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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
FT-736 周波数ダイヤル不良
(2021/6/3 0:34:27)
FT-736 ダイヤルエンコーダにて周波数が変わらないとのことでお預かりしました。
エンコーダユニットを取り外しました。
光学式のエンコーダです。
赤外線LEDを点検しているところです。
赤外線は人間の目では見ることができませんが、デジタルカメラを通して見ると発光を確認することが出来ます。
赤外線LEDの異常はありませんでした。
受け側のフォトトランジスタがNGです。
マルツ電波にて部品を調達しました。
DSLN150002 フォトトランジスタ
交換しました。
ダイヤルエンコーダの動作OKです。
Sメーターの照明をLED化しました。
白色の発光です。
バックアップ電池の電圧を確認。
3V以上あるのを確認しました。
周波数カウンター
GPSロックの10Mhzに較正済みです。
周波数調整。
スプリアス良好です。
145Mhz
433Mhz
51Mhz
送信出力調整。
145Mhz 30W
433Mhz 30W
51Mhz 10W
FMデビエーション調整。
規定の4.5Khz
受信感度。
145Mhz ー123.3dBm (SINAD)
433Mhz ー125.2dBm (SINAD)
51Mhz ー125.8dBm (SINAD)
クワッドバンドに対応した無線機です。
エンコーダユニットを取り外しました。
光学式のエンコーダです。
赤外線LEDを点検しているところです。
赤外線は人間の目では見ることができませんが、デジタルカメラを通して見ると発光を確認することが出来ます。
赤外線LEDの異常はありませんでした。
受け側のフォトトランジスタがNGです。
マルツ電波にて部品を調達しました。
DSLN150002 フォトトランジスタ
交換しました。
ダイヤルエンコーダの動作OKです。
Sメーターの照明をLED化しました。
白色の発光です。
バックアップ電池の電圧を確認。
3V以上あるのを確認しました。
周波数カウンター
GPSロックの10Mhzに較正済みです。
周波数調整。
スプリアス良好です。
145Mhz
433Mhz
51Mhz
送信出力調整。
145Mhz 30W
433Mhz 30W
51Mhz 10W
FMデビエーション調整。
規定の4.5Khz
受信感度。
145Mhz ー123.3dBm (SINAD)
433Mhz ー125.2dBm (SINAD)
51Mhz ー125.8dBm (SINAD)
クワッドバンドに対応した無線機です。
TS-680 照明切れ
(2021/5/31 17:53:51)
TS-680 照明切れのためお預かりしました。
Sメーターの照明LED化が希望です。
パネル取り外し。
ホコリの清掃を実施しました。
電球をLEDに交換しました。
点灯確認しました。
BANDのアップダウンスイッチが動作しません。
タクティルスイッチを交換しました。
バックアップ電池の電圧。
3.3Vありました。
周波数の調整。
29MhzのFMにて、
40W
FMデビエーション調整。
規定の4.6Khz
スプリアス良好。
Sメーター感度調整。
受信感度。
29Mhz FM
ー117.6dBm (SINAD)
基本性能は出ています。
操作が分かりやすい無線機です。
Sメーターの照明LED化が希望です。
パネル取り外し。
ホコリの清掃を実施しました。
電球をLEDに交換しました。
点灯確認しました。
BANDのアップダウンスイッチが動作しません。
タクティルスイッチを交換しました。
バックアップ電池の電圧。
3.3Vありました。
周波数の調整。
29MhzのFMにて、
40W
FMデビエーション調整。
規定の4.6Khz
スプリアス良好。
Sメーター感度調整。
受信感度。
29Mhz FM
ー117.6dBm (SINAD)
基本性能は出ています。
操作が分かりやすい無線機です。
CB無線機などのパワー確認器
(2021/5/29 14:40:58)
CB無線機など外部アンテナコネクタが無く、ロッドアンテナだけしか無い無線機のパワーを確認するための機器を作りました。
テスター用ピン接続ジャック。
BNCコネクタ。
感度調整用ボリューム
10KΩ Bカーブ。
電源切断用トグルスイッチ。
単三電池ケース。
トランジスタ 2SC1815L
平ラグ板。
タカチのプラスチックケースにBNCコネクタを取り付け。
テスター用ピン接続ジャックを取り付け。
ボリュームとトグルスイッチを取り付け。
ケースに収めた状況。
ケースが小さくて、単三電池が外付けになってしまいました。
電池を取り外すならトグルスイッチは必要ないですね。
表示にはラジケーターを使うのが良いと思いますが、ラジケーターを売っているところは無いのが実情かと思います。
そこで、ホームセンターなどでも入手しやすいアナログテスターを使います。
マルツ電波で売っている一番安いテスターです。 1000円くらいです。
BNCコネクタにロッドアンテナを取り付けて、
テスターリードをピンジャックに差し込んで、
DC1.5Vが測定できるくらいのレンジを選択します。
私の場合、0.5Vレンジが良い感じでした。
ロッドアンテナの近くで送信します。
145Mhz及び、433MhzでもOKです。
感度調整用ボリュームを調整して適当な指示になるようにします。
ロッドアンテナでなくても良いです。
ヨリ線ではなく単線で巻き癖がつくケーブルを使えばヘリカルにしてもOKです。
LANケーブルの線10cm位を鉛筆に巻いたものです。
伸ばした状態のビニールリード線でも良いですね、その場合はBNCコネクタは必要なくなります。
感度が良すぎてクルチカルです。
テスターの測定レンジを変えて調整します。
ラジケーターを取り付けてもOKです。
入手できる方はケースに組んでも良いでしょう。
使い方の本題です。
CB無線機のロッドアンテナと平行にして送信すると、
無線機のロッドアンテナを伸ばした状態におけるパワーの確認ができるようになるのです。
CB無線機の電界強度計。
配線図
SONY ICB-670などのサービスガイドに記載されているもので、送信出力を調整するときに使います。
実態配線図
手書きでゴメンなさい。
電池を使うためメーターはよく振れます。
*BNCコネクタの中心だけがアンテナに接続されています。
外側のアースは開放です。
追加記事。
CB無線機との距離が離れると十分な感度が得られないことがわかりました。
感度が不足する場合は、ダイオード2本とコンデンサーを追加してみてください。
テスター用ピン接続ジャック。
BNCコネクタ。
感度調整用ボリューム
10KΩ Bカーブ。
電源切断用トグルスイッチ。
単三電池ケース。
トランジスタ 2SC1815L
平ラグ板。
タカチのプラスチックケースにBNCコネクタを取り付け。
テスター用ピン接続ジャックを取り付け。
ボリュームとトグルスイッチを取り付け。
ケースに収めた状況。
ケースが小さくて、単三電池が外付けになってしまいました。
電池を取り外すならトグルスイッチは必要ないですね。
表示にはラジケーターを使うのが良いと思いますが、ラジケーターを売っているところは無いのが実情かと思います。
そこで、ホームセンターなどでも入手しやすいアナログテスターを使います。
マルツ電波で売っている一番安いテスターです。 1000円くらいです。
BNCコネクタにロッドアンテナを取り付けて、
テスターリードをピンジャックに差し込んで、
DC1.5Vが測定できるくらいのレンジを選択します。
私の場合、0.5Vレンジが良い感じでした。
ロッドアンテナの近くで送信します。
145Mhz及び、433MhzでもOKです。
感度調整用ボリュームを調整して適当な指示になるようにします。
ロッドアンテナでなくても良いです。
ヨリ線ではなく単線で巻き癖がつくケーブルを使えばヘリカルにしてもOKです。
LANケーブルの線10cm位を鉛筆に巻いたものです。
伸ばした状態のビニールリード線でも良いですね、その場合はBNCコネクタは必要なくなります。
感度が良すぎてクルチカルです。
テスターの測定レンジを変えて調整します。
ラジケーターを取り付けてもOKです。
入手できる方はケースに組んでも良いでしょう。
使い方の本題です。
CB無線機のロッドアンテナと平行にして送信すると、
無線機のロッドアンテナを伸ばした状態におけるパワーの確認ができるようになるのです。
CB無線機の電界強度計。
配線図
SONY ICB-670などのサービスガイドに記載されているもので、送信出力を調整するときに使います。
実態配線図
手書きでゴメンなさい。
電池を使うためメーターはよく振れます。
*BNCコネクタの中心だけがアンテナに接続されています。
外側のアースは開放です。
追加記事。
CB無線機との距離が離れると十分な感度が得られないことがわかりました。
感度が不足する場合は、ダイオード2本とコンデンサーを追加してみてください。
TOKYO HY-POWER HL-60U 点検
(2021/5/21 11:51:12)
TOKYO HY-POWER HL-60U 点検のためお預かりしました。
430Mhz SSB/CW/FM プリ・リニアアンプ
SSB送信時にリレーがバタつくとのことです。
受信テスト。
アンプの電源OFFのとき、無線機のSメーターは振れず(FM)。
RX(受信プリアンプ)スイッチONのとき、無線機のSメーターが振れます。
メインスイッチがOFFのときでも単独で動作します。
送信テスト。
FMにて送信、RXスイッチがONのときでもキャリアコントロールにてOFFとなります。
出力 65W (FM)
SSBにて送信テスト。
出力 65W (SSB)
リレーのバタつきは認められませんでした。 異常なしです。
SSB 送信時の電流
15A
テストに使用した電源、トランス型 DIWA PS-304 30A
動作に異常はありませんでした。
430Mhz SSB/CW/FM プリ・リニアアンプ
SSB送信時にリレーがバタつくとのことです。
受信テスト。
アンプの電源OFFのとき、無線機のSメーターは振れず(FM)。
RX(受信プリアンプ)スイッチONのとき、無線機のSメーターが振れます。
メインスイッチがOFFのときでも単独で動作します。
送信テスト。
FMにて送信、RXスイッチがONのときでもキャリアコントロールにてOFFとなります。
出力 65W (FM)
SSBにて送信テスト。
出力 65W (SSB)
リレーのバタつきは認められませんでした。 異常なしです。
SSB 送信時の電流
15A
テストに使用した電源、トランス型 DIWA PS-304 30A
動作に異常はありませんでした。
FT-897 430Mhz パワーが出ない
(2021/5/20 21:25:33)
FT-897 430Mhz パワーが出ないとのことで、お預かりしました。
プリドライブIC 2個交換しました。
RD07HVS1
V・UHFファイナルに付けられているセラミックコンデンサーが焼損していました。
画像は取外したあとの状況です。
コンデンサーは黒く炭化していました。
パーツリストでの容量は68pFですが、リードタイプのコンデンサー33pF並列で対応です。
リードタイプの33pF
交換しました。
しかし、パワーは回復しませんでした。
信号を追ってゆくと、アッテネーターのPINダイオードがNGとなっていました。
UM9957F
取外して調べるとオープン状態でした。
UM9957Fは廃番種で入手できず。
JDP2S12CRにて代替しました。
PINダイオード交換しました。
430Mhzのパワーが10Wくらい出るようになりました。
ファイナルがボケてしまっているようです。
頑丈な作りの無線機です。
プリドライブIC 2個交換しました。
RD07HVS1
V・UHFファイナルに付けられているセラミックコンデンサーが焼損していました。
画像は取外したあとの状況です。
コンデンサーは黒く炭化していました。
パーツリストでの容量は68pFですが、リードタイプのコンデンサー33pF並列で対応です。
リードタイプの33pF
交換しました。
しかし、パワーは回復しませんでした。
信号を追ってゆくと、アッテネーターのPINダイオードがNGとなっていました。
UM9957F
取外して調べるとオープン状態でした。
UM9957Fは廃番種で入手できず。
JDP2S12CRにて代替しました。
PINダイオード交換しました。
430Mhzのパワーが10Wくらい出るようになりました。
ファイナルがボケてしまっているようです。
頑丈な作りの無線機です。
SONY ICB-670 周波数ズレ
(2021/5/20 15:22:48)
SONY ICB-670 周波数ズレのためお預かりしました。
ICB-670は、から割りをしても蓋側に配線など、いろいろなものが付いてこないのが良いです。
きれいに離せます。
Sメーターは無いので、スピーカーとマイクの配線を外すだけで基板を外すことができます。
ICB-680の内部構造もSメーターが付いているだけで同じです。
プラスチック筐体の水晶発振子。
劣化で周波数がズレてくるものが多いようです。
8CH 27.144Mhz の周波数ズレはこのとおり。
6CHと7CHの中間くらいにあります。
金属製ボディーの水晶発振子に交換です。
全て交換しました。
1CHと2CHの受信水晶です。
この2個だけは−455Khzとなっていますがこれで正しい?
PTTスイッチに不具合があり、送信・受信が途切れます。
6回路2接点というスゴいスイッチです。
外部PTTにするにも、これを実現するリレーを探すのも大変ですね。
分解しました。
接点は酸化皮膜で真っ黒です。
酸化皮膜除去のケミカル用品です。
これじゃないと酸化皮膜は取れません。
接点復活しました、PTTもOKです。
電源スイッチ不良。
ガリがあって、ガリガリいいます。
接点洗浄しましたが、酸化膜がヒドかったため研磨しました。
電解コンデンサー、オール交換しました。
リニューアルしたところで各部の調整です。
このような治具を作って、
アンテナ端子に接続します。
SSGから少し強めの信号を入力。
ー90dBm
各コイルを順次調整してゆきます。
ACボルトメーターにて最大になるよう調整。
IFの発振もOK、スケルチなども調整してゆきます。
送信はマイナス変調にならないように。
ピークパワーが重要です。
受信感度。(調整後)
復調が確認できる状態にて ー120.1dBm です。
ごらんのとおり、60%変調にて1Khzトーンの復調には余裕を見ています。
1KhzトーンはCWに近いのですが、実使用ではこれ以上聞こえるかも知れません。
この時代のCB無線機としてはー120dBm以上の受信感度は驚異的と言えます。
ICB-680など、この機種が根強い人気なのはナルホド!というところです。
周波数。
8CH 27.144Mhz バッチリですね。
カウンターはGPSの正確な10Mhzにて較正済みです。
スプリアス良好。
出力 1Wのパワーメーターで半分以上。
シャア専用の赤い無線機。
「聞こえるかね、アムロ君!」
Eスポシーズン、レッツゴーですね。
ICB-670は、から割りをしても蓋側に配線など、いろいろなものが付いてこないのが良いです。
きれいに離せます。
Sメーターは無いので、スピーカーとマイクの配線を外すだけで基板を外すことができます。
ICB-680の内部構造もSメーターが付いているだけで同じです。
プラスチック筐体の水晶発振子。
劣化で周波数がズレてくるものが多いようです。
8CH 27.144Mhz の周波数ズレはこのとおり。
6CHと7CHの中間くらいにあります。
金属製ボディーの水晶発振子に交換です。
全て交換しました。
1CHと2CHの受信水晶です。
この2個だけは−455Khzとなっていますがこれで正しい?
PTTスイッチに不具合があり、送信・受信が途切れます。
6回路2接点というスゴいスイッチです。
外部PTTにするにも、これを実現するリレーを探すのも大変ですね。
分解しました。
接点は酸化皮膜で真っ黒です。
酸化皮膜除去のケミカル用品です。
これじゃないと酸化皮膜は取れません。
接点復活しました、PTTもOKです。
電源スイッチ不良。
ガリがあって、ガリガリいいます。
接点洗浄しましたが、酸化膜がヒドかったため研磨しました。
電解コンデンサー、オール交換しました。
リニューアルしたところで各部の調整です。
このような治具を作って、
アンテナ端子に接続します。
SSGから少し強めの信号を入力。
ー90dBm
各コイルを順次調整してゆきます。
ACボルトメーターにて最大になるよう調整。
IFの発振もOK、スケルチなども調整してゆきます。
送信はマイナス変調にならないように。
ピークパワーが重要です。
受信感度。(調整後)
復調が確認できる状態にて ー120.1dBm です。
ごらんのとおり、60%変調にて1Khzトーンの復調には余裕を見ています。
1KhzトーンはCWに近いのですが、実使用ではこれ以上聞こえるかも知れません。
この時代のCB無線機としてはー120dBm以上の受信感度は驚異的と言えます。
ICB-680など、この機種が根強い人気なのはナルホド!というところです。
周波数。
8CH 27.144Mhz バッチリですね。
カウンターはGPSの正確な10Mhzにて較正済みです。
スプリアス良好。
出力 1Wのパワーメーターで半分以上。
シャア専用の赤い無線機。
「聞こえるかね、アムロ君!」
Eスポシーズン、レッツゴーですね。
FT-780 SSBのFズレ点検
(2021/5/20 2:13:13)
FT-780 SSBのFズレ点検のためお預かりしました。
メッキのパーツには緑青が吹いています。
研磨しました。
木の割り箸を使うと良い硬さです。
つまみ類はすべて研磨しました。
SSBのFズレがあるとのことで、マニュアルにそって再調整しました。
何を調整しているかは割愛です。
送信周波数もバッチリ合いました。
出力 12W
FMデビエーション調整。
規定の4.5Khz
スプリアス良好。
受信感度。
ー118.6dBm (SINAD)
この時代の無線機としては平均的な受信感度で、だいたいー120dBm前後なら良好です。
基本性能は出ています。
ドット表示のSメーターがキレイですね。
メッキのパーツには緑青が吹いています。
研磨しました。
木の割り箸を使うと良い硬さです。
つまみ類はすべて研磨しました。
SSBのFズレがあるとのことで、マニュアルにそって再調整しました。
何を調整しているかは割愛です。
送信周波数もバッチリ合いました。
出力 12W
FMデビエーション調整。
規定の4.5Khz
スプリアス良好。
受信感度。
ー118.6dBm (SINAD)
この時代の無線機としては平均的な受信感度で、だいたいー120dBm前後なら良好です。
基本性能は出ています。
ドット表示のSメーターがキレイですね。
TR-9000 電源が落ちる
(2021/5/18 23:55:39)
TR-9000 電源が落ちるとのことでお預かりしました。
システムベース BO-9との組み合わせで使っているとのことです。
内部を見ると電源トランスからジリジリという音が出ています。
メモリーバックアップ用電源のプラグの電圧を測ってみると、10mVしかありませんでした。
電源トランスの電圧を測ってみました。
電源トランスの電圧は18Vあるのを確認しました。
ふつうは、トランスが壊れるということはまずありません。
整流基板の電解コンデンサーを交換しました。
整流ダイオード2本交換しました。
これで正常に9Vを出力するようになり、トランスのジリジリ音も消えました。
TR-9000の点検です。
パネルを取り外し、長年のホコリを清掃しました。
周波数エンコーダーにぐらつきがあります。
緩んだネジを増し締めしました。
艶出し用のケミカル剤「アーマーオール」です。
「クレ・ポリメイト」という同じような商品もあります。
「アーマーオール」にてパネルとツマミの汚れを落としました。
タバコのヤニなどもキレイに落ちます。
Sメーターの照明をLED化しました。
分解です。
電球を取り外しました。
LEDを取り付けました。
組み立てです。
点灯確認しました。
PLL電圧の調整です。
PLLの発振が最大になるように調整。
それぞれの項目を順番に調整。
何について調整しているかは割愛です。
Sメーター感度調整。
変調が弱い症状があり、原因を調査しているところです。
トランジスタ1個と電解コンデンサー2個を交換しました。
しかし、結果はよろしくありません。
原因が分からず、迷宮入りとなりました。
原因はマイクロホンにありました。
マイクユニットが裏表反対に取り付けてありました。
どうりで、調子が悪いわけですね。
こちらが正しい取り付け方向です。
しかし、今度は音のビビリがヒドイことに。
振動膜のエッジを接着している接着剤が劣化して剥がれていました。
再生も考えましたが、寿命と判断しました。
中古ですが、部品の在庫があったので交換しました。
交換した部品です。
周波数。
FMデビエーション
4.6Khz
出力 10W
スプリアス良好。
受信感度。
ー123.9dBm (SINAD)
システムベースとドッキングして、電源が落ちないのを確認しました。
使ってみて下さい。
オーナー様から、システムベースの後方に2個設けてあるAC予備コンセントの調子を見て欲しいとのことでした。
1個はスイッチ連動となっていますが、スイッチの導通が無く動作しない状態でした。
このスイッチがNGですが、汎用品で同じトグルスイッチが見つかりませんでした。
分解修理するしかありませんね。
トグルスイッチの内部は接点がシーソーのように倒れてつなが構造です。
接点が焼けて黒化していました。
ダイヤモンドヤスリでカーボンを研磨したあと、ハンダメッキをしました。
組み立て。
スイッチのリビルトが完了しました。
ACコンセントも復活して良好となりました。
システムベース BO-9との組み合わせで使っているとのことです。
内部を見ると電源トランスからジリジリという音が出ています。
メモリーバックアップ用電源のプラグの電圧を測ってみると、10mVしかありませんでした。
電源トランスの電圧を測ってみました。
電源トランスの電圧は18Vあるのを確認しました。
ふつうは、トランスが壊れるということはまずありません。
整流基板の電解コンデンサーを交換しました。
整流ダイオード2本交換しました。
これで正常に9Vを出力するようになり、トランスのジリジリ音も消えました。
TR-9000の点検です。
パネルを取り外し、長年のホコリを清掃しました。
周波数エンコーダーにぐらつきがあります。
緩んだネジを増し締めしました。
艶出し用のケミカル剤「アーマーオール」です。
「クレ・ポリメイト」という同じような商品もあります。
「アーマーオール」にてパネルとツマミの汚れを落としました。
タバコのヤニなどもキレイに落ちます。
Sメーターの照明をLED化しました。
分解です。
電球を取り外しました。
LEDを取り付けました。
組み立てです。
点灯確認しました。
PLL電圧の調整です。
PLLの発振が最大になるように調整。
それぞれの項目を順番に調整。
何について調整しているかは割愛です。
Sメーター感度調整。
変調が弱い症状があり、原因を調査しているところです。
トランジスタ1個と電解コンデンサー2個を交換しました。
しかし、結果はよろしくありません。
原因が分からず、迷宮入りとなりました。
原因はマイクロホンにありました。
マイクユニットが裏表反対に取り付けてありました。
どうりで、調子が悪いわけですね。
こちらが正しい取り付け方向です。
しかし、今度は音のビビリがヒドイことに。
振動膜のエッジを接着している接着剤が劣化して剥がれていました。
再生も考えましたが、寿命と判断しました。
中古ですが、部品の在庫があったので交換しました。
交換した部品です。
周波数。
FMデビエーション
4.6Khz
出力 10W
スプリアス良好。
受信感度。
ー123.9dBm (SINAD)
システムベースとドッキングして、電源が落ちないのを確認しました。
使ってみて下さい。
オーナー様から、システムベースの後方に2個設けてあるAC予備コンセントの調子を見て欲しいとのことでした。
1個はスイッチ連動となっていますが、スイッチの導通が無く動作しない状態でした。
このスイッチがNGですが、汎用品で同じトグルスイッチが見つかりませんでした。
分解修理するしかありませんね。
トグルスイッチの内部は接点がシーソーのように倒れてつなが構造です。
接点が焼けて黒化していました。
ダイヤモンドヤスリでカーボンを研磨したあと、ハンダメッキをしました。
組み立て。
スイッチのリビルトが完了しました。
ACコンセントも復活して良好となりました。
BELCOM LS-602 送信・受信ができない
(2021/5/13 3:28:09)
BELCOM LS-602 送信・受信ができません。
ダイヤルエンコーダーを回すもセグメントが変わらず、周波数が変化しません。
送信・受信が両方出来ないのは、PLLが発振していないのかも知れません。
水晶発振子ハンダ強化しました。
BELCOM の無線機はスールーホールのハンダ不良が多いです。
この時代のBELCOMの無線機をいくつか見てきましたが、どれも全体的にハンダ付けがあまく、しかも下手です。
あやしいところは全て再ハンダしました。
とりあえず、発振するようになりました。
送信テストを開始します。
パワーは出ませんが、プリドライブからは微弱な電波が出るようになりました。
RFプローブやオシロスコープを使って、パワーの通過点を追いかけます。
パワーアンプ基板を外したところです。
プリドライブまではOKです。
次のファイナルトランジスタではベースまで入力がありますが、それ以降の出力がありません。
ファイナルICをめくっているところです。
2SC1969 これがNGです。
入手困難な貴重なトランジスターです。
取り外しました。
トランジスターテスターで調べてみると、B=61と表示されhFeは目減りしていますが、死亡していませんでした。
まだ使えると判断しました。
再取り付けしました。
周辺部品のハンダ強化でパワーが復活しました。
周波数エンコーダーを回してもセグメントが変わらず、周波数も変化しません。
PLL基板を点検、ハンダ不良は徹底的に再ハンダしました。
周波数エンコーダーOKです。
Sメーター照明をLED化しました。
点灯確認です。
ボリューム等の緩みを増し締めしました。
周波数。
出力。
FM・SSB・CW 10W弱
AM 3W
スプリアス良好。
受信感度。
51Mhz FM ー120.6dBm (SINAD)
AM変調の音の良さでは定評のある無線機です。
ダイヤルエンコーダーを回すもセグメントが変わらず、周波数が変化しません。
送信・受信が両方出来ないのは、PLLが発振していないのかも知れません。
水晶発振子ハンダ強化しました。
BELCOM の無線機はスールーホールのハンダ不良が多いです。
この時代のBELCOMの無線機をいくつか見てきましたが、どれも全体的にハンダ付けがあまく、しかも下手です。
あやしいところは全て再ハンダしました。
とりあえず、発振するようになりました。
送信テストを開始します。
パワーは出ませんが、プリドライブからは微弱な電波が出るようになりました。
RFプローブやオシロスコープを使って、パワーの通過点を追いかけます。
パワーアンプ基板を外したところです。
プリドライブまではOKです。
次のファイナルトランジスタではベースまで入力がありますが、それ以降の出力がありません。
ファイナルICをめくっているところです。
2SC1969 これがNGです。
入手困難な貴重なトランジスターです。
取り外しました。
トランジスターテスターで調べてみると、B=61と表示されhFeは目減りしていますが、死亡していませんでした。
まだ使えると判断しました。
再取り付けしました。
周辺部品のハンダ強化でパワーが復活しました。
周波数エンコーダーを回してもセグメントが変わらず、周波数も変化しません。
PLL基板を点検、ハンダ不良は徹底的に再ハンダしました。
周波数エンコーダーOKです。
Sメーター照明をLED化しました。
点灯確認です。
ボリューム等の緩みを増し締めしました。
周波数。
出力。
FM・SSB・CW 10W弱
AM 3W
スプリアス良好。
受信感度。
51Mhz FM ー120.6dBm (SINAD)
AM変調の音の良さでは定評のある無線機です。
SONY ICB-R5 修理
(2021/5/12 12:34:54)
SONY ICB-R5 修理のためお預かりしました。
ジャンク品を購入とのことです。
通電はするようですが、ラジオ、CB無線、インジケータも点きません。
外部電源プラグの極性を逆接続したようです。
SONYの電源プラグは一般と異なり、+−が逆で外側が+極となっています。
間違うとこうなります。
分解してゆきましょう。
バッテリーケース取外し。
基板が見えました。
水晶発振子のシールドカバーを取外し。
京都のハイソニックテクニカルで修理された跡があります。
この処置、いい仕事です。
フレームから基板を外してゆきます。
配線がボロッと取れてしまいました。
イモハンダですね。
ラジオチューニングのための糸掛け機構です。
フレームの取外し。
糸掛け機構の取外し。
バリコンのドラムに空いた穴とフレームの穴を一致させ、2つの穴をボルトで貫通させて固定します。
糸掛け機構だけを取り外すことができます。
基板だけになりました、ここから開始です。
ハンダクラック、パターンの断線を点検。
あやしいところは再ハンダです。
電源を追ってゆくと、トランジスタ2SC1474が破損していました。
IC電流2Aのトランジスタです。
2個使われていたので交換します。
2Aくらい流せるトランジスタで、手持ちの2SC3328が2個あったので交換しました。
7セグメントが点灯しました。
送信・受信は反応があるようで、ラジオも動作しませんが望みはあります。
変調がかかりませんのでマイクを点検します。
ダイナミックマイクの断線試験にテスターを使いましたが、異常はありませんでした。
テスターの抵抗レンジでの導通試験は、内蔵電池による直流でコアがアッという間に磁化されてしまいます。
そうなると音がコモってしまうので、消磁器で消磁します。
スピーカーをテスターで導通試験した場合も消磁が必要です。と、一般では言われておりますが、理屈ではそうです。磁気飽和を起こすくらいの交流刺激を与えて徐々に弱めてゆきます。
消磁器の内部には、鉄片を半分落としたトランスがあるだけです。
コンセントより交流を流し、対象物を徐々に遠ざけてゆきます。
マイクの変調波形です。
マイクは異常なし。
オーディオICが破損していました。
upc575C2
音も出ず変調もかからないのは、このICが破損しているためです。
ICを調達して交換しました。
トランジスタの点検です。
一つ一つ外して点検してゆきます。
これはOKです。
FETの点検。
OKでした。
破損トランジスタの交換により通電しました。
しかし、ラジオが変です。
Sメーターが振れません。
バーアンテナからの配線を点検。
これを切ってしまうと厄介です。
原因になりそうな場所は全て点検するも、異常は見当たりません。
Sメータ駆動関係。
AM検波後の信号経路にあるメーター駆動トランジスタを交換、周辺の抵抗を全て点検交換しました。
一度外したものは新品に交換です。
ラジオの受信もOKになりました。
ICB-R5復活しました。
ここから電解コンデンサーを全交換します。
電解コンデンサーを全交換しました。
Sメーター照明を電球色のLEDに交換しました。
点灯確認。
電源プラグの逆接続対策です。
ダイオードを追加しました。
普通のACアダプタなどで+−を逆接続してももう壊れませんね。
周波数調整。
ハイソニックテクニカルにて施工された、水晶発振子のトリマにて微調整が可能です。
スバラシイです。
スプリアス測定。
おおむね良好です。
Sメーター点検。
ー73dBm のときS9が標準です。
S9 OKです。
調整の都合で横倒しです。
受信感度。
ー110dBm
ハイソニックテクニカルさんにて良く調整されていますね。
この時代のCB無線機としては、トップクラスの感度です。
出力。
1Wのパワー計にて半分以上。
ICB-R5 修理完了しました。
これほど所有することを満足させるCB無線機もないですね。
ラジオの音が良くて、ずっと聞いていたいです。
ジャンク品を購入とのことです。
通電はするようですが、ラジオ、CB無線、インジケータも点きません。
外部電源プラグの極性を逆接続したようです。
SONYの電源プラグは一般と異なり、+−が逆で外側が+極となっています。
間違うとこうなります。
分解してゆきましょう。
バッテリーケース取外し。
基板が見えました。
水晶発振子のシールドカバーを取外し。
京都のハイソニックテクニカルで修理された跡があります。
この処置、いい仕事です。
フレームから基板を外してゆきます。
配線がボロッと取れてしまいました。
イモハンダですね。
ラジオチューニングのための糸掛け機構です。
フレームの取外し。
糸掛け機構の取外し。
バリコンのドラムに空いた穴とフレームの穴を一致させ、2つの穴をボルトで貫通させて固定します。
糸掛け機構だけを取り外すことができます。
基板だけになりました、ここから開始です。
ハンダクラック、パターンの断線を点検。
あやしいところは再ハンダです。
電源を追ってゆくと、トランジスタ2SC1474が破損していました。
IC電流2Aのトランジスタです。
2個使われていたので交換します。
2Aくらい流せるトランジスタで、手持ちの2SC3328が2個あったので交換しました。
7セグメントが点灯しました。
送信・受信は反応があるようで、ラジオも動作しませんが望みはあります。
変調がかかりませんのでマイクを点検します。
ダイナミックマイクの断線試験にテスターを使いましたが、異常はありませんでした。
テスターの抵抗レンジでの導通試験は、内蔵電池による直流でコアがアッという間に磁化されてしまいます。
そうなると音がコモってしまうので、消磁器で消磁します。
スピーカーをテスターで導通試験した場合も消磁が必要です。と、一般では言われておりますが、理屈ではそうです。磁気飽和を起こすくらいの交流刺激を与えて徐々に弱めてゆきます。
消磁器の内部には、鉄片を半分落としたトランスがあるだけです。
コンセントより交流を流し、対象物を徐々に遠ざけてゆきます。
マイクの変調波形です。
マイクは異常なし。
オーディオICが破損していました。
upc575C2
音も出ず変調もかからないのは、このICが破損しているためです。
ICを調達して交換しました。
トランジスタの点検です。
一つ一つ外して点検してゆきます。
これはOKです。
FETの点検。
OKでした。
破損トランジスタの交換により通電しました。
しかし、ラジオが変です。
Sメーターが振れません。
バーアンテナからの配線を点検。
これを切ってしまうと厄介です。
原因になりそうな場所は全て点検するも、異常は見当たりません。
Sメータ駆動関係。
AM検波後の信号経路にあるメーター駆動トランジスタを交換、周辺の抵抗を全て点検交換しました。
一度外したものは新品に交換です。
ラジオの受信もOKになりました。
ICB-R5復活しました。
ここから電解コンデンサーを全交換します。
電解コンデンサーを全交換しました。
Sメーター照明を電球色のLEDに交換しました。
点灯確認。
電源プラグの逆接続対策です。
ダイオードを追加しました。
普通のACアダプタなどで+−を逆接続してももう壊れませんね。
周波数調整。
ハイソニックテクニカルにて施工された、水晶発振子のトリマにて微調整が可能です。
スバラシイです。
スプリアス測定。
おおむね良好です。
Sメーター点検。
ー73dBm のときS9が標準です。
S9 OKです。
調整の都合で横倒しです。
受信感度。
ー110dBm
ハイソニックテクニカルさんにて良く調整されていますね。
この時代のCB無線機としては、トップクラスの感度です。
出力。
1Wのパワー計にて半分以上。
ICB-R5 修理完了しました。
これほど所有することを満足させるCB無線機もないですね。
ラジオの音が良くて、ずっと聞いていたいです。
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