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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
TH-77 送信できない
(2021/4/3 21:46:52)
TH-77 送信できないとのことでお預かりしました。
から割りをしてゆきます。
TH-77の持病とでもいうべき、電解コンデンサーの液漏れがあります。
送信できなくなる原因は、ほぼこのコンデンサーがNGとなって起こります。
TH-77はフィルム基板のため熱に弱く、長くハンダこてを当てられません。
よって、コンデンサーの取り外しは破壊して取り除きます。
コンデンサーを取り外したあとのフィルム基板はパターンが腐食して無くなっているため、スズメッキ線にて補修します。
新しいコンデンサーを抱き合わせにして、あらかじめ基板のパターンに合うようにメッキ線をハンダ付けします。
こうすれば、失われたパターンに対してもコンデンサーを実装できます。
浮いている状態なのですが配線はOKです。
送信できる状態になりました。
周波数調整。
出力 5W
FMデビエーション調整。
規定の4.3Khz
スプリアス良好。
145Mhz
同、433Mhz
受信感度。
ー124.9dBm (SINAD)
433Mhz
ー122.3dBm (SINAD)
この無線機で開局したという方も多いのではないでしょうか。
操作も直感的でわかりやすい無線機です。
から割りをしてゆきます。
TH-77の持病とでもいうべき、電解コンデンサーの液漏れがあります。
送信できなくなる原因は、ほぼこのコンデンサーがNGとなって起こります。
TH-77はフィルム基板のため熱に弱く、長くハンダこてを当てられません。
よって、コンデンサーの取り外しは破壊して取り除きます。
コンデンサーを取り外したあとのフィルム基板はパターンが腐食して無くなっているため、スズメッキ線にて補修します。
新しいコンデンサーを抱き合わせにして、あらかじめ基板のパターンに合うようにメッキ線をハンダ付けします。
こうすれば、失われたパターンに対してもコンデンサーを実装できます。
浮いている状態なのですが配線はOKです。
送信できる状態になりました。
周波数調整。
出力 5W
FMデビエーション調整。
規定の4.3Khz
スプリアス良好。
145Mhz
同、433Mhz
受信感度。
ー124.9dBm (SINAD)
433Mhz
ー122.3dBm (SINAD)
この無線機で開局したという方も多いのではないでしょうか。
操作も直感的でわかりやすい無線機です。
TR-50 液晶不良
(2021/3/29 23:01:19)
TR-50 液晶不良のためお預かりしました。
まだ液晶の強度が弱かった時代のものですね。
現在はだいぶ強くなりました、時計のG-Shockに使われている液晶などは本当に強いです。
Sメーターが見えません。
液晶パネル取り外し。
オーナー様がジャンク品を送ってくれたので、そこからパーツを取ります。
カーボンタイプのフレキシブルケーブルが使われていました。
このタイプは折り曲げ耐性は無いに等しいです。
案の定、ひっくり返しただけで断線しました。
フレキシブルケーブルは交換するしかないですね。
液晶パネル外しました。
カーボンタイプのフレキシブルケーブルを交換します。
サンハヤト 1mmピッチフレキシブルケーブルです。
必要な幅と長さに切って、ハンダ付けしました。
難しい!!!
基板方面にもハンダ付けです。
折り曲げるとハンダ面のところで折れてしまうので慎重に。
バックライトをLED化しました。
液晶点灯です。
導電ゴムが劣化しているので、コントラストが悪いですが見えないことはないです。
バックアップ電池の電圧。
3.0V
組立て。
周波数。
スプリアス良好。
変調のかかりもOKです。
受信感度。
ー118.9dBm (SINAD)
エメラルドブルー色になった照明は連続点灯で良いでしょう。
まだ液晶の強度が弱かった時代のものですね。
現在はだいぶ強くなりました、時計のG-Shockに使われている液晶などは本当に強いです。
Sメーターが見えません。
液晶パネル取り外し。
オーナー様がジャンク品を送ってくれたので、そこからパーツを取ります。
カーボンタイプのフレキシブルケーブルが使われていました。
このタイプは折り曲げ耐性は無いに等しいです。
案の定、ひっくり返しただけで断線しました。
フレキシブルケーブルは交換するしかないですね。
液晶パネル外しました。
カーボンタイプのフレキシブルケーブルを交換します。
サンハヤト 1mmピッチフレキシブルケーブルです。
必要な幅と長さに切って、ハンダ付けしました。
難しい!!!
基板方面にもハンダ付けです。
折り曲げるとハンダ面のところで折れてしまうので慎重に。
バックライトをLED化しました。
液晶点灯です。
導電ゴムが劣化しているので、コントラストが悪いですが見えないことはないです。
バックアップ電池の電圧。
3.0V
組立て。
周波数。
スプリアス良好。
変調のかかりもOKです。
受信感度。
ー118.9dBm (SINAD)
エメラルドブルー色になった照明は連続点灯で良いでしょう。
TM-702 表示しない
(2021/3/29 1:34:07)
TM-702 表示しないとのことでお預かりしました。
電源を入れ直すと表示したり。
時間が経つと。
なんかメチャクチャですね。
液晶基板を取外し。
オーナー様がバックアップ電池をソケット式に交換したとのこと。
シールのベタベタが原因で基板上に迷走電流が発生し、誤作動をすることがあります。
洗浄しました。
バックアップ電池の配線をやり直しました。
ダイヤルエンコーダーにハンダクラックがありました。
グラグラしています。
再ハンダしました。
液晶パネルの接触コネクタがハンダ不良です。
表示が出なかったり、メチャクチャになるのはこれが原因です。
再ハンダしました。
バックライトの照明をLED化しました。
周波数調整。
FMデビエーション調整。
規定の4.6Khz
出力20W
スプリアス良好。
145Mhz
同、433Mhz
受信感度。
ー118.7dBm (SINAD)
ー124.7dBm (SINAD)
修理完了しました。
ピンク色がキレイですね。
電源を入れ直すと表示したり。
時間が経つと。
なんかメチャクチャですね。
液晶基板を取外し。
オーナー様がバックアップ電池をソケット式に交換したとのこと。
シールのベタベタが原因で基板上に迷走電流が発生し、誤作動をすることがあります。
洗浄しました。
バックアップ電池の配線をやり直しました。
ダイヤルエンコーダーにハンダクラックがありました。
グラグラしています。
再ハンダしました。
液晶パネルの接触コネクタがハンダ不良です。
表示が出なかったり、メチャクチャになるのはこれが原因です。
再ハンダしました。
バックライトの照明をLED化しました。
周波数調整。
FMデビエーション調整。
規定の4.6Khz
出力20W
スプリアス良好。
145Mhz
同、433Mhz
受信感度。
ー118.7dBm (SINAD)
ー124.7dBm (SINAD)
修理完了しました。
ピンク色がキレイですね。
KENPRO KP-121 動作しない
(2021/3/26 12:11:34)
ケンプロ工業株式会社 KP-121 動作しないとのことでお預かりしました。
ブロック図はケースに書かれています。
音声信号を10.7MhzのSSBに変換、上下に飛び出したピーク波形をクリップし、クリップによる高調波をIFフィルターで除去し、取り出した信号を再検波して歪が無い音声信号を得ています。
断線、基板のハンダ不良などを点検。
10.7Mhzの発振を点検中。
主要な部品を取り外して調べた形跡があります、ご苦労されたようですね。
10.7Mhzの発振はOKです。
モトローラ製 MC1496G
同じものが2個、平衡変調器と検波器で使われています。
このICが不良ですが、残念ながら入手は絶望的です。
機能を実現するにはこのICしかなく、単電源で動作しているわけではないようです。
パーツセンターにも代替品などの取り扱いはありませんでした。
RFスピーチプロセッサーとは。
人間の音声のピーク値と平均値の差は15〜20dBあると言われています。
このレベル差を均一化してトークパワーを上げ、送信機の定格出力を最大限に利用することで、伝達効率を上げることができるようになります。
MC1496G
オーナー様から送っていただきました。
2箇所を交換しました。
電解コンデンサーの液漏れしたものが流れたあとです。
ICが接触不良を起こしていました。
TA7061BP
PIN足が電解液で真っ黒に腐食しています。
研磨してハンダメッキしました。
接触不良も解消しました。
音声信号をオシロで見るとわずかにノイズがあります。
抵抗2個を取外し点検しましたが、異常ありませんでした。
こちらも異常なしです。
検波以降、信号経路の結合コンデンサーを交換しました。
ドライアップ状態です。
オーディオゼネレータから入力した信号の波形もクリップなく良好です。
修理完了しました。
レベルメーターがビュンビュン振れます。
ブロック図はケースに書かれています。
音声信号を10.7MhzのSSBに変換、上下に飛び出したピーク波形をクリップし、クリップによる高調波をIFフィルターで除去し、取り出した信号を再検波して歪が無い音声信号を得ています。
断線、基板のハンダ不良などを点検。
10.7Mhzの発振を点検中。
主要な部品を取り外して調べた形跡があります、ご苦労されたようですね。
10.7Mhzの発振はOKです。
モトローラ製 MC1496G
同じものが2個、平衡変調器と検波器で使われています。
このICが不良ですが、残念ながら入手は絶望的です。
機能を実現するにはこのICしかなく、単電源で動作しているわけではないようです。
パーツセンターにも代替品などの取り扱いはありませんでした。
RFスピーチプロセッサーとは。
人間の音声のピーク値と平均値の差は15〜20dBあると言われています。
このレベル差を均一化してトークパワーを上げ、送信機の定格出力を最大限に利用することで、伝達効率を上げることができるようになります。
MC1496G
オーナー様から送っていただきました。
2箇所を交換しました。
電解コンデンサーの液漏れしたものが流れたあとです。
ICが接触不良を起こしていました。
TA7061BP
PIN足が電解液で真っ黒に腐食しています。
研磨してハンダメッキしました。
接触不良も解消しました。
音声信号をオシロで見るとわずかにノイズがあります。
抵抗2個を取外し点検しましたが、異常ありませんでした。
こちらも異常なしです。
検波以降、信号経路の結合コンデンサーを交換しました。
ドライアップ状態です。
オーディオゼネレータから入力した信号の波形もクリップなく良好です。
修理完了しました。
レベルメーターがビュンビュン振れます。
TM-455 電源が入らない
(2021/3/20 0:42:31)
TM-455 電源が入らないとのことでお預かりしました。
コントロール取り外し。
電源ボタンの接触不良かも知れません。
セパレートケーブル取り付け部の点検。
PINの曲がりやハンダ不良もなく異常なしです。
無線機本体のセパレートケーブル取り付けコネクタ点検。
端子に電圧がありません。
どうやら本体に原因があるようです。
電源ケーブルからたどって各部の電圧の有無を調べてゆきます。
このチップヒューズが飛んでいることが多いです、チョットした電源のスパークでダメになってしまいます。
ヒューズの導通があり異常なしです。
電源レギュレーターICの不良かな?
CPU基板を点検。
おやおや、、フレキシブルケーブルが外れています。
これでは電源が来ませんね。
ケーブルを接続しました。
電源が入るようになりました。
メモリーバックアップ電池の電圧が0Vです。
コイン電池ホルダー。
ソケット式に交換しました。
パネル基板点検。
ダイヤルエンコーダーにハンダクラックを発見しました。
グラグラしています。
両側とも再ハンダしました。
パネル照明をLED化しました。
点灯確認。
真っ白です。
周波数測定。
異常なしです。
出力 50W
FMデビエーション調整。
規定の4.4Khz
スプリアス良好。
Sメーター調整。
ー93dBmのとき、
Sメーター、フルスケールOKです。
受信感度。
ー124.8dBm
遠くのレピーターも良く聞こえることでしょう。
TM-455はTR-851の後継となる無線機かと思います。
KENWOODのオールモードのモノバンド機はこの無線機以後は作られていません。
いい無線機ですので、永く使ってください。
コントロール取り外し。
電源ボタンの接触不良かも知れません。
セパレートケーブル取り付け部の点検。
PINの曲がりやハンダ不良もなく異常なしです。
無線機本体のセパレートケーブル取り付けコネクタ点検。
端子に電圧がありません。
どうやら本体に原因があるようです。
電源ケーブルからたどって各部の電圧の有無を調べてゆきます。
このチップヒューズが飛んでいることが多いです、チョットした電源のスパークでダメになってしまいます。
ヒューズの導通があり異常なしです。
電源レギュレーターICの不良かな?
CPU基板を点検。
おやおや、、フレキシブルケーブルが外れています。
これでは電源が来ませんね。
ケーブルを接続しました。
電源が入るようになりました。
メモリーバックアップ電池の電圧が0Vです。
コイン電池ホルダー。
ソケット式に交換しました。
パネル基板点検。
ダイヤルエンコーダーにハンダクラックを発見しました。
グラグラしています。
両側とも再ハンダしました。
パネル照明をLED化しました。
点灯確認。
真っ白です。
周波数測定。
異常なしです。
出力 50W
FMデビエーション調整。
規定の4.4Khz
スプリアス良好。
Sメーター調整。
ー93dBmのとき、
Sメーター、フルスケールOKです。
受信感度。
ー124.8dBm
遠くのレピーターも良く聞こえることでしょう。
TM-455はTR-851の後継となる無線機かと思います。
KENWOODのオールモードのモノバンド機はこの無線機以後は作られていません。
いい無線機ですので、永く使ってください。
CR577 セラミックマイク動作不良
(2021/3/19 2:30:50)
CR577 セラミックマイク動作不良のたお預かりしました。
ボリューム・トーンコントロール付きです。
貴重なセラミックエレメントです。
だいぶ手直しの跡があり、ご苦労されたようです。
結線が細く、ハンダのところで千切れそうです。
コネクターはオーナー様が用意です。
YAESU用の配線が希望です。
YAESU用、OKです。
全く動作しないとのことです。
千切れそうなコントロール部の結線をやり直しました。
006P 9Vの電池を使う仕様です。
YAESUのマイクには+5Vの電圧が出るPINがあるため、そこから電源を取るようにします。
電池レスに改造。
電源が無い場合には9Vの電池でも使えるようにダイオードを追加しました。
無線機から電源を供給したところポコポコ音が出ます。
「モーターボーティングノイズ」というもので、発振している状態です。
電源のデカップリングコンデンサー追加により対策しました。
諸々の回路を変更。
回路図は無いのでパターンを追いかけます。
抵抗からビニール線で変更の引き出しをしているところ。
これでOK、動作するようになりました。
ボリューム・トーンコントロールもOKです。
セラミックエレメントはSSB・AMでの相性は抜群ですね。
カラッと乾いた硬い音ですが、パイルアップの中からは、いちだんと粒立って聞こえてきます。
ボリューム・トーンコントロール付きです。
貴重なセラミックエレメントです。
だいぶ手直しの跡があり、ご苦労されたようです。
結線が細く、ハンダのところで千切れそうです。
コネクターはオーナー様が用意です。
YAESU用の配線が希望です。
YAESU用、OKです。
全く動作しないとのことです。
千切れそうなコントロール部の結線をやり直しました。
006P 9Vの電池を使う仕様です。
YAESUのマイクには+5Vの電圧が出るPINがあるため、そこから電源を取るようにします。
電池レスに改造。
電源が無い場合には9Vの電池でも使えるようにダイオードを追加しました。
無線機から電源を供給したところポコポコ音が出ます。
「モーターボーティングノイズ」というもので、発振している状態です。
電源のデカップリングコンデンサー追加により対策しました。
諸々の回路を変更。
回路図は無いのでパターンを追いかけます。
抵抗からビニール線で変更の引き出しをしているところ。
これでOK、動作するようになりました。
ボリューム・トーンコントロールもOKです。
セラミックエレメントはSSB・AMでの相性は抜群ですね。
カラッと乾いた硬い音ですが、パイルアップの中からは、いちだんと粒立って聞こえてきます。
IC-970 電源が入らない
(2021/3/1 17:45:53)
IC-970 電源が入らないとのことでお預かりしました。
電源スイッチにを入れても、かなりの確率で失敗します。
うまくゆけばこのとおり。
電源ボタンの点検です。
電源ボタンの導通の状態はOKです。
電源ユニットに原因があるようです。
電源ユニットの分解へと進みます。
引き込み線の取り外し。
爪を押し込みながら抜くのですが、硬くて取り外しには苦労しました。
外れました。
電源ユニット取り外し。
この方法は勘弁です。
爪を押し込みながら、ようやく外れました。
内部の状況です。
ハンダ不良を点検。
リレーが動作していないようです。
電解コンデンサー C9 交換しました。
電解コンデンサー C34 交換しました。
C9・C34交換した状況です。
リレーが動作するようになりました。
ドライアップ状態です。
内部は埃でイッパイでした。
エアーダスターで清掃です。
1本吹き切りました。
だいたい良好にはなったと思います。
清掃中に内部からクリップが出てきました。
未使用の端子類です。
金属のシャーシに触れてショートしそうですね。
それぞれにカバーを着けて、
まとめました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯確認。
周波数測定。
出力
145Mhz 10W
433Mhz 14W強
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
Sメーター感度。
145Mhz ー95.0dBm のとき、
S9 を指示
433Mhz ー95.0dBm のとき、
S9 を指示
受信感度。
145Mhz ー125.0dbm (SINAD)
433Mhz ー123.0dBm (SINAD)
SINAD感度。
歪率計 ー12dB を指示した状況。
GO判定。
基本性能はOKです。
使ってみて下さい。
電源スイッチにを入れても、かなりの確率で失敗します。
うまくゆけばこのとおり。
電源ボタンの点検です。
電源ボタンの導通の状態はOKです。
電源ユニットに原因があるようです。
電源ユニットの分解へと進みます。
引き込み線の取り外し。
爪を押し込みながら抜くのですが、硬くて取り外しには苦労しました。
外れました。
電源ユニット取り外し。
この方法は勘弁です。
爪を押し込みながら、ようやく外れました。
内部の状況です。
ハンダ不良を点検。
リレーが動作していないようです。
電解コンデンサー C9 交換しました。
電解コンデンサー C34 交換しました。
C9・C34交換した状況です。
リレーが動作するようになりました。
ドライアップ状態です。
内部は埃でイッパイでした。
エアーダスターで清掃です。
1本吹き切りました。
だいたい良好にはなったと思います。
清掃中に内部からクリップが出てきました。
未使用の端子類です。
金属のシャーシに触れてショートしそうですね。
それぞれにカバーを着けて、
まとめました。
Sメーターの照明をLED化しました。
点灯確認。
周波数測定。
出力
145Mhz 10W
433Mhz 14W強
スプリアス良好。
145Mhz
433Mhz
Sメーター感度。
145Mhz ー95.0dBm のとき、
S9 を指示
433Mhz ー95.0dBm のとき、
S9 を指示
受信感度。
145Mhz ー125.0dbm (SINAD)
433Mhz ー123.0dBm (SINAD)
SINAD感度。
歪率計 ー12dB を指示した状況。
GO判定。
基本性能はOKです。
使ってみて下さい。
Hansen FS-300H calダイヤル不具合
(2021/3/1 13:23:59)
Hansen FS-300H calダイヤル不具合のためお預かりしました。
カバーの取り外し。
分解。
SWRの calダイヤルが不具合にて、調整がフラフラして定まりません。
ボリュームのカーボン抵抗帯が寿命です。
50KΩ Bカーブのボリュームが不良です。
シャフトが長いタイプですが、このタイプはなかなか売っていません。
接点復活剤をかけたようで油でベタベタしています。
油が垂れた跡ができるくらいです。
拭き取りました。
シャフトが短いタイプしか無く、これを加工するしかありません。
Linkman製、50KΩ、Bカーブです。
ドリルにてガイド穴を開けます。
ガイド穴を徐々に大きくしてゆきます。
真直ぐに開けるにはなかなか難しいのです。
スペーサーネジです。
シャフトの継ぎ足しです。
長さOKです。
取り付けました。
較正のやり方は次のとおりです。
調整は各トリマーにて行います。
FT-757にて実施しました。
7MHz
出力100Wの指示を確認です。
SWR値の較正です。
100Ωのダミーロードはありませんので自作品です。
1kΩの酸金抵抗を10本並列にしたものです。
トランスオイルを冷却液にすれば、連続100Wでも大丈夫です。
トランスオイルなどの電気絶縁油は、シリコンオイルなら使えると思います。
50Ωのダミーロードを油冷却にすれば100WでもOKです。
小型のダミーロードはそのままだと100Wは厳しいです。
調整には10秒くらい必要なときがありますので煙が出てしまいます。
50Ωにて SWR 1.0 を指示したら、
100Ωにて SWR 2.0 を指示するように較正します。
出力は100Wにて実施です。
calボリュームの動作も良好です。
較正終わりました、使ってみてください。
カバーの取り外し。
分解。
SWRの calダイヤルが不具合にて、調整がフラフラして定まりません。
ボリュームのカーボン抵抗帯が寿命です。
50KΩ Bカーブのボリュームが不良です。
シャフトが長いタイプですが、このタイプはなかなか売っていません。
接点復活剤をかけたようで油でベタベタしています。
油が垂れた跡ができるくらいです。
拭き取りました。
シャフトが短いタイプしか無く、これを加工するしかありません。
Linkman製、50KΩ、Bカーブです。
ドリルにてガイド穴を開けます。
ガイド穴を徐々に大きくしてゆきます。
真直ぐに開けるにはなかなか難しいのです。
スペーサーネジです。
シャフトの継ぎ足しです。
長さOKです。
取り付けました。
較正のやり方は次のとおりです。
調整は各トリマーにて行います。
FT-757にて実施しました。
7MHz
出力100Wの指示を確認です。
SWR値の較正です。
100Ωのダミーロードはありませんので自作品です。
1kΩの酸金抵抗を10本並列にしたものです。
トランスオイルを冷却液にすれば、連続100Wでも大丈夫です。
トランスオイルなどの電気絶縁油は、シリコンオイルなら使えると思います。
50Ωのダミーロードを油冷却にすれば100WでもOKです。
小型のダミーロードはそのままだと100Wは厳しいです。
調整には10秒くらい必要なときがありますので煙が出てしまいます。
50Ωにて SWR 1.0 を指示したら、
100Ωにて SWR 2.0 を指示するように較正します。
出力は100Wにて実施です。
calボリュームの動作も良好です。
較正終わりました、使ってみてください。
セイコーAGS・キネティック充電器
(2021/2/28 1:44:45)
セイコーの腕時計、AGS・キネティックには自動巻きのような発電システムが搭載されています。
ローターの回転により発電し、リチウム充電池に充電するしくみです。
時計を腕につけて生活していれば良いのですが、自宅にいる時には時計を着けないという方は充電不足になってしまいます。
機械式の自動巻き時計についてもそうですが、そいいう使い方だとゼンマイの巻き上げ不足で止まってしまいます。
週末には外して置いておき、月曜日にはめようと思ったら止まっていたなんてこともあります。
そんな腕力発電所なAGS・キネティックを外側から充電する方法があります。
ブラウンのオーラルBという電動歯ブラシ用の充電器です。
これがAGSの充電に使えるらしいとのことで購入してみました。
単三電池との大きさの比較です。
裏側の状況です。
これはどういうものか、リンクコイルを作って調べてみましした。
リンクコイルを横にして、
一周して調べます。
リンクコイルを縦にして、
発振周波数は37Khzと判明しました。
縦横どの方向を計測しても誘導電流の強度はほとんど変わりませんでした。
発振波形は矩形波です。
150mVくらいです。
分解してみないと分かりませんが、NE555などのタイマーICを使った発振回路の波形に似ているようです。
リンクコイルで受けたスペアナのマーカーカウンンターでは1.5dBmです。
出力は約1.5mW以下です。
時計を充電するには、
時計を保持していたスポンジが充電器の受けにちょうど良かったため切断しました。
スポンジを取り付け文字盤側を下にして置くと、時計の発電機構にあるコイルの電磁誘導により充電されます。
回転錘(ローター)を外し、リチウム電池を外した状態です。
AGローター(永久磁石)のところにある誘導コイルに電流が流れて充電池を充電します。
矢印の場所、下にはAGローターとコイルがあります。
電池を取り外すにはプラスチック製や竹製のピンセットを使います。
外したリチウム電池です。
リチウム電池の電圧は1.35Vでした。
誘導電流にはどの位の起電力があるでしょうか。
リチウム電池を外し、ソケット両端の電圧を測ってみました。
誘導無しの状態です。
0V
誘導ありの状態です。
0.8V
ブラウンオーラルBの充電器は確かに使えるようです。
オーラルB充電器の37Khzに従い、37Khzを発振させてみました。
ロジックIC 74HC14AP による発振回路です。
VCC電圧は5Vです。
ブレッドボードにて仮組みした回路ではC・Rからの計算より発振誤差が大きいですが、だいたい37Khz付近で発振しました。
電圧だけは5Vあります。
ダイドー、デカビタCのキャップで送信コイルを作りました。
受信コイルには、腕時計に内蔵されている巻線コイルに見立てて30uHのインダクタを使ってみました。
どうでしょうか。
矩形波がコイルを通すだけでキレイなサイン波になりますね。
コイルを携帯電話に内蔵されているような効率の良いタイプにしてみました。
非接触タイプの充電器にある形状です。
両面テープに貼り付けながら巻き、ホットメルト(グルーガン)で固めました。
直径1mmの単線LANケーブルを巻いたものです。
37Khzと言えども表皮効果により高周波は銅線の外側を流れるようになると思います。
なるべく太いほうがFB。
インダクタンスは54uHとなりました。
時計の大きさに合わせて9回巻きです。
どうでしょうか。
波形は少しいびつですが、少し強力になりました。
場所によってはクルッと波形が上下に反転しますが、そこはコイルだなと思いますね。
上の画像と比較すると分かります。
誘導電圧を測ってみましょう。
腕時計の方向により、
弱い方向では、
0.01V
強い方向では、
0.06V
とても実用にならん!っていうところです(笑)。
針が動き出したらあっという間に消費されて、供給が間に合わないでしょう。
増幅アンプが必要ですね、十分な充電ができる可能性があります。
セイコーキネティック オートリレー 5J22-0A50
セイコー純正、キネティック充電器。
時計店向けに出回ったものですが、現在入手困難でプレミア価格がついています。
発振周波数は1Khz、9Wだそうです。
この手の充電器が無いのに困っている方は多いのが事実でしょう。
100均にスマホ充電器が売っていました。
レモンで買ったものです。
仕事率10Wです。
500円の商品。
リンクコイルで調べてみました。
約1秒間隔の間欠動作をしていました。
デジタルオシロの波形ストップ機能で表示しています。
インダクターで受信してみました。
中央の場所が一番強力です。
受信効率は良くなり 6Vのサイン波となりました。
発振周波数は170Khz
キネティックの充電には使えるでしょうか。
LEDライトの状態で動作確認します。
どこに置いても、場所や角度を変えても、縦にしても、
赤色LEDが点滅する状態です。
インジケーターの意味は?
異物検出エラー! 残念。 使えませんでした。
スマホ ihone 10 には充電することができました。
ローターの回転により発電し、リチウム充電池に充電するしくみです。
時計を腕につけて生活していれば良いのですが、自宅にいる時には時計を着けないという方は充電不足になってしまいます。
機械式の自動巻き時計についてもそうですが、そいいう使い方だとゼンマイの巻き上げ不足で止まってしまいます。
週末には外して置いておき、月曜日にはめようと思ったら止まっていたなんてこともあります。
そんな腕力発電所なAGS・キネティックを外側から充電する方法があります。
ブラウンのオーラルBという電動歯ブラシ用の充電器です。
これがAGSの充電に使えるらしいとのことで購入してみました。
単三電池との大きさの比較です。
裏側の状況です。
これはどういうものか、リンクコイルを作って調べてみましした。
リンクコイルを横にして、
一周して調べます。
リンクコイルを縦にして、
発振周波数は37Khzと判明しました。
縦横どの方向を計測しても誘導電流の強度はほとんど変わりませんでした。
発振波形は矩形波です。
150mVくらいです。
分解してみないと分かりませんが、NE555などのタイマーICを使った発振回路の波形に似ているようです。
リンクコイルで受けたスペアナのマーカーカウンンターでは1.5dBmです。
出力は約1.5mW以下です。
時計を充電するには、
時計を保持していたスポンジが充電器の受けにちょうど良かったため切断しました。
スポンジを取り付け文字盤側を下にして置くと、時計の発電機構にあるコイルの電磁誘導により充電されます。
回転錘(ローター)を外し、リチウム電池を外した状態です。
AGローター(永久磁石)のところにある誘導コイルに電流が流れて充電池を充電します。
矢印の場所、下にはAGローターとコイルがあります。
電池を取り外すにはプラスチック製や竹製のピンセットを使います。
外したリチウム電池です。
リチウム電池の電圧は1.35Vでした。
誘導電流にはどの位の起電力があるでしょうか。
リチウム電池を外し、ソケット両端の電圧を測ってみました。
誘導無しの状態です。
0V
誘導ありの状態です。
0.8V
ブラウンオーラルBの充電器は確かに使えるようです。
オーラルB充電器の37Khzに従い、37Khzを発振させてみました。
ロジックIC 74HC14AP による発振回路です。
VCC電圧は5Vです。
ブレッドボードにて仮組みした回路ではC・Rからの計算より発振誤差が大きいですが、だいたい37Khz付近で発振しました。
電圧だけは5Vあります。
ダイドー、デカビタCのキャップで送信コイルを作りました。
受信コイルには、腕時計に内蔵されている巻線コイルに見立てて30uHのインダクタを使ってみました。
どうでしょうか。
矩形波がコイルを通すだけでキレイなサイン波になりますね。
コイルを携帯電話に内蔵されているような効率の良いタイプにしてみました。
非接触タイプの充電器にある形状です。
両面テープに貼り付けながら巻き、ホットメルト(グルーガン)で固めました。
直径1mmの単線LANケーブルを巻いたものです。
37Khzと言えども表皮効果により高周波は銅線の外側を流れるようになると思います。
なるべく太いほうがFB。
インダクタンスは54uHとなりました。
時計の大きさに合わせて9回巻きです。
どうでしょうか。
波形は少しいびつですが、少し強力になりました。
場所によってはクルッと波形が上下に反転しますが、そこはコイルだなと思いますね。
上の画像と比較すると分かります。
誘導電圧を測ってみましょう。
腕時計の方向により、
弱い方向では、
0.01V
強い方向では、
0.06V
とても実用にならん!っていうところです(笑)。
針が動き出したらあっという間に消費されて、供給が間に合わないでしょう。
増幅アンプが必要ですね、十分な充電ができる可能性があります。
セイコーキネティック オートリレー 5J22-0A50
セイコー純正、キネティック充電器。
時計店向けに出回ったものですが、現在入手困難でプレミア価格がついています。
発振周波数は1Khz、9Wだそうです。
この手の充電器が無いのに困っている方は多いのが事実でしょう。
100均にスマホ充電器が売っていました。
レモンで買ったものです。
仕事率10Wです。
500円の商品。
リンクコイルで調べてみました。
約1秒間隔の間欠動作をしていました。
デジタルオシロの波形ストップ機能で表示しています。
インダクターで受信してみました。
中央の場所が一番強力です。
受信効率は良くなり 6Vのサイン波となりました。
発振周波数は170Khz
キネティックの充電には使えるでしょうか。
LEDライトの状態で動作確認します。
どこに置いても、場所や角度を変えても、縦にしても、
赤色LEDが点滅する状態です。
インジケーターの意味は?
異物検出エラー! 残念。 使えませんでした。
スマホ ihone 10 には充電することができました。
TS-811 点検
(2021/2/27 0:40:26)
TS-811 点検のためお預かりしました。
Sメーター照明をLED化しました。
点灯確認しました。
周波数の調整。
TCXOのため周波数は安定しています。
周波数調整しました。
出力は17Wくらい出ます。
FMデビエーション調整。
規定の4.6Khz
スピーチプロセッサーON
規定の4.1Khz
マイクゲイン調整。
規定の3.0Khz
スプリアス良好です。
Sメーター調整。
受信感度。
ー120.2dBm (SINAD)
基本性能は引き出してあります。
使ってみて下さい。
Sメーター照明をLED化しました。
点灯確認しました。
周波数の調整。
TCXOのため周波数は安定しています。
周波数調整しました。
出力は17Wくらい出ます。
FMデビエーション調整。
規定の4.6Khz
スピーチプロセッサーON
規定の4.1Khz
マイクゲイン調整。
規定の3.0Khz
スプリアス良好です。
Sメーター調整。
受信感度。
ー120.2dBm (SINAD)
基本性能は引き出してあります。
使ってみて下さい。
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