてみると、トランジスターとして機能していませんでした。
3KΩの抵抗になっています。
2SC1971です。
入手困難で貴重なトランジスターです。
型番を書き換えただけの偽りものも多く困ったものです。
信頼おけるルートから入手しました。
Q1 2SC1971の、エミッタ設置抵抗が焼損しています。
エミッタ設置抵抗 R5
回路図から5.6Ωであることがわかります。
パターン面が焼けており、相当な熱が出たようです。
R5を取り外しました。
中央が膨れるくらいダメージを受けています。
基板の表側も黒く焼けていました。
テスターで検べてみると抵抗として機能しているようですが、壊れていますね。
周波数特性が良い酸化金属皮膜抵抗に交換です。
5.6Ω 1W
交換しました。
2SC1971 取り付けました。
Q1 2SC1971 にベースバイアスの電圧がありません。
送信時には1.5Vのところ0Vでした。
回路を追い掛けてゆくと送信時2Vの電圧がL1のところでストップしていました。
L1 リードインダクターです。
回路図から15uHであることがわかります。
テスターで調べてみると、
導通なしでした。
壊れていますね。
ジャンク箱の中にあった小型のフェライトコアに15uHになるよう、0.5mmのポリウレタン線を30回くらい巻いてみました。
15uHです。
同じインダクタンスでも、リードタイプのインダクターは小型にできているのですね。
取り付けました。
パワーが復活しました。
25Wを確認。
オーナー様の希望により50Wに変更します。
TS-690Dは25Wなのですが、50WにするためにはIFユニットの抵抗R261を交換します。
TS-690DのR261には22kΩの抵抗が付けられていますが、これを1kΩに変更します。
VR15はパワー調整です。(裏側)
R261を取り外したところです。
1kΩのチップ抵抗に交換しました。
VR15にてパワー調整。
200Wレンジにて 50Wに調整しました。
LO パワー調整。
20Wレンジにて 5Wに調整しました。
移動運用でもOKのQRPです。
RFメーターの振れを調整しました。
スプリアス良好です。
29Mhz
周波数。
29Mhz
受信感度。
29Mhz FMにて −123.2dBm (SINAD)
必要にして十分な機能の無線機ですね。
IC-375 音が出ない
(2021/6/5 23:05:25)
IC-375 音が出ないとのことでお預かりしました。
オーディオICからの信号を追いかけてゆくと、外部スピーカージャックのところでストップしていました。
ハンダ不良は認められないため、接点の接触不良かと思います。
スピーカージャックを取り外しました。
分解すると、すずメッキが黒く酸化しています。
酸化膜を研磨してハンダメッキをしました。
組み立てです。
スピーカーから音が出るようになりました。
基板のハンダクラックを点検し、あやしいところは再ハンダをしました。
他に無線機の不調は認められませんでした。
周波数調整。
FMデビエーション調整。
規定の4.8Khz
送信出力。
25W
スプリアス良好です。
受信感度。
ー123.3dBm (SINAD)
基本性能は出ています。
IC-275・375は、重症な故障になることが少ない機種ですね。
オーディオICからの信号を追いかけてゆくと、外部スピーカージャックのところでストップしていました。
ハンダ不良は認められないため、接点の接触不良かと思います。
スピーカージャックを取り外しました。
分解すると、すずメッキが黒く酸化しています。
酸化膜を研磨してハンダメッキをしました。
組み立てです。
スピーカーから音が出るようになりました。
基板のハンダクラックを点検し、あやしいところは再ハンダをしました。
他に無線機の不調は認められませんでした。
周波数調整。
FMデビエーション調整。
規定の4.8Khz
送信出力。
25W
スプリアス良好です。
受信感度。
ー123.3dBm (SINAD)
基本性能は出ています。
IC-275・375は、重症な故障になることが少ない機種ですね。
execution time : 0.071 sec