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link JHGのブログ JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)

現在データベースには 506 件のデータが登録されています。

feed STANDARD C550 AM受信のときスケルチ開 (2021/5/9 12:52:37)
STANDARD C550 

AMを受信しているとき、スケルチが開放したままになるとのことでお預かりしました。

FMではスケルチが掛かりますが、AM受信ではツマミがどこにあっても開いたままになります。

IMGP1748

分解して点検開始です。


IMGP1749

基板は3枚構造になっています。


IMGP1750

VHF受信のときに、AMのエアバンドが聞けます。

ファイナルを見ると、S-AV22AのほうがVHFの基板とわかります。

IMGP1751

この無線機は過去に修理された形跡があります。

電解コンデンサーがオール交換されており、私が見ればすぐに分かります。

場数を踏み、ハンダ付けの出来る方が施した仕事です。  

これを見て、この無線機は正常な状態にあるのではないかと思いました。

IMGP1752

スケルチとはFM時の不快な雑音を制御するもの。

SSBやAMにはスケルチの概念は無いのかも知れません、少なくともこの無線機には。

AMの受信は周波数間ノイズもなく、とても静かです。

AMのときにスケルチ開は、そういう仕様なのではないでしょうか。

IMGP1753

どなたか情報ある方はコメント下さい。

R3/5/9
その後、有力な情報が得られないままでしたが、オーナー様に変換となりました。

feed FT-897 液晶交換 (2021/5/9 3:03:30)
FT-897 液晶交換のためお預かりしました。

この機種は、液晶が劣化して表示が見えなくなる持病があります。

本機は全く読めない状態まで悪化しており、こうなると使うのは無理ですね。

IMGP1774

フロントを取り外し、液晶がのっている基板を外しました。


IMGP1775

FT-897はメーカー修理サポート対象から外れています。

液晶の部品はYAESUにも在庫はなく、ジャンク品から移植するしかありません。

液晶パネルだけを交換できる構造ではなく、基板ごとの交換となります。

IMGP1776

取り付け終了。

動作を確認しました。

IMGP1777

移動運用を重点において開発され、HFからUHFまで、これ1台でオールモード運用ができる貴重な無線機です。

ガンガン持ち運び、ボコボコになってもこの頑丈な筐体なら大丈夫でしょう。

「装備品」だと言えるくらい需要があるのに、発売終了になったのは惜しいですね。

IMGP1778


feed STANDARD C415 点検 (2021/5/7 10:45:53)
STANDARD C415 点検のためお預かりしました。


IMGP1763

送信出力。

13,8Vのとき 5W

IMGP1765

13,8V 5Wにて送信のとき、消費電流1,06Aです。


IMGP1764

周波数。


IMGP1766


IMGP1769

スプリアス良好。

433Mhz

IMGP1767

145Mhz

145Mhzでも送信できるのはオマケですから、こくらいの振れです。

IMGP1768

受信感度。

145Mhz ー123.7dBm (SINAD)

IMGP1770

433Mhz ー123,4dBm (SINAD)


IMGP1772

基本性能は全く問題ありません。

SANDARDの無線機は、デザインがヨーロッパらしくて格好いいですね。

IMGP1773

feed STANDARD C412 DTMF信号が出ない (2021/5/7 10:32:34)
STANDARD C412 DTMF信号が出ないとのことでお預かりしました。


IMGP1754

基板は2枚です。

だいぶ手が入れられていますね。

IMGP1755

オプションの DTMF(タッチトーン)ユニットが取付けられています。

CTD 412

IMGP1756

ユニットを取り外してフィルム基板の接点を研磨し。

再取り付けしました。

IMGP1757

タッチパッドをプッシュしてDTMF信号を送出させます。

「ピポパッ」という音です。

IMGP1758

FT-60にて泣き合わせ、DTMF信号が送出されるのを確認しました。


IMGP1761

この無線機は、なかなか電池切れにならずにたいへん省エネです。

やっと電池が切れたよ!  ですよね。

IMGP1762

feed IC-351 マイクアンプ、レピータートーン実装 (2021/5/6 14:34:44)
IC-351 マイクアンプ、レピータートーン実装のためお預かりしました。

この時代、ICOMの無線機にはアンプ内蔵の専用マイクが付属していました。

普通のマイクを使うと、ゲインが不足して変調が小さくなってしまい、これには苦労している方があるのではないでしょうか。

知らないと無線機が壊れていると思ってしまいますよね。

IMGP1691

FCZの寺子屋シーリーズ、マイクコンプレッサキット。

オーナー様が、これを取り付けて欲しいとのことです。

IMGP1709

このアンプがそのまま付くほど簡単ではありませんでした。

ICOMのマイク端子のプラスには直流が畳み込まれていますので、これを分離することから始めなくてはなりません。

キットの説明書には回路図がありましたが、コンデンサーで直流をカットしてしまえば良いです。
しかし、出力ゲインのマッチングにはデビエーションに影響を及ぼします。

取付はやめました。

IMGP1710

ICOM純正、アンプ付きマイクの回路図。

マイク(+)、マイク(−)の2本しか無いのがわかるでしょうか。

トランジスタを動作させる電源は、マイク+に直流として一緒に畳み込まれています。

010a011a

作るしかないでしょう。


IMGP1711

アンプ部分だけを作成したものです。

本来なら、おにぎりマイクの中に仕込むものです。

IMGP1712


IMGP1713

アンプは無線機の内部に組み込みました。

ダイナミックマイクであれば、これならいろいろなマイクが使えますね。

純正アンプなので、デビエーションの広がりも心配ありません。

なかなかの音質です。

IMGP1714

IC-351はトーン発生器がオプションとなっており、そのままではレピーターにアクセスすることが出来ません。

オーナー様が「YAESU」用のトーン発生器を付けて欲しいとのことです。

ICOMにYAESU用?と思うでしょうが、88.5Hzのトーンさえ発生できれば良いのです。

問題は、どういう仕様になっているのかわからないことです。 
動作電圧はどうか、端子はどうなっているかなど、資料は探してもありません。

YAESU FTE-1

IMGP1693

参考としたのは、FTE-1を実装する無線機 YAESU FT-730です。


Screenshot-2

FT-730の回路図です。

トーン発生器のVCCの行く先をたどってゆくと、

Screenshot

行く先は、8VのレギュレータICとなっており、動作電圧は8Vであることが判明しました。


Screenshot-1

端子から配線を引き出すためにコネクターを取付けます。


IMGP1692

電源(+)8V、GND(−)、トーン信号OUT を引き出しました。


IMGP1694

電圧は3,3Vから動作しました。


IMGP1696

電圧を徐々に上げてゆき、9Vでも大丈夫でした。


IMGP1703

発生するトーンは88,5Hzの1波で、綺麗なサイン波です。

発生までは成功ですね、これを実装するにはどうしましょう。。。

IMGP1698

IC-351の回路図。

トーンユニットからの出力信号を追ってゆくと、

Screenshot-3


Screenshot-4

その先はMIC GAINとなっています。


Screenshot-5

トーン信号はマイクロホンの信号と合わさり、アンプICのJRC4558Dに入ります。


Screenshot-6

JRC4558D


IMGP1707

FTE-1のトーン信号はMIC GAINに配線しました。


IMGP1715

トーン出力の調整です。

大き過ぎるとクリップしてしまいます。

JRC4558Dの出力波形

IMGP1718

クリップしないように調整します。


IMGP1722

問題が発生しました。

トーン周波数の88,5Hzは人間の耳にはほとんど聞こえませんが、音としては出ているため、常時電源が入ってトーンが出放しだとSSBのときにもキャリアが出てしまいます。

レピーターアクセスの時だけ電源を入れて、その他の時は切らなければいけません。

スイッチを増設しようと思いましたが、FMの時だけ9Vが出る端子がありました。
これなら、SSBでキャリアが出ることはありません。

Screenshot-7

FTE-1の電源線をFM9のコネクタに配線しました。


IMGP1724

結果はSSBの時にはトーンが出ません。


IMGP1726


IMGP1727

FMに切替えるとトーンがでるようになります。


IMGP1725

トーン周波数88,5Hz

1,55〜2V に調整しました。

レピーターへのアクセスも良好です。

IMGP1723

トーンデビエーションは500Hzです。


IMGP1728

フレームに取付けました。

ICOMの中でYAESUが動作しているのも面白いですね。

IMGP1716

受信プリアンプが取り付けられています。


IMGP1700

トランジスターの足が浮かされています。

ハンダ付けしてみましたが、残念ながら動作しませんでした。

IMGP1701

プリアンプとしては全く変化無しです。


IMGP1699

ガリ・ヒソ半導体がNGかと思います。

信号ロスになるため取り外しました。

IMGP1702

Sメーター照明をLED化しました。


IMGP1729

点灯確認。


IMGP1738

パネルアクリルガラスの曇り清掃しました。


IMGP1735

周波数調整。


IMGP1731

出力 20W


IMGP1730

スプリアス良好。


IMGP1732

受信感度。

ー122.0dBm (SINAD)

IMGP1733

デザインの良い無線機です。

シャックに置かれているだけで、オブジェとしてもサマになりますね。

IMGP1736

feed IC-275 点検 (2021/5/1 20:05:04)
IC-275 点検のためお預かりしました。

IC-275・375はこれまでに何台も手掛けていますが、不調になっているものが少ない無線機だと思います。

今回お預かりした無線機も、一通り点検するも動作は問題ありません。

IMGP1667

この無線機にはプリアンプが取り付けられていました。


IMGP1668

バックライトをLED化します。

IC-275はバックライトを交換するまでには随分と分解しなくてはなりません。

IMGP1670

この金属板を外したところにムギ球が見えてきます。


IMGP1671

金属板が外れました。


IMGP1672

LED化しました。


IMGP1673

バックアップ電池の電圧は3V以上ありました。


IMGP1669

周波数。


IMGP1674

出力 MAX

90W弱

IMGP1677

RFメーターで80%を指示のとき、


IMGP1679

出力

50W

IMGP1678

FMデビエーション調整。

規定の4,8Khz

IMGP1676

スプリアス良好です。


IMGP1675

受信感度。

プリアンプOFFのとき、

IMGP1685

−123.0dBm (SINAD)


IMGP1683

プリアンプONのとき、

ー127.0dBm (SINAD)

4dBのアップ

IMGP1686

−12dB SINAD GO判定

SINAD判定は要求がキビしいですが、これより微弱な信号でも聞こえます。

IMGP1682

点検終了しました。

基本性能は出ています。

プリアンプの効きも良いです。

IMGP1687

feed CB無線機などのQRPパワーメーター (2021/4/22 16:37:30)
0.5WのCB無線機などに使える、QRPパワーメーターの制作依頼です。

私のブログにおいて、測定器のカテゴリにて過去にも作成しました。

1個作って欲しいとの要望により作成です。

タカチのプラスチックケースに白色えんぴつでケガキ線を書きます。

IMGP1531

本体になるほうです。


IMGP1532

ピンバイスでざっくりと穴を開けます。


IMGP1533

ブリッジになった部分を彫刻刀で叩いて落とします。


IMGP1534

ヤスリで整えます。


IMGP1539

ラジケーターです。


IMGP1535

このスケールは針が中央にあるので、


IMGP1536

ヒゲゼンマイのヒゲ持ちをピンセットで摘んで移動させます。


IMGP1537

これで針が左に寄りました。


IMGP1538

ラジケーターを取り付けました。


IMGP1540

グルーガンで固定しました。


IMGP1541

BNCコネクタです。


IMGP1542

コネクタをケースに取り付け。


IMGP1543

検波部分の作成です。

平ラグ板を利用します。

IMGP1544

51Ωの抵抗。


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50KΩのトリマ抵抗。


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0.01uFの積層セラミックコンデンサー


IMGP1547

検波ダイオードです。

ゲルマニウムダイオードの 1N60 

スイッチング整流ダイオードの 1N4148 でも動作しないわけではありませんので、入手の都合で使ってみて下さい。

IMGP1549

100Ωの抵抗2本並列の50Ωダミーロードにパワーを食わせます。


IMGP1548

検波ダイオードは壊れやすいので、ソケット交換式を採用しました。

トランジスタのB-E・B-C間や、LEDでも検波できるので取り替えて遊べます。

IMGP1550

ケースに取り付け。


IMGP1551


IMGP1553

ラジケータに配線します。


IMGP1552

検出用のコードを作りました。


IMGP1555

白色のコードは耐熱線を使いましたので、ある程度の曲げに強いです。

赤いクリップはアンテナに、黒いクリップはアースに繋げるか手で握っても良いです。

IMGP1556

較正です。

DC10Vの直流電圧を入力して、

IMGP1558

針がマックスに振れるように50KΩのトリマ抵抗を調整します。

フルスケール1Wです。

CB無線機の場合、中央付近を指示すれば良好ですね。

IMGP1559

クルスタルイヤホンを繋げば変調モニターになります。

AM、SSBはよく聞こえます。

FMも音さえ小さいですが聞こえます。

IMGP1560

BNCコネクタにハンディー機のアンテナやワイヤーを付ければ電界強度計として、ファイナルが飛んだ無線機のプリドライブから微弱な電波が出ているかなど、オシロスコープでなければ見ることができない高周波というものを、このような方法で視覚的に見ることができるようになるのです。
アンテナに添わせてスライドさせればアンテナの腹とヘソがどこかがわかりますし、使い方はいろいろです。

IMGP1561

配線図


771682d6


ーーー 検証 ーーーーーーー


今回、CB無線機など27Mhz専用QRPパワーメーターを作成するにあたり、特性等を検証した結果があるので記事にしてみます。

ブレッドボードにて回路を仮組みします。

IMGP1566

このQRPパワーメーターは、50Ωのダミーロード両端にかかる電圧を検波してメーターを振らせる仕組みです。

ダミーロードに使う抵抗の違いはどのように影響するでしょうか。

左から→ 金属皮膜抵抗(51Ω)、酸化金属皮膜抵抗(51Ω)、セメント巻線抵抗(50Ω)

IMGP1567

較正

直流電圧10Vのとき、

IMGP1571

10Vにて較正したときの画像、フルスケール1Wです。

金属皮膜抵抗。

抵抗とメーターの両方を撮影しようとすると画像がピンぼけになってしまうのでゴメンナサイ。

IMGP1574

酸化金属皮膜抵抗。


IMGP1573

セメント巻線抵抗。


IMGP1572

YAESU FT-817ND

28Mhz AM 0.5W (送信は28Mhzで実施です)

IMGP1568

2.5Wレンジにて0.5Wであることを確認。


IMGP1585

金属皮膜抵抗。

中央付近を指示しました、いい感じです。

IMGP1575

酸化金属皮膜抵抗。

いい感じです。

IMGP1576

セメント巻線抵抗。

だいぶ誤差が出ますね。

交流における巻線抵抗はインダクタンスを持ち、周波数特性が悪化します。

周波数が上昇するに従い、その影響は顕著となります。

IMGP1577

何も付けない状態。

メーターは振り切りました。

IMGP1578

同じことを7Mhzでやってみましょう。


IMGP1579

金属皮膜抵抗。

7Mhzでの特性は少し上気味ですね。

IMGP1581

酸化金属皮膜抵抗。

金属皮膜と同じかな?

IMGP1582

セメント巻線抵抗。

あまり変わりませんね。

IMGP1583

何も付けいない状態。

こちらもメーターは振り切りました。

IMGP1578

次に、

検波部品の違いではどうでしょう。

トランジスタ 2SC1815 B-E間

IMGP1586

10Vでの較正。

組み合わせは酸化金属皮膜抵抗。

IMGP1588

28Mhz AM 0.5W

検波は問題ないです。

IMGP1587

高輝度白色LED。


IMGP1590

10Vでの較正。

LEDは光りますね。

IMGP1594

IMGP1595

28Mhz AM 0.5W

メーターはほとんど振れませんでした。

LEDはボーッと光っています。

IMGP1596

結論。

CB無線機など27Mhz専用として、ダミーロードの耐熱性も考慮するとバランスが良いのは。

ゲルマニウムダイオード 1N60 と、

IMGP1597

酸化金属皮膜抵抗を組み合わせた、


IMGP1598

この組み合わせのとき、周波数27MHzあたりのメーター指示値が最良であると認めました。


IMGP1599

100Ωを2本並列にしたらどうなるでしょうか、このたびの制作では抵抗2本並列にて50Ωとしています。

実験中の51Ω1本によるわずか1Ωとの差はあるだろうか。

IMGP1600

全く変化はありませんでした。

1Ωの差は誤差程度もありません。

IMGP1601

100Ω2本並列にて、0.5W 1分間送信したときの抵抗の温度変化。

開始前の温度。

IMGP1602

1分間送信後の温度。

約4度の上昇です。

1分間とは相当長くに感じられましたが、耐熱性もまったく問題ないでしょう。

IMGP1603


feed SONY ICB-87R パワーが出ない (2021/4/15 13:44:43)
SONY ICB-87R パワーが出ないとのことでお預かりしました。


IMGP1509

シンプルな構造です。

蓋の側は配線類が付いてくること無く、完全に分離することができます。

IMGP1510

横側に貼られた技適マークにより、本機は前期型であることがわかります。

87Rは前期型が当たりですね。

IMGP1514

抜群のメンテナンス性です。

メンテナンスを前提に設計されているとしか思えません。

IMGP1511

アッと言う間にこの状態です。


IMGP1512

ファイナルトランジスタの 2SC2314 

廃品種となっていますが、探せばなんとかなりそうです。

IMGP1513

トランジスタの確認中にときおりパワーが出たりします。

ローディングコイルにハンダ不良を発見、再ハンダしました。

IMGP1522

パワー復活。

1Wのパワーメーターで半分以上。

IMGP1515

ネジにてアンテナとの接触部分にくすみあり。

穴の部分です。

IMGP1522

少しでも接触抵抗を上げるため、再ハンダメッキしました。


IMGP1524

受信感度。

ー110.9dBm

このままでも優秀な感度です。

IMGP1518

受信感度調整。

コイルを順次調整してゆきます。

IMGP1520

1Khzトーン信号を復調した波形。

ノイズ成分も無くキレイな音質です。

受信性能は間違いなく優秀ですね。 87Rスゴイです。

IMGP1519

受信感度調整後。

ー120.0dBm 

復調には余裕を見ていますので、これ以上聞こえるレベルです。

たいへん優秀な感度ですが、宇宙・空電ノイズも比例して聞こえてしまうでしょうね(笑)

IMGP1521

要望のあった、Sメーターの照明を追加しました。


IMGP1525

点灯確認。

少し照度を落として、13mAです。

IMGP1526

それでも十分明るく、夜間の運用ではログ帳を照らして書けると思います。


IMGP1527

周波数。

8CH 27.144Mhz

IMGP1517

スプリアス、おおむね良好です。

ー70dbm 

IMGP1516

メンテナンス性が良く、飛び・受けともに優秀です。

一台所有するならICB-87R前期型がおすすめですね。

IMGP1528

feed クラニシ BR-510 指示不良 (2021/4/12 11:38:38)
クラニシ BR-510 指示不良でお預かりしました。


IMGP1430

インピーダンス、SWRともに正常に指示しません。


IMGP1431

発振周波数の点検。

3.5Mhz

IMGP1432

周波数カウンターで確認。

異常はありませんでした。

IMGP1435

500Mhz 発振の確認。


IMGP1436

こちらも異常ありませんでした。


IMGP1437

分解、基板のハンダ不良などを点検。

異常のある場所はありませんでした。

IMGP1450

V・HFコネクター取り外し。


IMGP1439


IMGP1440


IMGP1443

ダイオードを点検。


IMGP1447

ショットキバリアダイオードです。


IMGP1445

4本中2本がNGでした。


IMGP1446

ショットキバリアダイオードのリード部品の入手は困難になってきました。

シリコンダイオードでの代用は出来ず、整流用ではなく検波用のものでなくてはダメです。

代替品で使えるものを探してみたところ、JRC製の1N270が手持ちであったので採用しました。
ゲルマニウムダイオードです。
1N60でも良いです。

IMGP1448

交換しました。


IMGP1449

UHFの指示も不良のため、こちらもダイオードを1N270に交換しました。

チップ抵抗の値は破損も無く異常ありませんでした。

IMGP1451

アンプ JRC製 4558D 交換しました。


IMGP1460


IMGP1461

較正。

コネクタに何も接続しない状態で、インピーダンス、SWRとも指示が振り切れるのを確認。

IMGP1458

Dレンジに合わせて発振周波数を最低にセットし、


IMGP1457

V・HFは左側のトリマ

UHFは右側のトリマにて、

IMGP1438

インピーダンスの調整。

較正用の50Ωダミーロードにて、1.8~170Mhzについては右側のMコネクタにて、300~500Mhzについては左側のNコネクタにて50Ωを指示するように調整します。

IMGP1454

SWRの調整。

50Ωのダミーロードのとき、1.8~170Mhz及び300~500Mhzの両方とも右側のMコネクタにてSWRが1.0を指示すればOKです。

300~500Mhzについて左側のNコネクタにしてSWRを調整しようとしてもメータが振り切れます。それで正常です。

IMGP1455

試しに。

100Ωのダミーロードのとき、SWRが概ね2.0を指示すれば良好です。

100Ωのダミーロードは販売されていないので自作するほかありません。

1KΩの酸化金属被膜抵抗を10本並列にします。
抵抗のW数は大きいものに越したことはなく、使っているのは1本3Wのものですが、調整するだけの数秒なら50Wでも行けます。
セメント抵抗にはW数が大きい10Wのものもありますが、巻き線抵抗が使われているため、交流ではインダクタンスを持ち周波数特性がよくありません、使えても7Mhzくらいが限度です。

抵抗の一端は同軸ケーブルの心線に、もう一端は外側の編線に接続です。

大きいパワーで送信するわけではないので、100Ωの抵抗1本でも良いですね。

1本自作しておけばSWR計の較正などにも使えるでしょう。

50Ωのダミーロードの作り方も同じです。
100Ωを2本並列で50Ωです。
前述のとおり、SWRは1.0を指示します。

IMGP1096


IMGP1456

作今のアンテナアナライザとしては、Nano VNAによるベクトルネットワークアナライザが安価で購入できますが、ベクトルなんて考え方はもう古いです。

最近はクラニシのアナライザーのように、スカラー量によるほうが直感的で良いのですってね。

IMGP1459

feed エコーチェンバー WX-209 (2021/4/10 11:24:53)
エコーチェンバー WX-209

信和通信機株式会社 SC-905 G7用のエコーチェンバーをお預かりしました。

SINWAパーソナル無線機用ですね。

IMGP1466

マイクコンプレッサーとエコーチェンバーの機能があります。


IMGP1468

アマチュア無線用に使いたいとのことで、SINWA用のマイクピンの配列からアドニス用に変更の依頼です。

IMGP1467

アウト側はオス型コネクタに変更の依頼です。

リグへの接続はストレートケーブルを使って下さい。

IMGP1469

ノーマル波形。


IMGP1471

コンプレッサー波形。

クリップすること無く、品質の良い波形です。

IMGP1472

エコーチェンバー波形。


IMGP1473

ロボットのような、バルタン星人のような変調です。


IMGP1474

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