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link JHGのブログ JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)

現在データベースには 506 件のデータが登録されています。

feed FT-736 周波数ダイヤル不良 (2021/6/3 0:34:27)
FT-736 ダイヤルエンコーダにて周波数が変わらないとのことでお預かりしました。


IMGP1957

エンコーダユニットを取り外しました。


IMGP1959

光学式のエンコーダです。


IMGP1961

赤外線LEDを点検しているところです。

赤外線は人間の目では見ることができませんが、デジタルカメラを通して見ると発光を確認することが出来ます。

赤外線LEDの異常はありませんでした。

IMGP1964

受け側のフォトトランジスタがNGです。


IMGP1966

マルツ電波にて部品を調達しました。

DSLN150002 フォトトランジスタ

IMGP1965

交換しました。


IMGP1967

ダイヤルエンコーダの動作OKです。


IMGP1986

Sメーターの照明をLED化しました。


IMGP1968

白色の発光です。


IMGP1988

バックアップ電池の電圧を確認。


IMGP1969

3V以上あるのを確認しました。


IMGP1970

周波数カウンター

GPSロックの10Mhzに較正済みです。

IMGP1971

周波数調整。


IMGP1972


IMGP1976


IMGP1974

スプリアス良好です。

145Mhz

IMGP1973

433Mhz


IMGP1977

51Mhz


IMGP1975

送信出力調整。

145Mhz 30W

IMGP1980

433Mhz 30W


IMGP1981

51Mhz 10W


IMGP1982

FMデビエーション調整。

規定の4.5Khz

IMGP1978

受信感度。

145Mhz ー123.3dBm (SINAD)

IMGP1983

433Mhz ー125.2dBm (SINAD)


IMGP1984

51Mhz ー125.8dBm (SINAD)


IMGP1985

クワッドバンドに対応した無線機です。


IMGP1987

feed TS-680 照明切れ (2021/5/31 17:53:51)
TS-680 照明切れのためお預かりしました。


IMGP1937

Sメーターの照明LED化が希望です。


IMGP1938

パネル取り外し。

ホコリの清掃を実施しました。

IMGP1939


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電球をLEDに交換しました。


IMGP1941

点灯確認しました。


IMGP1944

BANDのアップダウンスイッチが動作しません。


IMGP1956

タクティルスイッチを交換しました。


IMGP1943

バックアップ電池の電圧。


IMGP1952

3.3Vありました。


IMGP1951

周波数の調整。


IMGP1945

29MhzのFMにて、

40W

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FMデビエーション調整。

規定の4.6Khz 

IMGP1948

スプリアス良好。


IMGP1946

Sメーター感度調整。


IMGP1949

受信感度。

29Mhz FM

ー117.6dBm (SINAD) 

IMGP1950

基本性能は出ています。

操作が分かりやすい無線機です。

IMGP1954

feed CB無線機などのパワー確認器 (2021/5/29 14:40:58)
CB無線機など外部アンテナコネクタが無く、ロッドアンテナだけしか無い無線機のパワーを確認するための機器を作りました。

テスター用ピン接続ジャック。

IMGP1604

BNCコネクタ。


IMGP1606

感度調整用ボリューム 

10KΩ Bカーブ。

IMGP1611

電源切断用トグルスイッチ。


IMGP1612

単三電池ケース。


IMGP1605

トランジスタ 2SC1815L


IMGP1610

平ラグ板。


IMGP1609

タカチのプラスチックケースにBNCコネクタを取り付け。


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テスター用ピン接続ジャックを取り付け。


IMGP1608

ボリュームとトグルスイッチを取り付け。


IMGP1613

ケースに収めた状況。

ケースが小さくて、単三電池が外付けになってしまいました。

電池を取り外すならトグルスイッチは必要ないですね。

IMGP1620


IMGP1621

表示にはラジケーターを使うのが良いと思いますが、ラジケーターを売っているところは無いのが実情かと思います。

そこで、ホームセンターなどでも入手しやすいアナログテスターを使います。

マルツ電波で売っている一番安いテスターです。 1000円くらいです。

IMGP1623

BNCコネクタにロッドアンテナを取り付けて、


IMGP1622

テスターリードをピンジャックに差し込んで、


IMGP1624

DC1.5Vが測定できるくらいのレンジを選択します。

私の場合、0.5Vレンジが良い感じでした。

IMGP1625

ロッドアンテナの近くで送信します。

145Mhz及び、433MhzでもOKです。

IMGP1626

感度調整用ボリュームを調整して適当な指示になるようにします。


IMGP1627

ロッドアンテナでなくても良いです。

ヨリ線ではなく単線で巻き癖がつくケーブルを使えばヘリカルにしてもOKです。
LANケーブルの線10cm位を鉛筆に巻いたものです。
伸ばした状態のビニールリード線でも良いですね、その場合はBNCコネクタは必要なくなります。

IMGP1628

感度が良すぎてクルチカルです。

テスターの測定レンジを変えて調整します。

IMGP1629

ラジケーターを取り付けてもOKです。

入手できる方はケースに組んでも良いでしょう。

IMGP1630

使い方の本題です。

CB無線機のロッドアンテナと平行にして送信すると、

IMGP1631

無線機のロッドアンテナを伸ばした状態におけるパワーの確認ができるようになるのです。

CB無線機の電界強度計。

IMGP1632

配線図

SONY ICB-670などのサービスガイドに記載されているもので、送信出力を調整するときに使います。

CBテスター

実態配線図

手書きでゴメンなさい。

電池を使うためメーターはよく振れます。

*BNCコネクタの中心だけがアンテナに接続されています。
外側のアースは開放です。

IMGP1635


追加記事。

CB無線機との距離が離れると十分な感度が得られないことがわかりました。

感度が不足する場合は、ダイオード2本とコンデンサーを追加してみてください。

CBテスター改良型


feed TOKYO HY-POWER HL-60U 点検 (2021/5/21 11:51:12)
TOKYO HY-POWER HL-60U 点検のためお預かりしました。

430Mhz SSB/CW/FM プリ・リニアアンプ

SSB送信時にリレーがバタつくとのことです。

IMGP1867

受信テスト。

アンプの電源OFFのとき、無線機のSメーターは振れず(FM)。

IMGP1868

RX(受信プリアンプ)スイッチONのとき、無線機のSメーターが振れます。

メインスイッチがOFFのときでも単独で動作します。

IMGP1869

送信テスト。

FMにて送信、RXスイッチがONのときでもキャリアコントロールにてOFFとなります。

IMGP1870

出力 65W (FM)


IMGP1871

SSBにて送信テスト。


IMGP1872

出力 65W (SSB)

リレーのバタつきは認められませんでした。 異常なしです。

IMGP1873

SSB 送信時の電流

15A

テストに使用した電源、トランス型 DIWA PS-304 30A

IMGP1875

動作に異常はありませんでした。


IMGP1876

feed FT-897 430Mhz パワーが出ない (2021/5/20 21:25:33)
FT-897 430Mhz パワーが出ないとのことで、お預かりしました。


IMGP1320

プリドライブIC 2個交換しました。

RD07HVS1

IMGP1321

V・UHFファイナルに付けられているセラミックコンデンサーが焼損していました。

画像は取外したあとの状況です。

IMGP1638

コンデンサーは黒く炭化していました。


IMGP1639

パーツリストでの容量は68pFですが、リードタイプのコンデンサー33pF並列で対応です。



Screenshot-4
リードタイプの33pF


IMGP1640

交換しました。

しかし、パワーは回復しませんでした。

IMGP1645

信号を追ってゆくと、アッテネーターのPINダイオードがNGとなっていました。

UM9957F

IMGP1642


Screenshot-2

Screenshot-1

取外して調べるとオープン状態でした。


IMGP1643


IMGP1644

UM9957Fは廃番種で入手できず。

JDP2S12CRにて代替しました。

IMGP1637

PINダイオード交換しました。


IMGP1646

430Mhzのパワーが10Wくらい出るようになりました。

ファイナルがボケてしまっているようです。

IMGP1647

頑丈な作りの無線機です。


IMGP1664

feed SONY ICB-670 周波数ズレ (2021/5/20 15:22:48)
SONY ICB-670 周波数ズレのためお預かりしました。


IMGP1475

ICB-670は、から割りをしても蓋側に配線など、いろいろなものが付いてこないのが良いです。

きれいに離せます。

IMGP1476

Sメーターは無いので、スピーカーとマイクの配線を外すだけで基板を外すことができます。

ICB-680の内部構造もSメーターが付いているだけで同じです。

IMGP1477

プラスチック筐体の水晶発振子。

劣化で周波数がズレてくるものが多いようです。

IMGP1478

8CH 27.144Mhz の周波数ズレはこのとおり。

6CHと7CHの中間くらいにあります。

IMGP1479

金属製ボディーの水晶発振子に交換です。


IMGP1481

全て交換しました。


IMGP1484


IMGP1529

1CHと2CHの受信水晶です。

この2個だけは−455Khzとなっていますがこれで正しい?

IMGP1485

PTTスイッチに不具合があり、送信・受信が途切れます。

6回路2接点というスゴいスイッチです。

外部PTTにするにも、これを実現するリレーを探すのも大変ですね。

IMGP1486

分解しました。

接点は酸化皮膜で真っ黒です。

IMGP1487

酸化皮膜除去のケミカル用品です。

これじゃないと酸化皮膜は取れません。

接点復活しました、PTTもOKです。

IMGP1488

電源スイッチ不良。

ガリがあって、ガリガリいいます。

IMGP1489

接点洗浄しましたが、酸化膜がヒドかったため研磨しました。


IMGP1490

電解コンデンサー、オール交換しました。


IMGP1499


IMGP1530

リニューアルしたところで各部の調整です。

このような治具を作って、

IMGP1491

アンテナ端子に接続します。


IMGP1492

SSGから少し強めの信号を入力。

ー90dBm

IMGP1502

各コイルを順次調整してゆきます。


IMGP1497

ACボルトメーターにて最大になるよう調整。


IMGP1493

IFの発振もOK、スケルチなども調整してゆきます。


IMGP1500

送信はマイナス変調にならないように。

ピークパワーが重要です。

IMGP1501

受信感度。(調整後)

復調が確認できる状態にて ー120.1dBm です。

ごらんのとおり、60%変調にて1Khzトーンの復調には余裕を見ています。

1KhzトーンはCWに近いのですが、実使用ではこれ以上聞こえるかも知れません。

この時代のCB無線機としてはー120dBm以上の受信感度は驚異的と言えます。

ICB-680など、この機種が根強い人気なのはナルホド!というところです。

IMGP1503

周波数。

8CH 27.144Mhz バッチリですね。

IMGP1504

カウンターはGPSの正確な10Mhzにて較正済みです。


IMGP1506

スプリアス良好。


IMGP1505

出力 1Wのパワーメーターで半分以上。


IMGP1480

シャア専用の赤い無線機。

「聞こえるかね、アムロ君!」

Eスポシーズン、レッツゴーですね。

IMGP1508

feed FT-780 SSBのFズレ点検 (2021/5/20 2:13:13)
FT-780 SSBのFズレ点検のためお預かりしました。


IMGP1847

メッキのパーツには緑青が吹いています。


IMGP1848

研磨しました。

木の割り箸を使うと良い硬さです。

IMGP1849

つまみ類はすべて研磨しました。


IMGP1850

SSBのFズレがあるとのことで、マニュアルにそって再調整しました。


IMGP1853

何を調整しているかは割愛です。


IMGP1852


IMGP1854

送信周波数もバッチリ合いました。


IMGP1855

出力 12W


IMGP1851

FMデビエーション調整。

規定の4.5Khz

IMGP1857

スプリアス良好。


IMGP1856

受信感度。

ー118.6dBm (SINAD)

この時代の無線機としては平均的な受信感度で、だいたいー120dBm前後なら良好です。

IMGP1858

基本性能は出ています。

ドット表示のSメーターがキレイですね。

IMGP1859

feed TR-9000 電源が落ちる (2021/5/18 23:55:39)
TR-9000 電源が落ちるとのことでお預かりしました。

システムベース BO-9との組み合わせで使っているとのことです。

IMGP1810

内部を見ると電源トランスからジリジリという音が出ています。


IMGP1812

メモリーバックアップ用電源のプラグの電圧を測ってみると、10mVしかありませんでした。


IMGP1811

電源トランスの電圧を測ってみました。


IMGP1814

電源トランスの電圧は18Vあるのを確認しました。

ふつうは、トランスが壊れるということはまずありません。

IMGP1815

整流基板の電解コンデンサーを交換しました。


IMGP1813

整流ダイオード2本交換しました。

これで正常に9Vを出力するようになり、トランスのジリジリ音も消えました。

IMGP1816

TR-9000の点検です。


IMGP1817

パネルを取り外し、長年のホコリを清掃しました。


IMGP1818

周波数エンコーダーにぐらつきがあります。

緩んだネジを増し締めしました。

IMGP1819

艶出し用のケミカル剤「アーマーオール」です。

「クレ・ポリメイト」という同じような商品もあります。

IMGP1820

「アーマーオール」にてパネルとツマミの汚れを落としました。

タバコのヤニなどもキレイに落ちます。

IMGP1821

Sメーターの照明をLED化しました。


IMGP1822

分解です。


IMGP1823

電球を取り外しました。


IMGP1824

LEDを取り付けました。


IMGP1825

組み立てです。


IMGP1826

点灯確認しました。


IMGP1827

PLL電圧の調整です。


IMGP1828

PLLの発振が最大になるように調整。


IMGP1829

それぞれの項目を順番に調整。


IMGP1830

何について調整しているかは割愛です。


IMGP1831


IMGP1832

Sメーター感度調整。


IMGP1833

変調が弱い症状があり、原因を調査しているところです。

トランジスタ1個と電解コンデンサー2個を交換しました。

しかし、結果はよろしくありません。
 
原因が分からず、迷宮入りとなりました。

IMGP1837

原因はマイクロホンにありました。

マイクユニットが裏表反対に取り付けてありました。

どうりで、調子が悪いわけですね。

IMGP1839

こちらが正しい取り付け方向です。


IMGP1840

しかし、今度は音のビビリがヒドイことに。

振動膜のエッジを接着している接着剤が劣化して剥がれていました。

再生も考えましたが、寿命と判断しました。

IMGP1841

中古ですが、部品の在庫があったので交換しました。


IMGP1842

交換した部品です。


IMGP1845

周波数。


IMGP1835

FMデビエーション

4.6Khz 

IMGP1838

出力 10W


IMGP1834

スプリアス良好。


IMGP1846

受信感度。

ー123.9dBm (SINAD)

IMGP1836

システムベースとドッキングして、電源が落ちないのを確認しました。

使ってみて下さい。

IMGP1843

オーナー様から、システムベースの後方に2個設けてあるAC予備コンセントの調子を見て欲しいとのことでした。

1個はスイッチ連動となっていますが、スイッチの導通が無く動作しない状態でした。

このスイッチがNGですが、汎用品で同じトグルスイッチが見つかりませんでした。

IMGP1860

分解修理するしかありませんね。


IMGP1862

トグルスイッチの内部は接点がシーソーのように倒れてつなが構造です。

接点が焼けて黒化していました。

IMGP1863

ダイヤモンドヤスリでカーボンを研磨したあと、ハンダメッキをしました。


IMGP1864

組み立て。

スイッチのリビルトが完了しました。

ACコンセントも復活して良好となりました。

IMGP1866


feed BELCOM LS-602 送信・受信ができない (2021/5/13 3:28:09)
BELCOM LS-602 送信・受信ができません。

ダイヤルエンコーダーを回すもセグメントが変わらず、周波数が変化しません。

IMGP1782

送信・受信が両方出来ないのは、PLLが発振していないのかも知れません。

水晶発振子ハンダ強化しました。

BELCOM の無線機はスールーホールのハンダ不良が多いです。

この時代のBELCOMの無線機をいくつか見てきましたが、どれも全体的にハンダ付けがあまく、しかも下手です。

あやしいところは全て再ハンダしました。

IMGP1783


IMGP1784

とりあえず、発振するようになりました。

送信テストを開始します。

パワーは出ませんが、プリドライブからは微弱な電波が出るようになりました。

IMGP1785

RFプローブやオシロスコープを使って、パワーの通過点を追いかけます。

パワーアンプ基板を外したところです。

IMGP1786

プリドライブまではOKです。

次のファイナルトランジスタではベースまで入力がありますが、それ以降の出力がありません。

IMGP1787

ファイナルICをめくっているところです。


IMGP1788

2SC1969 これがNGです。

入手困難な貴重なトランジスターです。

IMGP1789

取り外しました。


IMGP1790

トランジスターテスターで調べてみると、B=61と表示されhFeは目減りしていますが、死亡していませんでした。

まだ使えると判断しました。

IMGP1791

再取り付けしました。

周辺部品のハンダ強化でパワーが復活しました。

IMGP1792

周波数エンコーダーを回してもセグメントが変わらず、周波数も変化しません。

PLL基板を点検、ハンダ不良は徹底的に再ハンダしました。

IMGP1793

周波数エンコーダーOKです。


IMGP1797

Sメーター照明をLED化しました。


IMGP1794

点灯確認です。


IMGP1796

ボリューム等の緩みを増し締めしました。


IMGP1795

周波数。


IMGP1803

出力。

FM・SSB・CW  10W弱

IMGP1802

AM  3W


IMGP1801

スプリアス良好。


IMGP1804

受信感度。

51Mhz FM  ー120.6dBm (SINAD)

IMGP1806

AM変調の音の良さでは定評のある無線機です。


IMGP1807


feed SONY ICB-R5 修理 (2021/5/12 12:34:54)
SONY ICB-R5 修理のためお預かりしました。

ジャンク品を購入とのことです。

通電はするようですが、ラジオ、CB無線、インジケータも点きません。

外部電源プラグの極性を逆接続したようです。 

SONYの電源プラグは一般と異なり、+−が逆で外側が+極となっています。
間違うとこうなります。

IMGP0742

分解してゆきましょう。


IMGP0747

バッテリーケース取外し。


IMGP0748

基板が見えました。


IMGP0749

水晶発振子のシールドカバーを取外し。


IMGP0751

京都のハイソニックテクニカルで修理された跡があります。

この処置、いい仕事です。

IMGP0752

フレームから基板を外してゆきます。


IMGP0753

配線がボロッと取れてしまいました。

イモハンダですね。

IMGP0754

ラジオチューニングのための糸掛け機構です。


IMGP0756

フレームの取外し。


IMGP0755

糸掛け機構の取外し。


IMGP0759

バリコンのドラムに空いた穴とフレームの穴を一致させ、2つの穴をボルトで貫通させて固定します。


IMGP0776

糸掛け機構だけを取り外すことができます。


IMGP0777

基板だけになりました、ここから開始です。


IMGP0774

ハンダクラック、パターンの断線を点検。

あやしいところは再ハンダです。

IMGP0778

電源を追ってゆくと、トランジスタ2SC1474が破損していました。

IC電流2Aのトランジスタです。

2個使われていたので交換します。

IMGP0763

2Aくらい流せるトランジスタで、手持ちの2SC3328が2個あったので交換しました。


IMGP0762

7セグメントが点灯しました。

送信・受信は反応があるようで、ラジオも動作しませんが望みはあります。

IMGP0779

変調がかかりませんのでマイクを点検します。

ダイナミックマイクの断線試験にテスターを使いましたが、異常はありませんでした。

テスターの抵抗レンジでの導通試験は、内蔵電池による直流でコアがアッという間に磁化されてしまいます。

そうなると音がコモってしまうので、消磁器で消磁します。

スピーカーをテスターで導通試験した場合も消磁が必要です。と、一般では言われておりますが、理屈ではそうです。磁気飽和を起こすくらいの交流刺激を与えて徐々に弱めてゆきます。

IMGP0772

消磁器の内部には、鉄片を半分落としたトランスがあるだけです。

コンセントより交流を流し、対象物を徐々に遠ざけてゆきます。

IMGP0770

マイクの変調波形です。

マイクは異常なし。

IMGP0773

オーディオICが破損していました。

upc575C2

IMGP0766

音も出ず変調もかからないのは、このICが破損しているためです。


IMGP0767

ICを調達して交換しました。


IMGP0788


IMGP0797

トランジスタの点検です。


IMGP0757

一つ一つ外して点検してゆきます。

これはOKです。

IMGP0758

FETの点検。

OKでした。

IMGP0781

破損トランジスタの交換により通電しました。

しかし、ラジオが変です。 

Sメーターが振れません。

IMGP0784

バーアンテナからの配線を点検。

これを切ってしまうと厄介です。

原因になりそうな場所は全て点検するも、異常は見当たりません。

IMGP0795

Sメータ駆動関係。

AM検波後の信号経路にあるメーター駆動トランジスタを交換、周辺の抵抗を全て点検交換しました。 

IMGP0798

一度外したものは新品に交換です。


IMGP0796

ラジオの受信もOKになりました。

ICB-R5復活しました。

ここから電解コンデンサーを全交換します。

IMGP0765

電解コンデンサーを全交換しました。


IMGP0785

Sメーター照明を電球色のLEDに交換しました。


IMGP0799

点灯確認。


IMGP0800

電源プラグの逆接続対策です。

ダイオードを追加しました。

普通のACアダプタなどで+−を逆接続してももう壊れませんね。

IMGP0801

周波数調整。

ハイソニックテクニカルにて施工された、水晶発振子のトリマにて微調整が可能です。
スバラシイです。

IMGP0789

スプリアス測定。

おおむね良好です。

IMGP0790

Sメーター点検。

ー73dBm のときS9が標準です。

IMGP0791

S9 OKです。

調整の都合で横倒しです。

IMGP0792

受信感度。

ー110dBm

ハイソニックテクニカルさんにて良く調整されていますね。
この時代のCB無線機としては、トップクラスの感度です。

IMGP0793

出力。

1Wのパワー計にて半分以上。

IMGP0806


IMGP0809


IMGP0811

ICB-R5 修理完了しました。

これほど所有することを満足させるCB無線機もないですね。

ラジオの音が良くて、ずっと聞いていたいです。

IMGP0813


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